JPH0320573Y2 - - Google Patents

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JPH0320573Y2
JPH0320573Y2 JP1986016769U JP1676986U JPH0320573Y2 JP H0320573 Y2 JPH0320573 Y2 JP H0320573Y2 JP 1986016769 U JP1986016769 U JP 1986016769U JP 1676986 U JP1676986 U JP 1676986U JP H0320573 Y2 JPH0320573 Y2 JP H0320573Y2
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JP
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liner
fitting hole
inner ring
tapered surface
housing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、球面ブツシユに関するものであ
る。
〔従来の技術およびその問題点〕
上記球面ブツシユは、第6図に示すように、ハ
ウジング40に内周を球面とした内輪嵌合孔42
を設け、その内輪嵌合孔42に球面内輪43を嵌
合してある。このような球面ブツシユのハウジン
グ40に取付脚41を設けたものがロツドエンド
である。そのロツドエンドにおいては、ハウジン
グ40に機械的強度を要求されるため、通常、鍛
造品、アルミニウムのダイカスト品、あるいは合
成樹脂成形品によつて形成されている。一方、内
輪43は、軸受鋼によつて形成されている。
ところで、ハウジング40が鍛造品やダイカス
ト品であると、そのハウジング40の内輪嵌合孔
42に内輪43を組込むことができない。そこ
で、ハウジング40を金属性とするロツドエンド
においては、普通、第7図に示すように、内輪嵌
合孔42の両側部に一対の切欠部44を形成し、
その切欠部44に内輪43の外周対向位置部を嵌
合して内輪43を90゜回転させるようにしている。
上記のような内輪組込み用の切欠部44を備え
るロツドエンドにおいては、内輪嵌合孔42の内
面と内輪43の外周面相互間において非接触部分
が存在するため、内輪嵌合孔42の内面において
内輪43にかかる全方向の負荷を受けることがで
きず、また、調心トルクが不均一であるという不
都合がある。
一方、ハウジング40を合成樹脂成形品とする
ロツドエンドにおいては、そのハウジング40の
内輪嵌合孔42に内輪43を無理に嵌め合わせる
必要があるため、組込みに手間がかかり、嵌め込
みの際にハウジング40が破損するおそれがあ
る。
〔考案の目的〕 そこで、この考案は上記の不都合を解消し、ロ
ツドエンドを形成し、あるいは軸を支持する場合
に用いられる球面ブツシユにおいて、全方向の負
荷を受けることができるとすることおよび組立て
の容易化を図り、がたつきのない精度の高い組立
てを得ることを目的としている。
〔考案の構成〕
上記の目的を達成するために、この考案におい
ては、硬質合成樹脂で形成されたハウジングにラ
イナ嵌合孔を形成し、そのライナ嵌合孔の内径面
一端部に他端に向けて小径となるテーパ面を形成
し、内径面他端部には係合凹部を設け、上記ライ
ナ嵌合孔内に組込まれた軟質合成樹脂製ライナの
外周には、上記テーパ面に係合するテーパ面と、
係合凹部に係合する突出部とを形成し、そのライ
ナに球面状の内輪嵌合孔を設け、その内輪嵌合孔
内に焼結合金から成る球面内輪を嵌合した構成を
採用したのである。
〔作用〕
球面ブツシユの組立てに際しては、ライナの内
輪嵌合孔に球面内輪を圧入し、そのライナを突出
部を前にしてハウジングのテーパ面の内側に挿入
し、テーパ面との接触によりライナを縮径させて
突出部を係合凹部に係合させ、ライナのテーパ面
をハウジングのテーパ面に係合させるのである。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
〔実施例〕
第1図乃至第3図に示すように、いま例えば球
面ブツシユを備えるロツドエンドを例にとつて説
明すると、このロツドエンドは、ハウジング1
と、そのハウジング1に支持されるライナ10
と、そのライナ10に支持される内輪20の組合
せからなる。
前記ハウジング1は機械的強度が要求されるた
め、硬質の合成樹脂材料で形成されている。ここ
で、合成樹脂としてはポリアセタール樹脂等を挙
げることができ、その合成樹脂にガラス繊維を混
合して機械的強度をさらに高めるようにしてもよ
い。
このハウジング1は、取付脚2を備え、その取
付脚2にねじ3が設けてある。このねじ3は図示
のように、取付脚2の外周面に形成する場合と、
取付脚2の端面で開口する孔を設け、その孔の内
周面に形成する場合とがある。
また、ハウジング1にはライナ嵌合孔4が設け
られ、そのライナ嵌合孔4の内周にテーパ面5が
設けられ、そのテーパ面5の小径側端に連続して
円筒面6が形成されている。さらに、円筒面6の
端に大径の係合凹部7が設けられている。
前記ライナ10は、上記のライナ嵌合孔4に嵌
合される。このライナ10は、熱可塑性ポリエス
テル樹脂特に軟質の合成樹脂によつて成形され、
外周面には、ライナ嵌合孔4のテーパ面5に係合
するテーパ面11、円筒面6に係合する円筒面1
2および係合凹部7に係合する突出部13がそれ
ぞれ設けられている。また、ライナ10には球面
状の内輪嵌合孔14が形成され、その内輪嵌合孔
14の内側に前記の球面内輪20が嵌合されてい
る。この球面内輪20は、焼結合金から成つてい
る。ここで、焼結合金としては、銅系、銅−鉄
系、鉄系のいずれでよく、グリース等の潤滑剤を
含有させておくのがよい。
いま、ライナ10の内輪嵌合孔14に球面内輪
20を圧入すると、上記ライナ10が径方向に変
形し、第4図に示すように、ライナ10と内輪2
0とを結合することができる。そこで、その結合
部品の突出部13を前側としてハウジング1のラ
イナ嵌合孔4に結合部品を圧入すると、圧入時に
ライナ10が内径方向に変形してライナ嵌合孔4
に嵌合する。
その状態において、ライナ10のテーパ面11
および円筒面12は、ライナ嵌合孔4のテーパ面
5および円筒面6に係合し、また、突出部13は
係合凹部7に係合するため、ライナ嵌合孔4から
ライナ10が抜け出さず、しかもテーパ面5,1
1同士が互に係合するため、がたつきのない精度
の高い組立てを得ることができる。
上記の構成から成るロツドエンドにおいては、
球面内輪20の外周全体がライナ10の内輪嵌合
孔14の内面全体に接触するため、その内輪嵌合
孔14の内周面によつて全方向の負荷を受けるこ
とができると共に、内輪嵌合孔14の周方向各部
位における接触圧力が一定であり、調心トルクの
均一化を図ることができる。
一般に、合成樹脂の射出成形によつて適宜の製
品を成形する場合、厚みの差異によつて収縮率が
異なるため、寸法管理がきわめて困難である。こ
のため、ハウジング1を合成樹脂で成形する場
合、ライナ嵌合孔4の周方向各部位における内径
真円度が崩れるおそれがあり、その内径真円度が
不均一であると、ロツドエンドの組立状態におい
て、ライナ嵌合孔4の内側に嵌合したライナ10
の周方向各部位において径方向の変形量が相違
し、調心トルクが不均一になる。
このような不都合を解消するため、第5図に示
すように、ライナ10の内周周方向に複数の凹部
15を等間隔に形成して内輪20の外周面に対す
る接触圧力の均一化を図るのが好ましい。この場
合、凹部15にグリースを充填して摺動性を高め
るようにしてもよい。
なお、ライナ10として径の異なるものを数種
用意し、あるいは弾性率の異なるものを数種用意
して適当なライナを用いることにより、調心トル
クを調整することができる。
実施例ではロツドエンドを例にとつて説明した
が、軸等を支持する球面ブツシユであつてもよ
い。
〔効果〕
以上のように、この考案においては、ライナの
内周面全体に球面内輪の外周面全体が接触するた
め、ライナの内周面において、全方向の負荷を受
けることができると共に、ハウジングと内輪との
間に組込んだライナは軟質の合成樹脂成形品であ
るため、圧入による嵌合によつて球面ブツシユを
組立てることができ、球面ブツシユの組立てがき
わめて容易である。
また、ライナは径方向に変形するため、ハウジ
ングに形成するライナ嵌合凹部の寸法管理が容易
であり、ハウジングの製作が容易である。
さらに、球面ブツシユの組立て状態では、ライ
ナのテーパ面がハウジングのテーパ面に係合し、
突出部が係合凹部に係合するため、ライナを確実
に抜け止めすることができると共に、テーパ面同
士が互に係合するため、がたつきのないきわめて
精度の高い組立てを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る球面ブツシユを備え
たロツドエンドの一実施例を示す正面図、第2図
は第1図の−線に沿つた断面図、第3図は同
上の分解斜視図、第4図は同上の組立順序を示す
断面図、第5図は同上のライナの他の実施例を示
す断面図、第6図は従来のロツドエンドを示す正
面図、第7図は同上の分解斜視図である。 1……ハウジング、4……ライナ嵌合孔、7…
…係合凹部、10……ライナ、13……係合突
部、14……内輪嵌合孔、20……内輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質合成樹脂で形成されたハウジングにライナ
    嵌合孔を形成し、そのライナ嵌合孔の内径面一端
    部に他端に向けて小径となるテーパ面を形成し、
    内径面他端部には係合凹部を設け、上記ライナ嵌
    合孔内に組込まれた軟質合成樹脂製ライナの外周
    には、上記テーパ面に係合するテーパ面と、係合
    凹部に係合する突出部とを形成し、そのライナに
    球面状の内輪嵌合孔を設け、その内輪嵌合孔内に
    焼結合金から成る球面内輪を嵌合した球面ブツシ
    ユ。
JP1986016769U 1986-02-06 1986-02-06 Expired JPH0320573Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986016769U JPH0320573Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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JP1986016769U JPH0320573Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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JPS62128223U JPS62128223U (ja) 1987-08-14
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5022205U (ja) * 1973-06-22 1975-03-13
JPS6054655B2 (ja) * 1981-11-02 1985-11-30 ゼロツクス・コ−ポレ−シヨン 光学装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054655U (ja) * 1983-09-26 1985-04-17 株式会社デンソー 車両用ワイパ装置

Patent Citations (2)

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