JPH0746865Y2 - 不断水流体管内視装置 - Google Patents

不断水流体管内視装置

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JPH0746865Y2
JPH0746865Y2 JP1989126347U JP12634789U JPH0746865Y2 JP H0746865 Y2 JPH0746865 Y2 JP H0746865Y2 JP 1989126347 U JP1989126347 U JP 1989126347U JP 12634789 U JP12634789 U JP 12634789U JP H0746865 Y2 JPH0746865 Y2 JP H0746865Y2
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JP
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valve
pipe
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fixed
fluid pipe
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孝夫 橋本
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Cosmo Koki Co Ltd
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Cosmo Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 この考案は水道管等の流体管の内部を観察するいわゆる
内視装置に関し、更に詳しくは、水道管の流れを断水す
ることなく、すなわち不断水下で、観察を実施すること
ができる内視装置に関する。
〔従来の技術〕
水道管路には防錆上の観点から鋳鉄管が使用されるが、
長年月の使用により内部の水と反応して次第に発錆し、
該錆が瘤状となり、流路断面を縮小させることになる。
このため、該瘤が必要以上に増大し、流路断面積が所定
値よりも小さくならない以前に水道管路を更新する必要
がある。
この状況を観察するため、従来においては、予め流路に
配された上流側と下流側の仕切弁を閉め、その区間の管
体に穴を開け、該穴より内部を観察していた。
しかしながら、このような方法によっては、仕切弁の上
下流区間で断水となり、需要者に多大の悪影響を与える
ばかりでなく、穿孔と同時に多量の水が溢れ出し、作業
効率が悪いものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記実情に鑑み、上記従来技術の有する問題点
を解消すべくなされたものであって、不断水下で実施さ
れる内視装置を提供することを目的とする。
ロ.考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の不断水流体管内視装置は、上記目的を達成する
ため、以下の構成(技術的手段)を採る。すなわち、管
取付け部とバルブ部と内視筒部とからなる流体管内視装
置であって、前記管取付け部は、少なくとも、流体管の
穿孔位置に跨がって水密に固設されるサドル部と、該穿
孔位置に臨んで立設される分岐筒部とを備え、前記バル
ブ部は、少なくとも、前記管取付け部の分岐管部に連通
して配される弁箱部と、該弁箱部の弁箱空間を横切って
流路を開閉する弁体とを備え、前記内視筒部は、前記バ
ルブ部の弁箱部に連設して固定される固定筒部と、該固
定筒部内に所定の間隙空間を保持してその内周面に沿っ
て水密に摺動自在に嵌挿される可動筒部とからなり、前
記可動筒部は、外側の案内筒に同心状に鏡筒が配され、
該案内筒の外側には受圧鍔が前記固定筒部の間隙空間に
水室と空気室とを区画して配され、前記案内筒と鏡筒と
の間隙空間に配される接続導管の一端は前記案内筒の外
方に開口し、他端は前記水室に連通されてなることを特
徴とする。
〔作用〕
本流体管内視装置の装着手順において、内視筒部を取り
外した本装置の管取付け部とバルブ部を順次流体管に取
り付け、公知の穿孔装置を使用して不断水下で流体管に
穿孔する。次いで穿孔装置に替えて内視筒部を装着し、
バルブ部を開き、該内視筒部の可動筒部を流体管の穿孔
部を介して流体管内へ押し込み、鏡筒を介して管内を観
察する。
穿孔された流体管中に可動筒部を押し込むとき、水室に
導びかれた圧力水は受圧鍔に作用し、水圧バランスが達
成され、可動筒部の押込み操作は抵抗なくなされる。
〔実施例〕
本考案の不断水流体管内視装置の実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図〜第4図はその一実施例を示す。すなわち、第1
図はこの不断水流体管内視装置(以下単に「内視装置」
という)の全体構造を示し、第2図〜第4図はその部分
構造を示す。
図において、Pは流体管としての水道管であり、Qはこ
の水道管Pの側壁に穿設された穿孔である。
本実施例の内視装置Sは、管取付け部1とバルブ部2と
内視筒部3とからなる。
管取付け部1とバルブ部2とは従来公知の構成のものが
使用される。すなわち、管取付け部1はいわゆるT字管
が使用され、水道管Pの穿孔位置に跨って配されるサド
ル部5と、該穿孔位置から立設される分岐管部6と、バ
ンド部7と、該サドル部5とバンド部7とを締め付ける
締具8と、からなる。
また、バルブ部2はいわゆる作業用制水弁が使用され、
両端にフランジ10,11を有する弁箱12と、該弁箱12に水
密に嵌装される弁蓋13と、前記弁箱12の弁箱空間内に収
容される弁本体14とこの弁本体14を作動させる弁棒15と
からなる弁体16と、からなる。弁本体14は通常は弁箱12
と弁蓋13とが形成する空間において弁蓋13寄りに引き寄
せられており、制水作業時には弁棒15の回転により弁箱
空間にせり出し、流路を遮断する。弁棒15は弁蓋13から
外部へ突出され、回動操作部17を有するとともに盲蓋18
が螺合被嵌される。
内視筒部3は、固定筒部20と該固定筒部20内に同心字に
摺動自在に嵌装される可動筒部21とからなる。
固定筒部20は実質的に円筒体をなし、円筒字の外筒22
と、該外筒22の両端に固設される円環状の前部フランジ
23及び後部フランジ24とからなる。前記フランジ23は前
記したバルブ部2のフランジ11と衝接し、両者の相対向
する位置に開けられたボルト挿通孔に挿通されたボルト
・ナットにより固定される。
前部・後部フランジ23,24はともに、外筒22よりも内径
側に突設され、その内周面の径は前記した穿孔径よりも
大きくはされない。また、内周面にはパッキング溝が凹
設され、パッキング25,26が装着される。
可動筒部21は案内筒28と鏡筒29との2重筒構造を採る。
すなわち、案内筒28は長尺の直円筒状をなし、前記した
固定筒部20に摺動自在に嵌挿される。鏡筒29は案内筒28
内に同心状に配される。そして案内筒28と鏡筒29とは、
その両端部において、端部部材30,31によって閉塞され
る。
もっと詳しくは、案内筒28はその外径が穿孔Qの径より
も小さく、外側面が固定筒部20のパッキング25,26に当
接して水密を保持する。案内筒28の外側において、固定
筒部20の前部・後部フランジ23,24間に配されるように
受圧鍔32が固設される。かつ、その外周に凹設された溝
にパッキング33が装着され、固定筒部20の外筒22の内側
面と当接して水密を保持する。しかして、固定筒部20の
外筒22、フランジ23,24及び可動筒部21の案内筒28によ
って形成される空間が、受圧鍔32を介して水室34と空気
室35とに区画される。水室34と空気室35とは可動筒部21
の移動により容積が変化する。換言すれば、可動筒部21
のストロークを決定する。36は外筒22及び前記フランジ
23に穿設された空気孔であって、外気とこの空気室35と
を連通する。
案内筒28と鏡筒29との間隙空間37内には、その一端の開
口部が案内筒28の前端部に、他端の開口部が水室34に向
けて開口する接続導管38が配される。すなわち、図にお
いて、水道管P内の流水はこの接続導管38を通って水室
34へ導かれる。
鏡筒29はその前端部において、前方端部部材30より突設
してガラス体40及び反射鏡41よりなるのぞき窓部分42が
設けられ、また、その後端部においては接眼筒43が取り
付けられている。鏡筒29及び接眼筒部43内には適宜数の
凸レンズ44が配され、接眼筒43の摺動調節により焦点を
合わせる。
この可動筒部21の先端には、照明灯室46が設けられ、照
明灯47及びガラス窓48が配され、照明灯47の配線49は前
記した2重筒の間隙空間37を通して外部に取り出され、
スイッチ50、電源51に接続される。
更に、内視筒部3の根本部すなわち後部には、クランプ
装置53が配される。該クランプ装置53は摺動自在に組み
付けられた固定筒部20と可動筒部21との固定を図るもの
であり、クランプ本体54と押え片55と押しボルト56とか
らなり、クランプ本体54は止めねじ57により固定筒部20
側に定着され、押しボルト56の回動押込みにより押え片
55を可動筒部21側に押し付ける。
第5図及び第1図に基づいて、この内視装置の設置作業
の手順を説明する。なお、図における上下関係は非本質
的事項であり、流体管Pの軸心に対する相対的関係が優
先し、上方は流体管Pに対する外径方向、下方は流体管
Pに対する軸心方向に対応する。
(1) 流体管Pの内視観察位置に内視筒部3を取り外
した本装置Sの管取付け部1を取り付け、また、この管
取付け部1に連設して固定されたバルブ部2のフランジ
11を介して、カッターKを有する公知の不断水穿孔装置
Rを取り付け、バルブ部2の弁体16を開いてカッターK
により水道管Pを穿孔する(第5図(a)参照)。
(2) 切断片を抱持したカッターKをバルブ部2より
外方へ引き上げ、バルブ部2の弁体16を閉じ、しかる後
不断水穿孔装置Rを取り外す。
(3) この状態で、可動筒部21を上方に引き上げた内
視筒部3を固定筒部20のフランジ23を介してバルブ部2
に固設する(第5図(b)参照)。
(4) バルブ部2の弁体16を開き、内視筒部3の可動
筒部21を水道管Pの内部に向けて押し込む。この押込み
において、水道管P内の圧力水は接続導管38を介して水
室34に導びかれ、受圧鍔32を所要の圧力で押圧するの
で、圧力バランスが図られ、可動筒部21の押込み操作は
何ら抵抗なく行われる。
可動筒部21の先端が流体管P内に達すれば、照明灯47を
点灯し、かつ、接眼鏡43の視準を合わせ、流体管Pの内
部を観察する。
以上のようにして、観察作業が終了すれば、可動筒部21
はバルブ部2より上方に引き上げられ、弁体16を閉じた
あと、内視筒部3を撤去する。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案
の技術思想の範囲内で種々設計変更が可能である。すな
わち、以下の態様は本考案の技術的範囲内に包含される
ものである。
本実施例では接続導管38を用いたが、水密性が期待
できる場合には接続導管38を省略し、流体管Pに連通す
る開口及び水室34に連通する開口を設ければよい。
接眼筒43に写真機あるいは撮像機を装着することに
より、用途がより拡大される。
ハ.考案の効果 本考案の不断水流体管内視装置によれば、不断水状態で
流体管に装着でき、かつ、それにより不断水状態下で流
体管の内部が観察できるものであり、断水を伴う従来の
ものに比べ利便性が大きい。しかも、本装置における内
視筒部の管路内への押込みに際し、水圧バランスが図ら
れ、装着作業が無理なく容易になされる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の不断水流体管内視装置の実施例を示し、
第1図はその一実施例の全体構成を示す断面図、第2図
は第1図のA−A線断面図、第3図は第1図のB−B線
断面図、第4図は第1図のC−C線断面図、第5図
(a)(b)(c)は本内視装置の設置作業を示す図で
ある。 P……流体管、Q……穿孔、S……内視装置、1……管
取付け部、2……バルブ部、3……内視筒部、5……サ
ドル部、6……分岐筒部、12……弁箱部、16……弁体、
20……固定筒部、21……可動筒部、28……案内筒、29…
…鏡筒、32……受圧鍔、34……水室、35……空気室、38
……接続導管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管取付け部(1)とバルブ部(2)と内視
    筒部(3)とからなる流体管内視装置であって、 前記管取付け部(1)は、少なくとも、流体管(P)の
    穿孔位置に跨がって水密に固設されるサドル(5)部
    と、該穿孔位置に臨んで立設される分岐筒部(6)とを
    備え、 前記バルブ部(2)は、少なくとも、前記管取付け部
    (1)の分岐管部に連通して配される弁箱部(12)と、
    該弁箱部(12)の弁箱空間を横切って流路を開閉する弁
    体(16)とを備え、 前記内視筒部(3)は、前記バルブ部(2)の弁箱部に
    連設して固定される固定筒部(20)と、該固定筒部(2
    0)内に所定の間隙空間を保持してその内周面に沿って
    水密に摺動自在に嵌挿される可動筒部(21)とからな
    り、 前記可動筒部(21)は、外側の案内筒(28)に同心状に
    鏡筒(29)が配され、該案内筒(28)の外側には受圧鍔
    (32)が前記固定筒部(20)の間隙空間に水室(34)と
    空気室(35)とを区画して配され、前記案内筒(28)と
    鏡筒(29)との間隙空間に配される接続導管(38)の一
    端は前記案内筒(28)の外方に開口し、他端は前記水室
    (34)に連通されてなる、 ことを特徴とする不断水流体管内視装置。
JP1989126347U 1989-10-27 1989-10-27 不断水流体管内視装置 Expired - Lifetime JPH0746865Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6045911B2 (ja) * 2012-12-28 2016-12-14 前澤給装工業株式会社 サドル付分水栓内部点検方法と点検具
JP2023170744A (ja) * 2022-05-20 2023-12-01 株式会社クボタ 取付装置及び情報取得装置の取付方法

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JPS58131878A (ja) * 1982-02-01 1983-08-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 管路内観察装置
JPS63297896A (ja) * 1987-05-29 1988-12-05 東京瓦斯株式会社 稼動配管端の閉止フランジへの弁の取付工法

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