JPH0747312B2 - インクジエツトプリンタ - Google Patents

インクジエツトプリンタ

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JPH0747312B2
JPH0747312B2 JP22883485A JP22883485A JPH0747312B2 JP H0747312 B2 JPH0747312 B2 JP H0747312B2 JP 22883485 A JP22883485 A JP 22883485A JP 22883485 A JP22883485 A JP 22883485A JP H0747312 B2 JPH0747312 B2 JP H0747312B2
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pulley
carriage
wire
tension
motor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16523Waste ink transport from caps or spittoons, e.g. by suction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクジェットプリンタに係り、さらに詳しく
はインク不吐出状態の回復機構を改良したインクジェッ
トプリンタに関するものである。
[従来の技術] インクジェットプリンタはインクの液滴をインクジェッ
トヘッドのノズルの先端から吐出し、ドット記録を行な
うプリンタで、液体を用いるため、各種の制約がある。
即ち、インク自身が液体であるため、必ず乾燥という問
題が生じ、ノズル部の目詰まりが生じてしまう。
また、インクジェットヘッドを構成する1個または複数
個のノズルの先端に形成されたオリフィスが極めて微細
な直径を持つため、記録紙等の紙粉や空気中の微細な塵
埃によって目詰まりが生じたり、あるいはノズル内やイ
ンクの供給路に空気が入るとインクの不吐出が生じてし
まう。
そこで、インクジェットプリンタにおいては不吐出回復
機構が設けられているのが通常である。
この不吐出回復機構はノズル部分を囲んで密閉するキャ
ップを備えており、このキャップでノズル部分を覆う
(以下、キャッピングと言う)ことによりインクの乾燥
や塵埃の付着を防止したり、不吐出状態にあったインク
ジェットヘッドを正常に戻している。
回復動作としてはキャップ側から吸引ポンプによってイ
ンクを吸引したり、あるいはヘッド側からインクを吐出
したりする各種の方式がある。
キャッピングの動作はインクジェットヘッドが所定の位
置、例えばホームポジションにある時回復機構側に設け
られたモータ等の駆動源を用いて行なったり、あるいは
手動で行なっている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、回復機構専用のモータを用いる方式では、モ
ータ及びその動力伝達機構としての各種の関連部品点数
が増加し、組立費を含めてコストアップとなってしま
う。
また、部品点数が多いと、これらの部品を収容するスペ
ースも必要となり、高価で大きなプリンタとなってしま
う。
更に、手動で回復動作を行なう方式を採用すれば、専用
のモータ及びその関連部品は不要となるが、一連の回復
系の動作シーケンスに手動操作が介入するため、その制
御が困難となり、また電源OFFの状態で、手動によって
回復動作を行なうと、吸引ポンプのみが作動し、インク
の排出機構が作動しないため、キャップ内にインクがあ
ふれたり、必要以上の圧力がヘッド側に加わり、ヘッド
側の損傷が生じてしまう恐れがある。
[問題点を解決するための手段] 上述した問題点を解決するため、本発明のインクジェッ
トプリンタにおいては、 インク吐出口からインクを吐出するインクジェットヘッ
ド部材を所定方向へ往復移動させるためのキャリッジ
と、 前記キャリッジを前記所定方向へ往復移動させるための
モータと、 前記キャリッジの移動可能領域の両端部外側に夫々設け
られたプーリに張設されるとともに、前記モータに駆動
される巻取プーリに巻付けられた、前記キャリッジを前
記所定方向へ往復移動させるための線材と、 前記キャリッジの所定位置から前記所定方向の一方向へ
の移動を禁止する禁止手段と、 前記線材に張力を付与する方向へ付勢されて移動可能な
テンションプーリと、 前記モータが前記巻取プーリを駆動しつつも前記禁止手
段により前記キャリッジの移動が禁止される際に、前記
テンションプーリが当該テンションプーリの付勢される
方向とは対向する方向へ移動する際に生じる駆動力によ
り前記インク吐出口の吸引回復処理を行う吸引手段と、 前記テンションプーリの前記対向する方向への移動によ
り生じる前記線材の弛みを除去するための弛み取り手段
と、 を有する構成を採用した。
[作用] このような構成によれば、キャリッジを往復移動させる
ためのモータが巻取プーリを駆動しつつもキャリッジの
移動が禁止される際に、テンションプーリが付勢方向と
は対向する方向へ移動する際に生じる駆動力によりイン
ク吐出口の吸引回復処理が行なわれる。すなわち、キャ
リッジを往復移動させるためのモータの駆動により吸引
回復処理を行うことができる。
また、テンションプーリの前記対向する方向への移動に
より生じる線材の弛みが弛み取り手段によって除去され
るので、吸引回復処理時に線材の張架経路が変化しても
動作を正確に行うことができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細を説明
する。
[第1実施例] 第1図〜第6図は、本発明の第1の実施例を説明するも
ので、第1図には全体構造が示されている。
第1図において符号1で示すものは基板で、左右一対の
側板2,3を有し、両者間には軸5を介してプラテンロー
ラ4が回転自在に軸承されている。
側板2の外側において軸5の一端にはギヤ6が固定され
ており、このギヤ6は同じく側板2に取付けられた紙送
りモータ7の回転を図示していない中間ギヤを介して伝
達され、プラテンローラ4を回転させる。
プラテンローラ4の背後から下側を通り、後述する記録
ヘッドの近傍にまで湾曲させてペーパーパン8が設けら
れており、その下側にはピンチローラ9が複数個配置さ
れている。
ピンチローラ9はペーパーパン8に形成された図示を省
略した開口部内に嵌入し、プラテンローラ4に接してい
る。
これらピンチローラ9とプラテンローラ4との間に図示
を省略した記録紙が導かれ、摩擦力によって紙送りが行
なわれる。
プラテンローラ4の手前側にはこれと平行にガイド軸10
が配置されている。
ガイド軸10は基板1の左右に固定されたガイドポスト1
1,12の上端にねじ10aによって固定されている。
ガイドポスト11,12は同一の構造を有し、例えば一方の
ガイドポスト11を例にとってみると、第2図に示すよう
に構成されている。
即ち、ガイドポスト11は基部に大直径部11aを有し、そ
の上に中直径部11b,小直径部11cが形成されており、こ
の小直径部11cに前記ガイド軸10が嵌合され、ねじ10aに
よって固定される。
ガイドポストをこのように3段階に形成したのは、それ
ぞれの段部によって部品の取付け高さを規制し、その外
径により平面上の位置を規制するためである。
一方、ガイド軸10の下側にはキャリッジのガイド板15が
基板1に対して垂直な状態で固定されている。このガイ
ド板15の一端は一方のガイドポスト11の中直径部11bに
嵌合されたターンプーリ台13の下端部に形成された溝13
a中に嵌合されており、ターンプーリ13の回転を規制し
ている。
ターンプーリ台13の手前側の側面には軸13bが突設され
ており、これにはプーリ14が回転自在に軸承されてい
る。
また、ガイド板15の他端側には後述のようにキャリッジ
16の所定位置から往復移動方向の一方向(第1図中左方
向)への移動を禁止する禁止手段であるストッパ15aが
突設されている。
一方、ガイド軸10にはキャリッジ16が摺動自在に嵌合さ
れており、その下端部に形成された溝16a中にガイド板1
5が嵌合され、回転を規制されている。
キャリッジ16の第1図において左側の側面は後述するキ
ャップアームを押圧するための押圧面16bとなってお
り、かつ手前側の側面の下方に水平な状態でスリット板
16cが突設されている。
このスリット板16cは複数個の突片160〜163とこれらの
間に形成されたスリット164〜166を有する。
また、キャリッジ16にはインクジェットヘッド17が搭載
されているが、このインクジェットヘッドに対するイン
クの供給チューブやインクタンク等は省略してある。
また、基板1上で、かつガイドポスト12側に寄った位置
には前記スリット板16cと協働してキャリッジ16の位置
の検出や、後述するようなキャッピング動作、回復動作
等を確認するためのフォトインタラプタ18が設けられて
いる。
一方、ガイドポスト12にはその段部を利用してプーリ2
2,23が回転自在に取付けられている。
他方、側板3の側面には外側に向って水平に軸27が突設
されており、その先端にはテンションレバー26の上端が
回動自在に軸承されている。
また、軸27にはねじりコイルばね(以下、スプリングと
略称する)28が巻装されており、その一端は側板3の端
縁に係止され、他端はテンションレバー26のガイド軸10
側の側縁に係止され、テンションレバー26に対して第1
図中矢印A方向に回動習性を与えている。
テンションレバー26の下端部の外側に突設された軸25に
はテンションプーリ24が回転自在に軸承されている。
また、側板3の外側面には取付け台31を介してインク吸
引用の吸引手段であるポンプ30が設けられており、その
作動軸29は前記テンションレバー26と接触しうる位置に
臨まされている。
作動軸29はポンプ30内にあり、図示していないピストン
に連結されており、これを押圧することによりポンプ内
に負圧を発生させ、インク吸引を行なわせることができ
る。
一方、側板3の外側面で、かつキャリッジ16側に寄った
位置には水平な状態で軸34が突設されており、この軸34
にはキャップアーム33の下端が摺動自在かつ回動自在に
軸承されており、図示していないスプリング等により第
1図中反時計方向への回動習性、及び側板3側への移動
習性が与えられている。
このキャップアーム33の上端にはゴム等の弾性部材から
形成され、かつ図示を省略したチューブを介してポンプ
30に接続されたキャップ32が固定されている。キャップ
32はキャリッジ16側に向って開口している。
また、キャップアーム33の下端部にはキャリッジ16の押
圧面16bと接する突片33aが突設されている。
更に、キャップアーム33の背後には、側板3から水平な
状態で突設されたキャップカム35が配置されている。こ
のキャップカム35の手前側の側縁には途中から手前側に
向って次第に高くなるカム面35aが形成されている。
また、キャップカム35とポンプ30との間においてモータ
36が基板1上に固定されている。
モータ36の出力軸36aには後述するような構造を有する
ワイヤ巻取り用の第1及び第2のプーリ37,38が取付け
られている。
一方、符号20で示すものはワイヤ(線材)で、その一端
は第1プーリ37に巻付けられており、テンションプーリ
24,プーリ23にそれぞれ添接し、方向を変えてキャリッ
ジ16の手前側にねじ21で固定された金具19によってキャ
リッジ16に固定され、更に、プーリ14に添接して高さを
変えてプーリ23に添接し、第2プーリ38に他方の端部を
前記第1プーリ37に巻付けられたワイヤとは反対方向か
ら巻付けられている。
ところで、前述した第1,第2のプーリ37,38は、後述の
ようにワイヤ20を巻取る巻取プーリであるとともに、ワ
イヤ20の弛みを除去するための弛み取り手段であり、第
3図に示すように構成されている。
即ち、第1プーリ37はモータの出力軸36aに固定されて
おり、その周縁で、かつ第2プーリ38側の側面にはスト
ッパ37aが突設されており、かつ、第2プーリ38側の側
面の一部には小孔37bが形成されており、図示を省略し
たがワイヤ20の端部を係止する溝も形成されている。
一方、第2プーリ38は出力軸36aに回転自在に軸承され
ており、その周縁で、かつ第1プーリ37側の側面にはス
トッパ38aが突設されている。
また、第2プーリ38にはワイヤ20の他方の端部を係止す
る溝38b及び小孔38cが形成されている。
第1及び第2プーリ37,38の間において、出力軸36aには
巻取り用のスプリング39が巻装されている。
このスプリング39はその一端を第1プーリ37の小孔37b
中に嵌合させ、他端を第2プーリ38の小孔38c中に嵌合
させ、第2プーリ38に対して第3図中矢印B方向への回
動摺性を与えるようにしている。
そして、ワイヤ20の一端が第1プーリ37に巻付けられ、
他端は第2プーリ38に巻付けられているが、テンション
プーリ24によって与えられたテンションにより、第2プ
ーリ38は第1図,第3図中反時計方向へスプリング39の
力に抗して回動されており、第1図に示すように通常は
ストッパ37aと38aが係合している。
次に、以上のように構成された本実施例の動作について
説明する。
第6図(A)〜(F)はタイミングチャート図で、同図
(A)はモータ駆動パルスを示し、(B)はキャリッジ
モータ,(C)はキャリッジの動作を示し,(D)はテ
ンションプーリの動作を,(E),(F)は第1及び第
2のプーリの動作を示している。
モータ36の正転時には出力軸36aが第1図中矢印R方向
に回転される。
この時には第1プーリ37も同方向に回転され、第1プー
リ37側のワイヤは巻かれ、第2プーリ38側のワイヤは巻
きほどかれ、キャリッジ16はフォトインタラプタ18があ
る方向、即ち、ホームポジション側へ引かれる。
モータ36が矢印Rとは反対方向に回転されると、ストッ
パ37a,38aを介して第2プーリ38側がワイヤを巻取る方
向となり、第1プーリ37側がワイヤを巻きほどく方向と
なり、キャリッジはホームポジションから離れる方向に
移動する。
上述した動作によりキャリッジは往復移動しつつプラテ
ンローラ4に巻付けられた不図示の記録紙に対してドッ
ト記録を行なう。
一方、キャッピング時及び不吐出回復操作時には次のよ
うな動作が行なわれる。
まず、記録領域内でキャリッジ16を往復移動させて通常
の記録を行なった後、ホームポジションから更に第1図
中左側にキャリッジを移動させる。
すると、キャリッジ16の押圧面16bがキャップアーム33
の下端の突片33aを押圧するため、キャップアーム33が
図示を省略したスプリングに抗して軸34上を側板3から
離れる方向へ移動する。
この結果、キャップアーム33の上端部がカム面35aに乗
り上げ、第4図(A)の状態から(B)に示すようにキ
ャップ32がインクジェットヘッド17を覆うようにキャッ
プアーム33が手前側に向って回動される。
なお、通常記録時にはキャリッジ16がホームポジション
に至った状態ではフォトインタラプタ18がスリット板16
cの突片160を検出しているが、上述したキャッピング動
作時にはスリット164〜166をフォトインタラプタ18が検
出しながらキャリッジ16が移動され、キャッピング終了
時には突片163を検出している。従って、キャッピング
動作が確実に行なわれたか否かがこのフォトインタラプ
タ18とスリット板16cによって確認される。
一方、ヘッド側からインクを吸引して回復動作を行なわ
せるには、上述したようにしてキャッピングを行なわせ
た後、更にキャリッジ16を左側に移動させる。
即ち、キャッピング動作終了時にはキャリッジ16はガイ
ド板15のストッパ15aに接しているが、更にキャリッジ1
6を左側に移動させるようにモータ36を矢印R方向に回
転させる。
すると、キャリッジ16は移動できないため、ワイヤ20を
介してテンションレバー26が第1図中反時計方向へ回動
される。
この状態は丁度動滑車の動作原理と同様となり、モータ
36によって回転される第1プーリ37の巻取ったワイヤの
長さの1/2に相当する距離だけテンションローラ24がモ
ータ36側へ移動する。
しかし、作用する力はモータ36による巻取り力の2倍に
なるため、歯車を用いた減速効果と同様の効果が得られ
る。
一方、テンションレバー26が第1図中反時計方向へ回動
されるとポンプ30の作動軸29が押込まれ、ポンプ30内が
負圧となり、この負圧は不図示のチューブを介してキャ
ップ33内へ導かれ、ヘッドを構成するノズルの先端から
インクを吸引し回復動作が行なわれる。
ところで、テンションプーリ24がポンプ30側へ移動する
と、ワイヤ20の走行経路が短くなり、ワイヤ20が余るこ
とになるが、この余りを吸収するのが第2プーリ38の役
割である。この動作を第5図(A)〜(C)に示す。
即ち、通常記録時においては第5図(A)に示すように
キャリッジ16が往復移動されるが、この時には第5図
(A)に示すように第1及び第2のプーリのストッパ37
a,38aがスプリング39に抗して係合されている。
これは、スプリング28のばね力がスプリング29に比べて
十分に強い力になっているからである。
この状態で、前述したようにキャリッジ16をストッパ15
aに押付け、前述したように回復動作を行なわせると、
テンションプーリ24の移動が生じる。
この時にはワイヤ20にはキャリッジ16のワイヤ固定用の
金具19を介して強い張力が作用している。
しかし、第2プーリ38からプーリ23,14を経由してキャ
リッジ16に至る間においてはテンションプーリ24による
張力は作用していない。
しかし、スプリング39が第1及び第2のプーリに設けた
ストッパ37a,38aを離間させる方向に力を与えているた
め、第5図(B),(C)に示すように第1プーリ37の
回転に追従しないで停止している。
即ち、第2プーリ38は矢印Rの方向とは逆の方向に回転
しようとしているためで、結果的にはワイヤ20のたるみ
防止用のテンションとして作用している。
このスプリング39によるテンションはたるみ防止用の目
的であるため、その大きさはワイヤ20の自重とその摺動
抵抗に打勝つ程度でよく、具体的には数グラムの力でよ
い。
一方、回復動作を行なった後、モータ36を逆回転させる
とスプリング28の力により巻きほどかれたワイヤと共に
テンションプーリ24が矢印A方向へ移動し、第1プーリ
37も逆回転して第4図(A)に示した状態に戻る。
更にモータ36を逆回転させるとモータの駆動力は第1プ
ーリ37のストッパ37aから第2プーリ38のストッパ38aに
達し、第2プーリ38を矢印Rとは逆方向に回転させる。
そしてワイヤ20を第2プーリ38が巻取り始め、キャリッ
ジ16は第1図中右方に移動を開始する。
この時、フォトインタラプタ18はスリット板16cのスリ
ット166を検出することにより、キャリッジ16の動き始
めを検出することができる。
上述したようにキャリッジ16が第1図中左端に停止して
回復動作を行ない、再びキャリッジ16が動き始めるまで
の間に所定のパルス数でモータ36を回転しているため、
キャリッジ16の動き始めを検出することにより、モータ
の脱調の有無を知ることができ、回復動作が正常に行な
われたか否かをチェックすることができる。
[第2実施例] ところで、上述したようにテンションプーリ24に動滑車
の役目を果たさせると、必ずワイヤのたるみが生じるた
め、このたるみを除去する機構が必要となる。
上述した第1実施例にあっては、このたるみの除去は巻
取りプーリを第1プーリ37,第2プーリ38の2つに分割
し、両者間をスプリング39を介して結合し、スプリング
39の復帰力によってたるみ分を吸収している。
しかし、このたるみの除去機構は他の部分に設けること
もできる。
このたるみの除去機構をキャリッジに設けた例が第7図
及び第8図に示す例である。
第7図及び第8図において第1図〜第6図と同一部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。
図において符号40で示すものは弛み取り手段としてのプ
ーリで、このプーリ40はキャリッジ16に突設された軸41
に回転自在に軸承されている。
このプーリ40はその周面にワイヤ20を案内する溝40aが
形成されており、またその一部を切欠いてワイヤ20の端
部に固定された止め金具20aを固定するための穴40b及び
溝40cを有する。
またプーリ40の背面側にはキャリッジ16から突設された
ピン42と係合するストッパ40dが突設されている。
また、軸41にはスプリング43が巻装されており、このス
プリング43の一端はキャリッジ側に他端はプーリ40側に
固定されており、プーリ40に対して第8図中矢印A方向
(反時計方向)への回動習性を与えている。
また、本実施例にあってはワイヤ20はキャリッジの部分
で分断されており、プーリ40に連結されたワイヤの端部
とは別の端部は連結金具44を介してキャリッジ16に突設
されたピン45に連結されている。
また、モータ36の出力軸36aには一個のプーリ(巻取プ
ーリ)46が固定されており、このプーリ46にワイヤ20の
途中が複数回巻付けられている。
その他の部分は第1実施例と全く同様である。
上述したような構造を採用した場合には、通常の記録動
作時にはテンションプーリ24は第7図中時計方向へ回動
され、ワイヤ20に対してテンションを与えているため、
プーリ40はスプリング43のねじり力に抗して第7図中時
計方向に回転され、ストッパ40dがピン42に接触した状
態にある。
そして、この状態でモータ36によってプーリ46が回転さ
れるとこれに巻付けられているワイヤ20が一端側は巻き
はどかれ、他端側は巻込まれるといる動作を繰り返し、
プーリ46の回転方向に応じてキャリッジ16が左右に移動
され、記録が行なわれる。
一方、キャッピング動作及び回復動作も第1の実施例と
同様にして行なわれるが、回復動作時におけるテンショ
ンプーリ24の移動によって生じるワイヤのたるみはスプ
リング43の復帰力によってプーリ40が第8図中矢印A方
向に回転され、ストッパ40dがピン42から離れ、たるみ
分だけワイヤ20を巻込むことによって除去される。
他の動作は全て第1実施例と同様であるため、その説明
は省略するが、各部の動作を説明するタイミングチャー
ト図を第9図に示す。
[第3実施例] 第10図及び第11図は本発明の第3の実施例を説明するも
ので、本実施例にあってはたるみ除去機構の別の構造例
が示されている。
なお、第10図及び第11図において第7図と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例にあってはプーリ台13に弛み取り手段としての
機能を持たせてある。
即ち、プーリ台13はガイドポスト11に回転自在に軸承さ
れており、その下端に突設されたピン13cと基板1上に
突設されたピン47との間にスピリング48が張架されてお
り、第10図中矢印A方向即ち反時計方向への回動習性が
与えられている。
また、ワイヤ20の両端はピン49を介してキャリッジ16側
に固定されている。
上述したような構造のもとに通常の記録時にはテンショ
ンプーリ23がスプリング28の力によってモータ36から離
れる方向に回動されており、ワイヤ20には一定のテンシ
ョンが加わるため、プーリ台13は第10図中時計方向に回
動されており、その下端の端縁13dがガイド板15に接す
ることにより停止しており、プーリ14は正面を向いてい
る。
この状態でプーリ46の回転方向に応じてキャリッジ16が
左右に移動し記録が行なわれる。
一方、回復動作時にはテンションプーリ24が動滑車とし
て動作し、この時にワイヤ20にたるみが生じる。する
と、スプリング48の力によりプーリ台13が第11図(B)
に示すように反時計方向へ回動され、プーリ14も同一方
向に回動されるため、ワイヤ20のたるみ分はここで吸収
される。
他の動作は第7図に示した第2実施例と全く同様であ
る。
[効 果] 以上の説明から明らかなように、本発明のインクジェッ
トプリンタによれば、プーリと線材を介してキャリッジ
を往復移動させるためのモータの駆動によりインクジェ
ットヘッド部材の吸引回復処理を行うので、吸引回復処
理のために専用の動力を必要とせず、構造を簡略化する
ことができる。また、吸引回復処理時に生じる線材の弛
みを除去する弛み取り手段を備えているため、線材の張
架経路の変化に対応でき、確実な動作が可能であるとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の第1の実施例を説明するもの
で、第1図は全体斜視図、第2図はガイドポストの側面
図、第3図はワイヤ巻取りプーリの分解斜視図、第4図
(A),(B)はキャッピング動作の説明図、第5図
(A)〜(C)はワイヤ巻取りプーリの動作説明図、第
6図(A)〜(F)は各部の動作を説明するタイミング
チャート図、第7図〜第9図は本発明の第2の実施例を
説明するもので、第7図は要部の斜視図、第8図はプー
リの斜視図、第9図(A)〜(G)はタイミングチャー
ト図、第10図及び第11図は本発明の第3の実施例を説明
するもので、第10図は要部の斜視図、第11図(A),
(B)はプーリ台の動作説明図である。 16……キャリッジ 17……インクジェットヘッド 18……フォトインタラプタ 20……ワイヤ、24……テンションプーリ 26……テンションレバー 32……キャップ、33……キャップアーム 35……キャプカム、36……モータ 37……第1プーリ、38……第2プーリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク吐出口からインクを吐出するインク
    ジェットヘッド部材を所定方向へ往復移動させるための
    キャリッジと、 前記キャリッジを前記所定方向へ往復移動させるための
    モータと、 前記キャリッジの移動可能領域の両端部外側に夫々設け
    られたプーリに張設されるとともに、前記モータに駆動
    される巻取プーリに巻付けられた、前記キャリッジを前
    記所定方向へ往復移動させるための線材と、 前記キャリッジの所定位置から前記所定方向の一方向へ
    の移動を禁止する禁止手段と、 前記線材に張力を付与する方向へ付勢されて移動可能な
    テンションプーリと、 前記モータが前記巻取プーリを駆動しつつも前記禁止手
    段により前記キャリッジの移動が禁止される際に、前記
    テンションプーリが当該テンションプーリの付勢される
    方向とは対向する方向へ移動する際に生じる駆動力によ
    り前記インク吐出口の吸引回復処理を行う吸引手段と、 前記テンションプーリの前記対向する方向への移動によ
    り生じる前記線材の弛みを除去するための弛み取り手段
    と、 を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】前記弛み取り手段は、前記巻取プーリであ
    って、この巻取プーリを第1及び第2のプーリから構成
    し、この第1及び第2のプーリどうしの間をねじりコイ
    ルスプリングによって連結し、前記線材の一端を第1の
    プーリに巻付け、線材の他端を第2のプーリに巻付けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のインク
    ジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】前記弛み取り手段は、前記キャリッジに回
    転自在に軸承されたプーリであって、このプーリはスプ
    リングにより前記線材を巻込む方向に付勢されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  4. 【請求項4】前記弛み取り手段は、プーリ台であって、
    このプーリ台は前記線材の弛みを取る方向に付勢されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のイ
    ンクジェットプリンタ。
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