JPH0747922A - ベルト予張力装置 - Google Patents

ベルト予張力装置

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JPH0747922A
JPH0747922A JP6049087A JP4908794A JPH0747922A JP H0747922 A JPH0747922 A JP H0747922A JP 6049087 A JP6049087 A JP 6049087A JP 4908794 A JP4908794 A JP 4908794A JP H0747922 A JPH0747922 A JP H0747922A
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piston part
belt pretensioning
pretensioning device
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ブレーゼ マインハルト
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ミカ ヘルムート
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R22/4619Transmission of tensioning power by cable, e.g. using a clutch on reel side
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/12Vibration-dampers; Shock-absorbers using plastic deformation of members
    • F16F7/127Vibration-dampers; Shock-absorbers using plastic deformation of members by a blade element cutting or tearing into a quantity of material; Pultrusion of a filling material

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト予張力装置の安全に関して、ピストン
の有利な開発のための構造的な条件を満たすこと。 【構成】 火工式ガス発生器を備えたベルト予張力装置
のピストンは、ケーブル16に連結された第1の金属製
のピストン部12と、熱可塑性材料でできた少なくとも
1つの第2ピストン部14とから形成され、第2ピスト
ン部14は第1ピストン部12のガス発生器に対面する
側に配され、シリンダーの壁部と接触している。特に、
ピストンには装置が自動車火災時のように加熱された時
にシリンダーの内壁から自身で離れるシールリップ20
が備えられ、爆発の危険を避けるためにガスの逃げ通路
を提供する。さらに、予張力作動の開始時におけるピー
ク負荷を減らすために、ピストンには減衰装置を設ける
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火工技術的な乃至火工
式ガス発生器と、前記ガス発生器によって発生されるガ
スによって作動させることができ、かつそのピストンが
ケーブルに連結されているピストン/シリンダー装置と
を備えたベルト予張力(予緊張)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これらのタイプのベルト予張力装置は各
種の構造設計において知られている。火工式のガス発生
器によってつくられたガス圧力は、センサー装置を介す
る作動の後、ミリ秒のオーダーの範囲内で確立され、ピ
ストンとそれに連結されたケーブルとに対して、予張力
作動の開始時に非常に大きな応力を与える。ガス発生器
によってつくられた高いガス圧力がピストンに作用し、
それをピストン確保安全装置の方向において加速し、ケ
ーブルをピストン確保安全装置の方向において急速に引
っ張ることになる。従って、予張力作動をしている間
は、ピストンとケーブルとに対して強い力が作用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】供給されたエネルギー
によってガス発生器が誤作動した時の、意図してなかっ
た熱の影響によっても、ベルト予張力装置には同様に大
きな応力がかかることがある。これは、例えば、自動車
の火災、あるいはそれを模擬するための火災実験(bo
nfire test)のような場合に生じる。
【0004】安全のために、ベルト予張力装置は、ガス
発生器の意図してない誤作動、例えば自動車火災の場合
に、それが爆発したり、あるいは鋭いエッジや重い飛来
物に分裂することができないように、また正常な作動爆
裂の場合にも、予張力作動の開始時に生じる大きい応力
によって損傷を受けないように、設計ないし構成しなけ
ればならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に関して最初に掲
げた特徴を有するベルト予張力装置は、前記ピストンが
前記ケーブルにしっかりと連結された第1の金属性のピ
ストン部と、熱可塑性材料でできた少なくとも1つの第
2ピストン部とから形成され、前記第2ピストン部が第
1ピストン部のガス発生器に対面した側に配置され、か
つシリンダーの壁部とシール接触を形成する少なくとも
1つの部分を有することを特徴とする。
【0006】本発明は、ピストンを2つの部分、即ち、
金属性のピストン部と熱可塑性のあるピストン部とに分
割することにより、ベルト予張力装置に対する安全要求
を満足させるための多数の構造的な対策を講ずることが
できるという認識を基本にしている。
【0007】本発明をよりよく理解するために、ベルト
予張力装置のピストン/シリンダー装置におけるピスト
ンのおもな機能について以下簡単に説明する。当然のこ
とながら、最も重要な機能は、ガス発生器の中で発生し
たガス圧力によってピストンに作用する圧力を、安全ベ
ルトを引っ張るために用いられるケーブルの引張力に転
換することである。ピストンからケーブルへの力の伝
達、特にピストンとケーブルとの間の伝達において、高
い機械的安定性が必要となる。
【0008】ピストンの第2の重要な機能は、ガス発生
器によって使用可能にされた圧力を、大きな損失なし
に、ピストン駆動に転換するために、ピストンとシリン
ダーの内壁との間にシールを形成することである。
【0009】第3の重要で、かつ本発明に関する付属的
なピストン機能は、ピストンとケーブルとの間にある種
の減衰手段ないし緩衝手段を設けることであり、その理
由は、張力作用の開始時において、ピストン/シリンダ
ー装置のシリンダーの内圧を特に非常に速く上昇させる
ために、高性能のガス発生器を用いた時に大きなピスト
ン加速が生じ、ケーブルおよびケーブルに連結されたベ
ルト張力器にピーク応力を加えることになるからであ
る。
【0010】本発明に関する、1つの第1ピストン部と
少なくとも1つの第2ピストン部とからなるピストンの
構造は、材料を適当に選択することと、適当な特性的な
構造特徴とによって、これらの機能を今までの状況以上
によりよく有していることを認識することができる。第
1ピストン部は、主として力をケーブルに供給する機能
を有し、好ましくは、少量の材料で十分な安定性を示す
鋼材料でできている。第2ピストン部は、主として減衰
機能とシール機能とを有し、受ける応力は小さく、前述
した機能のために必要な装置を妥当な価格で可能にする
より展性のある材料でできている。
【0011】本発明の第1の観点からいうと、2つの部
分に分割することを基本とすることによって、予張力作
動の間のピストンとケーブルとの加速挙動に影響を及ぼ
して、それによって予張力作動の開始時における高負荷
に影響を与えることが可能である。この目的のために、
第1ピストン部はケーブルにしっかりと連結され、少な
くとも1つの第2ピストン部は第1ピストン部のガス発
生器に対面した側に配置される。本発明では、予張力作
動の間に第1ピストン部にかかる最大力と、この部分か
ら発生してケーブルに作用する力とを減少させるように
設計されある種の減衰装置が、第1ピストン部と第2ピ
ストン部との間に設けられている。これらの減衰装置
は、特に、第1ピストン部および/あるいは第2ピスト
ン部に形成される盛り上げ部分および/あるいはくぼみ
部によって形成することができる。
【0012】これらの他の例としては、例えば減衰装置
を形成するエラストーマの板がある。これもまた第2ピ
ストン部を第1ピストン部からある距離をおいて配置す
るのに適当であり、その結果、第1ピストン部に作用す
る力の効果が出るのに時間遅れが生じるであろう。
【0013】第2ピストン部を妥当な価格で生産する観
点からいうと、これは幾つかの部分、好ましくは、第2
ピストン部をその長さ方向に沿って分割することによっ
て作られた2つの部分から構成することができ、これら
は組立て中に一緒に締め付けることができる。
【0014】本発明の第2の観点からいうと、第2ピス
トン部の一方の側から他方の側へのガスの軸線方向の流
れを防ぐための安全シールを形成することができるが、
これは、可能性のある自動車火災の時にはそれ自身を解
放するであろう。このシールによって、予張力作動の間
はガス発生器によって発生されたガス圧力が、ピストン
に対して実質的に損失なしで作用することができる。し
かしながら、例えば、自動車火災の場合には、第2ピス
トン部を構成している熱可塑性材料が変形するであろ
う。この結果、第2ピストン部を貫通するか、あるいは
その周囲において、通路ができることになる。このよう
にしてガスは最初は弾性変形の結果として第2ピストン
部の通路を通過し、最終的には(第2ピストン部に対す
る第1ピストン部の相対的な配置関係にもよるが)耐熱
性のある、シールなしの第1ピストン部を通過する。こ
のようにして、ガスはピストン確保安全装置のピストン
/シリンダーの開放端部から逃げることができ、従っ
て、熱の影響による装置の爆発を防ぐことができる。
【0015】原理的なこととして、前記シールは多数の
異なった方法で設計することができる。製造技術の観点
からも、また火災の場合に第2ピストン部に通路を形成
するためにも、前記シールが本発明による第2ピストン
に成型されたシールリップとして構成するのが適してい
る。
【0016】本発明のさらに有利な発展に関していう
と、第1ピストン部は第2ピストン部よりも小さな直径
を有している。もし火災が生じた場合に、最初は第2ピ
ストン部を通過するガスは、より急速に第1ピストン部
を通過することができる。
【0017】ピストンは、予張力作動の間の減少した負
荷のために、普通のピストンよりも小さな長さ方向の延
長部を備えて製造することができ、しかも安定性に関し
てもマイナスの影響はなく、これらのことは本発明によ
ってピストンを2つの部分からなる構造にしたことの結
果である。従って、予張力作動の間、即ち、ピストンの
作動行程の間におけるシリンダーの長さを、より効果的
に、活用することが可能である。さらに、第2ピストン
部の多くの部分的構造に関する利点によって、製造価格
を低下させることになる。
【0018】本発明の実施例の他の有利な形態が特許請
求の範囲の中で示されている。本発明の他の特性的な特
徴や利点は、以下の説明と参照図面とから明らかにな
る。
【0019】図1はベルト予張力装置のシリンダー10
の断面図を示し、本発明の第1の実施例による第1ピス
トン部12と第2ピストン部14とを備えている。前記
第1ピストン部12は鋼材料でできており、ケーブル1
6に圧着されている。前記ケーブルは既知の方法でベル
ト巻き機(図示せず)と連結されている。第1ピストン
部121はケーブル16を取り囲むスリーブ121を有
し、ケーブル16に関して実質的に横方向に延在するア
バットメント板(当接ないし支持板)122が前記スリ
ーブの上で第2ピストン部14に対面する側に取り付け
られている。前記スリーブ121とアバットメント板1
22とは一体構造的になっていて、第1ピストン部12
を形成している。
【0020】第2ピストン部14は実質的に円筒形にな
っており、第1ピストン部12より大きな直径を有して
いる。これはケーブル16のための通路と、第1ピスト
ン部12に対面した端部上における、第2ピストン部1
4と同心的になった環状の盛り上がり部分18とを有す
る。
【0021】第2ピストン部14は第1ピストン部12
とはある程度の距離をおいて配置され、ガス発生器(図
示せず)に対面した端部において、ガス発生器に向かっ
て円錐状になって広がっており、従って、第2ピストン
部14の最大直径部分はシリンダー10と接触する。こ
の配置によってシールリップ20が形成され、第2ピス
トン部14のガス発生器に対面する側から、第1ピスト
ン部12に対面する側へのガスの流れを防止することが
できる。
【0022】第2ピストン部14はケーブル16に沿っ
て滑動的に配置されている。このようにして、ベルト予
張力装置の作動のためのガス発生器が爆裂した結果、生
じたガス圧力が最初に第2ピストン部14を打撃する。
この第2ピストン部は矢印Fの方向に加速されて、第1
ピストン部12と衝突する。盛り上がった環状部分12
2は、第1ピストン部12のアバットメント板122と
の接触を緩やかにする手段として作用し、第1ピストン
部12のアバットメント板122との衝突の結果、塑性
変形する。第1ピストン部12のより遠方に位置する部
分は弾性変形する。従って、第1ピストン部12に作用
する最大力、即ち、ケーブル16に作用する最大力は減
少され、予張力作動の間のピーク負荷を減少させること
ができ、ケーブルの突然の引張作用を防止することがで
きる。第1ピストン部12とケーブル16との加速度が
減少される結果として、ケーブル16とピストンとは両
方とも直径を小さくして製作することができる。
【0023】第2ピストン部が熱可塑性材料でできてい
るので、シリンダー10の内壁と接触しているシールリ
ップ20は、熱可塑性材料が熱、例えば、自動車火災に
よる熱を受けると、ピストン部から解放されるであろ
う。従って、発生し得る誤爆裂によって生じたガスは、
最初に第2ピストン部を、次に第1ピストン部12を通
過し、開放的なピストン確保安全装置を通って逃げてい
くことができ、このことによって、単純な方法で爆発の
危険性をなくすことができる。
【0024】本発明によるピストンの他の実施例が図2
に示されている。この図において、図1における要素と
同じ機能を有する要素については、同じ参照番号を付け
てある。
【0025】この実施例における第2ピストン部14は
中空円筒構造になっている。第1ピストン部12は第2
ピストン部14の内部に配置され、第1ピストン部12
のアバットメント板の外直径が、第2ピストン部14に
おける第1ピストン部12のための受け穴の内直径より
小さいか、あるいはそれと等しい寸法になっている。第
1ピストン部12と第2ピストン部14との間には、減
衰装置としてのエラストーマ板32が配置されている。
第1ピストン部12と、第2ピストン部14と、エラス
トーマ板32とは、互いに他と上下関係になって配置さ
れている。しかしながら、それらは、また、互いに他と
ある距離をおくように、わざと配置しても良い。
【0026】この場合にもまた、第2ピストン部14は
図1を参照して既述した如くシールリップ20を有して
おり、上述したようにして暖められた時には、構造物か
らそれ自身を解放してしまう。
【0027】第2ピストン部14の側壁34は、ベルト
予張力装置のピストン確保用の安全装置(図示せず)へ
向かって、テーパが付いている。第2ピストン部14
は、第1ピストン部12のガス発生器に対面する側に配
置されている。第2ピストン部14の側壁の前記テーパ
は、第1ピストン部12と第2ピストン部14との間の
側部に沿って付加的な空間を創出している。このこと
は、第2ピストン部14の熱可塑性材料が、加熱、例え
ば、自動車火災の影響によって、また誤爆裂によって生
じるガス圧力の影響によって、内側へ移動し、従って、
発生したガスが第2ピストン部14をより容易に通過で
きるという利点になっている。この場合もまた、ガスは
開放的なピストン確保用の安全装置を通って逃げ、爆発
の危険性がなくなる。
【0028】この実施例においては、第1ピストン部1
2と第2ピストン部14との間に配置されたエラストー
マ板32が、図1に関して述べた減衰機能を予張力作動
の間に第1ピストン部12にかかるピーク負荷を減少さ
せることができる。
【0029】本発明の他の実施例が図3に示されてお
り、第2ピストン部14を特に妥当な価格で製造するこ
とができる。この実施例に関していうと、第2ピストン
部14は縦方向に2つの部分14a,14bに分割され
ている。それは、好ましくは、ケーブル16の中心線を
通る平面に関して実質的に対称的になった2つの半体か
らなっている。組立ての間においては、ピストン部12
をケーブル16上に押し付けた後に、これらの2つの半
体はケーブル16上でピストン部12の周りで締め付け
ることができ、従って、第1ピストン部12と第2ピス
トン部14とが1つの要素を形成することになる。この
実施例においてもまた、シールリップ20と、第2ピス
トン部14における減衰装置とが設けられ、図1および
図2に関して述べたと同じ機能を発揮するであろう。こ
の実施例における減衰装置は、変形可能な格子状構造物
25からなっており、これは、シールリップ20を備え
た第2ピストン部14の前板40と、第1ピストン部1
2のためのアバットメント板24との間に配置されてい
る。
【0030】図4は、第1ピストン部12と第2ピスト
ン部14との断面図である。2つの実質的に対称的な半
体14a,14bからなる第2ピストン部の形が明確に
認めることができる。
【0031】図5から図7までにおいては、第2ピスト
ン部14の他の実施例が示されており、これらは特に図
1に示した実施例に関連して用いることができる。
【0032】図5においては、第2ピストン部14の上
部領域が示されており、これは第1ピストン部12に対
面する側における盛り上がり環状部分22を有し、図1
における盛り上がり部分18と類似している。図1にお
ける構造とは対照的に、この盛り上がり部分22は輪の
内側がアンダーカットされている。この実施例、および
次の実施例においては、ピストン部14の中央にケーブ
ル16のための通路が形成されている。
【0033】図6においては、第1ピストン部12のた
めのアバットメント板24が示されており、これは、格
子状の構造物25によって、第1ピストン部12に対面
した第2ピストン部14の前側に連結されている。
【0034】図7においては、中空円筒状の第2ピスト
ン部14が示されており、その上には、第1ピストン部
12に対面する前側において、個々の円錐状の盛り上が
り部分26が成型されている。スリーブ30が第2ピス
トン部14の前端からキャビティー28の中へ、第2ピ
ストン部14と同心的になって突出している。
【0035】第2ピストン部14の前部に関して図5か
ら図7に示した、本発明による実施例の全ては、予張力
作動の間に、第2ピストン部14の動きの方向におい
て、第2ピストン部14と第1ピストン部12との衝突
を減衰乃至緩和させる装置としての役割を果たす。図5
における実施例の構造は、弾性変形と塑性変形とによっ
て第2ピストン部14の衝突を緩和(減衰)し、環状の
盛り上がり部分22が最初に塑性変形し、次に第2ピス
トン部14の残りの部分が弾性変形する。図6に示した
実施例は、格子状の構造物25の弾性変形によって衝突
を緩和し、図7の実施例は、第2ピストン部14の全部
がキャビティー28の中へ実質的に塑性変形することに
よって、第2ピストン部14と第1ピストン部12との
衝突を緩和する。
【0036】第2ピストン部14のための熱可塑性材料
は、示してきた全ての実施例において、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、あるいはポリホルムアルデヒドであっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関するピストンを備え
たシリンダーの部分断面図。
【図2】本発明の他の実施例に関する第1ピストン部を
備えた、シリンダーと第2ピストン部との部分断面図。
【図3】本発明の他の実施例に関する第1ピストン部と
第2ピストン部との断面図。
【図4】図3における第1ピストン部と第2ピストン部
との断面図。
【図5】本発明の他の実施例に関する第2ピストン部の
部分断面図。
【図6】本発明の他の実施例に関する第2ピストン部の
部分側面図。
【図7】本発明の他の実施例に関する第2ピストン部の
部分断面図。
【符号の説明】
10 シリンダー 12 第1ピストン部 14 第2ピストン部 14a,14b 第2ピストン部の部分 16 ケーブル 18;22;24,25;26,28,30;32 減
衰装置 20 シールリップ 32 エラストーマ板

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト予張力装置において、火工式のガ
    ス発生器と、該ガス発生器によって発生されたガスによ
    って作動させることができ、かつピストン(12、1
    4)がケーブル(16)に連結されているピストン/シ
    リンダー装置とを有し、前記ピストンが前記ケーブル
    (16)にしっかりと連結された第1の金属性のピスト
    ン部(12)と、熱可塑性材料でできた少なくとも1つ
    の第2ピストン部(14)とから形成され、前記第2ピ
    ストン部が、ガス発生器に対面した第1ピストン部(1
    2)の側に配置され、かつシリンダーの壁部とシール接
    触を形成する少なくとも1つの部分を有するベルト予張
    力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記第2
    ピストン部(14)が、第1ピストン部(12)とは軸
    線方向にある距離をおいて、ケーブル(16)上に滑動
    的に配置されているベルト予張力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2記載の装置におい
    て、第1ピストン部(12)と第2ピストン部(14)
    との間に、力の作用下で、弾性的および/あるいは塑性
    的に変形するように構成された減衰装置(18;22;
    24,25;26,28;30;32)が設けられてい
    るベルト予張力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、エラスト
    ーマ板(32)が減衰装置を形成しているベルト予張力
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の装置において、前記減衰
    装置(18;22;24,25;26,28,30)が
    第1ピストン部および/あるいは第2ピストン部(1
    2,14)上に成型されているベルト予張力装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の装置において、第1ピス
    トン部(12)および/あるいは第2ピストン部(1
    4)上に形成された盛り上がり部分(18;22;2
    4,25;26)および/あるいはくぼみ部分が減衰装
    置を形成するベルト予張力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1つの項
    記載の装置において、第1ピストン部(12)が第2ピ
    ストン部(14)より小さな外径を有するベルト予張力
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、第2ピス
    トン部(14)が中空円筒状になっており、第1ピスト
    ン部(12)の方向において開放するように構成されて
    いるベルト予張力装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の装置において、第1ピス
    トン部(12)が少なくとも部分的に第2ピストン部
    (14)の中に配置されるベルト予張力装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の装置において、第2ピ
    ストン部(14)の側壁部(34)に、ガス発生器とは
    反対側に向かってテーパがつけられているベルト予張力
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10までのいずれか1つ
    の項記載の装置において、第2ピストン部(14)が、
    該第2ピストン部とシリンダー(10)の内側との間を
    密封するためのシール(20)を有するベルト予張力装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装置において、第2
    ピストン部(14)に成型されたシールリップ(20)
    がシールを形成するベルト予張力装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の装置において、前記
    シールリップ(20)が、第2ピストン部(14)のガ
    ス発生器に対面した側に配されているベルト予張力装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項1から13までのいずれか1つ
    の項記載の装置において、第2ピストン部(14)が縦
    方向において2つの部分(14a,14b)に分割され
    ているベルト予張力装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の装置において、第2
    ピストン部(14)の前記2つの部分(14a,14
    b)が第1ピストン部(12)の周りに組み付けられて
    いるベルト予張力装置。
  16. 【請求項16】 請求項1から15までのいずれか1つ
    の項記載の装置において、第2ピストン部(14)がポ
    リプロピレン、ポリアミド、あるいはポリホルムアルデ
    ヒドでできているベルト予張力装置。
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