JPH0747447B2 - エレベータの行先釦登録装置 - Google Patents

エレベータの行先釦登録装置

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JPH0747447B2
JPH0747447B2 JP63211316A JP21131688A JPH0747447B2 JP H0747447 B2 JPH0747447 B2 JP H0747447B2 JP 63211316 A JP63211316 A JP 63211316A JP 21131688 A JP21131688 A JP 21131688A JP H0747447 B2 JPH0747447 B2 JP H0747447B2
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純一 谷野
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、エレベータのかご内の行先釦の配置をエレ
ベータの停止数や建物の施主の希望に応じて変更できる
エレベータの行先釦登録装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、エレベータかご内のかご操作盤に配列される行先
釦の配列形態は、停止数に応じて第4図(a)〜(l)
に示すようになっている。
同図において、1はかご操作盤、2a〜2mは1階から13階
に対応する行先釦である。
同図(a)〜(d)は、それぞれ5停止数用のかご操作
盤1を2停止、3停止、4停止、5停止用に利用した時
の釦配列例であり、同図(e)〜(i)は、それぞれ10
停止数用のかご操作盤1を6停止、7停止、8停止、9
停止及び10停止用に利用した場合の釦配列であり、ま
た、同図(j)及び(k)は、12停止数用のかご操作盤
1を11停止、12停止用にした時の釦配列例であり、さら
に同図(l)は、14停止数用のかご操作盤1を13停止用
にした時の釦配列例である。
なお、第4図において、破線で示す部分は、行先釦が配
置されず、盲蓋などにより閉塞された状態を表してい
る。
このように変化する停止数に対応して配列された各行先
釦を、操作釦の箱内にある端子台あるいはコネクタ間
は、それぞれの行先釦に階床名に対応して配線されてい
る。
第5図(a),(b)は、それぞれ従来における7停止
及び9停止用の操作盤1と端子台3との配線例を示すも
ので、図からも明らかなように停止数により行先釦の配
列が変化すると、端子台3の階床名(1,2,3…)に対応
する行先釦への配線先が変わり、配線4の長さも変化し
ているのが理解されよう。
例えば、第5図(a)に示す7停止用の5階の行先釦
の端子台3への配線4は短いが、第5図(b)に示す9
停止用の5階の行先釦の配線4は7停止用に比べ長く
なる。このことは、同一種類のかご操作盤であっても停
止数が変わると行先釦から端子台3に至る配線長が変化
する。
また、施主の希望により、第6図に示すような釦配列と
することもある。この仕様は多種多岐にわたり、その都
度かご操作盤の各行先釦と端子台の配線が個別に行われ
ているのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような従来のエレベータの行先釦登録装置におけ
るかご操作盤の行先釦の配列が変わると、これに対応す
る端子台又はコネクタへの行先釦の配線も変化するた
め、かご操作盤上の行先釦の配列やビルの仕様に応じて
1つ1つ配線の作成、結線を変えなければならず、その
作業も繁雑になると共に、誤配線の要因ともなり、しか
も工場出荷後、据付現場において、配線の確認や手直し
を行わなくてはならず、釦配列の変更が面倒でコスト高
になるという問題があった。
また、近年のエレクトロニクス技術の進歩により、かご
操作盤とエレベータ制御盤間の信号の授受を直列送方式
を利用する場合であっても、かご操作盤内の配線は釦に
対して1対1で接続しているのが現状であった。
この発明は、このような問題を解消するためになされた
もので、釦配列の変更を容易にし、行先釦に対する配線
を固定化できるエレベータの行先釦登録装置を得ること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] この発明に係るエレベータの行先釦登録装置は、エレベ
ータのかごの階床を表示するインジケータと、多数の釦
位置に対する配線パターンが固定され、この任意の釦位
置に停止数に応じた行先釦を配置してなるかご操作盤
と、このかご操作盤に配置された各行先釦と前記インジ
ケータで表示された階床名とを対応させて登録する行先
釦登録手段と、この行先釦登録手段を変更登録モードに
設定する設定手段とを備え、前記行先釦登録手段は前記
設定手段による行先釦の変更登録モード時前記インジケ
ータにかご位置とは無関係に階床名を順次表示させる制
御手段と、この制御手段により前記インジケータに表示
された階床名に対応する前記行先釦を操作することによ
り該行先釦の位置データを取り込み、当該位置データを
前記インジケータに表示された階床名のアドレスとして
記憶する手段とから構成したものである。
[作用] この発明においては、インジケータに表示された階床数
値を見て、これに対応するかご操作盤上の行先釦を押せ
ばこの行先釦に対応する位置データがインジケータに表
示された階床のアドレスデータとして記憶手段に登録さ
れることになる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図〜第3図について説
明する。
第1図は、この発明によるエレベータの行先釦登録装置
の基本構成を示すブロック図である。
図において、エレベータの行先釦登録用制御装置10は、
全体を制御し与えられた仕事を実行する中央処理装置
(以下CPUと略称する)11と、各行先釦の階床名を配列
順に登録変更する処理プログラム、かご呼び登録処理プ
ログラム、表示制御プログラム及びデータ伝送用の処理
プログラム、釦配列の設定データ等を格納するROM12
と、CPU11での演算結果及び行先釦の登録に必要なデー
タ等を格納するRAM13と、行先階登録釦、その他のデー
タを図示しない機械室内のエレベータ制御盤とCPU11間
で信号の送受信を行うための通信制御装置14と、インジ
ケータ用のインターフェース15及びかご操作盤用のイン
ターフェース16とを備え、これらはパス17を介してCPU1
1に接続されている。
インターフェース15には、かごの現在階床を表示するデ
ジタル式のインジケータ18が接続され、また、インター
フェース16には、かご操作盤19の各行先釦191,192…が
図示しないコネクタを通して接続されていると共に、ド
ア開釦20a及びドア閉釦20bが図示しないコネクタを通し
て接続され、さらに行先釦配列設定スイッチ21が接続さ
れている。
かご操作盤19は、10停止用に構成されたもので、10停止
用の回路基板(図示せず)を備え、この回路基板には、
6個の行先釦191〜196が配設され、6停止用のかご操作
盤を構成している。即ち、10停止用かご操作盤において
予め決められている1〜3階の釦位置に6停止の1〜3
階の行先釦191〜193を配置し、かつ10停止用かご操作盤
の予め決められている8〜10階の釦位置に6停止の4〜
6階の行先釦194〜196を配置することで6停止用のかご
操作盤19を構成する。そしてハッチングを施した部分の
釦位置を盲蓋などにより閉鎖する。従って、10停止用の
かご操作盤を6停止用(またはそれ以外)のかご操作盤
に兼用し得る。この場合、かと操作盤19における1〜10
停止用の各釦位置に対するインターフェース16との配線
は行先釦の有無に拘らず固定されハーネス化構造になっ
ている。
次に、上述のように構成された本実施例の動作を第3図
に示すフローチャートを参照しながら説明する。
10停止用のかご操作盤19を第1図に示す釦配列の6停止
用かご操作盤に設置する場合は、まず、配列設定スイッ
チ21をONにし、制御装置10を釦配列の変更登録モードに
する。これに伴い釦配列変更登録用のプログラムがスタ
ートし(ステップS1)、次にステップS2において、設定
スイッチ21のスイッチ信号をインターフェース16を通し
てCPU11に取り込むことにより、設定スイッチ21がONさ
れているかを判定する。ここで、「ON」と判定された時
は、ステップS3に移行して他の処理、即ち通常のかご呼
び登録などの処理を実行する。
また、設定スイッチ21がONであると判定された時はステ
ップS4に進み、N=1の処理を実行する。即ち、行先釦
の配列変更登録に際しては、まず、初期値Nを“1"にし
て、これに対応する階床を指定する。この時の初期値
は、通常最下階を示す“1"である。従って、次のステッ
プS5では、設定された初期値N=1の階床1階をインジ
ケータ18に表示する。但し、この時の階床表示はかご位
置と無関係のものである。
次に、登録操作者は、インジケータ18の表示“1"を見
て、この表示と対応する階床名の行先釦がかご操作盤19
上にあるかを確認し、対応する行先釦がある時は、の
釦を押して、の釦に対応する信号をインターフェース
16を通してCPU11に入力する。
ここで、10停止数用の操作盤19上に6停止の行先釦191
〜196が第2図(a)のように配列されているものと
し、そして10停止数のかご操作盤における各釦配列のア
ドレスコード(このアドレスコードは10停止用配列に対
応して構成したマトリックス回路から発生する。)が第
2図(b)のように設定され、さらに釦設定を記憶する
ROM12のエリアを第2図(c)のように確保されている
ものとすると、登録操作者は、インジケータ18の表示
“1"を見て、1階の行先釦191、即ちを押す。これに
よりCPU11は表示に対応する釦のアドレス“00"を確認
して、該釦アドレスを、第2図(c)に示すように1階
に対応するメモリアドレスのデータエリアに設定データ
として書き込む(ステップS7)。そして、次のステップ
S8において、1階のROMエリアを参照して、該釦アドレ
スと同じ出力番地へ点灯指令を出し、1階の行先釦191
内にある応答灯(図示せず)を点灯し、の行先釦のア
ドレスが正常にROM12に記憶されたことを表示する。
ステップS9では、次の階の行先釦を設定するために戸開
釦20a又は戸閉釦20bを押して、そのON信号を入力する。
これに伴いステップS10では、戸開釦20aが押されたか、
又は戸閉釦20bが押されたかを判定し、戸閉釦20bが押さ
れたと判断した時に、ステップS11に移行して設定値を
N←N+1にし、これに対応した階床名を指定する。そ
してステップS5において、N+1の階床コードに基づき
インジケータ18の表示をN+1、例えば2階の数値“2"
を表示する。また、ステップS10において、戸開釦20aが
押されたと判断された場合は、ステップS12に進み、設
定値をN←N−1にし、これを上記と同様にしてインジ
ケータ18に表示する。
以下同様にして、インジケータ18に表示された数値を見
て、これに対応する階床名の行先釦、例えば2階の行先
釦を押せば、ステップS6〜S8により、そのアドレス
“02"がROM12の2階に対応するメモリエリアに書き込ま
れ、該アドレスが正常に書き込まれたことを応答灯の点
灯によって操作者に表示することになる。
以上の手順を繰り返すことにより、第2図(a)の示す
配列した各釦の階床名に対応するアドレスデータは、第
2図(c)に示すように釦と階床名とが互いに対応した
ものとなる。
配列釦に対応する登録作業が終了したならば、設定スイ
ッチ21をOFF操作して制御装置10を通常のエレベータサ
ービスモードに戻し、エレベータを通常運行させるプロ
グラムを実行させる。また、通常時は、ROM12に記憶さ
れた釦設定データに基づいて、釦の配列に拘らず、所定
の階床コードをエレベータ制御盤へ通信制御装置14を通
して伝送し、行先釦の操作に応じた階床名へのサービス
を行う。
従って、上述のような本実施例にあっては、戸開釦20a
又は戸閉釦20bをプッシュ操作することにより、メモリ
内の階床コードに応じてインジケータ18に表示される階
床数値を見て、該数値と対応する行先釦を押せば、その
釦アドレスがインジケータ18に表示された階床としてメ
モリに記憶され、これが行先釦の階床と設定されるか
ら、第2図(a)に示すような行先階の釦配列が本来の
アドレス指定番地から異なる位置に変わっても、釦の配
列位置をこれに対応した階床に容易に変更することがで
き、従来のように配線の変更及び配線作業が不要とな
る。従って、かご操作盤上での釦配列がいかように変わ
っても、かご操作盤の行先釦とその基板あるいはコネク
タ等に対する配線が固定化され、基板又はコネクタと均
一化できると共に、両者のハーネス化が可能になる。こ
れに伴い従来のような誤配線などのおそれがなくなり、
かご操作盤の低コスト化が可能となる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、行先釦の登録制御装
置を変更登録モードに設定し、この状態で戸開又は戸閉
釦などの操作により、かごの位置とは無関係に階床表示
用インジケータに表示された階床名に対応する行先釦を
押せば、該行先釦の位置データがインジケータに表示さ
れた階床のアドレスとして設定されメモリ登録されるか
ら、行先階の釦配列がいかように変わっても、配線を変
えることなしに釦の配列位置をその階床名に対応して容
易に変更することができ、かつ釦とその設置基板あるい
はコネクタ等に対する配線が固定化でき、釦配列が変更
しても、これに対する基板又はコネクタ等を均一化でき
ると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるエレベータの行先釦登録装置の
一実施例を示す基本構成のブロック図、第2図(a)は
本実施例に適用された釦配置を示す説明図、第2図
(b)は釦の位置とアドレスとの関係を示す説明図、第
2図(c)はメモリの記憶状態を示す説明図、第3図は
本実施例における行先釦の登録動作を説明するためのフ
ローチャート、第4図(a)〜(l)は釦の配置図、第
5図(a),(b)は従来の行先釦の実体配線図、第6
図は釦配列の他の例を示す説明図である。 10……制御装置、11……CPU、12……ROM、13……RAM、1
4……通信制御装置、15,16……インターフェース、18…
…インジケータ、19……かご操作盤、191〜196……行先
釦、20a……戸開釦、20b……戸閉釦、21……設定スイッ
チ。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかごの階床を表示するインジ
    ケータと、多数の釦位置に対する配線パターンが固定さ
    れ、この任意の釦位置に停止数に応じた行先釦を配置し
    てなるかご操作盤と、このかご操作盤に配置された各行
    先釦と前記インジケータで表示された階床名とを対応さ
    せて登録する行先釦登録手段と、この行先釦登録手段を
    変更登録モードに設定する設定手段とを備え、前記行先
    釦登録手段は前記設定手段による行先釦の変更登録モー
    ド時前記インジケータにかご位置とは無関係に階床名を
    順次表示させる制御手段と、この制御手段により前記イ
    ンジケータに表示された階床名に対応する前記行先釦を
    操作することにより該行先釦の位置データを取り込み、
    当該位置データを前記インジケータに表示された階床名
    のアドレスとして記憶する手段とから構成したことを特
    徴とするエレベータの行先釦登録装置。
JP63211316A 1988-08-25 1988-08-25 エレベータの行先釦登録装置 Expired - Lifetime JPH0747447B2 (ja)

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JP5684316B2 (ja) * 2013-04-03 2015-03-11 東芝エレベータ株式会社 エレベータのかご操作盤設定装置
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