JPH074923U - 樹脂成型軸受 - Google Patents

樹脂成型軸受

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Publication number
JPH074923U
JPH074923U JP3882393U JP3882393U JPH074923U JP H074923 U JPH074923 U JP H074923U JP 3882393 U JP3882393 U JP 3882393U JP 3882393 U JP3882393 U JP 3882393U JP H074923 U JPH074923 U JP H074923U
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
face
resin
face portion
slide bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3882393U
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English (en)
Inventor
晴夫 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Antenna Co Ltd filed Critical Nippon Antenna Co Ltd
Priority to JP3882393U priority Critical patent/JPH074923U/ja
Publication of JPH074923U publication Critical patent/JPH074923U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸などに対する回転軸受やスラスト軸受
機能を簡易な構成によって的確に達成する。 【構成】 スライド軸受16に盲蓋状の端面部4を一体
に形成し、該端面部4における内面中央部に回転軸端面
と接合する接触突部5を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は樹脂成型軸受に係り、回転軸などに対する回転軸受およびスラスト軸 受機能を簡易な機構によって的確に達成しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
各種回転軸を固定部に支承する手段として軸受は従来から種々に採用されてい るが、回転作動と共に軸方向の作用力をも支承するには回転軸受部体とスラスト 軸受部体とを組合わせて採用することが行われている。
【0003】 例えば電動アンテナ用モータの回転軸に対する前記のような軸受機構として従 来採用されている具体例としては図2と図3に示すように回転軸11の端面に穴 加工部12を形成し、この穴加工部12にスチールボール14を圧入してから脱 落防止のため穴加工部12の開口側にかしめ部13を形成したもので、回転軸1 1は樹脂質または焼結金属のような含油金属によるスライド軸受16を介してケ ース15に取付けられ、ケース15の底部には同じく樹脂質または含油金属のス ラスト受17が用いられている。
【0004】 なお特公昭45−21984にはアルミニウムよりなる軸受基体内に、黄銅ブ ッシュの底部に穿った穴にスチールボールを支承させておいて、黄銅ブッシュと スチールボールとを同時に押圧して軸受基体に固着させるターンテーブルの軸受 スチールボール取付技術が発表されている。
【0005】 また実公昭49−20593においては圧入されるスリーブの外側の軸受本体 に数条の溝を軸方向に設けると共に、該スリーブの下端縁と軸受本体の底面との 間に間隙を設けるようにしたターンテーブル用軸受が提案されている。
【0006】 更に実公昭36−32907にあっては、ブラケットに設けた軸受箱の底部に ナイロン等のプラスチック製球を介して回転軸先端を支承し、これを軸受箱に設 けたオイレスメタルの軸孔に挿入し、該オイレスメタルの外周部に合成ゴムリン グを嵌着し、該合成ゴムリングの外周球面を軸受箱の内周面に接触させ、オイレ スメタルの下部に合成ゴムリングを係止する大径段部を一体に形成し、この大径 段部と軸受箱のハウジングとの間に空隙を構成した軸受が公開されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
図2、図3に示したような従来のものにおいては回転軸の端面に穴加工部12 を形成することが容易でないと共にスライド軸受16、スチールボール14およ びスラスト受17の3部材を適切に組み込むことが必要で、構造が複雑であり、 工数が嵩むと共にコスト高とならざるを得ない不利がある。
【0008】 前記した特公昭45−21984、実公昭49−20593および実公昭36 −32907のものにおいては夫々にメリットがあるとしても、何れのものもや はり部品点数が多く、またスチールボールの適切な取付けに工夫を必要とし、そ の製作組立のための工数が大で、コストアップとなることは前記図2、図3のも のと同様である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記したような従来技術における課題を解決することについて検討を 重ねた結果、半球状スラスト受部をスライド軸受部体と一体とすることにより的 確に解決することに成功したものであって以下の如くである。
【0010】 (1) スライド軸受に盲蓋状の端面部を一体に形成し、該端面部における内面中 央部に回転軸端面と接合する接触突部を形成したことを特徴とする樹脂成型軸受 。
【0011】 (2) 端面部における内面に半球状突部を形成し、ポリアミド系などの合成樹脂 によりスライド軸受と一体に成型したことを特徴とする前記(1) 項に記載の樹脂 成型軸受。
【0012】
【作用】
スライド軸受に盲蓋状の端面部を一体に形成し、該端面部における内面中央部 に回転軸端面と接合する接触突部を形成したことにより、僅少な構成部材によっ てスライド軸受とスラスト受の各作用を兼備した軸受を得しめ、低コスト化する 。組立工数の縮減、構成部材の分離、脱落などの回避も適切に図られる。
【0013】 端面部における内面に半球状突部を形成することにより回転軸端面のスラスト 軸受作用がスチールボールを用いた場合と同様な関係において強固且つ安定に得 られる。
【0014】 ポリアミド系などの合成樹脂により前記のような軸受部体を一体に形成するこ とにより強度および有効な軸受作用の得られる製品を得ることができる。
【0015】
【実施例】
上記したような本考案によるものの具体的な実施態様を図示するものについて 説明すると、図1に示すように円筒状のスライド軸受部2に盲蓋状の端面部4を 一体に形成し、しかも該端面部4における内面中央部に回転軸1の端面1aと接 合する接触突部5を一体に形成したものである。
【0016】 前記したような軸受部体はポリアミドまたはポリアミド系のような合成樹脂に よって一体に形成され、これをケース3に収容せしめることは前記した従来から のものと同様で、ケース3は金属部材などによる強度、靱性に優れた部材によっ て形成されることにより、好ましい耐用性を得しめ、また各種機体などに対する 取付けを容易ならしめるように成っている。
【0017】 端面部4における内面に図示のような半球状突出部6を形成することにより回 転軸1の端面1aと接合する接触突部5を軸心位置において適切に形成せしめ、 回転軸1の軸方向力に対し有効に即応するスラスト軸受作用を強固安定に得しめ ることができ、従来技術において取付け工作が困難でそれなりの苦心を必要とし たスチールボールと同様な軸受作用を平易な構造で実現する。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したような本考案によるときはスラスト軸受作用をも兼備した回転軸 支承機構を必要部材点数の少い条件によって簡易に得しめ、その組み付け状態を 安定化すると共に部材の分離脱落などを生じない安定な組立てを形成し、更にそ の製作を容易化して低コストに目的の製品を得しめるなどの効果を有しており、 実用上その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による軸受の断面図である。
【図2】従来の軸受についての図1と同様な断面図であ
る。
【図3】その平面図である。
【符号の説明】 1 回転軸 1a その端面 2 スライド軸受部 3 ケース 4 端面部 5 接触突部 6 半球状突出部 11 従来技術の回転軸 12 その端面における穴加工部 13 かしめ部 14 スチールボール 15 ケース 16 スライド軸受 17 スラスト受

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド軸受に盲蓋状の端面部を一体に
    形成し、該端面部における内面中央部に回転軸端面と接
    合する接触突部を形成したことを特徴とする樹脂成型軸
    受。
  2. 【請求項2】 端面部における内面に半球状突部を形成
    し、ポリアミド系などの合成樹脂によりスライド軸受と
    一体に成型したことを特徴とする請求項1に記載の樹脂
    成型軸受。
JP3882393U 1993-06-24 1993-06-24 樹脂成型軸受 Pending JPH074923U (ja)

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JP3882393U JPH074923U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 樹脂成型軸受

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JP3882393U JPH074923U (ja) 1993-06-24 1993-06-24 樹脂成型軸受

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JPH074923U true JPH074923U (ja) 1995-01-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10122233A (ja) * 1996-10-21 1998-05-12 Oiles Ind Co Ltd 合成樹脂製のスラスト軸受

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10122233A (ja) * 1996-10-21 1998-05-12 Oiles Ind Co Ltd 合成樹脂製のスラスト軸受

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