JPH0749685B2 - 床の防音構造 - Google Patents

床の防音構造

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JPH0749685B2
JPH0749685B2 JP62142028A JP14202887A JPH0749685B2 JP H0749685 B2 JPH0749685 B2 JP H0749685B2 JP 62142028 A JP62142028 A JP 62142028A JP 14202887 A JP14202887 A JP 14202887A JP H0749685 B2 JPH0749685 B2 JP H0749685B2
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敏郎 武田
章二 長島
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は床の防音構造に関する。
[従来の技術] 従来の鉄骨、木質等からなる床構造として、外周の梁と
中間の小梁にて矩形状の床構造体を形成し、床構造体に
床受材としての根太を取着し、根太に床面材を取着して
なるものがある。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来の床構造にあっては、上階での子供の跳びはね
等による重量衝撃音が下階へ伝わる不都合がある。本発
明者の知見によれば、この重量衝撃音は床荷重を支持す
る床構造体が振動源となり、特に低音部において大き
い。
なお、従来の床の防音構造として、例えば実開昭60-133
037号公報に記載されるように、床受材の自由端部に振
動板を取着するものがある。しかしながら、このように
床面材を直接支持する床受材の振動を振動板にて吸収す
る方法は、床面材が振動源となる軽量衝撃音(上階歩行
時のスリッパ音等)の防音には効果的であるものの、前
述のような床構造体が振動源となる重量衝撃音の発生を
確実に防止するには困難がある。
本発明は、簡素な床構造により、重量衝撃音の発生を確
実に抑制することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 特許請求の範囲第1項の発明は、並設された梁からなる
床構造体に床受材を取着し、上記床受材に床面材を取着
してなる床の防音構造において、上記床構造体の梁間に
曲げ変形に対する粘性及び弾性を有する制振板の両端部
を直接取着したものである。
また特許請求の範囲第2項の発明は、並設された梁から
なる床構造体に床受材を取着し、上記床受材に床面材を
取着してなる床の防音構造において、上記床構造体の梁
間に、パーティクルボード、硬質木片セメント板、石膏
ボードいずれかの単体、もしくはこれらの複合体、また
はこれらと鉄板との複合体からなる制振板の両端部を取
着したものである。
[作用] 本発明によれば、上階での子供の跳びはね等の重量衝撃
荷重に起因して床構造体に生ずる振動は、該床構造体の
梁間に両端が支持されている、曲げ変形に対する粘性及
び弾性を有する制振板の曲げ振動にて確実に吸収、減衰
される。したがって、簡素な構成により、重量衝撃音の
発生を抑制できる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例が適用されてなる床構造の要
部を示す斜視図、第2図は本発明が適用される建物ユニ
ットを示す斜視図、第3図は床構造体への制振板の配設
状態を示す平面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う矢
視図、第5図は本発明の防音効果を示す線図、第6図は
本発明の低音部での防音効果を示す状態図、第7図は本
発明における制振板の配設状態が低音部での防音効果に
及ぼす影響を示す状態図、第8図は防音効果の測定状態
を示す模式図、第9図は制振板の各種態様を示す模式
図、第10図は本発明が適用される建物の一例を示す模式
図である。
第10図に示した建物10は、基礎11の上部に、第2図に示
した複数の建物ユニット12を水平方向、上下方向に接合
して形成したものである。
各建物ユニット12は、第2図に示すように、床構造体13
と柱14と天井構造体15とを溶接接合して骨格を構成され
ている。床構造体13は、矩形に組まれた外周の梁16とこ
れに架設された複数の小梁17とが溶接接合されて格子状
に形成され、天井構造体15は外周の梁18を溶接接合され
て矩形状に形成されている。また、床構造体13は梁16、
小梁17に床根太(床受材)19を釘、接着剤等にて取着
し、天井構造体15は梁18に天井根太(天井受材)20を
釘、接着剤等にて取着している。
建物10の床は、上記床構造体13に取着された床根太19に
床面材21を釘、接着剤等にて取着して構成されている。
また、建物10の天井は、上記天井構造体15に取着された
天井根太20に天井面材22を釘、接着剤等にて取着して構
成されている。
しかして、建物10の上階床構造にあっては、第1図、第
3図、第4図に示すように、床構造体13を構成している
各小梁17に曲げ変形に対する粘性及び弾性を有する制振
板23、24の両端部を釘、接着剤等にて取着している。
制振板23、24は、床構造体13の矩形の外周の一辺方向に
平行かつ床構造体13中央から対称に隔てられた二つの帯
状領域と、上記方向と直交かつ床構造体13の略中央を通
る一つの帯状領域とからなる床構造体13の内部の略H字
状領域に配設され、制振板23はH字中央のウエブ部分に
配設され、制振板24はH字両側のフランジ部分に配設さ
れている。制振板23はパーティクルボードからなり、制
振板24はパーティクルボード24Aの中央部に鉄板24Bを取
着されてなる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、上階での子供の跳びはね等の重量
衝撃荷重に起因して床構造体13に生ずる振動は、該床構
造体13の小梁17間に両端が支持されている、曲げ変形に
対する粘性及び弾性を有する制振板23、24の曲げ振動に
て確実に吸収、減衰される。したがって、簡素な構成に
より、重量衝撃音の発生を抑制できる。
上記制振板23、24による防音効果は第5図に示すとおり
であり、特に低音部(63Hz)での防音効果が顕著である
ことが認められる。なお、第5図において、白丸は従来
構造、黒丸は本発明構造に関するデータを示す。
第6図は本発明の低音部での防音効果を示す状態図、第
7図は本発明における制振板の配設状態が低音部での防
音効果に及ぼす影響を示す状態図である。これらの第6
図、第7図において、防音効果は、第8図に示すように
上階床面の各位置A、B、Cにてバングマシンを作動さ
せた状態下で、下階床面の上方1.2mレベルの各位置1、
2、3に配置したマイクが測定する低音(63Hz)の衝撃
音レベルで評価したものである。
第6図において、は床構造体13に何らの制振板を設け
ない場合、は床構造体13にパーティクルボードからな
る制振板を設けた場合、は床構造体13にパーティクル
ボードからなる制振板とパーティクルボードと硬質木片
セメント板を複合した制振板とを混在させた場合であ
る。なお、において、パーティクルボードと硬質木片
セメント板を複合した制振板は床構造体13の中央部を挟
む左右の両側に配置した。この第6図によれば、床構造
体13に制振板を設けることにより重量衝撃音の発生を特
にその低音部(63Hz)にて抑制できることが認められ
る。また、におけるようにパーティクルボードからな
る制振板とパーティクルボードと硬質木片セメント板を
複合した制振板とを混在して用いることにより、防音効
果を向上できることも認められる。
第7図において、〜は、床構造体13の異なる領域の
それぞれにパーティクルボードからなる制振板とパーテ
ィクルボードと硬質木片セメント板を複合した制振板を
設けた場合である。この第7図によれば、床構造体13の
内部の略H字領域に制振板を配設し、特にパーティクル
ボードからなる制振板をH字中央のウエブ部分に配設
し、パーティクルボードと硬質木片セメント板を複合し
た制振板をH字両側のフランジ部分に配設することによ
り、少量の制振板にて顕著な防音効果を確保できること
が認められる。
なお、制振板としては、第9図(A)に示すようにパー
ティクルボード31Aに硬質木片セメント板31Bを複合させ
た制振板31、第9図(B)に示すようにパーティクルボ
ード32Aに石膏ボード32Bを複合させた制振板32、第9図
(C)に示すようにパーティクルボード33Aの中央部に
鉄板33Bを複合させた制振板33等が好適である。上記制
振板31、32はパーティクルボードのみからなるものに比
してばね定数および質量が変化することとなり、上記制
振板33はパーティクルボードのみからなるものに比して
質量のみが変化することになる。したがって、防音対象
となる床構造に応じて上記制振板31〜33等、各種構造の
制振板が用いられる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、簡素な床構造により、
重量衝撃音の発生を確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用されてなる床構造の要
部を示す斜視図、第2図は本発明が適用される建物ユニ
ットを示す斜視図、第3図は床構造体への制振板の配設
状態を示す平面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う矢
視図、第5図は本発明の防音効果を示す線図、第6図は
本発明の低音部での防音効果を示す状態図、第7図は本
発明における制振板の配設状態が低音部での防音効果に
及ぼす影響を示す状態図、第8図は防音効果の測定状態
を示す模式図、第9図は制振板の各種態様を示す模式
図、第10図は本発明が適用される建物の一例を示す模式
図である。 13……床構造体、16……梁、17……小梁、19……床根太
(床受材)、21……床面材、23、24……制振板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並設された梁からなる床構造体に床受材を
    取着し、上記床受材に床面材を取着してなる床の防音構
    造において、上記床構造体の梁間に曲げ変形に対する粘
    性及び弾性を有する制振板の両端部を直接取着したこと
    を特徴とする床の防音構造。
  2. 【請求項2】並設された梁からなる床構造体に床受材を
    取着し、上記床受材に床面材を取着してなる床の防音構
    造において、上記床構造体の梁間に、パーティクルボー
    ド、硬質木片セメント板、石膏ボードいずれかの単体、
    もしくはこれらの複合体、またはこれらと鉄板との複合
    体からなる制振板の両端部を取着したことを特徴とする
    床の防音構造。
  3. 【請求項3】前記床構造体が矩形に組まれた外周の梁と
    これに架設された複数の小梁にて格子状に形成され、前
    記制振板が、床構造体の矩形の外周の一辺方向に平行か
    つ床構造体中央から対称に隔てられた二つの帯状領域
    と、上記方向と直交かつ床構造体の略中央を通る一つの
    帯状領域とからなる床構造体の内部の略H字状領域に配
    設される特許請求の範囲第1項または第2項に記載の床
    の防音構造。
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