JPH0747200A - コードレスアイロン - Google Patents

コードレスアイロン

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JPH0747200A
JPH0747200A JP15889294A JP15889294A JPH0747200A JP H0747200 A JPH0747200 A JP H0747200A JP 15889294 A JP15889294 A JP 15889294A JP 15889294 A JP15889294 A JP 15889294A JP H0747200 A JPH0747200 A JP H0747200A
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Kazuyoshi Aoto
青戸  一義
Kiyoshi Nakao
喜代志 中尾
Akio Arinaka
昭雄 有中
Daisuke Ikemoto
池本  大輔
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アイロン掛け中に適温状態か否
か、より確実に報知することができるコードレスアイロ
ンを提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、加熱手段3によって加熱されるベ
ース2を有するアイロン本体1と、このアイロン本体1
を載置自在とし載置時にアイロン本体1へ通電する載置
台10と、報知手段とを備えるコードレスアイロンにおい
て、報知手段はブザー70と少なくともアイロン本体1に
設けた表示器10を有し、アイロン本体1を載置台10から
離脱後にベース2がアイロン掛けに適さない温度に低下
するまでの間表示器10を点灯するとともに、表示器10を
消灯後ブザー70を所定時間鳴動する構成としたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アイロン掛け中にベー
スの再加熱時期を報知することができるコードレスアイ
ロンに関する。
【0002】
【従来の技術】コードレスアイロンを使用するに際して
最も不便だと感じられるのは、アイロン掛け中にベース
の温度が適温かどうか全くわからないという点である。
【0003】このような点を考慮して、例えば実開昭6
2−196194号公報に示されているコードレスアイ
ロンは、アイロン本体に温度検知素子と適温報知回路を
動作させるためのバッテリー及び充電回路を備え、アイ
ロン掛け中にベース温度が設定温度に対して一定レベル
以上下がったときに適温報知回路が働きベース温度が低
くなったことを使用者に知らせるようにしている。
【0004】しかしながら、ベースの温度が一定レベル
以上下がった時点を、例えばブザーにて報知する構成と
すると、ブザーの音量はバッテリーの消耗を抑制するた
めに大きく設定量できないので、ブザーの音を聞き逃が
してしまうことが考えられる。そして、ブザーの音を聞
き逃してしまうと、従来の適温報知手段のないコードレ
スアイロンの場合と同じ状態となり、ベース温度が適温
状態かどうか区別することができなくなってしまう。
【0005】このような点を考慮して、ヨーロッパ特許
出願公開第225298号に示されたコードレスアイロ
ンは、ベース温度が高温状態にある間は発光ダイオード
で構成した表示器を消灯させて適温状態を表示し、ベー
ス温度が予め設定された温度以下に低下すると、所定温
度に加熱されるまでの間、表示器を点灯させて非適温状
態を表示するようにしている。また、発光ダイオードに
替えてブザーを使用することができるようにもなってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、適温状
態を表示器の消灯によって報知する上記構成によれば、
電源コードが外れて載置台への電源供給が行われていな
い状態、あるいは「切」設定状態などのように、ベース
の非加熱状態においても表示器が消灯するので、例え
ば、使用者が表示器の消灯を「切」設定と誤認し、ベー
スに触れて火傷を負う危険があり、その反対に、使用者
が表示器の消灯を「適温表示」と誤認し、アイロン掛け
を開始したが、ベースが非加熱状態であったなど、適温
報知を確実に行うことがでなかった。
【0007】また、表示器のみによる報知では、適温状
態から非適温状態へ移行した時点が分かりにくく、一
方、ブザーのみによる報知では、ブザーを聞き逃した場
合に適温状態か非適温状態かの区別がつきにくい、とい
う問題がある。
【0008】そこで、本発明は上記の点を考慮して成さ
れたもので、アイロン掛け中にベースの温度が適温状態
にあるかどうか、より確実に報知することができ、操作
性、安全性を高めることができるコードレスアイロンを
提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱手段によ
って加熱されるベースを有するアイロン本体と、該アイ
ロン本体を載置自在とし載置時に前記アイロン本体へ通
電する載置台と、報知手段とを備えるコードレスアイロ
ンにおいて、前記報知手段はブザーと少なくとも前記ア
イロン本体に設けた表示器を有し、前記アイロン本体を
載置台から離脱後に前記ベースがアイロン掛けに適さな
い温度に低下するまでの間前記表示器を点灯するととも
に、前記表示器を消灯後前記ブザーを所定時間鳴動する
構成としたものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、報知手段はブザーと少なくと
もアイロン本体に設けた表示器を有し、アイロン本体を
載置台から離脱後にベースがアイロン掛けに適さない温
度に低下するまでの間表示器を点灯するとともに、表示
器を消灯後前記ブザーを所定時間鳴動する構成としたの
で、使用者の手元の表示器の点灯状態により、アイロン
掛け中のどの時点においても適温状態か否か確実に報知
し、アイロン掛けの作業性を良好とする。また、表示器
の消灯に気付かなかった場合であっても、その後のブザ
ーの鳴動によりベースが非適温となったことを確実に報
知し、適温状態か否かの報知をより確実に行う。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1について説明する。(1)はアイロン本体で、以下の
部材により構成する。(2)はベース、(3)は該ベースに埋
設したヒータ、(4)は前記ベース(2)に固定した温度検出
用のサーミスタ、(5)は前記ベース(2)の上面に固定し上
部に凹所(6)を有する握り部(7)を設け後部に突所(8)を
形成したアイロンカバー、(9)は前記凹所(6)内に収納固
定した第1プリント基板、(10)は該第1プリント基板
の前側に設けられアイロン本体の外側に露呈した表示ラ
ンプ、(11)は前記突所(8)に収納固定した第2プリント
基板、(12)は前記第1プリント基板(9)の上面を覆う握
りカバー、(13)は前記第2プリント基板(11)を覆って前
記アイロンカバー(5)に固定した裏板で、その下部には
係合凹部(14)を設けると共に該係合凹部の最下部に最も
後方に突出する突出部(15)を設けている。(16)は前記係
合凹部(14)の略中心部に固定され前記ヒータ(3)と第1
プリント基板(9)及び第2プリント基板(11)に電源を供
給する複数個のコネクタ(17a)(17b)(17c)(17d)(17e)(17
f)よりなる受電ピン、(18)は前記アイロンカバー(5)の
前方に着脱自在に装着するタンクである。
【0012】(19)は前記アイロン本体(2)を載置する載
置台で、以下の部材により構成する。(20)は底板、(21)
は該底板との間に空間(22)を形成した上板で、係合受部
(23)と該係合受部に近接して設けた孔(24)を有する膨出
部(25)と該膨出部に連設して傾斜した操作兼表示部(26)
を設けている。(27)は前記上板(21)の上面の前側に設け
た逆U形のスタンド、(28)は係合受部(23)の最下部に設
けた水抜孔、(29)は一側を軸(30)により前記膨出部(25)
内に枢支し他側の押当片(30)を前記係合受部(23)内に突
出自在にして設けた開閉板で、二点鎖線のように前記押
当片(30)をスプリング(図示せず)により常時係合受部
(23)内に突出して付勢し上方に設けた遮へい片(31)によ
り前記孔(24)を閉塞している。(32)は膨出部(25)内に設
けたU字形の給電板、(33)は前記空間(22)内に設けたコ
ード巻取り装置でコード(34)の先端に設けたプラグ(図
示せず)により交流電源を供給する。(35)は前記操作兼
表示部(26)の下面に設けた操作基板で、設定温度を表示
する複数個の表示器(36)(36)・・(36)と、設定温度上昇
用のアップスイッチ(37)及び設定温度下降用のダウンス
イッチ(38)を設けている。(39)は前記膨出部(25)内に設
けたリードスイッチで、前記アイロン本体(1)が載置台
(19)に載置されたときに前記アイロン本体(1)の裏板(1
3)に設けた磁石<図2に示す(40)>によりON状態とな
る。
【0013】次に図2に示す概略電気回路について説明
する。コネクタ(17a)(17b)(17c)(17d)(17e)(17f)はアイ
ロン本体を(1)載置台(19)に載置したときに夫々に設け
た電気部品を接続するようになされており、アイロン本
体(1)と載置台(19)とに設けている。(41)は交流電源で
ある。
【0014】始めにアイロン本体(1)側に設けた第1及
び第2プリント基板(9)、(11)に取り付けられた電気部
品の回路について述べる。(42)はコネクタ(17a)とコネ
クタ(17f)との間に接続した電源回路で、前記表示ラン
プ(10)がスイッチングトランジスタ(43)と抵抗(44)を介
して前記電源回路(42)に接続されている。(45)は前記抵
抗(44)とスイッチングトランジスタ(43)と表示ランプ(1
0)の直列回路に並列接続した比較的容量の大きい第1コ
ンデンサで、前記表示ランプ(10)の点灯用電源となる。
(46)は前記第1コンデンサ(45)に接続した第1ダイオー
ド、(47)(47)は前記スイッチングトランジスタ(43)のベ
ースとエミッタ間に接続した定電流用ダイオードであ
る。この定電流用ダイオード(47)(47)と前記抵抗(44)と
前記スイッチングトランジスタ(43)は、前記第1コンデ
ンサ(45)から前記表示ランプ(10)へ流れる電流を一定に
する定電流回路を構成し、前記表示ランプ(10)の点灯時
の明るさを一定にする。
【0015】(48)は前記スイッチングトランジスタ(43)
のベースに接続したバイアス抵抗、(49)は前記電源回路
(42)に接続したラッチ手段である。このラッチ手段は、
第1トランジスタ(50)と、第2トランジスタ(51)と、前
記第1トランジスタ(50)のベースとエミッタ間に接続し
た抵抗(52)と、第2トランジスタ(51)のベースとエミッ
タ間に接続した抵抗(53)と、前記第1トランジスタ(50)
のコレクタと第2トランジスタ(51)のベースとの間に接
続した抵抗(54)と、前記第1トランジスタ(50)のベース
と第2トランジスタ(51)のコレクタとの間に接続した抵
抗(55)とダイオード(56)の直列回路と、前記バイアス抵
抗(48)と第2トランジスタ(51)のコレクタとの間に接続
したダイオード(57)とから構成される。
【0016】(58)は前記第1トランジスタ(50)のエミッ
タと第2トランジスタ(51)のエミッタ間に接続した比較
的容量の小さい充電用コンデンサで、前記ラッチ手段(4
9)の第2トランジスタ(51)のコレクタ電位をラッチ状態
に保持する。(59)はコレクタを前記第2トランジスタ(5
1)のベースに接続し、エミッタを第2トランジスタ(50)
のエミッタに接続した吸収用トランジスタで、ベースを
コネクタ(17c)に接続し載置台(19)側のトリガー信号に
よりON状態となる。(60)はコネクタ(17d)と前記第2
トランジスタ(51)のベースに接続され載置台(19)側のト
リガー信号を第2トランジスタ(51)のベースに供給する
と共にラッチ手段(49)側の電位変化を載置台(19)側に影
響を与えない阻止用ダイオードである。前記サーミスタ
(4)はコネクタ(17e)とコネクタ(17f)間に接続され、前
記ヒータ(3)はコネクタ(17b)とコネクタ(17f)との間に
接続している。
【0017】つづいて、載置台(19)側に設けた操作基板
(35)について述べる。(61)は前記空間(22)内に設けられ
交流電源(41)の一側とコネクタ(17b)との間に接続した
リレー接点(62)を有するリレー、(63)は前記アップスイ
ッチ(37)とダウンスイッチ(38)により前記ベース(2)の
温度を設定する温度設定手段、(64)は該温度設定手段の
出力により設定された温度を表示器(36)・・(36)に表示
する表示回路、(65)はコネクタ(17e)を介して前記サー
ミスタ(4)に接続した温度検出手段、(66)はアイロン本
体(1)の載置時に前記マグネット(40)によってONとな
るリードスイッチ等の近接スイッチ、(67)は前記温度設
定手段(63)の設定データと温度検出手段(65)の温度デー
タの比較を行い前記リレー(61)を制御する第1比較手
段、(68)は前記温度設定手段(63)の設定データと温度検
出手段(65)の温度データを比較する第2比較手段で、温
度検出手段(65)の温度データが温度設定手段(63)の設定
データと一致するまでは出力(01)によりコネクタ(17c)
を介して吸収用トランジスタ(59)のベースにOFFトリ
ガー信号を出力し、一致したときは出力(02)によりコネ
クタ(17d)を介して第2トランジスタ(51)をONにして
ラッチ手段(49)を駆動する。
【0018】(69)はアイロン本体(1)が載置台(19)に載
置したことを検出した近接スイッチ(66)の出力を条件に
温度検出手段(65)の温度データと温度設定手段(63)の設
定データとを比較して夫々のデータが一致したときに0
にリセットされるタイマーで、アイロン本体(1)が載置
台(19)から離脱したときの近接スイッチ(66)の出力によ
り所定時間をカウントする。(70)は載置台(19)側に設け
られ、前記タイマー(69)の所定時間のカウント終了時に
該タイマーの出力によって一定時間鳴動するブザーで、
アイロン本体(1)を載置台(19)に載置するように使用者
に促すものである。このブザー(70)の鳴動開始時点は、
前記ラッチ手段(49)のラッチが解除されて表示ランプ(1
0)が消灯した後となるようにタイマー(69)によって設定
し、その時間は、充電用コンデンサ(58)とラッチ手段(4
9)のインピーダンス(放電回路内の抵抗)の値によって
決まる表示ランプ(10)の点灯時間を勘案して予め設定し
ている。
【0019】次に動作について図1から図3に基づき述
べる。アイロン本体(1)のベース面をスタンド(4)に載せ
ると、その自重によりアイロン本体(1)が降下し突出部
(15)が係合受部(23)内に入いり押当片(30)を押圧する。
このため、開閉板(29)が回動し遮へい片(31)が孔(24)の
閉塞を解き夫々のコネクタが給電板(32)に接触すると共
にアイロン本体後部の係合凹部(14)内に膨出部(25)が遊
合され、マグネット(40)によって近接スイッチ(66)がO
N状態となる。
【0020】そしてアップスイッチ(37)を操作して布地
に応じた温度設定(図3t1)を行うと、表示回路(64)に
よって設定温度に応じた表示器を点灯する。また、前述
の温度設定に伴ない第1比較手段(67)にはその設定デー
タとサーミスタ(4)の抵抗値に基づいて温度検出手段(6
5)より出力された温度データとが入力されるが、ベース
(2)の温度が低くサーミスタ(4)の抵抗値が大きいために
夫々のデータが一致せず第1比較手段(67)の出力によっ
てリレー(61)が駆動されリレー接点(62)をONにしコネ
クタ(17b)とコネクタ(17f)を介してヒータ(3)に通電し
ベース(2)を加熱する(図3(イ)の点)、ベース(2)を加
熱しており設定温度(t1)に達するまではリレー接点(62)
がON状態になる。一方、第2比較手段(68)にも前述の
温度設定データとサーミスタ(4)の検出温度データが入
力されるが、夫々のデータが一致しないために出力(01)
よりコネクタ(17c)を介してOFFトリガーが出力され
吸収用トランジスタ(59)をOFFしている。このため、
第2トランジスタ(51)及び第1トランジスタ(50)はOF
F状態を保持しており第2トランジスタ(51)のコレクタ
電位が高いことからスイッチングトランジスタ(43)はO
FF状態であり表示ランプ(10)は点灯しない。しかしな
がら、この表示ランプ(10)の消灯状態の期間中はコネク
タ(17a)とコネクタ(17f)により供給された交流電源によ
って電源回路(42)より所定の電圧が第1ダイオード(46)
及び第2ダイオード(71)を介して表われ第1コンデンサ
(45)及び第2コンデンサ(58)を充電する。
【0021】やがてベース温度が設定温度(t1)に達する
と、第1比較手段(67)の入力側の設定データと温度デー
タが一致しリレー接点(62)をOFFにすると共に第2比
較手段(68)の入力側の設定データと温度データも一致す
ることから出力(O2)より阻止用ダイオード(60)を介して
ONトリガーが出力され第2トランジスタ(51)及び第1
トランジスタ(50)をON状態にしてラッチ状態とし、ま
た第2トランジスタ(51)のコレクタ電位が低くなること
からスイッチングトランジスタ(43)がONとなり表示ラ
ンプ(10)が点灯してベース温度が設定温度に到達したこ
とを表示する。一方、設定データと温度データとが一致
して設定温度に達したことを検出したタイマー(69)は0
にリセットされる。以上の様にして設定データ>温度デ
ータではリレー接点(62)をONにしてヒータ(3)に通電
し、設定データ≦温度データではリレー接点(62)をOF
Fにしてヒータ(3)への通電を止め設定温度(t1)を保持
する。
【0022】斯して、アイロン掛け作業を行う場合に
は、アイロン本体(1)を載置台(19)より離脱するわけで
あるが(図3ハ)、このとき、全てのコネクタ(17a)・
・(17f)は外れヒータ(3)は勿論のこと電源回路(42)への
電源の供給も断たれる。ところが、ラッチ手段(49)は第
2コンデンサ(58)の電荷によってラッチ状態に保持され
ていることからスイッチングトランジスタ(43)がONし
ているため表示ランプ(10)は第1コンデンサ(45)の放電
電流によって点灯状態を続ける。アイロン掛け作業の時
間の経過に伴ない第1コンデンサ(45)の両端電圧が徐々
に低下するが定電流ダイオード(47)(47)を含む定電流回
路によって表示ランプ(10)の明るさは略一定となる。ま
た、アイロン本体(1)の離脱に伴ない近接スイッチ(66)
がOFFとなるためタイマー(69)は所定時間のカウント
を開始する。やがて、ベース温度は徐々に低下しアイロ
ン掛けに適さない温度(図3t2)に達すると(図3(ニ)の
点)、概ね温度(t1)から温度(t2)まで低下する時間を設
定した第2コンデンサ(58)とラッチ手段(49)のインピー
ダンスの値による時定数によってラッチ状態が解除され
スイッチングトランジスタ(43)がOFFし表示ランプ(1
0)が消灯して使用者に対しアイロン掛けに適さない温度
になったことを知らせる。前述の時定数による図3の
(ハ)〜(ニ)までの時間の設定は、例えば設定温度が
最近の「化せん」で布地が湿っている場合に最適温度(t
1)から「化せん」のアイロン掛けに適さない温度(t2)ま
で低下するまでを基準にしている。
【0023】この様にして表示ランプ(10)が消灯したこ
とによりアイロン本体(1)を載置台(19)に再載置して再
びヒータ(3)に通電しベース(2)を加熱する(図3(ヘ)の
点)わけであるが、もし使用者が表示ランプ(10)の消灯
状態に気付かなかったり気付くのが遅れた場合は、表示
ランプ(10)の消灯後タイマー(69)が所定時間のカウント
を終了し載置台(19)のブザー(70)を一定時間(約5秒
間)鳴動しアイロン本体(1)を載置台(19)に載置するこ
とを促す(図3(ホ)の点)。このように、表示ランプ(1
0)の消灯とブザー(70)の鳴動によって再載置を促すの
で、使用者に確実に報知することができる。そしてブザ
ー(70)の鳴動中にアイロン本体(1)を載置台(19)に載置
すると、近接スイッチ(66)は再びONとなるためタイマ
ー(69)の機能を停止させブザー(70)の鳴動を即時に停止
する。以降、前述の動作を繰り返す。
【0024】尚、表示ランプ(10)の消灯からブザー(70)
の鳴動が開始されるまでの間に時間間隔が設けられ、そ
の間にアイロン本体(1)を載置台(19)に載置すると、タ
イマー(69)の機能が停止してブザー(70)が鳴動しないの
で、表示ランプ(10)の消灯に注意して使用すれば、ブザ
ー(70)の鳴動回数を抑制することができ、耳障りな音の
発生を抑えることもできる。
【0025】尚、本発明では、アイロン本体が載置され
た後ラッチ手段がラッチされる時間を一定にしたが、設
定温度(布地)に応じて可変できる様にしてもよい。例
えば「麻」の様に設定温度が高い場合はラッチの時間を
短かくしてアイロン掛けに適さない温度(t2)を高目に設
定し、「化せん」の様に設定温度が低い場合はラッチの
時間を長くして(t2)を低目に設定する。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、報知手段はブザーと少
なくともアイロン本体に設けた表示器を有し、アイロン
本体を載置台から離脱後にベースがアイロン掛けに適さ
ない温度に低下するまでの間表示器を点灯するととも
に、表示器を消灯後前記ブザーを所定時間鳴動する構成
としたので、使用者の手元の表示器の点灯状態により、
アイロン掛け中のどの時点においても適温状態か否か確
実に報知し、アイロン掛けの作業性を極めて良好なもの
とすることができる。特に、適温状態を表示器の点灯に
よって報知するので、従来のようにベースの非加熱状態
と誤認されることもなくなり、より確実に適温状態を報
知して安全性、操作性を高めることができる。さらに、
表示器の消灯に気付かなかった場合であっても、その後
のブザーの鳴動によりベースが非適温状態になったこと
を確実に報知することができ、適温状態か否かの報知を
より確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコードレスアイロンの
横断面である。
【図2】同実施例の電気回路図である。
【図3】同実施例のベース温度特性図である。
【符号の説明】
1 アイロン本体 2 ベース 3 ヒータ 10 表示ランプ 19 載置台 49 ラッチ手段 63 温度設定手段 66 温度検出手段 69 タイマー 70 ブザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有中 昭雄 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 池本 大輔 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段によって加熱されるベースを有
    するアイロン本体と、該アイロン本体を載置自在とし載
    置時に前記アイロン本体へ通電する載置台と、報知手段
    とを備えるコードレスアイロンにおいて、前記報知手段
    はブザーと少なくとも前記アイロン本体に設けた表示器
    を有し、前記アイロン本体を載置台から離脱後に前記ベ
    ースがアイロン掛けに適さない温度に低下するまでの間
    前記表示器を点灯するとともに、前記表示器を消灯後前
    記ブザーを所定時間鳴動する構成としたことを特徴とす
    るコードレスアイロン。
JP6158892A 1994-07-11 1994-07-11 コードレスアイロン Expired - Lifetime JP2640085B2 (ja)

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