JP7021985B2 - 鉄骨工事における仮ボルト不要接合装置及び接合工法 - Google Patents
鉄骨工事における仮ボルト不要接合装置及び接合工法 Download PDFInfo
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図1は、第1の発明に係る好ましい実施の形態、即ち、仮ボルト不要接合装置1を示すものであり、該接合装置1は長方形で両端部が円弧状に加工されたベースプレート2の下面側に、先端の周囲を所要範囲にわたってガイド部となるテーパー面に形成されて先細3aに形成した所要長さの接合ピン3を垂下状態に一体的に設け、上面側に設けた対をなす支持突起4に軸部5を介して回動可能に取り付けた外れ止部材6を取り付け、該外れ止部材6は、板状部材を鉤状部6aに形成し、該鉤状部6aの下方側を円弧状側面6bに形成すると共に、該鉤状部6aの位置は接合ピン3の略中央部であって、鉤状部6aが常に接合ピン3側、つまり、閉まる方向に位置付けされており、該外れ止部材6の先端が、後述する鉄骨柱のブラケットに当接すると自動的に外側にひらくようになっている。そして、ベースプレート2の両端部側には、架設しようとする鉄骨梁に取り付けるための取付ボルトが装着できる孔7が設けられており、該孔7の一方に予め取付ボルト8が、好ましくは、下方から上方に向けて装着され、締付けナット9が上方から螺着されて保持されている。
この場合に、前記図2で説明したようにスプライスプレートは梁鉄骨10に取り付けられるが、この実施例では、上面のスプライスプレート13も下面側のスプライスプレート17、18も仮の状態で梁鉄骨10に取り付けておき、仮ボルト不要接合装置1については前記と同様に、取付ボルト8とナット9により上面のスプライスプレート13も一緒に安定した状態で取り付けられる。なお、必要があれば、外れ止部材6の側面には、前記図5で説明したように、外れ止部材6がブラケット12で一旦開いて閉じた(垂直になった)時に点灯するLEDライト20を設け、該LEDライト20の点灯により、地上からでも梁骨材10が接続状態に位置して適正に仮止めされたことを目視で確認でき、クレーンの玉掛を外すことができる。
したがって、鉤状部を有する外れ止部材が不要になる可能性もあり、全体として接合装置1の構成が簡略化され、軽量化されると共に、現場においての取り扱いも容易になる等の可能性もある。
また、鉄骨柱11と梁鉄骨10との仮固定方法においては、梁鉄骨10の上面端部に予めスプライスプレート13が所要長さ突出させて取り付け、該スプライスプレート13も一緒に仮ボルト不要連結装置1で固定した状態で所定位置まで移送でき、該所定位置で接合ピン3の先細3aを相手側のボルト孔16に挿着しさえすれば、その後は、ガイド部によって梁鉄骨10を降ろしさえすれば、適正な位置状態でセットされ、セットされた梁鉄骨10が脱落することはないのであり、安全性が極めて高いのである。
2,22 ベースプレート
3、23 接合ピン
3a、23a 先細
4 支持突起
5 軸部
6 外れ防止部材
6a 鉤状部
7,14、14a、16,19 ボルト孔
8 取付ボルト
9 ナット
10 梁鉄骨
11 鉄骨柱
12 ブラケット
13 スプライスプレート
15 連結ボルト
17、18 下面側のスプライスプレート
20 LEDランプ
24 ストッパー片
25 軸
Claims (6)
- 鉄骨柱と梁鉄骨との接合連結に使用される接合装置であって、
該接合装置は、長方形のベースプレートの下面側中央部に先細に形成した所要長さの接合ピンを垂下状態に一体的に設け、
前記接合装置は接合ピンの外れ止め機構を有しており、
前記ベースプレートは梁鉄骨に取り付けるための取付ボルトが装着できる孔を有していること
を特徴とする仮ボルト不要接合装置。 - 前記外れ止め機構は、前記ベースプレートの上面中央部に設けられ、互いに対をなす支持突起に軸部を介して鉤状部に形成された外れ防止部材の鉤状部が前記接合ピン側に付勢されて回動可能に取り付けられていること
を特徴とする請求項1に記載の仮ボルト不要接合装置。 - 前記接合ピンの長さは、梁およびスプライスプレートの厚さの合計の2倍であり、前記外れ防止部材の鉤状部の位置は、前記接合ピンの約1/2の高さ位置であること
を特徴とする請求項2に記載の仮ボルト不要接合装置。 - 前記外れ止め機構は、垂直にセットされ、外れ止め機構が機能した際には、LEDライトが点灯し、目視で確認できる機能を有していること
を特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載の仮ボルト不要接合装置。 - 前記ベースプレートは、接合ピンを中心として長手方向に左右対称に形成され、鉄骨梁の左右どちらにも使用可能であること
を特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載の仮ボルト不要接合装置。 - 前記請求項1乃至5のいずれか一項に記載した仮ボルト不要接合装置を使用して鉄骨柱と梁鉄骨とを仮固定する方法であって、
梁鉄骨の上面端部に予めスプライスプレートを所要長さ突出させて取り付け、該スプライスプレートの突出部の少なくとも一方の側面に前記仮ボルト不要接合装置の接合ピンと外れ防止部材が位置するように配設して取付ボルトにより、スプライスプレートも一緒に梁鉄骨に取り付けられ、
梁鉄骨は、所要のクレーンで吊り上げられて設置されるべき位置に移送され、
該位置において、梁鉄骨を降ろし、外れ防止部材と協働して接合ピンが鉄骨柱のブラケットのボルト孔に挿入されると共に外れ防止部材の鉤状部が鉄骨柱側のブラケットの上部フランジの下部に入り込んで仮固定されること
を特徴とする鉄骨柱と梁鉄骨との仮固定方法。
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