JPH0747216A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0747216A
JPH0747216A JP19852693A JP19852693A JPH0747216A JP H0747216 A JPH0747216 A JP H0747216A JP 19852693 A JP19852693 A JP 19852693A JP 19852693 A JP19852693 A JP 19852693A JP H0747216 A JPH0747216 A JP H0747216A
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JP
Japan
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air conditioner
frame
frame body
cleaning tank
cleaning
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Application number
JP19852693A
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English (en)
Inventor
Akihisa Kakimoto
明久 柿本
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】この空気清浄機Aは、枠体50と、これに収容
された集塵エレメント等とを備えた昇降ユニットCUを
有する。洗浄時には、昇降装置30により昇降ユニット
CUを降ろして開口閉塞板70を枠体50の開口56a
に装着し、枠体50内に洗浄槽を区画する。枠体50に
は、床面移動用のキャスタ55を設けた。 【効果】洗浄メンテナンスの際に、枠体50と開口閉塞
板70とで形成した洗浄槽に洗浄剤を注入して集塵エレ
メント等の洗浄を行える。個々の集塵エレメント等を枠
体から外して専用の大型洗浄槽に移し替える手間が省
け、作業を簡単且つ効率的に行える。従来必要であっ
た、専用の大型洗浄槽の設置を不要にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高所に設置される空
気調和装置に関するものであり、詳しくは、集塵エレメ
ント等の被メンテナンス部品を含んだ昇降ユニットを昇
降装置により吊下げた状態で降下させ、被メンテナンス
部品のメンテナンスを行なう空気調和装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置は、高所に設置される場合
がある。この場合、交換や洗浄を必要とする部品の着脱
を高所で行なうことは困難である。そこで、たとえば、
工場用空気清浄機においては、集塵エレメント等を含ん
だ昇降ユニットを設け、このユニットを昇降装置により
吊下げて昇降させるようにしている。そして、降下させ
て取外したユニットを、洗浄場へ運んだ後、このユニッ
トから集塵エレメント等を洗浄剤が満たされた洗浄槽に
移し替えて、そのまま数時間放置する、いわゆる浸け置
き洗いを行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常、工場用
空気清浄機等は、多数の集塵エレメントを装備してお
り、これらを一個一個ユニットから取外して洗浄槽に移
し替えなければならず、非常に手間がかかる。しかも、
一般に工場用空気清浄機等に使用される集塵エレメント
等は大型であるため、これらを収容するためには専用で
大型の洗浄槽が必要であるという問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、専用の洗浄槽
を設ける必要がなく、メンテナンス作業を簡単化して作
業の効率を向上させることができる空気調和装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る空気調和
装置は、高所に設置された空気調和装置本体と、枠体お
よびこの枠体に収容した被メンテナンス部品を含み、上
記空気調和装置本体に収容される状態と上記空気調和装
置本体の下方に吊下げ部材によって吊下げられる状態と
に昇降自在な昇降ユニットとを備えた空気調和装置にお
いて、上記昇降ユニットは、上記吊下げ部材に着脱自在
に取付けられており、所要時に、上記枠体の内部に、被
メンテナンス部品洗浄用の洗浄槽を区画するための区画
手段が備えられていることを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に係る空気調和装置は、請
求項1記載の空気調和装置において、上記区画手段は、
枠体の開口に着脱自在であって、上記開口に装着された
状態で上記開口を液密的に閉塞することにより、枠体と
共に洗浄槽を区画する開口閉塞板からなることを特徴と
するものである。
【0007】さらに、請求項3に係る空気調和装置は、
請求項2記載の空気調和装置において、上記枠体には、
装着状態の上記開口閉塞板を保持する保持部が備えら
れ、この保持部は、上記開口に設けられるフィルタ部材
の縁部を着脱自在に保持するフィルタ部材保持溝からな
ることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項4に係る空気調和装置は、請
求項1記載の空気調和装置において、上記区画手段は、
伸縮可能であって、伸長時に被メンテナンス部品を収容
することにより、内部に洗浄槽を区画する、可撓性の袋
体からなることを特徴とするものである。
【0009】さらに、請求項5に係る空気調和装置は、
上記請求項1乃至4記載の空気調和装置において、枠体
の下面に、床面移動用のキャスタが設けられていること
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1に係る空気調和装置によれば、昇降ユ
ニットを本体から吊下げ部材によって吊下げた状態で降
下させた後、昇降ユニットを吊下げ部材から取り外し、
洗浄場へ運ぶ。そして、区画手段により、枠体内に被メ
ンテナンス部品を収容した洗浄槽を区画した後、洗浄槽
内に洗浄剤を注入し、被メンテナンス部品を浸け置き洗
いする。
【0011】また、請求項2に係る空気調和装置によれ
ば、開口閉塞板を枠体の開口に装着することにより、枠
体の開口を液密的に閉塞し、洗浄槽を形成することがで
きる。さらに、請求項3に係る空気調和装置によれば、
フィルタ部材を枠体のフィルタ部材保持溝から取外した
後、このフィルタ部材保持溝に上記開口閉塞板を装着す
る。開口閉塞板を保持する保持溝と、フィルタ部材保持
溝を兼用するので好ましい。
【0012】また、請求項4に係る空気調和装置によれ
ば、袋体を伸長させて、袋体内部に被メンテナンス部品
を収容し、袋体によって洗浄槽を区画する。さらに、請
求項5に係る空気調和装置によれば、枠体の下面に設け
られたキャスタにより、空気調和装置本体から取り外さ
れた昇降ユニットを容易に押して洗浄場へ運ぶことがで
きる。
【0013】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2はこの発明の一実施例の空気調和装置とし
ての空気清浄機Aを示す斜視図である。図2を参照し
て、この空気清浄機Aは、工場の天井付近に設置され、
オイルミスト等を除去するものであって、空気清浄機本
体(以下、「本体」という)10と、この本体10に収
容された送風ファン20と、本体10に着脱自在な昇降
ユニットCUと、昇降ユニットCUを吊下げた状態で昇
降させる昇降装置30と、この昇降装置30を制御する
制御装置40とを備えている。
【0014】昇降ユニットCUは、通常その対向側面に
設けられた開口56a,56b(図1参照)に着脱自在
なフィルタ51,52(図3参照)を装着している枠体
50と、この枠体50に収容された、後述する集塵エレ
メント等の被メンテナンス部品60とを備えている。ま
た、枠体50は、通常、枠体50に設けられた保持ブラ
ケットBKにより着脱自在に開口閉塞板70を保持して
いる。そして、所要時には、上記フィルタ51,52が
取り外された開口56a,56bに、上記保持ブラケッ
トBKから取り外した開口閉塞板70を装着することに
より、枠体50を上方が開放した容器状の洗浄槽に形成
するようにしている。
【0015】上記本体10は、昇降ユニットCUおよび
送風ファン20を収容する箱体である。本体10の下面
10aには、昇降ユニット出入口11が設けられてい
る。この昇降ユニット出入口11は、昇降ユニットCU
が出入り可能な大きさを有しており、昇降ユニットCU
は、昇降装置30により引揚げられて開口11から本体
10の内部に収容される。また、本体10の側面10b
には、吸気口12が設けられており、この側面10bと
対向する側面10cには、排気口13が設けられてい
る。さらに、本体10の上面の所定位置4ヵ所に小孔1
4が設けられている。
【0016】昇降装置30は、本体10の上面に取付け
られており、吊下げ部材としてのワイヤ31と、このワ
イヤ31をワイヤプーリ33を介して巻取るワイヤドラ
ム32と、図示しないが、このワイヤドラム32に連結
され、ワイヤドラム32を駆動するモータとを備えてい
る。上記ワイヤドラム32,ワイヤプーリ33およびモ
ータは、保護カバー34によって覆われている。吊下げ
ワイヤ31は、上記本体10に設けられた小孔14に挿
通されており、図1に示すように昇降ユニットCUの4
ヵ所のアンカPAに吊下げ用のフックPを介して取付け
られている。
【0017】送風ファン20は、上記本体10の吸気口
12から昇降ユニットCUを通過して排出口13へ続く
流路に従って空気を流す。この送風ファン20は、ファ
ンケーシング22内で、モータ21によりファンを回転
駆動させることにより送風するものであり、従来から使
用されている公知のものである。図3は、本体10の下
面10aに平行な面で切った、空気清浄機Aの断面を模
式的に示した図である。
【0018】図3も同時に参照して、昇降ユニットCU
は、枠体50と、プレフィルタ51と、アフタフィルタ
52と、被メンテナンス部品60とを備えている。プレ
フィルタ51は、金属メッシュ等で構成されており、本
体10の吸気口12から流入した空気中に含まれる比較
的大きな塵等を除去する。このプレフィルタ51の縁部
は、枠体50の、後述するフィルタ部材保持溝57に着
脱自在に嵌め込まれて保持されている。
【0019】被メンテナンス部品60は、イオン化部6
1と、集塵エレメント62とを有している。イオン化部
61は、放電線61aと、対向極板61bとを交互に配
列して構成されており、図示しない高圧電源ユニットか
ら高電圧を印加され、コロナ放電によって上記プレフィ
ルタ51を通過した空気に含まれる塵埃やオイルミスト
等を帯電させる。
【0020】集塵エレメント62は、陽極板62aと集
塵極板62bとを所定の絶縁距離を有して交互に配置し
ており、上記イオン化部61で帯電された塵埃やオイル
ミスト等を静電電着により集塵する。アフタフィルタ5
2は、上記プレフィルタ51と同様の構成であって、枠
体50の縁部は、後述するフィルタ部材保持溝57に嵌
め込まれて保持されている。このアフタフィルタ52
は、上記集塵エレメント62で除去した塵埃の再飛散を
防止するためのものである図1は、枠体50の外観斜視
図である。
【0021】図1および図2を参照して、枠体50は、
上記被メンテナンス部品60を収容するものであり、基
板53と、この基板53の上面に取付けられた枠54
と、上記基板53の下面53aの4隅に取付けられたキ
ャスタ55とを有している。基板53は、矩形の板材に
より構成されており、その上面には、油溜め用の凹部5
3bが形成されている。この凹部53bの底面は、一端
側が低くなるように傾斜されており、上記集塵エレメン
ト62により除去された油を滴下させて溜めるオイルパ
ンを構成している。なお、上記凹部53bの深さが最も
深くなった位置に、溜まった油をドレンするドレン口が
設けられており、このドレン口にはドレン用プラグPG
が取り付けられている。
【0022】枠54は、相対する壁面54a,54bの
それぞれの開口56a,56bを開口閉塞板70によっ
て閉塞され、この状態で、上記基板53と協働して上方
の開放した直方体容器状の洗浄槽を構成するようになっ
ている。そして、上記各開口56a,56bの上下方向
に沿う一対の周縁部には、上記プレフィルタ51および
アフタフィルタ52の縁部を保持する、断面コ字状のフ
ィルタ部材保持溝57が形成されている。このフィルタ
部材保持溝57は、上方からプレフィルタ51,アフタ
フィルタ52および開口閉塞板70を挿抜することがで
きる。さらに、枠54の上縁部54cの4隅に、上記吊
下げ用アンカPAが設けられている。
【0023】再び図2を参照して、参照符号70は、上
記枠体50の開口56a,56bを液密的に閉塞し、枠
体50の内部に被メンテナンス部品60を洗浄する洗浄
槽を区画するための区画手段としての開口閉塞板を示し
ている。図1も同時に参照して、この開口閉塞板70
は、矩形の板部71と、この板部71の周囲に取付けら
れた弾性シール部材72とから構成されている。そし
て、この弾性シール部材72の外形寸法は、上記フィル
タ部材保持溝57の内側寸法よりも若干大きく設定して
ある。
【0024】上記開口閉塞板70は、枠体50の開口5
6a,56bが設けられていない側の側面54dに突設
された保持ブラケットBKに着脱自在に保持されてい
る。また、上記保持ブラケットBKを設ける他に、開口
閉塞板70を収納する収納カバーを設けても良い。図4
は、制御装置40の制御をブロック図で示したものであ
る。
【0025】図2および図4を参照して、制御装置40
は、昇降装置30のモータMの回転量を制御することに
より、昇降ユニットCUを吊下げた状態で所定の位置で
強制的に一旦停止させるものであり、制御装置本体41
と、モータの回転量を検出する回転量検出部43と、操
作部42とを備えている。操作部42は、昇降ユニット
CUを降下させる降下スイッチ42aおよび上昇させる
上昇スイッチ42bと、後述する設定部41bにより強
制停止位置を設定記憶させる設定スイッチ42cと、強
制的な一端停止を解除する解除スイッチ42dとを備え
ている。
【0026】制御装置本体41は、制御装置全体を制御
する制御中枢としての主制御部41aと、昇降ユニット
CUを強制的に停止させる位置をモータの回転量に対応
させて記憶しておく設定部41bと、回転量検出部43
からのモータの回転量の情報と、上記設定部41bに記
憶された停止位置に対応するモータの回転量の情報との
比較に基づいて、強制停止位置か否かを判定する強制停
止判定部41cと、主制御部41aからの指令を受け
て、モータを駆動または停止させる運転制御部41dと
を備えている。なお、上記設定部41bは、操作部42
の設定スイッチ42cの操作により、たとえば、床面か
ら2m,3m,または4m の3段階の位置に強制停止位置を
記憶させておくことができる。
【0027】回転量検出部43の構成としては、たとえ
ば、上記モータMの回転軸に取付けられるポテンショメ
ータを例示することができる。図5は、制御装置40に
よる制御をフローチャートで示したものである。図4お
よび図5を参照して、操作部42の降下スイッチ42a
をONすると(ステップS1)、モータMが回転し、昇
降ユニットCUが降下する(ステップS2)。この降下
中、回転量検出部43により昇降ユニットCUの位置が
常時検出され、強制停止判定部41cが強制停止位置ま
で降下しているかをチェックする(ステップS3)。そ
して、昇降ユニットCUが、強制停止位置まで降下すれ
ば、運転制御部41dによりモータMを停止させて昇降
ユニットCUの降下を停止させる(ステップS4)。
【0028】このようにして一旦停止した後に、下方の
障害物を移動させ、操作部42の解除スイッチ42dを
押して一旦停止を解除し、さらに降下スイッチ42aを
押して昇降ユニットCUを床面まで降下させる。従っ
て、この制御装置40によれば、昇降ユニットCUの下
方に障害物等が存在して床まで降下させることができな
い場合や、昇降ユニットCUの下方の見通しが悪い場合
等においても、その設定した位置で昇降ユニットCUを
自動的に一旦停止させるので、衝突を回避でき安全であ
る。
【0029】以上の一実施例によれば、次のようにして
被メンテナンス部品60のメンテナンスを行なうことが
できる。昇降装置30により昇降ユニットCUをワイヤ
31で吊下げた状態で降下させた後、ワイヤ31のフッ
クPを昇降ユニットCUの吊下げ用アンカPAから外し
て昇降ユニットCUを本体10から取り外す。昇降ユニ
ットCUの枠体50の下面には、キャスタ55が設けら
れているので、この取り外した昇降ユニットCUをその
まま押して洗浄場へ輸送する。
【0030】そして、昇降ユニットCUのプレフィルタ
51およびアフタフィルタ52を抜取り、図1に示すよ
うに、枠体50の側面に備えられている開口閉塞板70
を、上記プレフィルタ51およびアフタフィルタ52が
嵌め込まれていた、枠体50の開口56a,56bに嵌
め込む。さらに詳しく説明すると、フィルタ部材保持溝
57を開口閉塞板70の保持部として兼用し、このフィ
ルタ保持溝57に開口閉塞板70を嵌め込むことによ
り、開口閉塞板70の縁部70aを保持する。この際、
開口閉塞板70の弾性部材72の外形寸法は、フィルタ
部材保持溝57の内側寸法よりも若干大きく設定してあ
るので、開口閉塞板70の縁部70aはフィルタ部材保
持溝57に圧入され、枠体50の開口56a,56bが
液密的に閉塞される。これにより、枠体50と開口閉塞
板70とが協働して、枠体50内部に被メンテナンス部
品60を収容した洗浄槽WEを形成する。
【0031】洗浄場では、上記洗浄槽WEに直接洗浄剤
を注入し、被メンテナンス部品の浸け置き洗いを行な
う。洗浄後は、枠体50のドレン用プラグPGを抜き、
洗浄剤を排出する。この実施例によれば、開口閉塞板7
0を枠体50の開口56a,56bに装着することによ
り、枠体50を被メンテンンス部品60を収容した洗浄
槽WEに形成し、直接枠体50内に洗浄剤を注入して被
メンテナンス部品60の洗浄を行なうことができる。従
って、各被メンテナンス部品60を一個一個枠体50か
ら外して専用の洗浄槽へ移替える面倒な作業が省略で
き、メンテナンス作業を簡単化して、作業効率を向上さ
せることができる。しかも、枠体50内に洗浄槽WEを
区画するので、上記専用の洗浄槽を特別に設置する必要
がない。
【0032】さらに、上記開口閉塞板70は、プレフィ
ルタ51およびアフタフィルタ52が嵌め込まれていた
フィルタ部材保持溝57に嵌め込まれるので、開口閉塞
板70を保持するための特別の構造を必要とせず、好ま
しい。また、枠体50に設けられたキャスタ55によ
り、昇降ユニットCUをそのまま床面を移動させて洗浄
場へ輸送することができるので、洗浄場へ輸送するため
の台車等の輸送手段を必要とせず、一層メンテナンス作
業を簡単にできる。
【0033】また、上記一実施例では、開口閉塞板70
を保持するために、プレフィルタ51およびアフタフィ
ルタ52が嵌め込まれていたフィルタ部材保持溝57を
兼用したが、このフィルタ部材保持溝57とは別に保持
溝を設けることもできる。特に、枠体50の、上記フィ
ルタ部材保持溝57の外側に開口閉塞板専用の保持溝を
設けた場合には、プレフィルタ51およびアフタフィル
タ52を外すことなく開口閉塞板70を装着することが
できる。
【0034】さらに、保持部として、ねじを採用し、開
口閉塞板70を枠体50の縁部に固定するようにしても
良い。そして、上記ねじを兼用して、プレフィルタ51
およびアフタフィルタ52を枠体50の縁部に固定する
こともできる。次に、図6を参照して、この発明の他の
実施例を示す。この実施例の特徴は、区画手段として、
図6に示すような伸縮可能な可撓性の袋体80を用いた
点である。
【0035】上記袋体80は、矩形に形成された下部フ
レーム81と、伸縮袋82とを有しており、上記下部フ
レーム81を伸縮袋82の内側の底に敷いた状態となっ
ている。下部フレーム81は、樹脂棒または金属パイプ
等により形成されており、枠体50の枠54の内周面の
形状に対応した形状となっている。この下部フレーム8
1が、伸縮袋82の生地を間に挟んで上記枠体50の底
面に嵌め込まれる。
【0036】伸縮袋82は、白灯油等の洗浄液に対して
耐油性を有するシート剤で構成されている。そして、袋
体80が枠体50内に設置された状態で、枠体50のド
レン口に対応する位置にドレンパイプ83が設けられて
いる。このドレンパイプ83は、上記枠体50のドレン
口に挿入される。また、伸縮袋82の上縁部82aの4
隅には、引掛部84が設けられている。
【0037】本実施例によれば、通常は、袋体80が短
縮されて、枠体50内に収容されている。被メンテンス
部品60を洗浄する際には、袋体80の伸縮袋82を伸
長させる。そして、伸縮袋82の引掛部84を、枠体5
0の吊下げ用アンカPAに引っ掛ける(図1参照)。こ
れにより、枠体50内に、被メンテナンス部品60を収
容した洗浄槽WEが区画される。
【0038】従って、上記一実施例と同様に、上記洗浄
槽WEに直接洗浄剤を注入して被メンテナンス部品60
の浸け置き洗いを行なうことができ、洗浄場において
の、上記面倒な移替え作業を省略して、メンテナンス作
業の効率を向上させることができる。また、専用の洗浄
槽を設置する必要もない。なお、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、この発明の要旨を変更しな
い範囲で種々の設計変更を施すことができる。また、工
場用空気清浄機に限らず、一般に高所に設置される空気
調和装置に利用することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、区画手段によ
り、枠体の内部に被メンテナンス部品を収容した状態で
区画された洗浄槽に、直接洗浄剤を注入して被メンテナ
ンス部品を洗浄することができる。これにより、従来行
なっていた、一個一個枠体から被メンテナンス部品を取
外して専用の洗浄槽へ移替える面倒な作業を省略するこ
とができる。従って、洗浄メンテナンスの作業を簡単化
することができ、作業効率を向上させることができる。
しかも、従来必要であった専用で大型の洗浄槽の設置を
不要にすることができる。
【0040】特に、請求項2の発明によれば、開口閉塞
板を枠体の開口に装着するだけで簡単に枠体内に洗浄槽
を区画することができ、好ましい。また、請求項3の発
明によれば、上記開口閉塞板の縁部を、枠体の開口に設
けられたフィルタ部材保持溝によって保持するので、開
口閉塞板を保持するための特別の構造を必要とせず、一
層好ましい。
【0041】さらに、請求項4の発明によれば、枠体に
設けられた袋体を伸長させるだけで、一層簡単に枠体内
部に洗浄槽を区画することができる。従って、上記請求
項1の発明と同様の効果を奏することに加えて、一層洗
浄メンテナンスを簡単化して作業効率を向上させること
ができる。また、請求項5の発明によれば、枠体の下面
に設けられたキャスタにより、昇降ユニットをそのまま
簡単に洗浄場へ輸送することができ、なお一層洗浄メン
テナンスの手間を省いて作業効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る昇降ユニットの枠体を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る空気清浄機の外観斜視
図である。
【図3】昇降ユニットの構成を示す概略図である。
【図4】制御装置の制御を示すブロック図である。
【図5】制御装置の制御を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例に係る区画手段としての袋
体を示す一部破断斜視図である。
【符号の説明】
A 空気清浄機 CU 昇降ユニット WE 洗浄槽 10 空気清浄機本体 30 昇降装置 31 ワイヤ 50 枠体 57 フィルタ部材保持溝(保持部) 60 被メンテナンス部品 62 集塵エレメント 70 開口閉塞板(区画手段) 70a 縁部 80 袋体(区画手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高所に設置された空気調和装置本体(1
    0)と、 枠体(50)およびこの枠体(50)に収容した被メン
    テナンス部品(60)を含み、上記空気調和装置本体
    (10)に収容される状態と上記空気調和装置本体(1
    0)の下方に吊下げ部材(31)によって吊下げられる
    状態とに昇降自在な昇降ユニット(CU)とを備えた空
    気調和装置において、 上記昇降ユニット(CU)は、上記吊下げ部材(31)
    に着脱自在に取付けられており、 所要時に、上記枠体(50)の内部に、被メンテナンス
    部品洗浄用の洗浄槽(WE)を区画するための区画手段
    (70)が備えられていることを特徴とする空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気調和装置において、 上記区画手段(70)は、 枠体(50)の開口(56a,56b)に着脱自在であ
    って、上記開口(56a,56b)に装着された状態で
    上記開口(56a,56b)を液密的に閉塞することに
    より、枠体(50)と共に洗浄槽(WE)を区画する開
    口閉塞板(70)からなることを特徴とする空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の空気調和装置において、 上記枠体(50)には、装着状態の上記開口閉塞板(7
    0)を保持する保持部(57)が備えられ、 この保持部(57)は、上記開口(56a,56b)に
    設けられるフィルタ部材(51,52)の縁部を着脱自
    在に保持するフィルタ部材保持溝(57)からなること
    を特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の空気調和装置において、 上記区画手段は、 伸縮可能であって、伸長時に被メンテナンス部品(6
    0)を収容することにより、内部に洗浄槽(WE)を区
    画する、可撓性の袋体(80)からなることを特徴とす
    る空気調和装置。
  5. 【請求項5】上記請求項1乃至4記載の空気調和装置に
    おいて、 枠体(50)の下面(53a)に、床面移動用のキャス
    タ(55)が設けられていることを特徴とする空気調和
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183807A (ja) * 2008-02-01 2009-08-20 Techno Ryowa Ltd オイルミスト除去機能を備えた空気調和機
JP2013185755A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Mitsubishi Electric Corp 天井吊形空気調和装置
KR102086245B1 (ko) * 2018-09-05 2020-03-06 주식회사 리켐솔루션 필터 세척용기용 가변프레임
KR20230006751A (ko) * 2021-07-04 2023-01-11 김철 리프팅 타입의 이온풍 공기정화기

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