JP2000257198A - 床パネル - Google Patents
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- JP2000257198A JP2000257198A JP11063684A JP6368499A JP2000257198A JP 2000257198 A JP2000257198 A JP 2000257198A JP 11063684 A JP11063684 A JP 11063684A JP 6368499 A JP6368499 A JP 6368499A JP 2000257198 A JP2000257198 A JP 2000257198A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きな重量増加を招かずに、建物の床部に生
じた振動を抑制する床パネルを提供すること。 【解決手段】 本発明の床パネルは、上面で床面材12
を取付支持しながら、対向する床梁4間に掛け渡された
複数の根太11の下面に連結部材20が取り付けられて
構成される。従って、床パネル10の剛性が増し、床面
材12に撓みや変形が生じにくく、床パネル10に加え
られた集中荷重や振動に対しても、高い遮音性能や防振
機能を実現できる。
じた振動を抑制する床パネルを提供すること。 【解決手段】 本発明の床パネルは、上面で床面材12
を取付支持しながら、対向する床梁4間に掛け渡された
複数の根太11の下面に連結部材20が取り付けられて
構成される。従って、床パネル10の剛性が増し、床面
材12に撓みや変形が生じにくく、床パネル10に加え
られた集中荷重や振動に対しても、高い遮音性能や防振
機能を実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物における床パ
ネルに関する。詳しくは、遮音性能や防振機能を向上さ
せた床パネルに関する。
ネルに関する。詳しくは、遮音性能や防振機能を向上さ
せた床パネルに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、柱や梁といった軸組材を直方体
状に組み立てて、この架構体に内壁材や外壁材および天
井材や床材を工場で取り付けて、建築現場に輸送して、
建物を建築するユニット工法が知られている。
状に組み立てて、この架構体に内壁材や外壁材および天
井材や床材を工場で取り付けて、建築現場に輸送して、
建物を建築するユニット工法が知られている。
【0003】図5に示されるように、このようなユニッ
ト工法による建物ユニットの床パネル8として、対向す
る床梁4間に掛け渡された複数の根太11と、これら根
太11上に取付支持された床面材12とを含んで構成さ
れるものがある。
ト工法による建物ユニットの床パネル8として、対向す
る床梁4間に掛け渡された複数の根太11と、これら根
太11上に取付支持された床面材12とを含んで構成さ
れるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6および
図7に強調して示されるように、床パネル8に向かって
上方から重量物Wが落下して、床面材12に衝撃が加え
られた場合、根太11および床面材12は下方に膨らみ
出すようにして撓み、さらに、この撓みによる変形が床
面材12の振動に変換され、下階へ大きな音が伝わって
しまう。このように伝送する振動を遮断するために、例
えば、コンクリート版などを利用して床パネル8の重量
を大きくして、振動を抑制することが考えられるが、こ
の場合、柱や梁の補強が必要となることもあり、望まし
くない。
図7に強調して示されるように、床パネル8に向かって
上方から重量物Wが落下して、床面材12に衝撃が加え
られた場合、根太11および床面材12は下方に膨らみ
出すようにして撓み、さらに、この撓みによる変形が床
面材12の振動に変換され、下階へ大きな音が伝わって
しまう。このように伝送する振動を遮断するために、例
えば、コンクリート版などを利用して床パネル8の重量
を大きくして、振動を抑制することが考えられるが、こ
の場合、柱や梁の補強が必要となることもあり、望まし
くない。
【0005】本発明の目的は、大きな重量増加を招かず
に、建物の床部に生じた振動を抑制できる床パネルを提
供することにある。
に、建物の床部に生じた振動を抑制できる床パネルを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の床パネル10
は、図面を参照して説明すると、対向する床梁4間に掛
け渡されるとともに所定間隔をあけて配置された複数の
根太11と、これら根太11に支持されて取り付けられ
た床面材12とを含んで構成される床パネル10であっ
て、前記少なくとも2本の根太11の下面に跨って連結
部材20が取り付けられていることを特徴とする。
は、図面を参照して説明すると、対向する床梁4間に掛
け渡されるとともに所定間隔をあけて配置された複数の
根太11と、これら根太11に支持されて取り付けられ
た床面材12とを含んで構成される床パネル10であっ
て、前記少なくとも2本の根太11の下面に跨って連結
部材20が取り付けられていることを特徴とする。
【0007】このような構成の床パネル10では、上面
に床面材12が取り付けられた少なくとも2本の根太1
1の下面に跨って連結部材20が取り付けられるので、
床パネル10の剛性が増し、床面材12に撓みや変形が
生じにくい。従って、床パネル10に集中荷重や振動が
加えられても、建物の遮音性能や防振機能が向上する。
に床面材12が取り付けられた少なくとも2本の根太1
1の下面に跨って連結部材20が取り付けられるので、
床パネル10の剛性が増し、床面材12に撓みや変形が
生じにくい。従って、床パネル10に集中荷重や振動が
加えられても、建物の遮音性能や防振機能が向上する。
【0008】この場合、前記連結部材20は、すべての
前記根太11に跨って連続して設けられる板状部材であ
ることが好ましい。
前記根太11に跨って連続して設けられる板状部材であ
ることが好ましい。
【0009】床パネル10に設けられたすべての根太1
1が、すくなくとも1本の連結部材20によって連結さ
れていれば、1部の根太11のみを連結する場合に比べ
て、衝撃によるエネルギーが床パネル10全体に渡って
散逸し、各根太11で、その力を受けることができるの
で、床面材12や根太11の変形量を少なくでき、高い
遮音性能や防振機能が実現できる。
1が、すくなくとも1本の連結部材20によって連結さ
れていれば、1部の根太11のみを連結する場合に比べ
て、衝撃によるエネルギーが床パネル10全体に渡って
散逸し、各根太11で、その力を受けることができるの
で、床面材12や根太11の変形量を少なくでき、高い
遮音性能や防振機能が実現できる。
【0010】また、前記根太11と直交して格子状に前
記連結部材20が組まれることになるので、床面材12
における振動源や変形発生点の位置に関わらず平均的に
振動や変形を防止できる。床パネル10の剛性が一層向
上し、高い遮音性能や防振機能が実現できる。
記連結部材20が組まれることになるので、床面材12
における振動源や変形発生点の位置に関わらず平均的に
振動や変形を防止できる。床パネル10の剛性が一層向
上し、高い遮音性能や防振機能が実現できる。
【0011】さらに、前記連結部材20を、板状部材で
構成すれば、例えばタッピングビスを打ち付けるなどし
て、前記根太11に簡単に取り付けることができる。従
って、連結部材20を設けても、床パネル10の製造を
容易にでき、コスト上昇も抑えることができる。
構成すれば、例えばタッピングビスを打ち付けるなどし
て、前記根太11に簡単に取り付けることができる。従
って、連結部材20を設けても、床パネル10の製造を
容易にでき、コスト上昇も抑えることができる。
【0012】この際、前記連結部材20として、金属
製、木質および合成樹脂製など各種材質のものが利用で
きるが、特に帯状の合板が好ましい。
製、木質および合成樹脂製など各種材質のものが利用で
きるが、特に帯状の合板が好ましい。
【0013】安価で汎用性のある合板を利用すれば、前
記床パネル10を製造するコストを低減できるととも
に、加工する作業も容易になる。また、合板は比較的軽
量でかつ剛性もあるので、床パネル10の重量増加も抑
えることができる。
記床パネル10を製造するコストを低減できるととも
に、加工する作業も容易になる。また、合板は比較的軽
量でかつ剛性もあるので、床パネル10の重量増加も抑
えることができる。
【0014】前記連結部材20は、前記複数の根太11
の長手方向中心に渡って取り付けられていることが好ま
しい。
の長手方向中心に渡って取り付けられていることが好ま
しい。
【0015】前記複数の根太11は両端でそれぞれ床梁
4に固定されているため、根太11の中心部分は、両端
部分に比べて変形や歪みが加わりやすい。従って、前記
複数の根太11の長手方向中心部を繋げて、連結部材2
0を取り付ければ、根太11の変形や振動をより効果的
に抑制できる。
4に固定されているため、根太11の中心部分は、両端
部分に比べて変形や歪みが加わりやすい。従って、前記
複数の根太11の長手方向中心部を繋げて、連結部材2
0を取り付ければ、根太11の変形や振動をより効果的
に抑制できる。
【0016】また、前記連結部材20は、前記複数の根
太11が掛け渡された2つの床梁4に沿ってそれぞれ配
置されていてもよい。
太11が掛け渡された2つの床梁4に沿ってそれぞれ配
置されていてもよい。
【0017】この場合、前記根太11には2本の連結部
材20が取り付けられているので、連結部材20が1本
のみ取り付けられる場合に比べて、床パネル10Aの剛
性を向上させることができる。
材20が取り付けられているので、連結部材20が1本
のみ取り付けられる場合に比べて、床パネル10Aの剛
性を向上させることができる。
【0018】この際、前記根太11と前記連結部材20
との間には防蟻シート30が張られてもよい。
との間には防蟻シート30が張られてもよい。
【0019】1階部分に上記のような建物ユニット1を
利用する場合、防蟻シート30が前記連結部材20によ
って前記根太11に固定されていれば、前記防蟻シート
30が緩んでも、下方に垂れ下がることを防止できる。
利用する場合、防蟻シート30が前記連結部材20によ
って前記根太11に固定されていれば、前記防蟻シート
30が緩んでも、下方に垂れ下がることを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の一形態を
図面に基づいて説明する。図1には、本発明の床パネル
10が取り付けられた1階部分の建物ユニット1が示さ
れている。この建物ユニット1は、4本の柱2と、これ
ら柱2の上端間および下端間にそれぞれ掛け渡された天
井梁3および床梁4とを含んで構成されている。
図面に基づいて説明する。図1には、本発明の床パネル
10が取り付けられた1階部分の建物ユニット1が示さ
れている。この建物ユニット1は、4本の柱2と、これ
ら柱2の上端間および下端間にそれぞれ掛け渡された天
井梁3および床梁4とを含んで構成されている。
【0021】この建物ユニット1の下部では、対向する
床梁4間に所定間隔をおいて掛け渡された複数の根太1
1と、これら根太11上に取付支持された床面材12
と、前記根太11の下面に取り付けられた連結部材20
とを含んだ床パネル10が対向する床梁4間に設けられ
ている。
床梁4間に所定間隔をおいて掛け渡された複数の根太1
1と、これら根太11上に取付支持された床面材12
と、前記根太11の下面に取り付けられた連結部材20
とを含んだ床パネル10が対向する床梁4間に設けられ
ている。
【0022】図2には、図1に示された床パネル10の
II−II線に沿った断面が、また図3にはIII−III線に沿
った断面が示されている。前記根太11は、製材を使用
し、これら根太11の上面にフローリング板等を仕上げ
材として用いた床面材12がタッピングビス(図示略)
によって取り付けられている。
II−II線に沿った断面が、また図3にはIII−III線に沿
った断面が示されている。前記根太11は、製材を使用
し、これら根太11の上面にフローリング板等を仕上げ
材として用いた床面材12がタッピングビス(図示略)
によって取り付けられている。
【0023】また、根太11の下面には、防蟻シート3
0が床パネル10の下面全体に敷かれ、各根太11や床
梁4に固定されている。
0が床パネル10の下面全体に敷かれ、各根太11や床
梁4に固定されている。
【0024】連結部材20は、図1、図2および図3に
示すように、根太11の全長の中心部分に取り付けら
れ、しかもすべての根太11に渡って取り付けられてい
る。そして、この連結部材20としては、帯状の合板が
利用されている。
示すように、根太11の全長の中心部分に取り付けら
れ、しかもすべての根太11に渡って取り付けられてい
る。そして、この連結部材20としては、帯状の合板が
利用されている。
【0025】このような床パネル10を含んだ建物ユニ
ット1を製造する手順は、以下に述べる通りである。ま
ず、柱2、天井梁3、床梁4、天井小梁7および根太1
1が接合された建物ユニット1の根太11上面に床面材
12が敷設される。その後、1階に配置される建物ユニ
ット1においては、防蟻シート30を建物ユニット1の
下面全体に張り渡し、床梁4と平行な状態を保って連結
部材20を根太11の下面にあてがう。
ット1を製造する手順は、以下に述べる通りである。ま
ず、柱2、天井梁3、床梁4、天井小梁7および根太1
1が接合された建物ユニット1の根太11上面に床面材
12が敷設される。その後、1階に配置される建物ユニ
ット1においては、防蟻シート30を建物ユニット1の
下面全体に張り渡し、床梁4と平行な状態を保って連結
部材20を根太11の下面にあてがう。
【0026】最後に、一端の根太11から他端の根太1
1向かって連続して釘40を打ち付けながら、1枚の帯
状の合板(連結部材)20を根太11に接合する。な
お、建物ユニット1が1階部分に設置されるため、防蟻
シート30が床パネル10の下面に張られたが、建物ユ
ニットが2階以上の部分に積層される場合には、この防
蟻シート30は省略される。
1向かって連続して釘40を打ち付けながら、1枚の帯
状の合板(連結部材)20を根太11に接合する。な
お、建物ユニット1が1階部分に設置されるため、防蟻
シート30が床パネル10の下面に張られたが、建物ユ
ニットが2階以上の部分に積層される場合には、この防
蟻シート30は省略される。
【0027】このようにして構成された床パネル10
に、図3に示されるように、多数の書籍を収納した段ボ
ール箱などの重量物Wが落下したり、子供が飛び跳ねた
りすると、床面材12に衝撃力が加わる。この衝撃力
は、床面材12から落下点の下側に配置された根太11
に伝わり、この根太11から連結部材20を通して他の
根太11にも伝達される。従って、衝撃力は、1本の根
太11だけでなく、他の根太11にも分散されるため、
根太11の撓み量、つまり床面材12の変形量が小さく
なり、床面材12の振動や、これによる騒音が低減され
る。
に、図3に示されるように、多数の書籍を収納した段ボ
ール箱などの重量物Wが落下したり、子供が飛び跳ねた
りすると、床面材12に衝撃力が加わる。この衝撃力
は、床面材12から落下点の下側に配置された根太11
に伝わり、この根太11から連結部材20を通して他の
根太11にも伝達される。従って、衝撃力は、1本の根
太11だけでなく、他の根太11にも分散されるため、
根太11の撓み量、つまり床面材12の変形量が小さく
なり、床面材12の振動や、これによる騒音が低減され
る。
【0028】上記の場合、重量物Wの落下して瞬時に衝
撃力が床パネル10に伝達されていたが、ピアノを載置
する場合などのように長期間に渡って荷重が加えられる
場合ついても同様のことがいえる。すなわち、重量物W
が置かれている範囲の床面材12、つまりこれを支持す
る1部の根太11に長期的に応力が加えられても、連結
部材20によってその力を分散でき、床パネル10の曲
げや変形を十分抑制することができる。
撃力が床パネル10に伝達されていたが、ピアノを載置
する場合などのように長期間に渡って荷重が加えられる
場合ついても同様のことがいえる。すなわち、重量物W
が置かれている範囲の床面材12、つまりこれを支持す
る1部の根太11に長期的に応力が加えられても、連結
部材20によってその力を分散でき、床パネル10の曲
げや変形を十分抑制することができる。
【0029】このような本実施形態によれば、以下に述
べるような効果が得られる。 上面に床面材12が取り付けられた根太11の下面に
跨って連結部材20が取り付けられているので、1部の
根太11に加えられた荷重を各根太11で分散して支持
できる。このため、床パネル10の剛性が増し、床面材
12に撓みや変形が生じにくいので、床パネル10に集
中荷重や振動が加えられても、建物の遮音性能や防振機
能が向上する。
べるような効果が得られる。 上面に床面材12が取り付けられた根太11の下面に
跨って連結部材20が取り付けられているので、1部の
根太11に加えられた荷重を各根太11で分散して支持
できる。このため、床パネル10の剛性が増し、床面材
12に撓みや変形が生じにくいので、床パネル10に集
中荷重や振動が加えられても、建物の遮音性能や防振機
能が向上する。
【0030】両端部分に比べて変形や歪みが生じやす
い根太11の長手方向中心部分を繋げて連結部材20が
取り付けられているので、根太11の変形や歪みをより
効果的に抑制できる。
い根太11の長手方向中心部分を繋げて連結部材20が
取り付けられているので、根太11の変形や歪みをより
効果的に抑制できる。
【0031】連結部材20は、中間で途切れることな
く、すべての根太11に跨って連続して設けられてい
る。つまり、前記根太11がすべて1本の連結部材20
によって連結されている。従って、部分的に根太11が
連結される場合に比べて、衝撃によるエネルギーを床パ
ネル10全体に渡って散逸(分散)させることができ、
高い遮音性能や防振機能が実現できる。
く、すべての根太11に跨って連続して設けられてい
る。つまり、前記根太11がすべて1本の連結部材20
によって連結されている。従って、部分的に根太11が
連結される場合に比べて、衝撃によるエネルギーを床パ
ネル10全体に渡って散逸(分散)させることができ、
高い遮音性能や防振機能が実現できる。
【0032】前記連結部材20は、板状の合板である
ので、釘40を打ちつけて、前記根太11に簡単に取り
付けることができるので、床パネル10を容易に製造で
きる。また、安価で汎用性のある合板を利用しているの
で、前記床パネル10を製造するコストも低減できる。
ので、釘40を打ちつけて、前記根太11に簡単に取り
付けることができるので、床パネル10を容易に製造で
きる。また、安価で汎用性のある合板を利用しているの
で、前記床パネル10を製造するコストも低減できる。
【0033】その上、合板であるから、連結部材20
を取り付けたことによる床パネル10の重量増加を抑え
ることができ、柱2や梁3、4の補強も不要にできる。
を取り付けたことによる床パネル10の重量増加を抑え
ることができ、柱2や梁3、4の補強も不要にできる。
【0034】1階の建物ユニット1の下面に張られた
防蟻シート30を、連結部材20で押さえているので、
防蟻シート30の垂れ下がりを防止できる。
防蟻シート30を、連結部材20で押さえているので、
防蟻シート30の垂れ下がりを防止できる。
【0035】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、以下に示すような変形例をも含む。
例えば、床パネルとしては、図4に示されるように、床
梁4に沿って平行して取り付けられた2本の連結部材2
0を含んで構成された床パネル10Aを用いてもよい。
この床パネル10Aでは、前記根太11に1本の連結部
材20が取り付けられる場合に比べて、床パネル10A
に加わる応力や衝撃力を速やかに根太11に分散させる
ことができるので、床パネル10Aの剛性をより高める
ことができ、より高い遮音性や防振性を得ることができ
る。
れるものではなく、以下に示すような変形例をも含む。
例えば、床パネルとしては、図4に示されるように、床
梁4に沿って平行して取り付けられた2本の連結部材2
0を含んで構成された床パネル10Aを用いてもよい。
この床パネル10Aでは、前記根太11に1本の連結部
材20が取り付けられる場合に比べて、床パネル10A
に加わる応力や衝撃力を速やかに根太11に分散させる
ことができるので、床パネル10Aの剛性をより高める
ことができ、より高い遮音性や防振性を得ることができ
る。
【0036】また、連結部材20の取付枚数や設置位置
および配置状態は、前記実施形態やや図4に示す変形例
に限らない。すなわち、連結部材20の枚数は3枚以上
であってもよい。
および配置状態は、前記実施形態やや図4に示す変形例
に限らない。すなわち、連結部材20の枚数は3枚以上
であってもよい。
【0037】さらに、連結部材20の設置位置も、例え
ば、建物ユニット1の建具の位置などに応じて、1枚の
連結部材20を根太11の中心部分より一方の床梁4側
に偏って取り付けてもよい。さらに、3枚の連結部材2
0を、例えば根太11の全長を4等分する位置に取り付
けても構わない。また配置状態も1本の連結部材20を
床梁4に対して斜めに配置してもよい。要するに、前記
連結部材20の取付枚数、設置位置および配置状態は、
床パネル10、10A上部の建物ユニット1の内部空間
の間取りなどに応じて適宜設定されることが好ましい。
ば、建物ユニット1の建具の位置などに応じて、1枚の
連結部材20を根太11の中心部分より一方の床梁4側
に偏って取り付けてもよい。さらに、3枚の連結部材2
0を、例えば根太11の全長を4等分する位置に取り付
けても構わない。また配置状態も1本の連結部材20を
床梁4に対して斜めに配置してもよい。要するに、前記
連結部材20の取付枚数、設置位置および配置状態は、
床パネル10、10A上部の建物ユニット1の内部空間
の間取りなどに応じて適宜設定されることが好ましい。
【0038】さらに、連結部材20の長さも、前記実施
形態では、一方の床梁4から他方の床梁4までの長さに
対応していたが、これに限らない。すなわち、隣り合う
2本の根太11だけを跨ぐ長さでもよく、3〜6本の根
太11を跨ぐ長さでもよい。さらに、このような長さの
連結部材20が断続的に設けられていても構わない。
形態では、一方の床梁4から他方の床梁4までの長さに
対応していたが、これに限らない。すなわち、隣り合う
2本の根太11だけを跨ぐ長さでもよく、3〜6本の根
太11を跨ぐ長さでもよい。さらに、このような長さの
連結部材20が断続的に設けられていても構わない。
【0039】連結部材20の形状および材質は、帯状に
加工した合板に限らず、例えば、形状としては、丸棒状
(ブレースなど)や角棒状のもの、および矩形板状や円
盤状のものでも構わない。また材質として、板金材に代
表される金属製のものや、強化炭素繊維製のものも考え
られる。
加工した合板に限らず、例えば、形状としては、丸棒状
(ブレースなど)や角棒状のもの、および矩形板状や円
盤状のものでも構わない。また材質として、板金材に代
表される金属製のものや、強化炭素繊維製のものも考え
られる。
【0040】そして、前記実施形態では、防蟻シート3
0が敷かれていたが、建物ユニット1が設置される地域
や、そのほかの防蟻対策を施す場合などには、これを省
略しても良い。また、床パネル10と床梁4との接合部
分に防振ゴムを設けても構わない。また、この防振ゴム
の取付位置としては、床面材12と根太11との接合部
分でもよい。さらに防振ゴムの材料としては、発泡スチ
ロールやグラスウールなどの多孔材料や繊維材料が利用
できる。
0が敷かれていたが、建物ユニット1が設置される地域
や、そのほかの防蟻対策を施す場合などには、これを省
略しても良い。また、床パネル10と床梁4との接合部
分に防振ゴムを設けても構わない。また、この防振ゴム
の取付位置としては、床面材12と根太11との接合部
分でもよい。さらに防振ゴムの材料としては、発泡スチ
ロールやグラスウールなどの多孔材料や繊維材料が利用
できる。
【0041】床パネル10が使用される建物の種類も、
一般住宅に限らず、商業用の店舗や公共施設などでもよ
い。具体的には、カラオケボックスやゲームセンターな
どの遊技施設や店舗兼住宅などの共用施設にも利用が可
能である。以上、本発明の実施の際の床パネル10の具
体的な構造や材質および形状などは、本発明の目的を達
成できる範囲内で他の構造としてもよい。
一般住宅に限らず、商業用の店舗や公共施設などでもよ
い。具体的には、カラオケボックスやゲームセンターな
どの遊技施設や店舗兼住宅などの共用施設にも利用が可
能である。以上、本発明の実施の際の床パネル10の具
体的な構造や材質および形状などは、本発明の目的を達
成できる範囲内で他の構造としてもよい。
【0042】
【発明の効果】前述のような本発明の床パネルは、対向
する床梁間に掛け渡された複数の根太の下面に連結部材
が取り付けられているので、床パネルの剛性が増し、床
面材に撓みや変形が生じにくく、床パネルに加えられた
集中荷重や振動に対しても、高い遮音性能や防振機能を
実現できる。
する床梁間に掛け渡された複数の根太の下面に連結部材
が取り付けられているので、床パネルの剛性が増し、床
面材に撓みや変形が生じにくく、床パネルに加えられた
集中荷重や振動に対しても、高い遮音性能や防振機能を
実現できる。
【図1】本発明の床パネルが組み込まれた建物ユニット
全体の斜視図である。
全体の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る床パネルを示す断面図
である。
である。
【図3】前記実施形態における床パネルに重量物が落下
した様子を示す断面図である。
した様子を示す断面図である。
【図4】本発明の変形例における床パネルを示す断面図
である。
である。
【図5】本発明の従来例における床パネルを示す断面図
である。
である。
【図6】本発明の従来例における床パネルに重量物が落
下した場合の変形を示す断面図である。
下した場合の変形を示す断面図である。
【図7】本発明の従来例における床パネルに重量物が落
下した場合の変形を示す断面図である。
下した場合の変形を示す断面図である。
1 建物ユニット 4 床梁 10、10A 床パネル 11 根太 12 床面材 20 連結部材 30 防蟻シート
Claims (6)
- 【請求項1】 対向する床梁間に掛け渡されるとともに
所定間隔をあけて配列された複数の根太と、これら根太
に支持されて取り付けられた床面材とを含んで構成され
る床パネルであって、 前記少なくとも2本の根太の下面に跨って連結部材が取
り付けられていることを特徴とする床パネル。 - 【請求項2】 請求項1に記載の床パネルにおいて、 前記連結部材は、すべての根太に跨って連続して設けら
れる板状部材であることを特徴とする床パネル。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の床パネルにお
いて、 前記連結部材は、帯状の合板であることを特徴とする床
パネル。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の床パネ
ルにおいて、 前記連結部材は、前記複数の根太の長手方向中心に渡っ
て取り付けられていることを特徴とする床パネル。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の床パネ
ルにおいて、 前記連結部材は、前記複数の根太が掛け渡された2つの
床梁に沿ってそれぞれ配置されていることを特徴とする
床パネル。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の床パネ
ルにおいて、 前記根太と前記連結部材との間には、防蟻シートが張ら
れていることを特徴とする床パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11063684A JP2000257198A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 床パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11063684A JP2000257198A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 床パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000257198A true JP2000257198A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13236458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11063684A Withdrawn JP2000257198A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 床パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000257198A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110158629A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-23 | 阳地钢(上海)装配式建筑股份有限公司 | 轻钢结构装配式建筑的节能基础 |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP11063684A patent/JP2000257198A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110158629A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-23 | 阳地钢(上海)装配式建筑股份有限公司 | 轻钢结构装配式建筑的节能基础 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |