JPH0747377B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH0747377B2
JPH0747377B2 JP32129892A JP32129892A JPH0747377B2 JP H0747377 B2 JPH0747377 B2 JP H0747377B2 JP 32129892 A JP32129892 A JP 32129892A JP 32129892 A JP32129892 A JP 32129892A JP H0747377 B2 JPH0747377 B2 JP H0747377B2
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博 磯部
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株式会社多津美
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、他の車両などから目視
可能な表示器を有する車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、例えば、車両走行中に割り込みによ
る車線変更を行った場合、割り込みさせてくれた車両の
運転者らに対してお礼の何らかの表現をしたいという場
合がある。これには、他の車両の運転者らに対して軽く
手を上げるような直接的な表現方法や車両に既存の表示
器である方向指示器又はヘッドランプなどを一定時間点
灯するような間接的な表現方法しかないのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のお礼
などの表現は運転に集中する必要性から簡単で、且つ、
確実に伝達できることが望まれる。このため、手を上げ
たり車両における既存の表示器を用いたようなお礼など
の表現方法では、運転に集中できなかったり本来の運転
操作にないようなスイッチ類の操作が必要となったりし
て好ましくなかった。又、例え、上記の操作を行ったと
しても、他の車両の運転者らに対してこちらの意図が伝
わるかどうかは疑問であった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、簡単な操
作により他の車両の運転者らに対してお礼などの意図が
確実に伝達できる車両用表示装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、車両に配設され周囲から目視可能な表
示器と、前記車両の方向指示ランプを点滅させるオンオ
フ信号のレベル遷移する周期を検出する周期検出手段
と、該周期検出手段により検出された前記オンオフ信号
の1周期より長く、且つ、2周期より短い時間を所定時
間として計時すると共に前記オンオフ信号のレベル遷移
時に同期して計時を開始し、前記オンオフ信号の前記レ
ベル遷移時毎に計時をリセット、再スタートして、前記
オンオフ信号が継続して出力されている継続期間を規定
するタイマ手段と、該タイマ手段による計時中における
前記オンオフ信号の前記レベル遷移を検出するレベル遷
移検出手段と、該レベル遷移検出手段により前記レベル
遷移が検出されることなく前記所定時間が経過した場合
には前記表示器を駆動する表示信号を該表示器に出力す
る信号出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】タイマ手段により車両の方向指示ランプを点滅
させる所定の周期を有したオンオフ信号のレベル遷移時
に同期して計時が開始される。又、タイマ手段により上
記オンオフ信号の1周期より長く、その2周期より短い
所定時間が計時される。又、タイマ手段により上記オン
オフ信号のレベル遷移時毎に計時がリセット、再スター
トされる。このため、所定の周期でオンオフ信号が出力
されてそのレベル遷移があると、タイマ手段による計時
の開始時からの期間が次々と更新され継続期間とされ
る。そして、レベル遷移検出手段により上記タイマ手段
による計時中における上記オンオフ信号のレベル遷移が
検出される。
【0007】ここで、タイマ手段による所定時間内に新
たなオンオフ信号の読み込みがないとレベル遷移検出手
段によりオンオフ信号の検出なしと判定され、信号出力
手段により表示器を駆動する表示信号が表示器に出力さ
れる。次に、タイマ手段による所定時間内に新たなオン
オフ信号が読み込まれるとレベル遷移検出手段によりオ
ンオフ信号の検出ありと判定され、信号出力手段により
表示器を駆動する表示信号が表示器に出力されないこと
になる。同様に、更に次の所定時間内に新たなオンオフ
信号の読み込みがある場合にも表示信号は表示器に出力
されない。
【0008】このように、タイマ手段による所定時間内
における新たなオンオフ信号の読み込みの有無が判定さ
れ、表示器による表示の有無が決定される。又、一連の
オンオフ信号に基づきタイマ手段により規定された継続
期間が終了するまで信号出力手段による表示器の駆動が
防止される。即ち、本発明の車両用表示装置は、方向指
示レバーの操作に基づく方向指示信号によるオンオフ信
号を兼用し、方向変換に際しては方向指示ランプが点滅
され、必要に応じて1回のオンオフ信号を利用すること
により表示器における表示を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る車両用表示装置を示した構
成図である。車両用表示装置100は、主として、表示
器10とその制御装置20とクリップ30R,30Lと
電源プラグコンセント40及び作動確認ランプ50とか
ら成る。表示器10は、パネル面11が内側からランプ
にて照射されたり、パネル面11自身にLEDなどが文
字配列されており発光されるように形成されている。そ
して、表示器10のパネル面11の表現したい必要文字
などが他の車両の運転者らなどから確認し易いように例
えば、車両のリヤウインドウの内側に固設される。又、
表示器10には、後述の制御装置20が接続されてい
る。
【0010】クリップ30R,30Lは、車両の右左何
れかの方向指示ランプLR,L を点滅させる所定の周期
を有したオンオフ信号である右左何れかの方向指示信号
R,L を入力するための信号入力線LS の先端に各々
配設されている。そして、車両トランク内に配線された
右左後方の方向指示ランプLR,L の信号線に電気的に
接続されている。尚、車両の図示しない方向指示レバー
の操作により右左何れかの方向指示信号SR,L が右左
何れかの方向指示ランプLR,L に出力される。又、電
源プラグコンセント40は車両の図示しないシガレット
ライター用のソケットへ挿入され、制御装置20などへ
電源供給線LD を介して電源を供給する。作動確認ラン
プ50は、電源プラグコンセント40から表示器10へ
の電源供給線LD の途中に配設され、表示器10の表示
が実施されたかをそのランプ50の点灯により確認でき
る。この作動確認ランプ50は前面パネルの運転者らの
邪魔にならなくて確認し易い場所に固定される。更に、
上記ランプ50の中央部分が押釦スイッチ51となって
いる。この押釦スイッチ51を押すことにより車両用表
示装置100が作動途中であってもその作動を中断する
ことができる。
【0011】図2は、本実施例に係る車両用表示装置1
00における制御装置20の構成を示したブロックダイ
ヤグラムである。制御装置20は、インタフェース21
とCPU22と制御プログラムを記憶したROM23及
び各種データを記憶するRAM24とから成る。方向指
示信号であるオンオフ信号は、インタフェース21を介
してCPU22に入力される。又、CPU22からの出
力信号はインタフェース21を介して表示器10に出力
され、この出力信号に基づき表示器10が作動される。
【0012】RAM24内には、オンオフ信号の信号周
期を記憶する信号周期記憶領域241、オンオフ信号の
信号周期に基づき設定される所定時間を記憶する所定時
間記憶領域242とが形成されている。尚、信号周期記
憶領域241及び所定時間記憶領域242の内容は、後
述のように方向指示信号の入力毎に更新されるようにな
っている。
【0013】次に、本実施例装置で使用されているCP
U22の処理手順を示した図3のフローチャートに基づ
き、図4及び図5のタイムチャートを参照して説明す
る。尚、図4のタイムチャートは方向指示信号としてオ
ンオフ信号Xが出力され車両が方向変換される場合、図
5のタイムチャートは表示信号としてオンオフ信号Xが
出力され本実施例装置が作動される場合に対応してい
る。車両のイグニッションスイッチがオンされると、先
ず、ステップ100で初期設定が実行される。次にステ
ップ102に移行して、オンオフ信号Xの読み込み(レ
ベル遷移)が有るまで待って、ステップ104に移行
し、タイマによる計時を開始する(図4に示された時刻
0)。次にステップ106に移行して、オンオフ信号X
の新たなレベル遷移が有るか否かが判定される。ステッ
プ106の判定は、ステップ108における所定時間T
a が経過するまで繰り返し実行される。尚、この場合の
所定時間Ta は、上述のステップ100の初期設定で、
車両の方向指示レバーに基づいて出力される方向指示信
号の最長時間である、例えば、2sec に予め設定され
る。
【0014】最初に、図4に示された方向指示信号であ
るオンオフ信号Xが読み込まれた場合の処理について説
明する。このオンオフ信号Xは予め設定された所定時間
Ta が終了する時刻までに新たなレベル遷移が有るの
で、ステップ110に移行する。ステップ110では、
ステップ102とステップ106とで読み込まれたオン
オフ信号の周期Tc がタイマカウンタにより算出され、
RAM24の信号周期記憶領域241に記憶される。次
にステップ112に移行して、上記初期設定値に替わり
ステップ110で算出されたオンオフ信号の1周期より
長く、2周期より短い実際の所定時間Ta が設定され、
RAM24の所定時間記憶領域242に記憶される。こ
こで、オンオフ信号の周期Tc と所定時間Ta との関係
は、2Tc>Ta>Tc であり、例えば、Ta=Tc×1.5
と設定される。
【0015】次にステップ114に移行して、所定時間
Ta のタイマをリセット、再スタートさせた後ステップ
116に移行し、上述のステップ106と同様に、オン
オフ信号Xの新たなレベル遷移が有るか否かが判定され
る。ステップ116でレベル遷移が有ると、ステップ1
18に移行し、ステップ112で設定された所定時間T
a のタイマのリセット、再スタートが繰り返し実行され
る(図4に示された時刻t0 から時刻t1 までの間)。
そして、ステップ120で所定時間Ta が経過してもオ
ンオフ信号Xの新たなレベル遷移がないと、一連の方向
指示信号であるオンオフ信号Xが終了したとして、上述
のステップ102に移行し、次のオンオフ信号の読み込
みを待って同様の処理が繰り返し実行される。上記オン
オフ信号Xに基づき、図4に示された時刻t0 から時刻
2 までを継続期間Yとし、表示信号Zがこの継続期間
Y内に出力されることを禁止される。
【0016】次に、図5に示された表示信号であるオン
オフ信号Xが読み込まれた場合の処理について説明す
る。ステップ102で、オンオフ信号Xの読み込みが有
るまで待って、ステップ104に移行し、タイマによる
計時を開始する(図5に示された時刻t00)。次にステ
ップ106に移行して、オンオフ信号Xの新たなレベル
遷移が有るか否かが判定される。ステップ106の判定
は、ステップ108における所定時間Ta が経過するま
で繰り返し実行される。
【0017】このオンオフ信号Xは所定時間Ta が終了
する時刻t01(=t00+Ta)までに新たなレベル遷移が
無いので、ステップ122に移行する。ステップ122
では、表示器10へ表示信号Zを出力した後、上述のス
テップ102に移行し、次のオンオフ信号の読み込みを
待って同様の処理が繰り返し実行される。尚、イグニッ
ションスイッチがオンの後、最初に表示信号であるオン
オフ信号Xが読み込まれた場合においては、所定時間T
a は予め設定された例えば、2sec とやや長めである
が、その所定時間Ta が終了すると同様に表示信号Zが
出力される。
【0018】上述したように、本発明の車両用表示装置
においては、車両のハンドルの近傍に配設された方向指
示レバーからの方向指示信号を兼用するため、その信号
入力のために特別にスイッチなどを設ける必要がない。
この方向指示レバーによる入力は方向変換するときの操
作と何ら変わることがなく、その作動回数を1回に限定
するというだけなので、運転に集中でき本来の運転操作
の妨げとなることもない。即ち、方向指示レバーを用い
た簡単な操作により、表示器に割り込みをさせてもらっ
た他の車両の運転者らに対するお礼である例えば、“あ
りがとう”という文字が表示されることにより、こちら
側の気持ちが確実に伝達される。これにより、従来殆ど
なかった車両同士のコミュニケーションが図られるとい
う効果が期待できる。
【0019】尚、表示器10としては、上述のように単
にパネル面11を有するようなものの他、ぬいぐるみ人
形などに表示部を設け、その表示部と同時にぬいぐるみ
人形にお辞儀をさせるような動作を付加したような複合
的な作動としても良い。
【0020】図6は、上述の車両用表示装置100にお
ける制御装置20をハード構成の制御回路とした他の実
施例を示したブロックダイヤグラムである。車両の図示
しない方向指示レバーの操作により右左の方向指示ラン
プLR,Lに出力された右左何れかの方向指示信号SR,
L が、それらの信号線に電気的に接続されたクリップ
30R,30Lから信号入力線LS を介してそれぞれの
波形成形回路210R,210Lに入力される。上記波
形成形回路210R,210Lにて方向指示信号SR,
L は方形波にそれぞれ波形成形された後、OR回路22
0に入力される。このOR回路220からの出力信号A
はタイマ手段を構成するリトリガブルワンショットマル
チバイブレータ230の入力端子(T)及びオンオフ信
号Aの1周期Tc を計時するタイマ回路280に入力さ
れる。このタイマ回路280の出力はラッチ回路290
を介してリトリガブルワンショットマルチバイブレータ
230及びワンショットマルチバイブレータ240に入
力される。尚、タイマ回路280は、出力信号Aが1回
だけのレベル遷移であるならばタイマ時間がオーバーフ
ローした時点でクリアされる。この場合には、ラッチ回
路290にて記憶されている前回の値が再び採用され
る。
【0021】上記出力が、リトリガブルワンショットマ
ルチバイブレータ230及びワンショットマルチバイブ
レータ240の抵抗R1,2,3,4 に直列に接続され
た各トランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4のベースに入
力されそのトランジスタをオンとする。そして、トラン
ジスタがオンとなった1つ又は複数の抵抗とコンデンサ
との組合せによるCR回路によりリトリガブルワンショ
ットマルチバイブレータ230及びワンショットマルチ
バイブレータ240の時定数が設定される。
【0022】即ち、例えば、抵抗R1 を100kΩ、抵抗R
2を(1/2)100kΩ、抵抗R3を(1/4)100kΩ、抵抗R4を(1/
8)100kΩとする。そして、例えば、ラッチ回路290か
らの出力が(1,1,1,1) とすると、全てのトランジスタT
r1,Tr2,Tr3,Tr4がオンとなる。このときの合計抵
抗は、並列接続であるので〔1/{1+(1/2)+(1/4)+(1/
8)}〕100kΩ となる。このようにして、抵抗とコンデ
ンサC0 の容量により、リトリガブルワンショットマル
チバイブレータ230では方向指示信号のレベル遷移す
る時間間隔に見合った時定数が設定される。又、上記合
計抵抗に抵抗R5 を加算した抵抗とコンデンサC0 の容
量により、リトリガブルワンショットマルチバイブレー
タ230の時定数よりやや長いワンショットマルチバイ
ブレータ240の時定数が設定される。上記リトリガブ
ルワンショットマルチバイブレータ230の時定数が所
定時間Ta となる。又、ワンショットマルチバイブレー
タ240の時定数がオンオフ信号の継続判定のためのレ
ベル遷移を検出する判定時間Tj となる。尚、ワンショ
ットマルチバイブレータ240はレベル遷移検出手段を
構成する。
【0023】又、リトリガブルワンショットマルチバイ
ブレータ230の出力端子(Q)からの出力信号Bは、
ワンショットマルチバイブレータ240の入力端子
(T)に入力される。又、リトリガブルワンショットマ
ルチバイブレータ230の出力端子(−Q)からの出力
信号Eは、後段の判定手段を達成するフリップフロップ
回路250の入力端子(D)に入力される。上記ワンシ
ョットマルチバイブレータ240の出力端子(Q)から
は出力信号Cが出力され、その出力端子(−Q)からの
出力信号Dは上記フリップフロップ回路250のクロッ
ク入力端子(CK)に入力される。そして、フリップフ
ロップ回路250の出力端子(Q)からの出力信号F
は、後段の信号出力手段を達成するワンショットマルチ
バイブレータ260の入力端子(T)に入力されると共
に自身のリセット入力端子(R)に入力される。そし
て、上記ワンショットマルチバイブレータ260の出力
端子(Q)からの出力信号Gは表示回路270を構成す
るトランジスタのベースに出力される。
【0024】上述のように制御回路は構成され、上記信
号Gが入力されている時間だけ表示回路270のトラン
ジスタがオンとなりパネル面11にて表示が実施され
る。上記表示回路270を具体的に構成するトランジス
タのコレクタ側はパネル面11に配設された発光素子で
あるLED及び電源プラグコンセント40を介して車載
バッテリ60に接続されている。更に、パネル面11と
電源プラグコンセント40との間には直列に作動確認ラ
ンプ50及び押釦スイッチ51が接続されている。前述
したように、この作動確認ランプ50の点灯により表示
器10の表示の確認ができると共に押釦スイッチ51を
押すことにより車両用表示装置100が作動途中であっ
てもその作動を中断することができる。尚、押釦スイッ
チ51には上記信号Gの出力時間よりも長いディレイタ
イマが内蔵されている。このため、押釦スイッチ51を
一旦、押して表示回路270をオフとすると同じ信号G
の出力時間中にはオンとならず再び表示されることはな
い。
【0025】次に、図7を参照して方向変換時における
本実施例装置の制御回路の作用について説明する。方向
変換時における方向指示信号SR 又はSL は波形成形回
路210R,210Lに入力し、OR回路220から信
号AのようにTc 周期の繰り返し矩形波が出力される。
本実施例では、方向指示レバーの操作に基づく方向指示
信号として右左折何れかの1回の方向変換動作に際し
て、信号Aは5回の矩形波が繰り返し出力されている。
すると、リトリガブルワンショットマルチバイブレータ
230からの信号Bは、信号Aの最初の立ち上がり時刻
0 と同時に立ち上がり、信号AのTc 周期の繰り返し
矩形波の立ち上がり毎にリセット、再スタートされる。
そして、信号Bは信号Aの最後である5回目の矩形波の
立ち上がり時刻t2 から所定時間Ta 後の時刻t3 に立
ち下がる。即ち、信号Bは時刻t0 から時刻t3 までの
期間Hレベルとなり、継続期間となる。
【0026】一方、リトリガブルワンショットマルチバ
イブレータ230からの信号Eは上記信号Bの反転状態
となる。又、ワンショットマルチバイブレータ240か
らの信号Cは信号Aの最初の立ち上がり時刻t0 と同時
に立ち上がり、その時定数にて設定された時刻t1 に立
ち下がる。即ち、信号Cは時刻t0 から時刻t1 までの
期間Hレベルとなり、オンオフ信号のレベル遷移を検出
する判定時間Tj となる。尚、Tj>Taである。一方、
ワンショットマルチバイブレータ240からの信号Dは
上記信号Cの反転状態となる。すると、フリップフロッ
プ回路250において、信号Dは時刻t0 から時刻t1
まで、信号Eは時刻t0 から時刻t3 までの期間Hレベ
ルとなる。従って、クロック入力端子(CK)がLレベ
ルからHレベルに遷移する時刻t1 において、入力端子
(D)はHレベルであるため、フリップフロップ回路2
50の出力端子(Q)からの信号FはLレベルのままで
ある。
【0027】ここで、例えば、方向指示信号Sが2回入
力され、波形成形回路210からの信号Aが2つの矩形
波とする。すると、信号Bは時刻t0 から(Tc+Ta)の
期間Hレベルとなり、信号Cは同じく時刻t0 から時刻
1 までの期間Hレベルであり(Tc+Ta)>Tj の関係
より、上述と同様に信号FはHレベルには遷移しない。
【0028】次に、図8を参照して本実施例装置が作動
される場合について説明する。この時の方向指示信号S
は、波形成形回路210から信号Aのように1回の矩形
波が出力される。すると、リトリガブルワンショットマ
ルチバイブレータ230からの信号Bは、信号Aの最初
の立ち上がりt00と同時に立ち上がり、所定時間Ta 後
の時刻t01に立ち下がる。即ち、信号Bは時刻t00から
時刻t01までの期間Hレベルとなり、継続期間となる。
一方、リトリガブルワンショットマルチバイブレータ2
30からの信号Eは上記信号Bの反転状態となる。
【0029】又、ワンショットマルチバイブレータ24
0からの信号Cは信号Aの最初の立ち上がりt00と同時
に立ち上がり、その時定数にて設定された時刻t02に立
ち下がる。即ち、信号Cは時刻t00から時刻t02までの
期間Hレベルとなり、オンオフ信号のレベル遷移を検出
する判定時間Tj となる。尚、Tj>Taである。一方、
ワンショットマルチバイブレータ240からの信号Dは
上記信号Cの反転状態となる。このため、フリップフロ
ップ回路250において、信号Dは時刻t00から時刻t
02まで、信号Eは時刻t00から時刻t01までの期間Hレ
ベルとなる。従って、クロック入力端子(CK)がLレ
ベルからHレベルに遷移する時刻t02において、入力端
子(D)は既にLレベルからHレベルに遷移している。
フリップフロップ回路250の出力端子(Q)からの信
号Fは時刻t02おいてLレベルからHレベルへ立ち上が
る。又、立ち上がりと同時にフリップフロップ回路25
0はリセットされるので、信号Fは一定幅のパルス信号
となる。
【0030】すると、ワンショットマルチバイブレータ
260からの信号Gは、信号Fの立ち上がり時刻t02
同時に立ち上がり、所定の時間(例えば、5sec 間)後
に立ち下がる。即ち、この所定の時間だけ表示回路27
0に信号Gが出力されて、表示器10が作動されるので
ある。このように、本実施例の車両用表示装置において
も、上述の実施例装置と同様の操作により、同様の効果
を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れ、車両の方向指示ランプを点滅させる所定の周期を有
したオンオフ信号の継続期間を計時することにより、車
両用表示装置の表示の可否が判定される。即ち、方向指
示ランプへ出力される従来の信号を利用し、その入力回
数が1回だけのとき表示器が作動されるのである。この
ように、本発明の車両用表示装置は簡単な構成であり、
他の車両の運転者らに表示器に示されたこちらの意図を
確実に伝達することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る車両用表示装
置を示した構成図である。
【図2】同実施例装置における制御装置を示したブロッ
クダイヤグラムである。
【図3】同実施例装置で使用されているCPUの処理手
順を示したフローチャートである。
【図4】同実施例装置において方向指示信号を複数回入
力して方向変換する場合を説明したタイミングチャート
である。
【図5】同実施例装置において方向指示信号を1回入力
して表示器が作動する場合を説明したタイミングチャー
トである。
【図6】図1の車両用表示装置における制御装置をハー
ド構成の制御回路とした他の実施例を示したブロックダ
イヤグラムである。
【図7】図6において方向指示信号を複数回入力して方
向変換する場合の各信号線における信号状態を示したタ
イミングチャートである。
【図8】図6において方向指示信号を1回入力して表示
器が作動する場合の各信号線における信号状態を示した
タイミングチャートである。
【符号の説明】
10…表示器 20…制御装置 30R,30L…クリップ 40…電源プラグコンセント 50…作動確認ランプ 100…車両用表示装置 LD …電源供給線 LS …信号入力線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に配設され周囲から目視可能な表示
    器と、 前記車両の方向指示ランプを点滅させるオンオフ信号の
    レベル遷移する周期を検出する周期検出手段と、 前記周期検出手段により検出された前記オンオフ信号の
    1周期より長く、且つ、2周期より短い時間を所定時間
    として計時すると共に前記オンオフ信号のレベル遷移時
    に同期して計時を開始し、前記オンオフ信号の前記レベ
    ル遷移時毎に計時をリセット、再スタートして、前記オ
    ンオフ信号が継続して出力されている継続期間を規定す
    るタイマ手段と、 前記タイマ手段による計時中における前記オンオフ信号
    の前記レベル遷移を検出するレベル遷移検出手段と、 前記レベル遷移検出手段により前記レベル遷移が検出さ
    れることなく前記所定時間が経過した場合には前記表示
    器を駆動する表示信号を該表示器に出力する信号出力手
    段とを備えたことを特徴とする車両用表示装置。
JP32129892A 1992-06-30 1992-11-04 車両用表示装置 Expired - Lifetime JPH0747377B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32129892A JPH0747377B2 (ja) 1992-11-04 1992-11-04 車両用表示装置
TW82110887A TW226458B (en) 1992-06-30 1993-12-22 Car display device

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