JPH0747594Y2 - 主として戸境手段として機能する各種扉装置 - Google Patents

主として戸境手段として機能する各種扉装置

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JPH0747594Y2
JPH0747594Y2 JP8007589U JP8007589U JPH0747594Y2 JP H0747594 Y2 JPH0747594 Y2 JP H0747594Y2 JP 8007589 U JP8007589 U JP 8007589U JP 8007589 U JP8007589 U JP 8007589U JP H0747594 Y2 JPH0747594 Y2 JP H0747594Y2
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JP8007589U
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JPH0320688U (ja
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慶市郎 山崎
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慶市郎 山崎
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、主として戸境手段として機能する各種扉装置
に関する。
「従来の技術」 従来より、集合住宅のバルコニーの隣戸との間の戸境上
には間仕切りとして機能する戸境用仕切板が取付けられ
ているが、かかる仕切板は一般にマンションの外壁部分
に固設された金属枠内に、フレキシブルボード等の破開
可能なコンクリート板材を嵌め込み、出火時等の非常の
場合に前記ボードを破って隣戸に避難出来るように構成
している。
しかしながら、老人や子供でも破開可能な程度にその強
度設定しているボードを用いる事は、前記バルコニーに
据え付け中若しくは運搬中における取扱いの不備により
破損事故等が多々発生してしまうという欠点が派生す
る。
即ち、前記ボードを簡単に破開出来るように構成する事
は両刃の剣であり、出火時等の緊急非難の際には好まし
いが、運搬時や取付時においては容易に破損する恐れが
あり、特にマンション等の場合は色調等を統一したフレ
キシブルボード群を用いている為に、破損したボードの
みを交換する事が中々困難であり、その交換作業に加え
て色合わせ等を行う必要がある等、修理工程が煩雑化す
る。
又ボード自体に破開容易性をもたす事は、その分材料等
にも制限を受け、特に近年のように個性化されたマンシ
ョンの多い現状ではデザイン上の大きな制約にもなる。
「考案が解決しようとする課題」 かかる欠点を解消するに両戸いずれの側からも開閉可能
な扉を設けるればよい事は容易に理解されるが、扉の場
合は逆に次のような問題がある。
即ち、扉の場合は鍵を両戸夫々にもたせる事が前提とな
るが、このような場合は、隣戸いずれの家族も前記鍵を
用いて誤って侵入しないという信頼がある事が前提とな
る。しかしながら実際の集合住宅で全ての隣戸同士が且
つその家族全てが信頼をもつ事は不可能で、逆に鍵によ
り隣戸から自由に出入可能な状態にあるという事は、プ
ライバシー及び安全性の面から大きな問題である。
而も鍵というのは不測の自体が生じた際に容易に見つけ
出す事が出来るかどうかは疑問であり、この面でも有効
に作用し得ない。
本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、両戸いずれの側
からも出入可能な扉を設けるも、該扉を設けた場合の欠
点を解消し、隣戸との間に設置される戸境手段として有
効に機能し得る各種扉装置を提供する事を目的とする。
「課題を解決しようとする手段」 本考案はかかる技術的課題を達成する為に、 主として隣戸との間の所定位置に固設可能な枠体1を
設けた点、 前記枠体1内に収納され、片側に設けた蝶番11等を介
していずれの隣戸側も開閉可能に構成した扉部材2を設
けた点 扉部材2と枠体1間の連結手段3が扉部材2内に収納
されている点 前記連結手段3の少なくとも操作部3aを開放する為
に、扉部材2両側に一対の窓部を設けた点、 前記連結手段3の解除動作により、若しくは扉部材2
の開放により作動する鳴動装置4を設けた点、 尚この場合前記鳴動装置4には工事中の作業をやり易く
する為にスイッチその他の鳴動停止手段44を設けるのが
よい。
前記一対の窓部5が少なくとも常態において閉塞され
ており、不測の事態が生じた場合に、破開その他の手段
により前記一対の窓部5を開放し得る点 を特徴とする各種扉装置を提案する。
「作用」 かかる技術手段によれば、フレキシブルボード等と同様
に、枠体1を介して扉部材2が開放可能に構成されてい
る為に、バルコニーの隣戸との間の戸境上を含めて任意
の空間上に容易に取付ける事が出来る。
又前記扉部材2内に収納された連結手段3の操作部3a
は、扉部材2両側に設けた一対の窓部5より操作可能、
言い換えれば前記窓部5を開放する事によりいずれの側
の隣戸より開放可能である為に、不測の事態にも容易に
対処可能である。
更に前記前記一対の窓部5は少なくとも常態において閉
塞されている為に、誤って開放させる恐れがない。而
も、前記連結手段3における解除動作若しくは扉部材2
の開放により必ず鳴動装置4が鳴動する為に、前記扉部
材2の開放を行った事が隣戸のみならず、他の階の住人
にも知らしめる事が出来る。
この結果前記鳴動装置4が不測の事態を知らせる緊急ベ
ルの役目をするとともに、この事は不測の事態が生じな
い限り、隣戸に侵入しようとする気持を完全に抑制する
事が出来、互いの住民のプライバシー及び安全性の確保
が容易になる。
尚、前記装置においては鍵を設けるか否かについては特
に言及せず、例えば扉部材2内に鍵を備えておけば、窓
部5の開放により容易に鍵を取得出来、鍵紛失における
問題点が解消され、又鍵を設けていない場合において
も、前記鳴動装置4が実質的に鍵の役目をし、安全性の
面では問題が生じる恐れがない。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を例示的に
詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成
部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定
的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみに限
定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
第1図は集合住宅のバルコニー6の隣戸との間の戸境上
に設けられた扉装置で、金属製の方形枠体1、該枠体1
内に開閉可能に配置された扉部材2よりなる。
枠体1は、建物外壁7とバルコニー手摺6a間に支柱12を
介して固設されており、該枠体1内に蝶番11により一の
側壁を支点として回動可能な扉部材2が取付けられてい
る。
扉部材2は他の側壁側の表裏両面に開口された一対の窓
部5を有し、第2図に示すように該窓部5と対応する扉
部材2内に、扉部材2と枠体1間の連結を行う閂部材3
が、又その上方に鳴動装置4が収納されている。
閂部材3は、円棒で形成した逆Tバー状をなし、枠体1
側の連結穴1aに侵入可能な閂棒3bと、該閂棒3bの中央位
置より垂直に立設する操作部3aとを有し、該操作部3aを
介して閂棒3bを水平に往復動させる事により枠体1側の
連結穴1aとの係合/解除を行うとともに、前記操作部3a
を前後に倒す事によりいずれの窓部5側よりの操作が可
能となる。
窓部5は破開可能なプラスチック材で形成されており、
常態においては閉塞させるも、不測の事態が発生した場
合には前記窓部5を破開した後、前記操作部3aを手前に
倒して、閂棒3bを矢印方向に沿って移動させる事により
枠体1と扉部材2間の連結を解除させる事が可能とな
る。
尚前記窓部5は第4図に示すように引戸状に開閉可能に
構成し、例えば工事終了時点で接着材等を利用して閉塞
可能に構成する事も可能である。
鳴動装置4は緊急ベル41と、該ベル駆動部42と、前記枠
体1と扉部材2間の開放動作に連動して作動するリミッ
トスイッチ43と、電源スイッチ44からなり、前記電源ス
イッチ44は窓部5開口の上部隅部に露出させ、必要に応
じて強制停止可能に構成しておく。又リミットスイッチ
43は枠体1と対面する側に弾性力を付勢して取付け、扉
部材2が枠体1の対面する位置より離間する事により前
記リミットスイッチ43がONされ、鳴動するように構成さ
れている。
尚前記ベル駆動部42内に取付ける電源電池は、時間的な
消耗を避ける為に太陽電池45と二次電池46の組み合わせ
で構成するのが好ましい。
次にかかる装置の組立方法と操作手順について説明す
る。
先ず前記電源スイッチ44をオフさせて状態で扉部材2を
枠体1に取付け、且つ閂部材3を利用して枠体1と扉部
材2間の連結を行った後、窓部5を開放して前記電源ス
イッチ44をオンさせる。この状態ではリミットスイッチ
43がオフ状態にある為に、緊急ベル41は鳴動しない。
そして前記動作終了後前記窓部5を閉塞して組立動作が
終了する訳であるが、この際前記窓部5を再開放可能に
構成しておくと、侵入者が前記電源スイッチ44をオフし
た後、扉部材2を開放させる事が可能となり、好ましく
ない。
そこで本実施例においては前記鳴動装置4の電源電池を
太陽電池45と二次電池46の組み合わせで構成する事によ
り永久使用を可能とし、これにより逐次交換する必要性
をなくし、これにより電源スイッチ44がON状態のまま樹
脂固着を行うとともに窓部5を接着材等で固着し、これ
により前記安全性の欠除になる恐れを解消する。
尚前記電源スイッチ44を設けずに、配線の一部を欠落さ
せて作業を行い、工事終了後前記欠落を充足させる事も
可能である。
かかる実施例によれば前記した本考案の作用を円滑に達
成出来る。
「考案の効果」 以上記載した如く本考案によれば、扉開放により自動的
に緊急ベルが鳴動する為に、隣戸いずれかが不測の事態
が生じた事が容易に理解出来、而も隣戸より突然の侵入
者が発生した場合においても緊急ベルが鳴動する為に、
やはり不測の事態である事を第三者に知らせる事が出
来、この結果不要不急以外は前記扉を明ける恐れを完全
に解消し、従来のフレキシブルボードと同様の作用効果
を生じせしめるともに、フレキシブルボードのように材
質が限定していない為に、集合住宅の外観にマッチさせ
た種々のデザインの形成が可能となる。等の種々の著効
を有す。
尚前記緊急ベルの鳴動とともに、警察若しくは消防所等
との連絡を自動的に行うように構成する事は任意であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る扉装置の全体正面図、第
2図はその窓部周囲の構成を示す切欠き正面図、第3図
及び第4図はそのA−A′線、B−B′線断面図であ
る。 1:枠体、2:扉部材、3:連結手段、3a:操作部、4:鳴動装
置、5:一対の窓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 21/00 G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主として隣戸との間の所定位置に固設可能
    な枠体と、該枠体内に開閉可能に配置した扉部材と、該
    扉部材内に収納された、扉部材と枠体間の連結手段と、
    該連結手段の少なくとも操作部を開放する為に、扉部材
    両側に設けた一対の窓部と、前記連結手段の解除若しく
    は扉部材の開放により作動する鳴動装置とからなり、前
    記一対の窓部が少なくとも常態において閉塞されている
    事を特徴とする、主として戸境手段として機能する各種
    扉装置。
JP8007589U 1989-07-10 1989-07-10 主として戸境手段として機能する各種扉装置 Expired - Lifetime JPH0747594Y2 (ja)

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JP8007589U JPH0747594Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10 主として戸境手段として機能する各種扉装置

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JP8007589U JPH0747594Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10 主として戸境手段として機能する各種扉装置

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Publication Number Publication Date
JPH0320688U JPH0320688U (ja) 1991-02-28
JPH0747594Y2 true JPH0747594Y2 (ja) 1995-11-01

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JP8007589U Expired - Lifetime JPH0747594Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10 主として戸境手段として機能する各種扉装置

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JP5173767B2 (ja) * 2008-09-04 2013-04-03 三協立山株式会社 開き戸用ラッチのロック状態解除装置及び建具

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JPH0320688U (ja) 1991-02-28

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