JP4627764B2 - 三相コモンモードチョークコイル - Google Patents

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Description

本発明は、三相交流電源と電子機器などの本体機器との間に挿入されるノイズフィルタなどに用いられる三相コモンモードチョークコイルに関するものである。
従来、この種の三相コモンモードチョークコイルは、三相入力のスイッチング電源や三相入力機器のEMI(Electro Magnetic Interference)対策用フィルタに用いられる場合、主に、トロイダルコアに3本の巻線を巻回して構成したものが使用されている(例えば特許文献1)。そしてこのように構成されたコモンモードチョークコイルは、パターンが形成された配線基板に実装される。
図8に示すトロイダルコア型のコモンモードチョークコイル100は、120度ずつ区分けされた円環状のコア101の表面上に、各相に対応した3本の巻線102A,102B,102Cが巻回されており、各巻線102A,102B,102Cの両端103は、ベース104を貫通してコア101の下方へそれぞれ引き出されている。
特開2005−198147号公報
しかしながら、上記した特許文献1におけるトロイダルコア型のコモンモードチョークコイル100では、巻線102A,102B,102Cの両端103である入力端子3本,出力端子3本の合計6本がコア101の円周上に引き出されることになるので、この両端103を図示しない配線基板に接続した場合に、三相の各電圧供給ラインが配線基板のパターン上でクロスしてしまう。そうすると、従来のコモンモードチョークコイル100では、コモンモードチョークコイル100前後における電圧供給ラインの入出力パターンを十分に分離することが困難となり、コモンモードチョークコイル100としての本来の効果を十分に得ることができないという問題があった。
また、従来のコモンモードチョークコイル100では、コア101の円周上を120度ずつ区分けした部分に、巻線102A,102B,102Cをそれぞれ巻回しているので、コモンモードチョークコイル100の最適な実装方向を決定することができない。とりわけ一般的にEMIにおいて、入力のコモンモードリアクタの実装方向による影響は大きい。すなわち、単相入力のコモンモードチョークコイルの場合、トロイダル型のコアに巻線を左右対称に巻回することができるので、コモンモードチョークコイルの実装方向も0度,90度でL相,N相共に同時に決定することができる。ところが三相入力のコモンモードチョークコイル100の場合には、各巻線102A,102B,102Cが120度ずつ区分けされた領域に巻回されているため、各相の巻線を同時に最適方向に向けることは困難である。例えば、N相の巻線102Aを最適値に方向決めすると、R相,S相の巻線102B,102Cは巻線角度が異なるため、EMIが悪化し、同様に、S相の巻線102Cを最適値に方向決めすると、今度はN相,R相の巻線102A,102BのEMIが悪化するという具合に、三相の全てを最適値に方向決めすることは困難であるという問題があった。
さらに、従来のコモンモードチョークコイル100では、これを矩形の配線基板に実装する場合、構造上安定な横置きにする必要があるため、デッドスペースが大きくなり、大きな実装面積を要するという問題があった。得に、三相入力の場合には、本体機器が大電力を要するものが多く、コモンモードチョークコイル100も必然的に大きなものとする必要があるため、大きな実装面積を確保しなければならないという問題は顕著なものとなる。
そこで本発明は上記した問題点に鑑み、本来の機能を効果的に発揮することができ、また最適な実装方向とすることができると共に、省スペースを実現できる三相コモンモードチョークコイルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、磁性コアと、前記磁性コアの外表面に巻回する各相の巻線を備えるコイル本体とからなる三相コモンモードチョークコイルにおいて、前記磁性コアは柱状の磁心部を備え、前記コイル本体は前記巻線とボビンとにより構成され、このボビンは前記磁心部を挿通する巻芯体と、前記巻芯体を3分割する位置に設けた一対の絶縁体とを備え、前記各相の巻線の間に前記絶縁体を設けるようにして、前記磁心部の外表面に前記巻線を、区分けされた領域にそれぞれ一相ずつ巻回すると共に、前記絶縁体は、前記巻芯体を挿通する貫通穴を有してフランジ状に構成され、前記貫通穴に向かって突出片を設けてなり、 前記一対の絶縁体を前記巻芯体の軸方向に対し直角となる方向に設置すると、前記巻芯体の表面に沿って互いの前記突出片が向かい合うように設置され、それぞれの前記突出片の表面側から接着テープを貼着するように構成したことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記絶縁体は、前記突出片を通って前記絶縁体の外縁から前記突出片の先端まで延びるスリットが形成されることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記磁性コアの外周に防磁体を設けたことを特徴とする
また、請求項に係る発明は、前記コイル本体は前記巻線の端子と接続する端子ピンを備えることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の三相コモンモードチョークコイルによれば、従来のような円環状ではなく、柱状の磁心部の外表面に各相の巻線を巻回するので、磁心部の軸方向に直交する一側と他側に、各相の巻線の入力端子や出力端子を引き出すことができる。したがって、このような三相コモンモードチョークコイルを配線基板などに実装した場合に、入力端子や出力端子に繋がるパターンが各相間でクロスしてしまうことなく、入出力パターンを完全に分離することができるので、三相コモンモードチョークコイル本来の機能を効果的に発揮することができ、また最適な実装方向とすることができる。また、各相の巻線がそれぞれ別々な領域に巻回されるので、各相間の絶縁性能を改善でき、しかも各相の巻線を確実に絶縁することができる上に、突出片を互いに向かい合うように巻芯体に設置し、突出片の表面側から接着テープを巻き付けることにより、絶縁体を巻芯体に容易に固定することができる。
また、請求項2に記載の三相コモンモードチョークコイルによれば、絶縁体には、巻芯体に設置するための隙間を形成するスリットが形成されているが、絶縁体は、それぞれの突出片の表面側から接着テープを貼着することにより、巻芯体へ固定できると共に、スリットの開きを防ぐことができる。
また、請求項3に記載の三相コモンモードチョークコイルによれば、他の部品からの磁束による影響を回避することができる
また、請求項に記載の三相コモンモードチョークコイルによれば、例えば端子ピンを配線基板の接続部と半田付け接続することができ、他の部品との実装接続を容易にすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1に示す三相コモンモードチョークコイル(以下、コモンモードチョークコイル)1は、磁性コア2とコイル本体3とからなり、コイル本体3は、ボビン4と、該ボビン4に巻回された巻線5(5A〜5C)とにより構成されている。磁性コア2は日字形で構成した閉磁回路であって、巻線5(5A〜5C)を施したボビン4が挿通されている。ボビン4には、配線基板(図示せず)に実装し得るように、第1〜第4の端子ピン7A,7C,7D,7Fが設けられている。そして、コモンモードチョークコイル1は、全体として、ディファレンシャルモードの交流電流を通過させ、コモンモードのノイズ電流だけを効果的に除去し得るように構成されている。
図2に示すように、ボビン4は、巻芯体10と、前記巻芯体10の両端に設けられた一対の鍔体11とにより構成され、巻芯体10及び両端の鍔体11を貫通する挿通穴12を備え、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂にて成形されている。巻芯体10は、円筒状の筒部13と、前記筒部13を3分割する位置に設けた一対の絶縁シート14とを備える。絶縁シート14は、軸方向に対し直角となる方向に前記筒部13を3分割する位置に設けられる。これにより巻芯体10は3分割された筒部13の各領域13A,13B,13Cに巻線5A,5B,5Cをそれぞれ1本ずつ巻き付けることにより、図1に示すようにボビン4の同軸上に3本の巻線5A,5B,5Cをそれぞれ巻回したコイル本体3を形成することができる。
図2に示す鍔体11,11は、当接部16,係合部17,脚部18,傾斜部19及びベース20を備える。当接部16は鍔体11の一側に設けられた平坦な面で構成され、前記巻芯体10の筒部13の長手方向端から延びて形成される。係合部17は鍔体11の他側に設けられ、前記磁性コア2が係合する溝を備える。係合部17は、外側に向かって凹となるように形成され、この係合部17の底面17Aに前記挿通穴12が設けられている。また係合部17は、係合部17を構成する溝の下端面17Bを外方へ突出させることにより、磁性コア2を保持するベース20が設けられている。さらに係合部17の上方には、上方へいくに従ってボビン4の内側へ傾斜する傾斜部19が設けられている。第1〜第4の端子ピン7A,7C,7D,7Fはボビン4の四隅に配置され、それぞれ鍔体11の下面に突設されている。同様に、脚部18は、鍔体11の下面に突設されてなり、前記第1〜第4の端子ピン7A,7C,7D,7Fの長さより短い長さを有し、前記前記第1〜第4の端子ピン7A,7C,7D,7Fの近傍となるボビン4の四隅に配置される。
図3に示すように、磁性コア2は、一対のコア構成部2A,2Bを組み合わせて構成される。コア構成部2A,2Bは、何れもE字形状に成形され、磁心構成片25A,25Bと、一対の端部構成片26A,26A,26B,26Bと、前記磁心構成片25A,25Bの一端と前記一対の端部構成片26A,26A,26B,26Bの一端とを連結する連結部27,27とにより構成される。磁心構成片25A,25Bは、円柱直線状に成形されてなり、一対の端部構成片26A,26A,26B,26Bと連結部27,27とは矩形直方体で構成されている。そして磁性コア2は、磁心構成片25A,25Bの他端及び端部構成片26A,26A,26B,26Bの他端同士を突き合わせることにより、一対のコア構成部2A,2Bを一体化して形成し、全体として、前記磁心部25に対し平行に設けられた一対の端部26と、前記端部26と前記磁心部25の両側端とを連結する連結部27とを備え、閉磁回路を形成している。
このように構成された一対のコア構成部2A,2Bは、ボビン4の両側端を構成する前記鍔体11側から、前記ボビン4の軸方向に形成した挿通穴12に磁心構成片25A,25Bを挿通し、磁心構成片25A,25B及び端部構成片26A,26A,26B,26Bの他端同士を突き合わせることにより組みつけられ(図1)、さらに外周に接着テープ30を巻き付けることにより、ボビン4と一体化される。
図4(A)に示すように、ボビン4の巻芯体10を3分割する位置に設ける絶縁体としての絶縁シート14は、フランジ状に構成され、中央に巻芯体10を挿通する貫通31を有すると共に、短冊状の突出片32が前記貫通穴31の内縁31Aから貫通穴31の中心に向かって設けられている。また、絶縁シート14には、巻芯体10に設置するための隙間を形成するスリット33が形成されている。このスリット33は、外縁31Bと内縁31Aを縦断するように、突出片32を形成した箇所に設けられている。この場合、スリット33は絶縁シート14の外縁31Bから突出片32の中央を通って突出片32の先端まで一直線に延びるように形成される。
図4(B)に示すように、この絶縁シート14は、スリット33の部分において隙間を形成し、軸直角方向から巻芯体10に2個設置される。このとき、突出片32は、巻芯体10の表面に沿って互いの突出片32が向かい合うように設置される。絶縁シート14はそれぞれの突出片32の表面側から接着テープ34を貼着することにより、巻芯体10へ固定されている。このように構成した絶縁シート14は、それぞれの突出片32の表面側から接着テープ34を貼着することにより、巻芯体10へ固定できると共に、スリット33の開きを防ぐことができる。
このようにして3分割された巻芯体10には、図5に示すように、各領域13A,13B,13Cに巻線5A,5B,5Cが同方向に巻回される。すなわち、各巻線5A,5B,5Cは、巻芯体10の一側である図中左下から巻芯体10へ巻回され右側へ順にずれながら巻回されることにより、巻芯体10の一側に入力端子6A,6B,6Cが引き出される一方で、巻芯体10の他側に出力端子6D,6E,6Fが引き出される。尚、巻芯体10に巻回された巻線5の表面には、接着テープ35が施される。このようにして、コモンモードチョークコイル1は、各巻線5A,5B,5Cが共通の磁性コア2によって磁気的に結合された図6に示すような電気的構造を構成する。
図7に示すように、コモンモードチョークコイル1は、入力端子6A,6C及び出力端子6D,6Fが、近傍の端子ピン7A,7C,7D,7Fにはんだ付けなどにより電気的に接続され、入力端子6B及び出力端子6Eには空中配線用の接続ピン7B,7Eがそれぞれ接続されている。このようにしてコモンモードチョークコイル1では、入力端子6A,6B,6Cがコモンモードチョークコイル1の幅方向の一側に引き出され、出力端子6D,6E,6Fがコモンモードチョークコイル1の幅方向の他側に引き出される。
また、コモンモードチョークコイル1には、防磁体としての板状のショートリング41が上下方向に巻きつけられている。ショートリング41は、鍔体11間に掛架することによりコイル本体3の軸方向と平行に巻き付けて、コイル本体3全体を覆うように構成される。
次に、上記構成のコモンモードチョークコイル1について、その作用及び効果を説明する。コモンモードチョークコイル1は、スイッチング電源装置(図示せず)などの配線基板(図示せず)上に実装され、スイッチング電源装置(図示せず)の動作中は、配線基板(図示せず)上の電圧供給ラインを形成する入力パターンから入力端子6A〜6Cへ電流が流れ込む。この電流は、ボビン4に巻回されたそれぞれの巻線5A,5B,5Cを通って出力端子6D〜6Fに流れ、出力端子6D〜6Fから配線基板(図示せず)上の電圧供給ラインを形成する出力パターンへ流れてゆく。このコモンモードチョークコイル1を流れる電流のうち、ディファレンシャルモードの交流電流は、上記したように入力端子6A〜6Cから出力端子6D〜6Fへと流れる。一方、コモンモードのノイズ電流は、コモンモードチョークコイル1の本来的な機能に基いて、磁性コア2に発生する磁束により阻止され、除去される。
特に、本実施形態に係るコモンモードチョークコイル1において注目すべきは、各巻線5A,5B,5Cが、巻芯体10の一側である図5中左下から順に右側へ巻回されることにより、巻芯体10の一側に入力端子6A〜6Cが配置され、巻芯体10の他側に出力端子6D〜6Fが配置されるように構成したことにある。つまり本実施形態のコモンモードチョークコイル1は、従来のような円環状ではなく、柱状の磁心部25の外表面に各相の巻線5A,5B,5Cを巻回するので、磁心部25の軸方向に直交する一側と他側に、各相の巻線5A,5B,5Cの入力端子6A〜6Cや出力端子6D〜6Fを引き出すことができる。したがって、このようなコモンモードチョークコイル1を図示しない配線基板などに実装した場合に、入力端子6A〜6C及び出力端子6D〜6Fがパターン上でクロスしてしまうことなく、入出力パターンを完全に分離することができるので、コモンモードチョークコイル1本来の機能を効果的に発揮することができ、また最適な実装方向とすることができる。
さらに、コモンモードチョークコイル1の外形を円環状にする必要もなく、従来のようにトロイダル型のコモンモードチョークコイル100を横置きする場合に比べ実装面積を格段と小さくすることができる。従って、コモンモードチョークコイル1は、配線基板(図示せず)上に効率的に配置することができ、省スペースを実現できる。
しかも、コモンモードチョークコイル1は、巻芯体10の筒部13を3分割し、区分けされた領域13A〜13Cにそれぞれ一相ずつ巻線5A,5B,5Cを巻回している。これにより、各相の巻線5A,5B,5Cがそれぞれ別々な領域に巻回されるので、各相間の絶縁性能を改善できる。
また、円筒状の巻芯体10を3分割する絶縁シート14には、一体的に突出片32を形成した。これにより、前記突出片32が互いに向かい合うように巻芯体10に設置し、突出片32の表面側から接着テープを巻き付けることにより、絶縁シート14を巻芯体10に容易に固定することができる。
さらに、磁性コア2は、一対のE字状コア構成部2A,2Bを組み合わせて構成したことにより、汎用品を使用することができるので、設計の自由度を向上することができる。
また、ボビン4を構成する鍔体11に磁性コア2を保持するベース20を一体的に設けることとしたことにより、部品点数を低減することができ、組立工数を簡略化することができる。
尚、本実施形態のコモンモードチョークコイル1は、他の電子部品などによって発生する磁束に曝されるが、防磁体としてのショートリング41によって、磁性コア2の外周を覆うように構成したことにより、他の部品からの磁束による影響を回避することができる。
また、鍔体11には端子ピン7を設け、巻線5の端子6を電気的に接続することとしたことにより、例えば端子ピンを配線基板(図示せず)の接続部と半田付け接続することができ、配線基板などの他の部品の実装接続を容易にすることができる。また、鍔体11の下面には、脚部18を設けたことにより、ショートリング41と配線基板(図示せず)との間に隙間を形成することができる。これにより、ショートリング41が配線基板(図示せず)に接触するのを防ぐことができる。
本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、磁性コア2は、磁心部25が円柱状のEERコアである場合について説明したが、本発明はこれに限らず、磁心部25が直方体形状であるEEコアやEIコアにも適用することができる。
また、本実施の形態では、ボビン4の四隅に端子ピン7A,7C,7D,7Fを設け、巻線の6本の端子うち4本の端子6A,6C,6D,6Fと電気的に接続し、他の2本の端子6B,6Eについてはそのまま外部へ引き出し、接続ピン7B,7Eを接続することとした場合について説明したが、本発明はこれに限らず、全てを端子ピンまたは接続ピンに接続したり、全ての端子をそのまま引き出したり、又はそれらを適宜組み合わせることとしてもよい。
本実施形態に係るコモンモードチョークコイルの全体構成を示す斜視図である。 同上、ボビンの構成を示す斜視図である。 同上、磁性コアの構成を示す斜視図である。 同上、絶縁シートの構成を示す図であり、(A)絶縁シートの正面図、(B)絶縁シートを巻芯体に設置した状態を示すボビンの正面図である。 同上、巻線方向を示す模式図である。 同上、電気等価回路図である。 同上、端子の配置を示す図であり、(A)平面図、(B)正面図である。 従来例を示す斜視図である。
1 コモンモードチョークコイル(三相コモンモードチョークコイル)
2 磁性コア
3 コイル本体
4 ボビン
5 巻線
6A〜6F 端子
7A,7C,7D,7F 端子ピン
10 巻芯体
14 絶縁シート(絶縁体)
25 磁心部
13A,13B,13C 領域
31 貫通穴
32 突出片
33 スリット
41 ショートリング(防磁体)

Claims (4)

  1. 磁性コアと、前記磁性コアの外表面に巻回する各相の巻線を備えるコイル本体とからなる三相入力用のコモンモードチョークコイルにおいて、
    前記磁性コアは柱状の磁心部を備え、
    前記コイル本体は前記巻線とボビンとにより構成され、このボビンは前記磁心部を挿通する巻芯体と、前記巻芯体を3分割する位置に設けた一対の絶縁体とを備え、
    前記各相の巻線の間に前記絶縁体を設けるようにして、前記磁心部の外表面に前記巻線を、区分けされた領域にそれぞれ一相ずつ巻回すると共に、
    前記絶縁体は、前記巻芯体を挿通する貫通穴を有してフランジ状に構成され、前記貫通穴に向かって突出片を設けてなり、
    前記一対の絶縁体を前記巻芯体の軸方向に対し直角となる方向に設置すると、前記巻芯体の表面に沿って互いの前記突出片が向かい合うように設置され、それぞれの前記突出片の表面側から接着テープを貼着するように構成したことを特徴とする三相コモンモードチョークコイル。
  2. 前記絶縁体は、前記突出片を通って前記絶縁体の外縁から前記突出片の先端まで延びるスリットが形成されることを特徴とする請求項1記載の三相コモンモードチョークコイル。
  3. 前記磁性コアの外周に防磁体を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の三相コモンモードチョークコイル。
  4. 前記コイル本体は前記巻線の端子と接続する端子ピンを備えることを特徴とする請求項1〜の何れか一つに記載の三相コモンモードチョークコイル。
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