JP2002362299A - ガス発生器 - Google Patents

ガス発生器

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JP2002362299A JP2001169067A JP2001169067A JP2002362299A JP 2002362299 A JP2002362299 A JP 2002362299A JP 2001169067 A JP2001169067 A JP 2001169067A JP 2001169067 A JP2001169067 A JP 2001169067A JP 2002362299 A JP2002362299 A JP 2002362299A
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征吾 田口
Hiroyuki Ochi
博之 越智
Yoshiyuki Kishino
喜行 岸野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切り部材を薄くすることができ、小型化、
軽量化できる自動車用エアバッグの2室構造のガス発生
器を提供する。 【解決手段】 両端が閉鎖される長尺円筒状のハウジン
グ1と、ハウジング1の内部においてガス発生剤4を収
容するガス発生室2とフィルター材10が装着されたフ
ィルター室12とを区画する仕切り部材30とを備えた
ガス発生器であって、仕切り部材30が、ハウジング1
の外周周縁から仕切り部材30の挿入箇所の前後2箇所
をかしめることによって固定されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ用のガ
ス発生器に関し、更に詳しくは、自動車用のエアバッグ
を膨張展開させるために好適なガス発生室及びフィルタ
ー室からなる2室構造のガス発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を
保護するため、瞬時にエアバッグを展開させるためのガ
ス発生器は、例えばインストルメントパネル内等に装着
されたエアバッグモジュールに組み込まれている。この
ガス発生器は、衝突の際に衝突センサーからの衝突検出
信号によって瞬時に多量の高温ガスを発生させるもので
ある。
【0003】自動車用のエアバッグを膨張させるための
ガス発生器は、大量のガスを発生させることが要求され
る。また、このガス発生器を含むエアバッグ装置の収容
スペースによってその形状が制限される。
【0004】近年、特に、安全性の向上とともに、エア
バッグ装置を収容するインストルメントパネルのような
収容スペースの意匠の自由度を上げるために、ガス発生
器の性能向上に加えて、ガス発生器の小型化、軽量化が
望まれるようになっている。
【0005】ガス発生器の小型化、軽量化を果たすもの
として、例えば図3に示すような側突用のエアバッグ装
置に用いられてきたガス発生器がある。図3に示すガス
発生器は、ガス発生室53とフィルター室54とが仕切
り部材52によって区画された、直列2室構造のもので
ある。この仕切り部材52は、オリフィス55と称され
るガス発生器の軸心上にある孔を持ち、かつ周縁に凹部
が施された仕切り板52a、及びその凹部に嵌合された
図示しないOリングのようなシール部材から構成されて
いる。また、この仕切り部材52は、ハウジング51と
称されるガス発生器の収容装置の外周周縁から、その挿
入箇所を1箇所のみかしめることによって固定されてい
る。ガス発生室53にはガス発生剤57が充填され、フ
ィルター室54には中空円筒状のフィルター材58が装
着されている。ハウジング51におけるフィルター室5
4側端部は、蓋板56で閉鎖され、また、ハウジング5
1のガス発生室53側端部には、ガス発生室53内のガ
ス発生剤57を着火燃焼させる点火手段59が装着され
ている。図3に示されているガス発生器においては、衝
突時に図示しない衝突センサーからの衝突検出信号によ
って点火手段59を通電発火させ、この火炎をガス発生
室53内に噴出する。ガス発生室53内では、噴出され
た火炎によってガス発生剤57が着火燃焼され、多量の
高温ガスが発生する。ガス発生室53内で発生した高温
ガスは、所定内圧でバーストプレート60を破裂し、仕
切り板52aのオリフィス55を通過してフィルター室
54へと流入する。そして高温ガスは、フィルター材5
8内に流入し、ここでスラグ捕集及びガス冷却を経て、
ハウジング51の各ガス放出孔51aから図示しないエ
アバッグ内に放出される。エアバッグは、各ガス放出孔
51aから放出される多量の清浄なガスによって急速に
膨張展開される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示されているガス発生器において、ガス発生室53とフ
ィルター室54とを区画する仕切り部材52は、ハウジ
ング51の外周周縁から、その挿入箇所を1箇所のみか
しめられている。そして、Oリングを嵌合させるため
に、仕切り板52a周縁に凹部を施す必要があるため、
仕切り板52aの厚みを薄くすることができず、ガス発
生器全体の小型化、軽量化を妨げる一因となっている。
【0007】本発明は、仕切り部材を薄くすることがで
き、小型化、軽量化できる自動車用エアバッグの2室構
造のガス発生器を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項1に記載のガス発生器は、両端が閉鎖
される長尺円筒状のハウジングと、前記ハウジングの内
部においてガス発生剤を収容するガス発生室とフィルタ
ー材が装着されたフィルター室とを区画する仕切り部材
とを備えたガス発生器であって、前記仕切り部材が、前
記ハウジングの外周周縁から、前記仕切り部材の挿入箇
所の前後2箇所をかしめることによって固定されている
ことを特徴とする。衝突時にガス発生室で発生した高温
のガスは圧力を増加させ、仕切り部材をずらすことな
く、例えば仕切り部材に貼着されたバーストプレート等
を破り、一気にオリフィスを通過してフィルター室へと
流入する。ガスはフィルター室内の全体にわたって流
れ、ここでフィルター材を通過してスラグ捕集と冷却と
を経て、清浄なガスとして放出される。ハウジングの外
周周縁から仕切り部材の挿入箇所の前後2箇所をかしめ
ることによって、ハウジングのかしめられた2箇所には
径内に突出する凸部が形成され、仕切り部材は、それら
2つの凸部によって挟持される。したがって、1箇所の
みかしめることで固定される場合と比較すると、より確
実に固定され、衝突時に発生する多量のガスの勢いによ
ってずれることがない。このため、フィルター材を介し
た十分なガスのスラグ捕集及び冷却が可能となる。
【0009】請求項2に記載のガス発生器は、請求項1
において、前記仕切り部材は、前記ガス発生室と前記フ
ィルター室とを区画する仕切り板と、前記ガス発生室を
密封するシール部材とを備えてなり、前記シール部材
が、前記仕切り板の周縁に設けられているものである。
ハウジングの外周周縁から仕切り部材の挿入箇所の前後
2箇所をかしめることによって、ハウジングのかしめら
れた2箇所には径内に突出する凸部が形成され、仕切り
部材は、それら2つの凸部によって挟持される。したが
って衝突時にガス発生室で発生する多量のガスの勢いに
よってずれることがないため、フィルター材を介したガ
スの十分なスラグ捕集及び冷却が可能となる。さらに、
仕切り部材は、周縁に設けられた例えばOリングのよう
なシール部材を有するため、ガス発生室を確実に密封
し、衝突時以外の期間においてもガス発生室内に湿気が
流入するのを防ぐことができる。
【0010】請求項3に記載のガス発生器は、請求項2
において、前記シール部材が、前記仕切り板の前記ガス
発生室側周縁に形成された切り欠き部に取り付けられて
いるものである。この構成によると、仕切り部材は、切
り欠き部を有する仕切り板及びその切り欠き部に取り付
けられたシール部材からなるため、仕切り板の金属部に
よるかしめの固定性、及び切り欠き部に取り付けられる
シール部材によるシール効果の両方を生かすことができ
る。仕切り部材は、その確実な固定性のため、衝突時に
ガス発生室で発生する多量のガスの勢いによってずれる
ことがなく、フィルター材を介した十分なガスのスラグ
捕集及び冷却が可能となる。さらに、仕切り部材とハウ
ジングとの間のより高いシール効果によってガス発生室
内を密封するため、衝突時以外の期間においてもガス発
生室内に湿気が流入するのをより確実に防ぐことができ
る。また、この構成によると、例えばOリングを設ける
場合のように仕切り板に凹部を形成する必要がないた
め、仕切り部材自身を薄くすることができ、このことは
ガス発生器の小型化、軽量化につながる。ここで、シー
ル部材としてシリコンゴム等の樹脂を使用することが可
能である。シール部材に樹脂等を使用すると、シール部
材を溶着等の接合法によって容易に仕切り板に取り付け
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態におけるガス発
生器について、図1及び図2を参照して説明する。本発
明の実施形態におけるガス発生器は、主として自動車用
のエアバッグを膨張展開させるもので、1つの点火器に
てガス発生剤を燃焼させるものである。
【0012】図1に示すガス発生器は、ハウジング1
と、ハウジング1の一方の軸端部に装着される点火器2
3と、この点火器23に連接する伝火手段3と、ハウジ
ング1をガス発生室2とフィルター室12とに区画する
仕切り部材30と、ガス発生室2内に中空空間17を画
成する内筒材5と、この中空空間17の外周に装填され
ているガス発生剤4と、フィルター室12内に装着され
たフィルター材10とを備えてなる。
【0013】ハウジング1は、両端が開口する外筒材2
0と、外筒材20のガス発生室2側を閉鎖する蓋部材2
4と、フィルター室12側を閉鎖する蓋板11とで構成
されている。このハウジング1は、蓋部材24と蓋板1
1とが外筒材20内の各開口側に嵌挿され、内部に密封
空間を形成する構造である。ハウジング1は、蓋板11
と蓋部材24とを各軸端部として両端を閉鎖した長尺円
筒状とされている。このハウジング1の内部の密封空間
は、仕切り部材30によってガス発生室2とフィルター
室12の2室に区画されている。
【0014】仕切り部材30は、図1に示されるよう
に、ハウジング1の軸心上にオリフィス13を形成して
いる。このオリフィス13は、ガス発生室2とフィルタ
ー室12とを連通可能にするが、通常状態においては仕
切り部材30に貼着されるバーストプレート14によっ
て閉鎖されている。
【0015】このバーストプレート14は、切り込み1
4aの入ったアルミニウム等の金属箔によって形成さ
れ、ガス発生室2内の防湿と内圧調整の役割を果たす。
これによって、衝突時以外の期間においても、ガス発生
室2内に湿気が流入するのを防ぐことができる。また、
この切り込み14aは、衝突時にガス発生室でガスが発
生した際、バーストプレート14が突き破られ、ガスが
円滑にフィルター室12に流入するように設けられたも
のである。
【0016】外筒材20のフィルター室12側には、フ
ィルター室12内と図示しないエアバッグとを連通する
複数のガス放出孔8が、外筒材20の軸方向及び周方向
に所定間隔ごとに形成されている。外筒材20のフィル
ター室12側端部は、蓋板11によって封鎖され、この
蓋板11は外筒材20端部を内側方向にかしめることに
よって固定されている。
【0017】フィルター材10は、例えば、メリヤス編
み金網、クリンプ織り又は平織り金属線材の集合体によ
って中空円筒状に成形されている。このようにフィルタ
ー材10には軸中心に沿って中空部が設けられているた
め、ガス発生室2にて発生したガスをフィルター材10
の軸方向全域にわたって導入することができる。このフ
ィルター材10は、ハウジング1内の仕切り部材30で
区画されたフィルター室12に装着され、蓋板11と該
仕切り部材30との間にわたって位置している。そして
フィルター材10は、外筒材20との間で環状のガス通
過空間9を形成している。
【0018】ガス発生室2は、アルミニウム等の金属製
の内筒材5によって中空空間17と環状空間27とに画
成されている。中空空間17には蓋部材24と一体化さ
れた伝火手段3が延在し、環状空間27にはガス発生剤
4が充填されている。内筒材5は、仕切り部材30側端
部において周辺外側に支持部材16を有し、その支持部
材16とともに、外方向に広がるような段付加工が施さ
れている。その内筒材5の仕切り部材30側端部は、レ
ーザー溶接等によってバーストプレート14に接着され
ている。内筒材5の他端5aは、円筒形そのままの形状
である。その内筒材5の他端5aから内筒材5内の中空
空間17へ向けて、伝火手段3が挿入されている。ま
た、内筒材5には、中空空間17と環状空間27とを連
通する複数のガス通過孔15が形成され、内筒材5の軸
方向及び周方向に所定間隔ごとに形成されている。この
中空空間17は、ガス発生室2と同一軸上に形成され、
ガス発生室2の軸方向長さの50%以上、好ましくは9
0%以上の長さで形成されている。このため環状空間2
7で発生したガスは、効率よく中空空間17内に流入す
るようになる。
【0019】中空空間17内に延在する伝火手段3は、
図1に示すように、中空空間17内をハウジング1の軸
心と同心として軸方向に延びる伝火ノズル28と、圧力
燃焼部21とを備えている。
【0020】伝火ノズル28は、ハウジング1の軸心と
同心にして中空空間17内を軸方向へ延在されており、
圧力燃焼部21と連通可能にされている。また、伝火ノ
ズル28の内径は、圧力燃焼部21の内径より小さい寸
法とされ、伝火ノズル28の延在長さLは、中空空間1
7内の任意の長さ寸法にされている。好ましくは、中空
空間17内の1/3以上の長さに設定する。これによっ
てガス発生剤4を漸進的に燃焼させることが可能とな
る。さらに、伝火ノズル28には、複数の伝火孔19が
形成されている。各伝火孔19は、伝火ノズル28の軸
方向及び周方向にわたって配置され、該伝火ノズル28
内を中空空間17内に連通している。また、各伝火孔1
9は、圧力燃焼部21の近傍で孔間ピッチを小さくし、
該圧力燃焼部21から離れるにつれて孔間ピッチが大き
くなるように形成されている。これら各伝火孔19は、
伝火ノズル28の外周に貼着される破裂プレート29に
よって閉鎖されている。破裂プレート29は、アルミニ
ウム等の金属箔によって形成され、伝火ノズル28内を
中空空間17内から密封している。
【0021】圧力燃焼部21内には、第1伝火剤22
が、点火器23の先端側を覆う状態で圧力燃焼部21内
に装填されている。この第1伝火剤22は、点火器23
の発火による火炎で着火燃焼され、着火燃焼によって発
熱し、高温ガスを発生させる組成を含有するものであ
る。
【0022】また、図1に示すように、伝火ノズル28
内には、第2伝火剤18が伝火ノズル28の軸方向にわ
たって装填されている。この第2伝火剤18は、第1伝
火剤22の燃焼熱によって着火燃焼され、着火燃焼によ
って発熱する組成を有するものである。
【0023】なお、この第1伝火剤22と第2伝火剤1
8は、同一組成のものを使用することも可能である。ま
た、その組成を適宜調整することもできる。例えば、第
1伝火剤22を、着火燃焼によって発熱する組成を含有
するものとし、第2伝火剤18を、着火燃焼によって発
熱し、高温ガスを発生させる組成を有するものとしても
よい。また、第1及び第2伝火剤22,18の両方を、
着火燃焼によって発熱し、高温ガスを発生させる組成を
有するものも採用することができる。
【0024】伝火手段3に連接している点火器23は、
図1に示すように、蓋部材24に装着されており、通電
によって発火する。この点火器23は、圧力燃焼部21
内に突出されており、衝突センサーからの衝突検出信号
に基づいて通電発火されて、火炎を圧力燃焼部21内に
噴出する。
【0025】図1に示すように、ガス発生室2の環状空
間27に装填されるガス発生剤4は、燃焼によって高温
ガスを発生させるもので、ハウジング1のガス発生室2
内の軸方向にわたって装填されている。ガス発生剤4が
充填された環状空間27を塞ぐためのドーナツ状で2層
のクッション部材26が、内筒材5の他端5a周縁に設
けられている。ハウジング1のガス発生室2側端部は、
クッション部材26、Oリング25が嵌合された蓋部材
24、伝火手段3、及び点火器23から構成されてい
る。クッション部材26は外筒材20の外側周縁から、
また、蓋部材24は外筒材20のガス発生室2側端部に
おいて内側方向へ、かしめることによって固定されてい
る。
【0026】ここで、図1に示されているガス発生器で
は、アジ化金属化合物を含有するガス発生剤の他に、窒
素有機化合物を含有するガス発生剤を採用しても安定し
た着火燃焼が可能である。窒素有機化合物を含有するガ
ス発生剤としては、テトラゾール系化合物、トリアゾー
ル系化合物、アミド系化合物、グアニジン系化合物等の
含窒素有機化合物を燃焼成分とするものを用いることが
できる。また、ガス発生剤は、ペレット状のものに限定
されるものではなく、ディスク状、顆粒状、中空円柱状
のものであってもよい。
【0027】本実施形態において、仕切り部材30は、
ハウジング1の外周周縁から、仕切り部材30の挿入箇
所の前後2箇所をかしめることによって固定されるた
め、ハウジング1のかしめられた2箇所には径内に突出
する凸部6が形成され、仕切り部材30がそれら2つの
凸部6によって挟持されている。したがって、1箇所の
み固定される場合と比較すると、より確実に固定され、
衝突時にガス発生室で発生する多量のガスの勢いによっ
てずれることがない。このため、ガスは仕切り部材30
とハウジング1との隙間を通らず、バーストプレート1
4を破り、仕切り部材30のオリフィス13を通ってフ
ィルター室へ流入し、フィルター材10を介した十分な
ガスのスラグ捕集及び冷却が可能となる。
【0028】図2は、仕切り部材30の周縁部を拡大し
たものを示している。仕切り部材30は、仕切り板7
と、例えばシリコンゴムのようなシール部材7bとを備
えてなる。このシール部材7bは、溶着等の接合法によ
って、仕切り板7のガス発生室2側周縁に施された切り
欠き部7dに取り付けられている。
【0029】仕切り部材30は、シール部材7bが設け
られた切り欠き部7d側がガス発生室2に面するよう
に、ハウジング1の外側周縁から、仕切り部材30挿入
箇所の前後2箇所をかしめることによって固定されてい
る。仕切り部材30のフィルター室12側周縁部は、図
2に示されているように、ハウジング1がかしめられる
際に、ハウジング1と仕切り板7の凸部7aとがかみ合
うことによって、確実にかしめ固定される。したがっ
て、仕切り部材30は衝突時にガス発生室で発生する多量
のガスの勢いによってずれることがなく、ガスはバース
トプレート14を破り、オリフィス13を通ってフィル
ター室12内に流入し、フィルター材10によって十分
にスラグ捕集及び冷却される。一方、仕切り部材30の
ガス発生室2側周縁部は、図2に示されているように、
ハウジング1がかしめられる際に形成される凸部6によ
って、シール部材7bの凸部7cが弾性変形する。シー
ル部材7bは高いシール効果を有し、ガス発生室2を確
実に密封する。このため衝突時以外の期間においても、
ガス発生室2内に湿気が流入するのを防ぐことが可能で
ある。
【0030】また、シール部材7bが仕切り板7の切り
欠き部7dに取り付けられているため、Oリングを嵌合
する場合のように仕切り板7に凹部を形成する必要がな
く、仕切り部材30自身を薄くすることができる。した
がってガス発生器の小型化、軽量化につながる。ここで
シール部材7bにシリコンゴム等の樹脂を使用すると、
シール部材7bを溶着等の接合法によって容易に仕切り
板7の切り欠き部7dに取り付けることができる。
【0031】このような構成のガス発生器は以下のよう
にして製造される。
【0032】まず外筒材20の一端に蓋板11を嵌合
し、その蓋板11は、外筒材20の一端を内側方向にか
しめることによって固定される。次にフィルター材10
を蓋板11に接するように、また予めシール部材を周縁
に取り付けた仕切り部材30をそのフィルター材10に
接するように、外筒材20の他端から外筒材20内に順
に設置する。このようにして、蓋板11から仕切り部材
30にかけての空間が、フィルター室12として形成さ
れる。その仕切り部材30の仕切り板7のオリフィス1
3を閉鎖するため、ガス発生室側からバーストプレート
14を仕切り板7に貼着させる。なお、バーストプレー
ト14は、予めハウジング1の外部で仕切り部材30に
貼着させておくこともできる。その後、ハウジング1の
外周周縁から仕切り部材30の挿入箇所の前後2箇所を
かしめることによって、ハウジング1のかしめられた2
箇所には径内に突出する凸部6が形成され、仕切り部材
30は、それら2つの凸部6によって挟持される。そし
て内筒材5を外筒材20の他端からガス発生室2内に挿
入する。さらに、内筒材5をガス発生室2内に挿入し、
内筒材5の段付加工部を、仕切り板7に貼着されたバー
ストプレート14に接するようにして、レーザー溶接な
どによって接着させる。内筒材5は、その接着によって
ガス発生室2内に固定される。内筒材5と外筒材20の
間の環状空間27にガス発生剤4を充填し、ドーナツ状
で2層のクッション部材26を用いて環状空間27を塞
ぐ。さらに、蓋部材24と一体化された伝火手段3を、
外筒材20の他端から内筒材5内の中空空間17に向け
て挿入する。最後に、クッション部材26は外筒材20
の外側周縁から、蓋部材24は外筒材20の他端におい
て、内側方向へかしめることによって固定する。
【0033】次に、図1に示されているガス発生器の作
動について説明する。
【0034】図示しない衝突センサーが自動車の衝突を
検出すると、ガス発生器の点火器23を通電発火させ
る。点火器23の発火による火炎は、圧力燃焼部21内
に噴出され、第1伝火剤22を着火燃焼させる。この第
1伝火剤22の燃焼によって、圧力燃焼部21内には、
火炎等の熱及び高温ガスが発生し、これらの熱エネルギ
ーにて第1伝火剤22を伝火ノズル28側へ瞬時に燃焼
させる。
【0035】圧力燃焼部21内に発生した熱、及び高温
ガスは、伝火ノズル28内に伝播、流入して、伝火ノズ
ル28内の第2伝火剤18を着火燃焼させる。このと
き、伝火ノズル28の内径を圧力燃焼部21より小さい
寸法としているので、圧力燃焼部21内で発生した熱、
及び高温ガスは、伝火ノズル28の開口側に絞られる状
態で集中され、瞬時に第2伝火剤18を着火燃焼させ
る。
【0036】この第2伝火剤18の着火燃焼によって、
伝火ノズル28内には火炎等の熱が発生し、第2伝火剤
18の燃焼によって、破裂プレート29が破裂し、伝火
ノズル28の各伝火孔19を中空空間17内に開口させ
る。これら各伝火孔19は、第2伝火剤18の軸方向へ
の燃焼によって順次開口され、伝火ノズル28内で発生
した火炎等の熱を順次、中間空間17内に噴出させる。
また、この火炎等の熱は、図1に示す如く、伝火ノズル
28の周方向にわたって中間空間17内に噴出される。
そして、中間空間17内に噴出された火炎等の熱は、内
筒材5に形成されたガス通過孔15から環状空間27に
流入する。内筒材5のガス通過孔15から順次噴出され
る火炎等の熱によって、環状空間27に装填されている
ガス発生剤4が順次着火燃焼される。ここで、中空空間
17が、ガス発生室2の略全長(ガス発生室3の軸方向
長さの90%以上)にわたって形成されているため、環
状空間27内に装填されているガス発生剤4が効率良く
燃焼する。そして、ガス発生剤4の着火燃焼によって、
発生した多量の高温ガスは、再度内筒材5に形成された
ガス通過孔15を通過して中空空間17内に放出され
る。ここで、中空空間17が、ガス発生室2の略全長に
わたって形成されているため、環状空間27で発生した
高温ガスが効率良く中空空間17内に流入する。中空空
間17内に流入したガスによって、ガス発生室2内の圧
力が所定圧力に達すると、仕切り板7に貼着されたバー
ストプレート14が切り込み14aから破裂する。そし
てガスは、オリフィス13を通過してフィルター室12
内に流入する。
【0037】また、圧力燃焼部21から伝火ノズル28
内に流入した高温ガスは、圧力燃焼部21近傍の各伝火
孔19から中間空間17内に逃がされる。これは、伝火
孔19を、圧力燃焼部21近傍に対して孔間ピッチを小
さくして多数形成することによって、高温ガスを伝火ノ
ズル28内にこもらせることなく、素早く中間空間17
内に流出させる構造としたからである。これによって、
圧力燃焼部21内で発生する高温ガスの圧力等によって
伝火ノズル28が破損等を起こすことを防止できる。
【0038】フィルター室12内に流入した高温ガス
は、フィルター室12のフィルター材10の中空部を経
て、フィルター材10内に軸方向全域から流入し、ここ
でスラグ捕集と冷却とを経て、ガス通過空間9内に流出
される。そして、清浄化されたガスは、各ガス放出孔8
を通して図示しないエアバッグ内に放出される。図示し
ないエアバッグは、各ガス放出孔8から放出される清浄
なガスによって急速に膨張展開される。
【0039】このように、図1に示されるガス発生器に
よれば、点火器23の発火による火炎を、第1及び第2
伝火剤22,18によってハウジング1内の軸方向へ伝
播し、伝火ノズル28の各伝火孔19から火炎等の熱を
中間空間17内に噴出させ、中 間空間17の外周に装
填されているガス発生剤4を順次燃焼させる。このよう
にして、点火器23、伝火手段3、さらにガス発生室2
へと、順次燃焼が開始され、ガス発生剤4は順次燃焼し
ていくため、発生するガス発生量が漸進的に多くなり、
図示しないエアバッグを漸進的に膨張展開することが可
能である。また、ガスがオリフィス13を通過してフィ
ルター室12に流入するようにしているため、オリフィ
ス13によって流入するガスの圧力を制御することがで
きる。
【0040】なお、本発明の実施形態におけるガス発生
器では、図1及び図2に示すものに限定されず、例え
ば、次のような形態をとることができる。 (1)仕切り部材30は、シール部材7bが設けられた
切り欠き部7d側がフィルター室に面するように、ハウ
ジング1内に設置されてもよい。 (2)仕切り板7は、その周縁に切り欠き部7dではな
く凹部が施され、その凹部にOリングのようなシール部
材が嵌合されてもよい。また、シール部材は仕切り板7
に溶着させなくてもよい。 (3)ハウジング1の内径と略同一の径を持つOリング
を、仕切り板7のガス発生室側及びフィルター室側の少
なくとも一方に隣設し、ハウジング1の外周周縁からこ
の仕切り板7の挿入箇所の前後2箇所をかしめることに
よって固定してもよい。この場合、かしめる際に形成さ
れる2つの凸部によって、Oリングが弾性変形し、高い
シール効果を得ることができる。 (4)フィルター室12の左右両側にガス発生室2を形
成し、複数の点火器23を設けた構成も採用できる。こ
の場合、ガス発生室2の構成は、前述のガス発生器にお
けるガス発生室2の構成であってもよい。また、この場
合、フィルター室12は1室として、フィルター材10
は左右両側のガス発生室2の共用としてもよい。また、
フィルター室12を追加の仕切り部材等によって区画
し、各々のガス発生室2専用としてもよい。 (5)ガス発生剤4の燃焼をガス放出孔8で調整するよ
うにしてもよい。また、ガス放出孔8には、ガス発生器
の内圧を調整、及び/又は、防湿のために金属や樹脂等
からなるシールテープやプレートを設けることもでき
る。
【0041】
【発明の効果】本発明における2室構造のガス発生器で
は、ハウジングの外周周縁から仕切り部材の挿入箇所の
前後2箇所をかしめることによって、ハウジングのかし
められた2箇所には径内に突出する凸部が形成され、仕
切り部材は、それら2つの凸部によって挟持される。1
箇所のみかしめることで固定される場合と比較すると、
より確実に固定され、衝突時にガス発生室で発生する多
量のガスの勢いによってずれることがない。したがっ
て、ガス発生室において発生するガスは、仕切り部材と
ハウジングとの隙間を通ることなく、例えば仕切り部材
のオリフィスに貼着されたバーストプレート等を破り、
オリフィスを通ってフィルター室に流入する。このた
め、フィルター材を介した十分なスラグ捕集及び冷却が
可能になる。仕切り部材はまた、ガス発生室内を密封
し、衝突時以外の期間においてもガス発生室内に湿気が
流入するのを防ぐことが可能である。さらに仕切り部材
に関して、仕切り板の周縁にシール部材を施すことで、
より高いガス発生室に対するシール効果及び仕切り部材
による固定性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるガス発生器を示す断
面図である。
【図2】図1における仕切り部材周縁部の拡大断面図で
ある。
【図3】従来技術によるガス発生器の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ガス発生室 3 伝火手段 4 ガス発生剤 5 内筒材 6 かしめ 7 仕切り板 7a 仕切り板凸部 7b シール部材 7c シール部材凸部 7d 切り欠き部 10 フィルター材 12 フィルター室 23 点火器 30 仕切り部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸野 喜行 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社内 Fターム(参考) 3D054 DD09 DD17 DD18 DD21 DD22 EE60 4G068 DA08 DB12 DB14 DC05 DD20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が閉鎖される長尺円筒状のハウジン
    グと、 前記ハウジングの内部においてガス発生剤を収容するガ
    ス発生室とフィルター材が装着されたフィルター室とを
    区画する仕切り部材とを備えたガス発生器であって、 前記仕切り部材は、前記ハウジングの外周周縁から、前
    記仕切り部材の挿入箇所の前後2箇所をかしめることに
    よって固定されていることを特徴とするガス発生器。
  2. 【請求項2】 前記仕切り部材は、前記ガス発生室と前
    記フィルター室とを区画する仕切り板と、前記ガス発生
    室を密封するシール部材とを備えてなり、前記シール部
    材が、前記仕切り板の周縁に設けられている請求項1に
    記載のガス発生器。
  3. 【請求項3】 前記シール部材が、前記仕切り板の前記
    ガス発生室側周縁に形成された切り欠き部に取り付けら
    れている請求項2に記載のガス発生器。
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