JPH0749117Y2 - メカニカルセンタリング装置 - Google Patents

メカニカルセンタリング装置

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JPH0749117Y2
JPH0749117Y2 JP12249789U JP12249789U JPH0749117Y2 JP H0749117 Y2 JPH0749117 Y2 JP H0749117Y2 JP 12249789 U JP12249789 U JP 12249789U JP 12249789 U JP12249789 U JP 12249789U JP H0749117 Y2 JPH0749117 Y2 JP H0749117Y2
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JP
Japan
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racks
rack
centering
pinion
centering device
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JP12249789U
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JPH0360645U (ja
Inventor
潔 黒田
Original Assignee
ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、芯出し装置に関し、特に例えば電子チップ部
品自動搭載装置における電子チップ部品などを所定の位
置へ正確に位置付けるメカニカルセンタリング装置に関
する。
従来の技術 従来知られている例えば第4図に示すようなバキューム
等開口を有する中央把持具1でチップ部品2を把持し、
これを一対のアーム3,3によって両側からセンタリング
するメカニカルセンタリング装置においては、互いに対
置した一対のラック4,4間に一個のピニオン5を遊動不
能に配置し、これらのラックに案内用長溝6,6を設け、
該長溝6,6内に設けたねじ7,7によりラック4,4を摺動案
内することにより、ピニオン5の直径方向に垂直な方向
においてラック4,4を互いに直線運動させ、これによっ
て所定のセンタリング作用を行なっていた。
考案が解決しようとする課題 しかしこのような従来の装置においては、ラックが直線
運動を行なう関係上、ラックが全体的に細長い形状を有
することとなり、このため当該ラックに形成した長溝も
当然に狭く長い形状を有することとなり、このために、
ラックの剛性が弱化し、ラックの歯の部分の作業精度に
悪い影響を生じ、しばしば電子部品などの小さい部品の
厳格なセンタリングを期待することが困難であった。さ
らにはラックがねじの周辺でガタ付きを発生しないよ
う、ねじ、長溝、さらには、ピニオンの全てに精密な仕
上精度を要求された。加えてこのガタ付きを少なくしよ
うとするとラックの摺動運動が困難となるなどの解決す
べき諸課題があった。
課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するために、ラックの剛性を弱
化させていた長溝を不要として、代りにラック間にこれ
までの一軸上でのみ回動自在なピニオンに加えて、さら
に別の同径のピニオンを当該ラック間に遊動自在に設
け、これらのラックを外方から一対のラックガイドによ
って案内することとした。
作用 このため、ラックの内側は同径の一対のピニオンにより
案内されラックの外側はラックガイドにより案内され
る。これによりラックの直進性を保証すると共に、一方
のピニオンを遊動可能に取付けることにより、ラック及
び/又はピニオンの取付誤差を吸収し、装置構成部品の
精度が悪くても正確かつ厳格なセンタリングが得られる
ようにした。
実施例 第1図は本考案の要部を示す全体斜視図であり、チップ
及びこれを把持する把持具を省略した第4図と同様の図
である。本考案のセンタリング装置10は、センタリング
プレート12と、これに取付けられた種々のセンタリング
要素と、から成る。センタリングプレート12にはそのほ
ぼ中央に、チップなどの芯出しされる物体を把持する把
持具取付部14が設けてある。ここには通常、チップ把持
のため真空源からのバキューム又は電磁気発生のための
配線等が供給されうる。
該把持具取付部14の両側には、該取付部14をはさんで一
対のラック16,18が、前面の歯部に互いに対置して配置
されている。またセンタリングプレート12上には、これ
らのラック16,18間にあって前記取付部をはさんで同一
直径を有する一対のピニオン20,22が枢着されている。
またこれらのラック16,18の後面には、断面がL字形を
したラックガイド24,26が、センタリングプレート12上
にねじなどで固定されており、ラックの後面を摺動支持
している。
ラック16の一端又は他端及びラック18の他端又は一端に
は当該ラックの上下方向に伸長するコネクタ28,30が固
着してある。該コネクタは各ラックの下側においてセン
タリングプレート12へ設けた長溝32,34を貫通してセン
タリングプレート12の下側まで伸長している。コネクタ
28,30の下端には夫々アーム36,38が取付けてあり、各ア
ームの下端にはセンタリングフィンガ37,39が固着して
ある。また一方のコネクタ28には該コネクタ28を当該長
溝32内にて直線運動させる直線駆動源40が接続されてい
る。この直線駆動源40は油圧装置、リレー装置などの任
意の装置でよく、望ましくは、センタリングプレート12
へ固着された立上板42へ取付けてある。
ピニオン20は、センタリングプレート12へ対し、下側ス
ペーサ50、ベアリング52、上側スペーサ54を介して該プ
レート12へ螺着するねじ付軸56によってラック間の中心
線上に配置された位置において、該軸廻りにおいて遊動
することなく回動可能に取付けてある(第2図)。
一方、ピニオン20と同一外径を有する他方のピニオン22
は、該ピニオン22の中央孔の内径Dよりも小さい直径d
の隆起部58を持つ一対のスペーサ60,62を介して、ねじ
付軸64によってセンタリングプレート12へ対して該ねじ
付軸64回りに遊動自在にかつ回転可能に取付けてある
(第3図)。
このような構成を有しているため本考案は下記の如く作
動する。
初めにセンタリング装置10が図示していない手段によ
り、電子チップなど所定の物品の上部まで搬送されかつ
降下され、把持具取付部14へ取付けた把持具により該物
品を把持する(第1図参照)。
次に直線駆動源40を作動し、公知の図示していない直線
案内機構により案内されているラック16を左方又は右方
へ移動する。これに伴なって、ピニオン20,22を介して
別のラック18が右方又は左方へ移動する。このためアー
ム36,38が互いに同一距離だけ右方へ移動し、センタリ
ングフィンガ37,39が被把持物品を所定の中心位置へ位
置ずけ、センタリングを行なう。
その後、当該センタリングされた物品を所定位置へ搬送
しそこに配設する。勿論このセンタリング作業は物品搬
送作業と同時に達成することもできる。
しかして本件考案は、一対の同一直径をもつピニオン2
0,22に螺合する一対のラック16,18を、ラックガイド24,
26によって挟持し、両ラック16,18間の中心位置がピニ
オン20の回転中心に重なるように配設する。これによっ
て該ピニオン20はラック16,18の基準位置を確定するこ
ととなる。一方、プレート12へ対し遊動自在に取付けら
れているピニオン22は、前記ピニオン20との間の寸法S
を厳密な製作公差を必要とせずに装着している。
考案の効果 このため本考案は、ラック自体及びピニオン自体を特別
な加工をしないでラックの移動軌跡を決定するため、部
品の精度が容易に確保できる。
さらにラックを一対のL型断面部材で保持しているの
で、ピニオン20とラック16,18の中心間距離とを部品精
度で確保する必要がなくなり部品製造が容易となる。
またラック16,18が長溝を有していないので、ラックの
歯付前面がラックの移動に伴なって変形することがな
く、厳格なセンタリングが可能となる。
なお本考案は、電子チップ部品等のセンタリング以外の
一般の製造機械やマシニングセンタ等におけるパーツ処
理、被加工物処理等においても同様に有用に使用可能で
ある。
また本考案では把持した部品のセンタリングについて述
べたが、これに限らず板上部品のセンタリングにも同様
に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のセンタリング装置の全体斜視図、第2
図は本考案の一方のピニオンの取付状態を示す図、第3
図は本考案の他方のピニオンの取付状態を示す図、第4
図は公知のセンタリング装置を示す図である。 符号の説明 10:センタリング装置 12:センタリングプレート 16,18:ラック、20,22:ピニオン 24,26:ラックガイド、36,38:アーム 58:隆起部、60,62:スペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いにはなれた端部にアームを固着してい
    る一対のラックを、ピニオンを挟持して対向配置するこ
    とによって、ラックを平行移動し、これによりアームを
    互いに接近又は離隔してセンタリング作用をするメカニ
    カルセンタリング装置において、 一対のラックの歯付内側を、両歯付内側間距離の中心線
    上にラックと並行に配置した同一直径をもつ2つのピニ
    オンにより規制し、これらのラックの外側をL型断面を
    有する摺動部材により規制しており、2つのピニオンの
    うち1方が前記中心線上に配置された軸上において、遊
    動することなく回動可能であり、他方がラック間の中心
    線上に配置された軸上において、遊動自在にかつ回転可
    能に支持されていることを特徴とするメカニカルセンタ
    リング装置。
JP12249789U 1989-10-19 1989-10-19 メカニカルセンタリング装置 Expired - Lifetime JPH0749117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12249789U JPH0749117Y2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 メカニカルセンタリング装置

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JP12249789U JPH0749117Y2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 メカニカルセンタリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0360645U JPH0360645U (ja) 1991-06-14
JPH0749117Y2 true JPH0749117Y2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=31670493

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JP12249789U Expired - Lifetime JPH0749117Y2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 メカニカルセンタリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202011106379U1 (de) * 2011-10-07 2011-11-16 Schunk Gmbh & Co. Kg Spann- Und Greiftechnik Greif- oder Spannvorrichtung

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JPH0360645U (ja) 1991-06-14

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