JPH0749247A - リニアエンコーダ - Google Patents

リニアエンコーダ

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JPH0749247A
JPH0749247A JP19435793A JP19435793A JPH0749247A JP H0749247 A JPH0749247 A JP H0749247A JP 19435793 A JP19435793 A JP 19435793A JP 19435793 A JP19435793 A JP 19435793A JP H0749247 A JPH0749247 A JP H0749247A
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plate
scale
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slit
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JP19435793A
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Haruji Nakamura
治司 中村
Norio Okuya
憲男 奥谷
Yasunao Okazaki
安直 岡▲崎▼
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光学式のリニアエンコーダにおいて、長距離測
定を実現しようとする際に生じる諸課題を解決し、簡潔
な構成で、組立、分解、調整が容易で、コストを低く抑
えることができるようにする。 【構成】両端を引っ張った状態でスケール保持器3a,
3bに固定して張架した帯状金属薄板によりスケール板
1を構成する。これにより、スケール板1を長尺化した
場合でも、スケール板全長にわたる補強が不要になる。
さらに割れなどの強度的問題が生じなくなるので、スケ
ール板1の保持方法を両端を固定するだけの非常に簡潔
な方法にすることができ、コストを低く抑えることがで
きる。また、位置決めピンによるスケール板の精密な位
置決めが容易となり、スケール板1の位置合わせ調整作
業が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式リニアエンコー
ダに関する。
【0002】
【従来の技術】光学式のリニアエンコーダは、平板状ス
ケール板に構成されたコードスリットを、光学系を有す
る読取ユニットで読み取ることにより、直線移動距離の
測定を行う計測装置であるが、従来の光学式のリニアエ
ンコーダには、スケール板としてガラス板を使用したも
のと金属薄板を使用したものがある。
【0003】ガラス板によるスケール板では、ガラス板
表面にクロム膜などを蒸着することによりスリットを形
成したものを使用する。半導体製造プロセスを利用しク
ロム膜の蒸着を行うことで、非常に精密なスリットが形
成できるので、光学式のリニアエンコーダではガラス板
によるスケール板が汎用されている。
【0004】また、金属薄板によるスケール板では、ス
テンレスなどの素材にエッチングなどの製造法でコード
スリットを形成したものを使用する。金属薄板では割れ
などの問題がないため、スケール板のスケール保持器へ
の固定をボルトで行うことができ、組立、分解が容易で
ある。また、エッチングなどの製造法により、コードパ
ターンスリットと同時に位置決めピン用の精度の良い孔
をあけることができ、位置決めピンを使った簡潔で精度
の高いスケール板の位置決めが可能である。こうした理
由から金属薄板によるスケール板もまた汎用されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の光学式のリニアエンコーダでは、長距離測定可
能なエンコーダを実現しようとすると、測定距離に比例
した長く大きなスケール板を構成しなければならず、様
々な問題が生じる。
【0006】まず、ガラス板によるスケール板の場合で
は、長く大きいガラス板は割れ易いなど、強度的な問題
が大きくなる。割れ易いガラス板によるスケール板をス
ケール保持器によって確実に、精度良く、割れないよう
に固定することは難しく、実現しようとすると、スケー
ル保持器は、スケール板の位置合わせ機構も含めて、必
然的に大型で複雑なものにならざるを得ない。
【0007】さらに、ガラス板はボルトで締め付けると
割れる恐れがあるので、スケール板のスケール保持器へ
の固定は接着剤によることになるが、接着剤では硬化ま
でに時間がかかり、その間に位置ズレが起きる可能性が
ある。また、一度硬化すると分解はできなくなるので、
組立、調整のやり直しができず、保守点検時においても
不便である。
【0008】このように、ガラス板の強度に関わる問題
のため、ガラススケール板を使ったリニアエンコーダは
組立、調整に手間、時間がかかり、結果としてコスト高
を招くことになる。
【0009】一方、金属薄板によるスケール板の場合で
は、組立、分解が容易で、割れなどの問題が生じないと
いう特徴を有するものの、スケール板の平面性を確保す
るために、全長にわたって補強せねばならず、スケール
板を長尺化した際、スケール板のスケール保持器が大型
化、複雑化する。さらに、スケール保持器はスケール板
の取付精度を左右するため、精度良く加工せねばなら
ず、大型化することで大幅に製作が難しくなりコスト高
になる。
【0010】このように、スケール板を長尺化すると、
主にスケール板の保持方法が問題となってくる。こうし
た事情を考慮し、本発明は、長距離測定可能なリニアエ
ンコーダを実現しようとする際に生じる上記の諸課題を
解決し、簡潔な構成で、組立・調整が容易で、コストが
低く、長距離測定可能な光学式リニアエンコーダを実現
することを目的とする。
【0011】また、上記目的を達成するため、本発明で
は両端を引っ張った状態で固定して張架した帯状金属薄
板により構成したスケール板を導入するが、こうしたス
ケール板では、張架したスケール板のたるみのために、
スケール板の両端部と中央部でスケール板と読取スケー
ル板の間隔が異なったり、あるいは、測定動作時にスケ
ール板の振動が生じ、スケール板と読取スケール板の間
隔が変化し、受光素子の出力信号が不安定になる可能性
がある。そこで、本発明では、上記スケール板を導入し
た場合でも安定した出力信号を得られるリニアエンコー
ダを提供することを目的とする。
【0012】また、光学式のエンコーダでは、より高分
解能化をはかるために、得られる周期信号の一周期間を
電気的に分割する逓倍という操作を行う。この逓倍の精
度をあげるためには、波形精度の良い正弦波出力を得る
ことが重要であり、従来のリニアエンコーダではスケー
ル板のスリットと読取スケール板のスリットが所定の角
度で交差するように調整することでモアレ縞を形成し、
近似正弦波出力を得ていた。しかしながら、本発明で導
入する両端を引っ張った状態で固定して張架した帯状金
属薄板により構成したスケール板では、調整によりモア
レ縞を得ることは難しくなる。そこで本発明では、上記
スケール板を導入した場合でも、波形精度の良い正弦波
出力を容易に得ることのできるリニアエンコーダを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明リニアエンコーダは、平行光束を照射する照明手
段と光検出器と読取スケール板で構成される読取ユニッ
トおよびコードスリットの形成されたスケール板を備
え、スケール板のコードスリットを読取ユニットで読み
取ることにより、直線移動距離の測定を行う光学式リニ
アエンコーダにおいて、前記スケール板を両端を引っ張
った状態で固定して張架した帯状金属薄板によりスケー
ル板を構成したものである。
【0014】好適には、読取ユニットにおいて、スケー
ル板のスケール板面法線方向の運動を規制する案内機構
を設けたものである。さらに好適には、照明手段の光源
として半導体レーザを使用したものである。
【0015】さらに、好適には、スケール板または読取
スケール板のスリットをスケール板と読取スケール板の
相対的直線移動方向に略交差する方向に複数のブロック
に分けかつ各ブロックの大きさが互いに異なるように形
成し、各ブロックにおける平行光束の透過光量がスリッ
トの移動に応じて変化するのに基づき近似正弦波を出力
するように構成したものである。
【0016】
【作用】本発明によれば、両端を引っ張った状態で固定
して張架した帯状金属薄板によりスケール板を構成した
ことで、スケール板全長にわたって補強しなくても、張
力の働きでスケール板の平面性が確保され、スケールと
して機能できるようになる。また、割れなど強度的問題
が生ぜず、スケール板を長尺化しても、両端をボルトで
締め付けるだけの簡潔な方法でのスケール板の保持が可
能となる。また、エッチングなどの製造法により、コー
ドパターンスリットと同時に位置決めピン用の精度の良
い孔をあけることができ、位置決めピンを使った簡潔
で、精度の高いスケール板の位置決めが可能となる。
【0017】さらに、スケール板の案内手段を備えるこ
とにより、測定動作時にスケール板面に案内手段が摺接
し、スケール板の運動を規制するので、スケール板と読
取スケール板の間隔を一定に保つことができ、しかもス
ケール板が振動することを防ぐことができる。また、照
明手段の光源として半導体レーザを使用することによ
り、非常に平行度の高い光束が得られ、スケール板と読
取スケール板の間隔に変動があっても、スリットを透過
し受光素子に検出される光量の変動が起こらないように
なる。
【0018】さらに、スケール板または読取スケール板
のスリットをスケール板と読取スケール板の相対的直線
移動方向に略交差する方向に複数のブロックに分けかつ
各ブロックの大きさが互いに異なるように形成すること
により、スリットの各部ブロックにおける透過光量がス
リットの移動に応じて変化するのに基づき、前記移動に
応じた近似正弦波形を形成することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例による光学式リニアエ
ンコーダ装置の全体図である。本実施例のリニアエンコ
ーダはスケール板、読取ユニットからなる。図1におい
て、1はスケール板で、張力を与えられた状態でスケー
ル保持器3a,3bに両端を把持され、定盤4に固定さ
れている。スケール保持器3bにはバネが内蔵されてお
り、バネの力でスケール板1に張力を与えるようになっ
ている。2は読取ユニットで、照明手段、受光素子、読
取スケール板およびスケール板の案内機構を備えてお
り、可動板5に固定されている。可動板5は定盤4に対
してx軸方向に可動であり、本実施例による光学式リニ
アエンコーダはこの可動板5の定盤4に対する直線的移
動量の測定を行う。このような構造の被測定物は、直交
型ロボット、XYテーブルなど多くの例が考えられる。
【0020】図2はスケール板1の詳細を示す図であ
る。スケール板1は厚み0.1mmのステンレス製帯状
薄板を素材とし、読取ユニット2の移動方向(x軸方
向)にピッチP(本実施例ではP=320μmに設定)
で並ぶ多数の同一矩形状スリット6からなるインクリメ
ンタルコードスリット列がエッチングによって形成され
ている。また、スケール板1の両端部には位置決め用の
孔7およびボルトを通すための孔8が形成されている。
これらの孔はエッチングによってスリット6の形成と同
時に開口されるので、スリット列に対する位置関係を非
常に精度の良いものとすることができる。したがって、
図3に示すように、位置決め用の平行ピン9とボルト1
0を使うことにより、スケール板1が長尺化した場合で
も、非常に簡潔にしかも精度良くスケール板を位置決め
し固定することができ、かつ、組立、分解も容易であ
る。帯状薄板製のスケール板1は板面の法線方向(z軸
方向)には自由に曲げることができるが、測定方向であ
る長手方向(x軸方向)の弾性変形による伸びは微少な
ので、両端を引っ張って固定すれば、平面性が確保さ
れ、ガラス板などの剛体のスケール板や補強することで
平面性を確保した金属薄板のスケール板と同様にスケー
ル板としての機能を果たすことが可能である。
【0021】次に、図4に基づき読取ユニットの詳細に
ついて説明する。図4において、読取ユニット2は光源
13とコリメータレンズ14からなる照明手段、読取ス
ケール板15、受光素子16からなる光検出器およびコ
リメータレンズ14下方で適当間隔あけてスケール板1
の板面法線方向の連動を規制するように配置された一対
のスケールガイドピン17a,17bからなる案内手段
を備える。これらの読取ユニット2の構成要素およびス
ケール板1の取付配置は、光源13の光軸上にコリメー
タレンズ14、スケール板1、読取スケール板15、受
光素子16の順に配置される。
【0022】光源13は波長が0.8μmのレーザ光を
放つ半導体レーザで、スケール板1と読取スケール板1
5の相対的移動を受光素子16で検出するための光を供
給する。また、コリメータレンズ14は光源13の発す
る光を平行光にしてスケール板1のスリットを照射す
る。光源13として半導体レーザによる照射手段を採用
することにより、非常に平行度の高い光が得られ、スケ
ール板1のz方向の位置変動があっても、受光素子16
に到達する光量が変動せず、受光素子16の出力信号が
安定するようになっている。
【0023】また、読取スケール板15には、図7に示
すように、図5のような形状の読取スリット18が複数
個(本実施例では5個に設定)読取ユニット2の移動方
向に並びかつ隣り合う読取スリット18が互い違いの向
きに並べられた2つの群のスリット列19a,19bが
形成されている。受光素子16はこの2つスリット列1
9a,19bに対応して2つの受光素子16a,16b
に分割されている。この2つのスリット列19a,19
bは周期上互いにP/4スリットピッチずれており、読
取ユニット2の移動により、スケール板1と読取スケー
ル板15の相対的位置関係が変化するのにともなって受
光素子16a,16bに到達する光量に変化を生じさ
せ、それぞれ、インクリメンタル信号のA相信号、B相
信号に相当する近似正弦波出力を作り出す。
【0024】読取スリット18は、図5に示すように、
スケール板1のスリット6の移動方向(x軸方向)に直
交する方向の開口寸法が均等となるような8ブロック1
8a〜18hに分けられ、各ブロック18a〜18hの
前記移動方向の開口寸法が最短のブロック18aで0.
120×P,最長のブロック18hで0.500×Pと
しており、最短部から最長部にかけて順次、0.201
×P(ブロック18b),0.262×P(ブロック1
8c),0.312×P(ブロック18d),0.35
7×P(ブロック18e),0,395×P(ブロック
18f),0.435×P(ブロック18g)とし、さ
らに本実施例では得ようとする近似正弦波の精度を上げ
るため、隣接するブロック間のスリットの縁部形状を2
次補間して形成している。
【0025】このような形状の読取スリット18を採用
すれば、前記各ブロックに対応する受光素子の出力は、
それぞれ図6(a)〜(h)のような出力形状になるの
で、読取ユニット2の移動に応じて、受光素子16a,
16bからは、これら(a)〜(h)を合成した近似正
弦波出力(i)が出力されることになる。
【0026】次に、一対のスケールガイドピン17a,
17bはスケール1の板面に平行に、読取ユニット2の
移動方向(x軸方向)に直角に配設されている。図8に
示すように、スケールガイドピン17a,17bの取付
高さは、スケール板1との接触線が、スケール保持器3
におけるスケール板面との微少なオフセットG(スケー
ル板1のたるみよりは大きい値)を生じるように設定さ
れている。このとき、スケール板1には張力Tが与えら
れているので、オフセットGを消そうとする復原力Fが
働き、スケール板1はスケールガイドピン17a,17
bに押しつけられることになる。このようにして、スケ
ールガイドピン17a,17bはスケール板1のz軸方
向の運動を規制し、振動の発生を防ぐ役割を果たす。
【0027】次に、図7に基づき本実施例のリニアエン
コーダの測定動作について説明する。光源13から発せ
られたレーザ光はコリメータレンズ14によって平行光
にされスケール板1に照射される。照射された光はスケ
ール板1と読取スケール板15のスリットを透過して受
光素子16に到達し検出される。検出される光量はスケ
ール板1と読取スケール板15のスリットの重なった部
分の面積に比例して変化する。したがって、読取ユニッ
ト2の移動にともなってスリットの重なる部分の面積が
変化し、特殊形状の読取スリット18の作用により、イ
ンクリメンタルコードに対応した近似正弦波信号が受光
素子16より得られることになる。読取スケール板15
はインクリメンタルコード1/4ピッチ分ずれた2つの
スリット列19a,19bを有するので、1/4周期ず
れた2つの近似正弦波信号が得られ、これらをA相、B
相のインクリメンタル信号として信号処理を行うことに
より、移動量、移動方向などインクリメンタルな直線距
離計測が可能となる。また、スケール板1に対して読取
ユニット2が移動する際には、スケールガイドピン17
a,17bがスケール板面上に摺接しスケール板1と読
取スケール板2の位置関係を一定に保つように働く。こ
のスケールガイドピン17a,17bの働きによって、
スケール板のたるみや振動などでスケール板1と読取ス
ケール板15の位置関係が変化し信号が不安定になるの
が防がれる。さらに、平行度の高いレーザ光の作用によ
り、信号はより安定したものとなる。
【0028】なお、本実施例においては、スケール板に
インクリメンタルコードのみを形成し、相対的な移動距
離を測定するインクリメンタル型のリニアエンコーダを
示したが、スケール板にアブソリュートコードを形成す
れば、絶対位置の検出が可能なアブソリュート型のリニ
アエンコーダとなる。また本実施例のインクリメンタル
コードに加えて原点を示すz相信号のためのスリットを
形成することも可能である。また、スケール板の製造法
に関しても、エッチング以外にも、電気鋳造法などの方
法によっても当然可能である。また、読取スリット列1
9a,19bに関しては、複数の読取スリット18を配
設したが、単数でも良い。ただし、複数配設することに
より、読取ユニット2の移動方向の光源ムラの影響を除
去できるという効果がある。また、配設の向きを互い違
いにしたが、他の方法でも良い。ただし、互い違いに配
設することにより、読取ユニット2の移動方向と直交す
る方向の光源ムラの影響を除去できるという効果があ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、両端を
引っ張った状態で固定して張架した帯状金属薄板により
スケール板を構成したことにより、スケール板を長尺化
した場合でも、スケール板全長にわたる補強が不要にな
り、さらに割れなどの強度的問題が生じなくなるので、
スケール板の保持方法を、両端を保持するだけの非常に
簡潔な方法にすることができ、コストを低く抑えること
ができる。また、位置決めピンによるスケール板の精密
な位置決めができるので、スケール板の位置合わせ調整
作業が軽減されるなど組立、分解、調整作業が容易にな
る。したがって、作業工数の削減が実現でき、コストダ
ウンにつながる。
【0030】さらに、スケール板の案内手段を備えるこ
とにより、測定動作時にスケール板が振動することを防
ぎ、スケール板と読取スケール板の間隔を一定に保つこ
とができるので、出力信号が安定する。また、光源とし
て半導体レーザを使用することにより、スケール板と読
取スケール板の間隔に変動があっても、スリットを透過
する光量は変動しないので、出力信号が安定する。
【0031】また、スケール板または読取スケール板の
スリットをスケール板と読取スケール板の相対的直線移
動方向に略交差する方向に複数のブロックに分けかつ各
ブロックの大きさが互いに異なるように形成して、スリ
ットの各ブロックにおける透過光量がスリットの移動に
応じて変化するのに基づき、前記移動に応じた近似正弦
波形を出力するように構成したことにより、波形精度の
良い近似正弦波出力を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のリニアエンコーダの全体構
成を示す斜視図
【図2】同リニアエンコーダにおけるスケール板の詳細
を説明する平面図
【図3】同リニアエンコーダにおけるスケール板の取付
構造を説明する斜視図
【図4】同リニアエンコーダにおける読取ユニットの詳
細を説明する正面図および側面図
【図5】同リニアエンコーダにおける読取スケール板の
読取スリットを説明する図
【図6】同リニアエンコーダにおける受光素子の光電変
換信号の波形を説明する図
【図7】同リニアエンコーダにおけるリニアエンコーダ
測定動作を説明する図
【図8】同リニアエンコーダにおけるスケールガイドピ
ンの動作を説明する図
【符号の説明】
1 スケール板 2 読取ユニット 3a,3b スケール保持器 4 定盤 5 可動板 6 インクリメンタルコードスリット 7 位置決め孔 8 ボルト孔 9 位置決め平行ピン 10 締結ボルト 13 光源 14 コリメータレンズ 15 読取スケール板 16,16a,16b 受光素子 17a,17b スケールガイドピン 18 読取スリット 19a,19b 読取スリット列

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行光束を照射する照明手段と光検出器
    と読取スケール板で構成される読取ユニットおよびコー
    ドスリットが形成されたスケール板を備え、スケール板
    のコードスリットを読取ユニットで読み取ることにより
    直線移動距離の測定を行う光学式リニアエンコーダであ
    って、前記スケール板を、両端を引っ張った状態で固定
    して張架した帯状金属薄板により構成したことを特徴と
    するリニアエンコーダ。
  2. 【請求項2】 読取ユニットにおいて、スケール板のス
    ケール板面法線方向の運動を規制する案内手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のリニアエンコーダ。
  3. 【請求項3】 照明手段の光源として半導体レーザを使
    用したことを特徴とする請求項1記載のリニアエンコー
    ダ。
  4. 【請求項4】 スケール板または読取スケール板のスリ
    ットをスケール板と読取スケール板の相対的直線移動方
    向に略交差する方向に複数のブロックに分けかつ各ブロ
    ックの大きさが互いに異なるように形成し、各ブロック
    における平行光束の透過光量がスリットの移動に応じて
    変化するのに基づき近似正弦波を出力するように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のリニアエンコーダ。
JP19435793A 1993-08-05 1993-08-05 リニアエンコーダ Pending JPH0749247A (ja)

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