JPH0747921A - ロータリアクチュエータ作動プリテンショナ - Google Patents

ロータリアクチュエータ作動プリテンショナ

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JPH0747921A
JPH0747921A JP5213515A JP21351593A JPH0747921A JP H0747921 A JPH0747921 A JP H0747921A JP 5213515 A JP5213515 A JP 5213515A JP 21351593 A JP21351593 A JP 21351593A JP H0747921 A JPH0747921 A JP H0747921A
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JP
Japan
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rotor
actuator
gas generator
gas
cylinder
Prior art date
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Application number
JP5213515A
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English (en)
Inventor
Muneo Nishizawa
宗雄 西澤
Tetsuya Hamagami
哲也 濱上
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリアクチュエータを駆動手段とするプ
リテンショナにおいて、ロータとシリンダとの間に形成
される隙間からのガス漏れを作動ガス圧を作用させて密
封し、ガスジェネレータの動力を有効にアクチュエータ
の駆動力に利用する。 【構成】 ロータリアクチュエータ作動プリテンショナ
は、ガスジェネレータ4と、ガスジェネレータ4のガス
圧でシートベルト装置のベルト引締め手段を作動させる
アクチュエータ3とから成る。アクチュエータ3は、シ
リンダ30内で回転するベーン311を有するロータ3
1を備える。隔壁303とロータ31との間を密封する
シール部材34が隔壁303に配設され、ガスジェネレ
ータ4から加圧室301aに供給されるガス圧Pにより
ロータ31に圧接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートベルト装置のベル
トを緊急時に引締めるプリテンショナに関し、特にその
駆動部を構成するロータリアクチュエータのガス圧シー
ル機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、乗員の身体を座席
に拘束するシートベルト装置が設けられている。このシ
ートベルト装置において、車両の衝突等の緊急時に車両
にかかる過大な加速度を検知して緩く装着されたベルト
を引締め、拘束効果を向上させる手段としてプリテンシ
ョナが付設される。プリテンショナは、ベルト引締め手
段を構成するリトラクタに付設される場合は、リトラク
タの通常の動作を妨げないように、ベルト巻取軸にクラ
ッチ機構を介して連結可能とされるが、ベルト引締め手
段をバックルとする場合は、クラッチ機構を介すること
なくバックルストークに連結される。そして、プリテン
ショナの駆動部にはガス圧作動する直動形のアクチュエ
ータが一般に用いられるが、ガス圧作動のロータリアク
チュエータを用いる提案も多数成されている。
【0003】こうしたロータリアクチュエータを駆動部
とし、そのベーン付のロータをシリンダ内でガス圧によ
り回転させ、その回転力をクラッチ機構を介してシート
ベルト巻取軸あるいは巻取リールに伝達してベルトを巻
締めるものとして、従来、特公昭59−15657号公
報、特開昭60−45450号公報に開示の技術があ
り、また、ベーンをロータとは別体とし、これをクラッ
チキーとしてシートベルト巻取軸のラチェットホイール
に係合させて、同じくガス圧によるロータの回転でベル
トを巻締めるものとしてドイツ国公開特許第25056
26号明細書に開示の技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、何れもシリンダとロータとの間のガス漏れに
対する格別の対策はなされていない。しかしながら、こ
れらロータをピストンとするアクチュエータでは、通常
の直動ピストン形のものと異なり、ロータとシリンダと
の間に形成される隙間からのガス漏れを無視することは
できず、この漏れを少なくすることがガスジェネレータ
から供給される動力を有効にアクチュエータの回転力に
利用して実用可能な寸法のプリテンショナを実現する上
で肝要である。
【0005】本発明は、上記のような事情に鑑み案出さ
れたものであり、ロータリアクチュエータを駆動手段と
するプリテンショナにおいて、ロータとシリンダとの間
に形成される隙間からのガス漏れを該部に配設したシー
ル部材に作動ガス圧を作用させて密封し、ガスジェネレ
ータの動力を有効にアクチュエータの駆動力に利用する
ことで、実用可能な寸法のプリテンショナを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、ガスジェネレータと、該ガスジェネレー
タから供給されるガス圧でシートベルト装置のベルト引
締め手段を作動させるアクチュエータとから構成され、
該アクチュエータは、前記ガスジェネレータに連通する
作動室を形成されたシリンダと、該シリンダに回転自在
に支持して前記作動室内に配設され、前記シリンダに形
成された隔壁と協働して前記作動室をガスジェネレータ
に連通する加圧室と大気開放された背圧室とに区画する
ベーンを有するロータとを備えるロータリアクチュエー
タ作動プリテンショナにおいて、シール部材が前記隔壁
に配設されて、該隔壁と前記ロータとの間の間隙を密封
すべく、前記ガスジェネレータから前記加圧室に供給さ
れるガス圧により前記ロータに圧接可能に支持されたこ
とを構成とする。
【0007】
【作用】このような構成を採った本発明に係るロータリ
アクチュエータ作動プリテンショナでは、ガスジェネレ
ータからシリンダの加圧室側に供給されるガスが、隔壁
に配設されてガス圧によりロータに圧接されるシール部
材がガス圧に応じた押圧力で隔壁とロータに押圧され、
両者の間隙を漏止めするため、加圧室から背圧室へのガ
ス漏れが阻止され、ロータのベーンに有効にガス圧を作
用させて、ロータを効率良く回転させることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明の実施例について
説明する。図1及び図2に示すように、このロータリア
クチュエータ作動プリテンショナは、ガスジェネレータ
4と、ガスジェネレータ4から供給されるガス圧でシー
トベルト装置のベルト引締め手段(この例において後出
の図3に示すリトラクタR)を作動させるアクチュエー
タ3とから構成され、アクチュエータ3は、ガスジェネ
レータ4に連通する作動室301を形成されたシリンダ
30と、シリンダ30に回転自在に支持して作動室30
1内に配設され、シリンダ30に形成された隔壁303
と協働して作動室301をガスジェネレータ4に連通す
る加圧室301aと大気開放された背圧室301bとに
区画するベーン311を有するロータ31とを備えてい
る。そして、隔壁303とロータ31との間を密封する
シール部材34が隔壁303に配設され、隔壁303と
ロータ31との間の間隙Sを密封すべく、ガスジェネレ
ータ4から加圧室301aに供給されるガス圧Pにより
ロータ31に圧接可能に支持されている。
【0009】この例では、図3に示すように、アクチュ
エータ3は、その一端側をリトラクタRのフレーム10
にネジ止め支持され、アクチュエータ3の他端側にはリ
トラクタRの巻込スプリングユニット12が取付けられ
る。そして、リトラクタRの巻取リール1と一体の軸2
とアクチュエータ3との間には、アクチュエータ3の作
動時のみそのロータ31を巻取軸2に連結するクラッチ
機構(詳細を後記する)が介挿されている。図に符号2
1で示す部材がこのクラッチ機構の巻取軸2側の係合手
段を構成するラチェットホイールであり、これは巻取軸
2のテーパ部に嵌込まれ、その内端を巻取リール1に形
成されてラチェットホイール21の外歯211と符号す
る内歯歯車状凹部に嵌合して軸2に対して回止めされて
いる。なお、図において、符号13はリトラクタRのリ
ールフランジに回動自在に支持されたロックパウルを示
し、101はそれが逆転止め係合するフレーム10側の
ラチェット内歯を示す。
【0010】さらに、図3を主として参照しつつ、アク
チュエータ3の各部分を詳細に説明する。先ず、シリン
ダ30は、一端面が開放され、円筒形の周壁と端壁で囲
まれた作動室301と、同様に一端面が開放され、アー
チ形の囲壁と端壁とで囲まれ、囲壁を挟んで作動室30
1に隣接する供給室302とを形成されており、その開
放端を塞ぐリッド32と協働して作動室301を実質円
筒状の閉空間とする。
【0011】シリンダ30の作動室301と供給室30
2とは、それらが対峙する部分のシリンダ壁に形成され
た溝300で連通され、この溝300が両室をつなぐ通
孔を構成している。シリンダ30には、この溝300に
接して周壁から径方向内方に延びる隔壁303が形成さ
れている。隔壁303の先端部には凹部304が形成さ
れ、これがシール部材34の収容支持部とされている。
さらに、作動室301と供給室302の外周を周回して
シール溝305が形成されているほか、作動室301の
軸孔を囲むように端壁から突出した環状の支持フランジ
306と、作動室301をシリンダ30外に開放する排
気孔307が形成されている。
【0012】ロータ31は、作動室301の内周部にラ
チェットホイール21の外周を囲む係合空間を画定し、
且つロータ31のシリンダ30への回転支持部を構成す
るリング部312と、リング部312から放射方向に延
びる受圧部として機能するベーン311を備えている。
ベーン311の背後には、後記するクラッチキー22を
嵌挿する角筒状のキー摺動孔313が形成されている。
【0013】ベーン311の受圧面側には、ベーン31
1に添接され、両端縁と外端縁に連続したシールリップ
331を有する添付部330と、ベーン311の先端両
側に形成された切欠き314に係止されるフック部33
2とを備える合成樹脂製の可撓性シール部材33が配設
される。このシールリップ331は、ロータ31の回転
時に、ガス圧により作動室301の両端面(一方の端面
はリッド32の内端面)と周面とに圧接されてシリンダ
30とロータ31との間の間隙を密封する機能を果た
す。
【0014】クラッチキー22は、ガス圧を受ける受圧
ヘッド221とラチェットホイール21への係合手段を
構成するくさび状のパウル222を備えており、パウル
222がラチェットホイール21側に向けて配設され
る。クラッチキー22の上記受圧ヘッド221にはキー
コネクタ23が係止される。これは、クラッチキー22
を非作動時に所定位置に定置させる機能と、ガス圧の供
給室302から作動室301への供給を制御する機能と
を果たすべく設けられたもので、したがって、クラッチ
キー22の受圧ヘッド221と係合する蟻溝231と、
溝300口部への係合フック232とを備えている。
【0015】図2に拡大して示すように、シール部材3
4は、ロータ31のリング部312外周面に圧接される
摺接シール面341と、隔壁303の凹部304に圧接
されるシール面342と、それらの背後の凹入状の受圧
面343とを備えた断面略V字状に構成されており、V
字状の頂部を隙間Sに向け、受圧面343を加圧室30
1aに向けて、シリンダ30の隔壁先端の凹部304に
軽い弾発状態で、自身の形状で位置決めされて、収容支
持されている。
【0016】図3に戻って、巻取軸2の振れ回りによ
り、ラチェットホイール21の外歯211がハウジング
30の支持フランジ306内周を削るのを防ぐべく、ベ
アリングブッシュ36が設けられている。これは、ハウ
ジング30の作動室301に突出する支持フランジ30
6の内周に嵌挿されるもので、一端側に径方向外向きに
延びる鍔361を有する。この鍔361は、組立て状態
において、ロータ31のリング部312と支持フランジ
306の端面との間に位置し、スラストベアリングの機
能を果たす。
【0017】この他に、このアクチュエータ3には、O
字形断面のエラストマシール35が配設される。これ
は、前記シール溝305中に嵌装されて、シリンダ30
とリッド32との間を密封する機能を果たすもので、作
動室301と供給室302の外周を周回する周回部35
0と、それから分岐して両室301,302間を密封す
る枝部351と、隔壁303部を密封する枝部352と
を有する。
【0018】なお、図3において、符号4はガスジェネ
レータ、41はそのプライマ、5は加速度センサを示
す。ガスジェネレータ4はシリンダ30の供給室302
に連設された筒形のガスジェネレータ収容部308に収
容され、リッド32の固定に伴って止環44を介して収
容部308の底部に押圧固定され、該底部の外側にネジ
止めされる加速度センサ5と対峙される。加速度センサ
5にはプライマ41を撃発させる図示しないピンが設け
られており、このピンの押出し時にその先端を導入する
収容部底部の開口はカプラ43により連結シールされ
る。
【0019】次に、上記実施例の作動について図4を基
に、細部構成については図3を参照しつつ説明する。図
4は上記のように構成されたプリテンショナの作動を示
すもので、この装置では、非作動位置において、ロータ
31はそれに嵌挿されたクラッチキー22の背後を隔壁
303に当接させた、図4の(A)で示す位置に在る。
この状態で、加圧室301aは、最も縮小した状態にあ
り、クラッチキー22は、キーコネクタ23により位置
決めされて、ラチェットホイール21の外歯211とは
係合しない位置にある。したがって、巻取軸2はアクチ
ュエータ3とは完全に切り離されて、自由に回転可能
で、リトラクタの機能は従来どおり維持される。
【0020】加速度を検知して図3に示すセンサ5のフ
ァイアリングピンが撃発動作し、ガスジェネレータ4の
プライマ41が発火し(図4の(B)参照)、推進薬の
燃焼による生成ガス圧が供給室302において、キーコ
ネクタ23に印加されると、フック232による係合が
解かれてキーコネクタ23が溝300に沿って押される
ため、クラッチキー22はキーコネクタ23に押されて
内向きに押込まれ、パウル222がラチェットホイール
21の外歯211の山部と接する位置まで移動する。こ
のとき、キーコネクタ23の外端部は、加圧室301a
の外周面に達するため、ガスの加圧室301aへの供給
が開始される。
【0021】これにより、ガス圧はロータ31のベーン
311にも作用し、ベーン311の背後を可撓性シール
部材33を介して押すため、ロータ31は軸回りに、図
4の(C)に示すように、反時計回り回転を開始する。
この回転につれて生じる作動室301の背圧室301b
側の圧力は、シリンダ30の排気孔307を経て大気中
に放出され、背圧室側の圧力上昇による抵抗の発生は防
止される。一方、クラッチキー22の変位は継続され、
やがてクラッチキー22のパウル222がラチェットホ
イール21の外歯211に噛み合い、ロータ31はクラ
ッチキー22を介してラチェットホイール21と係合す
る。この時点で、巻取軸2はアクチュエータ3と連結さ
れる。そして、ロータ31の回転力は、図4の(D)に
示すように、クラッチキー22及びラチェットホイール
21を介して巻取軸2に伝達される。
【0022】このような巻取軸2の回転動作につれて、
巻取リール1に巻付けられたベルトが巻込まれ、ベルト
の引締めが行われ、やがて、ロータ31は、図4の
(E)に示す位置に達すると、ベーン311が隔壁30
3に衝突してロータ31の回転は停止する。この位置に
なると、今度は、加圧室301aも大気開放されるた
め、残ガス圧も排気される。しかしながら、この後も、
巻取リール1と一体化された巻取軸2は自身の慣性で回
転を続けようとするため、今度は、図4の(F)に示す
ように、ラチットホイール21の外歯211がクラッチ
キー22を係合解除方向に押し出し、巻取軸2がロータ
31から解放されるため、巻取軸2の回転は継続する。
そして、この慣性による回転は、ベルト張力と巻取リー
ルを含む慣性系の回転モーメントとが均衡するまで継続
する。この回転によるベルト引込み量は、ガスジェネレ
ータ4に装填された推進薬量にもよるが、ロータ回転に
よる分の約1/2程度とすることができる。このよう
に、上記一連の動作でプリテンションの付与が行われ
る。なお、この動作完了後のベルト引出しは、リトラク
タRの構成要素である前記ロックパウル13のラチェッ
ト内歯101への係合により阻止される。
【0023】なお、これら一連の動作説明において、ク
ラッチ係合動作を鮮明にすべく、キーコネクタのその後
の動作を省略したが、キーコネクタ23は、図4の
(B)ないし(C)に示すクラッチ係合過程途上に溝3
00からその大部分が抜け出した状態で、ロータ31の
回転開始により、クラッチキー22に脚部を引きずられ
るため、蟻溝231部での係合が解かれて、クラッチキ
ー22から外れる。
【0024】これらの動作中に、シール部材34は、図
2に示すように、ガス圧Pを受圧面側に受けてロータ3
1の外周面312と隔壁303の凹部304にガス圧P
に応じた強さで圧接され、その断面形状が略V字形であ
るため、楔状に隙間Sに押し込まれ、ガス圧Pの高い作
動当初ほどそれに応じた強い力で隙間Sに押し込まれる
ため、隙間Sを経て加圧室301aから背圧室301b
へ逃れようとするガスの流れは阻止される。
【0025】他方、シリンダ30の開放端面とリッド3
2との間の隙間からのガス漏れはシール溝305に嵌装
されたエラストマシール35により阻止される。そし
て、特に隔壁部には上記シール部材34とエラストマシ
ール35の周回部から延びる枝部352とで実質上連続
したシール面が形成される。また、ベーン311とシリ
ンダ30との間の隙間からのガス漏れは、可撓性シール
部材33のシールリップ331で阻止される。さらに、
クラッチキーの摺動孔313から係合空間への漏れは、
受圧ヘッド221のクラッチキーの摺動孔313口部へ
の圧接により阻止される。
【0026】このようにして、上記実施例のアクチュエ
ータによれば、加圧室301aから背圧室301b及び
加圧室301aから係合空間へのガス漏れが有効に阻止
され、ガスジェネレータ4で発生したガスの圧力が有効
にアクチュエータ3の動作に利用される。こうした動作
の結果、プリテンションナの作動によるリトラクタRの
ベルト巻取量は、図5に示すように、隔壁シールをしな
いものに比して略倍加される。
【0027】以上、本発明を実施例を基に、リトラクタ
に付設する形式のものとして詳説したが、本発明は、そ
れに適した構成を備えるものの、必ずしもそれに限定さ
れるものではない。また、各構成要素の形状、配設位置
及び材質は、上記実施例に示したものに限定されること
なく、所期の機能を果たすものであれば、特許請求の範
囲に記載の範囲内で種々の構成を採り得るものである。
【0028】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、隔壁に配
設されてロータに圧接されたシール部材によりロータと
シリンダ隔壁との間が漏止めされるため、ガス圧が加圧
室から背圧室へ漏れる際の最短コースとなる上記部位を
有効に密封して、ガス漏れを阻止することができ、ロー
タのベーンに有効にガス圧を作用させて、アクチュエー
タを効率良く回転させることができる。その結果、同じ
駆動力(具体的にはベルト引締め量)を得るのに、ロー
タのベーン受圧面積を減少させることによるアクチュエ
ータ外形ひいてはプリテンショナの小型化が可能とな
り、あるいは、ガスジェネレータの薬量の減少に対応さ
せた各部品強度の低減によるプリテンショナの軽量小型
化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシリンダをそのリッドを取
り外して示す正面図である。
【図2】上記実施例におけるガス圧シール部材の詳細を
示す部分正面図である。
【図3】上記実施例の全体構成要素を分解して示す斜視
図である。
【図4】上記実施例の作動を順を追って示す作動説明図
である。
【図5】上記実施例の効果を示す作動特性図である。
【符号の説明】
R リトラクタ(ベルト引締め手段) 3 アクチュエータ 4 ガスジェネレータ 30 シリンダ 31 ロータ 34 シール部材 301 作動室 301a 加圧室 301b 背圧室 303 隔壁 311 ベーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスジェネレータと、該ガスジェネレー
    タから供給されるガス圧でシートベルト装置のベルト引
    締め手段を作動させるアクチュエータとから構成され、
    該アクチュエータは、前記ガスジェネレータに連通する
    作動室を形成されたシリンダと、該シリンダに回転自在
    に支持して前記作動室内に配設され、前記シリンダに形
    成された隔壁と協働して前記作動室をガスジェネレータ
    に連通する加圧室と大気開放された背圧室とに区画する
    ベーンを有するロータとを備えるロータリアクチュエー
    タ作動プリテンショナにおいて、 シール部材が前記隔壁に配設されて、該隔壁と前記ロー
    タとの間の間隙を密封すべく、前記ガスジェネレータか
    ら前記加圧室に供給されるガス圧により前記ロータに圧
    接可能に支持されたことを特徴とするロータリアクチュ
    エータ作動プリテンショナ。
JP5213515A 1993-08-06 1993-08-06 ロータリアクチュエータ作動プリテンショナ Pending JPH0747921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101428196B1 (ko) * 2012-10-10 2014-08-07 현대자동차주식회사 차량용 시트벨트 프리텐셔너

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101428196B1 (ko) * 2012-10-10 2014-08-07 현대자동차주식회사 차량용 시트벨트 프리텐셔너

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