JPH074985Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH074985Y2
JPH074985Y2 JP1991016526U JP1652691U JPH074985Y2 JP H074985 Y2 JPH074985 Y2 JP H074985Y2 JP 1991016526 U JP1991016526 U JP 1991016526U JP 1652691 U JP1652691 U JP 1652691U JP H074985 Y2 JPH074985 Y2 JP H074985Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
dial knob
outer peripheral
peripheral surface
seat
cover member
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991016526U
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English (en)
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JPH04107127U (ja
Inventor
木 隆 己 鈴
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシートクッションまたは
シートバックにシート調節機構を動作させるためのダイ
ヤルノブを備えた車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】図6はこのような従来の車両用シートと
して高さ調節機構を備えた車両用シートの構成を示して
いる。図において、1は車両用シートであり、シートク
ッション2と、このシートクッション2の後部に配設さ
れたシートバック3とを備え、シートクッション2下部
にリフター装置4を有している。
【0003】このような車両用シート1においては、シ
ートクッション2の側面にリフター装置4を動作させる
ための2つのダイヤルノブ5が取り付けられており、一
方のダイヤルノブ5を回転操作することによりシートク
ッション2の前部側を昇降させ、他方のダイヤルノブ5
を回転操作することによりシートクッション2の後部側
を昇降させるようになっている。
【0004】これらのダイヤルノブ5は例えばプラスチ
ック材により全体を円形状に形成されており、その握り
具合を良くするために外周面には凹凸部6が形成されて
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用シート1では、シート調節機構である
リフター装置4を動作させるためのダイヤルノブ5がプ
ラスチック製であり、外周面に握り具合を良くするため
の凹凸部6を有しているため、外観上、冷たいごつごつ
した様相を呈して見栄えが悪く、シート1全体のデザイ
ンやシートクッション2およびシートバック3表面のト
リムカバーの美感を損ねるという問題があった。
【0006】本考案はこのような従来の問題を解決する
ものであり、ダイヤルノブを操作性を損ねることなく見
栄えを向上させてシート本体に対し美的に適合するよう
にした車両用シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、ダイヤルノブの外周面を平坦状に覆うとと
もにその外周面凹凸部に沿った握り変形を許容する外周
面被覆部を有する袋状のカバー部材をダイヤルノブに被
せ付けたものである。
【0008】
【作用】したがって、本考案によれば、ダイヤルノブ表
面全体がカバー部材で被覆されて、その外周面被覆部が
ダイヤルノブ外周面に沿って同じ高さに平坦化されるの
で、常態において、シート本体におけるダイヤルノブの
異質な外観を覆い隠すとともに外周面の凹凸部を同じ高
さの平坦状に見せることができ、また、ダイヤルノブを
握ることによりカバー部材の外周面被覆部をダイヤルノ
ブ外周面の凹凸部に沿って変形することができ、ダイヤ
ルノブの本来の握り具合を維持することができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例による車両用シート
の構成を示している。なお、本実施例においても、従来
と同様な高さ調節機構を備えた車両用シートとして例示
してある。図1において、11は車両用シートであり、
表面を布製のトリムカバー12aで被覆されたシートク
ッション12と、このシートクッション12の後部に配
設され、表面を同様のトリムカバー13aで被覆された
シートバック13とを備え、シートクッション12の側
面に、シートクッション12下部のリフター装置14を
動作させるための2つのダイヤルノブ15を有してい
る。
【0010】これらのダイヤルノブ15は、従来と同様
に、プラスチック材により外周面に凹凸部16を有する
円形に形成されたものであり、それぞれ表面にカバー部
材17が被せ付けられている。
【0011】各カバー部材17は、シートクッション1
2およびシートバック13表面のトリムカバー12a,
13aと同じ布地によりダイヤルノブ15の表面全体を
覆う袋状に形成され、図2および図3に示すように、ダ
イヤルノブ15の前面を覆う前面被覆部18と、ダイヤ
ルノブ15の外周面を平坦状に覆うとともにその凹凸部
16に沿った変形を許容する外周面被覆部19とを有
し、外周面被覆部19の内側面に全周に亘り、例えばス
ラブウレタンからなる帯状の弾性材20が接着材により
貼着されている。この弾性材20は、少なくともダイヤ
ルノブ15の外周面凹部にだけ存在するように設けても
よい。ダイヤルノブ15の表面に被せられたカバー部材
17は、外周面被覆部19の端末がダイヤルノブ15外
周面の内側に折り返されてそこに接着材により固定され
ている。
【0012】次に上記実施例の作用について図2および
図3を参照しながら説明する。図2および図3におい
て、ダイヤルノブ15の表面全体がカバー部材17によ
り被覆されて、その外周面被覆部19が内側の弾性材2
0の弾性により外周方向に拡張されてダイヤルノブ15
の外周面に沿って同じ高さに平坦化され、常態におい
て、ダイヤルノブ15の表面全体を覆い隠しながら、ダ
イヤルノブ15外周面の凹凸部16を同じ高さの平坦状
に見せることができる。
【0013】また、カバー部材17の上からダイヤルノ
ブ15を握ることにより、外周面被覆部19を内側の弾
性材20の圧縮変形によりダイヤルノブ15外周面の凹
凸部16に沿って変形することができ、ダイヤルノブ1
5の良好な握り具合を維持することができる。
【0014】このように、上記実施例によれば、シート
クッション12側面の各ダイヤルノブ15がシート11
本体のトリムカバー12a,13aと同じ布地を用いた
カバー部材17により被覆され、その外周面被覆部19
がダイヤルノブ15外周面の凹凸部16に沿う握りを許
容しながらダイヤルノブ15外周面に沿って同じ高さに
平坦化されるので、ダイヤルノブ15の操作性を損なわ
ずに、ダイヤルノブ15の材質からくる冷たいイメージ
および外周面のごつごつした感じをなくして、シート1
1本体に一体感を有して美的に適合させることができ
る。
【0015】図4および図5は本考案の別の実施例にお
けるカバー部材の構成を示している。これらの図におい
て、31はカバー部材であり、塩化ビニール材などの弾
性を有する材料により、ダイヤルノブ15の表面形状に
沿う袋状に形成され、その外周面被覆部32がダイヤル
ノブ15外周面の凸部16a頂部に沿って平坦状に被着
するようになっており、このカバー部材31の上からダ
イヤルノブ15を握ると、その押圧力をもって外周面被
覆部32がダイヤルノブ15外周面の凹凸部16に沿っ
て弾性変形するようになっている。このカバー部材31
についても、前記実施例と同様に、外周面被覆部32の
端末がダイヤルノブ15外周面の内側に折り返されてそ
こに接着材により固定される。
【0016】このようにしても前記実施例と同様にダイ
ヤルノブ15の操作性を損なうことなく見栄えを向上さ
せて、シート11本体に美的に適合させることができ、
また、シート11本体に塩化ビニール製のトリムカバー
を用いている場合であれば、シート11本体に一体感を
持たせることもできる。
【0017】
【考案の効果】本考案は上記実施例から明らかなよう
に、ダイヤルノブ外周面の凹凸部に沿った握りを許容し
ながらダイヤルノブ外周面に沿って同じ高さに平坦化す
るカバー部材をダイヤルノブの表面に被せ付けたので、
ダイヤルノブの操作性を損なわずに、ダイヤルノブの材
質からくる冷たいイメージおよび外周面のごつごつした
感じをなくして見栄えの向上を図ることができ、したが
って、ダイヤルノブをシート全体のデザインやシート本
体のトリムカバーの美感を損なわずに、美的に適合させ
た車両用シートを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における車両用シートを示す
斜視図
【図2】同車両用シートのダイヤルノブに被せ付けられ
たカバー部材を示す正面断面図
【図3】同車両用シートのダイヤルノブに被せ付けられ
たカバー部材を示す平面断面図
【図4】本考案の別の実施例におけるダイヤルノブとカ
バー部材を示す正面断面図
【図5】同ダイヤルノブとカバー部材を示す平面断面図
【図6】従来の車両用シートを示す斜視図
【符号の説明】
12 シートクッション 13 シートバック 15 ダイヤルノブ 16 凹凸部 17 カバー部材 19 外周面被覆部 20 弾性材 31 カバー部材 32 外周面被覆部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションまたはシートバック
    に、シート調節機構を動作させるための外周面に凹凸部
    を有するダイヤルノブを備えた車両用シートであって、
    前記ダイヤルノブの外周面を平坦状に覆うとともに前記
    外周面凹凸部に沿った握り変形を許容する外周面被覆部
    を有する袋状のカバー部材を前記ダイヤルノブに被せ付
    けたことを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 カバー部材と少なくともダイヤルノブ外
    周面凹部との間に弾性材を介在させた請求項1記載の車
    両用シート。
  3. 【請求項3】 カバー部材が弾性材で形成されている請
    求項1記載の車両用シート。
  4. 【請求項4】 カバー部材がシートクッションまたはシ
    ートバックのトリムカバーと同じ材料で形成されている
    請求項2または3記載の車両用シート。
JP1991016526U 1991-02-28 1991-02-28 車両用シート Expired - Lifetime JPH074985Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991016526U JPH074985Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 車両用シート

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JP1991016526U JPH074985Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 車両用シート

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Publication Number Publication Date
JPH04107127U JPH04107127U (ja) 1992-09-16
JPH074985Y2 true JPH074985Y2 (ja) 1995-02-08

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JP1991016526U Expired - Lifetime JPH074985Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 車両用シート

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