JPH0749781B2 - 絞弁組立体 - Google Patents

絞弁組立体

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JPH0749781B2
JPH0749781B2 JP63214618A JP21461888A JPH0749781B2 JP H0749781 B2 JPH0749781 B2 JP H0749781B2 JP 63214618 A JP63214618 A JP 63214618A JP 21461888 A JP21461888 A JP 21461888A JP H0749781 B2 JPH0749781 B2 JP H0749781B2
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JP
Japan
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throttle valve
intake
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valve assembly
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繁夫 玉木
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用エンジンの絞弁組立体に係わり、特に
エンジンの熱的条件が変化しても円滑に絞弁が開閉でき
る燃料噴射装置用多連絞弁型の絞弁組立体に関する。
〔従来の技術〕
複数の吸気孔の各中心軸を通る回転軸に各吸気孔内に配
置される複数の絞弁を固定した絞弁組立体は、例えば米
国特許3,897,524号に記載のように公知である。この絞
弁組立体においては、吸気孔が設けられた本体部材の吸
気孔間部分に、回転軸の支持部分を除いて空洞が設けら
れている。
一方、近年、エンジンの出力向上を目的として、エンジ
ン1気筒に対して1個の絞弁を持つ、いわゆる多連絞弁
を有する燃料噴射装置用の絞弁組立体が提案されてい
る。この絞弁組立体は、吸気通路を短くして通気抵抗を
できるだけ少なくするためにエンジンの吸気弁近傍に設
置することが望ましく、これによりエンジンの出力向上
が図れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
米国特許3,897,754号に記載のような従来の絞弁組立体
は、エンジンの吸気弁より離れて配置されるため、エン
ジンの熱をあまり受けなかったが、エンジンの出力向上
に狙って吸気弁にできるだけ近ずけて配置される多連絞
弁型の絞弁組立体においてはエンジンの熱影響を受け、
従来問題にならなかった熱変形に影響が問題となる。即
ち、絞弁組立体が受ける熱影響により本体部材と回転軸
及び絞弁が熱膨張し、吸気孔内壁と回転軸及び絞弁が熱
変形し、吸気孔内壁に絞弁が食い付くという現象が生じ
る。これに対応するため、従来のこの種の絞弁組立体は
吸気孔内壁と絞弁のクリアランスを約80〜150μmの比
較的大きくしていた。
しかしながら、多連絞弁型の絞弁組立体は特殊なスポー
ティー車だけでなく、一般車にも適用することが考えら
れており、この場合、エンジンのアイドル回転数を下
げ、燃費及び騒音を減らすというニーズが生じる。この
ため、吸気孔内壁と絞弁のクリアランスは約10〜30μm
程度に小さくすることが必要である。しかしながら、ク
リアランスを小さくすると、上述した熱膨張により変化
した寸法を吸収できなくなり、絞弁の吸気孔内壁への食
い付きが生じるという問題があった。
本発明の目的は、吸気孔内壁と絞弁のクリアランスを小
さくできかつ絞弁の吸気孔への食い付きの生じない絞弁
組立体を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の絞弁組立体は、複数
の吸気孔が設けられた本体部材を有し、この本体部材に
前記複数の吸気孔の各中心軸を通り、かつ前記複数の吸
気孔のそれぞれに配置される複数の絞弁を固定した絞弁
用の回転軸を装着した絞弁組立体において、前記本体部
材の複数の吸気孔の間にその吸気孔の間で吸気孔の壁面
材料を互いに分離しかつ前記吸気孔の間の回転軸を露出
させる空洞を設けたことを特徴としている。
この場合、好ましくは、前記空洞と吸気孔の間の本体部
材が前記回転軸を支持する部分にシールを設ける。
〔作用〕
このように構成された本発明の絞弁組立体においては、
本体部材の複数の吸気孔の間にその吸気孔の間で吸気孔
の壁面材料を互いに分離しかつ吸気孔の間の回転軸を露
出させる空洞を設けることにより、本体部材の吸気孔間
の材料が少なくなり本体部材の回転軸方向の熱膨張量が
少なくなる共に、回転軸方向に生じた熱膨張はその空洞
により吸収され、吸気孔内壁の熱変形が均等に分布され
る。これにより吸気孔内壁の異常な熱変形が防止でき、
絞弁の吸気孔内壁への食い付きを防止できる。
空洞と吸気孔の間の本体部材が回転時を支持する部分に
シールを設けることにより、エンジンの脈動による呼吸
作用により、エンジン吸気系にあるガソリン及びブロー
バイガス等が当該支持部を通って空洞に溜まり、エンジ
ンに供給される空気及び燃料の量が微少であるアイドル
時に急激に吸い出され、空燃比が大幅に変化することが
防止される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図により説明す
る。本実施例は二連絞弁型の絞弁組立体に本発明を適用
した例である。
第1図〜第3図において、絞弁組立体の本体部材1は一
般にアルミニュームからなり、その2箇所に吸気孔2が
開けられ、各吸気孔2内には絞弁3が配置されている。
絞弁3は、2つの吸気孔2の中心軸を通る絞弁用の回転
軸4に止めねじ5によって固定され、回転軸4はその両
端で本体部材1に保持された軸受6によって支持されて
いる。回転軸4の一端には、図示しない車輌のアクセル
レバーを踏むことによってリンク機構を介して駆動され
る操作レバー7がワッシャ8及びナット9により固定さ
れ、他端には、復帰用ばね10が装着されたばねホルダー
11がワッシャ12及びナット13により固定されている。回
転軸4は、アクセルペダルを踏むことによって操作レバ
ー7により回転され、アクセルペダルを離すことにより
復帰用ばね10により元の位置に戻り、それと共に絞弁3
の開閉動作が行われる。14は本体部材1装着用の取付け
孔である。
本体部材1には、又、2つの吸気孔2の間の部分をくり
抜くことによってその部分にその吸気孔の間で吸気孔の
壁面材料を互いに分離する空洞15が設けられている。空
洞15は一部16が吸気孔2間の回転軸4の周囲に位置し、
従って回転軸4は空洞部分16に露出している。
このように構成された本実施例においては、絞弁組立体
がエンジンの熱影響を受け、本体部材1が加熱され吸気
孔2が熱膨脹した時、2つの吸気孔2の間に空洞15が形
成されているので、本体部材1の吸気孔間の材料が少な
くなり、本体部材の回転軸方向の熱膨張量が少なくな
る。従って、吸気孔2の熱変形が少なくなる。又、2つ
の吸気孔2の壁面材料は吸気孔2間で互いに空洞15及び
空洞部分16により分離されているので、回転軸方向の熱
膨張は吸収され、2つの吸気孔2の最近接壁面間の距離
Lは小さくなる方に変化する。従って、吸気孔2の熱変
形は均等に分布され、吸気孔2の異常な熱変形が防止さ
れる。このとき、絞弁3の熱膨張量が吸気孔2の熱変形
の範囲内であれば、絞弁3を開閉したとき吸気孔2と干
渉することはない。
比較のため、従来の絞弁組立体を第4図に示す。この絞
弁組立体には、米国特許3,897,524号の教示に従い本体
部材1の吸気孔2間に、回転軸4の支持部分を除いて空
洞20が設けられている。この従来構造の場合、上記と同
様に本体部材1が熱膨脹したことを考えると、空洞20の
形成により熱膨張量は少なくなるが、回転軸4が通る部
分は本体部材1の材料で覆われているので、回転軸方向
の熱膨張は吸収されず、2つの吸気孔2の最近接壁面間
の距離Lは大きくなる方に変化する。従って、吸気孔2
には不均等な熱変形が生じ、熱膨張により外径が大きく
なる絞弁との間に干渉が生じ易くなる。従来はこの干渉
を避けるため、前述したように、吸気孔2の内壁と絞弁
3の外周との間に80〜150μm程度の比較的大きなクリ
アランスを設けていた。このためエンジンに供給される
空気量も多くなり、エンジンのアイドル回転数を下げ、
燃費及び騒音を減らすことはできなかった。
本実施例においては、上述したように、吸気孔2の最近
接壁面間の距離Lは小さくなり、吸気孔2の熱変形は均
等に分布されるため、吸気孔2の内壁と絞弁3の外周と
のクリアランスは材料の熱膨張率で決められる隙間にす
ることが可能になり、従来よりも小さなクリアランスに
しても絞弁3の吸気孔2の内壁への食い付きは生じな
い。このクリアランスは、材料によって若干のバラツキ
はあるが、絞弁3が黄銅、本体部材1がアルミニューム
の場合、10〜20μm程度にできる。そしてこのようにク
リアランスを小さくすることによりアイドル回転時の空
気量を少なくすることができ、アイドル回転数を下げ、
燃費及び騒音を減らすことができる。
本発明の他の実施例を第5図を参照して説明する。本実
施例は、上記実施例の構造に加えて、空洞15,16と吸気
孔2の間の本体部材1の回転軸4を支持する部分と回転
軸4との隙間30にシール31を設けたものである。
上述した実施例では、回転軸4が空洞16に露出されてい
るので、吸気孔2は隙間30を介して空洞15,16に連通し
ている。従って、空洞15,16及び隙間30にエンジンの脈
動により生じる呼吸作用により、エンジン吸気系にある
ガソリン及びブローバイガス等が隙間30を通って空洞1
5,16に溜まり、これが、エンジンに供給される空気及び
燃料の量が微少であるアイドル時に急激に吸い出され、
空燃比を変化させる恐れがある。又、空洞15,16及び隙
間30より、エアクリーナ部で計量された空気以外の空気
が吸気孔2内に送り込まれ、空燃比が変化する恐れもあ
る。本実施例のようにシール31を設けることにより、ガ
ソリン及びブローバイガス等の空洞15,16への流出及び
空洞15,16からの吸気孔2内への空気の侵入を阻止し、
空燃比が変化することを防止することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、本体部材の複数の吸気孔の間にその吸
気孔の間で吸気孔の壁面材料を互いに分離しかつ吸気孔
の間の回転軸を露出させる空洞を設けたので、吸気孔内
壁の異常な熱変形が防止でき、吸気孔と絞弁のクリアラ
ンスの小さくしながら絞弁の吸気孔内壁への食い付きを
防止できる。従って、アイドル回転時の空気量を少なく
することができ、アイドル回転数を下げ、燃費及び騒音
を減らすことができると共に、円滑な絞弁の開閉操作が
可能となる。
空洞と吸気孔の間の本体部材が回転軸を支持する部分に
シールを設けた場合には、更に空燃比が変化することが
防止でき、安定した運転を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による絞弁組立体の平面図で
あり、第2図は同絞弁組立体の側面図であり、第3図は
第2図のIII−III線に沿った断面図であり、第4図は、
比較のため従来の絞弁組立体を示す断面図であり、第5
図は本発明の他の実施例による絞弁組立体を示す第3図
と同様な断面図である。 符号の説明 1……本体部材、2……吸気孔 3……絞弁、4……回転軸 15,16……空洞、31……シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−130751(JP,U) 実開 昭58−167731(JP,U) 実開 昭63−21743(JP,U) 実開 昭58−152563(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の吸気孔が設けられた本体部材を有
    し、この本体部材に前記複数の吸気孔の各中心軸を通
    り、かつ前記複数の吸気孔のそれぞれに配置される複数
    の絞弁を固定した絞弁用の回転軸を装着した絞弁組立体
    において、 前記本体部材の複数の吸気孔の間にその吸気孔の間で吸
    気孔の壁面材料を互いに分離しかつ前記吸気孔の間の回
    転軸を露出させる空洞を設けたことを特徴とする絞弁組
    立体。
  2. 【請求項2】前記空洞と吸気孔の間の本体部材が前記回
    転軸を支持する部分にシールを設けたことを特徴とする
    請求項1記載の絞弁組立体。
JP63214618A 1988-08-29 1988-08-29 絞弁組立体 Expired - Lifetime JPH0749781B2 (ja)

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JP63214618A JPH0749781B2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 絞弁組立体

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JP63214618A JPH0749781B2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29 絞弁組立体

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JPH0264235A JPH0264235A (ja) 1990-03-05
JPH0749781B2 true JPH0749781B2 (ja) 1995-05-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152563U (ja) * 1982-04-06 1983-10-12 マツダ株式会社 エンジンの吸気装置
JPS5910345Y2 (ja) * 1982-04-30 1984-04-02 マツダ株式会社 エンジンの吸気装置

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