JPH0510728B2 - - Google Patents

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JPH0510728B2
JPH0510728B2 JP24096084A JP24096084A JPH0510728B2 JP H0510728 B2 JPH0510728 B2 JP H0510728B2 JP 24096084 A JP24096084 A JP 24096084A JP 24096084 A JP24096084 A JP 24096084A JP H0510728 B2 JPH0510728 B2 JP H0510728B2
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JP
Japan
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tape
reel
take
pocket
cleaning
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JP24096084A
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JPS61120320A (ja
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Masaya Terayama
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61120320A publication Critical patent/JPS61120320A/ja
Publication of JPH0510728B2 publication Critical patent/JPH0510728B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/41Cleaning of heads

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビデオ用またはオーデイオ用など
の磁気テープカートリツジが適用されるプレイヤ
の、主として回転磁気ヘツドをクリーニングする
ためのヘツドクリーナに関する。とくに、クリー
ニングテープが走行しながら磁気ヘツドのクリー
ニングを行う、いわゆるリールツーリール方式の
ものである。
〔従来の技術〕
この種のヘツドクリーナとして、磁気テープカ
ートリツジにおける磁気テープの単に所定量のク
リーニングテープに置換えたものが公知である。
これではクリーニングテープが磁気テープと同じ
移動経路を走行して巻き取りリールに巻き上げら
れる。そこではテープがピンチローラとキヤプス
タンとの間を経由しており、両者間を通過する際
に主たる走行力を受ける。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のようなヘツドクリーナでは、クリーニン
グテープとして織布や不織布などの比較的薄いテ
ープ材が使用されており、例えば皮革などの厚い
テープ材は適用できない。テープ厚が一定値を越
えると、ピンチローラがキヤプスタンから離れて
回転駆動されなくなり、クリーニグテープの走行
が不安定になるからである。つまり、クリーニン
グテープは回転トルクが小さ目に設定された巻き
取りリールの巻上げ力だけで移動することになる
うえ、ピンチローラがテープをキヤプスタンに押
し付けてテープの走行を障害するため、巻き取り
トルクが不足し安定したテープ送りができなくな
るからである。また、クリーニング液を併用する
場合はさらにヘツド部での回転抵抗が著しく増加
するため、リールツーリール方式でクリーニング
を行うことは困難であつた。
因に、クリーニングテープが備えているべき性
能として、磁気ヘツドを傷付けない適度の軟らか
さと十分な引張強度を伴せ持つていること、マイ
クロダストの捕捉能力に優れていること、摩擦に
よる劣化や変質のないことなどが要求される。こ
の点で、織布などの比較的薄いテープ材は良好な
テープ素材とは言い難い。現状では皮革や異素材
を積層した複合テープなどの比較的厚いテープ材
の方が好適なテープ素材として評価されている。
こうした理由から、テープ厚さに関係なく適用で
きるヘツドクリーナ、しかも構造が簡素で低価格
のリールツーリール方式のヘツドクリーナの登場
が待望されている。
この発明は上記に鑑み提案されたものであり、
第1にクリーニングテープのテープ厚さとは無関
係に、またクリーニング液を併用することのでき
るリールツーリール方式のヘツドクリーナーを得
ることを主たる目的とする。
第2に異なる厚さのクリーニングテープを同一
構造のヘツドクリーナに適用する場合でも、テー
プ送りを同一速度で確実に行えるようにすること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図において、本発明のヘツドクリーナは繰
り出しリール3・巻き取りリール4・およびクリ
ーニングテープ2と、これらを収容するカートリ
ツジケース1を基本的な構成部材として持つてい
る。テープローデイングのために、クリーニング
テープ2の移動経路の一部をテープローデイング
用のポケツト14の前縁に設定する。また、巻き
取りリール4寄りのテープ移動経路に関し、これ
がキヤプスタン用のポケツト15を回避するよう
移動経路を設定する。
テープ送りは回転トルクの大きなキヤプスタン
CまたはピンチローラRのいずれか一方の回転力
を利用して、これで巻き取りリール4を駆動する
ことにより行う。巻き取りリール4はキヤプスタ
ンCまたはピンチローラRで直接駆動してもよい
が、巻き取りトルク、速度、巻き取り量等を好適
なものとするには、駆動機構を介在させて間接的
に駆動することが好ましい。ピンチローラRを駆
動源とする場合、具体的にはキヤプスタン用のポ
ケツト15に臨む状態で例えば巻き掛け伝動式の
駆動機構5を配置し、ヘツドクリーナをプレイヤ
に装填したとき駆動機構5がピンチローラRに外
接して駆動されるように設定する。そのうえで駆
動機構5がピンチローラRと同時に、ケース内方
に配置された巻き取りリール4とも外接して、ピ
ンチローラRの回転動力を巻き取りリール4に伝
えるようにする。駆動機構5はギヤ群、あるいは
摩擦車群などで構成することができる。
〔作用〕
ヘツドクリーナをプレイヤに装填し再生ボタン
操作することにより、ピンチローラRがキヤプス
タン用のポケツト15内に進入し、キヤプスタン
Cに外接すると同時に駆動機構5に外接し、回転
動力を駆動機構5を介して巻き取りリール4に与
える。これによりクリーニングテープ2は巻き取
りリール4に巻き上げられ、磁気ヘツドHに外接
した状態のまま走行移動してヘツド面のクリーニ
ングを行う。ケース外に引き出されたテープ2や
巻き取りリール4に巻き取られたテープ2の収納
は、巻き戻しボタンの手動操作により、あるいは
プレイヤがストツプ操作時に繰り出しリール3を
自動的に巻き戻し駆動をすることを利用して行
う。
〔発明の効果〕
本発明では、キヤプスタン用のポケツト15を
回避する状態でテープ移動経路を設定し、クリー
ニングテープ2がキヤプスタンCとピンチローラ
Rとの間を通過しないようにしたうえで、回転ト
ルクの大きなキヤプスタンCまたはピンチローラ
Rの動力を利用して巻き取りリール4を駆動でき
るものとした。したがつて、クリーニングテープ
2の厚さに左右されることのない、しかも回転抵
抗の大きな湿式クリーニングを併用することも可
能な、あらゆるクリーニング方式に適用すること
が可能なリールツーリール方式のヘツドクリーナ
が得られる。その結果、必要に応じて天然あるい
は人工皮革など優れた性能を有する厚いテープ材
をクリーニングテープ2に適用した、シンプルな
構造で低価格のヘツドクリーナを得ることができ
る。
巻き取りリール4を回転トルクの大きなキヤプ
スタンCやピンチローラRなどの駆動回転体で回
転駆動するようにしてクリーニングテープ2を走
行移動させるので、クリーニングテープ2のテー
プ厚の違いによる走行速度や走行力のバラツキを
解消して、安定した速度で確実にテープ送りが行
える利点を有する。
実施例 1 第2図ないし第4図において、ヘツドクリーナ
はVHS方式の磁気テープカートリツジが適用さ
れるテーププレイヤに対応したものを例示してお
り、磁気テープカートリツジと同様の外観形状お
よび機能を備えたカートリツジケース1内に、ク
リーニングテープ2とテープが巻かれる繰り出し
リール3および巻き取りリール4などの基本的な
構成部材が収容されている。カートリツジケース
1内にピンチローラRの動力を巻き取りリール4
に伝えるための駆動機構5を備えている。
カートリツジケース1はプラスチツク製の上下
ケース1a,1bを蓋合わせ状に結合してなり、
その前面にテープローデイング用のポケツト1
3,14およびキヤプスタン用のポケツト15が
凹設されており、ケース前面を開閉する前蓋16
を備えている。前蓋16は本物の磁気テープカー
トリツジにおけるそれと同様に閉じ姿勢に回動付
勢されて、閉じ姿勢で回動ロツクされており、プ
レイヤに装填すると、プレイヤ側の部材で自動的
にロツクが解消されて上開き回動する。
プレイヤ側の位置決めピン、リールブレーキ解
除ピン、リール駆動軸、テープの始端および終端
を検知するランプ42などの規格部材に対応し
て、下ケース1bの底壁には位置決め孔17,1
7、解除ピン孔18、駆動軸挿入孔19,19、
ランプ孔20などが規定位置に所定形状でそれぞ
れ形成してある。下ケース1bの下面中央にラン
プ孔20を前後に横切る状態で誤装填防止用の溝
が規定通りに形成してある。これらの孔および溝
は主としてカートリツジケース1をプレイヤに支
障なく装填するためのものである。ランプ孔20
とカートリツジケース1の左右両側壁の前端寄り
のランプ窓12とをそれぞれ結ぶ線上に、テープ
始端検出用の光路P1とテープ終端検出用の光路
P2とが設定される。S1,S2は各光路P1,P2上の
ケース外に配置されるプレイヤ側のテープエンド
検出部材である。
クリーニングテープ2は品質が均一で耐久性に
優れかしかも経年変化が少ない人工皮革からな
る。詳しくは、磁気ヘツドHの接当面側に起毛状
の皮革繊維どうしの絡まりがあり、適度の軟らか
さと十分な引張り強度を有する強靱な素材で形成
する。そして、テープ本体の各端縁を透明のリー
ドテープ2a,2bを介して巻き取りリール4お
よび繰り出しリール3に係止結合してある。プレ
イヤのストツプ操作時に繰り出しリール3が巻き
戻し駆動されることを利用してリール4側および
ケース外に引き出されたクリーニングテープ2を
自動的に巻き戻し収納するために、クリーニング
テープ2の全長は30ないし40cmに設定する。ま
た、リードテープ2a,2bを含むクリーニング
テープ2の全長はテープローデイングに要する長
さの1.5〜数倍程度に設定する。テープ素材が薄
い場合などにはクリーニングテープ2の全長が数
メートルに達することがあるが、この場合は巻き
戻し操作を行つて、巻き取りリール4側のテープ
2を繰り出しリール3側へ巻き戻す。なおリード
テープ2a,2bは不透明のシートに光通過口を
形成したものでもよい。クリーニングテープ2の
巻きぐせを緩和するための、繰り出しリール3の
ハブ径は大きく設定してあり、巻き取りリール4
のハブ径はクリーニングテープ2を巻上げるに足
る程度のごく小径に設定してある。
テープローデイング時におけるテープ引き出し
量を少なくし、比較的高価なクリーニングテープ
2の使用量を減らすことができるように、中央の
テープローデイング用のポケツト14からのみク
リーニングテープ2が引き出される。そのため
に、該ポケツト14を左右に挟む状態で、テープ
ガイド10,11が配置されている。図に向かつ
て右側のテープガイド10,10はクリーニング
テープ2が磁気ヘツドHに所定の巻付角で外接す
るよう、ポケツト14の右端から十分に離れた位
置に設ける。また、他方のテープガイド11はキ
ヤプスタン用のポケツト15の近傍に配置する。
図ではテープガイド10,11が遊転自在なロー
ラからなるものを予想したが、単なるピン状のも
のでもよい。
繰り出しリール3は右側の駆動軸挿入孔19上
にあつて回転自在であり、本物の磁気テープカー
ドリツジにおけるテープリールと同様に駆動軸が
係合するハブ穴を有する。この繰り出しリール3
はとくにテープローデイングによりケース外へ引
き出されたクリーニングテープ2を巻き戻し収納
する機能を持つ。
巻き取りリール4はランプ孔20と左側の駆動
軸挿入孔19との間に配置され、下ケース1bの
底壁上に水平揺動自在に支持した揺動腕23の前
端に回転自在に軸支されている。揺動腕23はバ
ネ24で時計回転方向に揺動付勢され、下ケース
1bに固定したストツパー25で定位置に受止め
られている。巻き取りリール4の下フランジの周
面には第4図に示すごとくギヤ歯26を形成して
ある。
巻き取りリール4とキヤプスタン用のポケツト
15との間に駆動機構5が配置されている。この
駆動機構5としては、ピンチローラR(駆動回転
体)に外接して動力を受ける入力ローラ28と、
このローラ28で回転駆動されるベルト伝動機構
と、上記のギヤ歯26に噛み合つて巻き取りリー
ル4を駆動するギヤ29と、これらの各部材を支
持する姿勢切換えレバー30、補助腕31、揺動
腕32などで構成する。
ベルト伝動機構は原動プーリ33と従動プーリ
34と両プーリ間に巻き掛けられるゴムベルト3
5とからなる。第4図において、入力ローラ28
が外接する原動プーリ33の下側周面にゴム輪3
6を固定してあり、これでスリツプを生じること
なく原動プーリ33が入力ローラ28を介してピ
ンチローラRで回転駆動される。従動プーリ34
の下側に前記ギヤ29を一体的に形成してあり両
者は同行回転する。この従動プーリ34は巻き取
りリール4の側方を通り、左側の駆動軸挿入孔1
9に向かつて延びる揺動腕32の先端に回転自在
に軸支してある。揺動腕32の中途部に短い腕が
キヤプスタン用のポケツト15側に向かつて突設
してあり、その突端上面に受動ローラ37が軸支
してある。不使用時にはギヤ29が巻き取りリー
ル4のギヤ歯26から離れた状態となるように、
揺動腕32がゴムベルト35を介して引つ張られ
ている。
ピンチローラRのポケツト内への進入動作を利
用してギヤ29をギヤ歯26に噛み合わせるため
に、つまり揺動腕32の姿勢を強制的に切換える
ために、切換えレバー30を下ケース1bの底壁
上に水平揺動自在に支持する。そして、バネ39
で該レバー30を時計回転方向に揺動付勢し、ポ
ケツト15よりケース内方側の定位置にストツパ
ーで受止め支持する。このレバー30の中途部に
はポケツト15内に突出する支持腕が一体に形成
してあり、その突端上部に前述の入力ローラ28
が回転自在に支持されている。
不使用時において、入力ローラ28はキヤプス
タンCと干渉しない位置で、しかもメーカーによ
つて特別に設けられる補助ローデイングピンとの
干渉が避けられる位置に設ける。この補助ローデ
イングピンは、当初ピンチローラRの進入領域内
で、しかも磁気テープカートリツジにおけるテー
プ走行面よりケース内方に位置しており、ピンチ
ローラRのポケツト15への進入動作に連動して
ポケツト外へ向かつて揺動し、キヤプスタンCと
テープガイドピンとの間における磁気テープの走
行姿勢を垂直に維持する目的で設けられるもので
ある。切換えレバー30の先端には受動ローラ3
7に接当して揺動腕32の姿勢を切換えるための
操作部40を形成しておく。
切換えレバー30の揺動中心寄りに原動プーリ
33を回転自在に支持する補助腕31を揺動自在
に支持する。この補助腕31を時計回転方向に揺
動付勢し、原動プーリ33が常に入力ローラ28
と外接し、しかもゴムベルト35に適度の張力を
付与するために、バネ41を補助腕31の一端と
切換えレバー30との間に掛け渡す。補助腕31
に作用する付勢力はゴムベルト35を介して従動
プーリ34にも作用し、これで揺動腕32は反時
計回転方向の力を受けて、受動ローラ37が切換
えレバー30の操作部40に圧接する状態を維持
する。
ゴムベルト35は常にテープ始端検出用の光路
P1を横切る状態にあるが、その上下方向の幅は
数ミリとごく小さいため、テープ始端の検出に関
して誤動作を生じることはない。なお、メーカに
よつては、テープ始端検知用の光路P1を遮る状
態でないと、再生モードに切換わらないようなイ
ンターロツクが備えられているプレイヤがあるの
で、テープ始端の検知に関しては、カートリツジ
ケース1内においてその光路P1を確保しない場
合もあり得る。図中符号42は投光用のランプ、
43はリールブレーキ、Aは音声用の磁気ヘツ
ド、44は前蓋16に通設されるクリーニング液
の供給口である。
次に、駆動機構5の動作を中心にヘツドクリー
ナの作動を説明する。
ヘツドクリーナをプレイヤの装填し再生ボタン
をオン操作すると、テープローデイング用の各ポ
ケツト13,14にテープ引き出し部材Lが入り
込み、別のポケツト15にキヤプスタンC、機種
によつては補助ローデイングピンがそれぞれ入り
込む。次いで前蓋16が上開き回動し、ポケツト
14内のテープ引き出し部材Lでクリーニングテ
ープ2がケース外へ引き出されて磁気ヘツドHに
押し当てられる。
このテープローデイング動作と同時に、ピンチ
ローラRがポケツト15内に進入する。ピンチロ
ーラRはキヤプスタンCに圧接する位置まで進入
するが、その進入動作の途中に入力ローラ28に
接当し、バネ39に抗して切換えレバー30をケ
ース内方に向かつて揺動させる。当然、原動プー
リ33も同行揺動する。この揺動により、切換え
レバー30の操作部40が受動ローラ37を介し
て揺動腕32を押し、先端のギヤ29を巻き取り
リール4のギヤ歯26に噛み合わせる。このとき
巻き取りリール4はバネ24に抗して僅かに揺動
し、両プーリ33,34のピツチが大きくなる
が、これはゴムベルト35によつて吸収される。
ピンチローラRがキヤプスタンCに外接する
と、直ちにピンチローラRは回転駆動され、同時
に入力ローラ28、ゴム輪36、原動プーリ3
3、ゴムベルト35、従動プーリ34、ギヤ2
9、ギヤ歯26の順に回転動力が伝わつて、巻き
取りリール4がテープ巻上げ方向に回転駆動され
る。これにより、クリーニングテープ2は走行移
動しながら磁気ヘツドHおよび音声用の磁気ヘツ
ドAと摺接し、各ヘツド面のクリーニングを行
う。予め供給口43からクリーニング液を注入し
てクリーニングテープ2に含浸させておくと、湿
式クリーニングを行つた後クリーニングテープ2
が走行して乾式のクリーニングを行うので、ヘツ
ド面を完全に清浄することができる。テープ送り
開始から数秒後に繰り出しリール3側のリードテ
ープ2bが光路R2を横切つて検出光の通過を許
す。これで磁気テープカートリツジのテープ終端
が検知されたのと同じ状態となり、プレイヤ側の
各部材の作動が停止されクリーニングが終わる。
この後、プレイヤのストツプボタンを操作する
と、クリーニングテープ2は繰り出しリール3に
巻き戻し収納される。このとき、ピンチローラR
はポケツト15外に退避するので、ギヤ29とギ
ヤ歯26の噛み合いが解除され、巻き取りリール
4は回転抵抗を受けることなく遊転して、巻き上
げたクリーニングテープ2を繰り出す。
実施例 2 第5図ないし第8図は駆動機構5に関する本発
明の第2実施例を示している。この実施例は、駆
動機構5の駆動源としてキヤプスタンC(駆動回
転体)を利用する点、ギヤ29が固定されていて
巻き取りレール4側が揺動してギヤ歯26とギヤ
29が噛み合う点が上記の実施例と異なる。
これでは、原動プーリ33の上部にゴム輪36
aが嵌め込まれた入力ローラ28を一体に形成
し、これらを従動プーリ34の支軸45回りに揺
動自在な基板46に対して、補助腕31を介して
揺動可能に支持するとともに、基板46と補助腕
31とに掛け渡したバネ41でゴムベルト35が
緊張する方向に揺動付勢する。また基板46の下
面に突設したストツパー47で補助腕31を規定
位置に受止め保持する。この機構は入力ローラ2
8のキヤプスタンCに対する圧接度を一定にする
のに役立つ。基板46はこれとケースとの間に掛
け渡したバネ48で反時計回転方向に揺動付勢さ
れ、その下面に突設したピン49が切換えレバー
30に受止め支持されることにより、入力ローラ
28がキヤプスタン用のポケツト15より内方に
位置する待機姿勢に保持されている。
切換えレバー30はテープガイド11を支持す
る軸回りに揺動可能に支持され、その中途部にピ
ンチローラRの動きを受けるパイロツトローラ5
1を備えており、バネ39でパイロツトローラ5
1が常にポケツト15内に突出するよう付勢して
ある。この切換えレバー30の近傍に巻き取りリ
ール4を支持する揺動腕23が配置され、バネ2
4で反時計回転方向に揺動付勢してある。そし
て、切換えレバー30から延出した操作腕40a
で前記揺動腕23から連出した受動腕37aをバ
ネ24に抗して受止め支持することより、巻き取
りリール4のギヤ歯26がギヤ29から離れた待
機姿勢に保持されるようにしてある。つまり、基
板46用のバネ48と揺動腕23用のバネ24と
の張力の合計値が、切換えレバー30用のバネ3
9の張力と釣り合うことで各部材の待機状態が維
持されている。
第5図ないし第8図において、符合52は巻き
取りリール4とテープガイド11との間に設けら
れたテープガイド、53は基板46用のストツパ
ーである。なお実施例における部材と同等の部材
には同一の符合を付した。
以上のようにした駆動機構5は、ピンチローラ
Rがポケツト15内に進入することで待機状態か
らギヤ歯26とギヤ29が噛み合う作動状態に切
り換わり、キヤプスタンCの回転動力を巻き取り
リール4に伝える。第8図において、ピンチロー
ラRが規定位置まで進入すると、まずパイロツト
ローラ51がピンチローラRに当たつて、切換え
レバー30がバネ39に抗して時計回転方向に揺
動操作される。すると、該レバー30の操作腕4
0aがケース前方に向つて揺動し、受動腕37a
から離れるので揺動腕23全体がバネ24で引つ
張られて、巻き取りリール4のギヤ歯26がギヤ
29に噛み合う。これと同時に、ピン49も切換
えレバー30に追従して移動し、基板46が支軸
45を中心にしてバネ48の引つ張り方向に揺動
する。すると、入力ローラ28は支軸45を中心
とする揺動軸跡を移行しながらポケツト15内へ
移動し、キヤプスタンCに外接する。従つて、キ
ヤプスタンCの動力は入力ローラ28、原動プー
リ33、ゴムベルト35、従動プーリ34、ギヤ
29、ギヤ歯26の順に伝えられ、巻き取りリー
ル4が回転駆動されることになる。
なお、上記パイロツトローラ51は実施例1に
おける入力ローラ28と同様の位置に設けられて
おり、メーカによつて特別に設けられる補助ロー
デイングピンが備わつているプレイヤにも対応で
きるものとなつている。
以上のようにしたヘツドクリーナでは、入力ロ
ーラ28を金属製のキヤプスタンCで駆動するの
で、ゴム製のピンチローラRを駆動源とする場合
に比べて、ピンチローラR周面が劣化、あるいは
周面に付着した磁性粉や磁気バインダーがケース
内に侵入するのを良く防止することができる。ま
た、基板46および揺動腕23はそれぞればね4
8およびばね24で作動姿勢に付勢されており、
駆動機構5の姿勢切換えに際してはばね39の張
力のみに抗すれば良いので、ピンチローラRに対
するパイロツトローラ51の接当圧を小さくで
き、使用時におけるピンチローラRの負荷を小さ
くできる点で有利である。
実施例 3 第9図および第10図は駆動機構5に関する本
発明の第3実施例を示している。これでは、原動
プーリ33と入力ローラー28を上下にずらして
一体化し、切換えレバー30上に回転自在に支持
させて、実施例1における補助腕31およびバネ
41を省略す。また、揺動腕23、バネ24、ス
トツパ25を省略して、巻き取りリール4を定位
置で回転自在に軸支する。テープガイド11と巻
き取りレール4との間に別途ガイド部材11aを
設けて、駆動機構5を迂回する状態にテープの移
動経路を設定する。揺動腕32の受動ローラ37
は省略され、代わりに受動腕37aが操作部40
に圧接する。なお、実施例1と同等の部材には同
じ符合を付した。また、第9図において不使用時
の各部材の位置を想像線で示した。
この実施例によれば、補助ローデイングピンが
ない一般的な構造のプレイヤに適用するについ
て、駆動機構5の構造が簡素化され、ヘツドクリ
ーナを低コストにすることができる。
実施例 4 第11図は本発明の第4実施例を示しており、
巻き取りリール4をピンチローラRで直接駆動す
るようにしたものである。これでは、ギヤ歯26
に代えてセレーシヨン溝状の摩擦突起26aの上
下のフランジ周面に形成し、ピンチローラRがポ
ケツト15内に進入するとき、摩擦突起26aに
先当りし次いでキヤプスタンCに外接するように
する。このときのストローク差を吸収するため
に、巻き取りリール4は揺動腕23a上に支持
し、バネ24aでポケツト15の外方へ向かつて
突出付勢する。また、テープガイド11と巻き取
りリール4との間に別途テープガイド11bを配
置する。
この実施例によれば駆動機構5を省略すること
ができるので、ヘツドクリーナの低コスト化を図
るうえで有利であり、とくに巻き取りトルクやそ
の速度を厳密に設定する必要のないとき好適であ
る。
〔変形例〕
上記の実施例におけるベルト伝動機構は、ギヤ
群によるギヤ伝動機構やチエーン伝動、あるいは
摩擦車群による伝動機構に変更することができ
る。駆動機構5は巻き取りリール4の位置、ハブ
径などに応じて種々に変更されるべきものなの
で、その態様はとくに限定しない。
また、テープローデイングの磁気テープカート
リツジの場合と同様に、各ポケツト13,14か
ら同時にテープ引き出しを行うように、あるいは
側端寄りのポケツト13からのみテープ引き出し
を行うようにそれぞれ変更してもよい。
さらに、各実施例ではVHS方式のビデオ用ヘ
ツドクリーナについて説明したが、ベータ方式の
ビデオテーププレイヤにも共通できる。この場合
は、リードテープ2a,2bを、例えばベースシ
ートにアルキ箔をラミネートしたセンシングテー
プに代えると、実施例1で説明したのと同様にテ
ープエンドを自動的に検知して、再生、巻戻し等
の各モードの自動停止を行うことができる。な
お、本発明のヘツドクリーナはクリーニングの開
始、停止等に関し、手動で行つても良いことはも
ちろんで、この場合は、例えばテープエンド検出
用の光路P1,P2を設定する必要はない。上記以
外に本発明は磁気テープがケース外へ引き出して
操作される型式のオーデイオ用のテーププレイヤ
にも広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明に係るヘツドクリ
ーナの第1実施例を示しており、第1図は概略平
面図、第2図は内部構造を示す不使用時の平面
図、第3図は使用時の平面図、第4図は第3図に
おけるA−A線断面図である。第5図ないし第8
図は本発明の第2実施例を示しており、第5図は
駆動機構の平面図、第6図は第5図におけるD−
D線断面図、第7図は第5図におけるE−E線断
面図、第8図は駆動機構の作動状態を示す第5図
相当の平面図である。第9図および第10図は本
発明の第3実施例をしめしており、第9図は駆動
機構の平面図、第10図は第9図におけるB−B
線断面図である。第11図は本発明の第4実施例
を示す要部の平面図である。 1……カートリツジケース、2……クリーニン
グテープ、3……繰り出しリール、4……巻き取
りリール、C……キヤプスタン、R……ピンチロ
ーラ、H……磁気ヘツド、14……ローデイング
用のポケツト、15……キヤプスタン用のポケツ
ト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カートリツジケース1内にクリーニングテー
    プが巻かれる繰り出しリール3と巻き取りリール
    4を有し、クリーニングテープ2の移動経路に関
    し、その一部がローデイング用のポケツト14の
    開口縁を横切り、かつキヤプスタン用のポケツト
    15を回避する状態に設定し、巻き取りリール4
    をキヤプスタン用のポケツト15内に位置する駆
    動回転体(R又はC)の回転力を利用してテープ
    巻き上げ方向へ回転駆動するよう構成したヘツド
    クリーナ。
JP24096084A 1984-11-15 1984-11-15 ヘツドクリ−ナ Granted JPS61120320A (ja)

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US6292330B1 (en) 1998-01-29 2001-09-18 Geneva Group Of Companies, Inc. Magnetic head cleaning cartridge with displaceable head receiver

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