JPH0749611Y2 - クリーニングカセット - Google Patents

クリーニングカセット

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JPH0749611Y2
JPH0749611Y2 JP1987066748U JP6674887U JPH0749611Y2 JP H0749611 Y2 JPH0749611 Y2 JP H0749611Y2 JP 1987066748 U JP1987066748 U JP 1987066748U JP 6674887 U JP6674887 U JP 6674887U JP H0749611 Y2 JPH0749611 Y2 JP H0749611Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はテープエンドの検知を光学的に行うテープレ
コーダに適用されるクリーニングカセットに関し,とく
にクリーニングテープが織布や不織布などの布テープで
形成されているものを対象とする。
〔従来の技術〕
クリーニングカセットにおいて,クリーニングテープを
布テープで形成するものがある。例えば実開昭61-98209
号公報に示されるクリーニングカセットはその一つであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この種のクリーニングカセットを用いて磁気ヘッドのク
リーニングを行う場合,機種によってはテープレコーダ
が正常に作動しないことがある。例えば,クリーニング
カセットを装填しても直ちにイジェクト機構が作動した
り,クリーニングテープがローディングされないまま早
送り状態と巻戻し状態を繰り返すことがあった。とく
に,VHS方式のビデオテープレコーダに代表されるよう
に,テープエンドの検知を光源とフォトセンサで行うも
のでこの種の誤作動を生じていた。
ところで,この種のクリーニングカセットは,一般にビ
デオカセットのケースやテープリールを殆どそのまま流
用し,磁気テープをクリーニングテープで置き代えて構
成する。そのため,前述のような誤作動の原因は磁気テ
ープとクリーニングテープの形質の差違としか考えられ
ず,本考案者はこの観点から誤作動の原因を追求した。
その結果、全てはクリーニングテープの光透過度が磁気
テープのそれに比べて数10倍も大きいことに誤作動の原
因があることを知った。
すなわち、ある種のテープレコーダの中には、第1図を
借りて説明すると、例えばクリーニングテープ5を繰出
側テープリール3から巻取側テープリール4に巻き取り
走行させる際に、巻取側テープリール4に透明リーダー
テープ部分が完全に巻き取られた状態でないと正常に作
動しないものがある。
その場合に光透過度の高いクリーニングテープ5では、
光源Lからの照射光が該テープ5を透過してテープレコ
ーダ側のフォトセンサSに達してしまい、前述の透明リ
ーダーテープ部分が未だ巻取側テープリール4に完全に
巻き取られていない状態であるといつまでも検出し続
け、これが誤作動につながっていたのである。
この考案は上記に鑑み提案されたものであって,クリー
ニングカセットを使用する際のテープレコーダの誤作動
を防止し,確実に磁気ヘッドのクリーニングを行えるよ
うにすることを主たる目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち,クリーニングテープこれ自体に光透過度を低
減する細工を施すには限界がある。最も容易にはテープ
を分厚くすることが考えられるが,これは装填時のテー
プ走行トルクが過大になり,レコーダ側が作動しなくな
る事態を招く。いずれにせよ,テープに細工をすること
は高価につき,得策ではない。
そこで本考案は、図示するごとくケース1内に布製のク
リーニングテープ5が巻かれたテープリール3・4を備
えており、ケース1内の前方にテープガイド6・6を有
し、クリーニングテープ5はテープガイド6・6を介し
て一方の供給側テープリール3からケース前面に繰り出
されて他方の巻取側テープリール4に巻き取られ、ケー
ス1にテープレコーダ側の光源Lが入り込むランプ穴12
を設けてあり、ケース1内には、該光源Lからの照射光
が少なくとも巻取側テープリール4とこれの前方のテー
プガイド6との間のテープパスを通ってケース外側のテ
ープレコーダ側のフォトセンサSに達するテープエンド
検知用の光路Pが設定されているクリーニングカセット
において、ケース1内のランプ穴12の近くに、フォトセ
ンサSに達する光源Lからの照射光の光量を低減させる
ための減光部材14が位置を固定して配備されていること
を特徴とする。
減光部材14としては,半透明のプラスチック材や,透明
プラスチックをスモーク処理したもの,あるいは不透明
体に微細な光透過孔を適当量通設したものなど,フォト
センサSに到達する光量を低減し,しかもテープエンド
の検知には支障を生じないものである。
〔第1実施例〕 第1図ないし第3図は本考案をVHS方式のビデオテープ
レコーダ用のクリーニングカセットに適用した第1実施
例を示している。
第2図において,クリーニングカセットはケース1およ
びテープ保護用の前カバー2,あるいは左右一組のテープ
リール3・4などの殆どの部材を,VHS方式のビデオカセ
ットと実質的に同一形態に構成する。テープリール3・
4はハブ径が大きく設定してあり,それぞれ所定長さの
透明のリーダテープを巻始端にしてクリーニングテープ
5を巻き取る。このクリーニングテープ5には両端に透
明のリーダーテープが付設されている。尤も,透明リー
ダーテープの相当部分に通孔を明けるなどの形態を採っ
てもよい。
不使用時において,図に向かって左側の供給側テープリ
ール3から導出されたテープ5は,ケース前端両側のテ
ープガイド6・6に案内されてテープローディングのた
めに設けられた3個所のポケット7を横切り,巻取側テ
ープリール4に巻き付けられる。前者テープリール3と
図に向かって左側のテープガイド6との間のテープパス
の途中に,クリーニング液をテープ5に塗布供給する塗
布ローラ9が回転自在に配置されている。
塗布ローラ9はクリーニング液を吸蔵するフェルトやス
ポンジからなる塗布体10を内蔵しており,この塗布体10
をローラ周面の一部から縦長に露出させて,テープ5が
移行するとき,該テープ5と同調回転して,クリーニン
グ液がテープ面に一定間隔おきに間欠塗布されるように
している。
中央のテープローディング用のポケット7に隣接するケ
ース内方にテープレコーダ側の光源Lが入り込むランプ
穴12を設けている。ケース1の左右外側の前方寄りにそ
れぞれ設けられるテープレコーダ側の一対のフォトセン
サSと前記光源Lとによって,テープエンド検知用の光
路Pがケース1内に設定されている。この光路Pは各テ
ープリール3・4と左右のテープガイド6・6との間の
テープパスのそれぞれと交差する。
クリーニングテープ5はプラスチック繊維その他からな
る織布製である。本考案者の確認したところによれば,
現状のクリーニングテープ5の光透過度は磁気テープの
それの略35倍であった。
そこで,本考案はクリーニングテープ5の光透過度を磁
気テープの光透過度と同程度にまで低減するために,光
路Pの途中に減光部材14を配設した点に特徴を有する。
詳しくは第1図に示すように,ランプ穴12に隣接する空
区画15を利用して減光部材14を配置した。第3図のよう
に減光部材14は直交する平面視L字状の脚壁16と,脚壁
16の一端上部に突設される遮光壁17,および押え片18
を,半透明のプラスチック材で一体に成形してなる。減
光部材14を区画15内に落とし込み装着した状態におい
て,脚壁16および押え片18が区画15の内面壁に同時に接
当して,減光部材14の水平方向移動を阻止する。また,
脚壁16および押え片18を上下ハーフで挟持することによ
り,減光部材14のケース厚み方向の遊動が阻止されてい
る。
以上のようにしたクリーニングカセットは,テープレコ
ーダに装填した状態で光源Lの照射光を減光部材14が遮
って減光する。従って,テープ5を介してフォトセンサ
Sに到達する検知光量は,磁気テープが光路Pを遮る場
合の光量とほぼ同じとなり,テープレコーダが誤作動す
ることを防止できるに至ったものである。
比較試験例 同一の布製クリーニングテープ5を使用し,減光部材14
を備えたものと減光部材14を備えていないものとをテー
プレコーダに適用して,誤作動の有無を比較した。試験
は,減光部材14を備えていないクリーニングカセットを
各種のテープレコーダに適用し,誤作動を生じた機種に
限って本案カセットを適用して誤作動の有無を確認し
た。
その結果,本案カセットを適用しても一切誤作動を生じ
ることがなく,磁気ヘッドのクリーニングを適正に行う
ことができた。
〔第2実施例〕 第4図は本考案の第2実施例を示す。第1実施例では左
右の光路Pのうち,巻取側テープリール4に対応する光
路Pのみを減光部材14で遮るものとしたが,この第2実
施例では左右の光路Pを同時に遮るよう減光部材14を設
けた。即ち,ランプ穴12の左右の投光窓12aに半透明フ
ィルム製の減光部材14・14を貼付固定した。
このように減光部材14は左右の光路Pのいずれか一方あ
るいは双方を遮るもののいずれでもよい。
減光部材14の形成素材は必ずしも透明体あるいは半透明
体である必要はなく,不透明体に適当な大きさの通光穴
を通設したものでもよい。
本考案が対象とするクリーニングカセットはVHS方式の
ビデオテープレコーダ以外に,8ミリビデオテープレコー
ダにも適用できる。また,クリーニングカセットは必ず
しも湿式である必要はない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のクリーニングカセットによ
れば,テープエンド検知用の光路Pの途中に減光部材14
を配置して,クリーニングテープ5が光路Pを遮るとき
のフォトセンサSの受光量を減少させるようにしたの
で,布製のクリーニングテープ5を用いてクリーニング
を行う場合の,テープレコーダの誤作動を解消でき,磁
気ヘッドのクリーニングを確実に行えるものとなった。
とくに,クリーニングテープ5を分厚くしたり特別に着
色したりするのとは異なり,安価に実施できる利点を有
する。
更に、前記減光部材14はランプ穴12の近くに配備されて
いるので、該減光部材14がランプ穴12から遠く離れて位
置する形態に比べて光源Lからの照射光は所定量だけ該
減光部材14を確実に通り抜け、光源Lからの照射光の光
量の低減化を所望通りに設定するのに有利であり、この
点でもテープレコーダ側の作動の確実性を期すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示してお
り,第1図はクリーニングカセットの概略構造を示す内
部平面図,第2図は第1図におけるA−A線断面図,第
3図は減光部材の斜視図である。第4図は本考案の第2
実施例を示す要部の平面図である。 1……ケース,5……クリーニングテープ,14……減光部
材,L……光源,P……光路,S……フォトセンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース(1)内に布製のクリーニングテー
    プ(5)が巻かれたテープリール(3・4)を備えてい
    ること、 ケース(1)内の前方にテープガイド(6・6)を有す
    ること、 クリーニングテープ(5)はテープガイド(6・6)を
    介して一方の供給側テープリール(3)からケース前面
    に繰り出されて他方の巻取側テープリール(4)に巻き
    取られること、 ケース(1)にテープレコーダ側の光源(L)が入り込
    むランプ穴(12)を設けてあること、 ケース(1)内には、該光源(L)からの照射光が少な
    くとも巻取側テープリール(4)とこれの前方のテープ
    ガイド(6)との間のテープパスを通ってケース外側の
    テープレコーダ側のフォトセンサ(S)に達するテープ
    エンド検知用の光路(P)が設定されていること、 ケース(1)内のランプ穴(12)の近くに、フォトセン
    サ(S)に達する光源(L)からの照射光の光量を低減
    させるための減光部材(14)が位置を固定して配備され
    ていること、を要件とするクリーニングカセット。
JP1987066748U 1987-04-30 1987-04-30 クリーニングカセット Expired - Lifetime JPH0749611Y2 (ja)

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JPS63173710U JPS63173710U (ja) 1988-11-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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