JPH08267774A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH08267774A
JPH08267774A JP7588095A JP7588095A JPH08267774A JP H08267774 A JPH08267774 A JP H08267774A JP 7588095 A JP7588095 A JP 7588095A JP 7588095 A JP7588095 A JP 7588095A JP H08267774 A JPH08267774 A JP H08267774A
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JP
Japan
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carriage
cap
recording head
arm
capping
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JP7588095A
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Inventor
Yukio Ota
幸雄 太田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録ヘッドを確実にキャッピング状態にするこ
とができ、しかも、制御が複雑になることがないように
する。 【構成】インクの吐出口13が形成された記録ヘッド1
2と、該記録ヘッド12が搭載されたキャリッジ15
と、該キャリッジ15がキャップ位置に移動したとき
に、キャリッジ15の移動に連動して、前記吐出口13
をキャップによって閉鎖するキャッピング機構34と、
前記キャリッジ15の移動に連動して、キャリッジ15
を前記キャップ位置に保持するキャリッジロック機構3
5とを有する。この場合、キャリッジ15がキャップ位
置に移動すると、キャッピング機構34及びキャリッジ
ロック機構35が作動させられ、記録ヘッド12がキャ
ッピング状態になり、キャリッジロック状態になる。電
源が遮断される前に、記録ヘッド12を確実にキャッピ
ング状態にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルジェット方式のインクジ
ェット記録装置においては、インク加圧室内において発
熱体によって気泡を発生させ、該気泡によってインク加
圧室内のインクを加圧するようにしている。また、ピエ
ゾ方式のインクジェット記録装置においては、インク加
圧室の周囲に配設された圧電素子を歪(ひず)ませ、該
圧電素子の歪みによってインク加圧室内のインクを加圧
するようにしている。
【0003】これらの方式のインクジェット記録装置に
おいては、前記インク加圧室の前方にきわめて小さな径
のインクの吐出口が形成され、インク加圧室内のインク
が加圧されることによって、前記吐出口から記録媒体に
インク滴が噴出され、画素が形成される。ところが、印
刷を停止している間にインクが乾燥して粘性が高くなっ
たり、前記吐出口にインク、紙粉等が付着したりする
と、目詰まりが発生し、吐出口からインク滴を適切に噴
射することができなくなり、画素抜け、画素位置のずれ
等が発生してしまう。
【0004】そこで、目詰まりが発生するのを防止する
ために、キャリッジを印刷領域外のキャップ位置、例え
ば、ホームポジションに移動させ、該ホームポジション
に配設されたキャップによって前記吐出口を閉鎖し、記
録ヘッドをキャッピング状態にするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のインクジェット記録装置においては、記録ヘッドが
ホームポジションに移動したことを検出し、キャッピン
グ用モータ等を駆動してキャップを移動させるようにし
ているので、記録ヘッドをキャッピング状態にするのに
必要な時間が長くなってしまう。
【0006】したがって、オペレータが電源を遮断しよ
うとして電源スイッチを押したときに、前記キャッピン
グ用モータが駆動される前に電源が遮断されてしまうこ
とがあり、記録ヘッドをキャッピング状態にすることが
できない。また、記録ヘッドがホームポジションに移動
したことを検出し、キャッピング用モータ等を駆動して
キャップを移動させるようにしているので、制御が複雑
になってしまう。
【0007】本発明は、前記従来のインクジェット記録
装置の問題点を解決して、記録ヘッドを確実にキャッピ
ング状態にすることができ、しかも、制御が複雑になる
ことがないインクジェット記録装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のイ
ンクジェット記録装置においては、インクの吐出口が形
成された記録ヘッドと、該記録ヘッドが搭載されたキャ
リッジと、該キャリッジがあらかじめ設定されたキャッ
プ位置に移動したときに、キャリッジの移動に連動し
て、前記吐出口をキャップによって閉鎖するキャッピン
グ機構と、前記キャリッジの移動に連動して、キャリッ
ジを前記キャップ位置に保持するキャリッジロック機構
とを有する。
【0009】
【作用】本発明によれば、前記のようにインクジェット
記録装置においては、インクの吐出口が形成された記録
ヘッドと、該記録ヘッドが搭載されたキャリッジと、該
キャリッジがあらかじめ設定されたキャップ位置に移動
したときに、キャリッジの移動に連動して、前記吐出口
をキャップによって閉鎖するキャッピング機構と、前記
キャリッジの移動に連動して、キャリッジを前記キャッ
プ位置に保持するキャリッジロック機構とを有する。
【0010】この場合、キャリッジがキャップ位置に移
動すると、キャッピング機構が作動させられ、前記吐出
口をキャップによって閉鎖する。また、このとき、キャ
リッジロック機構によってキャリッジがキャップ位置に
保持される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
インクジェット記録装置の斜視図である。図において、
11はインクジェット記録装置、12は記録ヘッドであ
り、該記録ヘッド12の前面にはインクの吐出口13及
び突起14が互いに隣接させて形成される。また、15
は前記記録ヘッド12を搭載した状態で矢印A方向に移
動させられるキャリッジ、16は該キャリッジ15を案
内するガイド軸である。
【0012】そして、該ガイド軸16に隣接させてタイ
ミングベルト18が配設され、該タイミングベルト18
の設定箇所に前記キャリッジ15が固定される。前記タ
イミングベルト18は一対のプーリ19、20間に張設
され、一方のプーリ20にはキャリッジモータ22がギ
ヤ等の伝達機構を介して接続され、前記キャリッジモー
タ22を駆動することによって前記タイミングベルト1
8を走行させ、キャリッジ15を移動させることができ
る。
【0013】前記ガイド軸16と平行にプラテンローラ
24が配設され、前記記録ヘッド12の吐出口13がプ
ラテンローラ24に対向させられる。また、該プラテン
ローラ24は、搬送モータ25を駆動することによって
回転させられ、紙等の図示しない記録媒体を搬送する。
前記プラテンローラ24の周囲には、図示しない給紙ト
レーから給紙された記録媒体を記録位置に導くペーパシ
ュート26、前記記録媒体の搬送方向における記録位置
より上流側に配設され、記録媒体をプラテンローラ24
に押し付けるフィードローラ27、前記記録媒体の搬送
方向における記録位置より下流側に配設され、記録媒体
を図示しない排紙口に向けて排紙するための排紙ローラ
28、及び該排紙ローラ28と対向させて配設され、記
録媒体を介して排紙ローラ28を押圧し、該排紙ローラ
28に搬送力を生じさせる拍車29が配設される。
【0014】そして、前記ガイド軸16と拍車29との
間には押え板31が配設され、該押え板31はプラテン
ローラ24及びフィードローラ27によって搬送された
記録媒体を記録位置に案内する。なお、32はフレー
ム、33は該フレーム32と一体に形成され、前記キャ
リッジ12の後部を支持するガイドプレート、34はキ
ャッピング機構であり、該キャッピング機構34はあら
かじめキャップ位置として設定された記録ヘッド12の
ホームポジションに配設される。また、35は該ホーム
ポジションに配設されたキャリッジロック機構、37は
ホトセンサである。
【0015】次に、前記キャッピング機構34について
説明する。図2は本発明の実施例におけるキャッピング
機構の斜視図、図3は本発明の実施例におけるキャッピ
ング機構の第1の状態図、図4は本発明の実施例におけ
るキャッピング機構の第2の状態図である。図に示すよ
うに、記録ヘッド12(図1)のホームポジションにお
いて、前記吐出口13と対向させて支持台38が配設さ
れ、該支持台38はフレーム32に固定される。前記支
持台38には記録ヘッド12と対向する面に空間39が
形成され、前記記録ヘッド12に向けて開口させられ
る。
【0016】前記空間39内の上壁41及び下壁42に
は、前記記録ヘッド12の移動方向(走査方向)と平行
な方向に一対の溝43、44が形成される。そして、前
記空間39内にはキャップケース46が配設され、該キ
ャップケース46における装置本体の中央側(以下「本
体中央側」という。)の端部には、弾性部材から成るキ
ャップ47が固定される。また、キャップケース46に
おける装置本体の側壁側(以下「本体側壁側」とい
う。)の端部には、記録ヘッド12側に凸部48が突出
させて形成され、前記本体側壁側の端部における上壁4
1及び下壁42には一対のポスト49が一体に形成され
る。
【0017】そして、前記凸部48とキャップ47との
間の距離は、前記記録ヘッド12の吐出口13と突起1
4との間の距離と等しくされる。また、前記ポスト49
は前記溝43、44によって回転自在にかつ摺動(しゅ
うどう)自在に支持される。さらに、キャップケース4
6の本体側壁側の端面と前記空間39の内壁との間にリ
セットスプリング51が配設され、該リセットスプリン
グ51によってキャップケース46を矢印B方向に付勢
し、復帰させる。また、前記キャップケース46の裏面
と空間39の内壁との間にキャップスプリング23が配
設され、該キャップスプリング23はキャップケース4
6を記録ヘッド12側に付勢する。
【0018】前記キャップスプリング23が空間39の
内壁に固定される位置P1は、キャリッジロック機構3
5によってキャリッジ15をホームポジションに保持し
たときの吐出口13の位置にほぼ対応させられる。ま
た、図3に示すキャップリセット状態において、キャッ
プ47の表面が支持台38の前面53より後退させら
れ、図4に示すキャッピング状態において、キャップ4
7の表面が支持台38の前面53より所定量突出させら
れるように、前記キャップスプリング23の自然長が設
定される。
【0019】したがって、前記キャリッジモータ22と
してステッピングモータを使用し、キャリッジ15をホ
ームポジションに移動させてキャリッジモータ22をホ
ールドすると、記録ヘッド12をキャッピング状態にす
ることができる。次に、キャリッジロック機構35につ
いて説明する。図5は本発明の実施例におけるキャリッ
ジロック機構の斜視図、図6は本発明の実施例における
キャリッジロック機構の正面図、図7は本発明の実施例
におけるキャリッジロック機構の側面図である。
【0020】図に示すように、フレーム32に支点ポス
ト55が固定され、アーム54の一端が前記支点ポスト
55に対して回転自在に支持される。また、前記アーム
54の他端には、上方に向けてポスト56が、下方に向
けてポスト57が形成される。そして、該ポスト57は
前記フレーム32に形成された開口58を貫通して下方
に突出させられる。また、前記フレーム32には下方に
向けてポスト62が形成され、前記ポスト57、62間
にスプリング59が配設される。したがって、通常は、
スプリング59の付勢力によって、前記アーム54はキ
ャリッジ15の移動方向と平行な方向に保持される。
【0021】また、前記フレーム32にはブラケット6
1が一体に形成され、該ブラケット61に形成された支
点ポスト61aに対してストッパアーム60が回転自在
に支持される。該ストッパアーム60の一方の端部には
ストッパ63が開口70を介して前記アーム54の回転
面内に突出させられ、アーム54の回転を規制する。前
記ストッパアーム60の他方の端部にはピン64が配設
され、該ピン64によってストッパアーム60とリンク
65とが相対回転自在に連結される。
【0022】また、66はフレーム32に固定されたプ
ランジャマグネットであり、該プランジャマグネット6
6のプランジャ67と前記リンク65とはピン68を介
して相対回転自在に連結される。前記プランジャ67は
圧縮スプリング69によって矢印C方向に付勢される。
そして、71、72は前記キャリッジ15の底面に一体
に形成されたカム状の凸部であり、73はセンサ遮蔽
(しゃへい)板である。前記キャリッジ15が移動させ
られて、センサ遮蔽板73が前記ホトセンサ37を遮る
と、キャリッジ15がホームポジションに位置している
ことが検出される。
【0023】また、75は前記ガイド軸16を包囲して
配設され、端部がフレーム32に固定されたリターンス
プリング、76はキャリッジストッパ、12は記録ヘッ
ド、13は吐出口、14は突起、18はタイミングベル
ト、35はキャリッジロック機構である。次に、前記凸
部71、72について説明する。
【0024】図8は本発明の実施例における凸部の説明
図である。まず、アーム54がスプリング59に引っ張
られて向く方向の延長線上に基準線Xを想定し、基準線
Xより図における上方を前方として、基準線Xより図に
おける下方を後方として説明する。カム状の凸部71は
頂点81〜83を有するほぼ二等辺三角形の形状から成
り、ポスト56を案内し、アーム54を回転させる案内
手段を構成する。そして、前記頂点81は基準線Xより
わずかに後方に位置させられ、頂点82は基準線Xより
前方に位置させられる。また、前記アーム54のポスト
56を保持するための円弧部84は頂点82と基準線X
との中間に位置し、頂点83も基準線Xよりわずかに前
方に位置させられる。
【0025】一方、カム状の凸部72は前記基準線Xよ
り前方に位置し、平面85と前記凸部71の頂点82と
は前記基準線Xからほぼ等距離に置かれる。また、基準
線X方向における凸部71の頂点82と凸部72との間
の距離L1 はポスト56の直径より長く、基準線X方向
における凸部71の頂点83と凸部72との間の距離L
2 はポスト56の直径より短く設定される。また、凸部
71の頂点83と凸部72との直線距離L3 はポスト5
6の直径より長く設定される。なお、13は吐出口であ
る。
【0026】次に、前記構成のインクジェット記録装置
11の動作について説明する。図9は本発明の実施例に
おける記録ヘッドの第1の状態図、図10は本発明の実
施例における記録ヘッドの第2の状態図、図11は本発
明の実施例における記録ヘッドの第3の状態図、図12
は本発明の実施例における記録ヘッドの第4の状態図、
図13は本発明の実施例における記録ヘッドの第5の状
態図、図14は本発明の実施例における記録ヘッドの第
6の状態図、図15は本発明の実施例における記録ヘッ
ドの第7の状態図である。
【0027】まず、記録ヘッド12(図1)によって印
刷が行われている間、アーム54は図9に示すように基
準線X上に保持される。このとき、ストッパアーム60
のストッパ63は、圧縮スプリング69(図6)の付勢
力によってアーム54の回転面内に突出しようとする
が、アーム54の下方に位置するので突出することがで
きない。
【0028】次に、記録ヘッド12をキャッピング状態
にするために、キャリッジモータ22を駆動してキャリ
ッジ15を図10に示すように左方へ移動させると、ア
ーム54のポスト56が凸部71の斜面S1 に押され、
アーム54はスプリング59の付勢力に抗して図におけ
る反時計回りに回転させられる。前記アーム54の回転
途中で、前記ストッパアーム60のストッパ63がアー
ム54の回転面内に突出する。また、記録ヘッド12の
突起14がキャップケース46の凸部48に当接し、前
記キャップケース46をリセットスプリング51の付勢
力に抗して左方に押す。そして、位置P1の真上にキャ
ップ47が近づくにつれて、該キャップ47は記録ヘッ
ド12側に突出していく。
【0029】さらに、リターンスプリング66の付勢力
に抗してキャリッジ15が更に左方に移動させられ、図
11に示すように、ホトセンサ37がセンサ遮蔽板73
によって遮蔽されると、キャリッジモータ22が停止さ
せられ、その状態がホールドされる。このとき、アーム
54のポスト56は凸部71と凸部72との中間に位置
するので、前記アーム54はスプリング59に引っ張ら
れて図における時計回りに回転し、ポスト56が円弧部
84に入り込む。
【0030】その後、キャリッジモータ22のホールド
が解除されるか、インクジェット記録装置11の図示し
ない電源が遮断されると、図12に示すように、リター
ンスプリング66の付勢力によってキャリッジ15がわ
ずかに右方に押し戻され、ポスト56が円弧部84に係
合させられ、キャリッジロック状態が形成される。な
お、リターンスプリング66を削除し、キャップ47の
リセットスプリング51による付勢力だけを使用するこ
とができる。また、前記キャップ47はキャップスプリ
ング52によって吐出口13に圧接された状態で保持さ
れ、記録ヘッド12をキャッピング状態にする。
【0031】ところで、インクジェット記録装置11の
電源が遮断された状態において、手動でキャリッジ15
を左方に移動させ、図13に示すようにキャリッジスト
ッパ76に当接させることができる。この場合、アーム
54の回転がストッパアーム60によって阻止されてい
るので、キャリッジ15から手を離すと、該キャリッジ
15はリターンスプリング66によって右方へ戻され、
図12の状態に戻る。したがって、キャリッジロック状
態及びキャッピング状態は解除されない。
【0032】次に、インクジェット記録装置11を作動
させるために電源を投入すると、プランジャマグネット
66はプランジャ67を吸引して後退させ、ストッパア
ーム60のストッパ63をアーム54の回転面内から退
避させ、アーム54を回転自在の状態にする。そして、
キャリッジモータ22を駆動し、キャリッジ15を左方
に移動させてキャリッジストッパ76に当接させる。こ
の時点で、キャリッジ15のセンサ遮蔽板73によるホ
トセンサ37の遮蔽が解除され、キャリッジ15の位置
が検出される。
【0033】その結果、アーム54はスプリング59の
付勢力によって図における時計回りに回転させられ、図
14に示すように、アーム54は基準線X上に置かれ、
アーム54のポスト56は凸部71の頂点83より後方
に位置させられる。この状態において、キャリッジモー
タ22を逆方向に駆動してキャリッジ15を右方に移動
させると、図15に示すように、アーム54のポスト5
6が凸部71の斜面S2 に押され、アーム54を図にお
ける時計回りに回転させながら、キャリッジ15を右方
向に移動させる。このようにして、キャリッジロック状
態が解除され、印刷動作を行うことが可能になる。
【0034】なお、本実施例においては、アーム54を
スプリング59の付勢力によって基準線X上に置くよう
にしているが、弾性部材から成るアームを使用すること
もできる。図19は本発明の実施例におけるアームの他
の例を示す図である。この場合、該アーム154を基準
線X上に置いて一端をフレーム32に固定するととも
に、他端にポスト56を固定する。したがって、キャリ
ッジ15(図1)を移動させると、前記アーム154が
弾性変形させられるようになっている。
【0035】次に、前記構成のインクジェット記録装置
11の制御装置について説明する。図16は本発明の実
施例におけるインクジェット記録装置の筐体(きょうた
い)を示す図である。図において、11はインクジェッ
ト記録装置、91はロワカバー、92はアッパカバー、
93は給紙トレー、94は電源スイッチユニットであ
る。
【0036】次に、該電源スイッチユニット94につい
て説明する。図17は本発明の実施例における電源スイ
ッチユニットの斜視図、図18は本発明の実施例におけ
る電源スイッチユニットの作動説明図である。図におい
て、94は電源スイッチユニット、95はインクジェッ
ト記録装置11(図16)の図示しない電源に接続さ
れ、アッパカバー92の開口96から突出させて配設さ
れた電源スイッチ、97は該電源スイッチ95を包囲す
るスイッチカバーであり、該スイッチカバー97の上面
及び下面に一対のポスト121が一体に形成される。該
ポスト121はアッパカバー92の内側に形成された図
示しない支軸穴に回転自在に支持され、かつ、一方のポ
スト121を中心として扇形カム98が形成される。
【0037】また、99は前記ポスト97に係合させら
れたトーションスプリングであり、該トーションスプリ
ング99の一方の腕は前記扇形カム98に形成された穴
100に係止され、他方の腕はアッパカバー92の内側
に形成されたスタッド101に当接させられ、アッパカ
バー92を閉じる方向(反時計回り)に付勢する。そし
て、前記扇形カム98のカム面に対向させてマイクロス
イッチ102が取り付けられる。該マイクロスイッチ1
02及び扇形カム98によって検出手段が形成される。
【0038】図20は本発明の実施例における制御ブロ
ック図である。図において、106はインクジェット記
録装置11(図16)の制御装置としての制御部であ
り、該制御部106はCPU107及びインタフェース
部108から成る。また、前記制御部106にはマイク
ロスイッチ102が接続されるとともに、電源109を
介して電源スイッチ95が接続される。
【0039】一方、110はプリンタ部であり、該プリ
ンタ部110は、記録ヘッド12、該記録ヘッド12を
駆動するヘッドドライバ111、キャリッジモータ2
2、該キャリッジモータ22を駆動するモータドライバ
112、搬送モータ25、該搬送モータ25を駆動する
モータドライバ113及びホトセンサ37を有する。前
記構成のインクジェット記録装置11において、スイッ
チカバー97(図17)を開放して電源スイッチ95を
押して電源109を投入する。このとき、スイッチカバ
ー97はトーションスプリング99の付勢力によって閉
じられている。
【0040】前記マイクロスイッチ102は、スイッチ
カバー97が開放されると扇形カム98によって押され
てオフになり、該スイッチカバー97が閉鎖されると扇
形カム98によって押されなくなってオンになる。そし
て、マイクロスイッチ102がオンのときに印刷動作が
実行される。また、印刷動作中にオペレータが電源10
9を遮断するためにスイッチカバー97を開放すると、
マイクロスイッチ102がオフになる。そして、オペレ
ータによって電源スイッチ95が押されると、穴100
は電源109が遮断されるまでにキャリッジ15(図
1)を直ちにホームポジションに移動させる。したがっ
て、電源109が遮断されるまでに記録ヘッド12をキ
ャッピング状態にし、キャリッジロック状態にすること
ができる。
【0041】通常は、キャリッジ15がホームポジショ
ンに移動するまでの時間は0.5〔s〕程度であるの
で、オペレータによって電源スイッチ95が押され、電
源109が遮断されるまでに十分にキャリッジ15をホ
ームポジションに移動させることができる。なお、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣
旨に基づいて種々変形させることが可能であり、これら
を本発明の範囲から排除するものではない。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インクジェット記録装置においては、インクの吐
出口が形成された記録ヘッドと、該記録ヘッドが搭載さ
れたキャリッジと、該キャリッジがあらかじめ設定され
たキャップ位置に移動したときに、キャリッジの移動に
連動して、前記吐出口をキャップによって閉鎖するキャ
ッピング機構と、前記キャリッジの移動に連動して、キ
ャリッジを前記キャップ位置に保持するキャリッジロッ
ク機構とを有する。
【0043】この場合、キャリッジがキャップ位置に移
動すると、キャッピング機構及びキャリッジロック機構
が作動させられ、記録ヘッドがキャッピング状態にな
り、キャリッジロック状態になる。したがって、キャリ
ッジがキャップ位置に移動すると、電源が遮断される前
に、記録ヘッドを確実にキャッピング状態にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるインクジェット記録装
置の斜視図である。
【図2】本発明の実施例におけるキャッピング機構の斜
視図である。
【図3】本発明の実施例におけるキャッピング機構の第
1の状態図である。
【図4】本発明の実施例におけるキャッピング機構の第
2の状態図である。
【図5】本発明の実施例におけるキャリッジロック機構
の斜視図である。
【図6】本発明の実施例におけるキャリッジロック機構
の正面図である。
【図7】本発明の実施例におけるキャリッジロック機構
の側面図である。
【図8】本発明の実施例における凸部の説明図である。
【図9】本発明の実施例における記録ヘッドの第1の状
態図である。
【図10】本発明の実施例における記録ヘッドの第2の
状態図である。
【図11】本発明の実施例における記録ヘッドの第3の
状態図である。
【図12】本発明の実施例における記録ヘッドの第4の
状態図である。
【図13】本発明の実施例における記録ヘッドの第5の
状態図である。
【図14】本発明の実施例における記録ヘッドの第6の
状態図である。
【図15】本発明の実施例における記録ヘッドの第7の
状態図である。
【図16】本発明の実施例におけるインクジェット記録
装置の筐体を示す図である。
【図17】本発明の実施例における電源スイッチユニッ
トの斜視図である。
【図18】本発明の実施例における電源スイッチユニッ
トの作動説明図である。
【図19】本発明の実施例におけるアームの他の例を示
す図である。
【図20】本発明の実施例における制御ブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 インクジェット記録装置 12 記録ヘッド 13 吐出口 15 キャリッジ 23 キャップスプリング 32 フレーム 34 キャッピング機構 35 キャリッジロック機構 46 キャップケース 47 キャップ 51 リセットスプリング 54 アーム 63 ストッパ 71 凸部 95 電源スイッチ 97 スイッチカバー 98 扇形カム 102 マイクロスイッチ 106 制御部 109 電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)インクの吐出口が形成された記録
    ヘッドと、(b)該記録ヘッドが搭載されたキャリッジ
    と、(c)該キャリッジがあらかじめ設定されたキャッ
    プ位置に移動したときに、キャリッジの移動に連動し
    て、前記吐出口をキャップによって閉鎖するキャッピン
    グ機構と、(d)前記キャリッジの移動に連動して、キ
    ャリッジを前記キャップ位置に保持するキャリッジロッ
    ク機構とを有することを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 (a)電源を投入し、遮断するための電
    源スイッチと、(b)該電源スイッチを包囲するスイッ
    チカバーと、(c)該スイッチカバーが開放されたこと
    を検出する検出手段と、(d)制御装置とを有するとと
    もに、(e)該制御装置は、前記スイッチカバーが開放
    されたことが検出されたときに、前記キャリッジをキャ
    ップ位置に移動させる請求項1に記載のインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記キャッピング機構は、フレームに対
    して移動自在にかつ回転自在に支持されたキャップケー
    スと、該キャップケースに固定されたキャップと、該キ
    ャップを記録ヘッド側に付勢するキャップスプリング
    と、前記キャップケースを復帰させるためのリセットス
    プリングとを有する請求項1に記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記キャリッジロック機構は、キャリッ
    ジの移動方向と平行な方向に向けて付勢されるアーム
    と、前記キャリッジの移動に連動させて前記アームを回
    転させる案内手段と、前記アームの回転を選択的に規制
    するストッパとを有する請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
JP7588095A 1995-03-31 1995-03-31 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH08267774A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6264304B1 (en) 1998-07-15 2001-07-24 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus and method
US6435650B1 (en) 1998-07-15 2002-08-20 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus and method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6264304B1 (en) 1998-07-15 2001-07-24 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus and method
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