JPH0748714Y2 - 叩解刃素子 - Google Patents
叩解刃素子Info
- Publication number
- JPH0748714Y2 JPH0748714Y2 JP110390U JP110390U JPH0748714Y2 JP H0748714 Y2 JPH0748714 Y2 JP H0748714Y2 JP 110390 U JP110390 U JP 110390U JP 110390 U JP110390 U JP 110390U JP H0748714 Y2 JPH0748714 Y2 JP H0748714Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- blade element
- chamfer
- beating
- inflow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Crushing And Grinding (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はディスク形リファイナ、コニカル形リファイナ
及びドラム形リファイナ等に適用できる叩解刃素子に関
するものである。
及びドラム形リファイナ等に適用できる叩解刃素子に関
するものである。
(従来の技術) リファイナは濃度2〜8%の製紙用原料液(紙料)を叩
解し、所要の紙品質を得る為に使用されている。従来は
第5図及び第6図に示すように円板状をなす2枚の回転
刃素子と、2枚の固定刃素子をもつディスク形リファイ
ナが多用されていた。図において回転刃素子1及び3と
固定刃素子2及び4は夫々対向して配置され、各々は複
数個の刃7及び溝8で構成されており、前記両刃素子1,
2の隙間は、加圧装置6により調整可能である。また回
転刃素子1,3は複数個の孔13を持った回転円板5の両側
面に取付けられ、モータにより回転可能で、かつ軸方向
に移動可能になっている。そして紙料は入口11より流入
し、両刃素子1,3の隙間で機械的圧力を受けた後、出口1
2より出て行く。また紙料は圧力バランスにより回転刃
素子の溝8では内側から外側へ、固定刃素子の溝8では
外側から内側へ流れる。
解し、所要の紙品質を得る為に使用されている。従来は
第5図及び第6図に示すように円板状をなす2枚の回転
刃素子と、2枚の固定刃素子をもつディスク形リファイ
ナが多用されていた。図において回転刃素子1及び3と
固定刃素子2及び4は夫々対向して配置され、各々は複
数個の刃7及び溝8で構成されており、前記両刃素子1,
2の隙間は、加圧装置6により調整可能である。また回
転刃素子1,3は複数個の孔13を持った回転円板5の両側
面に取付けられ、モータにより回転可能で、かつ軸方向
に移動可能になっている。そして紙料は入口11より流入
し、両刃素子1,3の隙間で機械的圧力を受けた後、出口1
2より出て行く。また紙料は圧力バランスにより回転刃
素子の溝8では内側から外側へ、固定刃素子の溝8では
外側から内側へ流れる。
第3図に示す従来の刃素子の例では、内側は全周斜面20
となっており、外径側は垂直面22になっている。また第
4図に示す従来の刃素子の例は、内外径側共1刃毎に切
欠きがあり、斜面220,223と垂直面222がある。
となっており、外径側は垂直面22になっている。また第
4図に示す従来の刃素子の例は、内外径側共1刃毎に切
欠きがあり、斜面220,223と垂直面222がある。
(考案が解決しようとする課題) 第3図に示す従来の刃素子例では、流入部23が流れの分
岐部となるので、ここに紙料中の繊維が引掛り、流入時
抵抗となって処理量が増加できず、また溝によっては引
掛りの程度により流入量が異なるので、不均一な機械的
押付け力が加わることになり、叩解効果が低下する欠点
があった。また第4図に示すような従来の内側部分の刃
を1つ毎に切欠いた刃素子では、分岐部224での繊維の
引掛りは少なくできるものの、別の分岐部225ではこの
ような引掛りを防止できず、逆に分岐部225のバッフル
効果で溝218より溝208の方が多く流入する傾向になり、
叩解効果の向上は見られない。
岐部となるので、ここに紙料中の繊維が引掛り、流入時
抵抗となって処理量が増加できず、また溝によっては引
掛りの程度により流入量が異なるので、不均一な機械的
押付け力が加わることになり、叩解効果が低下する欠点
があった。また第4図に示すような従来の内側部分の刃
を1つ毎に切欠いた刃素子では、分岐部224での繊維の
引掛りは少なくできるものの、別の分岐部225ではこの
ような引掛りを防止できず、逆に分岐部225のバッフル
効果で溝218より溝208の方が多く流入する傾向になり、
叩解効果の向上は見られない。
本考案は流入時の抵抗を減らし、各溝に均一に紙料を流
入させ、叩解効果を向上させることができる叩解刃素子
を提供せんとするものである。
入させ、叩解効果を向上させることができる叩解刃素子
を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、紙料を叩解するリファイナにおい
て、刃素子溝の流入通路の内側又は外側の周方向流れの
上流側に辺、下流側に面取りを設け、内側又は外側通路
が広くなるようにしてなるもので、これを課題解決のた
めの手段とするものである。
て、刃素子溝の流入通路の内側又は外側の周方向流れの
上流側に辺、下流側に面取りを設け、内側又は外側通路
が広くなるようにしてなるもので、これを課題解決のた
めの手段とするものである。
(作用) 刃素子溝を内側から外側へ流れる回転刃素子において
は、周方向流れの上流側の垂直又は傾斜した辺により溝
の内側通路部で流れの剥離渦が生じ、紙料を分散させて
流れの分岐部に設けた面取りにより紙料の引掛りが無く
なる。また溝の内側通路形状は全て同一であるので、均
一、かつ多量に流入する。一方溝を外側から内側へ流れ
る固定刃素子においては、垂直又は傾斜した辺が他方側
の辺に面取りが他方側の面取りに各々対応する。
は、周方向流れの上流側の垂直又は傾斜した辺により溝
の内側通路部で流れの剥離渦が生じ、紙料を分散させて
流れの分岐部に設けた面取りにより紙料の引掛りが無く
なる。また溝の内側通路形状は全て同一であるので、均
一、かつ多量に流入する。一方溝を外側から内側へ流れ
る固定刃素子においては、垂直又は傾斜した辺が他方側
の辺に面取りが他方側の面取りに各々対応する。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1図
及び第2図は本考案の実施例を示す。第1図は第1実施
例で、円板状刃素子の1部を示す。108は刃素子溝で、
その内側通路は、刃107の内側端の矩形状の面取り120
と、垂直又は傾斜した辺125で形成され、通路の内側部
分が広くなっている。なお、辺125は面取り120よりも、
周方向流れに近い側(内側)に位置する方が剥離渦によ
る領域内に面取りがあるので好ましい。一方溝108の外
側通路は、刃107の外側端の面取り121と垂直又は傾斜し
た辺126で形成され、通路の外側部分が広くなってい
る。なお、辺126も常に面取り121よりも周方向流れに近
い側(外側)に位置する方が、同上の理由により好まし
い。
及び第2図は本考案の実施例を示す。第1図は第1実施
例で、円板状刃素子の1部を示す。108は刃素子溝で、
その内側通路は、刃107の内側端の矩形状の面取り120
と、垂直又は傾斜した辺125で形成され、通路の内側部
分が広くなっている。なお、辺125は面取り120よりも、
周方向流れに近い側(内側)に位置する方が剥離渦によ
る領域内に面取りがあるので好ましい。一方溝108の外
側通路は、刃107の外側端の面取り121と垂直又は傾斜し
た辺126で形成され、通路の外側部分が広くなってい
る。なお、辺126も常に面取り121よりも周方向流れに近
い側(外側)に位置する方が、同上の理由により好まし
い。
次に作用を説明すると、溝108内を内側から外側へ流れ
る回転刃素子においては、周方向流れの上流側の垂直又
は傾斜した辺125により溝108の内側通路部で流れの剥離
渦が生じ、紙料を分散させて流れの分岐部に設けた面取
り120により紙料の引掛りが無くなる。また溝108の内側
通路形状は全て同一であるので、均一に、かつ多量に流
入する。一方溝108を外側から内側へ流れる固定刃素子
においては、垂直又は傾斜した辺126が他方側の辺125
に、面取り121が他方側の面取り120に各々対応する。
る回転刃素子においては、周方向流れの上流側の垂直又
は傾斜した辺125により溝108の内側通路部で流れの剥離
渦が生じ、紙料を分散させて流れの分岐部に設けた面取
り120により紙料の引掛りが無くなる。また溝108の内側
通路形状は全て同一であるので、均一に、かつ多量に流
入する。一方溝108を外側から内側へ流れる固定刃素子
においては、垂直又は傾斜した辺126が他方側の辺125
に、面取り121が他方側の面取り120に各々対応する。
第2図は本考案の第2実施例を示し、面取りの加工を容
易にしたものである。即ち、溝の内側(又は外側)は三
角形状の面取り320(又は321)と辺325(又は326)で形
成してなるものである。
易にしたものである。即ち、溝の内側(又は外側)は三
角形状の面取り320(又は321)と辺325(又は326)で形
成してなるものである。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は、刃素子溝の流入通路
を面取りと辺で構成してあるので、刃素子の流入通路で
の紙料分散が向上し、紙料の引掛りがなくなる。従って
各溝での流入量が均一で、かつ多量に流入するので、固
定刃素子と回転刃素子の隙間に機械的圧力を均一に、か
つ多量に受けることになり、叩解効果が向上する。
を面取りと辺で構成してあるので、刃素子の流入通路で
の紙料分散が向上し、紙料の引掛りがなくなる。従って
各溝での流入量が均一で、かつ多量に流入するので、固
定刃素子と回転刃素子の隙間に機械的圧力を均一に、か
つ多量に受けることになり、叩解効果が向上する。
第1図及び第2図は夫々本考案の第1,第2実施例を示す
叩解刃素子の斜視図、第3図及び第4図は何れも従来の
叩解刃素子の斜視図、第5図は従来のディスク形リファ
イナの側断面図、第6図は第5図のA〜A断面図であ
る。 図の主要部分の説明 107……刃 108……刃素子溝 120,121……面取り 125,126……辺 320……三角形状の面取り
叩解刃素子の斜視図、第3図及び第4図は何れも従来の
叩解刃素子の斜視図、第5図は従来のディスク形リファ
イナの側断面図、第6図は第5図のA〜A断面図であ
る。 図の主要部分の説明 107……刃 108……刃素子溝 120,121……面取り 125,126……辺 320……三角形状の面取り
Claims (1)
- 【請求項1】紙料を叩解するリファイナにおいて、刃素
子溝の流入通路の内側又は外側の周方向流れの上流側に
辺、下流側に面取りを設け、内側又は外側通路が広くな
るようにしたことを特徴とする叩解刃素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP110390U JPH0748714Y2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 叩解刃素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP110390U JPH0748714Y2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 叩解刃素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0392793U JPH0392793U (ja) | 1991-09-20 |
JPH0748714Y2 true JPH0748714Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31505028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP110390U Expired - Fee Related JPH0748714Y2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 叩解刃素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748714Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010088596A (ko) * | 2001-08-09 | 2001-09-28 | 이효진 | 다기능 고속회전 스톤밀 분쇄기 |
US8342437B2 (en) * | 2009-04-23 | 2013-01-01 | Andritz Inc. | Deflaker plate and methods relating thereto |
US9708765B2 (en) * | 2011-07-13 | 2017-07-18 | Andritz Inc. | Rotor refiner plate element for counter-rotating refiner having curved bars and serrated leading edges |
US9670615B2 (en) * | 2011-08-19 | 2017-06-06 | Andritz Inc. | Conical rotor refiner plate element for counter-rotating refiner having curved bars and serrated leading sidewalls |
SE538142C2 (sv) | 2014-03-05 | 2016-03-15 | Valmet Oy | Raffinörsegment och raffinöranordning för utjämning av fiberflöde i en raffinör |
-
1990
- 1990-01-10 JP JP110390U patent/JPH0748714Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0392793U (ja) | 1991-09-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |