JPH0749850A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH0749850A
JPH0749850A JP5193687A JP19368793A JPH0749850A JP H0749850 A JPH0749850 A JP H0749850A JP 5193687 A JP5193687 A JP 5193687A JP 19368793 A JP19368793 A JP 19368793A JP H0749850 A JPH0749850 A JP H0749850A
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静一 妹尾
Masatsugu Yasuoka
正嗣 安岡
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 文字や図形等の文書情報を格納する文書情報
格納手段Cと、インデント線およびスペース指定線の編
集線情報の入力を行う編集線情報入力手段Aと、編集線
情報を格納する編集線情報格納手段Bと、文書情報と編
集線情報との重ね合わせ表示を行う表示手段Fと、イン
デント線の入力終了を判断するインデント線終了判断手
段Gと、インデント線終了判断手段Gによりインデント
線の入力終了が判断されると、この入力終了が判断され
たインデント線に基づいて、文書情報格納手段Cに格納
された文書情報を逐次インデント編集処理するインデン
ト個別編集処理手段Hとを備える。 【効果】 これにより、編集線情報入力手段で入力され
る編集線情報(インデント線/スペース指定線)による
インデント編集が、情報入力毎の個別な自動編集として
簡単に行え、結果として、インデント編集における操作
性を大幅に向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、パーソナルコ
ンピュータ、電子手帳、あるいは日本語ワードプロセッ
サや欧文ワードプロセッサ等の各種言語のワードプロセ
ッサに供される文書処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、日本語ワードプロセッサ
等の文書処理装置は、図25の文書例に示すように、イ
ンデントの管理が“インデント設定制御コード”と“イ
ンデント解除制御コード”とにより行われ、個々のコー
ドを文中に挿入することで実現されている。つまり、
“インデント設定制御コード”のある桁位置からインデ
ントが有効になり、“インデント解除制御コード”があ
ればインデント桁位置はゼロになり、インデント設定が
次の行から消える。
【0003】インデントの機能は、文書処理装置では一
般的であるが、その実現方法としては様々な方法が提案
されている。例えば、インデント解除を一つ入れると、
多段階に入れているインデントを1段毎に解除したり、
インデント指定の前の桁にカーソルを移動し、文字の挿
入を可能にしたり、インデント指定桁までインデント指
定コードを挿入したり等、色々な方法が採用されてい
る。
【0004】また、文書処理装置において、ペンを用い
て編集を行う例としては、特開昭60−130792号
公報に開示されたものがある。これは、罫線を引きたい
座標や線種等をペンで指定して、自動的に罫線を引くも
のである。
【0005】また、表示一体型タブレットの文書処理装
置については、ペン入力による編集制御記号の処理が、
最近パソコンのOSとして現れつつあり、日本語ワード
プロセッサにおいても独自OSを搭載し、新しい文書の
編集方法として利用されつつある。このペン入力の編集
制御記号を一般にジェスチャと言う。現在のジェスチャ
はKEYからの入力編集制御機能をペンに置き換えた仕
様であって、KEYからのカーソル制御により文書の特
定位置を指定する場合、ペンでの直接指定に置き換え
て、KEYの編集制御機能をペンの軌跡で認識可能なよ
うに入力するものであり、操作性を改善するものであ
る。特に、カーソル移動を頻繁に必要とするもの、複数
のスペース挿入のようにKEYの操作に押下回数を必要
としたり、リピート機能を必要としたりしながら時間を
要するもの等が一括で行える便利さが好まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ようにKEYからの入力編集制御機能をペンに置き換え
た文書処理装置では、現在のところペン入力の軌跡に合
わせてインデント処理(設定と解除)を自動的に行うも
のは存在していない。このため、文書の階層編集を行う
において、従来のインデント処理は文書入力時にKEY
から編集情報を入力し、操作が非常に煩わしいという問
題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
文書処理装置は、上記の課題を解決するために、以下の
手段を講じている。
【0008】即ち、文字や図形等の文書情報を格納する
文書情報格納手段と、ペンやマウス等のポインティング
デバイスからなり、インデント線およびスペース指定線
の編集線情報の入力を行う編集線情報入力手段と、編集
線情報を格納する編集線情報格納手段と、文書情報と編
集線情報との重ね合わせ表示を行う表示手段と、インデ
ント線の入力終了を判断するインデント線終了判断手段
と、インデント線終了判断手段によりインデント線の入
力終了が判断されると、この入力終了が判断されたイン
デント線に基づいて、文書情報格納手段に格納された文
書情報を逐次インデント編集処理するインデント個別編
集処理手段とを備えている。
【0009】また、請求項2記載の文書処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理装
置において、以下の手段を講じている。
【0010】即ち、インデント個別編集処理手段は、イ
ンデント線が入力された各行の桁位置情報の変更前に、
その行にタブ指定がある場合は、入力されたインデント
線のその行への作用を無効にする。
【0011】また、請求項3記載の文書処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理装
置において、以下の手段を講じている。
【0012】即ち、インデント個別編集処理手段は、イ
ンデント線が入力された各行の桁位置情報の変更前に、
その行を横断する罫線指定、またはその行の活字に罫線
コードがある場合は、インデント線のその行への作用を
無効にする。
【0013】また、請求項4記載の文書処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項2または3記載の文
書処理装置において、以下の手段を講じている。
【0014】即ち、インデント個別編集処理手段は、イ
ンデント線が入力された行の前行にインデント設定条件
がある場合、そのインデント設定条件を有効にすべく、
インデント線無効行の先頭に及ぶインデント設定条件の
桁位置にインデント設定条件を付加すると共に、その設
定条件付加前にスペースを挿入する。
【0015】また、請求項5記載の文書処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理装
置において、以下の手段を講じている。
【0016】即ち、インデント個別編集処理手段は、イ
ンデント線の一部が無効になった場合、その行の前のイ
ンデント線をインデント線の終端とすると共に、その行
の後のインデント線をインデント線の始端とする。
【0017】また、請求項6記載の文書処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理装
置において、以下の手段を講じている。
【0018】即ち、インデント個別編集処理手段は、有
効なインデント線分のインデント編集の処理前に、その
対象行の先頭にスペースが存在する場合には、有効なイ
ンデント線分の最終行より行頭のスペースを順次削除し
てから編集処理を行う。
【0019】また、請求項7記載の文書処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理装
置において、以下の手段を講じている。
【0020】即ち、インデント個別編集処理手段は、有
効なインデント線分のインデント編集の処理前に、その
対象行中にインデント設定条件、あるいはインデント解
除条件が存在する場合、その条件を削除してから編集処
理を行う。
【0021】また、請求項8記載の文書処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項6または7記載の文
書処理装置において、以下の手段を講じている。
【0022】即ち、インデント個別編集処理手段は、有
効なインデント線分のインデント編集を行うにおいて、
編集処理の後、インデント線分の終行にインデント解除
条件を付加し、また、インデント線分の始行にインデン
ト線の桁位置に見合うインデント設定条件を付加すると
共に、その設定条件付加前にスペースを挿入する。
【0023】また、請求項9記載の文書処理装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理装
置において、以下の手段を講じている。
【0024】即ち、インデント個別編集処理手段は、入
力された編集線情報の行末から編集を行う。
【0025】また、請求項10記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0026】即ち、インデント個別編集処理手段は、イ
ンデント線の終端の現在行の行端に改行指定がある場
合、インデント解除機能を挿入するか、あるいはインデ
ント解除機能付き改行に切り替える。
【0027】また、請求項11記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0028】即ち、インデント個別編集処理手段は、イ
ンデント線の終端の現在行の行端に改頁指定がある場
合、インデント解除機能を挿入するか、インデント解除
機能付き改頁に切り替えるか、あるいはインデント解除
機能付き改行に切り替えた後、改頁を挿入する。
【0029】また、請求項12記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0030】即ち、インデント個別編集処理手段は、イ
ンデント線の終端の現在行の行端の次の活字が次の行に
移っている場合、行端の次にインデント解除機能と改行
または改頁を挿入するか、インデント解除機能付き改
行、またはインデント解除機能付き改頁を挿入する。
【0031】また、請求項13記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0032】即ち、インデント個別編集処理手段は、イ
ンデント線の終端に、既にインデント解除機能と改行、
インデント解除機能と改頁、インデント解除機能付き改
行、あるいはインデント解除機能付き改頁がある場合、
その位置に新たなインデント解除機能を挿入しない。
【0033】また、請求項14記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0034】即ち、表示手段は、インデント線無効行で
入力されたインデント線の表示は行わない。
【0035】また、請求項15記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0036】即ち、編集線情報格納手段は、各行の端か
らの字数位置で編集線情報を圧縮記憶する。
【0037】また、請求項16記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0038】即ち、編集線情報格納手段は、各行の同じ
桁位置の有効行数で編集線情報を圧縮記憶する。
【0039】また、請求項17記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0040】即ち、編集線情報入力手段は、線分記述の
始まりの形状にて目的線を認識すると共に、途中の記述
および終りの記述にて線分の編集における処理機会を認
識して、編集線情報の入力を行う。
【0041】また、請求項18記載の文書処理装置は、
上記の課題を解決するために、請求項1記載の文書処理
装置において、以下の手段を講じている。
【0042】即ち、編集線情報入力手段は、表示手段の
表示画面を越える領域に引続き編集線情報を入力するに
当り、画面移動の後、編集線情報の指定領域から始まる
線分を同じ編集線情報として認識する。
【0043】
【作用】上記の構成によれば、文書情報格納手段に格納
されている文書情報を表示手段に表示し、編集線情報入
力手段で編集線情報(インデント線/スペース指定線)
をポインティング入力し、その情報を編集線情報格納手
段に格納する。その後、この結果を再び編集線情報と文
書情報とを重ね合わせた情報として表示手段に表示す
る。そして、1つの編集線情報の入力を終えた後、イン
デント線終了判断手段によりインデント線の終了を判断
し、インデント個別編集処理手段を起動させて、インデ
ント編集をインデント線毎に個別処理する。
【0044】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図24
に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本実施
例では、文書処理装置を日本語ワードプロセッサ等の文
書処理システムとして例示する。
【0045】本実施例に係る文書処理システムは、図3
に示すように、本システムの中央処理部であって、シス
テム全体の情報加工処理、情報入出力制御等を行う演算
処理部分であるCPU(Central Processing Unit)1
と、読み出し専用のメモリであって、本システムの制御
プログラム、出力用活字等のフォント情報、文書処理シ
ステムとしての辞書等を記憶するROM(Read Only Me
mory) 2と、読み書き可能なメモリであって、本システ
ムにて処理される文書情報およびシステム管理に必要な
情報を記憶するRAM(Random Access Memory) 3と、
本システムの情報入力部であるKEY4と、用紙記載の
イメージを本システムに取り込む情報入力部であるイメ
ージスキャナ5と、他のシステムと文書関連情報の送受
を行う情報入力、および情報出力の装置である通信装置
6と、本システムの情報をCRT(Cathode Ray Tube:
陰極線表示部)またはLCD(Liquid Crystal Displa
y:液晶表示部)に表示出力する表示部7と、本システ
ムの情報を用紙に印刷出力する印刷部8と、フロッピー
ディスクやハードディスク等に代表される記憶部である
記憶装置9とを備えている。
【0046】尚、上記のKEY4は、図4の配置図に示
すように、文字キー4a、ファンクションキー4b、ロ
ックキー4c、シフトキー4d、リピートキー4e、機
能キー4f、およびカーソルキー4g等から構成されて
いる。また、上記の記憶装置9は、ROM2およびRA
M3がCPU1の制御空間の中で管理されるのに対し
て、特定空間の中で外部記憶装置としての位置付けで管
理される拡張メモリ部である。
【0047】さらに、本実施例の日本語ワードプロセッ
サは、上記のKEY4およびイメージスキャナ5に加え
て、情報入力部としてペン入力部10およびマウス入力
部14を備えている。ペン入力部10は、タブレット1
1と、タブレット11の特定座標を指定する座標入力指
示棒であるペン12と、タブレット11とペン12とを
制御の上CPU1に接続して、ペン12により座標入力
指示された情報を解読するペン・タブレット制御部13
とから構成されている。また、マウス入力部14は、操
作者が手元で操作できる代表的なポインティングデバイ
スであるマウス15と、マウス15を制御の上CPU1
に接続するマウス制御部16とから構成されている。
【0048】尚、上記のようなペン入力部10を構成す
るタブレット11は、近年、表示部7に重ね合わして機
能するものが多く用いられている。本システムでは、パ
ーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、電子手帳な
ど色々あり、装置の形態としては機能の一部が省かれた
り、他の入出力仕様で代用されて構成される。また、以
下の説明は、本文書処理システムを構成するCPU1、
RAM3、KEY4、表示部7、およびペン入力部10
での基本的な文書処理動作に基づいて行うものである。
【0049】上記の構成において、本システムのプログ
ラムは、ROM2の中、または記憶装置9からRAM3
へロードされ情報の中に格納されて実行される。また、
本システムの実行においては、KEY4またはペン12
からの入力で処理されるものであるが、マウス15から
の入力指示でも可能であるし、後述するインデント線/
スペース指定線をイメージ認識するならば、イメージス
キャナ5からの入力、あるいは通信装置6からの入力で
も指示可能である。
【0050】また、本システムでの文書情報と、インデ
ント線/スペース指定線入力情報との重ね合わせ表示方
法は、現在のペン入力技術の表示方法であるため、公知
の技術として割愛するが、表示部7に拘わるVRAM管
理技術の中で制御し実現されている。
【0051】以下に、本システムの全体像を説明する。
【0052】本システムは、表示部7にインデント編集
する文書とインデント制御線とを重ねてできるようにイ
ンデント編集制御情報を入力するもので、常に編集イメ
ージを把握しながらインデント編集ができるものであ
る。本システムの実現方法としては、以下に示すの
各編集処理がある。
【0053】 複数のインデント編集制御情報をまと
めて編集するインデント一括編集処理 個別のインデント編集制御情報を入力される毎に逐
次に処理するインデント個別編集処理 上記の編集処理は、本システムを図2の構成とするこ
とで実現され、また、の編集処理は、本システムを図
1の構成とすることで実現される。尚、図2に示す各構
成部材としては、ペン入力部10からなる編集線情報入
力手段Aと、RAM3からなる編集線情報格納手段Bお
よび文書情報格納手段Cと、ROM2に記憶された制御
プログラムおよびその実行処理部であるCPU1からな
るインデント一括編集処理手段Dと、KEY4からなる
一括編集実行指示手段Eと、表示部7からなる表示手段
Fとから構成されている。
【0054】一方、図1に示す各構成部材としては、上
記図2と同様の構成部材である編集線情報入力手段A、
編集線情報格納手段B、文書情報格納手段C、および表
示手段Fと、ROM2に記憶された制御プログラムおよ
びその実行処理部であるCPU1からなるインデント線
終了判断手段Gおよびインデント個別編集処理手段Hと
から構成されている。
【0055】先ず、の一括自動編集処理を図2の構成
に基づいて以下に説明する。
【0056】操作者Uは、文書情報格納手段Cに記憶さ
れている文書情報を表示手段Fに表示し、編集線情報入
力手段Aを構成する表示一体型のタブレット11にペン
12で編集線(インデント線/スペース指定線)をジェ
スチャ記号等で入力し、その情報を編集線情報格納手段
Bに記憶する。その後、この編集線情報を再び表示手段
Fに文書情報と重ね合わせて表示し、操作者Uはこれを
確認する。
【0057】そして、複数の編集線の入力を終えた後、
一括編集実行指示手段Eを構成するKEY4より実行キ
ーを押下する。これにより、インデント一括編集処理手
段Dを起動させる。
【0058】尚、上記の編集線をなすインデント線と
は、文書のインデント構想を示す行と交差する桁決め線
分のことであり、スペース指定線とは、そのインデント
線から行頭に挿入してほしいスペースの位置決め線分の
ことである。
【0059】また、上記のインデント一括編集処理で
は、文書の最終行から指定のインデント線を抽出の上、
そのインデント線分の末行から頭行へ向けて、末行の行
末にインデント解除機能を付加し、個々の行の行頭のス
ペースを削除の上、頭行のインデント線の位置にインデ
ント指定を挿入する。この繰り返しで文書頭行へ処理を
進める。さらには、この編集処理では、個々に行頭にス
ペースを挿入できないため、本編集制御線で自動処理を
可能にする。
【0060】次に、の個別編集処理を図1の構成に基
づいて以下に説明する。
【0061】操作者Uは、文書情報格納手段Cに記憶さ
れている文書情報を表示手段Fに表示し、編集線情報入
力手段Aを構成する表示一体型のタブレット11にペン
12でインデント線をジェスチャ記号等で入力し、その
情報を編集線情報格納手段Bに記憶する。その後、この
編集線情報を再び表示手段Fに文書情報と重ね合わせて
表示し、操作者Uはこれを確認する。
【0062】そして、1本のインデント線の入力を終え
ると、インデント線終了判断手段Gでインデント線の終
了を知り、インデント個別編集処理手段Hを起動させ
る。
【0063】尚、上記のインデント個別編集処理では、
特にスペース指定線は必要としない。何故ならば、現在
のジェスチャ記号の1つであるスペース制御記号が使え
るからである。しかしながら、このスペース制御信号
は、各々の行に入力する必要があり、複数の行に対して
インデントをするまでもないが、複数行にわたってスペ
ースを入力したい場合もあるので、インデント線と同じ
ようにスペース指定線での個別入力も可能にしている。
【0064】次に、本システムを操作者インタフェース
にて説明する。
【0065】先ず、ジェスチャ入力によるインデント自
動編集処理(インデント一括編集処理/インデント個別
編集処理)について、以下に説明する。
【0066】本システムで利用するインデント線、およ
びスペース指定線のジェスチャ編集記号を図5(a)
(b)(c)に示す。図5(a)(b)(c)では、それぞれ
3種類のジェスチャ編集記号を示している。各々、横方
向の桁枠と縦方向の行枠とは、表示部分の個々の文字枠
に相当し、この表示文字の上から図5(a)(b)(c)等
の記号をペンで入力することでジェスチャ編集記号を入
力することが可能となる。
【0067】図5(a)では、P1からP2へ向けての
逆三角形の軌跡で編集記号の意味を認識し、P1からP
3へ向けての枠位置で、編集制御の桁位置と行位置を知
る。図5(b)では、P4からP5へ向けての丸形の軌
跡で編集記号の意味を認識し、P4からP6へ向けての
枠位置で、編集制御の桁位置と行位置を知る。また、図
5(c)では、P7からP8へ向けての三角形の軌跡で
編集記号の意味を認識し、P7からP9へ向けての枠位
置で、編集制御の桁位置と行位置を知る。
【0068】尚、上記逆三角形等の筆跡は、各々必要に
あわせて事前に定義しておけば、個々の筆跡が何を意味
するか理解できる。また、本システムでは、図5(a)
の記号をインデント自動編集処理のインデント線とし、
図5(b)の記号をインデント一括編集処理のスペース
指定線としている。
【0069】しかし、前記のインデント一括編集およ
びのインデント個別編集の各処理をモード選択で行う
には、インデント線として、図5(a)の記号と図5
(c)の記号を分けて活用することも考えられ、スペー
ス指定線についても、新たな記号を別に作り、図5
(b)の記号と分けて運用することで実現は可能とな
る。本システムのジェスチャ編集記号は、他の定義でも
認識さえできれば使用可能なことは言うまでもない。
【0070】次に、モード指定によるインデント自動編
集処理について、以下に説明する。ジェスチャ編集記号
を定義するに当り、他のジェスチャ編集記号との区別が
困難な場合には、モード設定で実現する方法もある。こ
の場合には、KEY4のファンクションキー4bを切替
キーで“切替4”に設定すると、“F1”が一括/個別
の反転モード指定、“F4”がスペース指定、また“F
5”がインデント線となる。このときの表示部7のガイ
ダンス部の状況を図6(a)(b)に示している。
【0071】以上のようにファンクションキー4bを選
択可能にし、個々の機能を選択することにてジェスチャ
記号は単なる一本線で操作することも可能となる。
【0072】次に、インデント線、およびスペース指定
線の概要を説明する。
【0073】先ず、インデント線とスペース指定線との
実際について、図7ないし図11に基づいて以下に説明
する。ここでは、インデント線に、前記図5(a)のジ
ェスチャ記号を、また、スペース指定線に、前記図5
(b)のジェスチャ記号をそれぞれ割り当て、インデン
ト一括編集を前提として記載している。
【0074】また、文書の書式は、横入力で通常の編集
記号(インデント、インデント解除、あるいは改行等)
も表示される文書入力画面で説明をしているが、縦入力
の場合は、文書列の表現が縦に変わり、ジェスチャ記号
も90度回転した記入方法になる。そして、印刷イメー
ジ画面でこの編集を行う場合には、編集記号等がスペー
スに変わって、印刷イメージ表示を前にジェスチャ記号
を入力することとなる。そして、イメージスキャナ入力
の場合、通信回線を利用しての入力の場合も情報の入力
方法が違うだけで、後の処理の考え方は同じものとす
る。
【0075】図7ないし図11は、それぞれ上記のジェ
スチャ記号を実際の横書き文書に採用した例であって、
図7は、文書にジェスチャ記号を入力した軌跡を示して
おり、同図中の右枠Rがその文書であって、左枠L1
文書の行番号を示している。
【0076】そして、入力されたジェスチャ記号は、後
で述べる条件と照らし合わされ、図8に示すように、太
線(インデント線)Iと二重線(スペース指定線)Sと
して認識され表示される。尚、同図中の右枠Rの文書例
の中の細線Kは罫線であって、破線Nは受け付けられな
かったジェスチャ記号である。
【0077】尚、実際の入力では、表示画面より大きい
文書を対象とする可能性があり、ジェスチャ入力は必要
に応じ、画面スクロールを行いながらする。この場合、
入力されるインデント線、およびスペース指定線の線分
は、一度途切れるが、その線分上を引き続き重ね書きす
ると、その入力線分は延長された状態で定義登録され
る。
【0078】また、各々の線分上をジェスチャ認識記号
付きで重ねて記載したり、ペン機能のモード指定の後、
各々の線分上を重ねて記載すれば、そこに記載されてい
るインデント線、およびスペース指定線は、その重ね分
のみ無効となる。さらに、重ね線分が延びた場合には、
その伸び分は新規定義登録となる。
【0079】以上のようにして認識されたジェスチャ情
報(編集線情報)を図8の左枠L2に示す。図9では、
この編集線情報が文書の中でどのように扱われ決められ
ているかを示している。同図中に示すように、行番号
“008”“009”“010”の罫線がある行のイン
デント線と、行番号“024”のタブ設定の行のインデ
ント線とは受け付けられず、また、文書が横書きの場合
は横向きの線も受け付けられない(同図中、破線Nにて
示す)。
【0080】次に、行番号“015”の編集線情報を説
明すると、“L15I4”で記憶され、これは文書の1
5行目の左端から半角4文字位置にインデント設定を行
うことを示している。行番号“016”では、前の行に
編集線情報があるため、改めて行番号は登録していな
い。また、行番号“017”のようにインデント設定が
前の行で行われ、そのインデント機能領域行の場合に
は、“I”のみを記憶している。ただし、インデントの
後、スペースを入力したい場合には、行番号“030”
のようにスペース指定“S”とその数“4”とを記憶す
る。また、インデント指定の後、文字を入れ、その後再
度インデント指定を行いたい場合が発生するときがあ
る。この場合には、行番号“038”のように“I”の
後“W”を記憶し、その間隔を半角文字数で記憶させ
る。
【0081】このようにすることにより、図7で入力さ
れるジェスチャ記号は、図9に示す編集線情報として記
憶することができる。また、この編集線情報は、後で述
べるインデント線の自動編集プログラムが起動される
と、図10に示す編集線情報に変換され、文書末の行か
らその変換後の編集線情報の内容に従って編集され、図
11のように自動編集処理される。
【0082】以上のように、表示される文書に編集記号
を記入すれば、自動的にインデント処理が行われて、文
書の体裁を簡単に整えることが、このインデント線の特
徴である。当然、この説明では、表示部7に一体型のペ
ン入力で編集記号を入力し、自動編集を行わせている
が、文書に書き込んでいる編集記号をイメージスキャナ
5で入力し再編集することも可能である。この場合に
は、イメージスキャナ5の入力部に活字認識機能とジェ
スチャ認識機能とを設けることで実現可能となる。
【0083】次に、本システムに採用のインデント自動
編集機能の技術について説明する。インデント機能の実
現技術には、色々な方法があり、ここでのインデント自
動編集の説明は、前記図25に示す従来の実施技術例に
基づいて行う。
【0084】図25の文書例で示すように、インデント
の設定、および解除は、作成されるテキスト情報の中に
制御コードとして記憶する。インデントの設定は、半
角、または全角の“インデント設定”制御コードで表
し、インデントの解除は、半角の“インデント解除”制
御コードで表す。
【0085】特定行にインデント設定が挿入されると、
その行から後は、その桁位置の次が文書の左端となる。
特定行にインデント解除が挿入されると、その行は終り
改行されると同時に、インデント指定の桁位置はゼロと
なる。つまり最左端を示すこととなる。インデント設定
が特定行に複数個ある場合には、最右端の桁位置のイン
デント設定が次の行からの文書の左端となる。
【0086】次に、編集線情報について説明する。本シ
ステムでは、前記インデント機能の自動編集を行うにお
いて、本システムのインデント線、およびそれに伴うス
ペース設定線のジェスチャ記号の記憶を編集線情報との
名称で取り扱っている。ここでは、この編集線情報につ
いて概要を説明する。
【0087】編集線情報は、“Ln→In→Sn→Wn
→Sn→E”の組合せにて記述される。ここで、Lnは
行番号を示す。Inはインデント設定を示し、Inのn
は左端からの半角スペース数+1の数を示す。Wnはイ
ンデント行の中の2段目のインデント設定を示し、Wn
のnは前のインデント位置後ろからの半角スペース数+
1を示す。SnはIまたはWのインデント設定後に設け
るスペースの数を示す。Eはインデント解除の挿入位置
を示す。また、後で述べる編集線情報の変換後のLnで
始まる情報列には、最後にEこそ記憶していないが、イ
ンデント解除が存在しているものとする。
【0088】次に、編集線情報の変換について説明す
る。図25で示されるインデント実現技術例を基に、本
システムのインデント線を用いた自動編集を実現する場
合の編集線情報の変換方法を以下に述べる。
【0089】図8および図9の編集線情報は、入力され
るジェスチャ記号を文書の先頭からの行番号を基準に、
インデント線の位置、スペース設定線の位置のみ認識の
上、記憶する。しかし、この編集線情報では、即座にイ
ンデント処理を行うことができない。このため、ここで
述べる変換処理を行い、図10の編集線情報を作り出す
必要がある。変換加工としては、以下に示すの3
段階の処理を必要とする。
【0090】 インデント解除付加 行末変換 スペース設定 先ず、の段階処理であるインデント解除付加は、現在
登録されている編集線情報を特定条件に照らし合わして
インデント解除を加えるものである。の段階処理であ
る行末変換は、現在登録されている編集線情報が文書頭
から記述されているのに対し、自動編集は文書末から行
う必要があるため、編集線情報の行番号定義の方法を切
り替えるものである。
【0091】尚、文書末から行う必要性は、インデント
付加作業によって、その文書の行数が変化するためであ
り、変化前の行に対して処理を行う必要から文書末から
の作業となる。また、別の方法としては、個々のインデ
ント線分単位で文書頭から行う方法もあるが、この場合
は、常に行数の変化を計算しながら編集線情報の内容を
逐次に更新する必要がある。よって、本システムでは、
文書末から処理を行う方法を採っている。
【0092】そして、の段階処理であるスペース設定
は、編集線情報に初めからそのように記憶しても良い
が、入力時の初期の編集線情報の記憶量を少しでも押さ
えるため、圧縮記憶している内容の復元作業となってい
る。
【0093】次に、編集線情報の変換の詳細について以
下に説明する。先ず、のインデント解除の付加処理に
ついて説明する。図8で作成される編集線情報は、ジェ
スチャの入力データであって、それに伴う従来方法のイ
ンデント機能を実現するための方法の記載はできていな
い。従来方法の“インデント設定”については、“I
n”“Wn”の“n”付きの“I”“W”の記憶情報位
置がその挿入情報として認識されるが、“インデント解
除”については、下記の条件と照らし合わし、その前行
末に“E”を挿入する必要がある。その処理がここで述
べるインデント解除付加である。
【0094】そして、インデント解除付加条件とは、
“LnI〜”の記憶で始まる文字列の前、および“In
〜”の“I”付きの記憶で始まる文字列の前に相当す
る。尚、図8の編集線情報は、このインデント解除付加
条件で処理すると、図12に示すように処理される。
【0095】次に、の文書の行末変換処理について説
明する。現在の“Ln”は、個々のインデント線の始ま
りの位置に記載される。そして、これをインデント線の
終りの位置に移動する。処理においては、“LnInS
nWnSnE”のグループを1行と認識し、現在の“L
n”の記述は削除し、削除前の値を1グループ(1行)
下がる毎に+1し、次の“Ln〜”が始まる前、または
編集線情報の最後の行に“Ln”をその行の値として挿
入する。
【0096】次に、のスペース設定処理について説明
する。インデントの自動編集処理においては、個々の行
頭スペースは、その目的から基本的には削除する必要が
ある。しかしながら、インデント指定までは必要としな
いが行頭スペースを設けたい場合がときとしてある。こ
の場合、このスペース設定機能を利用する。
【0097】スペース設定条件は、“Sn”で表され
て、スペース設定線の始まりには、“n”が付加される
が、その後に続く同じスペース設定には、“n”が付加
されない。これは、編集線情報を簡単に記憶するため発
生するものである。特に、編集線分が長くなれば、その
管理上簡単な記憶が可能となるように取決めている。よ
って、自動編集を行う前に、この“n”無しの“S”に
ついては前行の“Sn”の“n”を付加する。
【0098】次に、変換後の編集線情報について説明す
る。図13に上記処理方法の経過を状態1から状態5で
示す。また、図10に変換後の編集線情報の状況を説明
している。
【0099】図13の状態5において、行番号“02
1”“023”“025”“045”の編集線情報に記
載している(E)は、“Ln〜”の記号群の末に“E”
が隠れ潜んでいることを示している。改めて“E”を記
載しないのは、“014”“022”等のように独自の
“E”と誤認識され行番号管理ができなくなるため、
“Ln〜”の場合には、編集線情報のインデント解除付
加条件に含めず、“E”を編集線情報の中に含めず、
“Ln〜”=“Ln〜(E)”として理解するようにし
ている。その結果、変換された編集線情報は、以下のよ
うに処理される。
【0100】上記のような変換後の編集線情報の処理に
ついて説明する。編集線情報の末尾の“L45IW4
(E)”の意味は、“L45”が行番号45を示し、
“I”がインデント線の存在を示し、“W4”が第2イ
ンデント線が“I”の後半角4文字の所に指定されるこ
とを示し、また“(E)”がインデント解除を付加する
ことを示している。
【0101】“L45”で文書末より目的行を抽出し、
その行頭より半角4−3文字の中にスペースが存在する
か確認する。もし、スペースが存在すれば、そのスペー
スを調整して行頭より半角4文字目に半角のインデント
設定マークを挿入する。しかし、スペースが存在しない
場合には、この編集線情報“W4”は無効として処理さ
れる。
【0102】そして、編集前の行番号45の行末にイン
デント解除マークを付加する。ただし、編集線情報の処
理の前に、その行にインデント設定マーク、またはイン
デント解除マークが存在する場合には、その行の文書列
の中で削除して後の処理を行う(インデント解除を削除
する場合には、代わりに改行マークを挿入する)。
【0103】インデント解除マークの付加方法として
は、従来方法のインデント解除マークの機能が改行機能
も含んでいるため、行末の状況に合わせて以下に示す
のように対応する。
【0104】 行末が改行マークの時は、インデント
解除マークに変更する。
【0105】 行末が改頁マークの時は、その前にイ
ンデント解除マークを挿入する。
【0106】 文書末にて行末が文字コードの場合に
は、インデント解除マークを挿入する。
【0107】以上の処理を行った結果が、図10の右枠
Rに示す内容となっている。行番号“044”は、編集
線情報の“L45〜”の前の記号群“I8”を意味し、
“L45”で記憶された行番号を記号群単位に−1する
ことで個々の記号群の行番号を認識することができる。
【0108】そして、上記の“I8”は、インデント設
定マークを編集前の行文書の行頭から半角8文字の所に
半角のインデント設定線を挿入することを意味し、その
ために、その行頭にスペースがあれば、スペースの数を
調整し、スペースがなければ“8−1=7”の数スペー
スを挿入することを意味している。実際は、行頭のスペ
ースを削除の上、必要数(ここでは7)を挿入する処理
となる。当然、この行にインデント設定マーク、インデ
ント解除マークが存在すれば、削除した上、この処理を
行うこととなる。
【0109】同様に、行番号“043”の“I4E”
は、行番号43の行頭から半角4文字目に半角インデン
ト設定マークを挿入することを意味し、その行末にイン
デント解除マークの付加処理を行うことを意味してい
る。
【0110】以下の行頭へ向けての編集線情報の説明
は、作用の新しい所のみ説明する。行番号“041”の
“W12”は、行41の第1インデント設定より半角1
2−1文字以内にスペースが存在せず、無効となる例を
示している。行番号“034”“033”“030”
は、スペース設定線の処理を示す例である。行番号“0
34”で説明すると、その行の編集線情報“IS4E”
は、行頭からのスペース半角4文字に定めることを意味
し、行頭からのスペースが存在すれば、削除の上、新た
に半角4文字のスペースを挿入する。そして、行末にイ
ンデント解除付加の処理を行う。
【0111】また、行番号“026”の編集線情報の
“E”は、単にその行の行末にインデント解除の付加を
行うことを意味している。当然、各行ともインデント線
が存在しておれば、自動編集の前に、そこに含まれるイ
ンデント機能を削除する必要がある。
【0112】以上のようにした処理説明を図10に示し
ている。そして、この自動編集を終えた結果を図11に
示している。このように、図7に示すジェスチャ処理を
行うことで、インデント処理に関する自動編集を簡単に
行うことができる。
【0113】次に、以上のような編集処理プロセスをフ
ローチャートに基づいて以下に説明する。
【0114】最初に、インデント一括編集の処理プロセ
スを図14のフローチャートに基づいて以下に説明す
る。
【0115】先ず、インデント線/スペース指定線の入
力を行い(S1)、この入力結果が正常終了であるか否
かを判別する(S2)。S2で、異常終了の場合は後述
するS13に移行する一方、正常終了の場合は、入力が
インデント線であるか否かを判別する(S3)。
【0116】上記S3で入力がインデント線でない場合
は、後述するS8に移行する一方、入力がインデント線
である場合は、その行に既にインデント線があるか否か
を判別する(S4)。S4で、インデント線がない場合
は、インデント線新規圧縮記憶を行う(S5)一方、イ
ンデント線がある場合は、インデント線更新圧縮記憶を
行う(S6)。そして、S5の終了後およびS6の正常
終了後、インデント線の表示を行って(S7)、後述す
るS14に移行する。尚、S6での異常終了時には、そ
の後、S8に移行する。
【0117】S8では、入力がスペース指定線であるか
否かを判別する。S8で入力がスペース指定線でない場
合は、後述するS13に移行する一方、入力がスペース
指定線である場合は、その行に既にスペース指定線があ
るか否かを判別する(S9)。S9で、スペース指定線
がない場合は、スペース指定線新規圧縮記憶を行う(S
10)一方、スペース指定線がある場合は、スペース指
定線更新圧縮記憶を行う(S11)。そして、S10の
終了後およびS11の正常終了後、スペース指定線の表
示を行って(S12)、後述するS14に移行する。
尚、S11での異常終了時には、その後、S13に移行
する。
【0118】S13では、ペン入力エラー処理として警
告音の発生処理を行い、次に、一括編集の実行指定があ
るか否かを判別する(S14)。S14で、実行指定が
ある場合は、インデント線/スペース指定線の一括編集
処理を行い(S15)、以上の処理プロセスを終了す
る。一方、S14で、実行指定がない場合は、次に、一
括編集の解除指定があるか否かを判別する(S16)。
S16で、解除指定がない場合は、S1に再度戻る一
方、解除指定がある場合は、S17およびS18にて、
インデント線/スペース指定線の表示データ、および記
憶データの消去を行い、以上の処理プロセスを終了す
る。
【0119】次に、上記S1でのインデント線/スペー
ス指定線入力の処理プロセスを、図16のフローチャー
トに基づいて以下に説明する。
【0120】S41で、KEY4またはペン12でのフ
ァンクションキー4bの指定があれば、S42で、ペン
12でインデント線/スペース指定線をモード指定の上
入力する。S41でNOの場合には、ジェスチャ入力を
S45で待つ。このため、S41とS45とのループに
て入力方法の選択待ちとなる。
【0121】インデント線の確認は、S43またはS4
6で行い、スペース指定線の確認は、S44またはS4
7で行われる。この結果、インデント線の場合には、S
48で入力されたインデント線を仮登録し、S49でス
ペース指定線を仮登録する。また、上下左右のスクロー
ルの場合には、S63でYES/NOの判断を行い、Y
ESの場合は、S64で上下スクロール処理を行い、S
41へ行き次の入力処理へ向かう。もし、他の動作が入
った場合には異常入力となる。
【0122】インデント線/スペース指定線は、取敢え
ず仮登録し、S50で線分を明確にする。そして、S5
1にて、有効始点の判断を行う。ここで、線分が横向き
の場合、またはタブ指定の場合や罫線指定の場合は、線
分が有効とならないため、S57〜S60で、その線分
を取り除く。そして、S61で最終点でなければ、S5
1へ戻る。その結果、S52とS53で登録線分を抽出
し、S55で線分を登録する。もし、始点と終点が同じ
場合は、線分が無いため、S54で無視される。そし
て、最終的にS62で登録線分があれば、正常終了とな
るが、登録線分がなければ、S65を通り異常終了とな
る。
【0123】次に、上記S5でのインデント線新規圧縮
記憶の処理プロセスを、図17のフローチャートに基づ
いて以下に説明する。
【0124】先ず、前行にデータがあるか否かを判別す
る(S71)。S71で、データがない場合は、“L”
と行番号nを付加すると共に(S72)、“I”と左
(上)から半角桁数nを付加する(S73)。その後、
線分終了か否かを判別して(S74)、終了でない場合
は、S71に再度戻る一方、終了の場合は、以上の処理
プロセスを終了して、再度図14のフローチャートに戻
る。
【0125】また、上記S71で、データがある場合
は、そのデータが同線分のものであるか否かを判別して
(S75)、同線分のものでない場合は、前記S73に
移行する一方、同線分のものである場合は、“I”を付
加し(S76)、その後、前記S74に移行する。
【0126】次に、上記S6でのインデント線更新圧縮
記憶の処理プロセスを、図18のフローチャートに基づ
いて以下に説明する。
【0127】先ず、重複インデント線が左/上指定で最
終線分であるか否かを判別する(S81)。S81で、
NOの場合は、以上の処理プロセスを終了し、異常終了
として再度図14のフローチャートに戻る。一方、S8
1で、YESの場合は、次に、重複インデント線有効条
件であるか否かを判別する(S82)。S82で、NO
の場合は、以上の処理プロセスを終了し、異常終了とし
て再度図14のフローチャートに戻る一方、YESの場
合は、“W”と左(上)から半角桁数nを付加する(S
83)。
【0128】次に、線分終了か否かを判別する(S8
4)。S84で、終了の場合は、以上の処理プロセスを
終了し、正常終了として再度図14のフローチャートに
戻る。一方、S84で、終了でない場合は、次に、その
データが同線分のものであるか否かを判別する(S8
5)。S85で、同線分のものである場合は、“I”を
付加し(S86)、その後、前記S84に移行する。一
方、S85で、同線分のものでない場合は、“I”と左
(上)から半角桁数nを付加し(S87)、その後、前
記S84に移行する。
【0129】次に、上記S10でのスペース指定線新規
圧縮記憶の処理プロセスを、図19のフローチャートに
基づいて以下に説明する。
【0130】先ず、前行にデータがあるか否かを判別す
る(S91)。S91で、データがない場合は、“L”
と行番号nを付加すると共に(S92)、“S”と左
(上)から半角桁数nを付加する(S93)。その後、
線分終了か否かを判別して(S94)、終了でない場合
は、S91に再度戻る一方、終了の場合は、以上の処理
プロセスを終了して、再度図14のフローチャートに戻
る。
【0131】また、上記S91で、データがある場合
は、そのデータが同線分のものであるか否かを判別して
(S95)、同線分のものでない場合は、前記S93に
移行する一方、同線分のものである場合は、“S”を付
加し(S96)、その後、前記S94に移行する。
【0132】次に、上記S11でのスペース指定線更新
圧縮記憶の処理プロセスを、図20のフローチャートに
基づいて以下に説明する。
【0133】先ず、スペース指定有効条件であるか否か
を判別する(S101)。S101で、NOの場合は、
以上の処理プロセスを終了し、異常終了として再度図1
4のフローチャートに戻る一方、YESの場合は、
“S”と左(上)から半角桁数nを付加する(S10
2)。
【0134】次に、線分終了か否かを判別する(S10
3)。S103で、終了の場合は、以上の処理プロセス
を終了し、正常終了として再度図14のフローチャート
に戻る。一方、S103で、終了でない場合は、次に、
そのデータが同線分のものであるか否かを判別する(S
104)。S104で、同線分のものである場合は、
“S”を付加し(S105)、その後、前記S103に
移行する。一方、S104で、同線分のものでない場合
は、“S”と左(上)から半角桁数nを付加し(S10
6)、その後、前記S103に移行する。
【0135】次に、上記S15でのインデント線/スペ
ース指定線一括編集の処理プロセスを、図22のフロー
チャートに基づいて以下に説明する。
【0136】先ず、圧縮編集情報の復調処理を行うと共
に(S121)、文末移動を行い(S122)、次に、
インデント線/スペース指定線がある行か否かを判別す
る(S123)。S123でNOの場合は、先頭行であ
るか否かを判別し(S124)、先頭行である場合は、
以上の処理プロセスを終了する一方、先頭行でない場合
は、一行前に戻り(S125)、S123に再度戻る。
【0137】一方、上記S123でYESの場合は、行
前桁方向のスペースを解除し(S126)、次に、その
行に“E”があるか否かを判別する(S127)。S1
27で、YESの場合は、インデント解除処理を行った
後(S128)、S129に移行し、また、NOの場合
は、直接S129に移行する。S129では、その行が
“Sn”で始まっているか否かを判別し、YESの場合
は、“n”個半角スペースを挿入した後(S130)、
S131に移行し、また、NOの場合は、直接S131
に移行する。
【0138】S131では、その行に“In”があるか
否かを判別し、YESの場合は、“n−1”個半角スペ
ースを挿入すると共に(S132)、スペースの後にイ
ンデントを付加し(S133)、その後、S134に移
行する。また、S131で、NOの場合は、直接S13
4に移行する。S134では、その行に“I”の後に
“Sn”があるか否かを判別し、YESの場合は、
“n”個半角スペースを挿入した後(S135)、S1
36に移行し、また、NOの場合は、直接S136に移
行する。
【0139】S136では、その行に“Wn”があるか
否かを判別する。S136で、NOの場合は、後述する
S141に移行する一方、YESの場合は、インデント
からスペースまでの半角文字数mをカウントし(S13
7)、“Wn”の“n”と“m”との大小比較を行う
(S138)。S138で、n≦mの場合は、S141
に移行する一方、n>mの場合は、“m”の後“n−
1”までスペースを挿入すると共に(S139)、スペ
ースの後にインデントを付加し(S140)、その後、
S141に移行する。
【0140】S141では、その行の“Wn”の後に
“Sn”があるか否かを判別する。そして、S141
で、NOの場合は、直接前記S124に移行する一方、
YESの場合は、2番目のインデントの後に“n”個半
角スペースを挿入した後(S142)、S124に移行
する。
【0141】次に、上記S121での圧縮編集情報の復
調処理プロセスを、図24のフローチャートに基づいて
以下に説明する。
【0142】先ず、編集線情報の読み出しを行う(S1
71)。そして、インデント解除の付加(S172)、
行末設定(S173)、およびスペース設定(S17
4)の各処理を行い、以上の処理プロセスを終了する。
【0143】次に、インデント個別編集の処理プロセス
を図15のフローチャートに基づいて以下に説明する。
【0144】先ず、インデント線/スペース指定線の入
力を行い(S21)、この入力結果が正常終了であるか
否かを判別する(S22)。S22で、異常終了の場合
は後述するS30に移行する一方、正常終了の場合は、
入力がインデント線であるか否かを判別する(S2
3)。
【0145】上記S23で入力がインデント線でない場
合は、後述するS26に移行する一方、入力がインデン
ト線である場合は、インデント線圧縮記憶を行い(S2
4)、その後、インデント線の表示を行って(S2
5)、後述するS29に移行する。
【0146】S26では、入力がスペース指定線である
か否かを判別する。S26で入力がスペース指定線でな
い場合は、後述するS30に移行する一方、入力がスペ
ース指定線である場合は、スペース指定線新規圧縮記憶
を行う(S27)。そして、スペース指定線の表示を行
った後(S28)、インデント線/スペース指定線の個
別編集を行い(S29)、以上の処理プロセスを終了す
る。
【0147】S30では、ペン入力エラー処理として警
告音の発生処理を行い、次に、インデント線/スペース
指定線の入力は終りか否かを判別する(S31)。S3
1で、インデント線/スペース指定線の入力が終わって
いない場合は、S21に再度戻る一方、インデント線/
スペース指定線の入力が終りの場合は、以上の処理プロ
セスを終了する。
【0148】尚、上記S21でのインデント線/スペー
ス指定線入力、およびS27でのスペース指定線新規圧
縮記憶は、それぞれ前記図16および図19での各処理
プロセスと同一である。
【0149】次に、上記S24でのインデント線圧縮記
憶の処理プロセスを、図21のフローチャートに基づい
て以下に説明する。
【0150】先ず、重複インデントであるか否かを判別
する(S111)。S111で、重複インデントでない
場合は、“L”と行番号nを付加して(S112)、後
述するS120に移行する。一方、S111で、重複イ
ンデントである場合は、次に、重複インデント線が左/
上指定で最終線分であるか否かを判別する(S11
3)。S113で、NOの場合は、以上の処理プロセス
を終了し、異常終了として再度図15のフローチャート
に戻る。一方、S113で、YESの場合は、次に、重
複インデント線有効条件であるか否かを判別する(S1
14)。S114で、NOの場合は、以上の処理プロセ
スを終了し、異常終了として再度図15のフローチャー
トに戻る一方、YESの場合は、“L”および“W”と
左(上)から半角桁数nを付加する(S115、S11
6)。
【0151】次に、線分終了か否かを判別する(S11
7)。S117で、終了の場合は、以上の処理プロセス
を終了し、正常終了として再度図15のフローチャート
に戻る。一方、S117で、終了でない場合は、次に、
そのデータが同線分のものであるか否かを判別する(S
118)。S118で、同線分のものである場合は、
“I”を付加し(S119)、その後、前記S117に
移行する。一方、S118で、同線分のものでない場合
は、“I”と左(上)から半角桁数nを付加し(S12
0)、その後、前記S117に移行する。
【0152】次に、上記S29でのインデント線/スペ
ース指定線個別編集の処理プロセスを、図23のフロー
チャートに基づいて以下に説明する。
【0153】先ず、圧縮編集情報の復調処理を行うと共
に(S151)、インデント線/スペース指定線の線末
移動を行い(S152)、その後、行前桁方向のスペー
スを削除する(S153)。次に、その行に“E”があ
るか否かを判別する(S154)。S154で、YES
の場合は、インデント解除処理を行った後(S15
5)、S156に移行し、また、NOの場合は、直接S
156に移行する。S156では、その行が“Sn”で
始まっているか否かを判別し、YESの場合は、“n”
個半角スペースを挿入した後(S157)、S158に
移行し、また、NOの場合は、直接S158に移行す
る。
【0154】S158では、その行に“In”があるか
否かを判別し、YESの場合は、“n−1”個半角スペ
ースを挿入すると共に(S159)、スペースの後にイ
ンデントを付加し(S160)、その後、S161に移
行する。また、S158で、NOの場合は、直接S16
1に移行する。
【0155】S161では、その行が先頭行であるか否
かを判別し、YESの場合は、以上のような処理プロセ
スを終了する一方、NOの場合は、一行前に戻った後
(S162)、S153に再度戻る。
【0156】尚、上記S151での圧縮編集情報の復調
は、前記図24での処理プロセスと同一である。
【0157】以上のように、本文書処理システムは、文
字や図形等の文書情報を格納する文書情報格納手段(R
AM3)Cと、インデント線およびスペース指定線の編
集線情報の入力を行う編集線情報入力手段(ペン入力部
10)Aと、編集線情報を格納する編集線情報格納手段
(RAM3)Bと、文書情報と編集線情報との重ね合わ
せ表示を行う表示手段(表示部7)Fと、インデント線
の入力終了を判断するインデント線終了判断手段(CP
U1・ROM2)Gと、インデント線終了判断手段Gに
よりインデント線の入力終了が判断されると、この入力
終了が判断されたインデント線に基づいて、文書情報格
納手段Cに格納された文書情報を逐次インデント編集処
理するインデント個別編集処理手段(CPU1・ROM
2)Hとを備えている。
【0158】このため、ペン入力部10で入力されるイ
ンデント線、またはスペース指定線によるインデント編
集が、情報入力毎の個別な自動編集として簡単に行え、
結果として、インデント編集における操作性を大幅に向
上することができる。
【0159】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
文書処理装置は、文字や図形等の文書情報を格納する文
書情報格納手段と、ペンやマウス等のポインティングデ
バイスからなり、インデント線およびスペース指定線の
編集線情報の入力を行う編集線情報入力手段と、編集線
情報を格納する編集線情報格納手段と、文書情報と編集
線情報との重ね合わせ表示を行う表示手段と、インデン
ト線の入力終了を判断するインデント線終了判断手段
と、インデント線終了判断手段によりインデント線の入
力終了が判断されると、この入力終了が判断されたイン
デント線に基づいて、文書情報格納手段に格納された文
書情報を逐次インデント編集処理するインデント個別編
集処理手段とを備えている構成である。
【0160】これにより、編集線情報入力手段で入力さ
れる編集線情報(インデント線/スペース指定線)によ
るインデント編集が、情報入力毎の個別な自動編集とし
て簡単に行え、結果として、インデント編集における操
作性を大幅に向上することができるという効果を奏す
る。
【0161】また、請求項2記載の文書処理装置は、請
求項1記載の文書処理装置において、インデント個別編
集処理手段は、インデント線が入力された各行の桁位置
情報の変更前に、その行にタブ指定がある場合は、入力
されたインデント線のその行への作用を無効にする構成
である。
【0162】また、請求項3記載の文書処理装置は、請
求項1記載の文書処理装置において、インデント個別編
集処理手段は、インデント線が入力された各行の桁位置
情報の変更前に、その行を横断する罫線指定、またはそ
の行の活字に罫線コードがある場合は、インデント線の
その行への作用を無効にする構成である。
【0163】また、請求項4記載の文書処理装置は、請
求項2または3記載の文書処理装置において、インデン
ト個別編集処理手段は、インデント線が入力された行の
前行にインデント設定条件がある場合、そのインデント
設定条件を有効にすべく、インデント線無効行の先頭に
及ぶインデント設定条件の桁位置にインデント設定条件
を付加すると共に、その設定条件付加前にスペースを挿
入する構成である。
【0164】また、請求項5記載の文書処理装置は、請
求項1記載の文書処理装置において、インデント個別編
集処理手段は、インデント線の一部が無効になった場
合、その行の前のインデント線をインデント線の終端と
すると共に、その行の後のインデント線をインデント線
の始端とする構成である。
【0165】また、請求項6記載の文書処理装置は、請
求項1記載の文書処理装置において、インデント個別編
集処理手段は、有効なインデント線分のインデント編集
の処理前に、その対象行の先頭にスペースが存在する場
合には、有効なインデント線分の最終行より行頭のスペ
ースを順次削除してから編集処理を行う構成である。
【0166】また、請求項7記載の文書処理装置は、請
求項1記載の文書処理装置において、インデント個別編
集処理手段は、有効なインデント線分のインデント編集
の処理前に、その対象行中にインデント設定条件、ある
いはインデント解除条件が存在する場合、その条件を削
除してから編集処理を行う構成である。
【0167】また、請求項8記載の文書処理装置は、請
求項6または7記載の文書処理装置において、インデン
ト個別編集処理手段は、有効なインデント線分のインデ
ント編集を行うにおいて、編集処理の後、インデント線
分の終行にインデント解除条件を付加し、また、インデ
ント線分の始行にインデント線の桁位置に見合うインデ
ント設定条件を付加すると共に、その設定条件付加前に
スペースを挿入する構成である。
【0168】また、請求項9記載の文書処理装置は、請
求項1記載の文書処理装置において、インデント個別編
集処理手段は、入力された編集線情報の行末から編集を
行う構成である。
【0169】また、請求項10記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、インデント個別
編集処理手段は、インデント線の終端の現在行の行端に
改行指定がある場合、インデント解除機能を挿入する
か、あるいはインデント解除機能付き改行に切り替える
構成である。
【0170】また、請求項11記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、インデント個別
編集処理手段は、インデント線の終端の現在行の行端に
改頁指定がある場合、インデント解除機能を挿入する
か、インデント解除機能付き改頁に切り替えるか、ある
いはインデント解除機能付き改行に切り替えた後、改頁
を挿入する構成である。
【0171】また、請求項12記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、インデント個別
編集処理手段は、インデント線の終端の現在行の行端の
次の活字が次の行に移っている場合、行端の次にインデ
ント解除機能と改行または改頁を挿入するか、インデン
ト解除機能付き改行、またはインデント解除機能付き改
頁を挿入する構成である。
【0172】また、請求項13記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、インデント個別
編集処理手段は、インデント線の終端に、既にインデン
ト解除機能と改行、インデント解除機能と改頁、インデ
ント解除機能付き改行、あるいはインデント解除機能付
き改頁がある場合、その位置に新たなインデント解除機
能を挿入しない構成である。
【0173】また、請求項14記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、表示手段は、イ
ンデント線無効行で入力されたインデント線の表示は行
わない構成である。
【0174】また、請求項15記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、編集線情報格納
手段は、各行の端からの字数位置で編集線情報を圧縮記
憶する構成である。
【0175】また、請求項16記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、編集線情報格納
手段は、各行の同じ桁位置の有効行数で編集線情報を圧
縮記憶する構成である。
【0176】また、請求項17記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、編集線情報入力
手段は、線分記述の始まりの形状にて目的線を認識する
と共に、途中の記述および終りの記述にて線分の編集に
おける処理機会を認識して、編集線情報の入力を行う構
成である。
【0177】また、請求項18記載の文書処理装置は、
請求項1記載の文書処理装置において、編集線情報入力
手段は、表示手段の表示画面を越える領域に引続き編集
線情報を入力するに当り、画面移動の後、編集線情報の
指定領域から始まる線分を同じ編集線情報として認識す
る構成である。
【0178】以上のように、請求項2〜18記載の構成
によれば、前記請求項1記載の構成による効果に加え
て、インデント編集における処理機能の向上、および、
より一層の操作性の向上を招来することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の文書処理システムにおける
インデント個別編集処理を行うための機能ブロック図で
ある。
【図2】上記文書処理システムにおけるインデント一括
編集処理を行うための機能ブロック図である。
【図3】上記文書処理システムを示す概略の構成図であ
る。
【図4】上記の文書処理システムを構成するKEYを示
す配置図である。
【図5】同図(a)(b)(c)はそれぞれ編集線のジェス
チャ編集記号を示す説明図である。
【図6】同図(a)はインデント自動編集における一括
モードでの表示画面を示す説明図であり、また、同図
(b)はインデント自動編集における個別モードでの表
示画面を示す説明図である。
【図7】ジェスチャ記号を実際の横書き文書に採用した
例を示す説明図である。
【図8】ジェスチャ記号を実際の横書き文書に採用した
例を示す説明図である。
【図9】ジェスチャ記号を実際の横書き文書に採用した
例を示す説明図である。
【図10】ジェスチャ記号を実際の横書き文書に採用し
た例を示す説明図である。
【図11】ジェスチャ記号を実際の横書き文書に採用し
た例を示す説明図である。
【図12】編集線情報をインデント解除付加条件で処理
した例を示す説明図である。
【図13】編集線情報の変換過程を示す説明図である。
【図14】インデント一括編集の処理プロセスを示すフ
ローチャートである。
【図15】インデント個別編集の処理プロセスを示すフ
ローチャートである。
【図16】上記図14のS1でのインデント線/スペー
ス指定線入力の処理プロセスを示すフローチャートであ
る。
【図17】上記図14のS5でのインデント線新規圧縮
記憶の処理プロセスを示すフローチャートである。
【図18】上記図14のS6でのインデント線更新圧縮
記憶の処理プロセスを示すフローチャートである。
【図19】上記図14のS10でのスペース指定線新規
圧縮記憶の処理プロセスを示すフローチャートである。
【図20】上記図14のS11でのスペース指定線更新
圧縮記憶の処理プロセスを示すフローチャートである。
【図21】上記図15のS24でのインデント線圧縮記
憶の処理プロセスを示すフローチャートである。
【図22】上記図14のS15でのインデント線/スペ
ース指定線一括編集の処理プロセスを示すフローチャー
トである。
【図23】上記図15のS29でのインデント線/スペ
ース指定線個別編集の処理プロセスを示すフローチャー
トである。
【図24】上記図22のS121での圧縮編集情報の処
理プロセスを示すフローチャートである。
【図25】従来例のインデント編集における文書例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 KEY 7 表示部 10 ペン入力部 11 タブレット 12 ペン 13 ペン・タブレット制御部 14 マウス入力部 15 マウス 16 マウス制御部 A 編集線情報入力手段 B 編集線情報格納手段 C 文書情報格納手段 F 表示手段 G インデント線終了判別手段 H インデント個別編集処理手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字や図形等の文書情報を格納する文書情
    報格納手段と、 ペンやマウス等のポインティングデバイスからなり、イ
    ンデント線およびスペース指定線の編集線情報の入力を
    行う編集線情報入力手段と、 編集線情報を格納する編集線情報格納手段と、 文書情報と編集線情報との重ね合わせ表示を行う表示手
    段と、 インデント線の入力終了を判断するインデント線終了判
    断手段と、 インデント線終了判断手段によりインデント線の入力終
    了が判断されると、この入力終了が判断されたインデン
    ト線に基づいて、文書情報格納手段に格納された文書情
    報を逐次インデント編集処理するインデント個別編集処
    理手段とを備えていることを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】上記インデント個別編集処理手段は、イン
    デント線が入力された各行の桁位置情報の変更前に、そ
    の行にタブ指定がある場合は、入力されたインデント線
    のその行への作用を無効にすることを特徴とする請求項
    1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】上記インデント個別編集処理手段は、イン
    デント線が入力された各行の桁位置情報の変更前に、そ
    の行を横断する罫線指定、またはその行の活字に罫線コ
    ードがある場合は、インデント線のその行への作用を無
    効にすることを特徴とする請求項1記載の文書処理装
    置。
  4. 【請求項4】上記インデント個別編集処理手段は、イン
    デント線が入力された行の前行にインデント設定条件が
    ある場合、そのインデント設定条件を有効にすべく、イ
    ンデント線無効行の先頭に及ぶインデント設定条件の桁
    位置にインデント設定条件を付加すると共に、その設定
    条件付加前にスペースを挿入することを特徴とする請求
    項2または3記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】上記インデント個別編集処理手段は、イン
    デント線の一部が無効になった場合、その行の前のイン
    デント線をインデント線の終端とすると共に、その行の
    後のインデント線をインデント線の始端とすることを特
    徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  6. 【請求項6】上記インデント個別編集処理手段は、有効
    なインデント線分のインデント編集の処理前に、その対
    象行の先頭にスペースが存在する場合には、有効なイン
    デント線分の最終行より行頭のスペースを順次削除して
    から編集処理を行うことを特徴とする請求項1記載の文
    書処理装置。
  7. 【請求項7】上記インデント個別編集処理手段は、有効
    なインデント線分のインデント編集の処理前に、その対
    象行中にインデント設定条件、あるいはインデント解除
    条件が存在する場合、その条件を削除してから編集処理
    を行うことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  8. 【請求項8】上記インデント個別編集処理手段は、有効
    なインデント線分のインデント編集を行うにおいて、編
    集処理の後、インデント線分の終行にインデント解除条
    件を付加し、また、インデント線分の始行にインデント
    線の桁位置に見合うインデント設定条件を付加すると共
    に、その設定条件付加前にスペースを挿入することを特
    徴とする請求項6または7記載の文書処理装置。
  9. 【請求項9】上記インデント個別編集処理手段は、入力
    された編集線情報の行末から編集を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の文書処理装置。
  10. 【請求項10】上記インデント個別編集処理手段は、イ
    ンデント線の終端の現在行の行端に改行指定がある場
    合、インデント解除機能を挿入するか、あるいはインデ
    ント解除機能付き改行に切り替えることを特徴とする請
    求項1記載の文書処理装置。
  11. 【請求項11】上記インデント個別編集処理手段は、イ
    ンデント線の終端の現在行の行端に改頁指定がある場
    合、インデント解除機能を挿入するか、インデント解除
    機能付き改頁に切り替えるか、あるいはインデント解除
    機能付き改行に切り替えた後、改頁を挿入することを特
    徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  12. 【請求項12】上記インデント個別編集処理手段は、イ
    ンデント線の終端の現在行の行端の次の活字が次の行に
    移っている場合、行端の次にインデント解除機能と改行
    または改頁を挿入するか、インデント解除機能付き改
    行、またはインデント解除機能付き改頁を挿入すること
    を特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  13. 【請求項13】上記インデント個別編集処理手段は、イ
    ンデント線の終端に、既にインデント解除機能と改行、
    インデント解除機能と改頁、インデント解除機能付き改
    行、あるいはインデント解除機能付き改頁がある場合、
    その位置に新たなインデント解除機能を挿入しないこと
    を特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  14. 【請求項14】上記表示手段は、インデント線無効行で
    入力されたインデント線の表示は行わないことを特徴と
    する請求項1記載の文書処理装置。
  15. 【請求項15】上記編集線情報格納手段は、各行の端か
    らの字数位置で編集線情報を圧縮記憶することを特徴と
    する請求項1記載の文書処理装置。
  16. 【請求項16】上記編集線情報格納手段は、各行の同じ
    桁位置の有効行数で編集線情報を圧縮記憶することを特
    徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  17. 【請求項17】上記編集線情報入力手段は、線分記述の
    始まりの形状にて目的線を認識すると共に、途中の記述
    および終りの記述にて線分の編集における処理機会を認
    識して、編集線情報の入力を行うことを特徴とする請求
    項1記載の文書処理装置。
  18. 【請求項18】上記編集線情報入力手段は、表示手段の
    表示画面を越える領域に引続き編集線情報を入力するに
    当り、画面移動の後、編集線情報の指定領域から始まる
    線分を同じ編集線情報として認識することを特徴とする
    請求項1記載の文書処理装置。
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