JPH0747268Y2 - 自動車のスペアタイヤ等の支持装置 - Google Patents

自動車のスペアタイヤ等の支持装置

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JPH0747268Y2
JPH0747268Y2 JP8236689U JP8236689U JPH0747268Y2 JP H0747268 Y2 JPH0747268 Y2 JP H0747268Y2 JP 8236689 U JP8236689 U JP 8236689U JP 8236689 U JP8236689 U JP 8236689U JP H0747268 Y2 JPH0747268 Y2 JP H0747268Y2
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JP
Japan
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back door
rail
roller
support member
closed
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Application number
JP8236689U
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English (en)
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JPH0324484U (ja
Inventor
一弘 鈴木
利一 堺
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体後部にスペアタイヤや補助タンクを取着
するための自動車のスペアタイヤ等の支持装置に関す
る。
(従来の技術) 自動車の後面にスペアタイヤや補助タンク等を取着する
場合、バックドアに取付けると、該バックドアが重さで
歪むことがある。そこで、上記不具合を避けるため、車
体のバックドアの枢着点と異なる位置にタイヤ支持部材
の一端を枢着し、該タイヤ支持部材の他端をリンク機構
又はレールとローラからなるスライド機構を介してバッ
クドアに連結した構成のものが知られている。前者のリ
ンク式としては、たとえば実開昭56−62289号公報を、
また後者のスライドレール式としては実公昭58−31735
号公報を挙げることができる。
(考案が解決しようとする課題) 前者のリンク式の場合は、多数の枢着点を有する関係で
前後方向及び上下方向に関してガタツキが発生するもの
であって、ガタツキを解消するには特別の手段が必要と
なる。
後者のスライド式は、タイヤ支持部材側に設けられて水
平軸線回りに回転するローラがバックドアに固定された
断面略C形のガイドレールの上下フランジ面を転動する
構造としたものであるが、バックドアの開閉時におい
て、バックドアとタイヤ支持部材との枢着点の違いによ
ってローラがレールに対して平行状態を維持したまま転
動することができない。つまり、ローラはレール内を傾
きながら転動することになる。そのため、レールの内幅
はローラの傾きを許容するための逃げを考慮してローラ
幅よりも大きく設定する必要があり、その結果としてバ
ックドアの閉止状態でレールとローラ間に前後方向のガ
タツキが発生することになる。また、ローラがレール内
を傾きながら転動することから、バックドアの開閉フィ
ーリングが悪化することになり、かつまたローラに偏摩
耗が発生するという問題があり、さらには断面略C形の
レールが横向き配置となっている関係でレール内にゴミ
が堆積してローラの転動を妨げるという問題がある。
そこで本考案は、上述した従来の不具合を解決し得る自
動車のスペアタイヤ等の支持装置を提供することを、そ
の目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために次のように構成し
ている。
車体後部にバックドアが横開き可能に取付けられた自動
車の車体後部に装着されるスペアタイヤ等の支持装置に
おいて、 前記バックドアの後面にはスペアタイヤ等を支持するた
めの横長の支持部材が配設されており、同支持部材の一
端は、バックドアの回動支点側であってかつ同回動支点
とは異なる部位の車体後部に縦軸線回りに回動可能に枢
着されている。
また、支持部材の他端部とバックドアとのいずれか一方
には下開きの略C形に形成されたレールが設けられ、他
方には該レールに嵌合して縦軸線回りに回転可能なロー
ラが設けられており、そしてバックドアの閉止時におい
てローラと対応するレールのローラ転動面は、支持部材
に対してバックドア側へ接近する向きの力を作用させる
ような傾斜面あるいは湾曲面に形成されている。
さらにバックドアには少なくともバックドアの閉止時に
支持部材の前面側と当接するストッパが取付けられてい
る。なお、このストッパはゴム等の弾性体で形成するこ
とが望ましい。
(作用) 上述のように構成された支持装置によれば、バックドア
を開閉作動すると、バッドアと回動中心の異なるスペア
タイヤ等の支持部材がバックドアと違う軌跡で回動する
が、このときのバックドアと支持部材の軌跡の違いはレ
ールとローラとの相対移動によって吸収される。そし
て、このときローラはレールの前後のフランジ内面を転
動面として転動するため、ローラがレールの上下のフラ
ンジ面を転動する従来方式とは異なり、ローラに無理な
力が作用することがなく、円滑な転動作用が得られるこ
とになる。
また、バックドアの閉止時には該バックドアが閉止位置
に接近すると、ローラがレールのローラ転動面における
傾斜面あるいは湾曲面に乗り上がり、このことによって
支持部材はバックドア側へ接近する向きに力を受けてス
トッパに押付けられ、ガタツキのない状態で保持され
る。なお、ストッパの後面を略くの字状に形成、パイプ
から構成される支持部材を受けるようにすれば、前後方
向は勿論のこと、上下方向のガタツキを抑える上でもよ
り有効となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1図に示すように、自動車の車体1の後部には左右2
個のバックドア2が各一端の上下2か所をヒンジ3によ
り縦軸線回りに枢着され、中央部は図示しないドアロッ
クの機構によって車体1に係止されている。すなわち、
本実施例ではバックドア2は観音開き式であって、ドア
ロック機構を外した状態ではハンドルによって車両後方
へ横開き可能となっている。
一方、スペアタイヤや補助タンク等を支持するための支
持部材4は、第1図及び第2図に示すようにパイプを主
要構成部材として横長の枠形に形成されており、そして
その上下の水平パイプ4aの一端(右端)が車体1の後部
に固着された上下のブラケット5にヒンジ6により縦軸
線回りに回動可能に枢着されている。また、支持部材4
の他端部側の上側寄りには1個のレール7が固着されて
いる。このレール7は、具体的には下開きの断面略C形
に形成され、水平状にかつバックドア2に略平行に配設
されるとともに、その両端部が支持部材4の縦パイプ4b
に溶接によって固着されている。
また、レール7は第5図に示すように該レール7内を転
動するためのローラ8の組付けあるいは交換の容易化を
図るべく下側フランジ部7bの一端(本例では右側)が切
除されており、さらに他端部側は第2図とくに第4図に
示すようにその全体が後方へ向けて折曲げられている。
そして、レール内を転動するローラ8はローラブラケッ
ト9にローラピン10を介して縦軸線回りに回転可能に取
付けられ、ローラブラケット9はボルト11によって右側
のバックドア2の左側に固定されている。すなわち、ロ
ーラ8はバックドア2側に固定されて縦軸線を回転中心
としてレール7の前後のフランジ部7aの内面を転動する
ようになっている。また、レール7における主としてロ
ーラ8の転動範囲(本例では左側)にはカバー12が取付
けられている。このカバー12は支持部材4の縦パイプ4b
とレール7に溶接によって固定されており、ローラ転動
部に誤って指が入るのを防止し、かつローラブラケット
9のボルト11が簡単に外せないようにしたものであっ
て、接合の強度アップと安全性の向上と盗難防止に役立
つようになっている。
さらに、バックドア2側には支持部材4のガタツキ抑制
用として上下2個のストッパ13が取付けられている。こ
のストッパ13は第6図に示すようにスタッドボルト15を
備えたコ字状のストッパブラケット14内に嵌着されてお
り、そしてストッパブラケット14がバックドア2にスタ
ッドボルト15を介して取付けられている。また、上下の
ストッパ13は望ましくはゴム等の弾性体からなるととも
に、その後面は略くの字状に形成されていて、上下の水
平パイプ4aと適合するようにその取付位置が設定されて
いる。
なお、支持部材4の略中央部において、縦パイプ4bには
スペアタイヤ装着用の複数本の取付ボルト16を備えたタ
イヤブラケット17が溶接によって固定されている。
本実施例の支持装置は上述のように構成したものであ
り、従って第2図に仮想線で示すようにバックドア2を
開放すると、該バックドア2のヒンジ中心と支持部材4
のヒンジ中心との芯ずれの分だけレール7とローラ8と
が相対移動する。つまり、ローラ8がレール7の後側フ
ランジ部7aの内面を押しながら図示右側へ転動すること
によって芯ずれによる両者の軌跡の差が吸収される。な
お、バックドア2の閉止作用時にはローラ8は前側フラ
ンジ部7aの内面を押しながら図示右側へ移動する。
すなわち、本装置によれば、ローラ8がレール7の前後
のフランジ内面を押しながら転動することから、ローラ
がレールの上下のフランジ面を転動する従来方式に見受
けられるローラの横滑りの問題がなく、ローラ8とレー
ル7との相対移動は頗る円滑に行なわれる。
また、バックドア2の閉止時において、閉止位置付近で
は第4図に示すようにローラ8がレール7の折曲げ部分
に対応してその傾斜面に乗り上げようとするため、レー
ル7はバックドア2側へ接近する向きの力を受ける。す
なわち、支持部材4はヒンジを中心としてバックドア2
側に引寄せられ、上下の水平パイプ4aがストッパ13に強
く押付けられる結果、バックドア2の閉止状態ではガタ
ツキのない安定状態となる。とくに、本実施例ではスト
ッパ13の受け面をくの字状としてあるため、前後方向の
みならず上下方向のガタツキも防止される。
なお、本実施例はバックドア2が観音式の2枚ドアの場
合に適用したが、これに限らず1枚ドアに適用しても差
支えない。またバックドア2側にレール7を取付け、支
持部材4側にローラ8を取付ける構成であっても同様に
実施可能であり、さらにドア閉止時において、支持部材
4に対してバックドア側への接近力を与えるためのレー
ル形状は図示の折曲げよる傾斜面に限らず、湾曲面であ
っても良く、あるいはレール全体を折曲げずに当該転動
面のみに傾斜を付す構成であっても差支えなく、さらに
レール7は断面C形に限らず、たとえば断面コ形でもよ
い。また、ストッパ13は支持部材4との当り面がくの字
状に限るものではない。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、バックドアの開
閉時におけるローラとレールとの相対移動を円滑に行な
うことができるため、ローラの摩耗の軽減に役立つとと
もに、バックドア開閉時のフィーリングが向上される。
また、バックドアの閉止状態では支持部材のガタツキが
防止され、安定した支持状態が得られるものであり、し
かもレールが下開きの断面形状であるため、レールに泥
やゴミが堆積し難いという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本装置の全体斜
視図、第2図は同じく平面図、第3図は第2図のIII−I
II線断面図、第4図はレールとローラとのスライド部を
示す平面図、第5図はレールに対するローラの組付けを
説明する斜視図、第6図は第2図のVI−VI線断面図であ
る。 1……車体、2……バックドア 4……支持部材、7……レール 7a……前後フランジ部、8……ローラ 13……ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部にバックドアが横開き可能に取付
    けられた自動車において、前記バックドアの後面にスペ
    アタイヤ等を支持するための横長の支持部材を配設する
    とともに、同支持部材の一端を、バックドアの回動支点
    側であってかつ同回動支点とは異なる部位の車体後部に
    縦軸線回りに回動可能に枢着し、同支持部材の他端部と
    バックドアとのいずれか一方には下開きの略C形に形成
    されたレールを設け、他方には該レールに嵌合して縦軸
    線回りに転動可能なローラを設けるとともに、バックド
    アの閉止時においてローラと対応するレールのローラ転
    動面を、支持部材に対してバックドア側へ接近する向き
    の力を作用させるような傾斜面あるいは湾曲面に形成
    し、さらにバックドアには少なくともバックドアの閉止
    時に支持部材の前面側と当接するストッパを取付けた自
    動車のスペアタイヤ等の支持装置。
JP8236689U 1989-07-13 1989-07-13 自動車のスペアタイヤ等の支持装置 Expired - Lifetime JPH0747268Y2 (ja)

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JPH0324484U JPH0324484U (ja) 1991-03-13
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