JP2587922B2 - インクジエツト記録装置 - Google Patents
インクジエツト記録装置Info
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- JP2587922B2 JP2587922B2 JP61155577A JP15557786A JP2587922B2 JP 2587922 B2 JP2587922 B2 JP 2587922B2 JP 61155577 A JP61155577 A JP 61155577A JP 15557786 A JP15557786 A JP 15557786A JP 2587922 B2 JP2587922 B2 JP 2587922B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink jet
- carriage
- jet recording
- recording head
- tension
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17596—Ink pumps, ink valves
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、インクジェット記録装置における正常なイ
ンク吐出を確保するための回復機構に関する。
ンク吐出を確保するための回復機構に関する。
インクジェット記録装置においては、記録ヘッド（イ
ンクジェットヘッド）のインク吐出口が目詰まりするこ
とを防止し正常なインク吐出を確保するため、ポンプで
インクを吸引したり洗浄液で洗い流すなどの回復動作が
採用されている。前記インク吐出口の目詰まりの原因と
しては、インクの乾きによる増粘、紙かすや空気中の微
細なごみの付着、あるいは気泡の発生など種々の原因が
ある。
ンクジェットヘッド）のインク吐出口が目詰まりするこ
とを防止し正常なインク吐出を確保するため、ポンプで
インクを吸引したり洗浄液で洗い流すなどの回復動作が
採用されている。前記インク吐出口の目詰まりの原因と
しては、インクの乾きによる増粘、紙かすや空気中の微
細なごみの付着、あるいは気泡の発生など種々の原因が
ある。
本発明は、非印字時には記録ヘッドをキャップで覆
い、吐出不良時には吸引ポンプでインク吐出口のごみな
どを吸い出す方式のインク回復系を備えたインクジェッ
ト記録装置を対象にする。
い、吐出不良時には吸引ポンプでインク吐出口のごみな
どを吸い出す方式のインク回復系を備えたインクジェッ
ト記録装置を対象にする。
従来、インク回復系の吸引ポンプは専用のモーターで
駆動されていた。
駆動されていた。
このため、従来のインクジェット記録装置にあって
は、モーターおよび関連部分の数が多く、部品費や組立
費が嵩み、しかもスペースを必要とするなどの問題があ
った。
は、モーターおよび関連部分の数が多く、部品費や組立
費が嵩み、しかもスペースを必要とするなどの問題があ
った。
また、回復系の吸引ポンプを手動操作式にすればモー
ター等を減らせるが、一連の回復系のシーケンスに手動
動作が介入するので、その制御が難しくなるという問
題、電源OFF時に回復動作を行うと回復系のシーケンス
が乱され、キャップ内にインクが溢れたり、必要以上の
圧力が記録ヘッドに作用し破損を生じるという問題があ
った。
ター等を減らせるが、一連の回復系のシーケンスに手動
動作が介入するので、その制御が難しくなるという問
題、電源OFF時に回復動作を行うと回復系のシーケンス
が乱され、キャップ内にインクが溢れたり、必要以上の
圧力が記録ヘッドに作用し破損を生じるという問題があ
った。
本発明は上述のような従来技術に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、キャリッジの移動を利用して
回復ポンプの駆動起動及びヘッドのキャッピング動作を
行うことができ、回復機構全体の簡素化及び回復動作の
制御の簡略化を図ることができるインクジェット記録装
置を提供することである。
であり、本発明の目的は、キャリッジの移動を利用して
回復ポンプの駆動起動及びヘッドのキャッピング動作を
行うことができ、回復機構全体の簡素化及び回復動作の
制御の簡略化を図ることができるインクジェット記録装
置を提供することである。
本発明は、記録領域を含む所定の領域内でインクジェ
ット記録ヘッドを移動させるキャリッジに、駆動プーリ
とテンションプーリとに巻回されるタイミングベルトを
介して駆動力を伝達するインクジェット記録装置におい
て、前記テンションプーリを前記駆動プーリ側へ付勢す
る張力を前記タイミングベルトに付与するための弾性部
材と、前記テンションプーリの前記駆動プーリ側への移
動を規制するための規制部材と、前記テンションプーリ
を支持する揺動部材と、前記キャリッジに設けられ、前
記キャリッジの前記記録領域の外への移動に伴って前記
規制部材による前記テンションプーリの前記駆動プーリ
側への移動の規制を解除するための規制解除部材と、前
記インクジェット記録ヘッドのインク吐出回復を行うた
めの回復ポンプと、前記インクジェット記録ヘッドのキ
ャッピングを行うためのキャッピング機構と、前記イン
クジェット記録ヘッドの前記記録領域の外への移動に伴
って前記キャッピング機構を摺動移動させて前記インク
ジェット記録ヘッドと前記キャッピング機構との相対位
置を接近させるための斜面を備える摺動部材と、を有
し、前記斜面を用いた前記キャッピング機構の摺動によ
り前記インクジェット記録ヘッドと前記キャッピング機
構とを接近させた後に、前記キャッピング機構による前
記インクジェット記録ヘッドのキャッピングを行う構成
とすることにより、上記目的を達成するものである。
ット記録ヘッドを移動させるキャリッジに、駆動プーリ
とテンションプーリとに巻回されるタイミングベルトを
介して駆動力を伝達するインクジェット記録装置におい
て、前記テンションプーリを前記駆動プーリ側へ付勢す
る張力を前記タイミングベルトに付与するための弾性部
材と、前記テンションプーリの前記駆動プーリ側への移
動を規制するための規制部材と、前記テンションプーリ
を支持する揺動部材と、前記キャリッジに設けられ、前
記キャリッジの前記記録領域の外への移動に伴って前記
規制部材による前記テンションプーリの前記駆動プーリ
側への移動の規制を解除するための規制解除部材と、前
記インクジェット記録ヘッドのインク吐出回復を行うた
めの回復ポンプと、前記インクジェット記録ヘッドのキ
ャッピングを行うためのキャッピング機構と、前記イン
クジェット記録ヘッドの前記記録領域の外への移動に伴
って前記キャッピング機構を摺動移動させて前記インク
ジェット記録ヘッドと前記キャッピング機構との相対位
置を接近させるための斜面を備える摺動部材と、を有
し、前記斜面を用いた前記キャッピング機構の摺動によ
り前記インクジェット記録ヘッドと前記キャッピング機
構とを接近させた後に、前記キャッピング機構による前
記インクジェット記録ヘッドのキャッピングを行う構成
とすることにより、上記目的を達成するものである。
以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第１図は本発明の一実施例に関わるインクジェット記
録装置を示す。
録装置を示す。
第１図のおいて、本体フレーム１にはプラテンロール
２がその軸部３で軸支され、該軸部３の一端はシート搬
送モータ４に直接または減速ギヤを介して結合されてい
る。
２がその軸部３で軸支され、該軸部３の一端はシート搬
送モータ４に直接または減速ギヤを介して結合されてい
る。
プラテンロール２の表面近傍には記録シートをガイド
するためのペーパーパン５が設けられている。
するためのペーパーパン５が設けられている。
プラテンロール２の前方にはこれと平行に２本のガイ
ド軸6,6が設置され、該ガイド軸にはキャリジ７が印字
桁方向に摺動自在に支持されている。
ド軸6,6が設置され、該ガイド軸にはキャリジ７が印字
桁方向に摺動自在に支持されている。
キャリジ７には記録ヘッド（インクジェットヘッド）
８およびインクタンク９が搭載されている。
８およびインクタンク９が搭載されている。
記録ヘッド８の全面には複数個のインク吐出口が形成
され、キャリジ７を駆動しながら印字データに基づいて
これらインク吐出口を駆動し飛翔的インク滴を形成する
ことにより、プラテンロール２にバックアップされたシ
ートに記録していくよう構成されている。
され、キャリジ７を駆動しながら印字データに基づいて
これらインク吐出口を駆動し飛翔的インク滴を形成する
ことにより、プラテンロール２にバックアップされたシ
ートに記録していくよう構成されている。
前記キャリジ７はキャリジモータ10、駆動プーリ11、
テンションプーリ12およびタイミングベルト13から成る
駆動系によって往復駆動される。前記タイミングベルト
13の両端はキャリジ７に連結されており、駆動プーリ11
が矢印Ａ方向に回転するときキャリジ７が矢印Ｂ方向へ
移動し、該駆動プーリが逆転されるとキャリジが反対方
向へ移動する。
テンションプーリ12およびタイミングベルト13から成る
駆動系によって往復駆動される。前記タイミングベルト
13の両端はキャリジ７に連結されており、駆動プーリ11
が矢印Ａ方向に回転するときキャリジ７が矢印Ｂ方向へ
移動し、該駆動プーリが逆転されるとキャリジが反対方
向へ移動する。
前記テンションプーリ12は、テンションスプリング14
により支点15を中心に矢印Ｃ方向に付勢されたテンショ
ンレバー16上に支軸され、該テンションスプリング14に
よりタイミングベルト13に所定の張力が付与されてい
る。
により支点15を中心に矢印Ｃ方向に付勢されたテンショ
ンレバー16上に支軸され、該テンションスプリング14に
よりタイミングベルト13に所定の張力が付与されてい
る。
前記プラテンロール２の左側すなわち印字範囲を外れ
た左側にはキャップ17および該キャップに吸引チューブ
35を介して接続された回復用ポンプ18が配置されてお
り、図示の例ではキャリジ７の左側終端位置がホームポ
ジションに選定されている。
た左側にはキャップ17および該キャップに吸引チューブ
35を介して接続された回復用ポンプ18が配置されてお
り、図示の例ではキャリジ７の左側終端位置がホームポ
ジションに選定されている。
前記キャップ17は、フレーム１の左側壁に突設された
キャップ軸19に摺動可能に支持されたキャップアーム20
に固定されており、該キャップアームは圧縮ばねおよび
トーションばねを兼ねたキャップばね21により右方およ
び後方へ付設されている。
キャップ軸19に摺動可能に支持されたキャップアーム20
に固定されており、該キャップアームは圧縮ばねおよび
トーションばねを兼ねたキャップばね21により右方およ
び後方へ付設されている。
また、キャップ軸19の後方には、キャップ17が左方へ
移動する時前方へ変位させるためのキャップカム22が設
けられている。
移動する時前方へ変位させるためのキャップカム22が設
けられている。
前記キャップアーム20にはキャリジ７が左方へ移動し
てきたときその突起23に係合する突起24が形成されてお
り、キャリジ７が左側に来たとき該キャリジと一緒にキ
ャップ17が左方へ移動するようになっている。
てきたときその突起23に係合する突起24が形成されてお
り、キャリジ７が左側に来たとき該キャリジと一緒にキ
ャップ17が左方へ移動するようになっている。
キャリジ７には左終端位置を規制するためのストッパ
25が設けられている。
25が設けられている。
前記テンションレバー16の先端部16Aは、レバー軸26
に軸支されたスプリング27で付勢されたロックレバー28
に当接するようになっており、キャリジ７がホールポジ
ションに来ない範囲では図示のようにテンションレバー
16の矢印Ｄ方向の揺動すなわちテンションプーリ12の矢
印Ｅ方向の動きが制限（ロック）されている。
に軸支されたスプリング27で付勢されたロックレバー28
に当接するようになっており、キャリジ７がホールポジ
ションに来ない範囲では図示のようにテンションレバー
16の矢印Ｄ方向の揺動すなわちテンションプーリ12の矢
印Ｅ方向の動きが制限（ロック）されている。
キャリジ７には前記ロックレバー28を解除するための
カム29が形成されており、該キャリジがホームポジショ
ン近接に来たときロックレバー28に設けたカムピン30に
接触しスプリング27に抗して該ロックレバーをテンショ
ンレバー16の先端部16Aから離脱させるようになってい
る。このロック解除状態からキャリジモータ10を逆転さ
せてキャリジ７を右方へ移動させると戻しスプリング27
の作用でテンションレバー16はロックレバー28により自
動的にロック（錠止）される。
カム29が形成されており、該キャリジがホームポジショ
ン近接に来たときロックレバー28に設けたカムピン30に
接触しスプリング27に抗して該ロックレバーをテンショ
ンレバー16の先端部16Aから離脱させるようになってい
る。このロック解除状態からキャリジモータ10を逆転さ
せてキャリジ７を右方へ移動させると戻しスプリング27
の作用でテンションレバー16はロックレバー28により自
動的にロック（錠止）される。
前記回復用ポンプ18は、テンションレバー16の矢印Ｄ
方向の揺動すなわちテンションプーリ12の矢印Ｅ方向の
移動により、そのプランジャ18Aが押圧され、吸引動作
すなわちチューブ35およびキャップ17を介してインク吐
出口からインクを吸引し、吸引したインクを廃インクと
して排出する動作が行われる。
方向の揺動すなわちテンションプーリ12の矢印Ｅ方向の
移動により、そのプランジャ18Aが押圧され、吸引動作
すなわちチューブ35およびキャップ17を介してインク吐
出口からインクを吸引し、吸引したインクを廃インクと
して排出する動作が行われる。
前記テンションプーリ12と対向した位置（キャリジモ
ータ10側）に支持された駆動プーリ11には、タイミング
ベルト13が弛んだときの外れを防止するためのコロ31が
所定圧力が押し付けられている。図示の例では、コロ31
は弾性変形可能な支持アーム32に軸支されている。
ータ10側）に支持された駆動プーリ11には、タイミング
ベルト13が弛んだときの外れを防止するためのコロ31が
所定圧力が押し付けられている。図示の例では、コロ31
は弾性変形可能な支持アーム32に軸支されている。
前記タイミングベルト13の往復走行路間には所定長さ
の隔離板33が設けられている。
の隔離板33が設けられている。
この隔離板33は、タイミングベルト13が弛んだ場合に
両側走行部の内側の歯が互いに引っ掛かって作動不良や
ベルト詰まりが生じることを防止するためのものであ
る。
両側走行部の内側の歯が互いに引っ掛かって作動不良や
ベルト詰まりが生じることを防止するためのものであ
る。
さらに、タイミングベルト13の往復走行路の外側（図
示の例では後側）にガイド部材34が設けられている。こ
のガイド部材34はタイミングベルト13に弛みが生じたと
きに該タイミングベルトが記録装置内の他の部分に接触
することを防止するものである。
示の例では後側）にガイド部材34が設けられている。こ
のガイド部材34はタイミングベルト13に弛みが生じたと
きに該タイミングベルトが記録装置内の他の部分に接触
することを防止するものである。
図示の例では、前記隔離板33およびガイド部材34はチ
ャネル部材を利用して一体に形成されている。
ャネル部材を利用して一体に形成されている。
次に、以上説明したインクジェット記録装置の作動を
説明する。
説明する。
まず、通常印字以外に紙送りや待機時などで記録ヘッ
ド８をキャッピングする場合を説明する。
ド８をキャッピングする場合を説明する。
キャリジ７が左側（ホールポジション側）へ移動して
くると、第２図（Ａ）に示すごとく印字領域を外れた
後、キャリジの突起23がキャップアーム20の突起24に係
合し両者が一緒に左方へ移動する。この左方へ移動する
間に、キャップ17はキャップカム22により前方へ（第２
図中下方へ）変位し記録ヘッド８前面に押し付けられイ
ンク吐出口をキャッピングする。
くると、第２図（Ａ）に示すごとく印字領域を外れた
後、キャリジの突起23がキャップアーム20の突起24に係
合し両者が一緒に左方へ移動する。この左方へ移動する
間に、キャップ17はキャップカム22により前方へ（第２
図中下方へ）変位し記録ヘッド８前面に押し付けられイ
ンク吐出口をキャッピングする。
第２図（Ｂ）に示すごとくキャリジ７のストッパ25が
フレーム１に衝突し、左終端（ホームポジション）に達
した時点でキャッピングが完了する。
フレーム１に衝突し、左終端（ホームポジション）に達
した時点でキャッピングが完了する。
次に、記録ヘッド８の回復動作を説明する。
第３図（Ａ）および第３図（Ｂ）はタイミングベルト
13の駆動（キャリジモータ10の駆動）と前記テンション
レバー16およびロックレバー28の変移とを示し、キャリ
ジ７が充分左側（左端のホームポジション近傍）へ達し
ていなければ第３図（Ａ）に示すごとくテンションレバ
ー16はロックレバー28により所定位置にロックされてい
る。
13の駆動（キャリジモータ10の駆動）と前記テンション
レバー16およびロックレバー28の変移とを示し、キャリ
ジ７が充分左側（左端のホームポジション近傍）へ達し
ていなければ第３図（Ａ）に示すごとくテンションレバ
ー16はロックレバー28により所定位置にロックされてい
る。
キャリジ７がさらに左へ移動すると、まず第２図
（Ａ）に示したごとくキャッピング動作が開始されると
ともに、第３図（Ｂ）に示すごとくキャリジ７の解除カ
ム29がロックレバー28のカムピン30に当接し、該ロック
レバーをテンションレバー16の先端部16Aから離脱する
方向へ回動させる。
（Ａ）に示したごとくキャッピング動作が開始されると
ともに、第３図（Ｂ）に示すごとくキャリジ７の解除カ
ム29がロックレバー28のカムピン30に当接し、該ロック
レバーをテンションレバー16の先端部16Aから離脱する
方向へ回動させる。
こうして、テンションレバー16が矢印Ｄ方向に揺動し
うる状態になる。
うる状態になる。
キャリジ７のストッパ25がフレーム１に当接する第２
図（Ｂ）の位置（ホームポジション）でキャッピングが
完了する。
図（Ｂ）の位置（ホームポジション）でキャッピングが
完了する。
キャッピングが完了した後すなわちキャリジ７がホー
ムポジションでストップされた後さらにキャリジモータ
10を矢印Ａ方向に駆動すると、第３図（Ｂ）に示すごと
く、タイミングベルト13に引張力Ｔが作用しテンション
プーリ12に矢印Ｅ方向の力が作用する。
ムポジションでストップされた後さらにキャリジモータ
10を矢印Ａ方向に駆動すると、第３図（Ｂ）に示すごと
く、タイミングベルト13に引張力Ｔが作用しテンション
プーリ12に矢印Ｅ方向の力が作用する。
この場合、ロックレバー28はすでに解除されているの
で、前記矢印Ｅ方向の力により、テンションレバー16が
テンションスプリング14のばね力に打ち勝って支点15ま
わりを矢印Ｄ方向に揺動し、前記回復用ポンプ18が駆動
される。こうして、キャップ17内の負担吸引力により記
録ヘッド８のインク吐出口を通してインク吸引が行わ
れ、さらにチューブ35および該ポンプ18を通して廃イン
クが排出され、記録ヘッド８のインク回復動作が行われ
る。
で、前記矢印Ｅ方向の力により、テンションレバー16が
テンションスプリング14のばね力に打ち勝って支点15ま
わりを矢印Ｄ方向に揺動し、前記回復用ポンプ18が駆動
される。こうして、キャップ17内の負担吸引力により記
録ヘッド８のインク吐出口を通してインク吸引が行わ
れ、さらにチューブ35および該ポンプ18を通して廃イン
クが排出され、記録ヘッド８のインク回復動作が行われ
る。
なお、テンションプーリ12が引き寄せられる第３図
（Ｂ）に示すごとくタイミングベルト13に弛みが生じる
が、上記実施例では、隔離板33およびガイド部材34を設
けるとともに、駆動プーリ11を押圧するコロ31を設けた
ので、前記弛みに因るベルト同志あるいは他の部分との
引っ掛かりやベルト外れなどの不具合は防止される。
（Ｂ）に示すごとくタイミングベルト13に弛みが生じる
が、上記実施例では、隔離板33およびガイド部材34を設
けるとともに、駆動プーリ11を押圧するコロ31を設けた
ので、前記弛みに因るベルト同志あるいは他の部分との
引っ掛かりやベルト外れなどの不具合は防止される。
前記インク回復動作においては、テンションプーリ12
を動滑車として使用し、その動きにより記録ヘッド８の
回復用ポンプ18が駆動される。
を動滑車として使用し、その動きにより記録ヘッド８の
回復用ポンプ18が駆動される。
なお、回復用ポンプ18を複数回駆動する場合は、キャ
リジモータ10を複数回にわたって所定量の正転逆転を行
うことにより容易に制御することができる。
リジモータ10を複数回にわたって所定量の正転逆転を行
うことにより容易に制御することができる。
以上説明した実施例によれば、キャリジ駆動用モータ
10を利用することにより、専用のモータを必要とせず、
簡単な構造でキャッピング機構およびインク回復系のポ
ンプ18を作動させることができ、したがって、インク回
復系の小型簡単化により、インクジェット記録装置の小
型化およびコストの低減を図ることができた。
10を利用することにより、専用のモータを必要とせず、
簡単な構造でキャッピング機構およびインク回復系のポ
ンプ18を作動させることができ、したがって、インク回
復系の小型簡単化により、インクジェット記録装置の小
型化およびコストの低減を図ることができた。
また、キャリジ７が印字領域などホームポジション以
外に位置しているときテンションレバー16をロックレバ
ー28でロックするので、キャリジ７の駆動抵抗などの反
力は全てロックレバー28で支持されることになり、テン
ションレバー16の復帰力すなわちテンションスプリング
14のばね力を小さく設定することができる。したがっ
て、テンションスプリング14に打勝って回復用ポンプ18
を駆動する際の動力すなわちキャリジモータ10のインク
回復動作用の所定動力を小さくすることができ、上記効
果の他に省エネの効果をも達成することが可能になっ
た。
外に位置しているときテンションレバー16をロックレバ
ー28でロックするので、キャリジ７の駆動抵抗などの反
力は全てロックレバー28で支持されることになり、テン
ションレバー16の復帰力すなわちテンションスプリング
14のばね力を小さく設定することができる。したがっ
て、テンションスプリング14に打勝って回復用ポンプ18
を駆動する際の動力すなわちキャリジモータ10のインク
回復動作用の所定動力を小さくすることができ、上記効
果の他に省エネの効果をも達成することが可能になっ
た。
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記
録領域を含む所定の領域内でインクジェット記録ヘッド
を移動させるキャリッジに、駆動プーリとテンションプ
ーリとに巻開されるタイミングベルトを介して駆動力を
伝達するインクジェット記録装置において、前記テンシ
ョンプーリを前記駆動プーリ側へ付勢する張力を前記タ
イミングベルトに付与するための弾性部材と、戦記テン
ションプーリの前記駆動プーリ側への移動を規制するた
めの規制部材と、前記テンションプーリを支持する揺動
部材と、前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジの
前記記録領域の外への移動に伴って前記規制部材による
前記テンションプーリの前記駆動プーリ側への移動の規
制を解除するための規制解除部材と、前記インクジェッ
ト記録ヘッドのインク吐出回復を行うための回復ポンプ
と、前記インクジェット記録ヘッドのキャッピングを行
うためのキャッピング機構と、前記インクジェット記録
ヘッドの前記記録領域の外への移動に伴って前記キャッ
ピング機構を摺動移動させて前記インクジェット記録ヘ
ッドと前記キャッピング機構との相対位置を接近させる
ための斜面を備える摺動部材と、を有し、前記斜面を用
いた前記キャッピング機構の摺動により前記インクジェ
ット記録ヘッドと前記キャッピング機構とを接近させた
後に、前記キャッピング機構による前記インクジェット
記録ヘッドのキャッピングを行う構成としたので、キャ
リッジの移動を利用して回復ポンプの駆動起動及びヘッ
ドのキャッピング動作を行うことができ、回復機構全体
の簡素化及び回復動作の制御の簡略化を図ることができ
るインクジェット記録装置が提供される。
録領域を含む所定の領域内でインクジェット記録ヘッド
を移動させるキャリッジに、駆動プーリとテンションプ
ーリとに巻開されるタイミングベルトを介して駆動力を
伝達するインクジェット記録装置において、前記テンシ
ョンプーリを前記駆動プーリ側へ付勢する張力を前記タ
イミングベルトに付与するための弾性部材と、戦記テン
ションプーリの前記駆動プーリ側への移動を規制するた
めの規制部材と、前記テンションプーリを支持する揺動
部材と、前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジの
前記記録領域の外への移動に伴って前記規制部材による
前記テンションプーリの前記駆動プーリ側への移動の規
制を解除するための規制解除部材と、前記インクジェッ
ト記録ヘッドのインク吐出回復を行うための回復ポンプ
と、前記インクジェット記録ヘッドのキャッピングを行
うためのキャッピング機構と、前記インクジェット記録
ヘッドの前記記録領域の外への移動に伴って前記キャッ
ピング機構を摺動移動させて前記インクジェット記録ヘ
ッドと前記キャッピング機構との相対位置を接近させる
ための斜面を備える摺動部材と、を有し、前記斜面を用
いた前記キャッピング機構の摺動により前記インクジェ
ット記録ヘッドと前記キャッピング機構とを接近させた
後に、前記キャッピング機構による前記インクジェット
記録ヘッドのキャッピングを行う構成としたので、キャ
リッジの移動を利用して回復ポンプの駆動起動及びヘッ
ドのキャッピング動作を行うことができ、回復機構全体
の簡素化及び回復動作の制御の簡略化を図ることができ
るインクジェット記録装置が提供される。
第１図は、本発明の一実施例に関わるインクジェット記
録装置の全体的斜視図、第２図（Ａ）および（Ｂ）はキ
ャッピングの開始時および完了時の状態を示す模式的平
面図、第３図（Ａ）および（Ｂ）はテンションレバーの
ロック状態および解除状態を示す模式的平面図である。 ７……キャリジ、８……記録ヘッド、10……キャリジモ
ータ、11……駆動プーリ、12……テンションプーリ、13
……タイミングベルト、16……テンションレバー、17…
…キャップ、18……回復用ポンプ、28……ロックレバ
ー、29……ロック解除用のカム。
録装置の全体的斜視図、第２図（Ａ）および（Ｂ）はキ
ャッピングの開始時および完了時の状態を示す模式的平
面図、第３図（Ａ）および（Ｂ）はテンションレバーの
ロック状態および解除状態を示す模式的平面図である。 ７……キャリジ、８……記録ヘッド、10……キャリジモ
ータ、11……駆動プーリ、12……テンションプーリ、13
……タイミングベルト、16……テンションレバー、17…
…キャップ、18……回復用ポンプ、28……ロックレバ
ー、29……ロック解除用のカム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 秀樹 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キ ャノン株式会社内 (72)発明者 露久保 茂 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キ ャノン株式会社内 (72)発明者 池田 浩一 東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キ ャノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−246741（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】記録領域を含む所定の領域内でインクジェ
ット記録ヘッドを移動させるキャリッジに、駆動プーリ
とテンションプーリとに巻回されるタイミングベルトを
介して駆動力を伝達するインクジェット記録装置におい
て、 前記テンションプーリを前記駆動プーリ側へ付勢する張
力を前記タイミングベルトに付与するための弾性部材
と、 前記テンションプーリの前記駆動プーリ側への移動を規
制するための規制部材と、 前記テンションプーリを支持する揺動部材と、 前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジの前記記録
領域の外への移動に伴って前記規制部材による前記テン
ションプーリの前記駆動プーリ側への移動の規制を解除
するための規制解除部材と、 前記インクジェット記録ヘッドのインク吐出回復を行う
ための回復ポンプと、 前記インクジェット記録ヘッドのキャッピングを行うた
めのキャッピング機構と、 前記インクジェット記録ヘッドの前記記録領域の外への
移動に伴って前記キャッピング機構を摺動移動させて前
記インクジェット記録ヘッドと前記キャッピング機構と
の相対位置を接近させるための斜面を備える摺動部材
と、 を有し、 前記斜面を用いた前記キャッピング機構の摺動により前
記インクジェット記録ヘッドと前記キャッピング機構と
を接近させた後に、前記キャッピング機構による前記イ
ンクジェット記録ヘッドのキャッピングを行うことを特
徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61155577A JP2587922B2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 | インクジエツト記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61155577A JP2587922B2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 | インクジエツト記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6311348A JPS6311348A (ja) | 1988-01-18 |
| JP2587922B2 true JP2587922B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=15609090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61155577A Expired - Fee Related JP2587922B2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 | インクジエツト記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587922B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3601239B2 (ja) * | 1996-04-05 | 2004-12-15 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット式記録ヘッド及びそれを用いたインクジェット式記録装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6224741A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 多重伝送方式 |
-
1986
- 1986-07-02 JP JP61155577A patent/JP2587922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6311348A (ja) | 1988-01-18 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |