JPH0748483Y2 - Ptp機のポケット位置合せ装置 - Google Patents
Ptp機のポケット位置合せ装置Info
- Publication number
- JPH0748483Y2 JPH0748483Y2 JP1989091278U JP9127889U JPH0748483Y2 JP H0748483 Y2 JPH0748483 Y2 JP H0748483Y2 JP 1989091278 U JP1989091278 U JP 1989091278U JP 9127889 U JP9127889 U JP 9127889U JP H0748483 Y2 JPH0748483 Y2 JP H0748483Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ptp
- ptp sheet
- filling drum
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はPTP(プレススルーパッケージング)機に関
し、とりわけその被包装物品収容部分の構成に関するも
のである。
し、とりわけその被包装物品収容部分の構成に関するも
のである。
[従来の技術] 従来のPTP機において、被包装物品収容用ポケットに物
品を収容するには、物品を自由落下させることにより充
填するシュート方式と、PTPシートのポケットの位置に
対応する被包装物品収容リセスを設けた充填ドラムをPT
Pシートの進行に同期して回転させ、物品を個別に充填
させる充填ドラム方式とがある。
品を収容するには、物品を自由落下させることにより充
填するシュート方式と、PTPシートのポケットの位置に
対応する被包装物品収容リセスを設けた充填ドラムをPT
Pシートの進行に同期して回転させ、物品を個別に充填
させる充填ドラム方式とがある。
シュート方式は、物品の落下条件を一定に維持すること
が必要である。物品が錠剤などの、積み重ねても一定形
状を維持できるものの場合は、落下条件も一定に維持で
きるが、カプセルなどの、積み重ねにより変形するもの
の場合は、落下条件を一定に維持できない。
が必要である。物品が錠剤などの、積み重ねても一定形
状を維持できるものの場合は、落下条件も一定に維持で
きるが、カプセルなどの、積み重ねにより変形するもの
の場合は、落下条件を一定に維持できない。
一方充填ドラム方式は、充填ドラムの外周速度とPTPシ
ートの搬送速度とを同一とし、リセスとポケットの位置
を一致させるように運転する必要がある。
ートの搬送速度とを同一とし、リセスとポケットの位置
を一致させるように運転する必要がある。
[考案が解決しようとする課題] 上記の充填ドラム方式におけるPTPシートは、その種類
・材質により往々にして伸縮するものがあるので、充填
ドラム方式では取り扱い得るPTPシートの種類・材質を
限定せざるを得なかった。
・材質により往々にして伸縮するものがあるので、充填
ドラム方式では取り扱い得るPTPシートの種類・材質を
限定せざるを得なかった。
また、PTPシートは、充填直前にポケットを加熱形成し
たものであっても、その後の冷却によってPTPシートが
収縮し、そのポケット位置が充填ドラムのリセス位置に
対応しなくなることが多く、空ポケットや物品の噛み込
みなどの充填トラブルが避けられないものであった。
たものであっても、その後の冷却によってPTPシートが
収縮し、そのポケット位置が充填ドラムのリセス位置に
対応しなくなることが多く、空ポケットや物品の噛み込
みなどの充填トラブルが避けられないものであった。
その対策としては、シールローラと充填ドラムとの距離
を短縮して、その間のPTPシートの伸長/短縮の累積量
を全体として小さくしたり、取り扱うPTPシートの材質
を伸長/短縮量の小さなものに限定することが考えられ
る。
を短縮して、その間のPTPシートの伸長/短縮の累積量
を全体として小さくしたり、取り扱うPTPシートの材質
を伸長/短縮量の小さなものに限定することが考えられ
る。
しかしながら、近年、品質保証のために収容物の有無検
知装置、その割れ/欠け検知装置などの付属設備をシー
ルローラと充填ドラムとの間に設ける傾向が強いため、
その距離を短縮することは難しいという問題点があっ
た。また最近特に耐湿性のすぐれたものとして好んで用
いられるPTPシートの素材にはもともと伸長/短縮量の
大きいものが多いので、伸長/短縮量の小さなものに限
定するという対策を講じることも困難であった。
知装置、その割れ/欠け検知装置などの付属設備をシー
ルローラと充填ドラムとの間に設ける傾向が強いため、
その距離を短縮することは難しいという問題点があっ
た。また最近特に耐湿性のすぐれたものとして好んで用
いられるPTPシートの素材にはもともと伸長/短縮量の
大きいものが多いので、伸長/短縮量の小さなものに限
定するという対策を講じることも困難であった。
このように、従来の充填ドラム方式のPTP機では、充填
トラブルをいかにして有効に防止するかという課題を残
していた。
トラブルをいかにして有効に防止するかという課題を残
していた。
この考案は、上記のような課題を解決するためになされ
たもので、PTPシートのポケットに物品を確実に充填す
ることのできるPTP機のポケット位置合せ装置を提供す
ることを目的とする。
たもので、PTPシートのポケットに物品を確実に充填す
ることのできるPTP機のポケット位置合せ装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案に係るPTP機のポケット位置合せ装置は、 被包装物品収容のためのポケット形成後のPTPシート
を、ポケット封緘用の駆動側のシールローラと従動側の
テンションローラとの間の直接路に沿い、そのポケット
を下側にして搬送する手段、該直線路に沿って搬送され
るPTPシートの上面に被包装物品収容リセスを備えた外
周が接するよう配置された充填ドラム、該充填ドラム外
周に適合する形状を有し、かつ該充填ドラム側部外周に
微小間隙を置いて配置されたガイドシューおよび該充填
ドラム上部に配置された被包装物品収容シュート、を有
する装置であって、次の各要素を備えたものである。そ
の各要素とは、 上記充填ドラムと関連して回転し、計数用のクロックパ
ルス信号を発生する手段、 上記充填ドラムの近傍に設けられ、上記PTPシートのポ
ケットを、その膨出の先端開始部によって感知して、第
1のゲート信号を発生するセンサ、 上記シールローラの回転と関連して駆動され、搬送方向
におけるポケットの配置間隔に相当する角度分だけ上記
シールローラが回転する間に1サイクルの出力を出すよ
うに構成され、その出力により第2のゲート信号を提供
する手段、 上記クロックパルス信号を計数するものであって、その
計数期間が、上記第1のゲート信号によって開始され、
上記第2のゲート信号によって終了するよう調整された
計数手段、 上記クロックパルス信号計数値を予めポケットの位置お
よび大きさによって定めた値と比較し、その比較結果に
応じた制御信号を発生する手段、および 上記制御信号に応じて上記直線路に沿って搬送されるPT
Pシートに負荷されている張力を調節するブレーキ手
段、 である。
を、ポケット封緘用の駆動側のシールローラと従動側の
テンションローラとの間の直接路に沿い、そのポケット
を下側にして搬送する手段、該直線路に沿って搬送され
るPTPシートの上面に被包装物品収容リセスを備えた外
周が接するよう配置された充填ドラム、該充填ドラム外
周に適合する形状を有し、かつ該充填ドラム側部外周に
微小間隙を置いて配置されたガイドシューおよび該充填
ドラム上部に配置された被包装物品収容シュート、を有
する装置であって、次の各要素を備えたものである。そ
の各要素とは、 上記充填ドラムと関連して回転し、計数用のクロックパ
ルス信号を発生する手段、 上記充填ドラムの近傍に設けられ、上記PTPシートのポ
ケットを、その膨出の先端開始部によって感知して、第
1のゲート信号を発生するセンサ、 上記シールローラの回転と関連して駆動され、搬送方向
におけるポケットの配置間隔に相当する角度分だけ上記
シールローラが回転する間に1サイクルの出力を出すよ
うに構成され、その出力により第2のゲート信号を提供
する手段、 上記クロックパルス信号を計数するものであって、その
計数期間が、上記第1のゲート信号によって開始され、
上記第2のゲート信号によって終了するよう調整された
計数手段、 上記クロックパルス信号計数値を予めポケットの位置お
よび大きさによって定めた値と比較し、その比較結果に
応じた制御信号を発生する手段、および 上記制御信号に応じて上記直線路に沿って搬送されるPT
Pシートに負荷されている張力を調節するブレーキ手
段、 である。
上記装置において、PTPシートは、シールローラとテン
ションローラとの間に巻張されたものである。また、PT
Pシートに負荷されている張力を調節するブレーキ手段
はテンションローラに設けたパウダーブレーキが好適で
あり、かつパウダーブレーキが制御信号の電流値により
調節されるものである。
ションローラとの間に巻張されたものである。また、PT
Pシートに負荷されている張力を調節するブレーキ手段
はテンションローラに設けたパウダーブレーキが好適で
あり、かつパウダーブレーキが制御信号の電流値により
調節されるものである。
クロックパルスを発生する装置は、通常ロータリーエン
コーダであって、充填ドラムとギヤを介して関連するよ
うに設けられている。
コーダであって、充填ドラムとギヤを介して関連するよ
うに設けられている。
第1のゲート信号を発生するセンサは、一対の投受光器
よりなる光学センサであって、PTPシートに対して充填
ドラムの反対側に設けられ、そのポケットを、その膨出
の先端開始部によって感知するものであることが好まし
い。
よりなる光学センサであって、PTPシートに対して充填
ドラムの反対側に設けられ、そのポケットを、その膨出
の先端開始部によって感知するものであることが好まし
い。
また、第2のゲート信号を発生する手段は、シールロー
ラまたは該シールローラと関連して回転する部材に取り
付けられた角度表示計であることが好ましい。角度表示
計も、広義にはロータリーエンコーダと言えるが、前記
のクロックパルスを発生するものとは異なり、大きな角
度変化に対応してパルスを発生するものが適している。
ラまたは該シールローラと関連して回転する部材に取り
付けられた角度表示計であることが好ましい。角度表示
計も、広義にはロータリーエンコーダと言えるが、前記
のクロックパルスを発生するものとは異なり、大きな角
度変化に対応してパルスを発生するものが適している。
第1のゲート信号は、前記のクロックパルス計数の始期
を定めるために使用し、第2のゲート信号は終期を定め
るために使用する。
を定めるために使用し、第2のゲート信号は終期を定め
るために使用する。
[作用] 本考案によって、駆動側のシールローラと従動側のテン
ションローラとの間に巻張されたPTPシートに負荷され
る張力は、PTPシートが収縮した時は増大し、伸長した
ときは減少する。
ションローラとの間に巻張されたPTPシートに負荷され
る張力は、PTPシートが収縮した時は増大し、伸長した
ときは減少する。
[実施例] 第1図はこの考案の一実施例によるPTP機の被包装物品
収容部分の概要を示す斜視図であり、装置全体のメイン
フレーム(図示せず)にそれぞれ軸支された駆動側のシ
ールローラ(20)と従動側のテンションローラ(10)と
の間には、既に被包装物品収容のためのポケット(30
a)を形成されたPTPシート(30)が巻張され矢印方向に
一定速度で移送されている。
収容部分の概要を示す斜視図であり、装置全体のメイン
フレーム(図示せず)にそれぞれ軸支された駆動側のシ
ールローラ(20)と従動側のテンションローラ(10)と
の間には、既に被包装物品収容のためのポケット(30
a)を形成されたPTPシート(30)が巻張され矢印方向に
一定速度で移送されている。
テンションローラ(10)には、パウダーブレーキ(12)
が取り付けられており、また、補助ローラ(14,15,16)
が関連動作するように設けられている。テンションロー
ラ(10)は、これらの補助ローラ(14,15,16)を介して
前工程と結ばれ、供給ステーションを構成する。
が取り付けられており、また、補助ローラ(14,15,16)
が関連動作するように設けられている。テンションロー
ラ(10)は、これらの補助ローラ(14,15,16)を介して
前工程と結ばれ、供給ステーションを構成する。
シールローラ(20)には、駆動用原動機(図示せず)か
らの動力を伝達するためのスプロケット(24)が取り付
けられ、これらと関連して回転する角度表示計(26)が
設けられている。この角度表示計(26)はロータリーエ
ンコーダの一種であり、大きな角度変化に対応してパル
スを発生する。例えば、バリカム(商品名)の使用が適
している。シールローラ(20)はダイローラ(22)と組
み合わされ、シールステーションを構成する。すなわ
ち、シール用フォイル(21)によってPTPシート(30)
を熱シールするのである。
らの動力を伝達するためのスプロケット(24)が取り付
けられ、これらと関連して回転する角度表示計(26)が
設けられている。この角度表示計(26)はロータリーエ
ンコーダの一種であり、大きな角度変化に対応してパル
スを発生する。例えば、バリカム(商品名)の使用が適
している。シールローラ(20)はダイローラ(22)と組
み合わされ、シールステーションを構成する。すなわ
ち、シール用フォイル(21)によってPTPシート(30)
を熱シールするのである。
充填ドラム(40)は、ギヤ(42)および(44)を介して
ロータリーエンコーダ(46)と歯合しており、またギヤ
(42)および(48)を介して駆動用原動機(図示せず)
からの動力を伝達されるためのスプロケット(50)を取
り付けられたものとなっている。
ロータリーエンコーダ(46)と歯合しており、またギヤ
(42)および(48)を介して駆動用原動機(図示せず)
からの動力を伝達されるためのスプロケット(50)を取
り付けられたものとなっている。
第2図は充填ドラム(40)の下部付近の拡大断面図であ
る。図において、充填ドラム(40)の外周に近接して設
けられたガイドシュー(52)は、充填ドラム(40)に設
けられたリセス(40a)からカプセル(41)等が所定の
位置に来るまでに落下することを防止している。充填ド
ラム(40)とガイドシュー(52)とによって充填ステー
ションが構成されている。
る。図において、充填ドラム(40)の外周に近接して設
けられたガイドシュー(52)は、充填ドラム(40)に設
けられたリセス(40a)からカプセル(41)等が所定の
位置に来るまでに落下することを防止している。充填ド
ラム(40)とガイドシュー(52)とによって充填ステー
ションが構成されている。
この充填ステーションの下側には、一対をなす投光器
(55)および受光器(56)が、PTPシート(30)を差し
挟んで対向して設けられている(第1図および第2
図)。投光器(55)と受光器(56)とは、それらを結ぶ
光ビームがPTPシート(30)のポケット(30a)によって
遮断されるような位置に設けられ、PTPシート(30)の
移動に伴ってポケット(30a)の無い部分でオフ、ポケ
ット(30a)の有る部分でオンとなるゲート信号を発生
するポケットセンサ(54)を構成する。
(55)および受光器(56)が、PTPシート(30)を差し
挟んで対向して設けられている(第1図および第2
図)。投光器(55)と受光器(56)とは、それらを結ぶ
光ビームがPTPシート(30)のポケット(30a)によって
遮断されるような位置に設けられ、PTPシート(30)の
移動に伴ってポケット(30a)の無い部分でオフ、ポケ
ット(30a)の有る部分でオンとなるゲート信号を発生
するポケットセンサ(54)を構成する。
カプセル(41)は充填ドラム(40)の上部からカプセル
収容シュート(57)によって供給・充填され、充填ドラ
ム(40)と共に約半回転してガイドシュー(52)を外れ
ると自然落下し、ポケット(30a)に充填される。カプ
セル(41)を充填されたポケット(30a)はシールステ
ーションへ移送され、シール用フォイル(21)によって
封緘され、次工程へ送られる。
収容シュート(57)によって供給・充填され、充填ドラ
ム(40)と共に約半回転してガイドシュー(52)を外れ
ると自然落下し、ポケット(30a)に充填される。カプ
セル(41)を充填されたポケット(30a)はシールステ
ーションへ移送され、シール用フォイル(21)によって
封緘され、次工程へ送られる。
第3図は、上記の構成によるPTP機が正常に運転されて
いるとき、角度表示計(26)、ポケットセンサ(54)及
びロータリーエンコーダ(46)に生じる出力信号を示す
タイムチャートの一例である。角度表示計(26)は第2
図に示すように、PTPシート(30)を任意の原点(0)
から1カプセル分移動(充填ドラム(40)の回転角30°
に相当する)させるべき角度分シールローラ(20)が回
転する間に1サイクルの出力を出すように構成され、例
えば100°でオンとなり260°でオフとなる。一方、ポケ
ットセンサ(54)は原点(0)から角度表示計(26)の
60°回転に相当する位置でオン(すなわちポケット(30
a)の膨出の先端開始部によって遮光された)となり、3
00°回転に相当する位置でオフ(すなわちポケット(30
a)が通過して遮光状態から脱した)となる。ロータリ
ーエンコーダ(46)は充填ドラム(40)の回転に従って
一定周期でクロックパルス(充填ドラム(40)1回転で
2000パルス)を発生している。このパルスの数を計数
し、その計数値にもとづいてPTPシート(30)の伸び縮
みによるポケット(30a)位置のずれを修正する方法を
以下に説明する。
いるとき、角度表示計(26)、ポケットセンサ(54)及
びロータリーエンコーダ(46)に生じる出力信号を示す
タイムチャートの一例である。角度表示計(26)は第2
図に示すように、PTPシート(30)を任意の原点(0)
から1カプセル分移動(充填ドラム(40)の回転角30°
に相当する)させるべき角度分シールローラ(20)が回
転する間に1サイクルの出力を出すように構成され、例
えば100°でオンとなり260°でオフとなる。一方、ポケ
ットセンサ(54)は原点(0)から角度表示計(26)の
60°回転に相当する位置でオン(すなわちポケット(30
a)の膨出の先端開始部によって遮光された)となり、3
00°回転に相当する位置でオフ(すなわちポケット(30
a)が通過して遮光状態から脱した)となる。ロータリ
ーエンコーダ(46)は充填ドラム(40)の回転に従って
一定周期でクロックパルス(充填ドラム(40)1回転で
2000パルス)を発生している。このパルスの数を計数
し、その計数値にもとづいてPTPシート(30)の伸び縮
みによるポケット(30a)位置のずれを修正する方法を
以下に説明する。
第6図は、パルスの計数値にもとづいてPTPシート(3
0)の張力を制御するための回路構成を示すブロック図
である。計数回路(61)はロータリーエンコーダ(46)
から出力されるパルスを、角度表示計(26)及びポケッ
トセンサ(54)によって与えられる2つのゲート信号に
よって規定される期間計数する。出力回路(62)は計数
回路(61)の計数結果を所定の値と比較し、その比較結
果に応じた制御信号をパウダーブレーキ(12)に供給す
る。以下、第3図にもとづいてさらに具体的に説明す
る。
0)の張力を制御するための回路構成を示すブロック図
である。計数回路(61)はロータリーエンコーダ(46)
から出力されるパルスを、角度表示計(26)及びポケッ
トセンサ(54)によって与えられる2つのゲート信号に
よって規定される期間計数する。出力回路(62)は計数
回路(61)の計数結果を所定の値と比較し、その比較結
果に応じた制御信号をパウダーブレーキ(12)に供給す
る。以下、第3図にもとづいてさらに具体的に説明す
る。
ロータリーエンコーダ(46)の出力パルスの計数はポケ
ットセンサ(54)の出力の立ち上がり(60°)によって
開始し、角度表示計(26)の出力の立ち下がり(260
°)によって終了する。この間に計数されたパルス数は
PTPシート(30)が正常な状態、すなわちポケット(30
a)の位置が充填ドラム(40)のリセス(40a)の位置と
合致しているときには91〜95となる。
ットセンサ(54)の出力の立ち上がり(60°)によって
開始し、角度表示計(26)の出力の立ち下がり(260
°)によって終了する。この間に計数されたパルス数は
PTPシート(30)が正常な状態、すなわちポケット(30
a)の位置が充填ドラム(40)のリセス(40a)の位置と
合致しているときには91〜95となる。
第4図及び第5図は第3図と同様のタイムチャートであ
るが、第4図はPTPシート(30)の伸長時の、第5図は
のPTPシート(30)の収縮時の信号の変化を示してい
る。伸長時にはポケットセンサ(54)の信号の立ち上が
りが遅く(例えば77°)なって計数開始が遅くなるの
で、計数されるパルス数は減少し、90パルス以下とな
る。逆に、収縮時にはポケットセンサ(54)の信号の立
ち上がりが早く(例えば44°)なって計数開始が早くな
るので、計数されるパルス数は増加し、96パルス以上と
なる。
るが、第4図はPTPシート(30)の伸長時の、第5図は
のPTPシート(30)の収縮時の信号の変化を示してい
る。伸長時にはポケットセンサ(54)の信号の立ち上が
りが遅く(例えば77°)なって計数開始が遅くなるの
で、計数されるパルス数は減少し、90パルス以下とな
る。逆に、収縮時にはポケットセンサ(54)の信号の立
ち上がりが早く(例えば44°)なって計数開始が早くな
るので、計数されるパルス数は増加し、96パルス以上と
なる。
上記のように、PTPシート(30)の伸長/収縮はパルス
数の減少/増加となって検出される。そこで、計数され
たパルス数に基づいてパウダーブレーキ(12)に供給す
る電流を制御し、ブレーキトルクを変化させる。例え
ば、パルス数が91〜95(正常)のときは0.4mA,90以下
(伸長)のときは0.3mA,96以上(収縮)のときは0.5mA
とする。その結果、PTPシート(30)の伸長時にはブレ
ーキトルクが小さくなってPTPシート(30)の張力が減
少するので伸長量が減少する。PTPシート(30)の収縮
時にはブレーキトルクが大きくなってPTPシート(30)
の張力が増大するので収縮量が減少する。
数の減少/増加となって検出される。そこで、計数され
たパルス数に基づいてパウダーブレーキ(12)に供給す
る電流を制御し、ブレーキトルクを変化させる。例え
ば、パルス数が91〜95(正常)のときは0.4mA,90以下
(伸長)のときは0.3mA,96以上(収縮)のときは0.5mA
とする。その結果、PTPシート(30)の伸長時にはブレ
ーキトルクが小さくなってPTPシート(30)の張力が減
少するので伸長量が減少する。PTPシート(30)の収縮
時にはブレーキトルクが大きくなってPTPシート(30)
の張力が増大するので収縮量が減少する。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、充填ドラムの回転に関
連して発生したクロックパルス信号を、ポケットの先端
開始部を検知する第1のゲート信号によって計測開始
し、シールローラの回転に関連して1ポケットごとに出
力される第2のゲート信号によって計測終了させる。こ
うしてPTPシートの伸縮をクロックパルス数の増減によ
り検出し、それに基づいてPTPシートに与える制動力を
変化させて張力を調節するように構成したので、被包装
物品に対するポケットの位置ずれを即座に検知して修正
することができるという効果がある。また、それによっ
て、取り扱い得るPTPシートの材質の選択の幅が広くな
るという効果が生じる。
連して発生したクロックパルス信号を、ポケットの先端
開始部を検知する第1のゲート信号によって計測開始
し、シールローラの回転に関連して1ポケットごとに出
力される第2のゲート信号によって計測終了させる。こ
うしてPTPシートの伸縮をクロックパルス数の増減によ
り検出し、それに基づいてPTPシートに与える制動力を
変化させて張力を調節するように構成したので、被包装
物品に対するポケットの位置ずれを即座に検知して修正
することができるという効果がある。また、それによっ
て、取り扱い得るPTPシートの材質の選択の幅が広くな
るという効果が生じる。
こうして本考案は、最近好んで用いられる耐湿性にすぐ
れるものの伸長短縮量が大きい素材を安定した運転条件
で使用することを可能とした点で、その実用的効果が大
きい。
れるものの伸長短縮量が大きい素材を安定した運転条件
で使用することを可能とした点で、その実用的効果が大
きい。
第1図は、この考案の一実施例によるPTP機のポケット
位置合せ装置の被包装物品収容部分の概要を示す斜視
図、第2図は第1図に示す充填ドラム(40)の下部付近
の拡大断面図、第3図、第4図及び第5図は第1図に示
す角度表示計(26)、ポケットセンサ(54)及びロータ
リーエンコーダ(46)に生じる出力信号示すタイムチャ
ートである。また、第6図は第1図に示す実施例の回路
構成を示すブロック図である。 図において、(10)はテンションローラ、(12)はパウ
ダーブレーキ、(20)はシールローラ、(26)は角度表
示計、(30)はPTPシート、(30a)はポケット、(40)
は充填ドラム、(40a)はリセス、(46)はロータリー
エンコーダ、(52)はガイドシュー、(54)はポケット
センサ、(55)は投光器、(56)は受光器、(57)はカ
プセル収容シュートである。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
位置合せ装置の被包装物品収容部分の概要を示す斜視
図、第2図は第1図に示す充填ドラム(40)の下部付近
の拡大断面図、第3図、第4図及び第5図は第1図に示
す角度表示計(26)、ポケットセンサ(54)及びロータ
リーエンコーダ(46)に生じる出力信号示すタイムチャ
ートである。また、第6図は第1図に示す実施例の回路
構成を示すブロック図である。 図において、(10)はテンションローラ、(12)はパウ
ダーブレーキ、(20)はシールローラ、(26)は角度表
示計、(30)はPTPシート、(30a)はポケット、(40)
は充填ドラム、(40a)はリセス、(46)はロータリー
エンコーダ、(52)はガイドシュー、(54)はポケット
センサ、(55)は投光器、(56)は受光器、(57)はカ
プセル収容シュートである。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】被包装物品収容のためのポケット形成後の
PTPシートを、ポケット封緘用の駆動側のシールローラ
と従動側のテンションローラとの間の直線路に沿い、そ
のポケットを下側にして搬送する手段、該直線路に沿っ
て搬送されるPTPシートの上面に被包装物品収容リセス
を備えた外周が接するよう配置された充填ドラム、該充
填ドラム外周に適合する形状を有し、かつ該充填ドラム
側部外周に微小間隙を置いて配置されたガイドシューお
よび該充填ドラム上部に配置された被包装物品収容シュ
ート、を有する装置において、 上記充填ドラムと関連して回転し、計数用のクロックパ
ルス信号を発生する手段、 上記充填ドラムの近傍に設けられ、上記PTPシートのポ
ケットを、その膨出の先端開始部によって感知して、第
1のゲート信号を発生するセンサ、 上記シールローラの回転と関連して駆動され、搬送方向
におけるポケットの配置間隔に相当する角度分だけ上記
シールローラが回転する間に1サイクルの出力を出すよ
うに構成され、その出力により第2のゲート信号を提供
する手段、 上記クロックパルス信号を計数するものであって、その
計数期間が、上記第1のゲート信号によって開始され、
上記第2のゲート信号によって終了するよう調整された
計数手段、 上記クロックパルス信号計数値を予めポケットの位置お
よび大きさによって定めた値と比較し、その比較結果に
応じた制御信号を発生する手段、および 上記制御信号に応じて上記直線路に沿って搬送されるPT
Pシートに負荷されている張力を調節するブレーキ手
段、 を備えたことを特徴とするPTP機のポケット位置合せ装
置。 - 【請求項2】上記PTPシートが上記シールローラとテン
ションローラとの間に巻張されており、上記ブレーキ手
段が該テンションローラに設けたパウダーブレーキであ
り、かつ該パウダーブレーキが上記制御信号の電流値に
より調節されるものである請求項第1項記載のPTP機の
ポケット位置合せ装置。 - 【請求項3】上記クロックパルスを発生する装置がロー
タリーエンコーダである請求項第1項記載のPTP機のポ
ケット位置合せ装置。 - 【請求項4】上記第1のゲート信号を発生するセンサが
一対の投受光器よりなる光学センサであり、上記PTPシ
ートのポケットの膨出の先端開始部を光学的に感知する
ものである請求項第1項記載のPTP機のポケット位置合
せ装置。 - 【請求項5】上記第2のゲート信号を発生する手段が、
上記シールローラまたは該シールローラと関連して回転
する部材に取付けられて回転角度位置に対応した2値出
力を生じる角度表示計である請求項第1項記載のPTP機
のポケット位置合せ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989091278U JPH0748483Y2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | Ptp機のポケット位置合せ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989091278U JPH0748483Y2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | Ptp機のポケット位置合せ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329407U JPH0329407U (ja) | 1991-03-25 |
JPH0748483Y2 true JPH0748483Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31640771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989091278U Expired - Lifetime JPH0748483Y2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | Ptp機のポケット位置合せ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748483Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4490568B2 (ja) * | 2000-09-22 | 2010-06-30 | ナカ工業株式会社 | 手摺用ブラケット |
KR200482950Y1 (ko) * | 2013-05-20 | 2017-03-20 | 에이치디정공 주식회사 | 주차 영역 구획 장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60149436A (ja) * | 1984-01-17 | 1985-08-06 | Iwaguro Seisakusho:Kk | Ptpシ−トのマ−ク合わせ装置 |
-
1989
- 1989-08-01 JP JP1989091278U patent/JPH0748483Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329407U (ja) | 1991-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |