JPH0746824B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0746824B2
JPH0746824B2 JP60197445A JP19744585A JPH0746824B2 JP H0746824 B2 JPH0746824 B2 JP H0746824B2 JP 60197445 A JP60197445 A JP 60197445A JP 19744585 A JP19744585 A JP 19744585A JP H0746824 B2 JPH0746824 B2 JP H0746824B2
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【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は記録媒体上に画像を記録する画像記録装置に関
し、特に同一サイズの記録媒体上に異なる画面サイズの
画像を記録する画像記録装置に関する。
<従来技術> 所定サイズの記録媒体上に異なる画面サイズの画像を記
録する技術として、特開昭59−74774号公報に記載され
たものがある。これは、リーダーで読取った原稿の載置
位置や変倍率から原稿の記録画像の大きさを算出し、こ
れに基づいてプリンターでの記録位置を制御する複写装
置に関するものである。
しかしながら、読取った原稿の載置位置や変倍率から原
稿の記録画像の大きさを算出する技術を、記録画面サイ
ズが異なる複数種類の画像信号を入力して記録を行う画
像記録装置に適用すると、画像信号を発生する外部機器
に制約を与えてしまうこととなる。つまり、外部機器に
発生した画像信号の画像の大きさを示す情報を併せて発
生することを要求しなければならないからである。
<目的> 本発明は、上述の従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、記録サイズの異なる複数種類の画像信号
を入力して記録する画像記録装置において、接続される
外部機器に制約を受けることなく記録画面を記録媒体の
中央位置に記録することのできる画像記録装置を提供す
ることを目的とする。
<実施例の説明> 以下、図面を参照して、本発明の実施例について詳細に
説明する。以下の説明は、次の目次に従って行う。
1. 装置外観…第1〜4図 2. 操作パネル…第4図 3. プリンター概要…第5図 4. スタッカ…第5図 5. 給紙カセット…第5〜7図 6. 紙送り系…第5図 7. 紙送り機構…第5、7、8図 8. 紙送りの為の駆動機構…第8図 9. レジストローラ、ピンチローラの解除,リセット機
構…第9図 10. プリント機構…第10〜15図 11. 制御ブロック…第16図 12. プリント制御…第17〜23図 12−1. スタート・スタンバイルーチン 12−2. プリントルーチン 12−3. 排紙ルーチン 12−4. 電源オフ割り込みルーチン 12−5. ホームルーチン 13. まとめ (1. 装置外観) 第1図以降は、本実施例の記録装置を示す図であり、 第1図は、前より見たインクジエツト記録装置の外観の
斜視図、 第2図は第1図の装置を後ろから見た斜視図、 第3図は第1図の装置の前カバー4及びスタツカ5を取
り外した状態の斜視図であり、 第4図は第3図を正面から見た操作部の詳細図である。
第1〜4図において、1は上側カバー、2は下側カバ
ー、3は底部カバー、4は前カバー、5はスタツカであ
り、プリントを終了した紙が自動排出され、この中に収
納される。6はプリンターの操作パネル、7はステーカ
バーであり、補強及びアクセントストライプの機能をし
ている。上側カバー1には透光性部材(例えばアクリル
など)で形成された上板1aが固着されていてプリンター
内部が見える構成になつている。これはプリント状態を
スタツカに排紙される以前にモニターする為のものであ
り、例えばプリント物の色目の状態等を早目にモニター
出来るようにしてある。そして、修正等の必要があれば
早目に修正が可能となる。
又、第2図において、10は電源コード、11は入力ソース
パネルであり、本実施例ではNTSC信号を入力するコネク
ター11a、PAL/SECAM信号を入力するコネクター11d、R.
G.B入力信号を入力するコネクター11b、及びパーソナル
コンピユータ等の外部機器からの画像データを入力する
コネクタ11cが設けられている。
第3図において、前カバー4の支軸4aは下側カバー2の
支点2aに取り付けられており、前カバー4は支軸4aを中
心に回転可能に取付けられていて、フツク4bがステーカ
バー7と係止する構成になつている。
また前カバー4は下側に無理に回動すると支点2aから自
動的に外れる構成になつている。
第4図は装置の前側面図で各種操作スイツチが配置され
ている。
12はインク・カートリツジ、13はインク・カートリツジ
解除つまみを示す。インク・カートリツジ12はインク供
給側を奥にして差し込む。また、インクがなくなつた時
には解除つまり13を下側に揺動すると、インク・カート
リツジ102は手前に若干引出されるので、後は手前に引
出せば装置本体より離脱することが出来る。
14は後述のレジストローラ103、及びピンチローラ104が
プラテン101に圧接されているのを解除するつまみであ
り、ローラ解除つまみ14を下側にスライドすることによ
り解除される。これは紙づまり等のトラブルが発生した
時に有効で、プリンタ内部でジヤム処理時、紙が破れた
りしないようにする為のものである。勿論ローラ対で紙
を挾持していない為、簡単にジヤム紙が引き出せる。
15は、レジストローラ103及びピンチローラ104を再びプ
ラテン101に圧接するためのリセツトボタンであり、本
実施例ではリセツトボタン15を押すと、リセツト可能と
なる。
16はインク残量カウンターのリセツトボタンである。プ
リンタ本来のインク・カートリツジ内のインクがなくな
ると、後述のインク量表示用LED6Kによりインクなし表
示される。ユーザーはインクカートリツジ解除つまり13
を下側に揺動し、古いカートリツジを抜き取る。新しい
インク・カートリツジ12を装着した後、インク残量カウ
ンターのリセツトボタン16を押すと、後述のインク量カ
ウンターがリセツトされる。
17は給紙カセツトである。本実施例では約100枚の紙が
カセットにセツト可能となつている。取手の部分17aを
手前にしてプリンターに挿入すると、カセツトは装着出
来る。18は紙カセツト解除つまみであり、これを上から
下に揺動する事により紙カセツト17は若干手前に押出さ
れる。取手17aをつかんで引き出すと紙カセツト17はプ
リンター本体より取り外すことが出来る。
19は、スイツチ、ボリユーム類であり、入力の切換、画
質調節等を行なうものである。
(2. 操作パネル) 次に第4図により操作パネル6について説明する。
6aは電源スイツチ、6bは電源スイツチの表示用発光ダイ
オード(以下LED)、6cはプリント開始スイツチ、6dは
プリント表示用LED、6eは停止スイツチ、6fは停止表示
用LED、6gは画サイズの切換えをするスイツチであり、
本実施例では、大(L)、小(S)2つのプリント・サ
イズを選択出来るようになつている。6h1,6h2はそれぞ
れプリント・サイズの表示を示すLEDで、6h1が大サイズ
(L)、6h2が小サイズ(S)を選択していることを示
す。6iは紙詰り、紙無し等の紙のトラブルを表示するLE
D、6jはインクカートリツジが装着されていない事を表
示するLEDである。6kはインクの残量を表示するLEDであ
り、本実施例では6ka〜6kbの4個のLEDを用いている
が、数は何個でも構わない。
このように本実施例においてはインクカートリツジの装
着部、紙カセツトの装着部、及び記録済のプリント紙の
取出部、及びプリント開始スイツチを含む操作部が全て
装置の前面部に配置されているので、一面操作で操作性
が高く、しかも、横側、上側等に他の機器を配置するこ
とが可能となる。
(3. プリンター概要) 第5図はプリンターを操作面側(正面)から見た断面図
であり、第6図はプリンターをスタツカ側(左側)より
見た断面図である。20は主地板でプリンターのベースに
なつている。100はプラテンを中心とした給排紙系であ
り、200はヘツド及びインク供給系である。これらにつ
いては後述するが、主地板20に固定されている。
21はスタツカ・ガイド、22はステー、23はステー支軸で
あり、スタツカ・ガイド21及びステー支軸23の一端は主
地板20に固設されている。またステー支軸23の他端はス
テー22に固着されている。スタツカ5はスタツカ・ガイ
ド21及びステー22のレール面21a及び22a上を摺動する。
上側カバー1には2本の嵌合ピン1b,1b′があり、また
スタツカ5には嵌合穴5d,5d′があり、スタツカを装着
時ピン1bが穴5dと、またピン1b′が穴5d′と嵌合、位置
決めされる構成となつていて、スタツカ5の紙排出口5e
が上下、左右に動かないようになる。24は板ばね、25は
スライドレバー、26はストツプピン、27,27′はガイド
軸である。板ばね24はスタツカ5を取り外し方向に押し
戻すばねとして作用する。スライドレバー25にはストツ
プピン26が固設されていて、ガイド軸27,27′上をスラ
イド可能に取り付けられている。スタツカ5を解除する
際はスライド・レバー25に固設されたスタツカつまみ8
を奥側にスライドすると、スタツカ5は解除される。
29,30はカセツト・ガイドであり、各々は主地板20に固
設されている。主地板は一部絞り出しの部分20aがあ
り、紙カセツト17の上下方向の位置決めは絞り出し20a
と、カセツト・ガイド29,30とで行なつている。紙送り
方向及びプラテンローラ101との紙の直角度を次のよう
に構成することにより得ている。即ち、カセツト解除レ
バー31には支軸31a及びつまみ取り付け部31bがあり、ま
た位置決めピン32,32′が固設されている。33はレバー
戻しばね、34はカセツト戻しばねであり、本実施例では
板ばねで構成したが他のばねでも良い。紙カセツト17に
は傾斜面17b、及び位置決め凹部17c,17c′がある。取手
17aを持つてカセツトガイド29,30に紙カセツトを挿入す
るとやがて位置決めピン32,32′が紙カセツト傾斜面17b
と係合し、解除レバー31を押し下げ、さらに紙カセツト
を挿入するとカセツトの一端17dがカセツト戻しばね34
をチヤージし、最後に位置決めピン32,32′とカセツト
溝17c,17c′とが係止して位置決めされる。解除はつま
み取り付け部31bに圧入固設された解除つまみ18を下に
揺動すると解除される。
35,36はプリント基板であり、本プリンターのシーケン
スコントロール、画像処理システム、テレビ・インター
フエイス、等の電気回路部品である。電気回路部品は主
地板20の下側に配置されていて、底部カバー3を外すこ
とによりメンテナンス可能となつている。
第7図は上側カバーを外してプリンターを上面より見た
図である。400は本プリンターの回復系であるポンプユ
ニツト、600は電源ユニツトであり、各々主地板20に固
設されている。
(4. スタツカ) スタツカ5は前述の如くプリンタ本体に着脱自在に取付
けられていて、スタツカつまみ8を解除すると第1図視
矢印α方向に若干スライドする。さらに矢印α方向に引
き出すと完全にプリンタ本体から離脱することが出来
る。これはプリンター内部で紙つまり等のトラブルが発
生した時に、その紙を取除く為に着脱自在としてある。
スタツカ5が装着されているか否かを判別するスイツチ
SWB(第5図)が設けられており、言うまでもなく、ス
タツカ5が離脱されていれば紙搬送系、記録系はプリン
ト開始操作ボタンを押しても動作しない。また、スタツ
カ5の上部は透明上板5aで出来ていて、上面もしくは斜
め前よりプリント状態がモニター可能となつている。透
明上板5aには支点5bがありスタツカ5に回動自在に取付
けられている。スタツカ5内のプリント紙は透明上板5a
を回動して取り出しても良いし、回動せずとも装置前面
の開口からも取り出せる構造になつている。即ち、前面
操作の観点から透明部材5aを回動しなくても記録済のプ
リント紙が取出せるようになつている。又、透明上板5a
の一部が指の入り易いように切欠かれている。
ところで、スタツカ5の底部5cは、後述の排紙ローラ12
4から離れるに従い下から上に向かつて徐々に盛り上が
る傾斜面を形成していて、プリント紙をとり易くしてい
る。スタツカ5の排紙ローラ124側の底が深いのはカー
ルしたプリント紙をより多く収納する目的でなされてい
る。
このように本実施例のスタツカ5は上面が平面上の上板
(5a)と、シート状の記録媒体(P)を積載する積載面
(底部5c)より成り、前記上面が装置筐体の上面とほぼ
一致し、前記積載面は記録媒体の排出方向に向つて前記
上板との間隔が狭まる如く傾斜している。従つて、記録
装置の上に他の機器を載せたり、限られたスペース内に
装置を配置することが可能となると共に、記録媒体が排
出方向に直交する方向にカールして排出されても、記録
媒体を多数収納することが可能である。
(5. 給紙カセツト) 第5,6,7図を用いて給紙カセツト17について詳述する。
カセツト17は通常、複写機等に用いられるカセツトと同
様に、上面より分離爪17e,17e′と中板17Gとの間に、戻
しばね17f,17f′に抗してカセツト紙Pを押込むことに
よりセツト出来る。分離爪17e,17e′は不図示の支軸の
まわりに揺動可能に取付けられているが、記録紙がカセ
ツト上面から出ない様に揺動範囲は不図示ストツパーで
規制されている。17f,17f′は戻しばねで、中板17g及び
カセツト紙Pを上側に押し上げるように作用している。
中板17gは支点17h,17h′のまわりに揺動可能に取付けら
れている。この戻しばねの適当な接触圧力(F)と後述
の給紙ローラ120の摩擦係数(μ)より安定に紙を一枚
づつ分離する事が出来る。即ち、紙−紙間の摩擦係数を
μpとすれば (μ−μp)F>0 ……(1) が紙の分離力となる。
ここで使つている戻しばね17f,17f′は円錐形をしてい
る。即ち円錐形にする事により中板17gが最下面まで押
切られた場合でも密着高サが、ばねの一線径分だけでな
るようにし、記録紙Pの収納性を良くしている。
つまり、記録紙を多く収納し、しかもプリンター全体の
高サを低くおさえたいという時に好都合である。しかし
ながら、カツト紙Pの積載高サが変化してもピツク・ア
ツプローラー120にかかる接触圧(F)は一定になるよ
うに設計するのが望ましい。通常円錐コイルばね等はピ
ツチで巻くと、ばねの変位に対する荷重が比例関係にな
いので本実施例では、円錐形の圧縮ばねを不等ピツチに
巻く事によりカツト紙Pの積載高サが変化しても給紙ロ
ーラにかかる接触圧(F)が略一定になるようにしてい
る。具体的には、コイルばねの巻径が小さい所ではピツ
チを小さくし、巻き径が大きくなるに従つてピツチを広
げる如く構成している。
このように戻しばねとして円錐コイルばねを用いたので
板状部材としての中板の最大押圧時には円錐コイルばね
は完全平面となり、コイルばねの高さはばねの一線径分
と等しくなる。従つてシート状記録媒体(P)の収納板
数を多くすることと、給紙カセツトを小型化することが
同時に改善できる。
17iは紙カセツト容器の底部にあいている穴で本実施例
では2個の穴が示されているが、1個でも、2個以上で
も構わない。本実施例ではプリンター全体をコンパクト
にしている為、紙カセツト17本体も小さくなつている。
即ち取手の部分17aを除くと、あとは紙Pの平面より若
干大きいだけである。そこで例えば紙の表裏を間違えた
時、又はカセツト内に長期保存されて変形、変質等を起
こし、使用不能の紙を抜き出す時など、17iより指を挿
入して容易に紙を抜き去ることが出来る。また、穴17i
を利用してスイツチSW3により紙のあり又はなしを判断
することが出来る。本実施例ではスイツチSW3として反
射型光学センサーを用いたが他の検出方法でも良い。
このように本実施例の給紙カセツトは給紙カセツト容器
の底部に指を入れることが可能な大きさの穴をあけてい
るので、記録媒体の取り出し、交換が極めて容易に行な
えると同時にカセツトのサイズを記録媒体のサイズより
若干大きくするだけでよいので給紙カセツトの小型化に
も貢献する。
(6. 紙送り系) ここで第5図を使つて簡単に紙の流れについて述べる。
第5図は紙カセツト17、インクカートリツジ12が正面側
から装着された状態であり紙送りはこれらの装着方向と
略直角方向になされる。即ち、給紙ローラ120の回転力
により最上面の紙が一枚分離され、紙ガイド143,146aの
間に搬送され、プラテンローラ(以下プラテン)101と
レジストローラ103との接合部につき当り、さらに送ら
れて給紙ローラ120とレジストローラ103との間でループ
を作る。後述のタイミングによりプラテン101が回動し
て、押えばね102でプラテン101に記録紙を密着搬送さ
せ、その後、プラテン101とピンチローラ104で紙を挾持
して搬送する。プラテン101はステツプ送りをしながら
プリント動作をし、プリント完了すると紙ガイド144,14
6の間及び排紙ローラ対124,145によりスタツカ5にプリ
ント面を上面にして排出される。
ここで紙ガイド144は透光性の紙ガイドであり、又、前
述した如く装置筐体を形成する上板1aも透光性部材で形
成されている。このように記録媒体をプラテンローラと
の間を通過せしめるガイド部材及び装置筐体の前記ガイ
ド部材に対向する部分を透光性材料で構成している。従
つて記録媒体に手を触れることなく印写直後の印写状態
を把握することができ、紙送り精度の低下を防ぐことな
く、例えば記録のやり直しや画像特性の補正等も迅速に
行なうことができる。
(7. 紙送り機構) 以下、紙送り機構を詳細に説明する。
第8図はプラテンユニツト斜視図1であり、第7図A方
向より見た図である。
第8図で、101は紙送り用のプラテンであり、側板151,1
52(第7図)に不図示の軸受を介して、回動可能に支持
されている。本実施例ではゴム等の弾性体(軸は金属)
で構成したが、この限りではない。102は紙押えばねで
あり、後述のキヤリツジ地板216(第7図)に片側固定
されると共に、曲面部分以下(R部分)102a,102a′が
プラテン101に接触し、適度な接触圧を与え、かつ記録
紙がスムーズに後述するピンチローラ104とプラテン101
とのニツプ部にたるみなく喰込むようにピンチローラ10
4の近傍まで、ガイド部102b,102b′でガイドしている。
ガイド部102b,102b′はプラテン101とは接触していない
が、そのスキ間はわずかである為、紙押えばね102のR
部分102a,102a′からピンチローラ104とプラテン101と
の接合部までの間では記録紙にたるみがなく、かつ、プ
ラテン101と記録紙とが一体ですべることなく回動する
ことが出来る。
103はレジストローラで紙ガイド143に回動可能に支持さ
れると共に、スリーブ107,108及び107′,108′を介し
て、ばね105,105′(第5図)によりプラテン101と接触
圧f1により接触している。本実施例では、プラテン101
とピンチローラ103との接合部が記録紙幅全面にわたる
ように構成してある。これは、カール等の変形した記録
紙でもこの接合部に突き当てて先端整合した時に、しわ
や折れ等が起こらないようにする為のものである。
104はピンチローラで透光性紙ガイド144に回動可能に支
持されると共に、スリーブ109,108及び109′,108′を介
してばね106,106′(第5図)によりプラテン101と接触
圧f2により接触している。ピンチローラ104とプラテン1
01との接合部は、先程述べた紙押えばね102のガイド部1
02b,102b′の近傍のみ、即ち記録紙Pの両端部分になる
ように構成している。これは紙押えばね102のプリント
位置が切欠かれている為に紙の中央部はプラテン101よ
り浮き上がりながら送られてしまう。即ち、レジストロ
ーラ103のようにすると今度は逆にしわ等が出来てしま
うことになる。
このプラテン101、紙押えばね102、レジスト・ローラ10
3、及びピンチローラ104により記録紙の送り精度、印字
部での平面性等が確される。即ち、プラテン101とレジ
ストローラ103とにより先端整合された記録紙先端はプ
ラテン101の回動によりプラテン101と紙ガイド143(第
5図)との間に入り、さらにプラテン101と紙押えばね1
02とのR部分102a,102a′へと送られる。ここまではプ
ラテン101への記録紙の巻付き角も少なく、かつ、プラ
テン101と紙ガイド143との間に適度なスキ間もあり、ま
た、プラテン101とレジストローラ103とにより記録紙を
押し込んでゆこうとする為、プラテン101と記録紙がす
べることなく送るという保証がとれない。そこで、紙押
えばね102のR部分102a,102a′部分からガイド部102b,1
02b′部、ピンチローラ104まではプラテン101と記録紙
とが密着して送り込まれる。以後はプラテン101とピン
チローラ104とで、記録紙を巻き上げてゆく為、そし
て、プリント位置であるR部分102a,102a′からプラテ
ン101とピンチローラ104との区間は記録紙が密着するこ
と、またその上で記録紙の巻付き角も大きくなる為、記
録紙とプラテン101とがプリント位置ですべることな
く、一体で送られ、かつ、プリント位置での平面性が十
分に得られる。ここでもしも平面性が得られない場合後
述のヘツドに記録紙が接したり、ヘツドと記録紙の距離
のばらつきの為にヘツドから吐出されたインク滴の主走
査方向の着弾点の位置が目標とする位置からずれてしま
い画像品質が著しく劣化する。また、副走査方向のプラ
テン101の送り精度に対して、プラテン101と記録紙との
間にすべり等があればやはり副走査方向の目標着弾点位
置からずれてしまうことになる。
また、ばね105,105′及び106,106′の圧力により、モー
タM1等の振動によるプラテン101の不安定性が除去され
る。即ち、駆動側から見て、プラテン101の適度な負荷
となる為、プラテン送り機構の歯車のバツクラツシ等の
遊びがあつてもプラテンがふらついたりする事がなくな
り、位置決め機能を十分に果していることになる。
ここでスリーブ107,107′,108,108′,109,109′を介し
てばねを掛けたのはプラテン101の回動によるばね105,1
05′,106,106′のねじりや、こじれ等をなくし、プラテ
ンの滑らかな回転を得るためである。スリーブの材質と
しては、プラスチツク等の低摩擦材料が望ましい。
また接触圧f1,f2の関係は f1<f2 ……(2) を満たすように設定することが紙送り精度及び安定性の
面から望ましく、本実施例では、プラテン101をゴム
で、そして、レジストローラ103及びピンチローラ104を
金属で構成した為、ばね105,105′と106,106′のばね圧
を変える事により(2)式を満足するようにした。しか
し、この目的は、プラテン101とピンチローラ104とで紙
送りの主駆動となすことにある為、次のような構成でも
良い。即ち、ばねをスリーブを介してレジストローラ10
3とピンチローラ104との間にけん架する。勿論本実施例
と同じく、別々のばねをけん架しても構わない。また、
ばねの力量に差をつけても良い。ピンチローラ104とレ
ジストローラ103との材質を変えピンチローラ104の方の
摩擦係数をレジストローラ103の摩擦係数よりも大きく
するように構成すれば良い。また、ピンチローラ104が
ないと、プリント中の紙の先端が例えばスタツカ5の中
に入つてきて、その状態で、プリント紙の先端を引いた
り、押したりするとプリント中の紙の位置精度に影響を
与える。プラテン101とピンチローラ104との間に、大き
な荷重のばねがけん架されて主駆動をとつている為、プ
リント中での外部からの作用によるプリント精度への影
響も受けにくくなる。
(8. 紙送りの為の駆動機構) 次に紙送りの為の駆動機構を第8図を用いて説明する。
先ず、プラテン101の回転について説明する。M1は、パ
ルスモータ、110,114はギアであり、パルスモータM1の
回転をプラテン101に伝達する。ギア比は、パルスモー
タM1の送り角等により決定される。これらのギアは、側
板151(第7図)に固着された各々の軸のまわりに回転
可能に支持される。
次に給紙部について説明する。115は、公知の摩擦クラ
ツチで、ギア115a,115b及び不図示のばね等により構成
される。また、ギア115aは、不図示のギアを介してモー
タM1と連続されており、また、ギア115bは、ギア116を
介して、セクターギア118のギア部118bとかみ合い、側
板151に回転可能支持される。
切欠き部118aを有するセクターギア118、このセクター
ギア118は、側板151上に後述のギア129と共に同軸112に
回動可能に支持される。ギア129は、前述の側板151に回
転可能に支持され、モータM2と、ギア125を介して連結
されている。
給紙ローラ120の軸120bはセクターギア118上に回転可能
に支持され、セクターギア118の回動により上下に揺動
する。
121は、給紙ローラ軸に一方向クラッチ111を介して連結
されるギアで、不図示のギアを介してギア129に連結さ
れる。したがつて、給紙ローラ120は、ギア125,129,121
及び一方向クラツチ111によりモータM2の一方向(矢印
C方向)回転で矢印A方向にのみ回転駆動される。ま
た、セクターギア118が回転しても、セクターギア118
は、ギア129と同軸回転のためギア129と121の連結に問
題は生じない。
給紙ローラ120は、金属軸120bと、それに固設されたゴ
ム等の弾性ローラ120aによりなり、セクターギア118
と、その対向部の側板136により支持される。すなわ
ち、パルスモータM1により、ローラ120aの位置が上下に
揺動して移動すると共に、モータM2によりローラ120が
回転する。この2つの動作は独立に制御される。
次に排出ローラ124の駆動について説明する。排出部は
曲げ部123aを有する側板123、それに対向する側板137、
ギア131,135及び排出ローラ124により構成される。
排出ローラ124は、金属軸124bと、それに固設された弾
性ローラ124aからなり、他板123に該地板に対向する地
板137に回転可能に支持される。
ここで、ギア131は、側板151に回転可能に支持されると
共に、不図示のギアを介してギア129と連続され、更
に、モータM2と連結されている。さらに、ギア131は不
図示のギア列を介して排出ローラ軸124bに固設されたギ
ア135とかみあう。すなわち、モータM2の回転がギア135
に伝達される。また、ギアの段数を調整することによ
り、給紙ローラ120と逆回転する。すなわち、給紙ロー
ラ120の非駆動方向(矢印Cと逆方向)にモータM2を駆
動した時に、排出ローラ124は矢印B方向即ち、記録紙
の排出方向へ回転する。
側板123は、ギア131と同軸に、地板151に回動可能に支
持されると共に、曲げ部123aは、セクターギア118の切
欠き部118aとかみ合つている。従つてセクターギア118
の回転により、側板123は支軸132を中心に回動し、排出
ローラ軸124bは上下に揺動する。
ここでセクターギア118がモータM1により矢印E方向に
回転すると給紙ローラ軸120bは下方向に、排出ローラ軸
124bは上方向に移動し、紙送り可能状態となる。又、セ
クターギア118が逆に回転すると夫々のローラ軸は逆方
向に移動し、退避位置へ移動する。
そして紙送り可能状態においてモータM2が矢印C方向に
回転するとギア121により給紙ローラ120が給紙方向(矢
印A)に回転し、給紙を行う。このとき排出ローラ124
は排出方向とは逆に回転するが、この時記録紙は排出ロ
ーラ部分にないので問題ない。その後、記録紙はプラテ
ン101により送られる。そして排出等にはモータM2は矢
印Cとは反対方向に回転し、排出ローラ125は排出方向
に回転する。一方給紙ローラ120は1方向クラツチ111に
より回転しない為、排出動作には影響しない。
尚、側板123とセクターギア118は説明の簡単の為に別部
材としたが、同一部材で構成することも可能である。
(9. レジストローラ,ピンチローラの解除,リセツト
機構) 第9図はプラテンユニツトの斜視図であり第7図B方向
より見た図である。第9図を用い、プラテン101に圧接
されているピンチローラ104及びレジストローラ103の解
除、及びリセツトについて説明する。
138は、ピンチローラ104、レジストローラ103の解除時
のストツパーで、側板151に固設されている。
139は、解除レバーで、側板152に対して、ピン140a,140
b、ガイド溝139a,139bによりスライド運動可能に支持さ
れている。解除レバー139は、外装つまみ14と不図示の
部材により結合されている操作部(曲げ部)139g、ピン
139c、アーム部139d、SW部139e、ストツパー部139fによ
り構成される。スイツチSW7は、ピンチローラ104、レジ
ストローラ103のセツト位置(印字可能位置)でオンす
るスイツチである。
141は、141aを中心に回動可能に支持されたレバー、142
は、板ばねであり、基板152に下端142aを固設され、上
端にストツパーピン142b、中央に外装リセツトつまみ15
が固設されている。
4は、前述の前カバー、4aは、本体と結合するヒンジ、
また、4bはロツク爪、4cはヒンジ4aにより前カバー4を
回転させる(カバーを閉める)ことにより、外装リセツ
ト釦15を押す位置に固設された凸起部である。
〔1〕 ピンチローラ,レジストローラ解除動作 紙ジヤム時、ジヤムした記録紙の取り出しを容易にする
必要がある。その時、外装つまみ14を下に押すことによ
り、解除レバー139がガイド溝139a,139bとピン140a,140
bによりスライドして下がる。その時、ピン139cがレバ
ー141を押し、軸141aを中心に回動させ、ピンチローラ1
04を押し上げる。それと共にアーム部139dがレジストロ
ーラ103を下に押し下げる。すると、両ローラ軸の他端
が、ストツパー138の端面を支点にプラテン101から引き
離される。そして解除レバー139を更に押し下げると、
板バネ142のピン142bが、ばね力によりストツパー部139
fに乗り上げ、ロツクされる。この動作により、プラテ
ン101と、ピンチローラ104、レジストローラ103との接
触が絶たれ、プラテン101に巻き付いた紙を容易に取除
くことができる。
〔2〕 ピンチローラ,レジストローラセツト動作 次に、紙を取除いた後で、印写可能状態(図位置)に、
各ローラ103,104をセツトするには、外装セツトつまみ1
5を板ばね142に抗して押す。この動作により、ストツパ
ーピン142bとストツパー部139fが接触を絶つ。これのよ
り、ばね105,105′,106,106′の力により、ピンチロー
ラ104、レジストローラ103が、プラテン101に接触し、
初期位置に復帰する。
(10. プリント機構) 次に、本実施例のプリント機構について説明する。第10
図はインクジェットヘッドユニット211の断面図であ
り、インクタンク302のインクをノズル305から吐出する
構成を示す。第11、12図はインクジェットカートリッジ
の断面図であり、上記インクタンク302へ供給する異な
る色のインクを4つのインク収容部355に有している。
第13図はインクジェットカートリッジの取外し機構を示
す図であり、解除つまみ13によってインクカートリッジ
12を取外す。第14図はキャリッジ機構の斜視図、第15図
はエンコーダ部の詳細な斜視図である。
(11. 制御ブロック) 次に、本実施例の制御ブロックについて第16図を参照し
て説明する。901は異なる種類の入力信号が入力するた
めの入力端子(コネクター)で、第2図の11a〜11dに対
応する。なお、本実施例では、PALとSECAM信号は記録画
面のサイズが同一なので、入力端子を共通化している。
902は入力信号処理回路、903はA/D変換器904はラインメ
モリ、905は補間回路である。
906は画像処理回路でマスキング処理、下色除去処理等
が実行される。907はD/A変換器、908はヘツドドライ
バ、909はピエゾ305に対応するインクジエツトヘツド、
910は電源スイツチ6a、プリントスイツチ6c、停止スイ
ツチ6e、ポンプスイツチ等の入力スイツチ群、911は中
央処理装置(以下CPU)で全システムを制御する為に第1
7図以降に示すプログラムを不図示のROM内に格納してい
る。913はポンプ系センサ、917はインク温度センサ、91
8はヒーター213の温度を制御するヒータ制御回路、920
はエンコーダセンサ、921はキヤリツジモータM3のドラ
イバ、923はモータM1のドライバ、925はモータM2のドラ
イバ、927は表示器群928を駆動する表示ドライバであ
る。表示器群928は前記表示用LED6b,6d,6f,6h,6i,6j,6l
sが含まれる。そしてCPU911には他に以下の検出スイツ
チが接続されている。
SW1(第5図)は給紙モータM2の制御と紙の有無の検出
を行なつている。SW2(第5図)は記録紙の先端,後端
を検出し、パルスモータM1を制御し、かつ紙の有無を検
出する。SW3(第7図)は既に述べた通り、カセツト内
の紙の有無を検出している。本実施例では、SW1,SW2,SW
3に反射型の光学センサーを用いたが、他の機械スイツ
チでも構成出来る。SW4(第5図)は紙カセツト17が装
着されたか否かを検出しているスイツチである。SW5
(第5図)はインク・カートリツジ12が装着されている
か否かを検出するスイツチ、SW7(第9図)はレジスト
・ローラ103、ピンチローラ104がプラテン101に圧接さ
れているか否かを検出するスイツチで、後述するが、ジ
ヤム処理の時、レジストローラ103、ピンチローラ104を
プラテン101から解除する場合があるため設けられてい
る。SW8は既に述べたようにスタツカ5が装着されてい
るか否かを検出するスイツチである。SW9(第14図)は
ヘツドがホーム・ポジシヨンにあるか否かを検出するス
イツチであり、SW10(第5図)は排紙口で紙の有無を検
出するスイツチである。
(12. プリント制御) 第17図〜第22図はCPU911内に格納されているプログラム
フローチヤートを示す図である。
<12−1. スタート,スタンバイルーチン(第17図)> まず第17図の初期スタンバイルーチンについて説明す
る。
第17図〜第22図はシステムの全フローを示す。不図示の
主電源が入つている状態でCPU911はユーザーがパワーSW
6aを押したかどうかを常時検出している(S1)。パワー
SW6aが押されたことを検出すると、LED6bを点滅し(S
2)、プリントサイズはSサイズを自動的に選択し6h2を
点灯させる(S3)。紙系センサSW3,SW4,SW7,SW8でスタ
ツカ、紙カセツト、紙残量、ピンチローラのプラテンへ
の圧着をセンスし、全て正しい状態であればそのまま次
へ、どれか一つが異常の場合はLED6iを点滅し、CPU内部
のレジスタに紙系センサ異常のフラグを立てて次へ進む
(S4)。同様にセンサSW5でインクカートリツジ量を検
出する。正しくセツトされていなければLED6jを点滅さ
せ、カートリツジ異常のフラグを立てて次へ進む(S
5)。S6ではインクの温度をセンサ917で検出し、一定温
度より低い時はLED6bを点滅し続ける。尚、スイツチSW6
aが押されるとインク温度が所定値以下の場合ヒータ制
御回路918をイネーブルとする(S7)。インク温度が所
定値に達すると先異常フラグを検出し、異常であればLE
D6i又は6lを点滅させたままLED6bも点滅し続け、フラグ
がなくなるまでこの状態を続ける(S8)。そしてフラグ
がなくなり、インク温度も一定値に達すると、6i,6jを
夫々消灯し、LED6bを点灯に切り変える(S9)。次にSW
1,SW2,SW10で紙が紙カセツト、スタツカ以外の場所に残
つているかどうか確認する。紙が残つていた場合、LED6
iを点滅させながら後出の排紙動作をし、又紙が残つて
いなかつた場合は、キヤリツジ211がホームポジシヨン
(以下HP)にない場合HPへ戻す動作をする(S10)。原
則として紙はスタツカと紙カセツトだけにあり、キヤリ
ツジはHPにいるはずであるが、これらの動作は前回使用
時に、プリント中に主電源を切つた、コンセントをぬい
た、停電になつた等の異常を想定した復帰動作である。
これまでのS1〜S10の中では割り込みによるパワーSW6a
を押して電源を切る以外の入力スイツチは受け付けな
い。
次にスタンバイ状態(S11)となり、サイズ切り変えス
イツチSW6gを受け付け、プリントスイツチSW6c、ポンプ
動作スイツチも受け付ける。プリントスイツチSW6cを押
すと、プリント動作ルーチン第21図に入る。この間ポン
プスイツチ、サイズ切り変えスイツチ6gは受け付けな
い。又、ポンプスイツチを押すとポンプ動作し、この間
プリントスイツチ、サイズ切り変えスイツチは受け付け
ない。これらの動作後は再びスタンバイルーチンに戻り
スタンバイ状態となる。
<12−2. プリントルーチン(第22図)> 以上プリント動作を詳細に説明する。尚、プリント中は
停止スイツチSW6eを受け付ける。プリントスイツチSW6c
が押されると、LED6dを点灯し、SW1,SW2,SW10で紙をセ
ンスし、どれかが紙ありを検出するとLED6iを点滅しな
がら排紙ルーチンに移り排出動作する。次にインク温度
を確認して、一定温度より低い時はLED6bを点滅に変え
設定温度になるのを待つ(S13)。このステツプ以後は
万一プリント中インク温度が設定温度以下になつても一
枚プリントアウトする。次に第19図のフローに示すセン
サのチエツク動作Sチエツクルーチンを行なう。これ
は、まずTV信号に含まれる同期信号をチエツクし、もし
なければLED6dを点滅させ、同期信号が来るまで待つ。
又は停止スイツチ6eによる割り込みでスタンバイにもど
る。同期信号が正常にきている場合、紙系センサSW3,4,
7,8、カートリツジセンサSW5をチエツクし異常であれば
それぞれLED6i,LED6jを点滅させ、スタンバイへ、正常
であれば次のステツプへ進む(S14)。ステツプS15はモ
ータM1を−D方向(矢印Dと逆方向)にM1個パルス回転
させる。この動作を第8図,第9図を用いて説明する。
モータM1の−D方向の回転により、ギア110,摩擦クラツ
チ115,ギア116,セクターギア118を駆動し、給終ローラ1
20を、紙カセツト17内の紙に接触させて、給紙可能位置
に移動させる。この時セクターギア118は、不図示のス
トツパーで止まり、その後の回転は、摩擦クラツチによ
り吸収されるため、モータM1の回転角は、必要回転角以
上に設定していればよく、高精度な制御は必要としな
い。また、セクターギア118の回動に伴ない、排出ロー
ラ124も、側板123の曲げ部123aがセクターギア118の切
り欠き部118aに押され、排出可能位置にセツトされる。
次にステツプS16でモータM2を1ウエイタラツチの駆動
方向、即ち、矢印C方向に励磁する。それにより給紙ロ
ーラ120のゴム部120aと記録紙Pとの摩擦力により記録
紙を送り出す。そして分離爪17e,17e′により最上部の
一枚の記録紙が他の記録紙から分離され、紙ガイド143,
146に向つて送られる。同時にタイマを動作させる。こ
の時排出ローラ124も排出とは逆方向に回転駆動される
が排出ローラ124には紙がない為影響はない。
次にステツプS17でタイマが時間T1を計時する前にスイ
ツチSW1が記録紙を検出したか否かをチエツクする。そ
してステツプ18でたとえば、紙が分離爪から抜けなかつ
たり等の事故により、紙がSW1まで送られない場合、す
なわち、タイマーの設定時間T1が経過してもSW1がオン
しない場合、ジヤムとみなし、表示用LED6jを点滅表示
し、更にモータM2の回転をやめ、モータM1を矢印D方向
にN1個分パルス駆動し、給紙ローラ120、排紙ローラ124
を初期の退避位置へ退避させる。これはジヤムの回復時
にカセツト17の取り外しを可能とすると共に、ジヤムし
た紙を取り出しやすくする為である。
ジヤムが発生しない場合ステツプS19でタイマを再びス
タートし、時間T2を計時し、モータM2の回転を止める。
この時間T2は、紙がプラテン101とレジストローラ103と
の間に均一に喰込み、かつ、紙の軌道修正(レジスト)
に必要なループを得るように設定されている。そして、
このタイマT2は、紙がレジストローラ103の近傍に有る
ことを検出して計時が開始されるのでループ量が一定で
あり、その後の紙の送り量は均一であり、従来方式、例
えば半月ローラによる送り量制御等に比べて優れてい
る。そしてモータM2の回転を止めたのち、モータM1を紙
送り方向(D方向)にN2パルス(N2>N1)励磁する。そ
れによつてプラテン101とレジストローラ103との接触圧
により記録紙はフリクシヨンフイードされる。更に、紙
押えバネ102によりプラテン101に巻きつく。そして、紙
先端がピンチローラ104とプラテン101の接触面に喰込
む。以後、ピンチローラ104とプラテン101との間の接触
圧が支配的となつてフリクシヨンフイードされる。そし
て、SW2が紙を先端を検出するとパルスモータM1にパル
スを送るのをやめ、所定の相に励磁して、紙を印写位置
に保持する。
上記動作と並列に、モータM1のD方向への回転により、
ギア110,摩擦クラツチ115,セクターギア118,側板123
が、前述とは逆方向に駆動され、不図示のストツパー部
に当たり、以後、摩擦クラツチにより回転が吸収され
る。結果として給紙ローラ120,排出ローラ124は、退避
位置に移動し、紙案内部から退避し、以降の紙送りに何
ら影響を及ぼさない。
したがつて、プラテン101,紙押えバネ102,レジストロー
ラ103,ピンチローラ104による正確なフリクシヨンフイ
ードが行なわれ、印写部101aでの記録紙の平面性,送り
精度が保障される。そしてステツプS20でN2パルス励磁
後でも記録紙がSW2まで達しない時は、ジヤムとみな
し、表示用LED6jに表示すると共にモータM1を止めスタ
ンバイルーチンに戻る。
スイツチSW2で紙を検知するとステツプS21へ進む。即
ち、S20が終了した段階で装置は記録可能状態となる。
ステツプS21では記録サイズの入力及びテレビジヨン信
号がNTSCであるか、PAL,SECAMであるかに対応してモー
タM1によりx1〜x4行分紙を空送りする。これはプリント
の副走査方向(紙送り方向)をプリント紙の中央に位置
させるための頭出しである。第23図に記録紙P及び各記
録画面サイズを示す。PSLはPAL,SECAMのラージサイズの
記録画面サイズ、PSSはスモールサイズ、NTL,NTSは夫々
NTSCのラージ,スモールサイズである。スイツチSW2が
記録紙Pの先端dPを検出した時の記録ヘツドの位置hPか
ら送り行数をx1,x2,x3,x4としてセツトする。同様にサ
イズ及び信号に応じてN3,N4,N7をセツトする。N3は主走
査方向のドツト数を、又N4は主走査方向をプリント紙の
中央に位置させるための数を、そしてN7は後出する紙の
終端検出用の数を示す。次にステツプS22で副走査方向
のカウンタC2,C3をリセツトし、ラインメモリ904にデー
タを転送すると、M3をオンし、DCサーボによりI方向へ
キヤリツジ212を定速走行させる。以上第22図(a)に
より説明した。次に第22図に移り、ステツプS23で主走
査方向のカウンタC1をリセツトしてゾーンスリツト(以
下ZS)が黒から白に変わる点、即ちZS224cのHP側エツジ
を検出する。そしてステツプS24でSサイズの場合さら
に次のZSの黒→白点すなわち、ZS224bのHP側エツジを検
出する。続いてS25でタイミングスリツト(以下TS)の
黒→白点を検出すると主走査カウンタC1をカウントアツ
プする。そしてS26でこの値C1がN4より小さいとTS黒→
白点検出を繰り返す。このループでプリント第1点めの
位置が定まり、C1<N4+N3すなわち、入力とサイズに応
じた点数をプリントし終えるまで1点づつプリントす
る。プリントタイミングはTSの黒→白のタイミングであ
る。このプリントタイミング信号作成には、TS信号のゲ
ート開閉による制御をすることもある。一行プリントし
終わると、第22図(c)のB点に移り、ステツプS27で
副走査方向に主走査方向の点数の4/3倍プリントしたか
どうかをチエツクし、プリントし終えているとステツプ
S28で一枚プリント終了で、キヤリツジ212をHPに戻して
排紙動作し、スタート状態へ戻る。副走査方向が全行数
をプリントし終えていない時は、S29でZSの白→黒エツ
ジを検出する。小サイズの場合は224bのHPと反対側のエ
ツジを、大サイズの場合には22cのHPと反対側のエツジ
を検出する。検出後S30でキヤリツジモータM3の端子を
シヨートさせ停止させる。同時に副走査方向のカウンタ
C2をカウントアツプさせ、モータM1を駆動し1ライン紙
送りする。そしてステツプS31で、一行プリントし終わ
るまでに停止スイツチSW6eが押されていたかどうかをこ
こで判断する。割り込みがあつた場合ステツプS32で次
にプリントスイツチSW6cを押すと、次ラインのプリント
動作を行ない、又、次に再び停止スイツチSW6eが押され
ると、排紙動作し、スタンバイ状態となる。ここではプ
リント中停止スイツチSW6eを押しても必ず一行分プリン
トし終えてから停止する動作をさせている。次にS33で
停止スイツチSW6eが押されていなかつた場合、SW2をセ
ンスし、紙がなければジヤムでありLED6iを点滅させス
タンバイへ行く紙があれば正常でS34でSW1をセンスし、
紙があれば次へ、なければ第2の副走査方向のカウンタ
C3をカウントアツプする。C3は紙の後端検出の為のカウ
ンタであり、これは1枚プリントの終了直前にはSW1は
紙を検出せずに紙SW2は紙を検出している状態がN7ライ
ン以上続くと記録紙が存在しない所にインク滴を吐出
し、プラテンを汚すおそれがあるのでジヤムと判断す
る。このような事態は記録紙が所定長より短い場合や、
紙送りピツチが通常より長い場合である。異常の場合、
同様にLED6iを点滅させてスタンバイへ戻る。SW1,SW2が
正常の場合、再びS35でSチエツクルーチンの動作し、S
36でラインメモリ904にデータを転送する。次にS37でキ
ヤリツジモータを前回と反対方向に回転する。そしてS3
8で大サイズの場合はキヤリツジ212に固定されているエ
ンコーダセンサ226は停止位置は必ずZS224cの外側であ
るためそのままフローチヤート点へ行く。小サイズの
場合ZSが黒であればエンコーダセンサ226の停止位置がZ
S224cの外に位置しているためそのまま点へ、又、停
止位置でZSが白であればZS224c内に停止しているため、
フローチヤート点へ進む。この制御が誤動作しないよ
うにZSの224bと224cとの間の黒部はキヤリツジ211の停
止距離に比べ十分小さくしてある。点からは順次繰り
返し動作で1枚プリントアウトする。そしてステツプS2
7でC2>N3×4/3で副走査方向のカウンタが終了を検出す
るとキヤリツジ211をHPに戻して排紙動作に入る。
<12−3. 排紙ルーチン(第21図)> ステツプS41でパルスモータM1を矢印D方向にN12個パル
ス励磁して、記録紙を送り、ピンチローラ104から紙を
抜き、S42で紙検出スイツチSW2がオフ(紙無)となると
S43で更にN13パルス駆動したのち、励磁をやめる。尚、
N12パルス励磁後でもSW2オフとならない時はジヤムとみ
なし、表示用LED6jを点滅表示後、紙送りを止める。そ
してS44でパルスモータM1を矢印D方向と逆方向にN1個
パルス励磁し、給・排出ローラ120,124を退避位置から
給紙時と同様に紙送り可能位置にセツトする。
次に、S45でモータM2を矢印Cとは逆方向に回転駆動
し、それにより排出ローラ124を矢印B方向に回転さ
せ、紙を排出する。この回転力は、給紙ローラ120の一
方向クラツチに対しては、逆方向となるため、紙カセツ
ト17内の紙には何ら影響を及ぼさない。排出終了後すな
わち、S46で紙検出スイツチSW10で紙無検出後、モータM
2を止める。
次に、S47でパルスモータM1を矢印D方向にN1個パルス
励磁して、給紙ローラ120,排出ローラ124を紙送り可能
位置から退避させる。これにより、紙カセツト17を取り
出す時でも、紙カセツト17は、各ローラに引つ掛ること
なくスムーズに抜ける。
以上で排紙動作が完了する。
<12−4. 電源オフ割り込みルーチン(第18図)> 電源スイツチ6aによる電源オフは常時割り込みにより監
視されており、オフするとホームルーチン(第20図)が
行なわれたのち、全てのアクチユエータをオフしてスタ
ートルーチンに戻る。
<12−5. ホームルーチン(第20図)> モータM3を時間T3だけ動作させてキヤリツジ212をホー
ムポジシヨンHPへ戻す。そして時間T3以内にスイツチSW
9でHPが検出されない場合、異常表示したのち、スター
トルーチンに戻る。又、検出された時はそのままスター
トルーチンに戻る。
<13. まとめ> 以上の如くして、主走査方向のみならず副走査方向のセ
ンタリングも可能になる。
本実施例では記録ヘツドよりも下流側に記録紙の先端検
出スイツチSW2を設けたが、記録ヘツドの位置或は上流
側に設けても良い。
又、NTSCとPAL,SECAMを例に説明したが、それ以外のビ
デオ信号を用いても良い。
又、各ビデオ信号のサイズとしてラージ・スモールの2
種を示したが3種以上の異なる画面サイズの画像を形成
しても良い。
<効果> 以上の如く本発明に依れば、同一のハード構成で種々の
サイズの画像を所定サイズの記録媒体の副走査方向にお
ける大略中心位置に形成することが可能となつた。
また、本発明によれば、外部機器から記録画面サイズの
情報を受けることなく、記録位置の制御を行うことがで
きるので、外部機器の制約を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のインクジエツト記録装置を前から見
た斜視図、第2図は第1図の装置を後ろから見た斜視
図、第3図は第1図の装置の前カバー4及びスタツカ5
を取り外した状態の斜視図、第4図は第3図は正面(操
作面)側から見た図、第5図は第1図のX−X′線の断
面図、第6図は第1図のY−Y′線の断面図、第7図は
第1図の上カバーを取り外した上面図、第8図はプラテ
ン101廻りの第1の斜視図、第9図はプラテン101廻りの
第2の斜視図、第10図はインクジエツトヘツドユニツト
211の断面図、第11図はインクカートリツジの第7図X
−X′線の断面図、第12図はインクカートリツジの第7
図Y−Y′線の断面図、第13図はインクカートリツジの
取り外し機構を示す図、第14図はキヤリツジ機構の斜視
図、第15図はエンコーダ部の詳細な斜視図、第16図は装
置の全制御ブロツク図、第17図〜第21図及び第22図
(a),(b),(c)は中央処理装置911内に格納さ
れているプログラムを示す図、第23図は記録紙中上の各
画像サイズを示す図である。 図において101は搬送手段としてのプラテンローラ、102
は紙押えばね、103はレジストローラ、104はピンチロー
ラ、120は給紙ローラ、124は排出ローラ、M1はパルスモ
ータ、M2はモータを夫々示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録画面サイズが異なる複数種類の画像信
    号に基づいて、記録ヘッドを所定サイズの記録媒体に対
    して相対的に主走査及び副走査させながら画像記録を行
    う画像記録装置であって、 記録画面のサイズが既知の画像信号を発生する外部機器
    と接続するための接続手段と、 この接続手段に接続された前記外部機器から入力される
    画像信号の種類を検出する検出手段と、 この検出手段によって検出された画像信号の種類に基づ
    く記録画面のサイズと前記記録媒体のサイズに応じて、
    前記記録画面の中心位置が前記記録媒体の中心位置とほ
    ぼ一致するための主走査量及び副走査量を演算する演算
    手段と、 この演算手段によって演算された前記副走査量だけ画像
    記録の開始に先立って副走査し、前記主走査量だけ各主
    走査による画像記録に先立って主走査する位置制御手段
    と を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記演算手段は、前記画像信号の種類及び
    記録サイズに基づく記録画面のサイズと前記記録媒体の
    サイズに応じて、前記主走査量及び前記副走査量を演算
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像
    記録装置。
  3. 【請求項3】前記記録ヘッドは、インクを吐出すること
    により画像を形成することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の画像記録装置。
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