JPH0748887Y2 - 鉄骨梁位置決め装置 - Google Patents

鉄骨梁位置決め装置

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Publication number
JPH0748887Y2
JPH0748887Y2 JP5624193U JP5624193U JPH0748887Y2 JP H0748887 Y2 JPH0748887 Y2 JP H0748887Y2 JP 5624193 U JP5624193 U JP 5624193U JP 5624193 U JP5624193 U JP 5624193U JP H0748887 Y2 JPH0748887 Y2 JP H0748887Y2
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JP
Japan
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pin
positioning device
view
positioning
hole
Prior art date
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Application number
JP5624193U
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English (en)
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JPH0726511U (ja
Inventor
俊文 佐藤
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Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄骨梁位置決め装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な梁の位置決め方法は図13ない
し図16に示すように、玉掛けワイヤWで吊られた梁B
と、介錯ロープW1で誘導したのち、いわゆるしのなど
の建方用工具Tをボルト孔hに挿入し、ボルト孔hのず
れがなくなるように被取付部B1に対し梁Bの位置決め
を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の位置
決め方法は、梁Bの両端に二人の作業員Mを必要とす
る。また、建方用工具Tを片手に、他の片手で梁Bを誘
導するという両手の作業であるので、安全性に問題があ
り、また、手を梁Bと梁基部B1との間に挟まれないよ
うに神経を使い、作業性が悪い。
【0004】本考案は、安全性と作業性とを向上する鉄
骨梁位置決め装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、長手方
向に長孔が刻設され両端にそれぞれマグネットスタンド
が固設された本体と、前記長孔に係合して垂下される一
対のピン体と、該ピン体の内孔に収められ結合手段によ
り選択的に頂部が前記内孔の頂部に結合され非結合時に
内孔から下方に突出するピンとを設けている。
【0006】上記結合手段は、ステージ式マグネットス
タンド又はピン体に形成したねじ孔及びピンに形成した
ねじ部で構成するのが好ましい。
【0007】
【作用】上記のように構成された鉄骨梁位置決め装置に
おいては鉄骨梁の位置決めに際し、ピンをピン体に結合
して短くした状態で、2本のピン体を梁のボルト孔に挿
入しマグネットスタンドにより装置を梁に固定する。そ
こで、クレーンで梁を取付位置の少し上まで揚重して振
れ止めする。
【0008】次いで、ピンの結合を解き、ピンをピン体
から突出して被取付部のボルト孔に挿入する。
【0009】次いで、梁を取付位置まで巻き下げると、
2本のピンにガイドされ、梁は取付位置にスムーズに位
置決めされる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0011】図1ないし図4において、位置決め装置A
の本体1は、長尺材で形成され、長手方向中心線上に
は、長孔2が刻設され、両端部には、着脱ボタン5を備
えたマグネットスタンド3が吸着面4を下に向けて固設
されている。そして、長孔2には、全体を符号6で示す
一対のピン体が結合されている。
【0012】図5をも参照し、このピン体6の本体7に
は、上から順に、長孔2に係合する環状溝8、大径部9
及び小径の筒部10が形成されている。その筒部10の
内孔10aには、ピン11が収められ、内孔10aの頂
部には、着脱ダイヤル13を備えた結合手段であるステ
ージ式マグネットスタンド12が設けられている。した
がって、ピン11を矢印aのように押し込んで着脱ダイ
ヤル13を一方向に回してスタンド12を作動させる
と、ピン11は図示の位置に吸着され大径部9に結合さ
れ、ダイヤル13を他方向に回すと、吸着結合が解かれ
てピン11はフリーとなり、矢印bのように筒部10か
ら下方に伸び出すようになっている。
【0013】次に、梁Bの位置決めの態様を図6ないし
図11を参照して説明する。
【0014】先ず、図6に示すようにピン体6を短くし
た状態で筒部10をビームBのスプライスプレートSの
任意のボルト孔hに挿入し、着脱ボタン5を押しマグネ
ットスタンド3を吸着状態にして位置決め装置Aを固定
する。なお、ピン体6を短くした長さは、梁Bの高さH
より短くするのが好ましい。また、筒部10の外径は、
ボルト孔hの直径にあったものを用い、ボルト孔hの食
い違いを小さくするのが好ましい。また、位置決め装置
Aの取付けは、図7ないし図9に示すように任意である
が、2本のピン体6、6の間隔が大きいほど、梁Bの位
置決め作業が容易である。
【0015】そこで、玉掛けワイヤWをかけクレーンで
取付位置の少し上まで揚重し、高さ(ピン11を伸ばす
と、ピン11の先端が被取付部B1に当接する程度の高
さ)H1を一定にしながら振れ止めを行う。
【0016】次いで、図10に示すように、取付位置を
確認したのち、吸着ダイヤル13を回してピン11を吸
着状態から解放し、フリーな状態にして筒部10から垂
下させる。そして、ピン11を被取付部B1のボルト孔
hに挿入する。
【0017】次いで、図11に示すように、梁Bを所定
の取付位置まで巻き下げる。すると、2本のピン11が
ガイドとなり、スムーズに位置決めされる。この際に、
ピン11の先端は、被取付部B1の下部フランジFに当
接するが、フリーな状態なので収縮して支障になること
はない。
【0018】図12は、結合手段の別の実施例を示し、
ピン体6Aの大径部9Aに形成したねじ孔14と、ピン
11Aに形成したねじ部15とで構成した例である。こ
の実施例では、ピン11Aの結合はピン11Aのねじ込
みにより行う。
【0019】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、ピン体をガイドにして鉄骨梁位置決め作業
の安全性と作業性とを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の端面図。
【図3】図1の上面図。
【図4】図1のX−X矢視断面図。
【図5】ピン体を示す側断面図。
【図6】梁に位置決め装置を取付けた状態を示す斜視
図。
【図7】梁に位置決め装置を取付けた状態の別の例を示
す上面図。
【図8】梁に位置決め装置を取付けた状態の別の例を示
す上面図。
【図9】梁に位置決め装置を取付けた状態の別の例を示
す上面図。
【図10】ピン体を伸ばした状態を示す斜視図。
【図11】梁を位置決めした状態を示す斜視図。
【図12】結合手段の別の実施例を示す側断面図。
【図13】従来の取付方法の玉掛け状態を示す斜視図。
【図14】位置決めの初工程を示す正面図。
【図15】位置決め、仮締め終了後の状況を示す正面
図。
【図16】位置決め作業を説明する正面図。
【符号の説明】 A・・・位置決め装置 B・・・梁 B1・・・被取付部 b・・・ボルト h・・・ボルト孔 M・・・作業員 S・・・スプライトプレート T・・・建方用工具 W・・・玉掛けワイヤ W1・・・介錯ロープ 1・・・本体 2・・・長孔 3・・・マグネットスタンド 4・・・吸着面 5・・・着脱ボタン 6、6A・・・ピン体 7・・・本体 8・・・環状孔 9、9A・・・大径部 10・・・筒部 10a、10A・・・内孔 11、11A・・・ピン 12・・・ステージ式マグネットスタンド 13・・・着脱ダイヤル 14・・・ねじ孔 15・・・ねじ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に長孔が刻設され両端にそれぞ
    れマグネットスタンドが固設された本体と、前記長孔に
    係合して垂下される一対のピン体と、該ピン体の内孔に
    収められ結合手段により選択的に頂部が前記内孔の頂部
    に結合され非結合時に内孔から下方に突出するピンとを
    設けたことを特徴とする鉄骨梁位置決め装置。
JP5624193U 1993-10-19 1993-10-19 鉄骨梁位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0748887Y2 (ja)

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JP5624193U JPH0748887Y2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 鉄骨梁位置決め装置

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JP5624193U JPH0748887Y2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 鉄骨梁位置決め装置

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JPH0726511U JPH0726511U (ja) 1995-05-19
JPH0748887Y2 true JPH0748887Y2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=13021606

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JP2016121494A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 戸田建設株式会社 鉄骨工事自動施工化用の梁接合治具と、鉄骨梁材の建て入れ自動施工化方法
JP7021985B2 (ja) * 2018-03-14 2022-02-17 戸田建設株式会社 鉄骨工事における仮ボルト不要接合装置及び接合工法
JP7274334B2 (ja) * 2019-04-11 2023-05-16 株式会社タカミヤ 折り畳み式仮設足場の吊り上げ装置及びその吊り上げ方法

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JPH0726511U (ja) 1995-05-19

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