JPH0747858Y2 - 三相コモンモードチョークコイル - Google Patents
三相コモンモードチョークコイルInfo
- Publication number
- JPH0747858Y2 JPH0747858Y2 JP1988162794U JP16279488U JPH0747858Y2 JP H0747858 Y2 JPH0747858 Y2 JP H0747858Y2 JP 1988162794 U JP1988162794 U JP 1988162794U JP 16279488 U JP16279488 U JP 16279488U JP H0747858 Y2 JPH0747858 Y2 JP H0747858Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- common mode
- mode choke
- choke coil
- core
- phase common
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、無端形状フェライトコアを用い、フェライト
コアの軸方向を水平にして設置する三相コモンモードチ
ョークコイルの構造に関する。
コアの軸方向を水平にして設置する三相コモンモードチ
ョークコイルの構造に関する。
従来の三相コモンモードチョークコイルは、トロイダル
コアの半径方向の三方に延びるY字形仕切板を備えた二
重円筒体状のコア絶縁ケースに、トロイダルフェライト
コアを収納し、絶縁ケースの上から仕切板により分けら
れた扇形の区劃に、3個の巻線をそれぞれ巻回した構造
であった。コイルをコアの軸方向を水平にして置く(縦
置きと呼ばれる)場合、特殊な形状をした段付きL型や
逆U形などの取付け金具を使用していた。
コアの半径方向の三方に延びるY字形仕切板を備えた二
重円筒体状のコア絶縁ケースに、トロイダルフェライト
コアを収納し、絶縁ケースの上から仕切板により分けら
れた扇形の区劃に、3個の巻線をそれぞれ巻回した構造
であった。コイルをコアの軸方向を水平にして置く(縦
置きと呼ばれる)場合、特殊な形状をした段付きL型や
逆U形などの取付け金具を使用していた。
トロイダルコアを用いた従来の縦置き型のコイルは、仕
切板を取付け面に当接する場合も、巻線部分を取付け面
に当接する場合も、線接触だけであるから不安定であ
り、前記した特殊な取付け金具が必要であるという問題
と、コアをを保持し難いこと、保持位置を変える必要が
あること、巻線を通す扇形の空間が小さいことなどのた
めに、巻線の巻回作業の能率が悪い等という問題があっ
た。
切板を取付け面に当接する場合も、巻線部分を取付け面
に当接する場合も、線接触だけであるから不安定であ
り、前記した特殊な取付け金具が必要であるという問題
と、コアをを保持し難いこと、保持位置を変える必要が
あること、巻線を通す扇形の空間が小さいことなどのた
めに、巻線の巻回作業の能率が悪い等という問題があっ
た。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、口字形フェライトコアを用い、口字形フェラ
イトコアの一辺に、巻線を隔てる複数の仕切板をもち、
該ロ字形高比透磁率コアを収納する絶縁ケースを構成
し、該絶縁ケースに3個の巻線を互いに分離して巻回し
て三相コモンモードチョークコイルを形成することを特
徴とする。
イトコアの一辺に、巻線を隔てる複数の仕切板をもち、
該ロ字形高比透磁率コアを収納する絶縁ケースを構成
し、該絶縁ケースに3個の巻線を互いに分離して巻回し
て三相コモンモードチョークコイルを形成することを特
徴とする。
口字形フェライトコアは保持し易く、真っ直ぐな辺を持
つための巻線が施し易く、巻線を一辺に限定することで
三相コモンモードチョークコイルを形成しても縦置きが
容易となる。
つための巻線が施し易く、巻線を一辺に限定することで
三相コモンモードチョークコイルを形成しても縦置きが
容易となる。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案による三相コモンモードチョークコイル
の外観図である。1は口字形フェライトコアを収納した
縦置き型のコア絶縁ケースである。2は絶縁ケース1と
一体の仕切板であり、縦置きの口字形コアの上方の辺を
仕切っている。3は取付け板であり、コア絶縁ケース1
の底部に一体に設けられている。4は同じ巻回数の3個
の巻線であり、口字形フェライトコアの上方の辺だけに
巻回され、仕切板2により互いに分離されている。
の外観図である。1は口字形フェライトコアを収納した
縦置き型のコア絶縁ケースである。2は絶縁ケース1と
一体の仕切板であり、縦置きの口字形コアの上方の辺を
仕切っている。3は取付け板であり、コア絶縁ケース1
の底部に一体に設けられている。4は同じ巻回数の3個
の巻線であり、口字形フェライトコアの上方の辺だけに
巻回され、仕切板2により互いに分離されている。
このような構造のコイルであるから、巻線4は口字形フ
ェライトコアの下方も辺側を保持するだけで容易に巻回
すことができ、取付け面に簡単に安定にコイルを固定で
きる。
ェライトコアの下方も辺側を保持するだけで容易に巻回
すことができ、取付け面に簡単に安定にコイルを固定で
きる。
第2図は第1図におけるコア絶縁ケース1の分解図であ
る。コア絶縁ケース1は本体5と蓋8からなる。
る。コア絶縁ケース1は本体5と蓋8からなる。
本体5は、前面が開口し背面の中央に短形窓部(図示せ
ず)が形成された外箱6と、外箱6に同軸状に挿入され
背面の矩形窓部に嵌着された角筒7とで口字形フェライ
トコアの収納空間を形成している。蓋8はこの収納空間
の開口に嵌合する枠形の板である。
ず)が形成された外箱6と、外箱6に同軸状に挿入され
背面の矩形窓部に嵌着された角筒7とで口字形フェライ
トコアの収納空間を形成している。蓋8はこの収納空間
の開口に嵌合する枠形の板である。
仕切板2は、本体5と蓋8に分けて設けられており、本
体5には、角筒7の内部空間をその軸方向と平行な3個
の直方体空間に三等分割するとともに、角筒7の両端面
から所要長突出した内部空間仕切部21と、この内部空間
仕切部21の背面側に繁がり、外箱6の背面から開口線ま
で内部空間仕切部21に対向して外箱6の上面に延在する
外面仕切部22が形成されている。
体5には、角筒7の内部空間をその軸方向と平行な3個
の直方体空間に三等分割するとともに、角筒7の両端面
から所要長突出した内部空間仕切部21と、この内部空間
仕切部21の背面側に繁がり、外箱6の背面から開口線ま
で内部空間仕切部21に対向して外箱6の上面に延在する
外面仕切部22が形成されている。
蓋8には、内部空間仕切部21、外部仕切部22に突き合わ
せる蓋仕切部23の2個が形成されている。突き合わせは
係合段部24及び係合突片25で行い、巻線4間の絶縁沿面
距離を確保している。蓋仕切部23は蓋8の位置決め部材
でもあり、本体5の収納室間への蓋8の侵入を阻止する
部材でもある。
せる蓋仕切部23の2個が形成されている。突き合わせは
係合段部24及び係合突片25で行い、巻線4間の絶縁沿面
距離を確保している。蓋仕切部23は蓋8の位置決め部材
でもあり、本体5の収納室間への蓋8の侵入を阻止する
部材でもある。
取付け板3は、巻線4を横に並べた形で設置するために
外箱6の底面に設けた場合を示したが、第1図に鎖線で
示すように外箱6の側面に設けて巻線4を重ねる形でコ
イルを設置することもでき、また省いてもよく、取付け
面が平坦なコイルであるから接着剤や両面接着テープな
どにより固着できる。
外箱6の底面に設けた場合を示したが、第1図に鎖線で
示すように外箱6の側面に設けて巻線4を重ねる形でコ
イルを設置することもでき、また省いてもよく、取付け
面が平坦なコイルであるから接着剤や両面接着テープな
どにより固着できる。
尚本考案の実施例に於ては、コモンモードチョークコイ
ルを構成するコアにフェライトコアを用いて説明したが
他の高い比透磁率特性を持つパーマロイ、又はアモルフ
ァスの口字形巻コアを用いても本考案による三相コモン
モードチョークコイルを構成出来ることは当然である。
ルを構成するコアにフェライトコアを用いて説明したが
他の高い比透磁率特性を持つパーマロイ、又はアモルフ
ァスの口字形巻コアを用いても本考案による三相コモン
モードチョークコイルを構成出来ることは当然である。
ハ.考案の効果 〔考案の効果〕 本考案による三相コモンモードチョークコイルは、口字
形フェライトコアの一辺だけに3個の巻線を設ける構造
であるから、フェライトコアの他の辺を保持でき、巻線
毎に保持位置を変更する必要がなく、また巻線を通す所
が立方体空間であるので整列巻して巻回数を小さくで
き、巻線を巻回し易く、従って巻回作業を従来より能率
よく遂行できる効果と、縦置きの取付け面が平坦である
ので、コイルの固定が容易である効果がある。
形フェライトコアの一辺だけに3個の巻線を設ける構造
であるから、フェライトコアの他の辺を保持でき、巻線
毎に保持位置を変更する必要がなく、また巻線を通す所
が立方体空間であるので整列巻して巻回数を小さくで
き、巻線を巻回し易く、従って巻回作業を従来より能率
よく遂行できる効果と、縦置きの取付け面が平坦である
ので、コイルの固定が容易である効果がある。
第1図は本考案の三相コモンモードチョークコイルの実
施例を示す外観斜視図。 第2図は本考案に用いられるコア絶縁ケースの一例を示
す分解斜視図である。 1……コア絶縁ケース、2……仕切板、3……取付け
板、4……巻線、5……本体、6……外箱、7……角
筒、8……蓋、21……内部空間仕切部、22……外面仕切
部、23……蓋仕切部、24……係合段部、25……係合突
片。
施例を示す外観斜視図。 第2図は本考案に用いられるコア絶縁ケースの一例を示
す分解斜視図である。 1……コア絶縁ケース、2……仕切板、3……取付け
板、4……巻線、5……本体、6……外箱、7……角
筒、8……蓋、21……内部空間仕切部、22……外面仕切
部、23……蓋仕切部、24……係合段部、25……係合突
片。
Claims (1)
- 【請求項1】ロ字形高比透磁率コアの一辺に、巻線を隔
てる複数の仕切板をもち、該ロ字形高比透磁率コアを収
納する絶縁ケースを構成し、該絶縁ケースに3個の巻線
を互いに分離して巻回してなる三相コモンモードチョー
クコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162794U JPH0747858Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 三相コモンモードチョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162794U JPH0747858Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 三相コモンモードチョークコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0282018U JPH0282018U (ja) | 1990-06-25 |
JPH0747858Y2 true JPH0747858Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31446946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988162794U Expired - Fee Related JPH0747858Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 三相コモンモードチョークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747858Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4627764B2 (ja) * | 2007-02-01 | 2011-02-09 | Tdkラムダ株式会社 | 三相コモンモードチョークコイル |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5998633U (ja) * | 1982-12-22 | 1984-07-04 | 株式会社日立製作所 | 三相リアクトル |
JPS63142813U (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-20 |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP1988162794U patent/JPH0747858Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0282018U (ja) | 1990-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |