JPH074795A - 可変速度圧縮機を有するガスヒートポンプ装置における制御装置 - Google Patents

可変速度圧縮機を有するガスヒートポンプ装置における制御装置

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JPH074795A
JPH074795A JP5185525A JP18552593A JPH074795A JP H074795 A JPH074795 A JP H074795A JP 5185525 A JP5185525 A JP 5185525A JP 18552593 A JP18552593 A JP 18552593A JP H074795 A JPH074795 A JP H074795A
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スティーブン、ロバート、ホグランド
Kerry E Ober
ケリー、エリス、オーバー
Philip J Zumsteg
フィリップ、ジョセフ、ザムステッグ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーモスタット入力信号に応答する可変容量
制御性能をゆうする、ガスヒートポンプ装置用の制御装
置を得ることである。 【構成】 可変容量制御器は、ガスヒートポンプ装置の
可変容量加温/冷却負荷条件における実時間性能パラメ
−タを備える。除霜制御器が、ガスヒートポンプの加温
モード中に、連続する除霜サイクルの間の最長運転時間
と、各除霜サイクルの最短ヒートポンプ運転時間とを計
算する。それらの値は、それぞれ検出した時間と、温度
と、可変容量制御器により計算された可変容量運転条件
との関数として計算する。制御装置は、ガスヒートポン
プ装置が停止モードにある間に、ガスヒートポンプ装置
の各アクチュエータの正しい動作を、シ−ケンスされた
入力信号の関数として確認するための手動モードを持つ
事が好ましい。手動モード制御器は、種々の運転状態に
おけるガスヒートポンプ装置の効率的な運転制御を、所
定の運転パラメ−タを基にしてせぎするためのしく信号
を計算および発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、進歩した多段可変容量
ガスエンジン駆動ヒートポンプ装置の自動システム制御
を行う、マイクロプロセッサを基にした、ソフトウエア
組み込み単一ボード制御装置に関するものである。本発
明の制御装置は診断機能、サービス機能および情報機能
を行う。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、好ま
しくはガスヒートポンプを制御するために実時間制御機
能、診断機能、サービス機能、および情報機能を持つ制
御装置を得ることである。
【0003】本発明の別の目的は、装置、とくにガスヒ
ートポンプ装置をエネルギー効率およびコスト効率を高
くするようにして制御するために、弁、ファン、および
補助ヒータのようなハードウェアをシーケンスする制御
装置を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的および
その他の目的は、進歩した多段、可変容量ガスヒートポ
ンプ装置の自動システム制御を行う制御装置により達成
される。本発明の制御装置によりユーザーにとって快適
で、エネルギーを節約でき、装置を確実に制御でき、ガ
スヒートポンプに特に適当である診断機能、サービス機
能および情報機能も提供するものである。
【0005】本発明の1つの好適な実施例に従って、こ
の制御装置はガスヒートポンプ装置の弁、ファンおよび
補助ヒータの時間シーケンシングを行う。この制御装置
はオン、オフ、および速度指令のためにエンジンの監視
制御も行う。この制御装置はガスヒートポンプ装置の運
転中の空気温度および液体温度、および通信安全スイッ
チの状態を検出できる。本発明の1つの好適な実施例に
従って、この制御装置は時間、1つまたは複数の温度お
よびその他の変数パラメータの関数としての「効果的
な」除霜制御を含む。「効果的な」除霜制御は構成可能
な時間−除霜設定を含むこともできる。この制御装置は
エンジン制御器およびサービス分析器との直列通信も含
むことができる。
【0006】本発明の種々の好適な実施例に従って、制
御装置の診断機能は、LED指示による自己試験と、障
害条件の識別と、障害および要求されるサービスの指示
と、障害その他の関連するシステム状態パラメータの記
録とを含む。診断機能は、サービス係員が使用する障害
コードと、家屋所有者のような制御装置のオペーレータ
が使用するためのサービス優先権と、サービス分析器が
アクセスするための記録されたデータとを含むことがで
きる。
【0007】本発明の別の種々の実施例に従って、制御
装置の情報機能は、システムとエンジンの少なくとも一
方のための履歴データと、障害履歴と、システム、エン
ジン、センサおよびアクチュエータの運転状態と、不揮
発性メモリ(NVM)で見出だされる情報とを含むこと
ができる。制御装置の情報機能はサービス分析器と製造
者サービスの少なくとも一方による情報のアクセスを含
むことができる。この制御装置は屋内ユニット変圧器か
ら電力を供給することが好ましい。したがって、消去可
能で、プログラム可能な読出し専用メモリ(ROM)お
よびNVMは、制御装置への電力供給が断たれてもプロ
グラムおよび情報を保持するから、電池によるバックア
ップは絶対に必要というものではない。
【0008】第2の制御器、および本発明の制御装置と
インタフェースするインタフェース装置は、室内サーモ
スタットと、屋内ブロワモータ速度制御器と、補助ヒー
タ制御器と、エンジン制御器(ECS)と、サービス分
析器(SA)とを含むことが好ましい。室内サーモスタ
ットと、屋内ブロワモータ速度制御器と、補助ヒータ制
御器と、ガスヒートポンプ制御器との間でサーモスタッ
ト論理が通信させられる。ガスヒートポンプ制御装置は
制御信号を屋内ブロワモータ速度制御器へ送る。ガスヒ
ートポンプ制御装置は制御信号をエンジン制御器へ送
り、状態情報およびデータをエンジン制御器から受け
る。ガスヒートポンプ制御装置はシステム全体を制御す
るためにガスヒートポンプの部品と通信する。
【0009】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御装置はガスエンジンにより駆動されるヒートポンプの
運転を制御するために使用することが好ましく、住宅に
設置するのにとくに適する、マイクロプロセッサを基に
した単一ボード制御装置である。この制御装置は、エン
ジンを直接制御しないエンジン監視制御機能、ガスヒー
トポンプ制御機能、除霜および補助加温制御機能、シス
テム障害検出機能、システム障害ロックアウト及びリセ
ット機能、システム情報および障害診断表示機能、直列
通信およびオンボード機能、現場サービス試験および手
動モード機能のような機能を行う。
【0010】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御装置はガスヒートポンプに装置される安全でない、ク
ラス2の、低電圧制御器として構成される。この明細書
全体にわたって説明するように、制御装置をガスヒート
ポンプについて説明する。しかし、本発明の制御装置を
圧縮機の速度を制御する他の任意の適当な装置のよう
な、他の装置により駆動されるヒートポンプを、ガスエ
ンジンにより駆動されるヒートポンプの制御に類似する
やり方で制御するために使用できることが明らかであ
る。この明細書は本発明の1つの好適な実施例に主とし
て的を絞っているものであって、ガスヒートポンプを制
御するために制御装置が用いられるが、本発明の制御装
置を別の装置を制御するために使用できることも明らか
である。
【0011】本発明の1つの好適な実施例に従って、ガ
スヒートポンプ装置は可変速度圧縮機を有する。ガスヒ
ートポンプ装置を制御するためにマイクロプロセッサを
有する制御装置が用いられる。この制御装置は、1つま
たは複数のサーモスタット出力信号、および種々の部品
およびガスヒートポンプ装置全体にわたる位置からの1
つまたは複数のセンサ入力信号に応答する。少なくとも
1つのサーモスタット出力信号を基にして、可変容量制
御手段は、ガスヒートポンプ装置の性能パラメータを実
時間で計算する。それらの性能パラメータは、応用可能
な制御アルゴリズムと、ソフトウエア可変値等の計算に
対応する出力信号を含むことができる。
【0012】本発明の1つの好適な実施例においては、
可変容量制御器手段は、種々のセンサ入力信号を基にし
て各サーモスタット出力信号に応答する。それらのセン
サ入力信号は、たとえば、屋外空気温度と、液体管温度
と、屋内空気放出温度とに対応することがある。
【0013】この制御装置は、連続する除霜サイクルの
間の最長ヒートポンプ運転時間と、ガスヒートポンプ装
置の加温モード中の各除霜サイクルの最短ヒートポンプ
運転時間とを、検出した時間と、制御入力を除霜するた
めの検出した時間と、温度と、前記可変容量制御手段に
より計算された可変容量運転条件との関数として計算す
る除霜制御手段を備えることも好ましい。本発明の1つ
の好適な実施例においては、除霜制御手段は検出された
圧縮機速度と、屋外空気温度と、ガスヒートポンプ装置
の放出される加温容量とを時間に関して積分して、最長
ガスヒートポンプ運転時間を決定する。
【0014】この明細書および請求の範囲において使用
する「連続する除霜サイクルの間の最長ヒートポンプ運
転時間」という句は、ガスヒートポンプ装置の除霜運転
の間の時間を指し、「各除霜サイクルの最短ヒートポン
プ運転時間」という句は除霜運転の実際の時間に関連す
るものである。本発明の1つの好適な実施例に従って、
ガスヒートポンプ装置の全体の効率を最適にするため
に、各除霜運転のガスヒートポンプ運転時間を最短にし
ながら、連続する除霜サイクルの間のヒートポンプ運転
時間を最長にするためのアルゴリズムが用いられる。本
発明の制御装置は、除霜運転のために必要な時間を計算
し、ガスヒートポンプ装置の加温モードにおいてはシス
テム効率を最高にする、1つまたは複数のアルゴリズム
でプログラムされるマイクロプロセッサを含む。それら
のアルゴリズムは、検出した時間と、検出した温度と、
除霜時間選択入力と、可変容量運転条件のような変数の
うちの1つまたは複数を用いる。温度はガスヒートポン
プ装置の液体管温度と、屋外空気温度との少なくとも一
方に対応する。
【0015】好適なアルゴリズムは、予め設定されてい
るしきい値に到達するまで、エンジンが運転している間
に一定の間隔で屋外空気温度と、エンジン速度と、除霜
選択入力との関数を積分する。除霜時間選択入力により
制御カーブを気候その他の適切な運転条件に適合させる
ために、その制御カーブを時間軸に沿って移動できる。
関数しきい値に達して除霜運転を開始した時に、一定の
間隔で液体管温度が所定のしきい値以下であるとする
と、除霜運転を開始できる。
【0016】本発明の別の好適な実施例においては、制
御装置は交流入力電圧信号を対応する直流電圧信号へ変
換するための入力電圧モニタ制御手段も含む。その入力
電圧モニタ制御手段は直流電圧信号を利得プラス・オフ
セット増幅器のような演算増幅器へも供給する。入力電
圧モニタ制御手段は、交流入力電圧信号を半波整流する
ためのダイオードを有する入力電圧モニタ回路を含むこ
とが好ましいが、当業者であれば理解されるように、別
の手段を使用することもできる。
【0017】本発明の別の好適な実施例に従って、制御
装置はガスヒートポンプ装置の現在の運転状態を決定す
るための、マイクロプロセッサのような計算手段も備え
る。現在の運転状態の検出された値を基にして、計算手
段は連続運転状態のために必要な条件を、センサ入力値
と、制御出力値と、ガスヒートポンプ装置を現在の運転
状態から連続運転状態へ移行させるための内部ソフトウ
エア変数値との少なくとも1つの関数として計算する。
本発明の1つの好適な実施例においては、計算手段は、
出力信号の被制御シーケンスを決定する少なくとも1つ
のプログラムされたアルゴリズムを含む。その被制御シ
ーケンスの結果としてガスヒートポンプ装置の全体の運
転効率が最高になる。「希望の」運転効率はガスヒート
ポンプ装置の最高効率を表すことが好ましい。連続運転
状態のために必要な条件は、計算手段により、センサに
駆動装置と、制御出力値と、内部ソフトウエア変数値と
の少なくとも1つの関数として計算される。
【0018】本発明の更に別の好適な実施例において
は、制御装置は、エンジンが待機モードにある間にシー
ケンスされた入力信号の関数として、ガスヒートポンプ
装置の1つまたは複数のアクチュエータの正しい運転を
確認するための手動モード制御手段も備える。この手動
モード制御手段は各アクチュエータを制御するための出
力信号を計算および発生するから、所定の運転パーソナ
ル・コンピュータを基にしてガスヒートポンプ装置を効
率的に運転制御することができる。手動モード制御手段
は、エンジンが待機モードにある間に各アクチュエータ
が個々に制御されるような第1の制御レベルで動作する
ことが好ましい。手動モード制御手段は、ガスヒートポ
ンプ装置のある運転モード中に、ほかに1つまたは複数
のサーモスタットにより発生される代わりの信号を手動
モード制御手段が発生するような、第2の制御レベルで
動作することも好ましい。そのような運転モードにおい
ては、本発明の出力装置の出力はガスヒートポンプ装置
のエンジンオン/オフ出力、エンジン速度出力、屋外フ
ァンオン/オフ出力、屋外ファン速度出力、補助加温出
力、逆転弁出力、冷却剤弁出力、および屋内ブロワ速度
出力を制御装置の出力端子からの出力電圧値に応じて、
制御する。
【0019】安全でない、クラス2、低電圧制御器とし
て使用すると、本発明の制御装置は制御装置を流体の侵
入から制御装置を保護する保護環境に設置し、ガスヒー
トポンプ装置の火花放電点火制御と同じ24VAC回路
に制御装置を接続しないというような、ある設置制約を
持つことが好ましい。
【0020】本発明の制御装置は2種類のベースライン
・システム補助ヒータ型、すなわち、全てを備えている
ガス燃焼補助ボイラによる補助加温、または家庭用温水
による補助加温を制御することが好ましい。
【0021】この制御装置は2つの直列データ通信ポー
トを持つことが好ましい。1つの直列データ通信ポート
は、それを介して制御装置へ指令を発する手持ち式のマ
イクロプロセッサを基にしたユーザー・インタフェース
装置のようなサービス分析器のための接続点を構成す
る。サービス分析器は経験に富んだ技術者へ、ヒートポ
ンプセンサ入力値およびアクチュエータ出力制御の表示
と、各アクチュエータに対する手動モードとは独立の第
1のレベル制御と、1つまたは複数のサーモスタットに
より通常供給される信号の代わりとして制御装置が機能
するような、ガスヒートポンプ装置の第2のレベルの手
動モード制御との、3つの重要な性能を提供する。
【0022】手動モードにおける第1のレベルのコマン
ドは、ガスヒートポンプ装置の屋外ファン、屋内ブロ
ワ、逆転弁、分流弁、補助ヒーター、エンジン始動機、
混合気濃厚化弁、火花放電点火、エンジン・スロットル
その他の部品に関連するような個々のアクチュエータの
正しい動作を確認するために技術者により使用される。
エンジン、電動機または圧縮機を駆動するその他の駆動
機は、第1のレベルのコマンドにおいては運転モードに
あってはならない、すなわち、停止モードになければな
らない。第1のレベルにおいては、各アクチュエータは
手動モードで独立に制御できる。たとえば、第1のレベ
ルのコマンドはサービス分析器により、技術者からの押
しボタン入力に応答して制御装置へ供給される。
【0023】手動モードにおいては、第2のレベルのコ
マンドは、押しボタンその他の入力装置、たとえば、技
術者によるシーケンスに応答して、サービス分析器によ
り制御装置へ供給されて、可変容量制御に関して説明し
たように、ガスヒートポンプ装置を運転させるために、
ガスヒートポンプ装置アルゴリズムに正しい制御を行わ
せる。第2のレベルにおいては、サービス分析器は電気
信号とデジタル符号化されたメッセージの組合わせを介
して、サーモスタットにより発生された信号に等しい信
号を種々の制御器状態で発生する。各「押しボタン」操
作に応じて、1つまたは複数のアクチュエータを制御で
きる。
【0024】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御ソフトウエアはアクチュエータおよびアクチュエータ
速度を制御するために多変数制御アルゴリズムを実行す
る。1つの好適な実施例においては、事象により駆動さ
れる状態マシンが、ガスヒートポンプ装置が与えられた
時点において使用せねばならないある制御アルゴリズム
を選択する。事象により駆動される状態マシンは、セン
サ入力値、制御出力値、および内部ソフトウエア変数値
を含む、現在の事象または現在のデータを基にして現在
の運転状態および連続運転状態を決定する。
【0025】連続運転状態へ移行させるために必要な諸
条件が満たされるまで、事象により駆動される状態マシ
ンは現在の運転状態を保つ。特定の基準セットが満たさ
れると、制御装置は現在の運転状態から連続運転状態へ
の移行を開始し、そのような連続運転状態におけるガス
ヒートポンプ装置の効率的な運転を維持するために、制
御装置からの制御アルゴリズムの適切なセットを採用す
る。事象により駆動される状態マシンは可変容量ガスヒ
ートポンプ装置の特定のシーケンスおよび性能に対して
責任を有する。
【0026】本発明の1つの好適な実施例においては、
制御装置は、サーモスタット入力#1(Y2)、サーモ
スタット入力#2(W、G、AS、O、Y1)、冷却剤
弁(CV)出力、屋外ファンオン/オフ(FO)、補助
加温(AH)、逆転弁(RV)出力、屋内ブロワ可能化
(FE)出力、パワーアップ・リセット、サーモスタッ
ト検査灯、見張りタイマ、入力電圧モニタ、不揮発性メ
モリ(NVM)、+5VDC電源、+16DC電源、通
信インタフェース、温度センサ・インタフェース、屋内
ブロワ速度(F)、除霜選択、LEDドライバ、および
低圧カットアウト・センスを含めて、種々のサブ回路を
備える。それらの回路のいくつかまたは全ての種々の類
似の組合わせを、当業者が知っているようにして使用で
きる。
【0027】本発明の回路とサブ回路の少なくとも一方
の対応する入力と出力は約24VAC,これは約30V
ACのように高くなることがある、と、約3KV,60
μsの雷撃、約15KV静電放電まで、および約±+3
50Vの過渡電圧への直接短絡に耐えられねばならな
い。本発明の回路とサブ回路の少なくとも一方は約−4
0℃から約+65℃までの周囲温度で確実に動作せねば
ならない。この明細書全体で説明し、かつ図面に示す、
温度、電圧等のような変数に対して与えられた値は、希
望の用途と好適な各実施例の結果の少なくとも一方、お
よび部品の材料および構造に応じて変えることができ
る。
【0028】この明細書および請求の範囲全体で用いる
用語を下記のように定義して用いるものとする。
【0029】・特記しない限り、全てのAC電圧はRM
S値である。 ・特記しない限り、全てのAC電流はRMS値である。 ・SAは、アメリカ合衆国ペンシルバニア州ヨーク(Yo
rk) 所在のヨーク・インターナショナル(York Intern
ational)から入手できるガスヒートポンプ・サービス分
析器のようなサービス分析器を指す。 ・ECSはエンジン制御装置を指す。 ・GHPCはガスヒートポンプ制御装置を指す。 ・Tstatはガスヒートポンプ・サーモスタットを指
す。 ・PWMはパルス幅変調された信号を指す。 ・PX.Xはマイクロプロセッサの入力ポート/出力ポ
ートを指す。 ・RPは保護される「R」を指す。全てのアクチュエー
タの動力は24VAC電源回路における特定のトレース
から来る。 ・YPは保護される「Y」を指す。補助ヒーターからの
電力はY1ラインから来る。 ・VAはボルトーアンペアを指す。 ・LEDは発光ダイオードを指す。 ・MIN STOP TIMEは6分のような時間を指
す。 ・FC21はFCSにおり報告されたような、エンジン
始動失敗障害を指す。 ・STRRPMはエンジンの始動RPMを指す。 ・CAT 1はロックアウト障害コードのような障害種
類1を指す。 ・CAT 2は運転停止障害コードのような障害種類2
を指す。 ・切替えはあるエンジンRPMを指す。
【0030】サーモスタット入力#1(Y2) 以下の回路についての説明に関しては、マイクロプロセ
ッサのP22(個別入力端子)へ接続されている図3に
示されている回路の出力は、好適な実施例からの入力電
圧が比較的低い(≦1.0 VDC)時は比較的高く(≧4.
2 VDC)なければならず、入力電圧が比較的高い(2
2.0≦入力≦0.4 VDCピーク値、1.2 kΩ抵抗を通じ
て)時は比較的低く(≦0.8 VDC)なければならな
い。本発明の1つの好適な実施例においては、出力は約
6ms以内に状態を切り換えることができねばならな
い。
【0031】そのような回路は標準的なY2入力、24
VACリレー閉成、でも機能せねばならない。そのよう
な回路はサーモスタットリレー緩衝回路からの約100
μA漏れ電流のための経路を設けねばならず、出力はこ
の特定の実施例においてはオフのままでなければならな
い。制御装置はY2回路の入力端子における24VDC
を100%オンPWM信号と解釈せねばならない。
【0032】そのような回路の入力はサーモスタットの
Y2から来る。これは24VDC電源(R)から供給さ
れる安定化されていないDC PWM信号である。この
電圧の値はR(R:ルート2 )−2.0 (2ダイオード降
下)のピーク値である。この電圧は、17と30VDC
の間のRに対して22.0から40.4の範囲である。R=24
VDCにおける公称値は31.9VDCである。この電圧
は、サーモスタット・サブベース内の1.2kΩ抵抗と
制御装置抵抗R1で構成された分圧器を通される。R1
が24.0kΩに設定されると、Y2入力は20.9と38/5
VDCの間の範囲である。PWM速度指令はおのおの約
62.5msの16のステップへ分割される。(速度1は6
2.5msに対しては高く、速度2は125 msに対しては
高い、等である。)約6ms以内でのスイッチングに対
する要求は、この信号の±10%の許容誤差を基にして
いる。
【0033】Y2信号は抵抗(R1)を介してDC光分
離器へ供給される。入力電圧が20.9と38.5の間である時
に出力トランジスタが飽和するように、R1の値は光分
離器のLEDを可なり十分にターンオンするために選択
される。出力トランジスタのコレクタは、コレクタ電流
を約1mAにセットするために選択されている抵抗によ
り+5VDCまで引き上げられる。そのコレクタはマイ
クロプロセッサの入力ピンへも接続される。そのマイク
ロプロセッサは低電圧を「オン」と解釈する。このトラ
ンジスタの飽和電圧は0/2 VDCであって、マイクロピ
ンを0.8 VDCVILより十分低く保つ。
【0034】Y2信号が低い(≦1.0 VDC)時は、L
EDはターンオンせず、出力トランジスタをオフに保っ
て+5VDCへ引き上げる。マイクロプロセッサはこれ
を「オフ」と解釈する。
【0035】抵抗R105は、オフ状態において標準サ
ーモスタットからの100μA漏れ電流のための経路を
提供する。オン状態におけるこの回路の出力は60Hz
のパルスである。これを制御装置は100%オンと解釈
する。0.001 μF のコンデンサおよび入力端子における
光分離器は静電気、雷および過渡現象からの保護を行
い、入力抵抗は24VDCまでの短絡を取り扱うことが
できる。光分離器の入力端子におけるダイオードは、負
電圧が光分離器LEDの損傷を阻止する。
【0036】サーモスタット入力#2(W、G、AS、
O、Y1)入力 以下に行う回路についての説明に関して、図4(a)〜
4(e)の回路の出力端子がマイクロプロセッサのP5
6、P57、P26、P54、P55(個別入力端子)
へ接続される。それらの出力は、入力が比較的高い(1
5.6≦入力≦28.6VAC)時は比較的低く(≦0,8 VD
C)でなければならず、入力が比較的低い(≦0.25VA
C)時は比較的高く(≧2.2 VDC、≧4.2 VDCであ
るP26を除く)なければならない(基本的には回路開
放であるが、漏れ電流は−100 μAである)。
【0037】図4(a)〜4(e)の回路はその漏れ電
流を小さくして、オフ(高)状態を維持せねばならな
い。
【0038】図4(a)〜4(e)の回路の入力はサー
モスタットの出力端子から来る。各出力端子は、線を
「R」(公称24VDC)へ接続し、またはリレーを開く
リレーとして機能する。各出力は19AWGのように細
い線を約305メートル(1000ft)の長さまで伝
わることができる。3.37Ω/約305 m(1000ft) および
1.6 mAにおいては、制御装置における電圧降下は1.4
VACまでになる。制御装置の動作電圧は17.0〜30VA
Cであることが好ましいから、制御装置における対応す
る電圧は15.6〜28.6VACの範囲にできる。
【0039】その電圧は対応する制御装置入力回路の入
力抵抗へ加えられる。その抵抗を流れる電流はAC光分
離器内のLEDに発光させる。これが図4(a)〜4
(e)に示されている。光分離器の出力トランジスタが
15.6〜28.8VACの電圧で飽和するように、入
力抵抗値が選択される。出力トランジスタののコレクタ
は、コレクタ電流をセットする抵抗を介して+5VDC
へ引き上げられる。そのコレクタはマイクロプロセッサ
の入力端子へも接続される。そのマイクロプロセッサは
低電圧を「オン」と解釈する。出力トランジスタの飽和
電圧は0.3 VDCであって、マイクロプロセッサを0.8
VDC VILより十分低く維持する。サーモスタット・
リレーが開かれると、リレー接点の間のRC緩衝ネット
ワークが小さい(約100 μA)の漏れ電流を生ずる。コ
レクタの入力回路は入力端子から共通回路点までのシャ
ント抵抗を有し、その漏れ電流を小さくする。そのシャ
ント抵抗を流れる100 μAの電流が光分離器中のLED
をターンオンさせるために十分な電圧を発生しないよう
に、シャント抵抗の抵抗値は選択される。このオフ状態
においては、光分離器の出力トランジスタのコレクタが
+5VDCへ引き上げられるように、その出力トランジ
スタはターンオフされる。この回路点はマイクロプロセ
ッサの入力端子へ接続される。マイクロプロセッサは高
い電圧を「オフ」と解釈する。
【0040】AS回路は実際はサーモスタット回路では
なく、2つの補助ヒート安全スイッチ(常閉)を介して
Wラインへ接続されるから、正常な運転状態の下ではA
SはWへ接続される。W入力回路は約100 μAに漏れ電
流を小さくするシャント抵抗を有するから、AS回路は
シャント抵抗を持つ必要はない。
【0041】入力端子における0.001 μFのコンデンサ
と光分離器は静電気、雷、過渡現象から保護し、入力抵
抗は24VACへの短絡を取り扱うことができる。
【0042】とくに接続の間違い、または24VACへ
の短絡がAC回路を補助ヒーターへロックオンさせて、
安全問題を引き起こすという懸念が存在する場合には、
R7(5.1 kΩ)を除去することによりAS回路を不能
にできる。
【0043】冷却剤弁(CV)出力 回路についての以下の説明に関しては、Hが比較的高い
(15.6≦H≦28.6VAC)時はCV出力はオンであるこ
とが好ましく(24VACおよびRPからCVまで電流
を小さくする)、Hが比較的低い(≦0.25VAC)時は
CV出力はオフ(回路開放)であることが好ましい。H
はサーモスタットのO線へ通常接続されるから、サーモ
スタットが冷却モードにある時はHは常に高い。CV出
力端子への予測される負荷は24DCにおいて7.68Wで
ある。
【0044】Hラインがオン(通常は24VDC)の時
はCV出力はターンオンされる。トライアックTR7に
おける2つの抵抗により構成されている分圧器は、ゲー
トをターンオンして電流がHからトライアックのMT1
へ流れることを許す。その電流はトライアックを通って
TR1のゲートへ流れ込む。このゲート電流はTR1を
ターンオンして、CV出力がRPからの電流を小さくす
ることを許す。
【0045】Hラインがオフ(≦0.25VAC)である
と、トライアックTR7が阻止状態を維持するように、
無視できる電圧が、トライアックTR7のゲートへ加え
られる。これはゲート電流がTR1へ流れ込むことを阻
止して、TR1を阻止状態でオフに維持し、CV出力を
0VACに維持し、電流を吸収しなくする。
【0046】出力端子における0.001 μFのコンデンサ
と、トライアックの比較的高い(400V)降伏電圧が
静電気、雷、過渡現象から、および24VACへの短絡
から保護する。トライアックの入力端子と出力端子の間
のRC緩衝ネットワークは、誘導負荷からの転流dv/
dtがトライアックをオンに保持して、出力の制御を行
えなくすることを阻止するために必要である。
【0047】ファンオン/オフ(FO)、ファン速度
(FS)、補助加温(AH)、弁逆転(RV)出力 以下の回路説明に関して、マイクロプロセッサの制御出
力(P46、P45、P42、P44)が高い(≧4.2
VDC)時に、図6(a)〜6(d)に示されている出
力をオフ(開回路)にせねばならない。マイクロプロセ
ッサの出力が比較的低い(≦0.45VDC)と、出力はオ
ン(24VAC、およびRPまたはYPから負荷への電
流を小さくする)にすべきであり、Y1がオフ(≦0.25
VAC)の時はAH出力を不能にすべきである。それら
の出力における予測される負荷はたとえば、FO−4V
A流入、3.5VA阻止、FS−4VA流入、3.5V
A阻止、AH−40VA流入、11VA阻止、RV−3
8VA流入、12VA阻止である.マイクロプロセッサ
が出力ピンを比較的低くセットして、電流が+5VDC
から光トライアック・ドライバのLEDを通って流れる
ことを許す時に、図6(a)〜6(d)の回路はターン
オンされる。この電流は出力ダイアックをターンオンす
る。そうすると電流が出力トライアックのゲートへ流れ
込むことができるようにされる。このゲート電流はトラ
イアックをターンオンして、RPまたはYPからAH出
力への電流を小さくできるようにする。
【0048】オフ状態においては、マイクロプロセッサ
の出力は比較的高い。そうするとLEDがオフにされ、
それによりダイアックがターンオフされる。トライアッ
クへ流れ込むゲート電流が存在しないと、そのトライア
ックは阻止状態に保持されるから出力は電流を小さくせ
ず、電圧は0VACに維持される。
【0049】出力端子における0.001 μFのコンデンサ
と、トライアックの比較的高い(400V)降伏電圧が
静電気、雷、過渡現象から、および24VACへの短絡
から保護する。トライアックの入力端子と出力端子の間
のRC緩衝ネットワークは、誘導負荷からの転流dv/
dtがトライアックをオンに保持して、出力の制御を行
えなくすることを阻止するために必要である。
【0050】屋内ブロワ可能化(FE)出力 図7に示されている回路に関して、マイクロプロセッサ
の制御出力P47が比較的低い(≦0.45VDC)時に、
FE出力はオンでなければならない(24VAC、RP
から1500Ωの負荷抵抗への電流を小さくする)。W
ラインが比較的高い(15.6≦W≦28.6VAC)時にも出
力はオンでなければならない。
【0051】マイクロプロセッサによりFEが可能状態
にされ、Wがオンにされることを指令されない時は、W
入力回路をターンオンすべきでない(出力≦0.8 VD
C).W入力がターンオンされないように、トライアッ
クTR8を流れる電流プラスサーモスタット漏れ電流
(約100 μA)は0.25mAより小さくなければならない。
IDブロワ高速度選択および補助ヒーターの可能化を避
けるために、Wラインは0.25VACより少なくなければ
ならない。
【0052】P47が比較的高い(≧4.2 VAC)時は
FE出力はオフ(≦1.0 VAC)でなければならない。
外部から指令されなければWもオフ(≦0.25VAC)で
なければならない。
【0053】この回路は2つの機構のいずれかによりタ
ーンオンできる。第1の機構はマイクロプロセッサの出
力端子における低電圧であって、光トライアック・ドラ
イバをターンオンし、従って回路FO、FS、RV、A
Hと同様に出力トライアックをターンオンする。
【0054】Wにおける比較的高い電圧(公称24VD
C)により出力をターンオンすることもできる。それ
は、CV回路と同様に、TR8をターンオンし、従って
TR6をターンオンする。
【0055】FE出力をオフにするために、マイクロプ
ロセッサ出力は比較的高く(約5VDC)、Wラインは
オフ(≦0.25VAC)でなければならない。出力トライ
アックはTR8または光トライアック・ドライバにより
ターンオンされないから、出力トライアックは阻止状態
にある。
【0056】出力端子における0.001 μFのコンデンサ
と、トライアックの比較的高い(400V)降伏電圧が
静電気、雷、過渡現象から、および24VACへの短絡
から保護する。トライアックの入力端子と出力端子の間
のRC緩衝ネットワークは、誘導負荷からの転流dv/
dtがトライアックをオンに保持して、出力の制御を行
えなくすることを阻止するために必要である。
【0057】パワーアップ・リセット回路 図8に示されている回路を参照して、電力がマイクロプ
ロセッサへ供給された時はこの回路の出力(マイクロプ
ロセッサのRESET線)は比較的低く(≦0.8 VD
C)なければならず、最短で40ms後に比較的高い
(≧2.2 VDC)値へ切り換えねばならない。任意の時
刻に、マイクロプロセッサへ供給される+5VDC電圧
が4.4 VDCへ降下したとすると、リセット回路の出力
を低い値へ切り換えねばならず、電源電圧が4.5 VDC
より高くなってから40ms経過するまで低くなってい
なければならない。また、入力が比較的低くなった時に
RESETを比較的低く(≦2μsec )する論理信号入
力を供給せねばならない。RESETが低くなるため
に、その論理入力は比較的低いままでなければならない
(≧150nsの間)。論理入力が高い値へ戻った後では
RESETは比較的低いままでなければならない(≧4
0msの間) 。
【0058】本発明の1つの好適な実施例においては、
マイクロプロセッサは、パワーアップ・リセットされる
と、それのリセット線を、+5VDCがVDD端子に現
れた後短くとも40msの間低く保つ事を必要とする。
【0059】この時間が経過した後で、別のリセットを
求められなければRESET線を高く維持せねばならな
い。この回路のために、電源監視回路が用いられる。本
発明の1つの好適な実施例に従うこのチップは2つの検
出回路を有する。それらの検出回路のいずれかがリセッ
ト状態を変化させることができる。
【0060】第1の検出入力はSENSE入力であり、
2.5 VDCで切り替わる比較器である。SENSE入力
は分圧器を介して+5VDC線へ接続される。+5VD
C線が4.5 VDCの時に比較器がトリップする(2.5 V
DC)ように抵抗値が選択される。電力が制御器へ最初
に供給されると、+5VDC線が4.5 VDCへ上昇して
もRESET線は低く維持される。電圧が4.5 VDCに
達すると、比較器はトリップして内部タイマがスタート
する。このタイマの値は外部遅延コンデンサ(C72)
によりセットされる。このタイマが時間切れした後で、
RESET線は高くなり、マイクロプロセッサはそれの
プログラムを開始する。遅延コンデンサの容量は、40
msの遅延プラス、最悪の場合の許容誤差および温度定
格を考慮した50%の安全余裕を確保するために選択す
ることが好ましい。
【0061】第2の入力はRESET IN入力であ
る。この入力は見張りタイマ回路の出力端子へ結合され
る。見張り回路が常に低く低下する(≦0.8 VDC)と
すると、RESET線は引き下げられ、RESET
N入力が再び高く(≧2.0 VDC)なるまで低い値を保
つ。上記遅延はこの場合にも同様に動作する。
【0062】サーモスタット検査灯回路 次に図9に示されている回路について説明する。マイク
ロプロセッサのP52が低い(≦0.45VDC)時にこの
回路の出力をオン(サーモスタットからLEDを介して
電流を小さくする)にせねばならず、P52が高い(≧
4.4 VDC)時にはオフ(電流を小さくしない)にせね
ばならない。この回路は約2Hzの周波数で切り変える
ことができなければならない。
【0063】マイクロプロセッサの出力が低いと、光分
離器LEDがターンオンする。そうすると電流を出力ト
ランジスタに流すことができる。電流は、ダイオードお
よび820Ωの抵抗により半波整流された24VACか
らサーモスタット検査灯を流れて、その検査灯を点灯す
る。マイクロプロセッサの出力が高いと、光分離器LE
Dはターンオフされて、電流の流れは阻止され、検査灯
をオフ状態に保つ。
【0064】出力端子における0.001 μFのコンデンサ
と、光分離器の出力端子におけるダイオードが静電気、
雷、過渡現象から、および24VACへの短絡から保護
する。
【0065】見張りタイマ回路 以下に行う回路の説明に関して、図10に示すように、
この回路の入力端子はマイクロプロセッサの出力端子P
53である。このピン出力端子は、正常な運転中は回路
の出力(RSI−電源監視回路のRESET IN入
力)を比較的高く(≧2.0 VDC)維持する信号を供給
せねばならない。このピン出力端子が比較的低く(≦o.
8 VDC)なると、マイクロプロセッサはリセットされ
る。出力端子P53が高くされ、低くされ、または不正
確な周波数で充電されると、出力(RSI)は低くなっ
て、マイクロプロセッサをリセットせねばならない。
【0066】パワーアップされると、見張り回路の出力
(リセット・チップのRSI入力)が自動的に引き上げ
られて、マイクロプロセッサが見張り入力P53を実行
およびスタートできるようにする。リセットされないよ
うにするためには、演算増幅器の反転出力端子における
電圧を非反転入力端子における電圧より低くしなければ
ならない。P53からの有効なパルスがないと、反転入
力端子は1.8 MΩの抵抗を介して充電することを許され
る。それが非反転入力端子における電圧より高いレベル
まで充電されるとすると、見張り出力は低く切り換えら
れ、マイクロプロセッサをリセットさせる。本発明の1
つの好適な実施例に従って、見張り入力端子P53にお
けるマイクロプロセッサからのパルスは2Hzの方形波
で、反転端子における電圧を放電させるために十分長く
トランジスタをターンオンする。見張り入力端子P53
におけるパルスが速すぎる(または低く保たれる)とす
ると、トランジスタはターンオンせず、リセットは行わ
れない。パルスが遅すぎる(または高く保たれる)とす
ると、トランジスタは反転端子における電圧を放電させ
ず、リセットが行われる。
【0067】入力電圧モニタ回路 次に図11に示されている回路について説明する。この
回路の入力は分離トランスの一次側における24VAC
入力電圧である。マイクロプロセッサのP71(A/D
入力端子)へ接続されている出力端子はAC電圧の3つ
の値17VAC、18.5VACおよび20VACのお
のおのに対して下記の範囲内に入らねばならない。
【0068】<17 VAC:P71≦2.0VDC 17 VAC:2.0≦P71≦2.5VDC 18.5VAC:2.5≦P71≦3.0VDC 20VAC:3.0≦P71≦3.5VDC >20VAC:P71≧3.5VDC 24VDC信号をDC表現へ、分離トランスの一次側に
おいて得られた入力電圧を半波整流するためにダイオー
ドD15を用いる。+5VDC回路が10MΩ抵抗によ
り24VAC回路から分離される。抵抗、R75、が半
波電圧の小さいサンプルを取り、CRCネットワークが
この信号のリップルを濾波する。濾波されたDC電圧
は、上記要求に合致するために入力−出力変換を行う利
得プラスオフセット増幅器へ供給される。AC入力電圧
線における0.001 μFのコンデンサが静電気、雷、過渡
現象から保護する。
【0069】不揮発性メモリ(NVM) 次に図12を参照する。NVM回路は制御装置がデータ
をEEPROMへ書込めるようにせねばならず、かつチ
ップからデータを検索できるようにせねばならない。た
とえば、制御装置は10年寿命サイクルの間12時間ご
とにデータを書込むことができる。任意の時刻にSAを
介してデータをアクセスできねばならない。EEPRO
Mはそれが記憶しているデータを停電中または電圧低下
の間データを無期限に保持せねばならない。
【0070】制御装置はP34を高く(≧2.0 VDC)
へセットして、NVMチップをそれのCS入力にできる
ようにする。CSが比較的低い(≦0.8 VDC)と、チ
ップは待機モードにあり、非常に小さい電流(約100 μ
A )を必要とする。128×8メモリ構成を選択するた
めに、NVMチップのORGピンは接地される。制御装
置はCSを高くセットしてチップを動作モードに置き、
それから695Kbit/sのクロック信号をSK入力端子へ
送り出す。データおよびコマンドが制御装置からDI入
力端子へ直列に送られ、NVMからのデータがDO入力
端子を介して制御装置へ直列に送り返される。
【0071】+5VDC電源回路 次に+5VDC電源回路について説明する。この電源回
路へは、好ましくは17〜35VAC、公称24VA
C,のAC電圧が入力として供給され、出力として安定
化されたDC電圧、+5VDC±5%,を発生する。こ
の出力の最大負荷電流は225mAで、平均負荷電流は
125MAである。
【0072】過渡現象の発生を抑制するために、24V
AC入力端子はMOVにより橋絡される。そうすると、
AC電圧の高い側と低い側がLCライン・フィルタを通
る。そうすると濾波された24VACが分離降圧トラン
スの一次側へ入力される。このトランスの巻線比はほぼ
2:1であるから二次電圧は約12VACである。この
電圧はダイオード・ブリッジにより全波整流され、10
00μFのコンデンサにより平滑にされる。平滑にされ
て、安定化されていないDC電圧は+5VDC電圧安定
器へ供給される。この電圧安定器の出力はまた平滑にさ
れて制御装置へ供給される+5VDC電源電圧になる。
【0073】入力端子、MOV、インダクタ、および分
離トランスにおける0.001 μFのコンデンサの全てが静
電気、雷、過渡現象から、および24VACへの短絡か
ら保護する。
【0074】+16VDC電源回路 次に図14を参照して+16VDC電源回路について説
明する。この回路への入力は分離トランスの一次側にお
ける24VAC電圧(17〜30VACの範囲)であ
る。出力は約+16VACであって、最大負荷電流は6
0mA、平均負荷電流は35mAである。
【0075】この電源はそれの入力を24VAC一次側
から得る。このAC電圧はダイオードにより半波整流さ
れ、330μFのコンデンサにより平滑にされる。安定
化されていないこのDC電圧は電流制限抵抗を介してツ
ェナーダイオードへ供給される。このツェナーダイオー
ドのツェナー電圧は公称16VDC(±10%)であ
る。この電圧はトランジスタのベースをターンオンす
る。そのトランジスタはそれの電源電流を安定化されて
いないDC電圧から取り出す。このトランジスタのエミ
ッタ(ほぼ15.3VAC)は+16VDC電源の源であ
る。24VAC入力端子における0.001 μFのコンデン
サは静電気、雷、過渡現象から、および24VACへの
短絡から保護する。
【0076】通信インタフェース回路(RxD、Tx
D) 次に図15、図16を参照して通信インタフェース回路
について説明する。送信通信回路および受信通信回路が
ECSとSAの2種類の装置と通信する。どの装置へ送
信し、またはどの装置から受信するかを決定するために
装置選択が行われる。通信されるデータは4800ボー
の直列態様であることが好ましい。回路の立上がり時間
および立ち下がり時間(Tr 、Tf )は約≦60μsで
あり、時間高および時間低(Thigh、Tlow )は約≧1
37μsである。総ビット時間(Tbit )は約414〜
418μs(4800ボー)でなければならない。Tx
Dが比較的高い(≧2.2 VDC)と、送信回路はオフで
なければならない(装置へ流れ込む電流は≦7 mAであ
る)。TxDが比較的低い(≦0.8 VDC)と、この回
路はオンでなければならない(装置へ流れ込む電流は7
〜28mAである)。電流が受信回路へ流れ込まないと、
RxDは比較的高く(≧2.2 VDC)なければならず、
電流が流れ込むときは、RxDは比較的低く(≦0.8 V
DC)なければならない。制御装置は通信のための電流
源を構成すべきである。高速スイッチングを確実に行う
ために、それらの回路がオン状態である時の電流は≧17
mAでなければならない。
【0077】送信回路は入力が多重化されている2つの
同一の回路を備える。その多重化はゲートされた非反転
バッファにより行われる。この機能のために2つのマイ
クロプロセッサ出力端子、P40、P41、が用いられ
る。P41が比較的高い(≧4.2 VDC)とするとSA
が選択される。P41が高いとECSが選択される。ピ
ン電圧が比較的低い(≦o.8 VDC)とすると、装置の
選択が解除される。TxD(マイクロプロセッサからの
送信データ)が能動回路のバッファを通じて送られ、光
分離器の入力LEDを制御する。TxDが比較的低い
(≦0.8 VDC)とするとLEDはターンオンし、Tx
Dが比較的高い(≧2.2 VDC)とするとLEDはター
ンオフする。それらの光分離器の出力トランジスタは電
流を装置ECSとSAへ送る。この電流は+16VDC
電源から来る。各装置における入力は光分離器の抵抗お
よびLEDである。出力トランジスタを通って装置のL
EDへ流れ込む電流は17〜28mAであって、LED
は出力トランジスタをターンオンし、それは「0」と解
釈される。電流が≦7mAであると、信号は「1」と解
釈される。出力脚内の抵抗は電流をセットして最適スイ
ッチング特性を達成する。
【0078】受信回路は送信回路とは逆のように動作す
る。同じ多重化信号が存在する(P40、P41)。こ
の場合には、そちECSまたはSAはデータを制御装置
へ送っている。装置は光分離器のLEDをターンオンお
よびターンオフしてデータを送る。この光分離器の出力
トランジスタの出力端子が抵抗およびダイオードを介し
て制御装置の受信回路へ結合される。装置LEDがオン
であると、制御装置は電流を装置の出力トランジスタへ
供給する電源となることを許される。その電流は制御装
置の光分離器のLEDもターンオンして、RxDを低く
する。電流が流れないと、制御装置の光分離器はオフと
なって、RxDを比較的高く保つ。
【0079】入力端子/出力端子における0.001 μFの
コンデンサと、入力線/出力線において直列のダイオー
ドにより静電気、雷、過渡現象から、および24VAC
への短絡から保護する。
【0080】LL、OD、ID温度A/D入力回路 次に、図17を参照してLL、OD、ID温度A/D入
力回路について説明する。それらの回路の出力端子がマ
イクロプロセッサのA/D入力端子(P72、P73、
P74)へ接続される。検出された(たとえば、サーモ
スタットにより)温度が記憶装置電圧を発生し、その電
圧がソフトウエア内の表により温度へ変換されるよう
に、基準化する事が好ましい。
【0081】本発明で使用するたとえばフェンウォール
(Fenwall)サーミスタの抵抗値は25℃において10k
Ωであって、温度の変化する向きとは逆の向きに変化す
る。測定回路は分圧器を含み、精密抵抗が+5VDC
(Vref )まで引き上げられ、サーミスタの一方の端子
が接地される。2個の抵抗の接続点における電圧は、ル
ックアップ・テーブルから温度を計算するために用いら
れる読出される電圧である。センサが開回路されると、
電圧は+5VDCレールであり、センサが閉回路される
と、電圧はアース電位である。
【0082】入力端子における0.001 μFのコンデンサ
により静電気、雷、過渡現象から保護する。10kΩ入
力抵抗が24VAC短絡からマイクロプロセッサA/D
入力を保護し、+5VDC線および接地線へ接続されて
いるダイオードはA/D入力を安全動作範囲を外れてい
る任意の電圧から保護する。
【0083】屋内ブロワ速度(F)回路 次に、図18に示されている屋内ブロワ速度(F)回路
について説明する。マイクロプロセッサのP36が比較
的低い(≦0.8 VDC)と、この回路の出力はオン(+
16V電源から電流を流す)であることが好ましく、P
36が比較的高い(≧4.2 VDC)と、この回路の出力
はオフ(電流を流さない)であることが好ましい。この
回路は150Hzまでの周波数でスイッチでき、かつ1
500Ωの抵抗負荷を駆動できねばならない。
【0084】マイクロプロセッサの出力P36が比較的
高いと、光分離器のLEDがターンオフされる。そうす
るとダーリントン対の出力がオフ状態に維持され、屋内
ブロワ速度回路へ電流が流れ込むことを許さない。P3.
6 が比較的低いと、LEDがターンオンする。そうする
と+16VDC回路から電流がダーリントン対を通って
ブロワ速度回路へ流れ込むことができるようにする。
【0085】出力端子における0.001 μFのコンデンサ
により静電気、雷、過渡現象から保護する。直列ダイオ
ードおよび出力抵抗が光分離器を24VACへの短絡に
対して保護する。
【0086】除霜選択入力T1、T2、T3 次に、図19(a)〜19(d)を参照して除霜選択入
力について説明する。マイクロプロセッサの個別入力端
子P64、P65またはA/D入力端子P66のいずれ
かへ接続されている各除霜選択入力の出力は、選択ジャ
ンパJ6−1へ接続される時は比較的高く(≧2.2 VD
C)なければならず、接続されない時は比較的低く(≦
0.8 VDC)なければならない。
【0087】3つの除霜入力T1、T2、T3のうちか
らP1(除霜選択ピン)へジャンパにより1つが選択さ
れる。この入力は分圧器を介して+5VDCへ接続され
る。そうすると電圧が約4.54VDCにセットされる。P
1へ接続されない2つの入力は10kΩ抵抗を介して接
地される。
【0088】入力端子における0.001 μFのコンデンサ
により静電気、雷、過渡現象から保護する。100kΩ
入力抵抗が24VAC短絡からマイクロプロセッサ入力
を保護し、+5VDC線および接地線へ接続されている
ダイオードが入力を安全動作範囲を外れている任意の電
圧から保護する。
【0089】GHPCおよびシステムLED 次に、図20を参照してGHPCおよびシステムLED
について説明する。GHPC LEDは、システム・パ
ワーアップまたはP150(マイクロプロセッサの出力
ピン)が比較的低い(≦0.45VDC)とターンオンさせ
られ、P50が比較的高い(≧4.2 VDC)とターンオ
フされる。
【0090】SYSTEM LEDは、P51が比較的
低い(≦0.45VDC)とターンオンすべきであり、P5
1が比較的高い(≧4.2 VDC)とターンオフすべきで
ある。
【0091】P51が比較的低いと、+5VDCからの
電流がSYSTEM LEDを流れる事ができるように
されてそれをターンオンする。直列抵抗R81がLED
を通ってマイクロプロセッサ出力ピンへ流れこむ電流を
制限する。
【0092】GHPC LEDは異なって動作する。電
力が供給されると、P50は高いインピーダンス状態に
置かれる。そうするとトランジスタQ1はオフにされ
る。これは+5VDCからの全ての電流がGHPS L
EDを通ってそれをターンオンすることを指令する。ソ
フトウエアがブートされ、P50が出力ポートとして正
しく構成されると、制御装置はLEDの状態を制御でき
る。P50が比較的低いとすると、トランジスタはオフ
状態を保ち、LEDはオン状態のままである。P50が
比較的高くなると、トランジスタはターンオンする。+
5VDCからの電流はLEDからトランジスタへ再び向
けられ、LEDはターンオフする。
【0093】LA(低圧カットアウト)センス 次に、図21を参照する。この図の回路の出力端子はマ
イクロプロセッサのP25へ接続され、正常な運転中
(低圧カットアウト・スイッチが閉じられている)は比
較的低い(≦0.8 VDC)ことが好ましく、障害状態中
(スイッチ開放)中は比較的高い(≧4.2 VDC)こと
が好ましい。
【0094】この回路は、LPCOスイッチ接点が閉じ
られた時に、それらの接点を流れる少なくとも25mA
を駆動して、電流増大からの衝突およびスイッチの信頼
性に影響を及ぼすことを阻止せねばならない。
【0095】LA回路は基本的には分圧器であって、+
5VDCへ接続される128Ωの抵抗と、接地される2
0Ωの抵抗とを備える。低圧カットアウト・スイッチが
それら2つの抵抗を接続し、または切り離す。スイッチ
が閉じられると、−25mAの電流が接点を通って流れ
る。マイクロプロセッサの入力端子P52が182Ω抵
抗へ接続される。スイッチが閉じられると(正常状
態)、P52における電圧は比較的低い(ほぼ0.45VD
C)。スイッチが開くと(障害状態中)電圧は+5VD
Cへ引き上げられる。
【0096】入力端子における0.001 μFのコンデンサ
により静電気、雷、過渡現象から保護する。10kΩ入
力抵抗が24VAC短絡からマイクロプロセッサ入力を
保護し、+5VDC線および接地線へ接続されているダ
イオードが入力を安全動作範囲を外れている任意の電圧
から保護する。
【0097】ソフトウエア設計の全体的な説明 本発明の制御装置は可変容量制御で動作することが好ま
しい。本発明の1つの好適な実施例に従って、制御装置
は、たとえば、サーモスタット出力信号に応答して可変
容量加温/冷却を行いながら、ガスヒートポンプ装置の
高効率性能のための特定のアルゴリズムを実行する。プ
ログラムされたアルゴリズムは、住宅その他の住居施設
のような空調される空間により課される負荷に応じて、
たとえば、ガスヒートポンプからの要求された加温/冷
却容量要求を表す、サーモスタットからの出力信号を基
にして多段レベルすなわち多性能レベルを提供する事が
好ましい。本発明の好適な一実施例では、制御装置は3
つの段階で動作する。第1の段階と第3の段階はそれぞ
れ最小容量および最大容量に対するオン要求およびオフ
要求を表す。第2の段階は、最小容量と最大容量の間で
0%から100%までの可変容量を提供する。
【0098】本発明の制御装置のアルゴリズムは、たと
えば、動的な負荷条件と静的な負荷条件に適合させなが
ら、ガスヒートポンプの効率的な全体性能を得るため
に、圧縮機変換器速度と、屋内ブロワ速度と、屋外ファ
ン速度とのために適切な制御を決定する。本発明の制御
装置は、正常な運転条件、および屋外温度に関連する極
端な運転条件に対して正しい制御を適切に行って、少な
くとも−23℃(−10°F)まで有用な可変等量制御
を行うことができる。
【0099】NEC μPD78214 のような市販されてい
るマイクロ制御器は適当なプログラミング言語と、コン
パイラ利用可能性および適当なハードウェア性能を有す
る。たとえば、NEC μPD78214 は、図22に示すよ
うに、単一のICに下記の機能を含む。8ビットAL
U、4組の汎用レジスタ、512バイトのRAM、16
kバイトのEPROM、8チャンネル−8ビットA/D
変換器,4相ステッピングモータ制御性能、パルス幅変
調された(PWM)出力性能、非同期および同期直列通
信ポート、入力/出力のための5×8ビット・ポート、
およびタイマ/カウンタ装置(2×8ビット、1×16
ビット)。
【0100】サーモスタットはプロトタイプの3段加温
/2段冷却サーモスタットであって、加温および冷却に
可変速度第2段階を有する。それは、エンジン・スロッ
トル制御により行われるガスヒートポンプの可変容量特
性を実行するために設計される。制御装置に関しては、
サーモスタットは5つの入力信号と1つの出力信号を提
供する。
【0101】屋内ブロワ(ECM) 圧縮機と空調される空間との間の可変容量加温/冷却交
換が、屋内ブロワのための電子的に転流させられる任意
の適当なモータ(ECM)により行われる。ほとんどの
正常な運転条件に対して、屋内ブロワ速度が制御装置に
より圧縮機容量に比例するように制御される。圧縮機容
量はエンジンのRPMに比例させることができる。制御
装置に関しては、表2に示すように、ECMモータは2
つの個別出力と、1つの可変制御出力とを有する。
【0102】高速制御信号はガスヒートポンプは結線ハ
ーネスを介してサーモスタット段3信号へ直結されて、
ガスヒートポンプ装置の緊急加温運転モードを提供す
る。この場合は制御装置へは接続されない。このように
接続することにより補助ヒータと屋内ブロワをサーモス
タット段3出力信号で直接作動させる。この制御装置は
このモードに対して制御動作を行わない。緊急加温は、
エンジンが故障した場合と制御装置の故障の少なくとも
一方の場合に、サーモスタット・サブベースで手動選択
される。このバックアップ運転モードにより、暖房季節
または暖房期間中は、住宅のような負荷へ熱が供給され
る。
【0103】エンジン制御装置(ECS) ECSはエンジン制御機能とエンジンモニタ機能を直接
行う。ECSは非同期直列通信インタフェースを介して
制御装置とインタフェースする。その直列通信インタフ
ェースはサービス分析器で多重化することが好ましい。
【0104】使用されるキャラクタ・フォーマットは4
800ボー、8ビット、ASCII,1ストップ・ビッ
ト、パリティ無しである。
【0105】制御装置からのコマンドとECSからのデ
ータは、ISO7レベル・プロトコル・モデルのレベル
2(データ・リンク)およびレベル3(ネットワーク)
を実行するカスタム通信プロトコルにより交換される。
制御装置はマスタ装置であって、各メッセージ交換を開
始する。ECSはスレーブ装置であって、制御装置から
のコマンド・メッセージに応答する。それはメッセージ
交換を開始しない。
【0106】エンジン・オン(E1)信号は制御装置に
より発生されない。それはサーモスタットからの段階1
であって、プリント回路盤トレースを介してECSへ送
られる。ECS多重化選択信号は制御装置の内部でのみ
使用されて、どのコネクタ・ピンにも現れない。
【0107】サービス分析器 サービス分析器は全てのデータ/状態表示コマンドおよ
び手動モード・コマンドに対してユーザー・インタフェ
ースを提供する。サービス分析器は非同期直列通信イン
タフェースを介して制御装置とインタフェースする。そ
の直列通信インタフェースはECSで多重化することが
好ましい。
【0108】使用されるキャラクタ・フォーマットは4
800ボー、8ビット、ASCII,1ストップ・ビッ
ト、パリティ無しである。
【0109】サービス分析器からのコマンドと制御装置
からのデータは、ISO7レベル・プロトコル・モデル
のレベル2(データ・リンク)およびレベル3(ネット
ワーク)を実行するカスタム通信プロトコルにより交換
される。サービス分析器は各メッセージ交換を開始す
る。制御装置はサービス分析器からのデータ要求メッセ
ージおよび手動モード・コード・メッセージに応答し
て、求められたデータ/状態情報を送り、または手動・
モード・コマンドのために適切な制御を行う。
【0110】サービス分析器段階1および加温/冷却信
号は、入力信号が回路を調整する前に、制御装置のプリ
ント配線盤の上でサーモスタット信号と「ワイヤ・オ
ア」することが好ましい。したがって、制御装置はそれ
らの信号の発生源を区別できない。これは手動モード・
コマンドを用いる時に特殊な手順を必要とする。SA多
重化選択信号は制御装置の内部でのみ使用され、どのコ
ネクタ・ピンにも現れない。
【0111】ソフトウエアの概観 制御装置はガスヒートポンプ装置の多重ループ制御を行
う。種々の制御ループは開ループまたは閉ループとする
ことができ、単独で制御することもできれば、比例制
御、積分制御または作動制御に組合わせて制御できる。
各制御ループ、制御インタフェース、および関連するソ
フトウエアが、参考のために表5に示すように識別およ
び分類されている。
【0112】制御装置ソフトウエアは、モジュール・ソ
フトウエア分割のやり方を使用することにより、適切な
要求を満たすために設計される。それを各出力のための
制御コード独特のソフトウエア・モジュールに集める。
制御装置により実行される適切な制御動作は、図23に
示すように、事象によって駆動される状態マシンを基に
して決定される。各状態において、制御の型および制御
パラメータを変更して制御装置の適切な動作を行う。図
23において、全ての可能な制御状態が識別され、別の
状態に対する移行基準が要約される。
【0113】本発明の制御装置は、制御の現在の状態
と、実時間制御入力変数値とを基にして、個別/多重可
変制御ループ処理を行う。この制御処理は状態に応じて
変わることがあるから、各出力のための制御の型を状態
および対応する入力変数により変更して、少なくとも1
つの出力信号を確実に制御する。
【0114】本発明の制御装置はガスヒートポンプの実
時間制御を行い、時間に関係する入力と、事象に関係す
る入力と、環境に関係する入力とに応答して現在の動作
状態および適切な制御型と制御パラメータを決定する。
制御装置に関連して、「実時間」は、ほとんどの制御ル
ープ処理のための約1秒を提供するものとして定義され
る。本発明の文脈内では、1〜10分または1〜10マ
イクロ秒ではなくて、約1〜10秒で測定する事が好ま
しい事が明らかである。しかし、実時間は、本発明で得
られる好ましい結果から離れることなしに、マイクロ
秒、たとえば、1〜10マイクロ秒の範囲内のものでさ
え、実際に測定できる。「実時間」の定義に広く含まれ
るものは、人間により「直ちに」として知覚される応答
時間である。最後に、実時間制御を行うことができるよ
うにするために、内部オーバヘッド処理(たとえば、見
張り更新、自己試験、スケジューラー等)は適時に終了
すべきである。図24は希望のレベルの実時間性能を達
成するためのソフトウエア分割設計を示す。
【0115】実時間制御を行うために、制御装置は適切
なガスヒートポンプ制御のために必要な機構を実現する
ために、非制御に関連する(たとえば、オーバヘッド)
処理を行う。非制御に関連する処理は、タスク・スケジ
ューラー、ECSとの通信、サービス分析器(SA)と
の通信、自己試験ルーチン、不揮発性メモリ(NVM)
アクセス、パネル上LED表示、を含む。
【0116】タスク・スケジューラーは制御装置が好適
な制御ループを処理するために種々のソフトウエア・モ
ジュールを適時に管理することにより、実時間処理のた
めの基本的な機構を提供する。本発明の1つの好適な実
施例にしたがって、10msまたはそれより長い予測可
能な時間間隔で実行できる、制御に関連し、または関連
しない任意の処理をタスク・スケジューラーにより取り
扱う。スケジュールされるタスクは図25に示すよう
に、ほとんどの制御ループ処理、事故試験ルーチン、ボ
ード上LED表示、およびNVMアクセスを含む。
【0117】不規則な時間間隔または10ms以下の時
間間隔で処理するために、内部タイマおよびマイク制御
器の割り込み構造が用いられる。不規則な時間間隔の要
求の例は、ECS通信、サービス分析器データ要求およ
び手動モード・コマンド、およびサーモスタット段階2
信号を含む。本発明の1つの好適な実施例にしたがっ
て、10ms以下の応答時間を要する処理は、ECSお
よびサービス分析器との通信と、実時間クロック(1m
s間隔)の発生を含む。
【0118】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御ループ処理(および制御に関連しない任意の制御装置
機能)はソフトウエア・モジュールまたはタスクにより
実行される。モジュールは特定の制御(または非制御に
関連する制御器)機能を実行するためのソフトウエア命
令を含む。各制御出力信号は制御器により、現在の状
態、およびその出力信号のための対応する制御ループの
処理を基にして決定される。
【0119】図23は有効な制御器状態(0〜15まで
の番号がつけられている)を示し、1つの状態から別の
状態へ移行するために満たさなければならない基準を要
約するものである。状態マシンの処理および移行基準は
Executive により実行される、図24、図25参照。現
在の制御装置状態および実時間環境を基にして、次に実
行すべき状態をExecutive は決定する。
【0120】本発明の1つの好適な実施例に従って、Ex
ecutive は、別の状態へ移行するかどうかを決定する前
に全ての制御入力の実行を毎秒実行する、スケジュール
されたタスクである。Executive は現在の状態を基にし
て適切な制御タスクもスケジュールする。その結果、ス
ケジュールされたタスクはExecutive の後で、適切な順
序の制御作動およびタイミングで、実行する。
【0121】本発明の1つの好適な実施例に従って、ス
ケジューラおよびExecutive に加えて、制御ループ処理
に直接寄与しない別のオーバヘッド処理が実行される。
オーバヘッド機能は、実時間クロック、見張りタイマ、
障害検出、通信多重化、およびNVMアクセスを含む。
【0122】本発明の1つの好適な実施例に従って、実
時間クロックは、タスク・タイマ値を決定するためにス
ケジューラにより用いられる基本的な時間基準を提供す
る。実時間クロックは、マイクロ制御器内部のタイマを
基にしてミリ秒づつ増加させられる。スケジュールされ
た全てのタスクの確度はこの実時間クロックに依存す
る。それには割り込み構造における高い優先度が割り当
てられる。
【0123】本発明の1つの好適な実施例に従って、本
発明のハードウェアにおいて、ある条件が満たされた場
合にマイクロ制御器をリセットさせる見張りタイマ回路
が実現される。とくに、見張りタイマ回路は、制御装置
ソフトウエアの有効な動作を指示するために、交番する
(論理0と1)入力信号を250ms間隔で受けねばな
らない。この信号はスケジュールされたタスクにより発
生される。このようにして、250msが経過した後で
見張りタイマ・ソフトウエアに実行させることにスケジ
ューラが失敗したとすると、ハードウェア回路はマイク
ロ制御器にスケジューラのリセットおよび再スタートを
行わせる。この機構は、たとえば、下記のソフトウエア
障害条件を検出する。すなわち、マイクロ制御器が「不
能(hung)になって」どのような命令も実行できな
い場合、制御装置クロック(たとえば、11.0592 MHz
の水晶)が故障した(すなわち、ソフトウエア命令が実
行されない)場合、およびソフトウエア・モジュール
(スケジュールされたタスクまたは割り込みサービス・
ルーチン)が「ループして」スケジューラが実行するこ
とを250ms阻止した場合、がそれである。
【0124】その他のガスヒートポンプ障害条件(制御
装置内部の)が、毎秒実行するタスクを介してモニタさ
れる。検出された障害はExecutive により用いられて状
態移行を決定する、図23参照。システム障害コードお
よび制御装置障害を指示するために2個のオンボードL
EDが用いられる。サービス優先度コードを指示して、
どのような操作またはサービス要求が行われているかを
ユーザーすなわち住宅所有者へ指示するために、サーモ
スタット検査灯が用いられる。
【0125】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御装置はエンジン制御装置(ECS)とサービス分析器
(SA)の2つの装置とのデジタル直列データ通信をサ
ポートする。
【0126】本発明の1つの好適な実施例に従って、マ
イクロ制御器はただ1つのユニバーサル非同期受信器−
送信器(UART)を有するから、制御装置回路はソフ
トウエア制御の下に2つのデータチャネルを多重化す
る。本発明の別の好適な実施例においては、ガスヒート
ポンプ装置が機能するためにはECSはガスヒートポン
プ装置の一体部分でなければならない。故障原因発見、
障害分離、および検査のためにSAはサービス係員によ
り一時的に接続されるだけである。したがって、ECS
は高い優先度を持つ通信チャネルと考えられ、それを毎
秒利用できるように制御装置は努める。制御装置はEC
Sとのメッセージ交換を毎秒3回行うことを試みる。交
換が成功した後で、または3回のメッセージ交換が成功
しなかった後で、制御装置ソフトウエアは多重化回路に
SAデータチャネルを接続させて、生きている接続を検
査する。(ECS通信の後の)1秒間隔の残りに対して
は、もし接続されるならば、制御装置はデータおよびコ
マンド・メッセージをSAと交換する。次の1秒時間間
隔においては、制御装置は多重化回路にECSデータチ
ャネルを接続させ、1秒プロセスを繰り返す。
【0127】本発明の1つの好適な実施例に従って、マ
イクロ制御器における第2の同期直列通信ポートが、サ
ービス分析器で検査するために、システムの運転の概要
および障害情報を含む不揮発性メモリ(NVM)とのイ
ンタフェースを行う。NVMデータ記録はシステム運転
概要報告と、制御装置により検出された最近の障害の発
生順序による記録のために用いられる。NVMへのアク
セスは、制御装置による障害状態の検出に応答して、ま
たはサービス分析器データ要求に応答して行われる。N
VMは電力が供給されていない期間中にあるデータを保
持することにより、マイクロ制御器を拡張するために用
いられる。
【0128】パッケージの概要 本発明の制御装置が曝される比較的高い周囲空気温度で
は、比較的長い有効寿命を確保するために、部品動作温
度を設計温度以内に維持する必要がある。本発明の制御
装置は、電子部品を、熱を放散させるために同時に熱的
に接地され、かつ電気的干渉を避けるために電気的に分
離させる、特定の熱パッケージング設計を用いる。本発
明のこの特定の好適な実施例に従って、プリント回路盤
の配置、制御装置金属ベース設計、および特定の熱伝導
材料が設計に組み込まれる。
【0129】製造コストを低減するために、本発明のほ
とんどの電子部品の温度定格は+85°Cまでである。
部品は+5°Cの周囲温度に曝されるから、温度差安全
係数はたった+20°Cである。したがって、本発明の
マイクロプロセッサは放熱する必要があり、ガスヒート
ポンプのシャーシーへ電気的に結合できない電子部品を
有することが好ましい。また、回路に対する要求を満た
すために、出力トライアックおよび入力回路/出力回路
の入力抵抗および出力抵抗のあるものは比較的多量の熱
を放散する必要がある。出力トライアック、+5°CV
DC電圧調整器、入力抵抗および出力抵抗、分離/降圧
トランスおよびマイクロプロセッサは、本発明の1つの
好適な実施例においては、熱伝導効率に注意することを
全て必要とする。
【0130】放熱のために、ガスヒートポンプ装置へ連
結されているアルミニウム基板へ制御装置ボードを固定
する事が好ましい。放熱を最大にするために、基板へ直
接結合されているアルミニウム棒へ電気的に分離されて
いる出力トライアックを固定する事が好ましい。
【0131】基板から電気的に分離すべきである+5°
CVDC電圧調整器を、別々のアルミニウム棒へ固定
し、それから基板へ固定するが、プラスチックその他の
非熱伝導性ショルダー・ワッシャーにより分離したまま
にすることが好ましい。入力抵抗と出力抵抗は特殊な熱
伝導フォームパッドで基板へ結合することが好ましい。
分離/降圧トランスは特殊な熱伝導フォームパッドで基
板へ結合し、捩子その他の適当な固定具を結合に使用す
ることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの好適な実施例に従う、ガスヒー
トポンプ装置の種々の部品の間の関係および機能を示す
流れ図の略図である。
【図2】本発明の1つの好適な実施例に従う、制御装置
の前面パネルの略図である。
【図3】本発明の1つの好適な実施例に従う、サーモス
タット入力回路の回路図である。
【図4】本発明の別の好適な実施例に従う、サーモスタ
ット入力回路の種々の回路図である。
【図5】本発明の1つの好適な実施例に従う、冷却弁出
力を分離する回路の回路図である。
【図6】本発明の種々の好適な実施例に従う、出力回路
の回路図である。
【図7】本発明の1つの好適な実施例に従う、屋内ブロ
ワ可能化出力回路の回路図である。
【図8】本発明の1つの好適な実施例に従う、パワーア
ップリセット回路の回路図である。
【図9】本発明の1つの好適な実施例に従うサーモスタ
ット検査灯出力回路の回路図である。
【図10】本発明の1つの好適な実施例に従う、タイマ
回路の回路図である。
【図11】本発明の1つの好適な実施例に従う、入力電
圧モニタ回路の回路図である。
【図12】本発明の1つの好適な実施例に従う、不揮発
性メモリのブロック図である。
【図13】本発明の1つの好適な実施例に従う、直流電
圧電源回路の回路図である。
【図14】本発明の別の好適な実施例に従う、直流電圧
電源回路の回路図である。
【図15】本発明の1つの好適な実施例に従う、通信イ
ンタフェース回路の回路図である。
【図16】本発明の別の好適な実施例に従う、通信イン
タフェース回路の回路図である。
【図17】本発明の1つ別の好適な実施例に従う、主の
温度センササブ回路の回路図である。
【図18】本発明の1つの好適な実施例に従う、屋内ブ
ロワ速度出力回路の回路図である。
【図19】本発明の1つの好適な実施例に従う、除霜時
刻選択入力回路の回路図である。
【図20】本発明の1つの好適な実施例に従う、GHP
C回路およびLED駆動回路の回路図である。
【図21】本発明の1つの好適な実施例に従う、低圧出
力センサ入力回路の回路図である。
【図22】本発明の1つの好適な実施例に従う、マイク
ロプロセッサの種々の入力および出力を示すブロック図
である。
【図23】本発明の1つの好適な実施例に従う、ガスヒ
ートポンプ装置を制御するための種々の運転状態のシー
ケンスを示す流れ図の線図である。
【図24】本発明の1つの好適な実施例に従う、種々の
サブ回路および種々の機能の間の制御およびデータの流
れのための論理を示す流れ図の線図である。
【図25】本発明の1つの好適な実施例に従う、あるソ
フトウエア・コンポーネントの間の制御の流れを示す全
体的なブロック図である。
【図26】本発明の1つの好適な実施例に従う、種々の
サブ回路の略図の全体的な配置を示す。
【図27】本発明の1つの好適な実施例に従う、マイク
ロプロセッサおよび関連するサブ回路の回路図である。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 可変速度圧縮機を有するガスヒート
ポンプ装置における制御装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、進歩した多段可変容量
ガスエンジン駆動ヒートポンプ装置の自動システム制御
を行う、マイクロプロセッサを基にした、ソフトウエア
組み込み単一ボード制御装置に関するものである。本発
明の制御装置は診断機能、サービス機能および情報機能
を行う。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、好ま
しくはガスヒートポンプを制御するために実時間制御機
能、診断機能、サービス機能、および情報機能を持つ制
御装置を得ることである。
【0003】本発明の別の目的は、装置、とくにガスヒ
ートポンプ装置をエネルギー効率およびコスト効率を高
くするようにして制御するために、弁、ファン、および
補助ヒータのようなハードウェアをシーケンスする制御
装置を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的および
その他の目的は、進歩した多段、可変容量ガスヒートポ
ンプ装置の自動システム制御を行う制御装置により達成
される。本発明の制御装置によりユーザーにとって快適
で、エネルギーを節約でき、装置を確実に制御でき、ガ
スヒートポンプに特に適当である診断機能、サービス機
能および情報機能も提供するものである。
【0005】本発明の1つの好適な実施例に従って、こ
の制御装置はガスヒートポンプ装置の弁、ファンおよび
補助ヒータの時間シーケンシングを行う。この制御装置
はオン、オフ、および速度指令のためにエンジンの監視
制御も行う。この制御装置はガスヒートポンプ装置の運
転中の空気温度および液体温度、および通信安全スイッ
チの状態を検出できる。本発明の1つの好適な実施例に
従って、この制御装置は時間、1つまたは複数の温度お
よびその他の変数パラメータの関数としての「効果的
な」除霜制御を含む。「効果的な」除霜制御は構成可能
な時間−除霜設定を含むこともできる。この制御装置は
エンジン制御器およびサービス分析器との直列通信も含
むことができる。
【0006】本発明の種々の好適な実施例に従って、制
御装置の診断機能は、LED指示による自己試験と、障
害条件の識別と、障害および要求されるサービスの指示
と、障害その他の関連するシステム状態パラメータの記
録とを含む。診断機能は、サービス係員が使用する障害
コードと、家屋所有者のような制御装置のオペーレータ
が使用するためのサービス優先権と、サービス分析器が
アクセスするための記録されたデータとを含むことがで
きる。
【0007】本発明の別の種々の実施例に従って、制御
装置の情報機能は、システムとエンジンの少なくとも一
方のための履歴データと、障害履歴と、システム、エン
ジン、センサおよびアクチュエータの運転状態と、不揮
発性メモリ(NVM)で見出だされる情報とを含むこと
ができる。制御装置の情報機能はサービス分析器と製造
者サービスの少なくとも一方による情報のアクセスを含
むことができる。この制御装置は屋内ユニット変圧器か
ら電力を供給することが好ましい。したがって、消去可
能で、プログラム可能な読出し専用メモリ(ROM)お
よびNVMは、制御装置への電力供給が断たれてもプロ
グラムおよび情報を保持するから、電池によるバックア
ップは絶対に必要というものではない。
【0008】第2の制御器、および本発明の制御装置と
インタフェースするインタフェース装置は、室内サーモ
スタットと、屋内ブロワモータ速度制御器と、補助ヒー
タ制御器と、エンジン制御器(ECS)と、サービス分
析器(SA)とを含むことが好ましい。室内サーモスタ
ットと、屋内ブロワモータ速度制御器と、補助ヒータ制
御器と、ガスヒートポンプ制御器との間でサーモスタッ
ト論理が通信させられる。ガスヒートポンプ制御装置は
制御信号を屋内ブロワモータ速度制御器へ送る。ガスヒ
ートポンプ制御装置は制御信号をエンジン制御器へ送
り、状態情報およびデータをエンジン制御器から受け
る。ガスヒートポンプ制御装置はシステム全体を制御す
るためにガスヒートポンプの部品と通信する。
【0009】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御装置はガスエンジンにより駆動されるヒートポンプの
運転を制御するために使用することが好ましく、住宅に
設置するのにとくに適する、マイクロプロセッサを基に
した単一ボード制御装置である。この制御装置は、エン
ジンを直接制御しないエンジン監視制御機能、ガスヒー
トポンプ制御機能、除霜および補助加温制御機能、シス
テム障害検出機能、システム障害ロックアウト及びリセ
ット機能、システム情報および障害診断表示機能、直列
通信およびオンボード機能、現場サービス試験および手
動モード機能のような機能を行う。
【0010】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御装置はガスヒートポンプに装置される安全でない、ク
ラス2の、低電圧制御器として構成される。この明細書
全体にわたって説明するように、制御装置をガスヒート
ポンプについて説明する。しかし、本発明の制御装置を
圧縮機の速度を制御する他の任意の適当な装置のよう
な、他の装置により駆動されるヒートポンプを、ガスエ
ンジンにより駆動されるヒートポンプの制御に類似する
やり方で制御するために使用できることが明らかであ
る。この明細書は本発明の1つの好適な実施例に主とし
て的を絞っているものであって、ガスヒートポンプを制
御するために制御装置が用いられるが、本発明の制御装
置を別の装置を制御するために使用できることも明らか
である。
【0011】本発明の1つの好適な実施例に従って、ガ
スヒートポンプ装置は可変速度圧縮機を有する。ガスヒ
ートポンプ装置を制御するためにマイクロプロセッサを
有する制御装置が用いられる。この制御装置は、1つま
たは複数のサーモスタット出力信号、および種々の部品
およびガスヒートポンプ装置全体にわたる位置からの1
つまたは複数のセンサ入力信号に応答する。少なくとも
1つのサーモスタット出力信号を基にして、可変容量制
御手段は、ガスヒートポンプ装置の性能パラメータを実
時間で計算する。それらの性能パラメータは、応用可能
な制御アルゴリズムと、ソフトウエア可変値等の計算に
対応する出力信号を含むことができる。
【0012】本発明の1つの好適な実施例においては、
可変容量制御器手段は、種々のセンサ入力信号を基にし
て各サーモスタット出力信号に応答する。それらのセン
サ入力信号は、たとえば、屋外空気温度と、液体管温度
と、屋内空気放出温度とに対応することがある。
【0013】この制御装置は、連続する除霜サイクルの
間の最長ヒートポンプ運転時間と、ガスヒートポンプ装
置の加温モード中の各除霜サイクルの最短ヒートポンプ
運転時間とを、検出した時間と、制御入力を除霜するた
めの検出した時間と、温度と、前記可変容量制御手段に
より計算された可変容量運転条件との関数として計算す
る除霜制御手段を備えることも好ましい。本発明の1つ
の好適な実施例においては、除霜制御手段は検出された
圧縮機速度と、屋外空気温度と、ガスヒートポンプ装置
の放出される加温容量とを時間に関して積分して、最長
ガスヒートポンプ運転時間を決定する。
【0014】この明細書および請求の範囲において使用
する「連続する除霜サイクルの間の最長ヒートポンプ運
転時間」という句は、ガスヒートポンプ装置の除霜運転
の間の時間を指し、「各除霜サイクルの最短ヒートポン
プ運転時間」という句は除霜運転の実際の時間に関連す
るものである。本発明の1つの好適な実施例に従って、
ガスヒートポンプ装置の全体の効率を最適にするため
に、各除霜運転のガスヒートポンプ運転時間を最短にし
ながら、連続する除霜サイクルの間のヒートポンプ運転
時間を最長にするためのアルゴリズムが用いられる。本
発明の制御装置は、除霜運転のために必要な時間を計算
し、ガスヒートポンプ装置の加温モードにおいてはシス
テム効率を最高にする、1つまたは複数のアルゴリズム
でプログラムされるマイクロプロセッサを含む。それら
のアルゴリズムは、検出した時間と、検出した温度と、
除霜時間選択入力と、可変容量運転条件のような変数の
うちの1つまたは複数を用いる。温度はガスヒートポン
プ装置の液体管温度と、屋外空気温度との少なくとも一
方に対応する。
【0015】好適なアルゴリズムは、予め設定されてい
るしきい値に到達するまで、エンジンが運転している間
に一定の間隔で屋外空気温度と、エンジン速度と、除霜
選択入力との関数を積分する。除霜時間選択入力により
制御カーブを気候その他の適切な運転条件に適合させる
ために、その制御カーブを時間軸に沿って移動できる。
関数しきい値に達して除霜運転を開始した時に、一定の
間隔で液体管温度が所定のしきい値以下であるとする
と、除霜運転を開始できる。
【0016】本発明の別の好適な実施例においては、制
御装置は交流入力電圧信号を対応する直流電圧信号へ変
換するための入力電圧モニタ制御手段も含む。その入力
電圧モニタ制御手段は直流電圧信号を利得プラス・オフ
セット増幅器のような演算増幅器へも供給する。入力電
圧モニタ制御手段は、交流入力電圧信号を半波整流する
ためのダイオードを有する入力電圧モニタ回路を含むこ
とが好ましいが、当業者であれば理解されるように、別
の手段を使用することもできる。
【0017】本発明の別の好適な実施例に従って、制御
装置はガスヒートポンプ装置の現在の運転状態を決定す
るための、マイクロプロセッサのような計算手段も備え
る。現在の運転状態の検出された値を基にして、計算手
段は連続運転状態のために必要な条件を、センサ入力値
と、制御出力値と、ガスヒートポンプ装置を現在の運転
状態から連続運転状態へ移行させるための内部ソフトウ
エア変数値との少なくとも1つの関数として計算する。
本発明の1つの好適な実施例においては、計算手段は、
出力信号の被制御シーケンスを決定する少なくとも1つ
のプログラムされたアルゴリズムを含む。その被制御シ
ーケンスの結果としてガスヒートポンプ装置の全体の運
転効率が最高になる。「希望の」運転効率はガスヒート
ポンプ装置の最高効率を表すことが好ましい。連続運転
状態のために必要な条件は、計算手段により、センサに
駆動装置と、制御出力値と、内部ソフトウエア変数値と
の少なくとも1つの関数として計算される。
【0018】本発明の更に別の好適な実施例において
は、制御装置は、エンジンが待機モードにある間にシー
ケンスされた入力信号の関数として、ガスヒートポンプ
装置の1つまたは複数のアクチュエータの正しい運転を
確認するための手動モード制御手段も備える。この手動
モード制御手段は各アクチュエータを制御するための出
力信号を計算および発生するから、所定の運転パーソナ
ル・コンピュータを基にしてガスヒートポンプ装置を効
率的に運転制御することができる。手動モード制御手段
は、エンジンが待機モードにある間に各アクチュエータ
が個々に制御されるような第1の制御レベルで動作する
ことが好ましい。手動モード制御手段は、ガスヒートポ
ンプ装置のある運転モード中に、ほかに1つまたは複数
のサーモスタットにより発生される代わりの信号を手動
モード制御手段が発生するような、第2の制御レベルで
動作することも好ましい。そのような運転モードにおい
ては、本発明の出力装置の出力はガスヒートポンプ装置
のエンジンオン/オフ出力、エンジン速度出力、屋外フ
ァンオン/オフ出力、屋外ファン速度出力、補助加温出
力、逆転弁出力、冷却剤弁出力、および屋内ブロワ速度
出力を制御装置の出力端子からの出力電圧値に応じて、
制御する。
【0019】安全でない、クラス2、低電圧制御器とし
て使用すると、本発明の制御装置は制御装置を流体の侵
入から制御装置を保護する保護環境に設置し、ガスヒー
トポンプ装置の火花放電点火制御と同じ24VAC回路
に制御装置を接続しないというような、ある設置制約を
持つことが好ましい。
【0020】本発明の制御装置は2種類のベースライン
・システム補助ヒータ型、すなわち、全てを備えている
ガス燃焼補助ボイラによる補助加温、または家庭用温水
による補助加温を制御することが好ましい。
【0021】この制御装置は2つの直列データ通信ポー
トを持つことが好ましい。1つの直列データ通信ポート
は、それを介して制御装置へ指令を発する手持ち式のマ
イクロプロセッサを基にしたユーザー・インタフェース
装置のようなサービス分析器のための接続点を構成す
る。サービス分析器は経験に富んだ技術者へ、ヒートポ
ンプセンサ入力値およびアクチュエータ出力制御の表示
と、各アクチュエータに対する手動モードとは独立の第
1のレベル制御と、1つまたは複数のサーモスタットに
より通常供給される信号の代わりとして制御装置が機能
するような、ガスヒートポンプ装置の第2のレベルの手
動モード制御との、3つの重要な性能を提供する。
【0022】手動モードにおける第1のレベルのコマン
ドは、ガスヒートポンプ装置の屋外ファン、屋内ブロ
ワ、逆転弁、分流弁、補助ヒーター、エンジン始動機、
混合気濃厚化弁、火花放電点火、エンジン・スロットル
その他の部品に関連するような個々のアクチュエータの
正しい動作を確認するために技術者により使用される。
エンジン、電動機または圧縮機を駆動するその他の駆動
機は、第1のレベルのコマンドにおいては運転モードに
あってはならない、すなわち、停止モードになければな
らない。第1のレベルにおいては、各アクチュエータは
手動モードで独立に制御できる。たとえば、第1のレベ
ルのコマンドはサービス分析器により、技術者からの押
しボタン入力に応答して制御装置へ供給される。
【0023】手動モードにおいては、第2のレベルのコ
マンドは、押しボタンその他の入力装置、たとえば、技
術者によるシーケンスに応答して、サービス分析器によ
り制御装置へ供給されて、可変容量制御に関して説明し
たように、ガスヒートポンプ装置を運転させるために、
ガスヒートポンプ装置アルゴリズムに正しい制御を行わ
せる。第2のレベルにおいては、サービス分析器は電気
信号とデジタル符号化されたメッセージの組合わせを介
して、サーモスタットにより発生された信号に等しい信
号を種々の制御器状態で発生する。各「押しボタン」操
作に応じて、1つまたは複数のアクチュエータを制御で
きる。
【0024】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御ソフトウエアはアクチュエータおよびアクチュエータ
速度を制御するために多変数制御アルゴリズムを実行す
る。1つの好適な実施例においては、事象により駆動さ
れる状態マシンが、ガスヒートポンプ装置が与えられた
時点において使用せねばならないある制御アルゴリズム
を選択する。事象により駆動される状態マシンは、セン
サ入力値、制御出力値、および内部ソフトウエア変数値
を含む、現在の事象または現在のデータを基にして現在
の運転状態および連続運転状態を決定する。
【0025】連続運転状態へ移行させるために必要な諸
条件が満たされるまで、事象により駆動される状態マシ
ンは現在の運転状態を保つ。特定の基準セットが満たさ
れると、制御装置は現在の運転状態から連続運転状態へ
の移行を開始し、そのような連続運転状態におけるガス
ヒートポンプ装置の効率的な運転を維持するために、制
御装置からの制御アルゴリズムの適切なセットを採用す
る。事象により駆動される状態マシンは可変容量ガスヒ
ートポンプ装置の特定のシーケンスおよび性能に対して
責任を有する。
【0026】本発明の1つの好適な実施例においては、
制御装置は、サーモスタット入力#1(Y2)、サーモ
スタット入力#2(W、G、AS、O、Y1)、冷却剤
弁(CV)出力、屋外ファンオン/オフ(FO)、補助
加温(AH)、逆転弁(RV)出力、屋内ブロワ可能化
(FE)出力、パワーアップ・リセット、サーモスタッ
ト検査灯、見張りタイマ、入力電圧モニタ、不揮発性メ
モリ(NVM)、+5VDC電源、+16DC電源、通
信インタフェース、温度センサ・インタフェース、屋内
ブロワ速度(F)、除霜選択、LEDドライバ、および
低圧カットアウト・センスを含めて、種々のサブ回路を
備える。それらの回路のいくつかまたは全ての種々の類
似の組合わせを、当業者が知っているようにして使用で
きる。
【0027】本発明の回路とサブ回路の少なくとも一方
の対応する入力と出力は約24VAC,これは約30V
ACのように高くなることがある、と、約3KV,60
μsの雷撃、約15KV静電放電まで、および約±+3
50Vの過渡電圧への直接短絡に耐えられねばならな
い。本発明の回路とサブ回路の少なくとも一方は約−4
0℃から約+65℃までの周囲温度で確実に動作せねば
ならない。この明細書全体で説明し、かつ図面に示す、
温度、電圧等のような変数に対して与えられた値は、希
望の用途と好適な各実施例の結果の少なくとも一方、お
よび部品の材料および構造に応じて変えることができ
る。
【0028】この明細書および請求の範囲全体で用いる
用語を下記のように定義して用いるものとする。
【0029】・特記しない限り、全てのAC電圧はRM
S値である。 ・特記しない限り、全てのAC電流はRMS値である。 ・SAは、アメリカ合衆国ペンシルバニア州ヨーク(Y
ork)所在のヨーク・インターナショナル(York
International)から入手できるガスヒ
ートポンプ・サービス分析器のようなサービス分析器を
指す。 ・ECSはエンジン制御装置を指す。 ・GHPCはガスヒートポンプ制御装置を指す。 ・Tstatはガスヒートポンプ・サーモスタットを指
す。 ・PWMはパルス幅変調された信号を指す。 ・PX.Xはマイクロプロセッサの入力ポート/出力ポ
ートを指す。 ・RPは保護される「R」を指す。全てのアクチュエー
タの動力は24VAC電源回路における特定のトレース
から来る。 ・YPは保護される「Y」を指す。補助ヒーターからの
電力はY1ラインから来る。 ・VAはボルト−アンペアを指す。 ・LEDは発光ダイオードを指す。 ・MIN_STOP_TIMEは6分のような時間を指
す。 ・FC21はFCSにおり報告されたような、エンジン
始動失敗障害を指す。 ・STRRPMはエンジンの始動RPMを指す。 ・CAT 1はロックアウト障害コードのような障害種
類1を指す。 ・CAT 2は運転停止障害コードのような障害種類2
を指す。 ・切替えはあるエンジンRPMを指す。
【0030】サーモスタット入力#1(Y2) 以下の回路についての説明に関しては、マイクロプロセ
ッサのP22(個別入力端子)へ接続されている図3に
示されている回路の出力は、好適な実施例からの入力電
圧が比較的低い(≦1.0VDC)時は比較的高く(≧
4.2VDC)なければならず、入力電圧が比較的高い
(22.0≦入力≦0.4VDCピーク値、1.2kΩ
抵抗を通じて)時は比較的低く(≦0.8VDC)なけ
ればならない。本発明の1つの好適な実施例において
は、出力は約6ms以内に状態を切り換えることができ
ねばならない。
【0031】そのような回路は標準的なY2入力、24
VACリレー閉成、でも機能せねばならない。そのよう
な回路はサーモスタットリレー緩衝回路からの約100
μA漏れ電流のための経路を設けねばならず、出力はこ
の特定の実施例においてはオフのままでなければならな
い。制御装置はY2回路の入力端子における24VDC
を100%オンPWM信号と解釈せねばならない。
【0032】そのような回路の入力はサーモスタットの
Y2から来る。これは24VDC電源(R)から供給さ
れる安定化されていないDC PWM信号である。この
電圧の値はR(R:ルート2)−2.0(2ダイオード
降下)のピーク値である。この電圧は、17と30VD
Cの間のRに対して22.0から40.4の範囲であ
る。R=24VDCにおける公称値は31.9VDCで
ある。この電圧は、サーモスタット・サブベース内の
1.2kΩ抵抗と制御装置抵抗R1で構成された分圧器
を通される。R1が24.0kΩに設定されると、Y2
入力は20.9と38/5VDCの間の範囲である。P
WM速度指令はおのおの約62.5msの16のステッ
プへ分割される。(速度1は62.5msに対しては高
く、速度2は125msに対しては高い、等である。)
約6ms以内でのスイッチングに対する要求は、この信
号の±10%の許容誤差を基にしている。
【0033】Y2信号は抵抗(R1)を介してDC光分
離器へ供給される。入力電圧が20.9と38.5の間
である時に出力トランジスタが飽和するように、R1の
値は光分離器のLEDを可なり十分にターンオンするた
めに選択される。出力トランジスタのコレクタは、コレ
クタ電流を約1mAにセットするために選択されている
抵抗により+5VDCまで引き上げられる。そのコレク
タはマイクロプロセッサの入力ピンへも接続される。そ
のマイクロプロセッサは低電圧を「オン」と解釈する。
このトランジスタの飽和電圧は0/2VDCであって、
マイクロピンを0.8 VDC VILより十分低く保
つ。
【0034】Y2信号が低い(≦1.0VDC)時は、
LEDはターンオンせず、出力トランジスタをオフに保
って+5VDCへ引き上げる。マイクロプロセッサはこ
れを「オフ」と解釈する。
【0035】抵抗R105は、オフ状態において標準サ
ーモスタットからの100μA漏れ電流のための経路を
提供する。オン状態におけるこの回路の出力は60Hz
のパルスである。これを制御装置は100%オンと解釈
する。0.001μFのコンデンサおよび入力端子にお
ける光分離器は静電気、雷および過渡現象からの保護を
行い、入力抵抗は24VDCまでの短絡を取り扱うこと
ができる。光分離器の入力端子におけるダイオードは、
負電圧が光分離器LEDの損傷を阻止する。
【0036】サーモスタット入力#2(W、G、AS、
O、Y1)入力 以下に行う回路についての説明に関して、図4(a)〜
4(e)の回路の出力端子がマイクロプロセッサのP5
6、P57、P26、P54、P55(個別入力端子)
へ接続される。それらの出力は、入力が比較的高い(1
5.6≦入力≦28.6VAC)時は比較的低く(≦
0,8VDC)でなければならず、入力が比較的低い
(≦0.25VAC)時は比較的高く(≧2.2VD
C、≧4.2VDCであるP26を除く)なければなら
ない(基本的には回路開放であるが、漏れ電流は−10
0μAである)。
【0037】図4(a)〜4(e)の回路はその漏れ電
流を小さくして、オフ(高)状態を維持せねばならな
い。
【0038】図4(a)〜4(e)の回路の入力はサー
モスタットの出力端子から来る。各出力端子は、線を
「R」(公称24VDC)へ接続し、またはリレーを開
くリレーとして機能する。各出力は19AWGのように
細い線を約305メートル(1000ft)の長さまで
伝わることができる。3.37Ω/約305m(100
0ft)および1.6mAにおいては、制御装置におけ
る電圧降下は1.4VACまでになる。制御装置の動作
電圧は17.0〜30VACであることが好ましいか
ら、制御装置における対応する電圧は15.6〜28.
6VACの範囲にできる。
【0039】その電圧は対応する制御装置入力回路の入
力抵抗へ加えられる。その抵抗を流れる電流はAC光分
離器内のLEDに発光させる。これが図4(a)〜4
(e)に示されている。光分離器の出力トランジスタが
15.6〜28.8VACの電圧で飽和するように、入
力抵抗値が選択される。出力トランジスタののコレクタ
は、コレクタ電流をセットする抵抗を介して+5VDC
へ引き上げられる。そのコレクタはマイクロプロセッサ
の入力端子へも接続される。そのマイクロプロセッサは
低電圧を「オン」と解釈する。出力トランジスタの飽和
電圧は0.3VDCであって、マイクロプロセッサを
0.8VDC VILより十分低く維持する。サーモス
タット・リレーが開かれると、リレー接点の間のRC緩
衝ネットワークが小さい(約100μA)の漏れ電流を
生ずる。コレクタの入力回路は入力端子から共通回路点
までのシャント抵抗を有し、その漏れ電流を小さくす
る。そのシャント抵抗を流れる100μAの電流が光分
離器中のLEDをターンオンさせるために十な電圧を発
生しないように、シャント抵抗の抵抗値は選択される。
このオフ状態においては、光分離器の出力トランジスタ
のコレクタが+5VDCへ引き上げられるように、その
出力トランジスタはターンオフされる。この回路点はマ
イクロプロセッサの入力端子へ接続される。マイクロプ
ロセッサは高い電圧を「オフ」と解釈する。
【0040】AS回路は実際はサーモスタット回路では
なく、2つの補助ヒート安全スイッチ(常閉)を介して
Wラインへ接続されるから、正常な運転状態の下ではA
SはWへ接続される。W入力回路は約100μAに漏れ
電流を小さくするシャント抵抗を有するから、AS回路
はシャント抵抗を持つ必要はない。
【0041】入力端子における0.001μFのコンデ
ンサと光分離器は静電気、雷、過渡現象から保護し、入
力抵抗は24VACへの短絡を取り扱うことができる。
【0042】とくに接続の間違い、または24VACへ
の短絡がAC回路を補助ヒーターへロックオンさせて、
安全問題を引き起こすという懸念が存在する場合には、
R7(5.1kΩ)を除去することによりAS回路を不
能にできる。
【0043】冷却剤弁(CV)出力 回路についての以下の説明に関しては、Hが比較的高い
(15.6≦H≦28.6VAC)時はCV出力はオン
であることが好ましく(24VACおよびRPからCV
まで電流を小さくする)、Hが比較的低い(≦0.25
VAC)時はCV出力はオフ(回路開放)であることが
好ましい。HはサーモスタットのO線へ通常接続される
から、サーモスタットが冷却モードにある時はHは常に
高い。CV出力端子への予測される負荷は24DCにお
いて7.68Wである。
【0044】Hラインがオン(通常は24VDC)の時
はCV出力はターンオンされる。トライアックTR7に
おける2つの抵抗により構成されている分圧器は、ゲー
トをターンオンして電流がHからトライアックのMT1
へ流れることを許す。その電流はトライアックを通って
TR1のゲートへ流れ込む。このゲート電流はTR1を
ターンオンして、CV出力がRPからの電流を小さくす
ることを許す。
【0045】Hラインがオフ(≦0.25VAC)であ
ると、トライアックTR7が阻止状態を維持するよう
に、無視できる電圧が、トライアックTR7のゲートへ
加えられる。これはゲート電流がTR1へ流れ込むこと
を阻止して、TR1を阻止状態でオフに維持し、CV出
力を0VACに維持し、電流を吸収しなくする。
【0046】出力端子における0.001μFのコンデ
ンサと、トライアックの比較的高い(400V)降伏電
圧が静雷気、雷、過渡現象から、および24VACへの
短絡から保護する。トライアックの入力端子と出力端子
の間のRC緩衝ネットワークは、誘導負荷からの転流d
v/dtがトライアックをオンに保持して、出力の制御
を行えなくすることを阻止するために必要である。
【0047】ファンオン/オフ(FO)、ファン速度
(FS)、補助加温(AH)、弁逆転(RV)出力 以下の回路説明に関して、マイクロプロセッサの制御出
力(P46、P45、P42、P44)が高い(≧4.
2VDC)時に、図6(a)〜6(d)に示されている
出力をオフ(開回路)にせねばならない。マイクロプロ
セッサの出力が比較的低い(≦0.45VDC)と、出
力はオン(24VAC、およびRPまたはYPから負荷
への電流を小さくする)にすべきであり、Y1がオフ
(≦0.25VAC)の時はAH出力を不能にすべきで
ある。それらの出力における予測される負荷はたとえ
ば、FO−4VA流入、3.5VA阻止、FS−4VA
流入、3.5VA阻止、AH−40VA流入、11VA
阻止、RV−38V流入、12VA阻止である。マイク
ロプロセッサが出力ピンを比較的低くセットして、電流
が+5VDCから光トライアック・ドライバのLEDを
通って流れることを許す時に、図6(a)〜6(d)の
回路はターンオンされる。この電流は出力ダイアックを
ターンオンする。そうすると電流が出力トライアックの
ゲートへ流れ込むことができるようにされる。このゲー
ト電流はトライアックをターンオンして、RPまたはY
PからAH出力への電流を小さくできるようにする。
【0048】オフ状態においては、マイクロプロセッサ
の出力は比較的高い。そうするとLEDがオフにされ、
それによりダイアックがターンオフされる。トライアッ
クへ流れ込むゲート電流が存在しないと、そのトライア
ックは阻止状態に保持されるから出力は電流を小さくせ
ず、電圧は0VACに維持される。
【0049】出力端子における0.001μFのコンデ
ンサと、トライアックの比較的高い(400V)降伏電
圧が静電気、雷、過渡現象から、および24VACへの
短絡から保護する。トライアックの入力端子と出力端子
の間のRC緩衝ネットワークは、誘導負荷からの転流d
v/dtがトライアックをオンに保持して、出力の制御
を行えなくすることを阻止するために必要である。
【0050】屋内ブロワ可能化(FE)出力 図7に示されている回路に関して、マイクロプロセッサ
の制御出力P47が比較的低い(≦0.45VDC)時
に、FE出力はオンでなければならない(24VAC、
RPから1500Ωの負荷抵抗への電流を小さくす
る)。Wラインが比較的高い(15.6≦W≦28.6
VAC)時にも出力はオンでなければならない。
【0051】マイクロプロセッサによりFEが可能状態
にされ、Wがオンにされることを指令されない時は、W
入力回路をターンオンすべきでない(出力≦0.8VD
C).W入力がターンオンされないように、トライアッ
クTR8を流れる電流プラスサーモスタット漏れ電流
(約100μA)は0.25mAより小さくなければな
らない。IDブロワ高速度選択および補助ヒーターの可
能化を避けるために、Wラインは0.25VACより少
なくなければならない。
【0052】P47が比較的高い(≧4.2VAC)時
はFE出力はオフ(≦1.0VAC)でなければならな
い。外部から指令されなければWもオフ(≦0.25V
AC)でなければならない。
【0053】この回路は2つの機構のいずれかによりタ
ーンオンできる。第1の機構はマイクロプロセッサの出
力端子における低電圧であって、光トライアック・ドラ
イバをターンオンし、従って回路FO、FS、RV、A
Hと同様に出力トライアックをターンオンする。
【0054】Wにおける比較的高い電圧(公称24VD
C)により出力をターンオンすることもできる。それ
は、CV回路と同様に、TR8をターンオンし、従って
TR6をターンオンする。
【0055】FE出力をオフにするために、マイクロプ
ロセッサ出力は比較的高く(約5VDC)、Wラインは
オフ(≦0.25VAC)でなければならない。出力ト
ライアックはTR8または光トライアック・ドライバに
よりターンオンされないから、出力トライアックは阻止
状態にある。
【0056】出力端子における0.001μFのコンデ
ンサと、トライアックの比較的高い(400V)降伏電
圧が静電気、雷、過渡現象から、および24VACへの
短絡から保護する。トライアックの入力端子と出力端子
の間のRC緩衝ネットワークは、誘導負荷からの転流d
v/dtがトライアックをオンに保持して、出力の制御
を行えなくすることを阻止するために必要である。
【0057】パワーアップ・リセット回路 図8に示されている回路を参照して、電力がマイクロプ
ロセッサへ供給された時はこの回路の出力(マイクロプ
ロセッサのRESET線)は比較的低く(≦0.8VD
C)なければならず、最短で40ms後に比較的高い
(≧2.2VDC)値へ切り換えねばならない。任意の
時刻に、マイクロプロセッサへ供給される+5VDC電
圧が4.4VDCへ降下したとすると、リセット回路の
出力を低い値へ切り換えねばならず、電源電圧が4.5
VDCより高くなってから40ms経過するまで低くな
っていなければならない。また、入力が比較的低くなっ
た時にRESETを比較的低く(≦2μsec)する論
理信号入力を供給せねばならない。RESETが低くな
るために、その論理入力は比較的低いままでなければな
らない(≧150nsの間)。論理入力が高い値へ戻っ
た後ではRESETは比較的低いままでなければならな
い(≧40msの間)。
【0058】本発明の1つの好適な実施例においては、
マイクロプロセッサは、パワーアップ・リセットされる
と、それのリセット線を、+5VDCがVDD端子に現
れた後短くとも40msの間低く保つ事を必要とする。
【0059】この時間が経過した後で、別のリセットを
求められなければRESET線を高く維持せねばならな
い。この回路のために、電源監視回路が用いられる。本
発明の1つの好適な実施例に従うこのチップは2つの検
出回路を有する。それらの検出回路のいずれかがリセッ
ト状態を変化させることができる。
【0060】第1の検出入力はSENSE入力であり、
2.5VDCで切り替わる比較器である。SENSE入
力は分圧器を介して+5VDC線へ接続される。+5V
DC線が4.5VDCの時に比較器がトリップする
(2.5VDC)ように抵抗値が選択される。電力が制
御器へ最初に供給されると、+5VDC線が4.5VD
Cへ上昇してもRESET線は低く維持される。電圧が
4.5VDCに達すると、比較器はトリップして内部タ
イマがスタートする。このタイマの値は外部遅延コンデ
ンサ(C72)によりセットされる。このタイマが時間
切れした後で、RESET線は高くなり、マイクロプロ
セッサはそれのプログラムを開始する。遅延コンデンサ
の容量は、40msの遅延プラス、最悪の場合の許容誤
差および温度定格を考慮した50%の安全余裕を確保す
るために選択することが好ましい。
【0061】第2の入力はRESET_IN入力であ
る。この入力は見張りタイマ回路の出力端子へ結合され
る。見張り回路が常に低く低下する(≦0.8VDC)
とすると、RESET線は引き下げられ、RESET_
IN入力が再び高く(≧2.0VDC)なるまで低い値
を保つ。上記遅延はこの場合にも同様に動作する。
【0062】サーモスタット検査灯回路 次に図9に示されている回路について説明する。マイク
ロプロセッサのP52が低い(≦0.45VDC)時に
この回路の出力をオン(サーモスタットからLEDを介
して電流を小さくする)にせねばならず、P52が高い
(≧4.4VDC)時にはオフ(電流を小さくしない)
にせねばならない。この回路は約2Hzの周波数で切り
変えることができなければならない。
【0063】マイクロプロセッサの出力が低いと、光分
離器LEDがターンオンする。そうすると電流を出力ト
ランジスタに流すことができる。電流は、ダイオードお
よび820Ωの抵抗により半波整流された24VACか
らサーモスタット検査灯を流れて、その検査灯を点灯す
る。マイクロプロセッサの出力が高いと、光分離器LE
Dはターンオフされて、電流の流れは阻止され、検査灯
をオフ状態に保つ。
【0064】出力端子における0.001μFのコンデ
ンサと、光分離器の出力端子におけるダイオードが静電
気、雷、過渡現象から、および24VACへの短絡から
保護する。
【0065】見張りタイマ回路 以下に行う回路の説明に関して、図10に示すように、
この回路の入力端子はマイクロプロセッサの出力端子P
53である。このピン出力端子は、正常な運転中は回路
の出力(RSI−電源監視回路のRESET_IN入
力)を比較的高く(≧2.0VDC)維持する信号を供
給せねばならない。このピン出力端子が比較的低く(≦
0.8VDC)なると、マイクロプロセッサはリセット
される。出力端子P53が高くされ、低くされ、または
不正確な周波数で充電されると、出力(RSI)は低く
なって、マイクロプロセッサをリセットせねばならな
い。
【0066】パワーアップされると、見張り回路の出力
(リセット・チップのRSI入力)が自動的に引き上げ
られて、マイクロプロセッサが見張り入力P53を実行
およびスタートできるようにする。リセットされないよ
うにするためには、演算増幅器の反転出力端子における
電圧を非反転入力端子における電圧より低くしなければ
ならない。P53からの有効なパルスがないと、反転入
力端子は1.8MΩの抵抗を介して充電することを許さ
れる。それが非反転入力端子における電圧より高いレベ
ルまで充電されるとすると、見張り出力は低く切り換え
られ、マイクロプロセッサをリセットさせる。本発明の
1つの好適な実施例に従って、見張り入力端子P53に
おけるマイクロプロセッサからのパルスは2Hzの方形
波で、反転端子における電圧を放電させるために十分長
くトランジスタをターンオンする。見張り入力端子P5
3におけるパルスが速すぎる(または低く保たれる)と
すると、トランジスタはターンオンせず、リセットは行
われない。パルスが遅すぎる(または高く保たれる)と
すると、トランジスタは反転端子における電圧を放電さ
せず、リセットが行われる。
【0067】入力電圧モニタ回路 次に図11に示されている回路について説明する。この
回路の入力は分離トランスの一次側における24VAC
入力電圧である。マイクロプロセッサのP71(A/D
入力端子)へ接続されている出力端子はAC電圧の3つ
の値17VAC、18.5VACおよび20VACのお
のおのに対して下記の範囲内に入らねばならない。
【0068】<17 VAC:P71≦2.0VDC 17 VAC:2.0≦P71≦2.5VDC 18.5VAC:2.5≦P71≦3.0VDC 20VAC:3.0≦P71≦3.5VDC >20VAC:P71≧3.5VDC 24VDC信号をDC表現へ、分離トランスの一次側に
おいて得られた入力電圧を半波整流するためにダイオー
ドD15を用いる。+5VDC回路が10MΩ抵抗によ
り24VAC回路から分離される。抵抗、R75、が半
波電圧の小さいサンプルを取り、CRCネットワークが
この信号のリップルを濾波する。濾波されたDC電圧
は、上記要求に合致するために入力−出力変換を行う利
得プラスオフセット増幅器へ供給される。AC入力電圧
線における0.001μFのコンデンサが静電気、雷、
過渡現象から保護する。
【0069】不揮発性メモリ(NVM) 次に図12を参照する。NVM回路は制御装置がデータ
をEEPROMへ書込めるようにせねばならず、かつチ
ップからデータを検索できるようにせねばならない。た
とえば、制御装置は10年寿命サイクルの間12時間ご
とにデータを書込むことができる。任意の時刻にSAを
介してデータをアクセスできねばならない。EEPRO
Mはそれが記憶しているデータを停電中または電圧低下
の間データを無期限に保持せねばならない。
【0070】制御装置はP34を高く(≧2.0VD
C)へセットして、NVMチップをそれのCS入力にで
きるようにする。CSが比較的低い(≦0.8VDC)
と、チップは待機モードにあり、非常に小さい電流(約
100μA)を必要とする。128×8メモリ構成を選
択するために、NVMチップのORGピンは接地され
る。制御装置はCSを高くセットしてチップを動作モー
ドに置き、それから695Kbit/sのクロック信号
をSK入力端子へ送り出す。データおよびコマンドが制
御装置からDI入力端子へ直列に送られ、NVMからの
データがDO入力端子を介して制御装置へ直列に送り返
される。
【0071】+5VDC電源回路 次に+5VDC電源回路について説明する。この電源回
路へは、好ましくは17〜35VAC、公称24VA
C,のAC電圧が入力として供給され、出力として安定
化されたDC電圧、+5VDC±5%,を発生する。こ
の出力の最大負荷電流は225mAで、平均負荷電流は
125MAである。
【0072】過渡現象の発生を抑制するために、24V
AC入力端子はMOVにより橋絡される。そうすると、
AC電圧の高い側と低い側がLCライン・フィルタを通
る。そうすると濾波された24VACが分離降圧トラン
スの一次側へ入力される。このトランスの巻線比はほぼ
2:1であるから二次電圧は約12VACである。この
電圧はダイオード・ブリッジにより全波整流され、10
00μFのコンデンサにより平滑にされる。平滑にされ
て、安定化されていないDC電圧は+5VDC電圧安定
器へ供給される。この電圧安定器の出力はまた平滑にさ
れて制御装置へ供給される+5VDC電源電圧になる。
【0073】入力端子、MOV、インダクタ、および分
離トランスにおける0.001μFのコンデンサの全て
が静電気、雷、過渡現象から、および24VACへの短
絡から保護する。
【0074】+16VDC電源回路 次に図14を参照して+16VDC電源回路について説
明する。この回路への入力は分離トランスの一次側にお
ける24VAC電圧(17〜30VACの範囲)であ
る。出力は約+16VACであって、最大負荷電流は6
0mA、平均負荷電流は35mAである。
【0075】この電源はそれの入力を24VAC一次側
から得る。このAC電圧はダイオードにより半波整流さ
れ、330μFのコンデンサにより平滑にされる。安定
化されていないこのDC電圧は電流制限抵抗を介してツ
ェナーダイオードへ供給される。このツェナーダイオー
ドのツェナー電圧は公称16VDC(±10%)であ
る。この電圧はトランジスタのベースをターンオンす
る。そのトランジスタはそれの電源電流を安定化されて
いないDC電圧から取り出す。このトランジスタのエミ
ッタ(ほぼ15.3VAC)は+16VDC電源の源で
ある。24VAC入力端子における0.001μFのコ
ンデンサは静電気、雷、過渡現象から、および24VA
Cへの短絡から保護する。
【0076】通信インタフェース回路(RxD、Tx
D) 次に図15、図16を参照して通信インタフェース回路
について説明する。送信通信回路および受信通信回路が
ECSとSAの2種類の装置と通信する。どの装置へ送
信し、またはどの装置から受信するかを決定するために
装置選択が行われる。通信されるデータは4800ボー
の直列態様であることが好ましい。回路の立上がり時間
および立ち下がり時間(T、T)は約≦60μsで
あり、時間高および時間低(Thigh、Tlow)は
約≧137μsである。総ビット時間(Tbit)は約
414〜418μs(4800ボー)でなければならな
い。TxDが比較的高い(≧2.2VDC)と、送信回
路はオフでなければならない(装置へ流れ込む電流は≦
7mAである)。TxDが比較的低い(≦0.8VD
C)と、この回路はオンでなければならない(装置へ流
れ込む電流は7〜28mAである)。電流が受信回路へ
流れ込まないと、RxDは比較的高く(≧2.2VD
C)なければならず、電流が流れ込むときは、RxDは
比較的低く(≦0.8VDC)なければならない。制御
装置は通信のための電流源を構成すべきである。高速ス
イッチングを確実に行うために、それらの回路がオン状
態である時の電流は≧17mAでなければならない。
【0077】送信回路は入力が多重化されている2つの
同一の回路を備える。その多重化はゲートされた非反転
バッファにより行われる。この機能のために2つのマイ
クロプロセッサ出力端子、P40、P41、が用いられ
る。P41が比較的高い(≧4.2VDC)とするとS
Aが選択される。P41が高いとECSが選択される。
ピン電圧が比較的低い(≦0.8VDC)とすると、装
置の選択が解除される。TxD(マイクロプロセッサか
らの送信データ)が能動回路のバッファを通じて送ら
れ、光分離器の入力LEDを制御する。TxDが比較的
低い(≦0.8VDC)とするとLEDはターンオン
し、TxDが比較的高い(≧2.2VDC)とするとL
EDはターンオフする。それらの光分離器の出力トラン
ジスタは電流を装置ECSとSAへ送る。この電流は+
16VDC電源から来る。各装置における入力は光分離
器の抵抗およびLEDである。出力トランジスタを通っ
て装置のLEDへ流れ込む電流は17〜28mAであっ
て、LEDは出力トランジスタをターンオンし、それは
「0」と解釈される。電流が≦7mAであると、信号は
「1」と解釈される。出力脚内の抵抗は電流をセットし
て最適スイッチング特性を達成する。
【0078】受信回路は送信回路とは逆のように動作す
る。同じ多重化信号が存在する(P40、P41)。こ
の場合には、そちECSまたはSAはデータを制御装置
へ送っている。装置は光分離器のLEDをターンオンお
よびターンオフしてデータを送る。この光分離器の出力
トランジスタの出力端子が抵抗およびダイオードを介し
て制御装置の受信回路へ結合される。装置LEDがオン
であると、制御装置は電流を装置の出力トランジスタへ
供給する電源となることを許される。その電流は制御装
置の光分離器のLEDもターンオンして、RxDを低く
する。電流が流れないと、制御装置の光分離器はオフと
なって、RxDを比較的高く保つ。
【0079】入力端子/出力端子における0.001μ
Fのコンデンサと、入力線/出力線において直列のダイ
オードにより静電気、雷、過渡現象から、および24V
ACへの短絡から保護する。
【0080】LL、OD、ID温度A/D入力回路 次に、図17を参照してLL、OD、ID温度A/D入
力回路について説明する。それらの回路の出力端子がマ
イクロプロセッサのA/D入力端子(P72、P73、
P74)へ接続される。検出された(たとえば、サーモ
スタットにより)温度が記憶装置電圧を発生し、その電
圧がソフトウエア内の表により温度へ変換されるよう
に、基準化する事が好ましい。
【0081】本発明で使用するたとえばフェンウォール
(Fenwall)サーミスタの抵抗値は25℃におい
て10kΩであって、温度の変化する向きとは逆の向き
に変化する。測定回路は分圧器を含み、精密抵抗が+5
VDC(Vref)まで引き上げられ、サーミスタの一
方の端子が接地される。2個の抵抗の接続点における電
圧は、ルックアップ・テーブルから温度を計算するため
に用いられる読出される電圧である。センサが開回路さ
れると、電圧は+5VDCレールであり、センサが閉回
路されると、電圧はアース電位である。
【0082】入力端子における0.001μFのコンデ
ンサにより静電気、雷、過渡現象から保護する。10k
Ω入力抵抗が24VAC短絡からマイクロプロセッサA
/D入力を保護し、+5VDC線および接地線へ接続さ
れているダイオードはA/D入力を安全動作範囲を外れ
ている任意の電圧から保護する。
【0083】屋内ブロワ速度(F)回路 次に、図18に示されている屋内ブロワ速度(F)回路
について説明する。マイクロプロセッサのP36が比較
的低い(≦0.8VDC)と、この回路の出力はオン
(+16V電源から電流を流す)であることが好まし
く、P36が比較的高い(≧4.2VDC)と、この回
路の出力はオフ(電流を流さない)であることが好まし
い。この回路は150Hzまでの周波数でスイッチで
き、かつ1500Ωの抵抗負荷を駆動できねばならな
い。
【0084】マイクロプロセッサの出力P36が比較的
高いと、光分離器のLEDがターンオフされる。そうす
るとダーリントン対の出力がオフ状態に維持され、屋内
ブロワ速度回路へ電流が流れ込むことを許さない。P
3.6が比較的低いと、LEDがターンオンする。そう
すると+16VDC回路から電流がダーリントン対を通
ってブロワ速度回路へ流れ込むことができるようにす
る。
【0085】出力端子における0.001μFのコンデ
ンサにより静電気、雷、過渡現象から保護する。直列ダ
イオードおよび出力抵抗が光分離器を24VACへの短
絡に対して保護する。
【0086】除霜選択入力T1、T2、T3 次に、図19(a)〜19(d)を参照して除霜選択入
力について説明する。マイクロプロセッサの個別入力端
子P64、P65またはA/D入力端子P66のいずれ
かへ接続されている各除霜選択入力の出力は、選択ジャ
ンパJ6−1へ接続される時は比較的高く(≧2.2V
DC)なければならず、接続されない時は比較的低く
(≦0.8VDC)なければならない。
【0087】3つの除霜入力T1、T2、T3のうちか
らP1(除霜選択ピン)へジャンパにより1つが選択さ
れる。この入力は分圧器を介して+5VDCへ接続され
る。そうすると電圧が約4.54VDCにセットされ
る。P1へ接続されない2つの入力は10kΩ抵抗を介
して接地される。
【0088】入力端子における0.001μFのコンデ
ンサにより静電気、雷、過渡現象から保護する。100
kΩ入力抵抗が24VAC短絡からマイクロプロセッサ
入力を保護し、+5VDC線および接地線へ接続されて
いるダイオードが入力を安全動作範囲を外れている任意
の電圧から保護する。
【0089】GHPCおよびシステムLED 次に、図20を参照してGHPCおよびシステムLED
について説明する。GHPC LEDは、システム・パ
ワーアップまたはP150(マイクロプロセッサの出力
ピン)が比較的低い(≦0.45VDC)とターンオン
させられ、P50が比較的高い(≧4.2VDC)とタ
ーンオフされる。
【0090】SYSTEM LEDは、P51が比較的
低い(≦0.45VDC)とターンオンすべきであり、
P51が比較的高い(≧4.2VDC)とターンオフす
べきである。
【0091】P51が比較的低いと、+5VDCからの
電流がSYSTEM LEDを流れる事ができるように
されてそれをターンオンする。直列抵抗R81がLED
を通ってマイクロプロセッサ出力ピンへ流れこむ電流を
制限する。
【0092】GHPC LEDは異なって動作する。電
力が供給されると、P50は高いインピーダンス状態に
置かれる。そうするとトランジスタQ1はオフにされ
る。これは+5VDCからの全ての電流がGHPS L
EDを通ってそれをターンオンすることを指令する。ソ
フトウエアがブートされ、P50が出力ポートとして正
しく構成されると、制御装置はLEDの状態を制御でき
る。P50が比較的低いとすると、トランジスタはオフ
状態を保ち、LEDはオン状態のままである。P50が
比較的高くなると、トランジスタはターンオンする。+
5VDCからの電流はLEDからトランジスタへ再び向
けられ、LEDはターンオフする。
【0093】LA(低圧カットアウト)センス 次に、図21を参照する。この図の回路の出力端子はマ
イクロプロセッサのP25へ接続され、正常な運転中
(低圧カットアウト・スイッチが閉じられている)は比
較的低い(≦0.8VDC)ことが好ましく、障害状態
中(スイッチ開放)中は比較的高い(≧4.2VDC)
ことが好ましい。
【0094】この回路は、LPCOスイッチ接点が閉じ
られた時に、それらの接点を流れる少なくとも25mA
を駆動して、電流増大からの衝突およびスイッチの信頼
性に影響を及ぼすことを,阻止せねばならない。
【0095】LA回路は基本的には分圧器であって、+
5VDCへ接続される128Ωの抵抗と、接地される2
0Ωの抵抗とを備える。低圧カットアウト・スイッチが
それら2つの抵抗を接続し、または切り離す。スイッチ
が閉じられると、−25mAの電流が接点を通って流れ
る。マイクロプロセッサの入力端子P52が182Ω抵
抗へ接続される。スイッチが閉じられると(正常状
態)、P52における電圧は比較的低い(ほぼ0.45
VDC)。スイッチが開くと(障害状態中)電圧は+5
VDCへ引き上げられる。
【0096】入力端子における0.001μFのコンデ
ンサにより静電気、雷、過渡現象から保護する。10k
Ω入力抵抗が24VAC矩絡からマイクロプロセッサ入
力を保護し、+5VDC線および接地線へ接続されてい
るダイオードが入力を安全動作範囲を外れている任意の
電圧から保護する。
【0097】ソフトウエア設計の全体的な説明 本発明の制御装置は可変容量制御で動作することが好ま
しい。本発明の1つの好適な実施例に従って、制御装置
は、たとえば、サーモスタット出力信号に応答して可変
容量加温/冷却を行いながら、ガスヒートポンプ装置の
高効率性能のための特定のアルゴリズムを実行する。プ
ログラムされたアルゴリズムは、住宅その他の住居施設
のような空調される空間により課される負荷に応じて、
たとえば、ガスヒートポンプからの要求された加温/冷
却容量要求を表す、サーモスタットからの出力信号を基
にして多段レベルすなわち多性能レベルを提供する事が
好ましい。本発明の好適な一実施例では、制御装置は3
つの段階で動作する。第1の段階と第3の段階はそれぞ
れ最小容量および最大容量に対するオン要求およびオフ
要求を表す。第2の段階は、最小容量と最大容量の間で
0%から100%までの可変容量を提供する。
【0098】本発明の制御装置のアルゴリズムは、たと
えば、動的な負荷条件と静的な負荷条件に適合させなが
ら、ガスヒートポンプの効率的な全体性能を得るため
に、圧縮機変換器速度と、屋内ブロワ速度と、屋外ファ
ン速度とのために適切な制御を決定する。本発明の制御
装置は、正常な運転条件、および屋外温度に関連する極
端な運転条件に対して正しい制御を適切に行って、少な
くとも−23℃(−10°F)まで有用な可変等量制御
を行うことができる。
【0099】NEC μPD78214のような市販さ
れているマイクロ制御器は適当なプログラミング言語
と、コンパイラ利用可能性および適当なハードウェア性
能を有する。たとえば、NEC μPD78214は、
図22に示すように、単一のICに下記の機能を含む。
8ビットALU、4組の汎用レジスタ、512バイトの
RAM、16kバイトのEPROM、8チャンネル−8
ビットA/D変換器,4相ステッピングモータ制御性
能、パルス幅変調された(PWM)出力性能、非同期お
よび同期直列通信ポート、入力/出力のための5×8ビ
ット・ポート、およびタイマ/カウンタ装置(2×8ビ
ット、1×16ビット)。
【0100】サーモスタットはプロトタイプの3段加温
/2段冷却サーモスタットであって、加温および冷却に
可変速度第2段階を有する。それは、エンジン・スロッ
トル制御により行われるガスヒートポンプの可変容量特
性を実行するために設計される。制御装置に関しては、
サーモスタットは5つの入力信号と1つの出力信号を提
供する。
【0101】屋内ブロワ(ECM) 圧縮機と空調される空間との間の可変容量加温/冷却交
換が、屋内ブロワのための電子的に転流させられる任意
の適当なモータ(ECM)により行われる。ほとんどの
正常な運転条件に対して、屋内ブロワ速度が制御装置に
より圧縮機容量に比例するように制御される。圧縮機容
量はエンジンのRPMに比例させることができる。制御
装置に関しては、表2に示すように、ECMモータは2
つの個別出力と、1つの可変制御出力とを有する。
【0102】高速制御信号はガスヒートポンプは結線ハ
ーネスを介してサーモスタット段3信号へ直結されて、
ガスヒートポンプ装置の緊急加温運転モードを提供す
る。この場合は制御装置へは接続されない。このように
接続することにより補助ヒータと屋内ブロワをサーモス
タット段3出力信号で直接作動させる。この制御装置は
このモードに対して制御動作を行わない。緊急加温は、
エンジンが故障した場合と制御装置の故障の少なくとも
一方の場合に、サーモスタット・サブベースで手動選択
される。このバックアップ運転モードにより、暖房季節
または暖房期間中は、住宅のような負荷へ熱が供給され
る。
【0103】エンジン制御装置(ECS) ECSはエンジン制御機能とエンジンモニタ機能を直接
行う。ECSは非同期直列通信インタフェースを介して
制御装置とインタフェースする。その直列通信インタフ
ェースはサービス分析器で多重化することが好ましい。
【0104】使用されるキャラクタ・フォーマットは4
800ボー、8ビット、ASCII,1ストップ・ビッ
ト、パリティ無しである。
【0105】制御装置からのコマンドとECSからのデ
ータは、ISO7レベル・プロトコル・モデルのレベル
2(データ・リンク)およびレベル3(ネットワーク)
を実行するカスタム通信プロトコルにより交換される。
制御装置はマスタ装置であって、各メッセージ交換を開
始する。ECSはスレーブ装置であって、制御装置から
のコマンド・メッセージに応答する。それはメッセージ
交換を開始しない。
【0106】エンジン・オン(E1)信号は制御装置に
より発生されない。それはサーモスタットからの段階1
であって、プリント回路盤トレースを介してECSへ送
られる。ECS多重化選択信号は制御装置の内部でのみ
使用されて、どのコネクタ・ピンにも現れない。
【0107】サービス分析器 サービス分析器は全てのデータ/状態表示コマンドおよ
び手動モード・コマンドに対してユーザー・インタフェ
ースを提供する。サービス分析器は非同期直列通信イン
タフェースを介して制御装置とインタフェースする。そ
の直列通信インタフェースはECSで多重化することが
好ましい。
【0108】使用されるキャラクタ・フォーマットは4
800ボー、8ビット、ASCII,1ストップ・ビッ
ト、パリティ無しである。
【0109】サービス分析器からのコマンドと制御装置
からのデータは、ISO7レベル・プロトコル・モデル
のレベル2(データ・リンク)およびレベル3(ネット
ワーク)を実行するカスタム通信プロトコルにより交換
される。サービス分析器は各メッセージ交換を開始す
る。制御装置はサービス分析器からのデータ要求メッセ
ージおよび手動モード・コード・メッセージに応答し
て、求められたデータ/状態情報を送り、または手動・
モード・コマンドのために適切な制御を行う。
【0110】サービス分析器段階1および加温/冷却信
号は、入力信号が回路を調整する前に、制御装置のプリ
ント配線盤の上でサーモスタット信号と「ワイヤ・オ
ア」することが好ましい。したがって、制御装置はそれ
らの信号の発生源を区別できない。これは手動モード・
コマンドを用いる時に特殊な手順を必要とする。SA多
重化選択信号は制御装置の内部でのみ使用され、どのコ
ネクタ・ピンにも現れない。
【0111】ソフトウエアの概観 制御装置はガスヒートポンプ装置の多重ループ制御を行
う。種々の制御ループは開ループまたは閉ループとする
ことができ、単独で制御することもできれば、比例制
御、積分制御または作動制御に組合わせて制御できる。
各制御ループ、制御インタフェース、および関連するソ
フトウエアが、参考のために表5に示すように識別およ
び分類されている。
【0112】制御装置ソフトウエアは、モジュール・ソ
フトウエア分割のやり方を使用することにより、適切な
要求を満たすために設計される。それを各出力のための
制御コード独特のソフトウエア・モジュールに集める。
制御装置により実行される適切な制御動作は、図23に
示すように、事象によって駆動される状態マシンを基に
して決定される。各状態において、制御の型および制御
パラメータを変更して制御装置の適切な動作を行う。図
23において、全ての可能な制御状態が識別され、別の
状態に対する移行基準が要約される。
【0113】本発明の制御装置は、制御の現在の状態
と、実時間制御入力変数値とを基にして、個別/多重可
変制御ループ処理を行う。この制御処理は状態に応じて
変わることがあるから、各出力のための制御の型を状態
および対応する入力変数により変更して、少なくとも1
つの出力信号を確実に制御する。
【0114】本発明の制御装置はガスヒートポンプの実
時間制御を行い、時間に関係する入力と、事象に関係す
る入力と、環境に関係する入力とに応答して現在の動作
状態および適切な制御型と制御パラメータを決定する。
制御装置に関連して、「実時間」は、ほとんどの制御ル
ープ処理のための約1秒を提供するものとして定義され
る。本発明の文脈内では、1〜10分または1〜10マ
イクロ秒ではなくて、約1〜10秒で測定する事が好ま
しい事が明らかである。しかし、実時間は、本発明で得
られる好ましい結果から離れることなしに、マイクロ
秒、たとえば、1〜10マイクロ秒の範囲内のものでさ
え、実際に測定できる。「実時間」の定義に広く含まれ
るものは、人間により「直ちに」として知覚される応答
時間である。最後に、実時間制御を行うことができるよ
うにするために、内部オーバヘッド処理(たとえば、見
張り更新、自己試験、スケジューラー等)は適時に終了
すべきである。図24は希望のレベルの実時間性能を達
成するためのソフトウエア分割設計を示す。
【0115】実時間制御を行うために、制御装置は適切
なガスヒートポンプ制御のために必要な機構を実現する
ために、非制御に関連する(たとえば、オーバヘッド)
処理を行う。非制御に関連する処理は、タスク・スケジ
ューラー、ECSとの通信、サービス分析器(SA)と
の通信、自己試験ルーチン、不揮発性メモリ(NVM)
アクセス、パネル上LED表示、を含む。
【0116】タスク・スケジューラーは制御装置が好適
な制御ループを処理するために種々のソフトウエア・モ
ジュールを適時に管理することにより、実時間処理のた
めの基本的な機構を提供する。本発明の1つの好適な実
施例にしたがって、10msまたはそれより長い予測可
能な時間間隔で実行できる、制御に関連し、または関連
しない任意の処理をタスク・スケジューラーにより取り
扱う。スケジュールされるタスクは図25に示すよう
に、ほとんどの制御ループ処理、事故試験ルーチン、ボ
ード上LED表示、およびNVMアクセスを含む。
【0117】不規則な時間間隔または10ms以下の時
間間隔で処理するために、内部タイマおよびマイク制御
器の割り込み構造が用いられる。不規則な時間間隔の要
求の例は、ECS通信、サービス分析器データ要求およ
び手動モード・コマンド、およびサーモスタット段階2
信号を含む。本発明の1つの好適な実施例にしたがっ
て、10ms以下の応答時間を要する処理は、ECSお
よびサービス分析器との通信と、実時間クロック(1m
s間隔)の発生を含む。
【0118】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御ループ処理(および制御に関連しない任意の制御装置
機能)はソフトウエア・モジュールまたはタスクにより
実行される。モジュールは特定の制御(または非制御に
関連する制御器)機能を実行するためのソフトウエア命
令を含む。各制御出力信号は制御器により、現在の状
態、およびその出力信号のための対応する制御ループの
処理を基にして決定される。
【0119】図23は有効な制御器状態(0〜15まで
の番号がつけられている)を示し、1つの状態から別の
状態へ移行するために満たさなければならない基準を要
約するものである。状態マシンの処理および移行基準は
Executiveにより実行される、図24、図25
参照。現在の制御装置状態および実時間環境を基にし
て、次に実行すべき状態をExecutiveは決定す
る。
【0120】本発明の1つの好適な実施例に従って、E
xecutiveは、別の状態へ移行するかどうかを決
定する前に全ての制御入力の実行を毎秒実行する、スケ
ジュールされたタスクである。Executiveは現
在の状態を基にして適切な制御タスクもスケジュールす
る。その結果、スケジュールされたタスクはExecu
tiveの後で、適切な順序の制御作動およびタイミン
グで、実行する。
【0121】本発明の1つの好適な実施例に従って、ス
ケジューラおよびExecutiveに加えて、制御ル
ープ処理に直接寄与しない別のオーバヘッド処理が実行
される。オーバヘッド機能は、実時間クロック、見張り
タイマ、障害検出、通信多重化、およびNVMアクセス
を含む。
【0122】本発明の1つの好適な実施例に従って、実
時間クロックは、タスク・タイマ値を決定するためにス
ケジューラにより用いられる基本的な時間基準を提供す
る。実時間クロックは、マイクロ制御器内部のタイマを
基にしてミリ秒づつ増加させられる。スケジュールされ
た全てのタスクの確度はこの実時間クロックに依存す
る。それには割り込み構造における高い優先度が割り当
てられる。
【0123】本発明の1つの好適な実施例に従って、本
発明のハードウェアにおいて、ある条件が満たされた場
合にマイクロ制御器をリセットさせる見張りタイマ回路
が実現される。とくに、見張りタイマ回路は、制御装置
ソフトウエアの有効な動作を指示するために、交番する
(論理0と1)入力信号を250ms間隔で受けねばな
らない。この信号はスケジュールされたタスクにより発
生される。このようにして、250msが経過した後で
見張りタイマ・ソフトウエアに実行させることにスケジ
ューラが失敗したとすると、ハードウェア回路はマイク
ロ制御器にスケジューラのリセットおよび再スタートを
行わせる。この機構は、たとえば、下記のソフトウエア
障害条件を検出する。すなわち、マイクロ制御器が「不
能(hung)になって」どのような命令も実行できな
い場合、制御装置クロック(たとえば、11.0592
MHzの水晶)が故障した(すなわち、ソフトウエア命
令が実行されない)場合、およびソフトウエア・モジュ
ール(スケジュールされたタスクまたは割り込みサービ
ス・ルーチン)が「ループして」スケジューラが実行す
ることを250ms阻止した場合、がそれである。
【0124】その他のガスヒートポンプ障害条件(制御
装置内部の)が、毎秒実行するタスクを介してモニタさ
れる。検出された障害はExecutiveにより用い
られて状態移行を決定する、図23参照。システム障害
コードおよび制御装置障害を指示するために2個のオン
ボードLEDが用いられる。サービス優先度コードを指
示して、どのような操作またはサービス要求が行われて
いるかをユーザーすなわち住宅所有者へ指示するため
に、サーモスタット検査灯が用いられる。
【0125】本発明の1つの好適な実施例に従って、制
御装置はエンジン制御装置(ECS)とサービス分析器
(SA)の2つの装置とのデジタル直列データ通信をサ
ポートする。
【0126】本発明の1つの好適な実施例に従って、マ
イクロ制御器はただ1つのユニバーサル非同期受信器−
送信器(UART)を有するから、制御装置回路はソフ
トウエア制御の下に2つのデータチャネルを多重化す
る。本発明の別の好適な実施例においては、ガスヒート
ポンプ装置が機能するためにはECSはガスヒートポン
プ装置の一体部分でなければならない。故障原因発見、
障害分離、および検査のためにSAはサービス係員によ
り一時的に接続されるだけである。したがって、ECS
は高い優先度を持つ通信チャネルと考えられ、それを毎
秒利用できるように制御装置は努める。制御装置はEC
Sとのメッセージ交換を毎秒3回行うことを試みる。交
換が成功した後で、または3回のメッセージ交換が成功
しなかった後で、制御装置ソフトウエアは多重化回路に
SAデータチャネルを接続させて、生きている接続を検
査する。(ECS通信の後の)1秒間隔の残りに対して
は、もし接続されるならば、制御装置はデータおよびコ
マンド・メッセージをSAと交換する。次の1秒時間間
隔においては、制御装置は多重化回路にECSデータチ
ャネルを接続させ、1秒プロセスを繰り返す。
【0127】本発明の1つの好適な実施例に従って、マ
イクロ制御器における第2の同期直列通信ポートが、サ
ービス分析器で検査するために、システムの運転の概要
および障害情報を含む不揮発性メモリ(NVM)とのイ
ンタフェースを行う。NVMデータ記録はシステム運転
概要報告と、制御装置により検出された最近の障害の発
生順序による記録のために用いられる。NVMへのアク
セスは、制御装置による障害状態の検出に応答して、ま
たはサービス分析器データ要求に応答して行われる。N
VMは電力が供給されていない期間中にあるデータを保
持することにより、マイクロ制御器を拡張するために用
いられる。
【0128】パッケージの概要 本発明の制御装置が曝される比較的高い周囲空気温度で
は、比較的長い有効寿命を確保するために、部品動作温
度を設計温度以内に維持する必要がある。本発明の制御
装置は、電子部品を、熱を放散させるために同時に熱的
に接地され、かつ電気的干渉を避けるために電気的に分
離させる、特定の熱パッケージング設計を用いる。本発
明のこの特定の好適な実施例に従って、プリント回路盤
の配置、制御装置金属ベース設計、および特定の熱伝導
材料が設計に組み込まれる。
【0129】製造コストを低減するために、本発明のほ
とんどの電子部品の温度定格は+85°Cまでである。
部品は+5°Cの周囲温度に曝されるから、温度差安全
係数はたった+20°Cである。したがって、本発明の
マイクロプロセッサは放熱する必要があり、ガスヒート
ポンプのシャーシーへ電気的に結合できない電子部品を
有することが好ましい。また、回路に対する要求を満た
すために、出力トライアックおよび入力回路/出力回路
の入力抵抗および出力抵抗のあるものは比較的多量の熱
を放散する必要がある。出力トライアック、+5°CV
DC電圧調整器、入力抵抗および出力抵抗、分離/降圧
トランスおよびマイクロプロセッサは、本発明の1つの
好適な実施例においては、熱伝導効率に注意することを
全て必要とする。
【0130】放熱のために、ガスヒートポンプ装置へ連
結されているアルミニウム基板へ制御装置ボードを固定
する事が好ましい。放熱を最大にするために、基板へ直
接結合されているアルミニウム棒へ電気的に分離されて
いる出力トライアックを固定する事が好ましい。
【0131】基板から電気的に分離すべきである+5°
CVDC電圧調整器を、別々のアルミニウム棒へ固定
し、それから基板へ固定するが、プラスチックその他の
非熱伝導性ショルダー・ワッシャーにより分離したまま
にすることが好ましい。入力抵抗と出力抵抗は特殊な熱
伝導フォームパッドで基板へ結合することが好ましい。
分離/降圧トランスは特殊な熱伝導フォームパッドで基
板へ結合し、捩子その他の適当な固定具を結合に使用す
ることが好ましい。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの好適な実施例に従う、ガスヒー
トポンプ装置の種々の部品の間の関係および機能を示す
流れ図の略図である。
【図2】本発明の1つの好適な実施例に従う、制御装置
の前面パネルの略図である。
【図3】本発明の1つの好適な実施例に従う、サーモス
タット入力回路の回路図である。
【図4】本発明の別の好適な実施例に従う、サーモスタ
ット入力回路の種々の回路図である。
【図5】本発明の1つの好適な実施例に従う、冷却弁出
力を分離する回路の回路図である。
【図6】本発明の種々の好適な実施例に従う、出力回路
の回路図である。
【図7】本発明の1つの好適な実施例に従う、屋内ブロ
ワ可能化出力回路の回路図である。
【図8】本発明の1つの好適な実施例に従う、パワーア
ップリセット回路の回路図である。
【図9】本発明の1つの好適な実施例に従うサーモスタ
ット検査灯出力回路の回路図である。
【図10】本発明の1つの好適な実施例に従う、タイマ
回路の回路図である。
【図11】本発明の1つの好適な実施例に従う、入力電
圧モニタ回路の回路図である。
【図12】本発明の1つの好適な実施例に従う、不揮発
性メモリのブロック図である。
【図13】本発明の1つの好適な実施例に従う、直流電
圧電源回路の回路図である。
【図14】本発明の別の好適な実施例に従う、直流電圧
電源回路の回路図である。
【図15】本発明の1つの好適な実施例に従う、通信イ
ンタフェース回路の回路図である。
【図16】本発明の別の好適な実施例に従う、通信イン
タフェース回路の回路図である。
【図17】本発明の1つ別の好適な実施例に従う、主の
温度センササブ回路の回路図である。
【図18】本発明の1つの好適な実施例に従う、屋内ブ
ロワ速度出力回路の回路図である。
【図19】本発明の1つの好適な実施例に従う、除霜時
刻選択入力回路の回路図である。
【図20】本発明の1つの好適な実施例に従う、GHP
C回路およびLED駆動回路の回路図である。
【図21】本発明の1つの好適な実施例に従う、低圧出
力センサ入力回路の回路図である。
【図22】本発明の1つの好適な実施例に従う、マイク
ロプロセッサの種々の入力および出力を示すブロック図
である。
【図23】本発明の1つの好適な実施例に従う、ガスヒ
ートポンプ装置を制御するための種々の運転状態のシー
ケンスを示す流れ図の線図である。
【図24】本発明の1つの好適な実施例に従う、種々の
サブ回路および種々の機能の間の制御およびデータの流
れのための論理を示す流れ図の線図である。
【図25】本発明の1つの好適な実施例に従う、あるソ
フトウエア・コンポーネントの間の制御の流れを示す全
体的なブロック図である。
【図26】本発明の1つの好適な実施例に従う、種々の
サブ回路の略図の全体的な配置を示す。
【図27】本発明の1つの好適な実施例に従う、マイク
ロプロセッサおよび関連するサブ回路の回路図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ、ジョセフ、ザムステッグ アメリカ合衆国ミネソタ州、ショアーウッ ド、スイートウォーター、カーブ、19735

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変速度圧縮機を有するガスヒートポンプ
    装置において、 少なくとも1つのサーモスタット出力信号に応答し、ガ
    スヒートポンプ装置の可変容量加温/冷却負荷条件にお
    ける性能パラメ−タを各サーモスタット出力信号を基に
    して実時間で計算する可変容量制御手段と、 連続する除霜サイクルの間の最長ヒートポンプ運転時間
    と、ガスヒートポンプ装置の加温モード中の各前記除霜
    サイクルの最短ヒートポンプ運転時間とを、検出した時
    間と、温度と、前記可変容量制御手段により計算された
    可変容量運転条件との関数として計算する除霜制御手段
    と、を備える可変速度圧縮機を有するガスヒートポンプ
    装置における制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の制御装置において、計算手
    段を更に備え、この計算手段は、ガスヒートポンプ装置
    の現在の運転状態を決定し、その現在の運転状態の現在
    の検出された値を基にして連続運転状態のために必要な
    条件を計算して、センサ入力値と、制御出力値と、内部
    ソフトウエア変数値との少なくとも1つを前記計算手段
    から発生して、ガスヒートポンプ装置を前記連続運転状
    態へ移行させる制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の制御装置において、前記計
    算手段は複数の前記出力信号と、ガスヒートポンプ装置
    の希望の運転効率を達成するために前記出力信号の制御
    されるシーケンスを決定する少なくとも1つのプログラ
    ムされたアルゴリズムとを備える制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の制御装置において、前記連
    続運転状態のために必要な前記条件はセンサ入力値と、
    制御出力値と、内部ソフトウエア変数値との少なくとも
    1つの関数として計算される制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の制御装置において、各前記
    アクチュエータを個々に制御する第1の制御レベルでガ
    スヒートポンプ装置を運転させるため、およびガスヒー
    トポンプ装置を第2の制御レベルで運転させるための手
    動モード制御手段を更に備え、前記第2の制御レベルに
    おいては、前記手動モード制御手段は、ガスヒートポン
    プ装置の運転モード中にサーモスタットにより発生され
    る信号以外の少なくとも1つの代わりの信号を発生する
    制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の制御装置において、ガスヒ
    ートポンプ装置の少なくとも1つのアクチュエータの正
    しい運転を、ガスヒートポンプ装置が待機モードにある
    間に、シーケンスされた入力信号の関数として確認する
    ため、および各前記アクチュエータが所定の運転パラメ
    ータを基にしてガスヒートポンプ装置を効率的に運転制
    御するために、そのアクチュエータを制御するための出
    力信号を計算および発生するための手動モード制御手段
    を更に備える制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の制御装置において、前記可
    変容量制御手段は各前記サーモスタット出力信号および
    複数のセンサ入力信号に応答する制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の制御装置において、前記セ
    ンサ入力信号は、屋外空気温度と、液体管温度と、エン
    ジン冷却剤温度と、屋内空気放出温度との少なくとも1
    つに対応する制御装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の制御装置において、前記温
    度は屋外空気温度と液体管温度の少なくとも1つに対応
    する制御装置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の制御装置において、前記
    除霜制御手段は検出した圧縮機速度と、屋外空気温度
    と、ガスヒートポンプ装置の供給される加温容量とを時
    間で積分して、前記最長ヒートポンプ運転時間を決定す
    る制御装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の制御装置において、前記
    の出力がエンジンオン/オフ出力と、エンジン速度出力
    と、屋外ファンオン/オフ出力と、屋外ファン速度出力
    と、補助加温出力と、逆転弁出力と、冷却剤弁出力と、
    屋内ブロワ運転可能化出力と、屋内ブロワ速度出力との
    少なくとも1つを、前記制御器の前記出力からの出力電
    圧値に応じて制御する制御装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の制御装置において、前記
    制御装置への電源電圧の1つが所定の最低電源電圧以下
    に低下した時に、制御装置をリッセトするりセット手段
    を更に備え、制御装置は少なくとも1つの正しくない運
    転状態に入る制御装置。
  13. 【請求項13】請求項1記載の制御装置において、通信
    インタフェースを更に備え、この通信インタフェースに
    より制御装置はメッセージを複数の現在の駆動信号を介
    してエンジン制御装置およびサービス分析器との間で送
    受信し、エンジン制御装置およびサービス分析器は多重
    化されて共通回路を介して通信する制御装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の制御装置において、前
    記通信インタフェースはガスヒートポンプ装置のエンジ
    ンへ可変容量制御を行うことを指令する制御装置。
  15. 【請求項15】請求項1記載の制御装置において、ガス
    ヒートポンプ装置に関連する履歴データおよび診断デー
    タを制御装置の不揮発性メモリに記憶するための情報手
    段を更に備え、前記不揮発性メモリをサービス分析器を
    介してアクセスでき、かつ電力供給を断たれている間保
    持される制御装置。
  16. 【請求項16】請求項1記載の制御装置において、制御
    装置ベースと、この制御装置ベースへ熱的に接地される
    と同時に、そのベースに関して電気的に絶縁される制御
    装置の少なくとも1つの電気的ハードウェア部品とを更
    に備える制御装置。
  17. 【請求項17】請求項1記載の制御装置において、交流
    入力電圧信号と対応する直流電圧信号を電気的に分離し
    ながら、その交流入力電圧信号を対応する直流電圧信号
    へ変換し、少なくとも1つの制御アルゴリズムを前記制
    御装置が計算するのに使用するために前記直流電圧信号
    を発生するための入力電圧モニタ制御手段を更に備える
    制御装置。
  18. 【請求項18】請求項1記載の制御装置において、前記
    除霜制御手段は前記最長ヒートポンプ運転時間および前
    記最短ヒートポンプ運転時間を、検出した除霜時間範囲
    選択入力の関数としても計算す制御る装置。
  19. 【請求項19】少なくとも1つのサーモスタット出力信
    号に応答し、各サーモスタット出力信号を基にして、ガ
    スヒートポンプ装置の可変容量加温/冷却負荷要求にお
    いて性能パラメータを実時間で計算する可変容量制御手
    段を更に備える、可変速度圧縮機を有するガスヒートポ
    ンプ装置における制御装置。
  20. 【請求項20】連続する除霜サイクルの間の最長ヒート
    ポンプ運転時間と、ガスヒートポンプ装置の加温モード
    中の各前記除霜サイクルの最短ヒートポンプ運転時間と
    を、検出した時間と、温度と、前記可変容量制御手段に
    より計算された可変容量運転条件との関数として計算す
    る除霜制御手段を備える可変速度圧縮機を有するガスヒ
    ートポンプ装置における制御装置。
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