JP4254567B2 - 車両用障害物検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用障害物検出装置に関するものである。
従来、車両と障害物の距離があらかじめ設定された距離に到達した場合に、ユーザに対して報知する障害物検出装置が市販されている。図4に、従来における車両用障害物検出装置の構成を示す。具体的には、図4に示すように、従来の車両用障害物検出装置は、例えば、超音波センサ1と、制御装置2と、ブザー3とを備えており、車両に搭載されている。さらに、制御装置2は、距離演算部11と、判定部12と、メモリ13とを有している。
図5に車両と障害物との位置関係を示す。超音波センサ1は、図5に示すように、車両後部のバンパに取り付けられている。超音波センサ1は、所定周期で、超音波を車両の外部方向に送信し、その超音波が障害物6によって反射された場合に、その反射された超音波(反射波)を受信するものである。そして、距離演算部11は、超音波センサ1による超音波の送信から、反射波の受信までの時間を算出し、この時間に基づいて、超音波センサ1から障害物6までの距離を算出するものである。
メモリ13には、超音波センサ1から障害物6までの距離が所定の距離31、32、33に到達したときに、ブザー3を作動させるために、その所定の距離31、32、33が記憶されている。この所定の距離31、32、33は、後述する判定における判定しきい値である。この判定しきい値は、図に示すように、例えば、超音波センサ1から障害物6までの距離が遠い方から順に、ブザー3を断続音で鳴らし始めるときにおける超音波センサ1から障害物6までの距離(第1のしきい値)31と、ブザー3の断続音の周期を速くし始めるときにおける超音波センサ1から障害物6までの距離(第2のしきい値32)と、ブザー3を連続音で鳴らし始めるときにおける超音波センサ1から障害物6までの距離(第3のしきい値)33である。
判定部12は、距離演算部11で算出された超音波センサ1から障害物6までの距離を、メモリ13にあらかじめ記憶された所定の距離(第1〜第3のしきい値)31、32、33と比較する。そして、判定部12は、障害物6までの距離が第1〜第3のしきい値31、32、33に到達したか否かを判定する。ブザー3は、判定部12から入力された作動指示信号により、断続音、連続音を出すものである。
次に、図6に、制御装置2が実行する障害物6の検出処理のフローチャートを示す。この検出処理は周期的に実行されるものである。また、制御装置2は、図示しないバッテリにより給電され、超音波センサ1およびブザー3は、制御装置2を介して、もしくは、直接、バッテリにより給電されることで、超音波センサ1、制御装置2およびブザー3が作動する。
まず、超音波センサ1が反射波を受信した場合、超音波センサ1から反射波を受信した旨の信号が制御装置2に向けて出力される。
そこで、ステップ41では、距離演算部11において、超音波センサ1から入力された信号に基づき、超音波センサ1から障害物6までの距離が算出される。ステップ42では、メモリ13からあらかじめ設定された第1、第2、第3の判定しきい値31、32、33が読み出される。
そして、ステップ43で、距離演算部11で算出された超音波センサ1から障害物6までの距離が、第1のしきい値31よりも小さいか否か判定される。YESであれば、ステップ44に進み、NOであれば、検出処理が終了する。
さらに、ステップ44では、距離演算部11で算出された超音波センサ1から障害物6までの距離が、第2のしきい値32よりも小さいか否か判定される。YESであれば、ステップ45に進み、NOであれば、ステップ46に進む。NOの場合、超音波センサ1から障害物6までの距離はまだ遠いので、ステップ46では、ブザー3に対して、断続音(第1の断続音)を鳴らす旨の作動指示信号が出力される。これにより、ブザー3は断続音を鳴らす。
続いて、ステップ45で、距離演算部11で算出された超音波センサ1から障害物6までの距離が、第3のしきい値33よりも小さいか否か判定される。YESであれば、ステップ48に進み、NOであれば、ステップ47に進む。NOの場合、超音波センサ1から障害物6までの距離が少し近いので、ステップ47では、ブザー3に対して速い断続音(第2の断続音)を鳴らす旨の作動指示信号が出力される。これにより、ブザー3は周期の速い断続音を鳴らす。
ステップ48では、超音波センサ1から障害物6までの距離が最も近い状態なので、ブザー3に対して、連続音を出す旨の作動指示信号が出力される。これにより、ブザー3は連続音を鳴らす。このようにして、制御手段による検出処理が実行される。
しかし、上記した車両用障害物検出装置では、第1、第2および第3のしきい値31、32、33が、ユーザの購入時から、あらかじめ設定されており、ユーザが任意にそれらの値を変更することができなかった。
このため、ユーザが報知を開始もしくは断続音から連続音への切り替え等をして欲しい障害物6までの距離と、あらかじめ設定された距離(第1〜第3のしきい値)31、32、33とに大きな差があり、ユーザによっては報知の開始等のタイミングが速すぎる、もしくは、遅すぎると感じる場合があっても、第1〜第3のしきい値31、32、33を、ユーザが希望する距離に設定し直すことができなかった。すなわち、上記した車両用障害物検出装置では、ブザー3による報知の開始等が、ユーザの感覚に合わせて行われるように、報知のタイミングを変更することができなかった。
本発明は、上記点に鑑み、ユーザの感覚に合わせたタイミングで、ユーザに対して障害物6の存在を報知することができる車両用障害物検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項に記載の発明では、変更手段(16)が所定の距離(31、32、33)を変更する準備状態となるように、準備状態指示信号を出力する準備状態指示手段(14)と、準備状態指示手段(14)が準備状態指示信号を出力するように、準備状態指示手段(14)に対して、作動指示信号を出力する距離設定変更スイッチ(4)と、イグニッションスイッチがオフである場合に、IGオフ信号を出力するIGオフ信号出力手段(5)とを有し、変更手段(16)は、準備状態指示信号が入力され、かつ、IGオフ信号が入力された場合に、IGオフ信号が入力された際における検出手段(1、11)によって検出された障害物までの距離を、所定の距離(31、32、33)として、記憶手段(13)に記憶させることを特徴としている。
例えば、ユーザが普段使用する駐車場に駐車する場合、ユーザは、車両を駐車する前に距離設定変更スイッチを押した後、車両を駐車させ、イグニッションスイッチをオフとする。本発明では、このとき、駐車された車両もしくは検出手段から障害物までの距離が、記憶手段に記憶されるようになっている。
したがって、本発明によれば、駐車時における車両もしくは検出手段から障害物までの距離に基づいて報知させるようにしているので、ユーザの感覚に合わせたタイミングで、ユーザに対して障害物の存在を報知することができる。
また、本発明によれば、報知手段が報知するときの車両もしくは検出手段から障害物までの距離(所定の距離)を変更したい場合、ユーザが距離設定スイッチを押すだけで、自動で、所定の距離を変更することができる。
また、請求項に示すように、報知の仕方を変えることで、障害物までの距離をユーザに認識させるために、所定の距離(31、32、33)が複数設定される場合では、IGオフ信号が入力された際における検出手段(1、11)によって検出された障害物までの距離を1つの所定の距離(33)とし、この1つの所定の距離に対して、あらかじめ定められた距離(A、B)を加えたものを他の所定の距離として、変更手段(16)により、複数の所定の距離(31、32、33)を設定させることもできる。

なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態における車両用障害物検出装置の構成を示す。本実施形態の車両用障害物検出装置は、図1に示すように、超音波センサ1と、制御装置2と、ブザー3と、設定変更スイッチ4と、IGセンサ5とを備えている。また、制御装置2は、距離演算部11と、判定部12と、メモリ13と、準備状態指示部14と、設定変更指示部15と、設定変更部16とを有している。
この車両用障害物検出装置は、設定変更スイッチ4、IGセンサ5、準備状態指示部14、設定変更指示部15および設定変更部16を有している点が、図4に示す車両用障害物検出装置と異なっている。したがって、以下では、図4に示す車両用障害物検出装置と異なる点について主に説明し、図4と同様の構成部については、図4の構成部と同じ符号を付すことで説明を省略する。
なお、本実施形態と本発明との対応関係については、超音波センサ1、距離演算部11が検出手段に対応し、判定部12が判定手段に対応し、メモリ13が記憶手段に対応し、ブザー3が報知手段に対応する。また、設定変更部16が変更手段に対応し、準備状態指示部14が準備状態指示手段に対応し、設定変更スイッチ4が距離設定変更スイッチに対応し、IGセンサ5がIGオフ信号出力手段に対応する。
設定変更スイッチ4は、制御装置2の準備状態指示部14に対して、後述する距離設定制御信号を切り替える旨の作動指示信号を出力するものである。設定変更スイッチ4は、インストルメントパネルに設けられており、一度、押されたらすぐに押される前の状態に戻る構造となっている。
IGセンサ5は、イグニッションスイッチ(IG)のON(オン)、OFF(オフ)を検出するものであり、車両に搭載されている。IGセンサ5は、ユーザが車両を運転しているときでは、IGがオンであるので、その旨の信号(IGオン信号)を出力し、IGがオフとなったとき、その旨の信号(IGオフ信号)を制御装置2に出力する。
制御装置2の準備状態指示部14は、制御装置2において、メモリ13に記憶されている所定の距離(第1〜第3の判定しきい値)31〜33を、異なる距離に書き換えることができる状態にする機能を果たすものである。なお、以下では、書き換えることができる状態を書き換え(変更)の準備状態という。
準備状態指示部14は、所定の周期で、距離設定制御信号を出力する。この距離設定制御信号には、電圧がHIもしくはLOWの2種類の信号がある。例えば、HIが通常の状態であり、LOWが制御装置2を書き換えの準備状態とするための信号(準備状態指示信号)である。設定変更スイッチ4から作動指示信号が入力されることで、HIがLOWへ切り替わるようになっている。なお、距離設定制御信号がLOWとなった場合、イグニッションスイッチがオフになるまでLOWの状態となっているか、もしくは、所定時間内のみLOWの状態となり、その後は、HIの状態に戻る。
設定変更指示部15は、制御装置2において、メモリ13に記憶されている第1〜第3の判定しきい値31〜33を書き換える(変更する)旨の指示信号を出力する機能を果たすものである。また、設定変更指示部15には、準備状態指示部14から距離設定制御信号が入力され、IGセンサ5からIGオフ信号が入力される。
設定変更指示部15は、LOWの距離設定制御信号(準備状態指示信号)が入力され、かつ、IGオフ信号が入力された場合に、設定変更部16に対して、設定変更指示信号を出力するようになっている。
設定変更部16は、制御装置2において、メモリ13に記憶されている第1〜第3の判定しきい値31〜33を書き換える機能を果たすものである。具体的には、設定変更部16は、設定変更指示信号が入力された場合に、距離演算部11が所定の周期で算出している障害物までの距離のうち、設定変更指示信号が入力された際に、最後に算出された距離を特定する。そして、その最後に算出された距離を、メモリ13に、第3の判定しきい値33として記憶させる。
さらに、設定変更部16は、第3の判定しきい値33を基準に、第1の判定しきい値31、第2の判定しきい値32を算出し、メモリ13に記憶させる。
すなわち、設定変更部16は、図5に示すように、第3の判定しきい値33に距離Aを加えることで、第1の判定しきい値31を算出する。そして、この算出した第1の判定しきい値31を、メモリ13に記憶させる。また、設定変更部16は、第3の判定しきい値33に距離Bを加えることで、第2の判定しきい値32を算出し、同様に、メモリ13に記憶させる。なお、この第3の判定しきい値33が本発明の所定の距離に相当し、第1の判定しきい値31、第2の判定しきい値32が他の所定の距離に相当する。
次に、このように構成された車両用障害物検出装置の作動について説明する。まず、図2に、制御装置2が実行する距離設定変更処理のフローチャートを示す。また、図3に、この距離設定変更処理におけるタイミングチャートを示す。
ユーザが車両を運転しており、例えば、自宅の駐車場に止めるとき、ユーザが設定変更スイッチ4を押す。すなわち、図3に示すように、設定変更スイッチ4がOFFからONとなる。
これにより、ステップ21では、設定変更スイッチ4から制御装置2の準備状態指示部14に作動指示信号が入力される。
そして、ステップ22では、作動指示信号を受けて、準備状態指示部14の距離設定制御信号が、図3に示すように、HIからLOWとなる。このLOWの状態の距離設定制御信号が設定変更指示部15に出力される。なお、設定変更スイッチ4がユーザに押され、距離設定制御信号が、HIからLOWにならなければ、ステップ23以降は実行されない。
次に、ステップ23では、設定変更指示部15において、IGセンサ5からIGオフ信号が入力されたか否か判定される。IGオフ信号が入力されていれば、すなわち、図3に示すように、ONからOFFとなったとき、YESと判定される。この場合、設定変更指示部15から設定変更部16に向けて、設定変更指示信号が出力され、ステップ24に進む。一方、IGオフ信号が入力されなければNOとなり、再度、ステップ23が繰り返される。
言い換えると、ステップ23では、イグニッションスイッチがオフにされるまで、判定が繰り返される。もしくは、距離設定制御信号がLOWの状態の間、この判定が繰り返される。
ステップ24では、イグニッションスイッチがオフとなったときの超音波センサ1から障害物6までの距離が算出される。これは、次のことを意味する。
超音波センサ1により、所定の周期で超音波の送信と受信が行われている。そして、反射波を受信した場合、距離演算部11において、障害物6までの距離が算出される。また、ユーザが車を駐車した場合、通常、ユーザはイグニッションスイッチをオフとする。したがって、イグニッションスイッチがオフのときに、距離演算部11によって最終的に算出された距離が、駐車時における超音波センサ1から障害物6までの距離である。
そこで、ステップ24では、設定変更部16により、IGがOFFのときまでに、距離演算部11が最終的に算出した距離を、駐車時における超音波センサ1から一番近い障害物6までの距離と特定する。
続いて、ステップ25では、設定変更部16によって、メモリ13に記憶された第1〜第3の判定しきい値31〜33が、それぞれ、異なる距離に書き換えられる(変更される)。
すなわち、図5に示すように、ステップ24で特定された駐車時における超音波センサ1から障害物6までの距離が、第3の判定しきい値33として、メモリ13に記憶される。また、第3の判定しきい値33に距離A、例えば1mを加えた距離が第1の判定しきい値31として、第3の判定しきい値33に距離B、例えば1.5mを加えた距離が第2の判定しきい値32として、メモリ13に記憶される。
このようにして、制御装置2の距離設定変更処理が実行される。そして、次回の駐車時から、上記のようにして変更された第1〜第3の判定しきい値31〜33に基づいて、制御装置2により、図6に示す障害物検出処理が実行される。
例えば、図5に示すように、車両と障害物6との距離が第1の判定しきい値31に到達すると、ブザー3から断続音が鳴り始める。そして、その距離が第2の判定しきい値32に到達すると、ブザー3の断続音の周期が速くなる。さらに、その距離が第3の判定しきい値33に到達すると、ブザー3の音が断続音から連続音に切り替わる。
以上説明したように、本実施形態の車両用障害物検出装置では、制御装置2が設定変更指示部15、設定変更部16を備えている。
これにより、ユーザは、設定変更指示部15および設定変更部16によって、第1〜第3の判定しきい値31〜33を、任意に変更することができる。すなわち、ユーザが報知のタイミングを任意に設定することができる。
また、本実施形態の車両用障害物検出装置は、さらに、制御装置2の準備状態指示部14と、設定変更スイッチ4と、IGセンサ5とを備えている。
そして、図3中一点鎖線で示すように、設定変更スイッチ4がOFFからONとなり、準備状態指示部14が出力する距離設定制御信号がHIからLOWとなっている状態で、かつ、イグニッションスイッチがONからOFFに変わったときに、設定変更指示部15により、設定変更部16に設定変更指示信号が出力されるようになっている。設定変更部16は、このタイミングで、距離演算部11が算出した超音波センサ1から障害物6までの距離を、メモリ13に記憶させている。すなわち、設定変更部16が、あらかじめメモリ13に記憶されていた第3の判定しきい値33を、その距離に変更するようになっている。
このため、本実施形態では、例えば、ユーザが普段使用する駐車場に駐車する場合に、ユーザが、車両を駐車する前に設定変更スイッチ4を押した後、車両を駐車させ、IGをオフとしたとき、超音波センサ1から障害物6までの距離が、メモリ13に記憶されるようになっている。
ここで、ユーザが報知の開始等をして欲しい障害物6までの距離と、あらかじめ設定された第1〜第3の判定しきい値31〜33とに大きな差があり、ユーザが報知の開始等のタイミングが速すぎる、もしくは、遅すぎると感じる回数が最も多いのは、ユーザが普段使用する駐車場に駐車する場合である。
したがって、本実施形態によれば、駐車時の超音波センサ1から障害物6までの距離、すなわち、日頃の使い方を学習させることができる。これにより、本実施形態によれば、ユーザがブザー3による報知の開始等のタイミングが速すぎる、もしくは、遅すぎると感じた場合、ユーザは第1〜第3の判定しきい値31〜33を、ユーザが報知して欲しいと考える距離に変更することができる。
この結果、本実施形態の車両用障害物検出装置によれば、ユーザの感覚に合わせたタイミングで、ユーザに対して障害物の存在を報知することができる。
また、本実施形態によれば、あらかじめ設定された第1〜第3の判定しきい値31〜33を変更したい場合、ユーザは設定変更スイッチ4を押すだけで、自動で、第1〜第3の判定しきい値31〜33を変更することができる。
なお、本実施形態では、上記したように、設定変更スイッチ4がユーザに押され、距離設定制御信号が、HIからLOWにならなければ、ステップ23が実行されることはない。すなわち、IGを単にオン、オフにしただけでは、変更されず、あくまで、設定変更スイッチ4が押されたときに、第1〜第3の判定しきい値31〜33変更される。したがって、本実施形態では、誤って、第1〜第3の判定しきい値31〜33が変更されることがない。
(第2実施形態)
なお、第1実施形態では、設定変更スイッチ4、IGセンサ5、準備状態指示部14を用いて、第1〜第3の判定しきい値31〜33が変更される場合を例として説明したが、これらを用いずに、手動で、変更することもできる。
すなわち、第1実施形態の車両用障害物検出装置において、設定変更指示部15に対して、ユーザが直接、距離を入力(指示)できる構成とする。このようにしても、ユーザは、第1〜第3の判定しきい値31〜33を任意に変更することができる。
(他の実施形態)
第1実施形態では、駐車の直前にユーザが設定変更スイッチ4を押す場合を例として説明したが、設定変更スイッチ4を押すタイミングは、運転中(IGがオン)であれば、いつでも良い。例えば、ユーザが車両に乗り、発車する直前に、設定変更スイッチ4を押すこともできる。
また、第1実施形態では、ステップ21〜24までが一回実行された場合に、ステップ25で第1〜第3の判定しきい値31〜33が変更される場合を例として説明したが、ステップ21〜24までが数回実行された場合に、ステップ25で第1〜第3の判定しきい値31〜33が変更されるようにすることもできる。この場合、例えば、ステップ24で算出された距離を平均した距離を、第3の判定しきい値33とする。
また、第1実施形態では、準備状態指示部14の距離設定制御信号において、HIが通常の状態であり、LOWが制御装置2を書き換えの準備状態とするための信号である場合を例として説明したが、HIとLOWを入れ替えることもできる。
また、第1実施携帯では、報知手段として、ブザー3を用いる場合を例として説明したが、ブザー3のかわりに、LED等によって車と障害物の位置を目視できるようにした表示器を用いることもできる。
また、第1実施形態では、IGセンサ5からIGオン信号、IGオフ信号が設定変更指示部15に入力される場合を例として説明したが、IGから直接、設定変更指示部15に入力される構成とすることもできる。この場合、IGが本発明のIGオフ信号出力手段に相当する。
また、第1実施形態では、判定しきい値として、第1〜第3の判定しきい値31〜33の3つを用いる場合を例として説明したが、判定しきい値の数は、3つに限られず、他の数とすることもできる。
また、上記した各実施形態では、検出手段として、超音波センサ1を用いる場合を例として説明したが、他の検出手段を用いることもできる。例えば、検出手段として、電磁波を送受信するレーダー、赤外線カメラ等のカメラを用いることもできる。
また、上記した各実施形態では、超音波センサ1から障害物6までの距離を基準に、障害物検知処理を実行する場合を例として説明したが、車両から障害物6までの距離を直接検出し、車両から障害物6までの距離を基準に同処理を実行することもできる。
本発明の第1実施形態における車両用障害物検出装置に構成を示すブロック図である。 図1中の制御装置2が実行する距離設定変更処理を示すフローチャートである。 図1中の制御装置2が実行する距離設定変更処理における各ステップのタイミングチャートである。 従来における車両用障害物検出装置に構成を示すブロック図である。 車両(超音波センサ1)と障害物6との距離関係を示す図である。 従来および本発明の車両用障害物検出装置に制御装置2が実行する障害物検知処理のフローチャートである。
符号の説明
1…超音波センサ、2…制御装置、3…ブザー、4…設定変更スイッチ、
5…IGセンサ、6…障害物、11…距離演算部、12…判定部、
13…メモリ、14…準備状態指示部、15…設定変更指示部、
16…設定変更部、31…第1の判定しきい値、
32…第2の判定しきい値、33…第3の判定しきい値。

Claims (2)

  1. 障害物(6)が存在する場合に、車両もしくは検出手段から障害物(6)までの距離を検出する検出手段(1、11)と、
    前記障害物(6)が存在する場合に、前記検出手段(1、11)によって検出された前記障害物(6)までの距離が、記憶手段(13)にあらかじめ記憶された所定の距離(31、32、33)に到達したか否かを判定する判定手段(12)と、
    前記判定手段(12)により、前記障害物(6)までの距離が前記所定の距離(31、32、33)に到達したと判定された場合に、前記障害物(6)の存在をユーザに報知する報知手段(3)とを備える車両用障害物検出装置において、
    前記記憶手段(13)にあらかじめ記憶された前記所定の距離(31、32、33)を変更する変更手段(16)と、
    前記変更手段(16)が前記所定の距離(31、32、33)を変更する準備状態となるように、準備状態指示信号を出力する準備状態指示手段(14)と、
    前記準備状態指示手段(14)が前記準備状態指示信号を出力するように、前記準備状態指示手段(14)に対して、作動指示信号を出力する距離設定変更スイッチ(4)と、
    イグニッションスイッチがオフである場合に、IGオフ信号を出力するIGオフ信号出力手段(5)とを有し、
    前記変更手段(16)は、前記準備状態指示信号が入力され、かつ、IGオフ信号が入力された場合に、前記IGオフ信号が入力された際における前記検出手段(1、11)によって検出された障害物までの距離を、前記所定の距離(31、32、33)として、前記記憶手段(13)に記憶させることを特徴とする車両用障害物検出装置。
  2. 前記所定の距離(31、32、33)が複数設定される場合、前記IGオフ信号が入力された際における前記検出手段(1、11)によって検出された障害物までの距離を1つの前記所定の距離(33)とし、この1つの前記所定の距離に対して、あらかじめ定められた距離(A、B)を加えたものを他の前記所定の距離として、前記変更手段(16)によって、前記複数の所定の距離(31、32、33)が設定されるようになっていることを特徴とする請求項に記載の車両用障害物検出装置。
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