JPH0747221Y2 - 定速走行装置 - Google Patents

定速走行装置

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JPH0747221Y2
JPH0747221Y2 JP8821689U JP8821689U JPH0747221Y2 JP H0747221 Y2 JPH0747221 Y2 JP H0747221Y2 JP 8821689 U JP8821689 U JP 8821689U JP 8821689 U JP8821689 U JP 8821689U JP H0747221 Y2 JPH0747221 Y2 JP H0747221Y2
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JP
Japan
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accelerator
actuator
adjusting means
fuel supply
supply amount
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JP8821689U
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JPH0328022U (ja
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雅行 栢野
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、適時に指定された定速走行速度で車両を自動
的に定速走行させる定速走行装置に関する。
(従来の技術) 定速走行装置は、車両の走行時に、クルーズコントロー
ルスイッチを運転者が切り替え操作することにより定速
走行速度を指定でき、かつその速度で以後、アクセルを
踏まずに定速走行に入ることができる。しかも、この車
両の走行速度が定速走行条件を満たさない状況と成った
場合を検出し、クルーズ解除信号を出力するようにも構
成されている。
ところで、現行の定速走行装置は第5図に示すように、
まず、メインスイッチをオンさせ、装置をオートクルー
ズコントロール可能状態にセットできる。そして、クル
ーズコントロールスイッチの内セットスイッチを切り替
え操作すると、その直後にコントローラはイニシャルパ
ルスP0を発し、同時にアクチュエータ内の電磁クラッチ
を以後オン状態に切り替える。この後、コントローラ
は、現車速の定速走行車速とのずれを打ち消すべく出力
としての制御パルスP1をアクチュエータに出力し、定速
走行を継続することとなる。
ここで、イニシャルパルスP0は初期制御処理として行な
われるもので、これは、定速走行車速に対応したアクセ
ル踏み込み量付近まで燃料供給量調整手段としてのコン
トロールレバーを移動操作するもので、クルーズコント
ロールのセットがなされた場合にのみ出力されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、オートクルーズのセットは、定速時に行なう
定速セット、減速時に行なう減速セット、加速時に行な
う加速セットがある。この内特に、加速セットの場合、
アクセルペダルをフル位置に踏み込み、オートクルーズ
をセットした後、アクセルペダルを急激に放すと、次の
ような不具合が生じる。
即ち、第6図に示すように、車両の燃料噴射ポンプ1に
は燃料供給量調整手段としてのコントロールレバー2が
設けられ、その回動端にはアクセルリンク系としてのア
クセルペダル側リンク部3と燃料供給量調整手段側リン
ク部4とが接続されている。コントロールレバー2を駆
動するアクチュエータの回動軸7にはレバー5が枢支さ
れると共にアクチュエータ側リンク部材8が一体係合さ
れている。レバー5の回動端は燃料供給量調整手段側リ
ンク部4の一端に連結されている。
この様な構成を採っている場合、アクセルペダル側リン
ク部3が急加速により一端フル位置R2に進み、そこより
アイドル位置R1に急に戻されると、アクチュエータ側リ
ンク部材8にレバー5が衝突する。この時、アクチュエ
ータ側リンク部材8はイニシャルパルスP0を受けたアク
チュエータ6により初期制御処理として所定の開度θを
確保しているが、この衝突により、アイドル側位置r1に
戻され、脱調を生じ、車速安定性が悪化し、問題となっ
ている。
本考案の目的は、オートクルーズセット時の車速安定性
を確保できる定速走行装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案は車両のアクセル
ペダルにアクセルリンク系を介して接続されると共に上
記車両のエンジンの出力を増減操作すべく作動する燃料
供給量調整手段と、上記アクセルリンク系の燃料供給量
調整手段側リンク部に対向し、同リンク部にアクセル踏
み込み量増加方向の操作力を伝えるアクチュエータ側リ
ンク部材と、上記アクチュエータ側リンク部材及び燃料
供給量調整手段側リンク部を介して燃料供給量調整手段
に上記操作力を加えるアクチュエータと、上記車両がオ
ートクルーズセット信号に基づく定速走行速度に保持さ
れるのに必要な必要アクセル踏み込み量を確保するよう
に上記アクチュエータを介して燃料供給量調整手段に初
期制御作動を行なわせるコントローラとを有し、上記コ
ントローラは初期制御処理に先立ち、現アクセル踏み込
み量が上記必要アクセル踏み込み量に規定の余裕値を加
算した境界値を下回り、かつ規定の遅れ時間が経過した
のを判断するよう構成されたことを特徴とする。
(作用) 加速時にオートクルーズセットを行なったような場合、
現アクセル踏み込み量が必要アクセル踏み込み量より比
較的大きくなるが、この様な場合、現アクセル踏み込み
量が上記必要アクセル踏み込み量に規定の余裕値を加算
した境界値を下回り、かつ規定の遅れ時間が経過したの
を判断してから初期制御処理を行なうようにしたので、
アクチュエータ側リンク部材と燃料供給量調整手段側リ
ンク部とのたたきあいがある時点ではアクチュエータ側
リンク部材は初期制御処理に入っておらず、これによる
脱調等の悪影響を排除できる。
(実施例) 第1図の定速走行装置はディーゼルエンジンEの燃料噴
射ポンプ10に取付けられている。
この燃料噴射ポンプ10は、第2図に示すように、燃料の
増減調整を図示しないラック及びメカニカルガバナを介
して接続されるコントロールレバー11により行なう周知
の列型噴射ポンプである。
ここで、コントロールレバー11はエンジンEのアクセル
リンク系12に接続される。このアクセルリンク系12はア
クセルペダル13に一端が接続され、他端がコントロール
レバー11に接続されるペダル側リンク部14と、一端がコ
ントロールレバー11に接続される燃料供給量調整手段側
リンク部17とで構成されている。この内、燃料供給量調
整手段側リンク部17は剛性の高い連結棒171とその一端
を回動端に連結し、基端をアクチュエータ15の回転軸16
に枢支した対向リンク部172とで構成されている。
アクチュエータ15は、燃料噴射ポンプ10の図示しない基
部に支持されるステップモータ18、その回転力を回転軸
16に断続操作して伝達する電磁クラッチ19及び回転軸16
に一体結合されているアクチュエータ側リンク部材とし
ての駆動レバー20とで構成されている。なお、符号21,2
2は、コントロールレバー11及び対向レバー172をそれぞ
れのアイドル位置a1,A1に戻すリターンスプリンを示し
ている。
このアクセルリンク系12はアクセルペダル13の踏み込み
により、コントロールレバー11及び対向レバー172をそ
れぞれのアイドル位置a1,A1より、最大量、フルストロ
ーク位置a2,A2にまで同時に切り替え移動操作できる。
しかも、対向レバー172及び駆動レバー20の両回動端に
は互いが当接する当り片が形成される。このため、駆動
レバー20は、アクセルペダル13の踏み込み力とは無関係
にアクセル踏み込み量増加方向(以後端に増方向Cと記
す)の操作力を対向レバー172を介してコントロールレ
バー11に伝達できる。
アクチュエータ15はコントローラ23に接続される。この
コントローラ23は制御回路231、記憶回路232、入出力回
路233を備えたマイクロコンピュータ及び電源回路234、
第1、第2の駆動回路235,236によりその主要部が構成
されている。
制御回路231は第4図に示すオートクルーズ初期制御ル
ーチンに沿って各種入力情報を受け、これに応じた制御
信号を発する。記憶回路232は所定の設定値及び第4図
に示すオートクルーズ初期制御プログラムや第3図の車
速−アクセル踏み込み量の算出マップを記憶処理されて
いる。
第3図の車速−アクセル踏み込み量の算出マップは各車
速に応じて、その車速での定速走行に必要な必要アクセ
ル踏み込み量H1と、その値に余裕値hを加算して得られ
る境界値H2とを予め設定したものである。ここで、符号
A域はアクセル踏み込み量が比較的大きく、加速中にオ
ートクルーズセット信号が出される域であり、符号Bは
ほぼ定速走行中にオートクルーズセット信号が出される
域であり、符号Cは減速中にオートクルーズセット信号
が出される域である。
入出力回路233は入力される各種入力情報を受けると共
に、制御回路231の指令に応じて制御信号を出力する。
電源回路234は定電圧回路であり、車両の電源24にメイ
ンスイッチ25を介して接続されている。
第1駆動回路235は入出力回路233のモータ駆動信号に応
じ駆動電流をステップモータ18に供給する。第2駆動回
路236は入出力回路233の断接信号に応じクラッチ駆動電
流を電磁クラッチ19に供給する。
コントローラの入出力回路233には、オートクルーズセ
ット信号を出力するセットスイッチ26と、セット解除後
に元のオートクルーズセット速度に車速を戻して定速走
行に入るための加速指令を出力するリジュームスイッチ
27と、オートクルーズセットを解除する解除信号をそれ
ぞれ出力する、ストップランプスイッチ28、クラッチス
イッチ29、ニュートラル段でオンするインヒビタスイッ
チ30とがそれぞれ接続されている。
この様な定速走行装置の作動を第4図のオートクルーズ
初期制御ルーチンと共に説明する。
走行中にメインスイッチ25がオンされると、ステップal
のオートクルーズセット信号の入力を待つ。セット信号
の入力によりステップa2に達すると、現アクセル踏み込
み量が必要アクセル踏み込み量H1に余裕値hを加算して
得られる境界値H2を上回ってA域にあるか否か判定され
る。
この時加速セットであると、ステップa3に進み、t0タイ
マをセットし、アクセル踏み込みフラグをセットし、ス
テップa2にの戻る。
ステップa2で現アクセル踏み込み量が境界値H2を下回り
B域に入ると、ステップa4に達する。ここでは、アクセ
ル踏み込みフラグが立っているとステップa6,a2,a4と繰
り返して時間待ちをする。この遅れ時間t0は予め設定さ
れており、この間に必要アクセル踏み込み量と現アクセ
ル踏み込み量とのずれを低減させることを図っている。
遅れ時間t0が経過し、あるいは減速セットのため直接
に、ステップa7に達すると、ここで初期制御処理、即
ち、制御回路231は現車速に応じた必要アクセル踏み込
み量を算出し、その値に駆動レバー20を回動操作するた
めのイニシャルパルスP0(第5図参照)を発し、同時に
アクチュエータ内の電磁クラッチ19を以後オン状態に切
り替える。
この様な制御を行なうため、例えば、ここで、セットス
イッチ26の操作により加速セットがなされた直後に運転
車がアクセルペダル13を急に放したものとする。この場
合、この時点(t0カウントアップが終わっていない時
点)においては、駆動レバー20はほぼアイドル位置al側
にあり、たとえ駆動レバー20と対向レバー172とがたた
き合ってもその衝撃により車速に不自然な変動が加わる
ことはない。しかも、この時車速は加速より減速に向か
うことにより、運転者はこの特性を考慮することとな
り、加速セット後の急激なアクセルペダルの開放を控え
ることともなる。
この後コントローラ23はアクセル踏み込みフラグをクリ
アし、制御パルスP1(第5図参照)を適時に出力する周
知のオートクルーズ制御処理に入ることと成る。
(考案の効果) 以上のように、本考案は加速セットの場合に、現アクセ
ル踏み込み量が境界値を下回り、かつ規定の遅れ時間が
経過したのを判断してから初期制御処理を行なうように
したので、駆動レバーのようなアクチュエータ側リンク
部材と対向レバーのような燃料供給量調整手段側リンク
部とのたたきあいがあっても脱調等の悪影響を排除で
き、その衝撃により車速に不自然な変動が加わり車速安
定性が悪化するということを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての定速走行装置の全体
構成図、第2図は同上装置で用いるアクセルリンク系及
びアクチュエータの作動説明図、第3図は同上装置で用
いる車速−アクセル踏み込み量算出マップの特性線図、
第4図は同上装置で用いるオートクルーズ初期制御プロ
グラムのフローチャート、第5図は従来装置の作動を経
時適に示す波形図、第6図は従来装置で用いるアクセル
リンク系及びアクチュエータの作動説明図である。 10……燃料噴射ポンプ、11……コントロールレバー、12
……アクセルリンク系、13……アクセルペダル、15……
アクチュエータ、17……アクチュエータ側リンク部材、
18……ステップモータ、19……電磁クラッチ、20……駆
動レバー、23……コントローラ、171……連結棒、172…
…対向レバー、H1……必要アクセル踏み込み量、H2……
境界値、h……余裕値、t0……遅れ時間、E……エンジ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のアクセルペダルにアクセルリンク系
    を介して接続されると共に上記車両のエンジンの出力を
    増減操作すべく作動する燃料供給量調整手段と、上記ア
    クセルリンク系の燃料供給量調整手段側リンク部に対向
    し、同リンク部にアクセル踏み込み量増加方向の操作力
    を伝えるアクチュエータ側リンク部材と、上記アクチュ
    エータ側リンク部材及び燃料供給量調整手段側リンク部
    を介して燃料供給量調整手段に上記操作力を加えるアク
    チュエータと、上記車両がオートクルーズセット信号に
    基づく定速走行速度に保持されるのに必要な必要アクセ
    ル踏み込み量を確保するように上記アクチュエータを介
    して燃料供給量調整手段に初期制御作動を行なわせるコ
    ントローラとを有し、上記コントローラは初期制御処理
    に先立ち、現アクセル踏み込み量が上記必要アクセル踏
    み込み量に規定の余裕値を加算した境界値を下回り、か
    つ規定の遅れ時間が経過したのを判断するよう構成され
    た定速走行装置。
JP8821689U 1989-07-27 1989-07-27 定速走行装置 Expired - Lifetime JPH0747221Y2 (ja)

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JPH0328022U JPH0328022U (ja) 1991-03-20
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