JPH0748726Y2 - 踏切構造 - Google Patents
踏切構造Info
- Publication number
- JPH0748726Y2 JPH0748726Y2 JP5614693U JP5614693U JPH0748726Y2 JP H0748726 Y2 JPH0748726 Y2 JP H0748726Y2 JP 5614693 U JP5614693 U JP 5614693U JP 5614693 U JP5614693 U JP 5614693U JP H0748726 Y2 JPH0748726 Y2 JP H0748726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- pavement
- rail
- railroad crossing
- engaged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、軌道の破線や既設舗
装の取り壊しを必要としないで敷設や補修ができるよう
にした踏切構造に関する。
装の取り壊しを必要としないで敷設や補修ができるよう
にした踏切構造に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道の破線を必要としないで、簡単かつ
容易に施工できる従来の踏切構造は、レール間に弾性を
有する例えばゴム材料より成る踏面用板体を弾性変形さ
せながら挿入すると共に、挿入後の変形復帰にともない
レール腹部のサイド上首部と下首部との間に板体の端縁
を密着状に押し込み係合させて、レールに対し板体の垂
直移動を制御する。
容易に施工できる従来の踏切構造は、レール間に弾性を
有する例えばゴム材料より成る踏面用板体を弾性変形さ
せながら挿入すると共に、挿入後の変形復帰にともない
レール腹部のサイド上首部と下首部との間に板体の端縁
を密着状に押し込み係合させて、レールに対し板体の垂
直移動を制御する。
【0003】なお、板体に加わる垂直荷面は、特別に設
計させたPC枕木で支持するようになっている。
計させたPC枕木で支持するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような踏切構造
によると、板体に加わる垂直荷重を特別なPC枕木によ
り支持するので、既存の枕木からPC枕木への交換によ
り著しく手数がかかると共に、工費が著しくアップする
問題があった。
によると、板体に加わる垂直荷重を特別なPC枕木によ
り支持するので、既存の枕木からPC枕木への交換によ
り著しく手数がかかると共に、工費が著しくアップする
問題があった。
【0005】また、板体が部分的に浮き上がる問題もあ
った。
った。
【0006】そこで、この考案の課題は、既存の木製枕
木の上に容易に踏切を施工することができるようにした
踏切構造を提供する。
木の上に容易に踏切を施工することができるようにした
踏切構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、踏切施工範囲の木製枕木上に載置し
た補強敷板と、並列重なり面を上下方向の移動を止める
ように適宜の手段により係合すると共に、レールの腹部
側面に端縁全長の突条を嵌め込み係合して上記全補強敷
板上に重ね合わせた並列複数枚の弾性変形可能な軌道内
及び軌道外舗板と、上記突条に上記レールに沿わせて設
けた貫通孔と、直列状にならんだ上記貫通孔に挿入した
一本のパイプと、両サイドの舗板の外側面に重ねた当板
と、この当板を上記パイプの端に引き寄せる締付具と、
上記木製枕木に対して補強敷板及び舖板を固定するネジ
釘とから成る踏切構造を採用する。
めに、この考案は、踏切施工範囲の木製枕木上に載置し
た補強敷板と、並列重なり面を上下方向の移動を止める
ように適宜の手段により係合すると共に、レールの腹部
側面に端縁全長の突条を嵌め込み係合して上記全補強敷
板上に重ね合わせた並列複数枚の弾性変形可能な軌道内
及び軌道外舗板と、上記突条に上記レールに沿わせて設
けた貫通孔と、直列状にならんだ上記貫通孔に挿入した
一本のパイプと、両サイドの舗板の外側面に重ねた当板
と、この当板を上記パイプの端に引き寄せる締付具と、
上記木製枕木に対して補強敷板及び舖板を固定するネジ
釘とから成る踏切構造を採用する。
【0008】
【作用】直列状に並ぶ貫通孔に挿入したパイプにより突
条の変形を防止して、レール腹部の側面に嵌め込み係合
した突条の係合状態を維持する。
条の変形を防止して、レール腹部の側面に嵌め込み係合
した突条の係合状態を維持する。
【0009】締付具によりパイプの端に当板を引き寄せ
ると共に、両サイドの舗板の外側面に重なる当板により
並列状に並ぶ舗板の集合状態を維持する。
ると共に、両サイドの舗板の外側面に重なる当板により
並列状に並ぶ舗板の集合状態を維持する。
【0010】並列状に敷設した舗板の対向重なり面の係
合やネジ釘、レールに対する突条の係合により舗板の浮
き上がりを止める。
合やネジ釘、レールに対する突条の係合により舗板の浮
き上がりを止める。
【0011】舗板に加わる垂直荷重を補強敷板によって
支持する。
支持する。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0013】図1から図4に示すように、踏切施工範囲
の既存の木製枕木1上には、補強敷板2が敷いてある。
の既存の木製枕木1上には、補強敷板2が敷いてある。
【0014】上記の補強敷板2は、図示の場合、軌道レ
ール3、3間及びレール3の軌道外にもレール3に沿っ
て敷く。
ール3、3間及びレール3の軌道外にもレール3に沿っ
て敷く。
【0015】また、上記補強敷板2を敷く以前に木製枕
木1間の砕石をつき固めて、木製枕木1の上面とつき固
めて平にした砕石の上面とが同レベルになるようにす
る。
木1間の砕石をつき固めて、木製枕木1の上面とつき固
めて平にした砕石の上面とが同レベルになるようにす
る。
【0016】なお、補強敷板2は、図示の一枚の長尺な
ものに限定されず、複数枚を並べ、かつ継ぎ足すことも
あり、またガラス長繊維により強化した発泡合成樹脂板
などを用いる。
ものに限定されず、複数枚を並べ、かつ継ぎ足すことも
あり、またガラス長繊維により強化した発泡合成樹脂板
などを用いる。
【0017】7は並列重なり面を係合して上下方向の移
動を止めると共に、レール3の腹部側面に(レール腹部
のサイド上首部と下首部との間の凹入部に)に端縁全長
の突条10を嵌め込み係合して全補強敷板2上に敷き詰
めた並列多数枚の弾性変形可能な舗板である。
動を止めると共に、レール3の腹部側面に(レール腹部
のサイド上首部と下首部との間の凹入部に)に端縁全長
の突条10を嵌め込み係合して全補強敷板2上に敷き詰
めた並列多数枚の弾性変形可能な舗板である。
【0018】上記の舗板7は、図示のように、屈曲可能
な合成樹脂製などの板状の芯材11と、この芯材11を
包み込むゴム製の外装部材12とで構成され、軌道内舗
板7にあっては、片方のレール3の腹部に一端側の突条
10を嵌め込み係合したのち、舗板7を弾性変形させ
て、もう片方のレール3の腹部に他端側の突条10を嵌
め込み係合し、係合後の舗板7の変形復帰にともないレ
ール3の腹部に両端の突条10が係合し、軌道外舗板7
にあっては、レール3の腹部に片端の突条10を嵌め込
み係合したのち、舗板7の突条を有しない側の他端を、
例えば図2に示すように舗装アスファルト13などで移
動しないように止める。
な合成樹脂製などの板状の芯材11と、この芯材11を
包み込むゴム製の外装部材12とで構成され、軌道内舗
板7にあっては、片方のレール3の腹部に一端側の突条
10を嵌め込み係合したのち、舗板7を弾性変形させ
て、もう片方のレール3の腹部に他端側の突条10を嵌
め込み係合し、係合後の舗板7の変形復帰にともないレ
ール3の腹部に両端の突条10が係合し、軌道外舗板7
にあっては、レール3の腹部に片端の突条10を嵌め込
み係合したのち、舗板7の突条を有しない側の他端を、
例えば図2に示すように舗装アスファルト13などで移
動しないように止める。
【0019】なお、突条10の下面でレール3の締結金
具14に合致する部分には、図2に示すように、締結金
具14の嵌入用の凹入段部15が設けてある。
具14に合致する部分には、図2に示すように、締結金
具14の嵌入用の凹入段部15が設けてある。
【0020】また、突条10には、両端面が開放し、か
つレール3に沿う貫通孔16が設けてある。
つレール3に沿う貫通孔16が設けてある。
【0021】舗板7の敷き詰め後の直列状に並ぶ貫通孔
16に金属製などの強靱な一本のパイプ17を挿入す
る。
16に金属製などの強靱な一本のパイプ17を挿入す
る。
【0022】上記パイプ17の両端は、両サイドの舗板
7の外側面に面一になっており、中心に透孔18を有す
る当板19の裏面周縁部を舗板7の外側面及びパイプ1
7の端面に当接する。
7の外側面に面一になっており、中心に透孔18を有す
る当板19の裏面周縁部を舗板7の外側面及びパイプ1
7の端面に当接する。
【0023】さらに、パイプ17内を貫通する鋼棒20
の両端ネジ部21は、透孔18に貫通させ、ネジ部21
にねじ込むナット22の締め付けにより当板19を互に
引き寄せて、並列する舗板7の集合状態を維持する。
の両端ネジ部21は、透孔18に貫通させ、ネジ部21
にねじ込むナット22の締め付けにより当板19を互に
引き寄せて、並列する舗板7の集合状態を維持する。
【0024】なお、図示のように、両サイドの舗板7の
外側面に垂直板23を外接すると共に、垂直板23の下
縁から連なる水平板24を木製枕木1の埋込みナット2
5にねじ込むボルト26を介し固定し、垂直板23の突
起27と舗板7の凹入部28とを嵌め合わせておくと、
両サイドの舗板7の浮き上がりを止めることができる。
外側面に垂直板23を外接すると共に、垂直板23の下
縁から連なる水平板24を木製枕木1の埋込みナット2
5にねじ込むボルト26を介し固定し、垂直板23の突
起27と舗板7の凹入部28とを嵌め合わせておくと、
両サイドの舗板7の浮き上がりを止めることができる。
【0025】上記舗板7の並列重なり面の係合は、図示
の場合両舗板7の重なり面にそれぞれ溝条9を設けて、
この両溝条9に帯状の係合板8を嵌め込むようにした
が、重なり面の一方の突条と他方の溝条とを(図示省
略)嵌め込み係合して浮き上がりを止めることもある。
の場合両舗板7の重なり面にそれぞれ溝条9を設けて、
この両溝条9に帯状の係合板8を嵌め込むようにした
が、重なり面の一方の突条と他方の溝条とを(図示省
略)嵌め込み係合して浮き上がりを止めることもある。
【0026】29は舗板7から補強敷板2をへて木製枕
木1にねじ込むネジ釘で、このネジ釘29の頭部は、舗
板7の上面に対して没入するようねじ込んである。すな
わち、舗板7の上面凹孔にネジ釘29の頭部を没入さ
せ、然るのち凹孔にアスファルトなどの充填材を充填
(図示省略)するとよい。
木1にねじ込むネジ釘で、このネジ釘29の頭部は、舗
板7の上面に対して没入するようねじ込んである。すな
わち、舗板7の上面凹孔にネジ釘29の頭部を没入さ
せ、然るのち凹孔にアスファルトなどの充填材を充填
(図示省略)するとよい。
【0027】
【効果】この考案に係る踏切構造は、以上のように構成
してあるので、軌道の破線や復旧及び設定替えを必要と
しないで木製枕木の上に簡単かつ容易に踏切を施工する
ことができる。
してあるので、軌道の破線や復旧及び設定替えを必要と
しないで木製枕木の上に簡単かつ容易に踏切を施工する
ことができる。
【0028】また、補強敷板により舗板に加わる垂直荷
重を支持することができる。
重を支持することができる。
【0029】さらに、突条の貫通孔に挿入したパイプに
より突条の変形を防止するので、レール腹部に対する突
条の確実な係合状態を維持すると共に、並列重なり面の
係合やネジ釘により舗板の浮き上がりを止めることもで
きる。
より突条の変形を防止するので、レール腹部に対する突
条の確実な係合状態を維持すると共に、並列重なり面の
係合やネジ釘により舗板の浮き上がりを止めることもで
きる。
【図1】この考案の実施例を示す一部切欠平面図
【図2】同上の縦断拡大側面図
【図3】同一部切欠拡大平面図
【図4】同縦断拡大正面図
1 木製枕木 2 補強敷板 3 レール 7 舗板 8 係合板 9 溝条 10 突条 11 芯材 12 外装部材 14 締結金具 15 凹入段部 16 貫通孔 17 パイプ 18 透孔 19 当板 20 鋼棒 21 ネジ部 22 ナット 29 ネジ釘
Claims (1)
- 【請求項1】 踏切施工範囲の木製枕木上に載置した補
強敷板と、並列重なり面を上下方向の移動を止めるよう
に適宜の手段により係合すると共に、レールの腹部側面
に端縁全長の突条を嵌め込み係合して上記全補強敷板上
に重ね合わせた並列複数枚の弾性変形可能な軌道内及び
軌道外舗板と、上記突条に上記レールに沿わせて設けた
貫通孔と、直列状にならんだ上記貫通孔に挿入した一本
のパイプと、両サイドの舗板の外側面に重ねた当板と、
この当板を上記パイプの端に引き寄せる締付具と、上記
木製枕木に対して補強敷板及び舖板を固定するネジ釘と
から成る踏切構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5614693U JPH0748726Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 踏切構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5614693U JPH0748726Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 踏切構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725004U JPH0725004U (ja) | 1995-05-12 |
JPH0748726Y2 true JPH0748726Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=13018950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5614693U Expired - Lifetime JPH0748726Y2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 踏切構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748726Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4536238B2 (ja) * | 2000-10-04 | 2010-09-01 | 太平工業株式会社 | 踏切のシール構造 |
AT12433U1 (de) * | 2011-01-17 | 2012-05-15 | Gmundner Fertigteile Gmbh | Gleis |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP5614693U patent/JPH0748726Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0725004U (ja) | 1995-05-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960430 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |