JP5295354B2 - 自動車の安全装置用ガスジェネレータ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の安全装置用ガスジェネレータに関するものであり、例えば、膨張可能な保護バッグを膨張させることを目的とするものである。
本発明の目的は、以下の利点を組み合わせたこのようなジェネレータを提案することにある。
−高性能、
−特に燃焼の制御に関する動作信頼性、
−コンパクト性、
−軽量性、
−低コスト、
−製造容易性
特許文献1及び2により、自動車の安全装置に使用されるガスジェネレータは既知である。しかしながら、これらの装置は前述の基準を満たしていない。
オーストリア国特許第0069441号 欧州特許第1329365号
本発明は、自動車の安全装置用ガスジェネレータに関するものであり、本ガスジェネレータは、
−管状ケーシングであって、ケーシングの一方の端部が開放され、他方の端部が底面により閉鎖され、この底面に近接配置されるケーシングの外周壁部分を噴出孔が貫通している管状ケーシングと、
−管状ケーシングの開放端部内に収容され、かつ管状ケーシング内にクリンピングにより軸方向に保持されるアダプタースリーブと、
−前記アダプタースリーブの内部に軸方向に取り付けられ、かつアダプタースリーブ内に固定的に保持される点火イニシエータと、
−ケーシングの閉鎖端部の内部に収容されて前記噴出孔を被覆する管状フィルタと、
−管状ケーシングの内部で、アダプタースリーブと底面との間に収容されるバルク材からなる点火充填剤と
を備える。
このジェネレータは、
−軸方向に沿って、点火充填剤を構成する前記バルク材を閉じ込めて締め付ける手段であって、底面の側に直交間仕切り壁を含み、開放側に底面の方に押し込まれて点火充填剤を締め付ける穴あきワッシャを含む手段と、
−点火充填剤と前記噴出孔との間に配置されるシール部材であって、点火充填剤の燃焼時に破裂して、点火充填剤の燃焼によって発生するガスをケーシングからフィルタの壁及び噴出孔を通って漏出させることができるシール部材とを備えること、並びに、
シール部材が破裂した後に、点火充填剤が占める空間が、穴あきワッシャ及び前記底面により軸方向に画定されること
を特徴とする。
本発明は、他の可能な有利かつ非制限的な以下の特徴を、単独で、又は組み合わせて、有することができる。
−シール部材が破裂した後では、点火充填剤のうちの少なくとも一部分が管状フィルタの内部空間の内部にある。
−シール部材が破裂する前は、前記点火充填剤の少なくとも一部がフィルタの内部に収容されており、このフィルタの側で、点火充填剤を確実に閉じ込めて締め付けるのがケーシングの実際の底面である。
−前記シール部材が、非常に薄い厚さのシート又はフィルムを円筒状にロール成形したものからなり、フィルタの外部、かつケーシングの内部に、前記噴出孔を内側から被覆するように同軸配置されている。
−前記シール部材が破裂する前は、点火充填剤は、フィルタの外部において管状ケーシングの中心領域に同軸に嵌入された非常に壁の薄い管状ケースに収容されており、このケースは、ワッシャ側で開放し、底面の側で閉鎖されている。
−ワッシャは、前記管状ケースの内部に貫入して内部で摺動することができる。
−前記管状ケースは、底面の側で間仕切り壁によって閉鎖されており、この間仕切り壁は、この底面の側で、点火充填剤を確実に閉じ込めて締め付け、シール部材としても機能する。
−前記点火充填剤はガス発生剤(プロペラント)タブレットからなる。
−ワッシャは、バネにより、ケーシングの底面の方に押し戻されるように押し込まれる。
−ワッシャは、変形可能かつ圧縮可能な材料からなるスリーブであり、スリーブの圧縮力が点火充填剤に作用して点火充填剤を締め付ける。
−フィルタは、ケーシングの入口部の方に向かう軸方向長さの一部に拡幅部を有する。
本発明の他の特徴及び利点は、本発明の2つの好適な実施形態に関する以下の説明により明らかになる。
本説明は、添付の図面を参照する。
図1は、本発明によるガスジェネレータの軸方向断面図である。 図2は、別のジェネレータを示す図1の図と同様の図である。
図1に示すガスジェネレータは、X−X’を軸とする円筒管状ケーシング1を備え、ケーシング1の一方の端部1A(図の左側)は開放されて入口部11を有しており、ケーシングの他方の端部1Bは閉じており、すなわち軸X−X’に直交して横断配置された平坦な底面10によって密封閉鎖されている。
この底面10に近接配置されるケーシングの外周壁部分には、ケーシング1の壁を放射状に貫通する幾つかの噴出孔100が形成されている。
このジェネレータは、ケーシング1の入口部11内に軸方向に配置された接続ピン20、21を有する従来型の点火イニシエータ2を備えている。
具体的には、点火イニシエータ2は中間部品3の内部に取り付けられ、この中間部品を以降「アダプタースリーブ」とも呼ぶ。
中間部品3は、イニシエータ2の外部輪郭面と係合する内部輪郭開口部を有し、この開口部はケーシング1の「開放」側(図の左側)に円錐台状の肩部を有し、この肩部に対して面取り面がイニシエータ2の本体と一致する形状で接しており、これにはリング状シールガスケット31が介在し、このシールガスケット31は互いに押し合う2つの面の間で潰される。反対側(図の右側)では、イニシエータ2は、軸X−X’に沿って中心に維持され、アダプタースリーブ3の内部に圧入された、及び/又は接着接合された抜止めブッシング30によって軸方向に並進可能に保持される。
アダプタースリーブ3は、ケーシング1の入口部11に嵌め込まれ、貫入してアダプタースリーブ3の周辺溝に達するリング状壁のくびれ部12を利用してクリンピングによりケーシングの内部に固く保持される。
アダプタースリーブ3は、例えば棒鋼の旋削加工、打ち抜き加工、又は冷間圧造により作製することができる。
このようにして、アダプタースリーブ3及び点火イニシエータ2からなるサブアセンブリは、ケーシング1の端部1Aに固定的に取り付けられる。このアセンブリは、特に、クリンピング又は溶接により作製することができる。
このケーシングの反対側には、円筒管状フィルタ7がケーシング1の閉鎖された端部の内部に嵌め込まれて、噴出孔100を被覆している。
このフィルタは比較的薄いガス透過壁を有し、このガス透過壁は、燃焼によって発生する高熱ガスに耐える軽量材料で作製されており、この種類の用途に適した多孔質の穿孔構造及び/又は網目構造を有する。
このフィルタの機能は、点火充填剤及び他の固体粒子の構成材が、不適切な時点で、ケーシングから一又は複数の孔100を通って燃焼中に漏出することを防止することである。
管状フィルタ7は、ケーシング1の入口部の方に(したがって、図の左側に向かって)短い軸長70に亘る拡幅部を有する。この拡幅部は、ケーシング1の内径に等しい外径を有するので、当該拡幅部は、軸方向に、ケーシング1との間に隙間を全く生じることなく嵌め込まれ、圧入及び/又は接着接合により保持される。
フィルタの壁の、主要部分71を構成する残りの部分は、わずかに短い直径を有する。
この部分71は、「閉鎖」側で底面10に接している。
部分71は、脆く、高延性ではない材料からなり、且つ非常に薄い、円筒状に巻かれた金属シート8により取り囲まれており、このシートは、ケーシング1の内部に接着接合されて、内側面を内張りし、孔100を被覆している。したがって、これらの孔は、内側から2つの壁、即ちフィルタ7の壁と金属シート8の壁とで被覆される。
この金属シート8又はシールによって、「燃焼室」と呼ばれ、かつ点火充填剤6の燃焼が行なわれる空間の内部で、破裂前に圧力を上昇させることができる。これにより、点火充填剤の良好な燃焼が保証される。
本発明によるガスジェネレータは、この場合はガス発生剤タブレットのような多量のバルク材6からなる点火充填剤を含む。
バルク材6は管状ケーシング1内の底面10の側に収容され、これらのバルク材の大部分でフィルタ7の内部空間の全体が占有され、一部が内部空間から開口側1Aに向かって現われている。
管状ケーシング1の本体の、アダプタースリーブ3及び点火イニシエータ2からなるサブアセンブリ側と、その反対側の点火充填剤を収容するフィルタ7との間の中央部分では、大きな隙間を全く生じることなく軸方向に摺動できる締め付け部品(又はワッシャ)4が、ケーシング1内に配置されている。
この締め付け部品4は、圧縮コイルバネ5によって押し込まれ、この圧縮コイルバネ5は、アダプタースリーブ3に接するように支持されて、ピストンのように、締め付け部品を底面10に(図の右側に)向かって移動させる。
ワッシャ4は、例えば穿孔面又は網目面のような穴開け加工が施された前面40を有し、この面40は、多量のバルク材6、ガス発生剤タブレット、又は点火充填剤を構成する他の材料に接している。この面40の網目は、バルク材6の粒子サイズよりも明らかに小さい通過断面を有するので、バルク材はこの断面を通過することができない。
したがって、ワッシャ及びバネを用いて、タブレット充填場所の内部に残るデッドスペースを埋め、この充填場所を締め付けることができる。
別の構成(図示せず)では、ワッシャ及びバネは、例えば発泡体のような可撓性圧縮材料からなる栓に置き換えることができ、この栓は、ケーシングを閉鎖すると、充填剤に接して充填剤を締め付けるような寸法に形成される。この栓は、充填剤6とイニシエータ2との間に配置されて、イニシエータ2の中心開口部を通ってイニシエータ2に部分的に嵌め込まれる円筒形スリーブの形状を採ることができる。この栓は、所定の位置に設置されるとわずかに圧縮されて、充填剤に作用して充填剤を締め付ける。
参照番号13及び14は、ケーシング1に固く取り付けられた取り付け部材、例えばスタッドを示し、これらの取り付け部材によって、ガスジェネレータを支持体、例えば自動車のシート部品又はフレーム部品に装着することができる。
図1を一見するだけで、用いる部品の点数が減っていることを認識することができる。
更に、これらの部品は、単純な形状を有し、組み立てが容易である。これにより、このジェネレータのコストは低減される。
ケーシング1は、平板状金属シートブランクから、公知の方法で、幾つかの連続する打抜き/引き抜き工程により形成され、次いで一又は複数の孔100を放射状に穿孔した「ブラインド」金属チューブであり、図1には孔のうちの1つだけが示されている。
金属シート8は、単純な円筒形チューブ部分からなる。しかしながら、この金属シートは、ケーシング1の内側壁に当てて接着接合させた簡単な自動接着金属ラベルからなることが好ましい。
フィルタ7は、金属シートをロール状にして円筒形チューブを形成することにより得られ、この円筒形チューブの端部領域70は、径方向に拡張するマンドレルを利用してわずかに裾広がりになるように形成されている。
アダプタースリーブ3及びワッシャ4は、例えばプラスチックからなる成形部品とすることができる。
ブッシング30は、エッジを面取りした単純な管状スリーブである。
イニシエータ2は、他のモデルのジェネレータを装備するために使用される標準タイプとすることができる。
ガスケット31は、エラストマー材料からなる簡単なO−リングガスケットである。
これらの部品の全ては、入口部11からケーシング1内の所定の位置に非常に簡単に設置される。
まず、ガスケット31を圧縮することにより、点火イニシエータ2をアダプタースリーブ3に軸方向に挿入し、次に、抜止めブッシング30を所定の位置に設置することで、イニシエータ2及びアダプタースリーブ3からなるサブアセンブリが得られる。
金属シート又は金属フィルム8及びフィルタ7を、底面10に接するようにケーシング1の内部に挿入する。フィルタ7は、噴出孔100を被覆する瞬間から底面10に接しなくてもよいことに注目されたい。
適切な密度のガス発生剤タブレット6が所定の位置に充填される。
ワッシャ4及びバネ5が挿入される。
イニシエータ2及びアダプター3からなるサブアセンブリが入口部11に嵌め込まれる。
ケーシング1の壁はサブアセンブリの外周部にクリンピングされる。
バネ5により生じた永久的な推力の下で、多量のガス発生剤タブレット6をケーシング1の閉鎖端部分に閉じ込めて詰め込み、これによって、振動時又は衝撃時の塵埃の発生を防止する。
このようなジェネレータを備える車両には減速センサが設けられ、このような減速センサは事故発生時に電気信号を生成し、この電気信号がイニシエータ2によって点火信号に変換される。
イニシエータ2は、一次的な点火充填剤の点火を引き起こし、これによって熱及び圧力が発生し、ワッシャの穴あき面40の開口部を通ってガス発生剤タブレット6まで伝搬する。
これは、前記タブレットの燃焼開始効果を有し、これらのタブレットが燃えることにより熱い高圧ガスが発生して、金属シート又は金属フィルム8が噴出孔100に対して直角にせん断破裂する。即ち、脆性材料からなる(それ程高い延性を示さない)この金属シート又は金属フィルム8はシールとして機能している。
前に説明したように、点火充填剤を構成するバルク材の一部がフィルタ7の内部空間72を占有する。したがって、これらのバルク材の燃焼は、噴出孔100に極めて近いこの内部空間72内で起こる。
内部で燃焼が起こり、したがって「燃焼室」と呼ばれるこの空間は、フィルタ7の内部に少なくとも部分的に延びる。この燃焼室は、底面10とワッシャ4とによって軸方向に区切られる。
更にこのとき、発生ガスは、燃焼速度と噴出孔100の通路の断面とにより、制御された状態で漏出し、ジェネレータが取り付けられている安全装置、例えば膨張式保護バッグに供給される。
したがって、ガスジェネレータのこのような特定の構造により、燃焼が急激に進行する危険を最小化することができる。燃焼が急激に進行するこのような現象は、燃焼タブレットが噴出孔100から遠く離れた位置で燃える場合に生じ得る。実際、フィルタの内部に存在するこれらのタブレットは、軸方向X−X’に沿った孔100の両側に、すなわち図1の各孔100の右側と左側に分布する。その結果、例えば所定の孔100の右側に位置するタブレットの燃焼により生じるガスは、この孔の左側に位置するタブレットと接触することなく、この同じ孔を通って噴出するため、タブレットが、他のタブレットの燃焼によって生じるガス流の全てに曝されることはない。これにより、燃焼に影響し得る局部的な過大圧力を回避することができる。
最後に、燃焼が急激に進行するという危険を全く生じることなく、点火充填剤6のサイズ、したがって点火充填剤6の量を増大させることができるので、例えば、保護バッグの膨張容積を増大させること又はバッグの膨張時間を延長することが可能できることに注目されたい。
図2は、上述のガスジェネレータの別の形態を示している。
この図では、図1において使用される参照記号と同じ参照記号を用いて、同じ又は類似の構成要素を示している。
これらの共通の構成要素については、本明細書を不要に冗長にしないために、後述では再度説明しない。
図2の別の形態は、ガスジェネレータが起動されることがない限り点火充填剤密集体6がフィルタ7の内部に収容されることがないこと、及びフィルタ7がシールシート又はシールフィルム8によって取り囲まれていないことが、図1の実施形態とは基本的に異なっている。
実際、この形態では、シール部材は、ガスの進行方向を考えたときにフィルタの上流に配置されている。
具体的には、ガス発生剤タブレット6は、ケース9に密封収容されている。ケース9は、例えば鋼材といった高延性材ではない材料からなる非常に壁の薄い円筒管状ケースである。このケースは、ケーシング1の内部に、大きな隙間を生じることなく嵌め込まれる。このケースは、一方の端部が開放され(側面1A)、他方の端部が平坦な横断底面90によって閉鎖されている。
ケース及びフィルタは、端から端まで同軸配置される。
したがって、このケース9は、ケースの底面90がフィルタ7の入口に位置した状態で、ワッシャ4がケースの入口部の領域に貫入して内部を摺動するように、寸法が決定され、配置される。
この場合はシール部材を構成する底面90の壁には、任意で、複数の直線状の凹部が設けられ、これらの凹部に相対的に弱い強度を持たせることにより、ケース9の内部の過大圧力の影響下で、凹部が例えば「花びら」のような所定の形状に従って切除され易くする。
この場合、多量のガス発生剤タブレット6が、ケース9の内部において、バネ5により押し込まれるワッシャの推力の影響下で閉じ込められてわずかに押し込まれており、これにより、振動時及び衝突時に塵挨が発生する危険を防止することができる。
事故の結果ジェネレータが起動すると、タブレット6は燃焼を開始し、熱い加圧ガスを発生する。このような圧力の作用下で、(例えば、花びら状に)割れる底面90の全破壊又は部分破壊がまず観察される。この破壊によって、円筒管状フィルタ7と、軸方向には底面10とで画定される内部空間72に通じる燃焼室の容積が増大する。次に、タブレット6の少なくとも一部分が、ガスの圧力の作用下で移動し、管状フィルタ7の内部空間72を、例えば図1に示すように占有する。タブレットの燃焼は、これらのタブレットがフィルタ7内にある間継続する。
燃焼ガスはフィルタ7の内部にも流れ込み、次いで噴出孔100を通って噴出する。
管状フィルタ7の拡幅部70が裾広がりになっていることにより、底面が例えば花びら状に破壊されたとき、底面90の開口が容易になる。底面90の開口は、管状ケーシング1の壁に向かって更に広げることができ、点火充填剤タブレットの管状フィルタ7内部への貫入が一層容易になりうる。
ジェネレータのこの第2の別の実施形態は、充填剤6の燃焼の制御に関して第1の実施形態と同じ利点をもたらす。ジェネレータが作動すると直ぐに、点火充填剤の少なくとも一部がフィルタ7内に移動し、燃焼、したがってガスの放出が、噴出孔100の直ぐ傍で、前述のモードに従って起こる。
更に、第1の実施形態(図1)は、充填剤6が占める空間にフィルタ7の長さが付加されることがないので、第2の実施形態(図2)よりも軸方向に更にコンパクトになるという利点を有することに注目されたい。
第2の実施形態は、ケース9に装填される、アダプタースリーブ3と、点火イニシエータ2と、ワッシャ4と、バネ5(任意)と、点火充填剤6とを備えるサブアセンブリ又は「カートリッジ」を別体として作製してから、ケース9をケーシング1の内部に挿入することができるので、製造方法を簡易化することができるという利点を有する。
更に、これにより、ケース9の底面90の破壊後に燃焼室の容積が増大しうる。その結果、より大きなデッドスペース又は「死空間」がタブレット間に生じ、発生した燃焼ガスが、燃焼が急激に進行する現象を起こすことなく前記タブレットの間を通過することができる。
ジェネレータは、軽量化及び小型化により、自動車の乗員の側方を保護する用途に特に適合させることができる。また、本ジェネレータは、自動車のドアの「能動構造」型のシステムに使用することができる。

Claims (8)

  1. 自動車の安全装置用ガスジェネレータであって
    −一方の端部(1A)が開放され、他方の端部(1B)が底面(10)により閉鎖された管状ケーシング(1)であって、ケーシングのうち、この底面(10)に近接する外周壁部分に噴出孔(100)が貫通形成される管状ケーシング(1)と、
    −管状ケーシング(1)の開放端部(1A)内に収容されて、管状ケーシング(1)内でクリンピングにより軸方向に保持されるアダプタースリーブ(3)と、
    −前記アダプタースリーブ(3)の内部に軸方向に取り付けられて、アダプタースリーブ(3)内に固定されて保持される点火イニシエータ(2)と、
    −ケーシング(1)の閉鎖端部の内部に収容されて前記噴出孔(100)を被覆する管状フィルタ(7)と、
    −管状ケーシング(1)の内部に収容されるバルク材からなる点火充填剤(6)と
    を備え、
    −点火充填剤と前記管状フィルタ(7)との間に配置されるシール部材(90)であって、前記点火充填剤(6)はアダプタースリーブ(3)とシール部材(90)との間に収容され、点火充填剤(6)の燃焼時に破裂して、点火充填剤(6)の燃焼によって発生するガスをケーシング(1)からフィルタ(7)の壁及び噴出孔(100)を通って漏出させることができるシール部材(90)と、
    −軸方向に沿って、点火充填剤を構成するバルク材を閉じ込めて締め付ける手段であって、底面(10)の側に、前記シール部材(90)を含み、開放端部(1A)側に、底面(10)の方に押し込まれて点火充填剤を締め付ける穴あきワッシャ(4)を含む手段と
    を備えること、並びに
    シール部材(90)が破裂した後では、点火充填剤(6)が占める空間が、フィルタ(7)の内部空間(72)に延びて穴あきワッシャ(4)及び底面(10)により軸方向に画定され、点火充填剤(6)のうちの少なくとも一部分がフィルタ(7)の内部空間(72)へ移動し、フィルタ(7)の内部空間(72)の内部にあること
    を特徴とするガスジェネレータ。
  2. シール部材が破裂する前は、点火充填剤(6)が、フィルタ(7)の外部で管状ケーシング(1)の中心領域に同軸に嵌め込まれた非常に壁の薄い管状ケース(9)に収容されており、このケース(9)が、ワッシャ(4)の側で開放され、底面(10)の側で閉鎖されていることを特徴とする、請求項に記載のガスジェネレータ。
  3. 前記ワッシャ(4)が前記管状ケース(9)の内部に貫入して、内部で摺動できることを特徴とする、請求項に記載のガスジェネレータ。
  4. 前記管状ケース(9)が、底面(10)の側でシール部材(90)によって閉鎖されており、このシール部材が、この底面(10)の側で、点火充填剤を確実に閉じ込めて締め付けることを特徴とする、請求項又はに記載のガスジェネレータ。
  5. 前記点火充填剤がガス発生剤タブレット(6)からなることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のガスジェネレータ。
  6. 前記ワッシャ(4)が、バネ(5)により、ケーシング(1)の底面(10)の方に押し戻されるように押し込まれることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のガスジェネレータ。
  7. 前記ワッシャ(4)が、変形可能かつ圧縮可能な材料からなるスリーブであり、スリーブの圧縮力が点火充填剤(6)に作用して点火充填剤を締め付けることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のガスジェネレータ。
  8. フィルタ(7)が、フィルタの軸方向長さのうち、ケーシング(1)の入口部の方に向かう部分に拡幅部(70)を有することを特徴とする、請求項1ないしのいずれか一項に記載のガスジェネレータ。
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