JPH0627645B2 - 2次元変位検出装置 - Google Patents

2次元変位検出装置

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JPH0627645B2
JPH0627645B2 JP63224260A JP22426088A JPH0627645B2 JP H0627645 B2 JPH0627645 B2 JP H0627645B2 JP 63224260 A JP63224260 A JP 63224260A JP 22426088 A JP22426088 A JP 22426088A JP H0627645 B2 JPH0627645 B2 JP H0627645B2
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light beam
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、2次元的に相対移動するベースとテーブル
等の変位量、位置を検出する2次元変位検出装置に関す
る。
【従来の技術】
従来、2次元的に移動するクロステーブル等が2次元位
置測定機、2次元パターン加工装置等に使用されてい
る。 このような装置においては、従来、測定対象物装置用の
X−Yテーブルを、同一平面内でX−Y方向に2次元的
に変位させ、この変位量を2つの検出器により測定する
ことによつて、テーブルのX−Y方向の移動寸法あるい
はその座標を検出するものである。 従来のX−Yテーブルとしては、第7図に示されるよう
なものがある。 この従来のX−Yテーブル1は、基台2と、該基台2に
対して、同一平面内でX−Y方向に相対変位可能に取付
けられた、測定対象物3を載置するための載物台4と、
この載物台4の前記基台2に対するX−Y方向の変位量
を検出するための変位検出装置5と、を備えている。 載物台4は、可動テーブル6上でガイド7YによりY方
向に移動可能に載置されると共に、駆動ダイヤル8Yに
よつて回転される駆動ねじ9Yを回転することによつて
Y方向に進退されるようになつている。 前記可動テーブル6は、基台2上で、ガイド7Xにより
X方向移動自在に載置されると共に、駆動ダイヤル8X
によつて駆動される駆動ねじ9Xにより、X方向に進退
されるようになつている。 前記基台2には載物台4の上方に観察光学系(又は加工
用レーザ等)10が固定されている。前記変位検出装置
5は、基台2と可動テーブル6のX、Y方向の相対的な
移動量又は位置を検出したり座標値を特定するためのも
のであり、載物台4のX軸方向の変位を検出するための
スケール5X及びX軸検出器11Xと、Y方向の変位を
検出するためのスケール5Y及びY軸検出器11Yとか
ら構成されている。 前記スケール5Xは可動テーブル6の側面にX方向に配
置された、例えば光学格子からなり、又、スケール5Y
は載物台4の側面にY方向に配置された光学格子から構
成されている。 前記X軸検出器11X及びY軸検出器11Yは、各々、
スケール5X及び5Yに対面して配置された、同じく光
学格子からなるインデツクススケール及び該インデツク
ススケールを光電変換し、光の明暗の繰返しに対応する
電気信号を出力する光電素子を含むものである。 これらX軸検出器11X及びY軸検出器11Yからの出
力信号は、カウンタ(図示省略)で積算計数され、それ
ぞれ、載物台4の、基台2に対するX方向及びY方向の
変位量として、前記測定又は加工の点3Aの座標値を検
出することができる。
【発明が解決しようとする問題点】
上記のような従来のX−Yテーブル1における変位検出
装置5は、X軸方向及びY軸方向各々の1次元の変位検
出器、即ち2つの変位検出器を直交する方向に配設して
いるので、スケール5X、5Yを含む平面での形状が大
型化してしまうという問題点がある。 又、スケールや検出器を取付けるための機構が複雑とな
るという問題点もある。 更に、例えば基台2上のガイド7Xの真直度が悪いと、
載物台4をX軸方向に送る際に、該載物台4はY軸方向
にも若干の変位をするが、Y軸方向のスケール5Y及び
Y軸検出器11Yは共に可動テーブル6に載置されてい
るために、該Y軸検出器11Yの検出信号は変化せず、
測定点3Aの座標値に誤差が生じる。即ち、ガイドの真
直度がそのまま測定誤差となるという問題点がある。
【発明の目的】
この発明は、X−Y面での形状を小型化でき、構造が簡
単であり、且つ、載物台を基台に対して変位させる機構
の送り精度が測定精度に現われることなく、測定精度の
向上を図ることができる2次元変位検出装置を提供する
ことを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この発明は、相互に直交するX−Y方向の目盛が形成さ
れ、相対的にX−Y方向に移動する2つの部材の一方に
配設される2次元スケールと、前記目盛に対向して前記
他方の部材に設けられ、該目盛に光ビームを射出する光
源と、前記光ビームの前記X方向の目盛による複数の回
折光の混合波を光電変換して第1の検出信号を得るX方
向変位検出器と、前記光ビームの前記Y方向の目盛によ
る複数の回折光の混合波を光電変換して第2の検出信号
を得るY方向変位検出器と、を含んで構成し、更に前記
X方向変位検出器及びY方向変位検出器を、各々、前記
2次元スケールからの1次回折光及び−1次回折光を変
向する一対の反射手段と、これらの反射手段により変向
された回折光の混合波を形成するハーフミラーと、前記
2次元スケールとハーフミラーの間の、前記回折光の光
路上に配置された偏光方向が90度異なる一対の偏光子
と、を備えて構成し、且つ前記ハーフミラーを前記光源
と2次元スケール間の前記光ビームの光路外に配置する
ことにより上記目的を達成するものである。 更に、前記反射手段をプリズムとすることにより上記目
的を達成するものである。 更に又、前記2次スケールを、前記X−Y方向に移動す
る2つの部材のうち、測定対象物を載置する一方の部材
の裏面に配設し、前記光源、X方向変位検出器及びY方
向変位検出器を、前記2次スケールに対向して、前記一
方の部材と他方の部材の間で、該他方の部材に設けるこ
とにより上記目的を達成するものである。
【作用】
この発明において、平面状の2次元スケールのX−Y方
向の目盛を一本の光ビームを用いて読取ることによつ
て、測定対象物等のX−Y方向の変位量を検出するの
で、検出器のX−Y面での形状を小型化し、直交格子パ
ターン全体を有効に使用できるので測定範囲が広くな
り、且つ構造を簡単にし、更に、測定対象物を載置する
X−Yテーブル等のガイドの真直度を補正して、測定精
度を増大させることができる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 この実施例は、X−Yテーブル20に本発明の2次元変
位検出器18を適用したものであり、第1図〜第3図に
示されるように、基台12と、該基台12に対して、同
一平面内でX−Y方向に相対変位可能に取付けられた、
テーブル16と、このテーブル16の前記基台12に対
するX−Y方向の変位量を検出するための変位検出装置
18と、を有してなるX−Yテーブル20において、前
記変位検出装置18を、前記テーブル16の裏面側に固
定された、相互に直交するX−Y方向の目盛が形成され
た2次元スケール22と、前記基台12に固定されると
共に、前記2次元スケール22の目盛を読取り、前記2
次元スケール22の前記基台12に対する、X方向の変
位により変化する第1の検出信号及びY方向の変位によ
り変化する第2の検出信号を各々生成する2次元変位検
出器24と、を含んで構成したものである。第1図及び
第2図の符号35は観察光学系を示す。 前記2次元ス
ケール22は、第3図(テーブル16を裏側から見た斜
視図)に示されるように、ガラス基板22Aに互いに直
交するX方向にピツチPx 、Y方向にピツチPy の縦縞
状のパターンの金属膜(前者はY軸と平行、後者はX軸
と平行)を蒸着して形成したボログラフイツクスケール
であり、テーブル16の裏面に、測定対象物載置面16
Aと平行に、即ちX−Y面内に、接着されている。 前記X−Yテーブル20は、前記第6図に示される従来
のX−Yテーブル1と同様に、基台12とテーブル16
の間に可動テーブル26を備え、テーブル16はガイド
28Yに沿つて、可動テーブル26上をY方向に移動で
きるようにされ、又、可動テーブル26は基台12上
を、ガイド28Xに沿つて、X方向に変位できるように
されている。 又、これらテーブル16及び可動テーブル26の駆動
は、従来と同様に、駆動ねじ30X、30Y及びこれを
回転させるための駆動ダイヤル32X、32Yによつて
X及びY方向に移動されるようになつている。 図の符号33Xは駆動ねじ30Xと螺合すると共に、可
動テーブル26に固定された連結部材、33Yは駆動ね
じ30Yと螺合すると共に、テーブル16に固定された
連結部材をそれぞれ示す。 又、符号35は観察光学系、35Aは観察光学系35の
光軸、14Aは光軸35Aと測定対象物14との交点、
即ち測定点をそれぞれ示す。 前記2次元変位検出器24は、前記2次元スケール22
に向けて、一本の光ビーム34を射出する1個の光源3
6と、前記光ビーム34の、Y軸と平行であつて、前記
X方向にピツチPx の目盛による複数の回折光の混合波
を光電交換して前記第1の検出信号を得るX方向変位検
出器38Xと、前記光ビーム34の、X軸と平行であつ
て、前記Y方向にピツチPy の目盛による複数の回折光
の混合波を光電変換して前記第2の検出信号を得るY方
向変位検出器38Yと、を備えて構成されている。前記
光源36は、レーザダイオード37と、コリメータレン
ズ39と、を備えて構成されている。 前記X方向変位検出器38Xは、前記光ビーム34によ
る、2次元スケール22の目盛によつて生じた回折光の
うち、(1、0)次光Xの光軸上に配置されたミラー
40X及び1方向の光成分のみを通過させる偏光子42
Xと、(−1、0)次光Xの光軸上に配置されたミラ
ー44X及び前記偏光子42Xと直交する光の成分のみ
を通過させる偏光子46Xと、前記ミラー440Xで反
射され、偏光子42Xを透過した(1、0)次光X
透過すると共に、ミラー44Xで反射され、偏光子46
Xを透過した(−1、0)次光Xを反射し、これらの
混合ビームを形成する第1のハーフミラー48Xと、こ
の第1のハーフミラー48Xからの混合ビームの光軸上
に配置され、該混合ビームを側方への反射光及び透過光
に分離する第2のハーフミラー50Xと、この第2のハ
ーフミラー50Xの透過光軸上に配置され、波形の位相
を90゜移動する1/4波長板52X、偏光子42Xを
通過した光成分のみを通過させる検光子54X及び受光
素子56Xと、前記第2のハーフミラー50Xにより側
方に反射された光線ビームの光軸上に配置され、偏光子
46Xを通過した光成分のみを通過させる検光子58X
及び受光素子60Xと、を含んで構成されている。 前記受光素子56X及び60Xは、例えばフオトダイオ
ードからなり、受光した光を電気信号に変換して、プリ
アンプ62Xに出力するようにされている。 プリアンプ62Xの出力側にはカウンタ64Xが接続さ
れ、このカウンタ64Xの出力信号はX軸表示器66X
に表示されるようになつている。 なお、Y方向変位検出器38Yは、光ビーム34による
2次元スケール22の目盛によつて生じた回折光のうち
(0、1)次光Y1の光軸上に配置されたミラー40Y
及び偏光子42Yと、(0、−1)次光Y2の光軸上に
配設されたミラー44Y及び偏光子46Yとを含んで構
成されている点以外は、前記X方向変位検出器38Xと
同様の構成であるので、X方向変位検出器38Xにおけ
ると同一部材には、図において符号XをYに置換え表示
することによつて説明を省略するものとする。 ここで、第5図に示されるように、ミラー40X及び4
4Xは、ハーフミラー48Xが光ビーム34と干渉しな
いように、その反射面がY軸に対して少し傾斜させて配
置されている。 これは次の理由による。即ち、2次元スケール22のス
ケール格子により回折され反射した光ビームはミラー4
0X及び44Xで反射され偏光子42X、46Xを通過
し、ハーフミラー48Xにてそれぞれ1/2の光を合成
するが、そのために通常ハーフミラー48Xは光ビーム
34上に配置されなければならないという問題が生ず
る。従つてハーフミラー48Xを、光ビーム34を含む
Y軸方向に該ビームと干渉しない位置に設定し、ハーフ
ミラー48Xによつて両方向からの光が合成されるよう
にミラー40X及び44Xを傾斜させて配置している。
ハーフミラー48Xで合成された光ビームの延長上には
検出のための光学系が配置されている。 同様に、ハーフミラー48Yも光ビーム34を含むX軸
方向に該ビームと干渉しない位置にされハーフミラー4
8Yによつて両方向からの光が合成されるようにミラー
40Y及び44Yを配置している。ハーフミラー48Y
で合成された光ビームの延長上には検出のための光学系
が配置されている。 次に、上記実施例の作用を説明する。 2次元変位検出器24における光源36から射出された
光ビーム34は、2次元スケール22に至り、その目盛
を回折格子として回折光となつて反射される。 ここで、2次元スケール22のX−Y目盛は、X、Yの
両方向に周期性を有するので、前記回折光はX方向に m
次、Y方向に n次(m 、n は整数)のとき、(m 、n )
次光と表現できる。 光ビーム34によつて2次元スケール22のX目盛で生
じた(1、0)次光Xと(−1、0)次光Xとは、
ミラー40X及び44Xによりそれぞれ反射されて、偏
光子42X、46Xを通り、第1のハーフミラー48X
において混合ビームとなつて、第2のハーフミラー50
X方向に反射される。 この混合ビームはその1/2が第2のハーフミラー50
Xを透過して前記1/4波長板52X、検光子54Xを
通り受光素子56Xに到達する。又、第2のハーフミラ
ー50Xで反射された1/2の混合ビームは検光子58
Xを通り受光素子60Xに到達する。 ここで、前記(1、0)次光Xと(−1、0)次光X
の混合ビームは、偏光子40Xと46Xの偏光方向が
90゜異なるため、干渉信号ではなく、第2のハーフミ
ラー50Xで分離された後に、一方の混合ビームは、検
光子58Xによつて干渉した成分が受光素子60X及び
プリアンプ62Xを経て周期信号 a1となり、又、他方
の混合ビームは1/4波長板52Xと検光子54Xとに
よつて干渉した成分が、受光素子56X及びプリアンプ
62Xを経て周期信号 a1に対して90゜位相の異なる
周期信号 b1となる。 これら2相の90゜位相の異なる周期信号 a1、 b1
は、カウンタ64Xに入力されて演算され、計算値はX
軸表示器66Xに表示される。このX軸表示器66Xに
表示された計数値は、光ビーム34の光軸をX方向に横
切つた、2次元スケールにおける縦縞状の光学格子の数
にほかならない。 同様に、Y軸方向についても、光ビーム34をY方向に
横切つた縦縞状の光学格子の数をY軸表示器66Yに表
示することができる。 従つて、X軸表示器66X及びY軸表示器66Yは2次
元スケール22のX−Y方向の変位量を表示することに
なる。 この実施例における変位検出装置18においては、ガイ
ド28X、28Yの真直度が悪くても、2次元スケール
22の目盛が真直であれば、これらガイド28X、28
Yの畝りは測定値にそのまま反映されるので、これを補
正してより高精度の測定を行うことができる。 ここで、2次元スケール22は、テーブル16の測定対
象物載置面16Aの裏側に、該測定対象物載置面16A
と平行に配置されている。 従つて、第1図及び第2図に示される測定点14Aは前
記光ビーム34による2次元スケール22の照射点に近
接していることになる。 前記測定対象物14の被測長部分は前記測定点14Aを
含む線分であり、前記2次元スケール22におけるX方
向及びY方向の目盛に対して、テーブル16の厚さを除
いて略同一直線上にあると考えられる。 従つて、前述のアツベの原理の条件が略充足されること
になり、1次誤差が少なく、従来より高精度の座標特定
が可能となるので、測定精度の向上を図ることができ
る。 本発明においてその平行度が充分である場合は、基台部
に2次元スケールを設け、テーブルの背面に検出器を設
けてもよい。 次に第6図に示される本発明の第2実施例につき説明す
る。 前記第1実施例において、2次元スケール22のスケー
ル格子により回折され反射された光ビーム34の回折光
を混合波とするためのハーフミラー48X及び48Yが
光ビーム34の2次元スケール22へ向う光路と干渉し
ないようするため、ミラー40X、44X、40Y及び
44Yを各々その反斜面がY軸及びX軸に対して僅かに
傾斜するようにしているが、この第2実施例において
は、2次元スケール22のスケール格子からの回折光を
反射する手段としてプリズムを用いることにより、前記
光ビーム34とミラーとの干渉を避けるようにしてい
る。 即ち、光ビーム34によつて2次元スケール22のX目
盛で生じた(1、0)次光Xと、(−1、0)次光X
とは直角プリズム41X及び45Xによりそれぞれ反
射され偏光子42X、46Xを通り第1のハーフミラー
48Xにおいて混合ビームとなつて第2のハーフミラー
50X方向に反射される。 前記直角プリズム41X及び45X内での反射によつ
て、回折光は、Y軸方向に光路が平行にずれることにな
る。 従つて、直角プリズム41X及び45Xから出た回折光
は光ビーム34からY軸方向にずれるので、第1のハー
フミラー48Xは光ビーム34と干渉することがない。
同様に、2次元スケール22のY目盛で生じた回折光に
ついてもこれらが直角プリズム41Y及び45Yにより
それぞれ反射されることによつて、ハーフミラー48X
に向うので、前記と同様に、ハーフミラー48Xも光ビ
ーム34と干渉することがない。従つて、この第2実施
例における回折光の反射手段である直角プリズム41X
及び、45X、41Y及び45Yはその反射面をY軸又
はX軸に対して傾斜させる必要がない。 なお、上記実施例は、2次元スケールとしてガラス基板
22Aに目盛をクロム蒸着して形成したものであるが、
本発明は、これに限定されるものでなく、いわゆるホロ
グラフスケールであればよい。 又、上記実施例は、2次元変位検出装置を、X−Yテー
ブルに配置したものであるが、本発明はこれに限定され
るものでなく、2次元方向に相対移動する2つの部材の
移動量を計測する場合、その一方の部材に2次元スケー
ルを、他方の部材の対向する面に変位検出器を取付ける
場合に一般的に適用されるものである。
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成したので、2次元変位検出
装置におけるX−Y面での形状を小型化し、且つ、構造
を簡略化することができると共に、測定対象物の送り機
構のうねり等を補正して測定精度を向上させることがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る2次元変位検出装置を適用したX
−Yテーブルの実施例を示す斜視図、第2図は第1図の
II−II線に沿う断面図、第3図は同実施例における2次
元スケール及び2次元変位検出器を、テーブルの裏側か
ら見た、一部ブロツク図を含む拡大斜視図、第4図は同
実施例にかかる2次元変位検出器の概念を示す光学系統
図、第5図は同2次元変位検出器の要部の光学系統図、
第6図は本発明の他の実施例の要部を示す光学系統図、
第7図は従来の変位検出装置を備えたX−Yテーブルを
示す斜視図である。 18……変位検出器、 20……X−Yテーブル、 22……2次元スケール、 22A……ガラス基板、 24……2次元変位検出器、 26……可動テーブル、 34……光ビーム、 36……光源、 38X……X方向変位検出器、 38Y……Y方向変位検出器、 40X、44X、40Y、44Y……ミラー、 41X、45X、41Y、45Y……直角プリズム、 42X、46X、42Y、46Y……偏光子、 48X、48Y……ハーフミラー、 56X、60X、56Y、60Y……受光素子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に直交するX−Y方向の目盛が形成さ
    れ、相対的にX−Y方向に移動する2つの部材の一方に
    配設される2次元スケールと、前記目盛に対向して前記
    他方の部材に設けられ、該目盛に一本の光ビームを射出
    する光源と、前記光ビームの前記X方向の目盛による複
    数の回折光の混合波を光電変換して第1の検出信号を得
    るX方向変位検出器と、前記光ビームの前記Y方向の目
    盛による複数の回折光の混合波を光電変換して第2の検
    出信号を得るY方向変位検出器と、を有してなり、前記
    X方向変位検出器及びY方向変位検出器は、各々、前記
    2次元スケールからの1次回折光及び−1次回折光を変
    向する一対の反射手段と、これらの反射手段により変向
    された回折光の混合波を形成するハーフミラーと、前記
    2次元スケールとハーフミラーの間の、前記回折光の光
    路上に配置された偏光方向が90度異なる一対の偏光子
    と、を備え、前記ハーフミラーは前記光源と2次元スケ
    ール間の前記光ビームの光路外で、該光路に接近して配
    置されてなる2次元変位検出装置。
  2. 【請求項2】前記反射手段はプリズムとされた請求項1
    の2次元変位検出装置。
  3. 【請求項3】前記2次スケールは、前記X−Y方向に移
    動する2つの部材のうち、測定対象物を載置する一方の
    部材の裏面に配設され、前記光源、X方向変位検出器及
    びY方向変位検出器は、前記2次スケールに対向して、
    前記一方の部材と他方の部材の間で、該他方の部材に設
    けられた請求項1又は2の2次元変位検出装置。
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