JPH0747883Y2 - レ−ザ発振器 - Google Patents
レ−ザ発振器Info
- Publication number
- JPH0747883Y2 JPH0747883Y2 JP1986093951U JP9395186U JPH0747883Y2 JP H0747883 Y2 JPH0747883 Y2 JP H0747883Y2 JP 1986093951 U JP1986093951 U JP 1986093951U JP 9395186 U JP9395186 U JP 9395186U JP H0747883 Y2 JPH0747883 Y2 JP H0747883Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oscillation tube
- fixed frame
- laser beam
- mirror
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、レーザ発振器に関し、より詳しくは発振管を
備えたレーダ発振器に関する。
備えたレーダ発振器に関する。
「従来の技術」 従来、レーザ発振器として、出力ミラーとリヤミラーと
の間でレーザ光線を発振させ、そのレーザ光線を上記出
力ミラーから外部に放射する発振管を備えたものが知ら
れている。そして上記発振管の出力ミラーから外部に放
射されたレーザ光線は、通常、その発振管を設けた固定
フレームに反射ミラーを取付けてこの反射ミラーで所要
方向に屈曲案内させ、さらに例えばレーザ加工機のフォ
ーカスヘッドから被加工物へ向けて照射させて、その被
加工物にレーザ加工を施すようにしている。
の間でレーザ光線を発振させ、そのレーザ光線を上記出
力ミラーから外部に放射する発振管を備えたものが知ら
れている。そして上記発振管の出力ミラーから外部に放
射されたレーザ光線は、通常、その発振管を設けた固定
フレームに反射ミラーを取付けてこの反射ミラーで所要
方向に屈曲案内させ、さらに例えばレーザ加工機のフォ
ーカスヘッドから被加工物へ向けて照射させて、その被
加工物にレーザ加工を施すようにしている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで上記発振管は、レーザ光線を発振させると温度
上昇が生じるので、一般に冷却手段によりその発振管を
冷却して熱膨張を防止するようにしている。しかしなが
ら、上記発振管を取付けた固定フレームは雰囲気温度の
上昇に伴なって膨張するようになるので、熱膨張の少な
い発振管と熱膨張の大きい固定フレーム間で相対的な変
位が生じ、その変位が大きくなるとレーザ光線の光軸に
ずれが生じるようになる。
上昇が生じるので、一般に冷却手段によりその発振管を
冷却して熱膨張を防止するようにしている。しかしなが
ら、上記発振管を取付けた固定フレームは雰囲気温度の
上昇に伴なって膨張するようになるので、熱膨張の少な
い発振管と熱膨張の大きい固定フレーム間で相対的な変
位が生じ、その変位が大きくなるとレーザ光線の光軸に
ずれが生じるようになる。
すなわち、上記相対変位の発生を防止するには固定フレ
ーム全体を冷却すればよいが、固定フレーム全体を冷却
するようにすると装置全体が高価になるし、ランニング
コストも増大するようになる。これに対し、上記発振管
を固定フレームに浮動的に取付けることによって両者の
相対変位を許容させればそのような欠点を解消すること
ができるが、その場合には、固定フレームと発振管との
間、つまり固定フレームに取付けた反射ミラーと発振管
に設けた出力ミラーとの管で熱膨張による相対変位が生
じるので、レーザ光線の光軸にその相対変位に基づく誤
差が発生し易くなり、レーザ光線の光軸を高精度に管理
することが困難となる。
ーム全体を冷却すればよいが、固定フレーム全体を冷却
するようにすると装置全体が高価になるし、ランニング
コストも増大するようになる。これに対し、上記発振管
を固定フレームに浮動的に取付けることによって両者の
相対変位を許容させればそのような欠点を解消すること
ができるが、その場合には、固定フレームと発振管との
間、つまり固定フレームに取付けた反射ミラーと発振管
に設けた出力ミラーとの管で熱膨張による相対変位が生
じるので、レーザ光線の光軸にその相対変位に基づく誤
差が発生し易くなり、レーザ光線の光軸を高精度に管理
することが困難となる。
「問題点を解決するための手段」 本考案はそのような事情に鑑み、上記発振管を固定フレ
ームに浮動的に取付けるとともに、上記出力ミラーから
外部に放射されたレーザ光線を最初に所要方向に屈曲案
内する反射手段を、上記発振管に取付けるようにしたも
のである。
ームに浮動的に取付けるとともに、上記出力ミラーから
外部に放射されたレーザ光線を最初に所要方向に屈曲案
内する反射手段を、上記発振管に取付けるようにしたも
のである。
「作用」 上述の構成によれば、固定フレームと発振管との間に熱
膨張による相対変位があっても両者の相対変位を許容す
ることができ、しかも上記反射手段を発振管に取付けて
いるので、固定フレームが熱膨張してもそれによって反
射手段と発振管との間の相対位置が変動することがな
く、したがってレーザ光線の光軸を高精度に管理するこ
とができる。
膨張による相対変位があっても両者の相対変位を許容す
ることができ、しかも上記反射手段を発振管に取付けて
いるので、固定フレームが熱膨張してもそれによって反
射手段と発振管との間の相対位置が変動することがな
く、したがってレーザ光線の光軸を高精度に管理するこ
とができる。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を説明すると、レーザ発
振器1の発振管2は筒状に形成してあり、その発振管2
の左端軸部にハーフミラーからなる出力ミラー3を、ま
た右端軸部にリアミラー4をそれぞれ取付けている。そ
して図示しない電極により発振管2内に供給したCO2ガ
スを励起させることにより、上記出力ミラー3とリアミ
ラー4との間でレーザ光線Lを発振させ、そのレーザ光
線Lを出力ミラー3から外部に放射させることができる
ようにしている。
振器1の発振管2は筒状に形成してあり、その発振管2
の左端軸部にハーフミラーからなる出力ミラー3を、ま
た右端軸部にリアミラー4をそれぞれ取付けている。そ
して図示しない電極により発振管2内に供給したCO2ガ
スを励起させることにより、上記出力ミラー3とリアミ
ラー4との間でレーザ光線Lを発振させ、そのレーザ光
線Lを出力ミラー3から外部に放射させることができる
ようにしている。
上記発振管2は、冷却手段としての冷却パイプ5内に供
給した冷却オイルによって冷却することができるように
してあり、かつその冷却パイプ5を介して固定フレーム
6に取付けている。この際、上記冷却パイプ5は、その
出力ミラー3側部分をボルト7によって上記固定フレー
ム6に固定するとともに、他端のリヤミラー4側部分を
ボール手段3によって浮動的に取付けてあり、上記固定
フレーム6が雰囲気温度の上昇で熱膨張した際には、発
振管2および冷却パイプ5と固定フレーム6との間の熱
膨張による相対変位を許容できるようにしている。
給した冷却オイルによって冷却することができるように
してあり、かつその冷却パイプ5を介して固定フレーム
6に取付けている。この際、上記冷却パイプ5は、その
出力ミラー3側部分をボルト7によって上記固定フレー
ム6に固定するとともに、他端のリヤミラー4側部分を
ボール手段3によって浮動的に取付けてあり、上記固定
フレーム6が雰囲気温度の上昇で熱膨張した際には、発
振管2および冷却パイプ5と固定フレーム6との間の熱
膨張による相対変位を許容できるようにしている。
然して、上記発振管2の先端部すなわち出力ミラー3側
端部には、出力ミラー3から射出されたレーザ光線Lを
最初に所要方向に屈曲案内する反射手段としての反射ミ
ラー10を配置してあり、この反射ミラー10を支持する支
持部材11は、熱膨張係数の小さな材料、例えばインバー
からなる支持ブラケット12を介して上記冷却パイプ5
に、すなわち固定フレーム6に浮動的に取付けた発振管
2に取付けている。
端部には、出力ミラー3から射出されたレーザ光線Lを
最初に所要方向に屈曲案内する反射手段としての反射ミ
ラー10を配置してあり、この反射ミラー10を支持する支
持部材11は、熱膨張係数の小さな材料、例えばインバー
からなる支持ブラケット12を介して上記冷却パイプ5
に、すなわち固定フレーム6に浮動的に取付けた発振管
2に取付けている。
さらに上記固定フレーム6には、上記反射ミラー19によ
って反射されてきたレーザ光線Lをさらに所要方向に反
射させる反射ミラー13を取付けてあり、この反射ミラー
13で反射されたレーザ光線Lを図示しないフォーカスヘ
ッドに供給することができるようにしている。
って反射されてきたレーザ光線Lをさらに所要方向に反
射させる反射ミラー13を取付けてあり、この反射ミラー
13で反射されたレーザ光線Lを図示しないフォーカスヘ
ッドに供給することができるようにしている。
そして上記発振管2はカバー14内に、また2つの反射ミ
ラー10,13は共通のカバー15内にそれぞれ収納してあ
り、それらカバー14,15と、図示しないフォーカスヘッ
ドのカバー16とによって上記レーザ光線Lの通過経路を
大気から遮蔽している。
ラー10,13は共通のカバー15内にそれぞれ収納してあ
り、それらカバー14,15と、図示しないフォーカスヘッ
ドのカバー16とによって上記レーザ光線Lの通過経路を
大気から遮蔽している。
以上の構成において、上記発振管2からレーザ光線Lを
発振させている際には、発振管2は冷却パイプ5内を流
通する冷却オイルによって冷却されており、発振管2お
よび冷却パイプ5の熱膨張は小さく抑制されている。こ
れに対し、固定フレーム6は雰囲気温度の上昇に伴なっ
て徐々に熱膨張するようになるので、上記発振管2およ
び冷却パイプ5と固定フレーム6との間で相対変位が生
じるようになるが、その相対変位は上記ボール手段8に
よって許容されるので、発振管2や冷却パイプ5に無理
な力が加わることはない。
発振させている際には、発振管2は冷却パイプ5内を流
通する冷却オイルによって冷却されており、発振管2お
よび冷却パイプ5の熱膨張は小さく抑制されている。こ
れに対し、固定フレーム6は雰囲気温度の上昇に伴なっ
て徐々に熱膨張するようになるので、上記発振管2およ
び冷却パイプ5と固定フレーム6との間で相対変位が生
じるようになるが、その相対変位は上記ボール手段8に
よって許容されるので、発振管2や冷却パイプ5に無理
な力が加わることはない。
そしてこの際、もし反射ミラー10を固定フレーム6に取
付けたとしたら、熱膨張が抑制された発振管2の出力ミ
ラー3と熱膨張が抑制されていない固定フレーム6に取
付けた反射ミラー10との間で相対的に大きな相対変位が
生じることになるが、本実施例のように、上記反射ミラ
ー10を熱膨張係数の小さな材料からなる支持ブラケット
12を介して発振管2に取付ければ、固定フレーム6が熱
膨張しても、出力ミラー3と反射ミラー10との間の相対
位置を可及的に一定に維持することができる。
付けたとしたら、熱膨張が抑制された発振管2の出力ミ
ラー3と熱膨張が抑制されていない固定フレーム6に取
付けた反射ミラー10との間で相対的に大きな相対変位が
生じることになるが、本実施例のように、上記反射ミラ
ー10を熱膨張係数の小さな材料からなる支持ブラケット
12を介して発振管2に取付ければ、固定フレーム6が熱
膨張しても、出力ミラー3と反射ミラー10との間の相対
位置を可及的に一定に維持することができる。
その結果、反射ミラー10で反射されるレーザ光線Lの光
軸のずれ量を可及的に小さくすることができるので、そ
れ以後の誤差も小さくなり、したがって高精度のレーザ
加工を施すことが可能となる。
軸のずれ量を可及的に小さくすることができるので、そ
れ以後の誤差も小さくなり、したがって高精度のレーザ
加工を施すことが可能となる。
なお、発振管2を固定フレーム6に浮動的に取付ける手
段は上述のボール手段8によるものに限定されるもので
はなく、例えば吊下げ式の構成等、適宜の構成を採用す
ることができる。
段は上述のボール手段8によるものに限定されるもので
はなく、例えば吊下げ式の構成等、適宜の構成を採用す
ることができる。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、発振管と固定フレーム
との間で熱膨張による相対変位が生じても、レーザ光線
の光軸を高精度で管理することができるという効果が得
られる。
との間で熱膨張による相対変位が生じても、レーザ光線
の光軸を高精度で管理することができるという効果が得
られる。
図は本考案の一実施例を示す概略側面図である。 1……レーザ発振器、2……発振管 3……出力ミラー、4……リヤミラー 5……冷却パイプ(冷却手段) 6……固定フレーム、7……ボルト 8……ボール手段、12……支持ブラケット 10……反射ミラー(反射手段) L……レーザ光線
Claims (1)
- 【請求項1】出力ミラーとリヤミラーとの間でレーザ光
線を発振させ、そのレーザ光線を上記出力ミラーから外
部に放射する発振管と、この発振管を冷却する冷却手段
とを備えたレーザ発振器において、上記発振管を固定フ
レームに浮動的に取付けるとともに、上記出力ミラーか
ら外部に放射されたレーザ光線を最初に所要方向に屈曲
案内する反射手段を、上記発振管に取付けたことを特徴
とするレーザ発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986093951U JPH0747883Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | レ−ザ発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986093951U JPH0747883Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | レ−ザ発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS631363U JPS631363U (ja) | 1988-01-07 |
JPH0747883Y2 true JPH0747883Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=30956968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986093951U Expired - Lifetime JPH0747883Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | レ−ザ発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747883Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01124601U (ja) * | 1988-02-18 | 1989-08-24 | ||
JP2002198591A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-12 | Miyachi Technos Corp | レーザ発振装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5551350A (en) * | 1978-10-12 | 1980-04-15 | Mitsubishi Electric Corp | Ultrasonic flaw detector |
DE3446640C2 (de) * | 1983-12-29 | 2001-08-09 | Amada Eng & Service | Hochgeschwindigkeits-Axialstrom-Gaslaseroszillator |
-
1986
- 1986-06-19 JP JP1986093951U patent/JPH0747883Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS631363U (ja) | 1988-01-07 |
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