JPH0748972B2 - パン類の製造方法及びパン類の冷凍生地 - Google Patents
パン類の製造方法及びパン類の冷凍生地Info
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- JPH0748972B2 JPH0748972B2 JP11998991A JP11998991A JPH0748972B2 JP H0748972 B2 JPH0748972 B2 JP H0748972B2 JP 11998991 A JP11998991 A JP 11998991A JP 11998991 A JP11998991 A JP 11998991A JP H0748972 B2 JPH0748972 B2 JP H0748972B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は風味の改良されたパン類
の製造方法及び改良されたパン類の冷凍生地に関する。
の製造方法及び改良されたパン類の冷凍生地に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脱脂粉乳又は全粉乳等の乳製品は
パン類の副原料として、通常小麦粉重量に対して2〜4
重量部パン類の生地に添加していた。
パン類の副原料として、通常小麦粉重量に対して2〜4
重量部パン類の生地に添加していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の乳製品添加の主
な目的はパン生地の安定化及びパン類のクラフトの色付
きの改良にあり、添加量が少ない為、パン類に乳製品の
風味を与えることはできなかった。しかし、パン類に乳
製品の風味を与える為には、例えば、小麦粉重量に対し
6〜10重量部もの大量の乳製品をパン類の生地に添加
しなければならず、一方、この様に大量の乳製品を添加
すると、パン類の生地の発酵が著しく阻害され、その結
果ボリュームの貧弱なパン類となってしまう。そこで本
発明の課題はパン類に良好な風味を与えることができ、
かつパン類のボリュームの減少を生じないパン類の製造
方法及びパン類の冷凍生地を提供することにある。
な目的はパン生地の安定化及びパン類のクラフトの色付
きの改良にあり、添加量が少ない為、パン類に乳製品の
風味を与えることはできなかった。しかし、パン類に乳
製品の風味を与える為には、例えば、小麦粉重量に対し
6〜10重量部もの大量の乳製品をパン類の生地に添加
しなければならず、一方、この様に大量の乳製品を添加
すると、パン類の生地の発酵が著しく阻害され、その結
果ボリュームの貧弱なパン類となってしまう。そこで本
発明の課題はパン類に良好な風味を与えることができ、
かつパン類のボリュームの減少を生じないパン類の製造
方法及びパン類の冷凍生地を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為、
請求項1に記載のパン類の製造方法は、パン生地を加熱
処理して所定のパンを得るパンの製造方法において、乳
製品を含む培地に乳酸菌を培養し、乳酸発酵を行った培
養物(以下、乳酸菌培養物という)及び乳脂肪を含む乳
原料にフーゼル油とリパーゼを加えてエステル化反応を
行ったリパーゼ処理物(以下、リパーゼ処理物という)
の両者をパン類の生地製造工程中の同段階において加え
たパン生地を用いることを特徴とし、請求項2に記載の
パン類の冷凍生地は、前記乳酸菌培養物及び前記リパー
ゼ処理物の両者が、パン類の生地に対し、その製造工程
中の同段階において加えられていてかつ冷凍されてなる
ことを特徴とする。
請求項1に記載のパン類の製造方法は、パン生地を加熱
処理して所定のパンを得るパンの製造方法において、乳
製品を含む培地に乳酸菌を培養し、乳酸発酵を行った培
養物(以下、乳酸菌培養物という)及び乳脂肪を含む乳
原料にフーゼル油とリパーゼを加えてエステル化反応を
行ったリパーゼ処理物(以下、リパーゼ処理物という)
の両者をパン類の生地製造工程中の同段階において加え
たパン生地を用いることを特徴とし、請求項2に記載の
パン類の冷凍生地は、前記乳酸菌培養物及び前記リパー
ゼ処理物の両者が、パン類の生地に対し、その製造工程
中の同段階において加えられていてかつ冷凍されてなる
ことを特徴とする。
【0005】ここで前記乳製品とは乳酸菌の栄養源とし
ての乳糖を多く含むものを意味し、例えば脱脂粉乳、全
粉乳等であり、これらを単独で又は数種を組み合わせて
用いてもよい。
ての乳糖を多く含むものを意味し、例えば脱脂粉乳、全
粉乳等であり、これらを単独で又は数種を組み合わせて
用いてもよい。
【0006】また前記乳酸菌としては例えばラクトバチ
ルス・アシドフィラス、ラクトバチルス・ブルガリカ
ス、ラクトバチルス・ヘルベティカス、ストレプトコッ
カス・サーモフィラス、ストレプトコッカス・クレモリ
ス、ストレプトコッカス・ラクティスといった乳製品中
に広く存在する乳酸菌を用いることができ、これらの乳
酸菌を単体では数種を組み合わせて用いてもよい。
ルス・アシドフィラス、ラクトバチルス・ブルガリカ
ス、ラクトバチルス・ヘルベティカス、ストレプトコッ
カス・サーモフィラス、ストレプトコッカス・クレモリ
ス、ストレプトコッカス・ラクティスといった乳製品中
に広く存在する乳酸菌を用いることができ、これらの乳
酸菌を単体では数種を組み合わせて用いてもよい。
【0007】前記乳酸菌を培養する為の培地としては前
記乳酸菌が脱脂粉乳又は/及び全粉乳の様に粉状の場合
はその15〜25重量部(以下、部という)を水85〜
75部と混合して分散したものを用いる。
記乳酸菌が脱脂粉乳又は/及び全粉乳の様に粉状の場合
はその15〜25重量部(以下、部という)を水85〜
75部と混合して分散したものを用いる。
【0008】そしてこれらの培地に前記乳酸菌を5×1
06 〜5×107 個/gのオーダーで植菌、培養し乳酸
発酵させる。
06 〜5×107 個/gのオーダーで植菌、培養し乳酸
発酵させる。
【0009】前記乳酸発酵を行う為には温度30〜42
℃、好ましくは40℃附近で18〜24時間、前記乳酸
菌を培養すれば良く、この様にして乳酸発酵を行うこと
により、前記乳酸菌培養物が得られる。発酵停止の目安
は培地のPHが3.8以下及び酸度が13ml以上とな
ることであるが、香り及び味の官能評価によっても発酵
停止の判断を行う。
℃、好ましくは40℃附近で18〜24時間、前記乳酸
菌を培養すれば良く、この様にして乳酸発酵を行うこと
により、前記乳酸菌培養物が得られる。発酵停止の目安
は培地のPHが3.8以下及び酸度が13ml以上とな
ることであるが、香り及び味の官能評価によっても発酵
停止の判断を行う。
【0010】前記乳脂肪を含む乳原料としては、例えば
生クリーム、バターオイル等があり、これらを単独で又
は数種を組み合わせて用いてもよい。また前記リパーゼ
としては、例えば動物由来のリパーゼとして、ブタ膵臓
リパーゼ、パンクレアチンリパーゼ等があり、微生物由
来のリパーゼとしては、リゾープス・ニベウス、リゾプ
ス・デンマーラ、シュードモナスsp等があり、これら
を単独で又は数種を組み合わせて用いてもよい。
生クリーム、バターオイル等があり、これらを単独で又
は数種を組み合わせて用いてもよい。また前記リパーゼ
としては、例えば動物由来のリパーゼとして、ブタ膵臓
リパーゼ、パンクレアチンリパーゼ等があり、微生物由
来のリパーゼとしては、リゾープス・ニベウス、リゾプ
ス・デンマーラ、シュードモナスsp等があり、これら
を単独で又は数種を組み合わせて用いてもよい。
【0011】前記エステル化反応を行う為には前記乳脂
肪を含む乳原料150〜200部と水20〜50部とか
ら成る乳化物に、前記リパーゼを前記乳脂肪を含む乳原
料に対して0.01〜5重量%添加し、38〜45℃に
て15〜24時間反応させる。次にモレキュラーシーブ
を用いて水分を0.1%以下とした後、フーゼル油50
〜150部を加え、28〜35℃にて20〜36時間反
応させる。この反応液をろ過してモレキュラーシーブを
除去した後、115〜125℃にて10〜15分間加熱
してリパーゼを失活させ、前記リパーゼ処理物を得る。
肪を含む乳原料150〜200部と水20〜50部とか
ら成る乳化物に、前記リパーゼを前記乳脂肪を含む乳原
料に対して0.01〜5重量%添加し、38〜45℃に
て15〜24時間反応させる。次にモレキュラーシーブ
を用いて水分を0.1%以下とした後、フーゼル油50
〜150部を加え、28〜35℃にて20〜36時間反
応させる。この反応液をろ過してモレキュラーシーブを
除去した後、115〜125℃にて10〜15分間加熱
してリパーゼを失活させ、前記リパーゼ処理物を得る。
【0012】前記乳酸菌培養物及びリパーゼ処理物の添
加方法としては、通常の生地製造の際に両者を他の諸原
料と同様に用いて添加することができる。
加方法としては、通常の生地製造の際に両者を他の諸原
料と同様に用いて添加することができる。
【0013】請求項1及び2中、前記乳酸菌培養物及び
前記リパーゼ処理物の両者をパン類の生地製造中の同段
階において加えるとは、中種法により、パン類を製造す
る場合には中種に両者を加えるか又は/及び生地に両者
を加えることを意味する。例えば中種に乳酸菌培養物の
みを加え、リパーゼ処理物は生地段階で加える様に前記
乳酸菌培養物と前記リパーゼ処理物とを生地製造におけ
る別段階にて別々に添加することは発酵中に於いて風味
のバランスがくずれてしまうので好ましくない。また直
捏法により、パン類を製造する場合には生地作りの段階
において両者を加える。
前記リパーゼ処理物の両者をパン類の生地製造中の同段
階において加えるとは、中種法により、パン類を製造す
る場合には中種に両者を加えるか又は/及び生地に両者
を加えることを意味する。例えば中種に乳酸菌培養物の
みを加え、リパーゼ処理物は生地段階で加える様に前記
乳酸菌培養物と前記リパーゼ処理物とを生地製造におけ
る別段階にて別々に添加することは発酵中に於いて風味
のバランスがくずれてしまうので好ましくない。また直
捏法により、パン類を製造する場合には生地作りの段階
において両者を加える。
【0014】前記乳酸菌培養物100部に対して前記リ
パーゼ処理物は0.5〜10部の割合でパン類の生地に
加えるのが良く、0.5部より少ないと特徴ある発酵風
味が少なく、一方10部より多いと両者のバランスが悪
い為、パン類の風味が劣化する。
パーゼ処理物は0.5〜10部の割合でパン類の生地に
加えるのが良く、0.5部より少ないと特徴ある発酵風
味が少なく、一方10部より多いと両者のバランスが悪
い為、パン類の風味が劣化する。
【0015】前記乳酸菌培養物及びリパーゼ処理物(以
下両添加物ともいう)はその合計量で、生地の小麦粉に
対して1〜10部を使用するのが好ましい。1部より少
ないと両添加物の効果が少なく、一方10部より多いと
生地物性やパン内相の品質が劣化する為である。
下両添加物ともいう)はその合計量で、生地の小麦粉に
対して1〜10部を使用するのが好ましい。1部より少
ないと両添加物の効果が少なく、一方10部より多いと
生地物性やパン内相の品質が劣化する為である。
【0016】前記両添加物を含有する生地からは通常の
パン類の製造方法に従ってパン類を得ることができ、ま
た通常の冷凍生地の製造方法に従ってパン類の冷凍生地
を得ることができる。またこの冷凍生地から通常の方法
に従ってパン類を得ることができる。
パン類の製造方法に従ってパン類を得ることができ、ま
た通常の冷凍生地の製造方法に従ってパン類の冷凍生地
を得ることができる。またこの冷凍生地から通常の方法
に従ってパン類を得ることができる。
【0017】前記両添加物を含有する生地又は冷凍生地
から得られるパン類としては、食パン類、菓子パン類、
ハードロール類、又はスイートグッズ(デニッシュペス
トリー、コーヒーケーキ等)などがある。
から得られるパン類としては、食パン類、菓子パン類、
ハードロール類、又はスイートグッズ(デニッシュペス
トリー、コーヒーケーキ等)などがある。
【0018】
【作用】前記乳酸菌培養物及び前記リパーゼ処理物中の
アルコール類、エステル類、及び/又は有機酸等の単独
又は共存効果により、グルテン組織が柔軟化され、パン
類のボリュームが増大し、かつ、パン類に良好な乳製品
の風味が与えられると考えられる。
アルコール類、エステル類、及び/又は有機酸等の単独
又は共存効果により、グルテン組織が柔軟化され、パン
類のボリュームが増大し、かつ、パン類に良好な乳製品
の風味が与えられると考えられる。
【0019】
【実施例】次に本発明に係るパン類の製造方法及びパン
類の冷凍生地の具体例について詳細に説明する。最初に
請求項1及び2中の乳酸菌培養物及びリパーゼ処理物の
製造方法について説明する。
類の冷凍生地の具体例について詳細に説明する。最初に
請求項1及び2中の乳酸菌培養物及びリパーゼ処理物の
製造方法について説明する。
【0020】A−1。乳酸菌培養物の製造 脱脂粉乳15gに水85gを加えよく分散させた中に、
市販乳酸菌スターター(協和マイルス製LeB ST
菌)100mgを加え、40℃で20時間発酵させ、乳
酸菌培養物約95gを得た。
市販乳酸菌スターター(協和マイルス製LeB ST
菌)100mgを加え、40℃で20時間発酵させ、乳
酸菌培養物約95gを得た。
【0021】A−2。リパーゼ処理物の製造 バターオイル180gに水40gを加え乳化状態とした
ものに、市販のリパーゼ(シードモナスsp、天野製薬
(株)製)200mgを添加し、40℃で17時間反応
させ、次いでモレキュラーシーブ(ゼオラムA−3、東
ソー(株)製)100gを添加し、水分を0.05%と
する。そこにフーゼル油100gを加え30℃で30時
間反応させた後、得られた液をろ過し、モレキュラーシ
ーブを除いた後120℃で10時間加熱して、リパーゼ
を失活させるリパーゼ処理物約280gを得た。
ものに、市販のリパーゼ(シードモナスsp、天野製薬
(株)製)200mgを添加し、40℃で17時間反応
させ、次いでモレキュラーシーブ(ゼオラムA−3、東
ソー(株)製)100gを添加し、水分を0.05%と
する。そこにフーゼル油100gを加え30℃で30時
間反応させた後、得られた液をろ過し、モレキュラーシ
ーブを除いた後120℃で10時間加熱して、リパーゼ
を失活させるリパーゼ処理物約280gを得た。
【0022】実施例1 A−1で製造した乳酸菌培養物約95g及びA−2で製
造したリパーゼ処理物約280gとを混合し、MR培養
物を得た。強力小麦粉1000g、パン酵母25g、イ
ーストフード1g、上白糖60g、食塩20g、ショー
トニング50g、脱脂粉乳20g及び水700gの配合
から成る直捏生地に、前記MR培養物0g、10g、5
0g、100g、300g又は500gを加えて得られ
た6種の食パン生地(発酵等のロスを除いた生地重量約
1800g)から、分割重量を450g/個として、通
常の方法により、各々4個の食パンを得た。上記の如く
に製造された6種類の食パンの生地物体、製品比容積、
パン内相及びパン風味について製パンについての専門知
識を有する専門パネラー10名による製パンテストを行
った。その結果を表1に示す。
造したリパーゼ処理物約280gとを混合し、MR培養
物を得た。強力小麦粉1000g、パン酵母25g、イ
ーストフード1g、上白糖60g、食塩20g、ショー
トニング50g、脱脂粉乳20g及び水700gの配合
から成る直捏生地に、前記MR培養物0g、10g、5
0g、100g、300g又は500gを加えて得られ
た6種の食パン生地(発酵等のロスを除いた生地重量約
1800g)から、分割重量を450g/個として、通
常の方法により、各々4個の食パンを得た。上記の如く
に製造された6種類の食パンの生地物体、製品比容積、
パン内相及びパン風味について製パンについての専門知
識を有する専門パネラー10名による製パンテストを行
った。その結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1において◎は良い、○は普通及
び△は悪いという結果を示し、生地物性とは生地の弾力
と伸展性のバランス及び生地取扱い性についての評価で
あり、 そして製品比容積とは、製品ボリュームを製品
焼上重量で除した値を100倍した値であり、以下本明
細書中において同意義である。またパン内相とは内相の
キメ・スダチ、色及び触感についての評価であり、そし
てパン風味とは、香り.味及び食感についての評価であ
る。
び△は悪いという結果を示し、生地物性とは生地の弾力
と伸展性のバランス及び生地取扱い性についての評価で
あり、 そして製品比容積とは、製品ボリュームを製品
焼上重量で除した値を100倍した値であり、以下本明
細書中において同意義である。またパン内相とは内相の
キメ・スダチ、色及び触感についての評価であり、そし
てパン風味とは、香り.味及び食感についての評価であ
る。
【0025】表1に示される様に前記MR培養物を50
g又は100gを加えた直捏生地から得られた食パン
は、MR培養物を加えない無添加の食パンに比べて製品
比容積が大きく、生地物性、パン内相及びパン風味共に
より優れていた。特にMR培養物を10g〜100g添
加した場合の食パンは、クラフトの色が明るく、ツヤが
良く、かつ柔らかく食べ易く、パン内相のキメが均一で
膜が薄くなり、さらに風味については発酵果実様の豊か
な香り及び発酵乳特有のリッチな旨味が得られた。
g又は100gを加えた直捏生地から得られた食パン
は、MR培養物を加えない無添加の食パンに比べて製品
比容積が大きく、生地物性、パン内相及びパン風味共に
より優れていた。特にMR培養物を10g〜100g添
加した場合の食パンは、クラフトの色が明るく、ツヤが
良く、かつ柔らかく食べ易く、パン内相のキメが均一で
膜が薄くなり、さらに風味については発酵果実様の豊か
な香り及び発酵乳特有のリッチな旨味が得られた。
【0026】またMR培養物を10g加えた場合には無
添加の場合と比べて生地物性は同程度であり、製品比容
積はより大きく、パン内相及びパン風味は共により優れ
ていた。
添加の場合と比べて生地物性は同程度であり、製品比容
積はより大きく、パン内相及びパン風味は共により優れ
ていた。
【0027】一方、MR培養物を300g加えた場合は
無添加に比べて製品比容積は大きいものの、パン内相に
劣化がみられ、MR培養物を500g加えた場合には無
添加に比べて生地物性、製品比容積、パン内相において
劣っていた。
無添加に比べて製品比容積は大きいものの、パン内相に
劣化がみられ、MR培養物を500g加えた場合には無
添加に比べて生地物性、製品比容積、パン内相において
劣っていた。
【0028】実施例2 中種生地(配合:強力小麦粉700g、パン酵母20
g、イーストフード1g及び水400g)及び生地(配
合:強力小麦粉300g、上白糖60g、食塩20g、
ショートニング50g、脱脂粉乳20g及び水250
g)を用いて通常の方法で食パンを製造した。この際、
上記中種生地のみに実施例1で製造したMR培養物50
gを添加した場合を中種S1とし、上記生地のみに実施
例1で製造したMR培養物100gを添加した場合を生
地D1とし、両者の生地(中種、生地)のいずれにもM
R培養物を添加しない場合を無添加とし、各場合から分
割重量を450g/個として、各々3個の食パンを得
た。なお、中種生地又は生地にMR培養物を添加する場
合には、MR培養物由来の水分の調整は仕込水を増減す
ることにより行った。以上の三種の場合(中種S1、生
地D1及び無添加)について以下の実験を行い、(1)
窯伸び(2)パンの老化及び(3)製品の品質に対して
MR培養物が与える影響について各々調べた。
g、イーストフード1g及び水400g)及び生地(配
合:強力小麦粉300g、上白糖60g、食塩20g、
ショートニング50g、脱脂粉乳20g及び水250
g)を用いて通常の方法で食パンを製造した。この際、
上記中種生地のみに実施例1で製造したMR培養物50
gを添加した場合を中種S1とし、上記生地のみに実施
例1で製造したMR培養物100gを添加した場合を生
地D1とし、両者の生地(中種、生地)のいずれにもM
R培養物を添加しない場合を無添加とし、各場合から分
割重量を450g/個として、各々3個の食パンを得
た。なお、中種生地又は生地にMR培養物を添加する場
合には、MR培養物由来の水分の調整は仕込水を増減す
ることにより行った。以上の三種の場合(中種S1、生
地D1及び無添加)について以下の実験を行い、(1)
窯伸び(2)パンの老化及び(3)製品の品質に対して
MR培養物が与える影響について各々調べた。
【0029】(1)窯伸びに対する影響 パン製造の最終発酵(ホイロ)の工程にて、パンのボリ
ュームが一定の高さになるまでホイロ時間をとった後、
生地を焼成し、得られた各製品の比容積を調べた。その
結果を表2に示す。
ュームが一定の高さになるまでホイロ時間をとった後、
生地を焼成し、得られた各製品の比容積を調べた。その
結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】表2に示されるように、S1、D1区は無
添加区より、窯伸びがよく、製品のボリュームが増大し
た。すなわち、MR培養培地を中種又は生地のいずれか
一方に添加することにより、ボリュームの優れた製品が
得られた。
添加区より、窯伸びがよく、製品のボリュームが増大し
た。すなわち、MR培養培地を中種又は生地のいずれか
一方に添加することにより、ボリュームの優れた製品が
得られた。
【0032】(2)パンの老化に対する影響 前記の如くに三種の生地(S1、D1、無添加)を各々
焼き上げて得られた各パンを、冷却後、包装して15℃
の恒温室にて保存し、製造後1日、2日又は3日目にレ
オメーターを用いて、各パンのパンクラム(内相)をプ
ランジャー(重り)にて一定スピード、一定の深さまで
押えた時の負荷を測定した。その結果を表3に示す。
焼き上げて得られた各パンを、冷却後、包装して15℃
の恒温室にて保存し、製造後1日、2日又は3日目にレ
オメーターを用いて、各パンのパンクラム(内相)をプ
ランジャー(重り)にて一定スピード、一定の深さまで
押えた時の負荷を測定した。その結果を表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】なお、表3中の数値単位はg/cm2 であ
り数値が大きい程、パンクラムが硬く、すなわち、パン
の老化が進んでいる。表3に示される様にS1、D1区
は無添加区に比べて負荷値は製造後1、2及び3日目の
全てにおいてより小さかった。すなわちMR培養物を中
種又は生地のいずれか一方に添加することによって、パ
ンの老化が仰制され、パンのソフトさが保持された。従
って、MR培養物をパン生地に加えることによって、製
造後多少日時が経過していてもソフトでしっとりしてい
る製品が得られた。
り数値が大きい程、パンクラムが硬く、すなわち、パン
の老化が進んでいる。表3に示される様にS1、D1区
は無添加区に比べて負荷値は製造後1、2及び3日目の
全てにおいてより小さかった。すなわちMR培養物を中
種又は生地のいずれか一方に添加することによって、パ
ンの老化が仰制され、パンのソフトさが保持された。従
って、MR培養物をパン生地に加えることによって、製
造後多少日時が経過していてもソフトでしっとりしてい
る製品が得られた。
【0035】(3)製品の品質に対する影響 前記の中種(S1)、生地(D1)及び無添加生地を使
用して通常の方法で三種の食パンを製造した。この三種
の食パンについて、食パンの外観(外形、焼色及び皮
質)、内相(内色相、内相のキメ・スダチ、及び触感)
及び風味(香り、味及び食感)の各項目について表4に
示す各配点にて、専門パネラー10名により評価を行っ
た。その結果(10名の平均値)を表4に示す。
用して通常の方法で三種の食パンを製造した。この三種
の食パンについて、食パンの外観(外形、焼色及び皮
質)、内相(内色相、内相のキメ・スダチ、及び触感)
及び風味(香り、味及び食感)の各項目について表4に
示す各配点にて、専門パネラー10名により評価を行っ
た。その結果(10名の平均値)を表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】表4に示される様に全ての試験項目につい
てS1及びD1区は無添加区よりも得点が高く、従って
スコア合計もS1及びD1区は無添加区に比べてより高
い得点であった。特にMR培養物を中種又は生地のいず
れかに添加することによって、得られた食パンは、クラ
フトの色が明るく、ツヤが良くかつ柔らかく食べ易く、
内相のキメが均一で膜が薄くなり、触感がソフトにな
り、さらに風味については発酵果実様な豊かな香り及び
発酵乳特有のリッチな旨味が得られた。
てS1及びD1区は無添加区よりも得点が高く、従って
スコア合計もS1及びD1区は無添加区に比べてより高
い得点であった。特にMR培養物を中種又は生地のいず
れかに添加することによって、得られた食パンは、クラ
フトの色が明るく、ツヤが良くかつ柔らかく食べ易く、
内相のキメが均一で膜が薄くなり、触感がソフトにな
り、さらに風味については発酵果実様な豊かな香り及び
発酵乳特有のリッチな旨味が得られた。
【0038】次に請求項2記載のパン類の冷凍生地の一
具体例について、その製造方法、性状及びそのパン類の
冷凍生地を解凍及び焼成して得られたパン類の品質等に
ついて以下に詳細に述べる。
具体例について、その製造方法、性状及びそのパン類の
冷凍生地を解凍及び焼成して得られたパン類の品質等に
ついて以下に詳細に述べる。
【0039】実施例3 パン類の冷凍生地の製造 強力小麦粉100g、上白糖50g、食塩20g、ショ
ートニング50g、脱脂粉乳20g、パン酵母40g、
イーストフード1g及び水60gから成る配合で作成し
た食パン生地に実施例1に記載のMR培養物を75g添
加し、MR培養物添加生地とした。比較の為にMR培養
物を添加しない以外は同じ配合である食パン生地も作成
し、これを無添加生地とした。上記の両生地を捏ね上げ
て15分間発酵を行なった後、分割重量100g/個と
して各3個に分割し、丸目を行ない直ちに−30℃の急
速冷凍庫にて冷凍し、MR培養物添加生地からは本例の
冷凍パン生地を無添加生地からは比較例の冷凍パン生地
を各々得た。
ートニング50g、脱脂粉乳20g、パン酵母40g、
イーストフード1g及び水60gから成る配合で作成し
た食パン生地に実施例1に記載のMR培養物を75g添
加し、MR培養物添加生地とした。比較の為にMR培養
物を添加しない以外は同じ配合である食パン生地も作成
し、これを無添加生地とした。上記の両生地を捏ね上げ
て15分間発酵を行なった後、分割重量100g/個と
して各3個に分割し、丸目を行ない直ちに−30℃の急
速冷凍庫にて冷凍し、MR培養物添加生地からは本例の
冷凍パン生地を無添加生地からは比較例の冷凍パン生地
を各々得た。
【0040】 (1)復温所要時間及びホイロ所要時間の測定 この冷凍1時間後に本例及び比較例の冷凍パン生地をポ
リ袋に密封包装し、−20℃の冷凍庫に6週間保管し、
保管後1週間毎に以下の様に解凍し、復温所要時間及び
ホイロ所要時間の測定を行った。前記の様に冷凍室にて
保管後1、2、3、4、5又は6週間目の冷凍生地を2
℃のリターダーで15時間かけて解凍し、次に28℃の
発酵室にて冷凍生地が2倍に膨張するまで復温させた。
各生地が2倍に膨張するのに要した時間を測定し、その
平均値を復温所要時間とした。
リ袋に密封包装し、−20℃の冷凍庫に6週間保管し、
保管後1週間毎に以下の様に解凍し、復温所要時間及び
ホイロ所要時間の測定を行った。前記の様に冷凍室にて
保管後1、2、3、4、5又は6週間目の冷凍生地を2
℃のリターダーで15時間かけて解凍し、次に28℃の
発酵室にて冷凍生地が2倍に膨張するまで復温させた。
各生地が2倍に膨張するのに要した時間を測定し、その
平均値を復温所要時間とした。
【0041】前記生地の復温後に再丸目を行い、次に2
8℃の発酵室にてベンチタイムを20分間採り、次に整
形を行った。整形後、38℃の発酵室にて、生地が4倍
に膨張するまでホイロを行う。この際に各生地が4倍に
膨張するまでに要した時間を測定し、その平均値をホイ
ロ所要時間とした。このホイロ後の生地を焼成し、本例
又は比較例の冷凍パン生地から各々本例又は比較例の食
パンを各3個得た。前記復温所要時間及びホイロ所要時
間の結果を表5に示す。
8℃の発酵室にてベンチタイムを20分間採り、次に整
形を行った。整形後、38℃の発酵室にて、生地が4倍
に膨張するまでホイロを行う。この際に各生地が4倍に
膨張するまでに要した時間を測定し、その平均値をホイ
ロ所要時間とした。このホイロ後の生地を焼成し、本例
又は比較例の冷凍パン生地から各々本例又は比較例の食
パンを各3個得た。前記復温所要時間及びホイロ所要時
間の結果を表5に示す。
【0042】
【表5】
【0043】表5中、冷凍保存期間の数値単位は週であ
り、復温及びホイロ所要時間の数値単位は分である。
り、復温及びホイロ所要時間の数値単位は分である。
【0044】表5に示される様に全ての保存期間におい
て、本例の冷凍パン生地は比較例に比べて復温及びホイ
ロ所要時間共により短時間であり、すなわち、MR培養
物を添加することにより、冷凍パン生地の発酵力が向上
した。また一般に冷凍パン生地は冷凍保存中にパン酵母
が死滅し、減少していく為、冷凍保存期間が長くなる
程、生地の発酵力がより低下する。この為、本例及び比
較例においても、冷凍保存期間が長くなるにつれて、復
温及びホイロ所要時間がより長時間となる傾向が見られ
た。しかし、この傾向は比較例においては著しく、一方
本例では、ごく緩やかであった。すなわち、MR培養物
を添加することにより、冷凍パン生地の冷凍保存期間中
の生地の発酵力低下が仰制された。 (2)製品の比容積の測定 実施例3にて得られた、本例又は比較例の製品(食パ
ン)について比容積を測定した。その平均値を表6に示
す。
て、本例の冷凍パン生地は比較例に比べて復温及びホイ
ロ所要時間共により短時間であり、すなわち、MR培養
物を添加することにより、冷凍パン生地の発酵力が向上
した。また一般に冷凍パン生地は冷凍保存中にパン酵母
が死滅し、減少していく為、冷凍保存期間が長くなる
程、生地の発酵力がより低下する。この為、本例及び比
較例においても、冷凍保存期間が長くなるにつれて、復
温及びホイロ所要時間がより長時間となる傾向が見られ
た。しかし、この傾向は比較例においては著しく、一方
本例では、ごく緩やかであった。すなわち、MR培養物
を添加することにより、冷凍パン生地の冷凍保存期間中
の生地の発酵力低下が仰制された。 (2)製品の比容積の測定 実施例3にて得られた、本例又は比較例の製品(食パ
ン)について比容積を測定した。その平均値を表6に示
す。
【0045】
【表6】
【0046】表6中、保存期間とは前記冷凍条件
にて冷凍パン生地を保存した期間を示し、数値単位は週
である。表6に示される様に全ての保存期間において比
較例に比べて本例の製品の方が比容積がより大きく、保
存期間が長くなるにつれ、両差は拡大した。すなわち、
MR培養物を添加することにより製品のボリュームが改
良された。
にて冷凍パン生地を保存した期間を示し、数値単位は週
である。表6に示される様に全ての保存期間において比
較例に比べて本例の製品の方が比容積がより大きく、保
存期間が長くなるにつれ、両差は拡大した。すなわち、
MR培養物を添加することにより製品のボリュームが改
良された。
【0047】また本例及び比較例の製品の比容積は冷凍
保存期間が長くなるに従ってより小さくなる傾向が見ら
れた。これは冷凍保存中に酵母が死滅する等の為である
が、この傾向は比較例では著しいが、本例ではごく緩や
かであり、すなわちMR培養物添加によって、冷凍パン
生地の冷凍保存期間中の製品の比容積低下が抑制され
た。
保存期間が長くなるに従ってより小さくなる傾向が見ら
れた。これは冷凍保存中に酵母が死滅する等の為である
が、この傾向は比較例では著しいが、本例ではごく緩や
かであり、すなわちMR培養物添加によって、冷凍パン
生地の冷凍保存期間中の製品の比容積低下が抑制され
た。
【0048】(3)製品の品質評価 本例又は比較例の製品について表4に記載の各事項につ
いて表4と同配点にて同様の方法で専門パネラー10名
により評価した。その結果を表7及び表8に示す。
いて表4と同配点にて同様の方法で専門パネラー10名
により評価した。その結果を表7及び表8に示す。
【0049】
【表7】
【0050】
【表8】
【0051】表7及び表8に示される様にパンの冷凍生
地を冷凍室にて保管後1、2、3、4、5及び6週間目
の全ての場合において、比較例と本例の製品を比較する
と、各評価項目について同等又は本例の方が得点が高
く、また各評価事項の得点合計であるスコア合計の得点
は本例の方がより高く、また保管期間が長い程、本例と
比較例のスコア合計の差は大きくなった。すなわちMR
培養物を添加した冷凍生地は冷凍保管期間中の製品の品
質低下が抑制された。さらに詳しくMR培養物を添加し
た冷凍生地より得られた製品の特長について述べると、
冷凍生地の冷凍保存期間中の製品のクラフトの色、ツ
ヤ、柔らかさの劣化及び冷凍保存期間中の製品の内相、
特にキメの均一性及びスダチの劣化が抑制された。さら
に冷凍生地特有のイースト臭がマスキングされ、パンら
しい香り及び味が保持され、発酵乳特有のリッチな旨味
及び発酵果実様の豊かな香りを有する製品を得ることが
できた。
地を冷凍室にて保管後1、2、3、4、5及び6週間目
の全ての場合において、比較例と本例の製品を比較する
と、各評価項目について同等又は本例の方が得点が高
く、また各評価事項の得点合計であるスコア合計の得点
は本例の方がより高く、また保管期間が長い程、本例と
比較例のスコア合計の差は大きくなった。すなわちMR
培養物を添加した冷凍生地は冷凍保管期間中の製品の品
質低下が抑制された。さらに詳しくMR培養物を添加し
た冷凍生地より得られた製品の特長について述べると、
冷凍生地の冷凍保存期間中の製品のクラフトの色、ツ
ヤ、柔らかさの劣化及び冷凍保存期間中の製品の内相、
特にキメの均一性及びスダチの劣化が抑制された。さら
に冷凍生地特有のイースト臭がマスキングされ、パンら
しい香り及び味が保持され、発酵乳特有のリッチな旨味
及び発酵果実様の豊かな香りを有する製品を得ることが
できた。
【0052】
【発明の効果】請求項1のパン類の製造方法及び請求項
2のパン類の冷凍生地によると、良好な風味及びのボリ
ュームを有するパン類を得ることができる。
2のパン類の冷凍生地によると、良好な風味及びのボリ
ュームを有するパン類を得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 パン生地を加熱処理して所定のパンを得
るパンの製造方法において、乳製品を含む培地に乳酸菌
を培養し、乳酸発酵を行った培養物、及び乳脂肪を含む
乳原料にフーゼル油とリパーゼを加えてエステル化反応
を行ったリパーゼ処理物の両者を、パン類の生地製造工
程中の同段階において加えたパン生地を用いることを特
徴とするパン類の製造方法。 - 【請求項2】 乳製品を含む培地に乳酸菌を培養し、乳
酸発酵を行った培養物、及び乳脂肪を含む乳原料にフー
ゼル油とリパーゼを加えてエステル化反応を行ったリパ
ーゼ処理物の両者が、パン類の生地に対し、その製造工
程中の同段階において加えられていてかつ冷凍されてな
ることを特徴とするパン類の冷凍生地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11998991A JPH0748972B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | パン類の製造方法及びパン類の冷凍生地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11998991A JPH0748972B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | パン類の製造方法及びパン類の冷凍生地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04346746A JPH04346746A (ja) | 1992-12-02 |
JPH0748972B2 true JPH0748972B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=14775152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11998991A Expired - Fee Related JPH0748972B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | パン類の製造方法及びパン類の冷凍生地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748972B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE217900T1 (de) * | 1995-06-08 | 2002-06-15 | Kyowa Hakko Kogyo Kk | Aromastoff |
US20060134305A1 (en) * | 2003-01-23 | 2006-06-22 | Takayuki Itoh | Method of improving storage properties of foods and drinks |
EP1759599A4 (en) * | 2004-04-30 | 2010-11-10 | Kyowa Hakko Food Specialties C | METHOD FOR IMPROVING STORAGE CAPACITY OF FOOD OR BEVERAGE |
DE102011006362A1 (de) * | 2011-03-29 | 2012-10-04 | Evonik Goldschmidt Gmbh | Isopentylester zur Verwendung in kosmetischen, dermatologischen oder pharmazeutischen Kompositionen |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP11998991A patent/JPH0748972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04346746A (ja) | 1992-12-02 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |