JPH0746743B2 - 半導体レーザのボンディング方法 - Google Patents

半導体レーザのボンディング方法

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JPH0746743B2
JPH0746743B2 JP61046501A JP4650186A JPH0746743B2 JP H0746743 B2 JPH0746743 B2 JP H0746743B2 JP 61046501 A JP61046501 A JP 61046501A JP 4650186 A JP4650186 A JP 4650186A JP H0746743 B2 JPH0746743 B2 JP H0746743B2
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JP
Japan
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chip
post
laser
tip
stem
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JP61046501A
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JPS62203394A (ja
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章博 山本
豊 牧野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は半導体レーザのボンディング方法に関するもの
である。
従来の技術 一般に、半導体レーザは、第3図に示すようにステム21
から突設された銅のポスト22上に中間チップ23を介して
レーザチップ24を積層した状態でボンディングし、前記
ステム21にPINホトダイオード25を配置し、また前記ス
テム21には3本のピン26、27、28を、その内の1本26は
導通状態で、残りの2本27、28は絶縁状態で装着し、前
記レーザチップ24とPINホトダイオード25をそれぞれ金
線29にて前記ステム21に絶縁状態で装着されたピン27、
28に接続して構成されている。
この半導体レーザにおいては、第4図に示すように、前
記ステム21の表面とレーザチップ24の先端との間の距離
Aを最終的に正確に規制する必要があり、その許容誤差
は数10μmである。また、中間チップ23の先端からレー
ザチップ24の先端までの間隔δも0〜20μmの範囲に規
制する必要がある。
このようにポスト22に対して中間チップ23及びレーザチ
ップ24を正確にボンディングするために、従来は、第5
図に示すように、まず工程Iにおいて、中間チップ23に
対してレーザチップ24を正確に位置決めしてボンディン
グし、次に工程IIにおいて、レーザチップ24をボンディ
ングした中間チップ23をポスト22にボンディングすると
いう方法が用いられており、前記中間チップ23の位置決
めは、ポスト22にステム21の表面から正確に位置決めし
て形成された段面30に中間チップ23の後端面を係合させ
ることによって行なっていた。
発明が解決しようとする問題点 ところが、このような方法では、前記ステム21の表面と
段面30との間の距離Bの誤差、中間チップ23の長さCの
誤差及び中間チップ23に対するレーザチップ24のボンデ
ィング位置の誤差が累積されるために前記距離Aの精度
を高くするのが困難であり、さらに前記中間チップ23は
一般にウェハから切断して形成されるため、その切断時
に端面の垂直度が十分にでず、そのため第6図に示すよ
うに中間チップ23の長さCに対して前記段面30との係合
部で誤差αを生じたり、第7図に示すようにレーザチッ
プ24を中間チップ23の裏面側にボンディングすることに
より中間チップ23の長さCに対してボンディング位置で
誤差βを生じたりするために、最も重要なステム21の表
面からレーザチップ24の先端までの距離Aを正確に出し
難いという問題があった。また、ボンディング工程が2
工程となるため、能率が悪いという問題もあった。
本発明は従来のこのような問題点を解消し、レーザチッ
プ先端の位置決めを正確に行うことができるとともにボ
ンディング工程が1工程になって能率を向上できる半導
体レーザのボンディング方法を提供することを目的とす
るものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため、ポスト上に中間チ
ップとレーザチップを積層した状態で位置決めし、前記
ポストに電極を接触させて通電することによりポストを
加熱し、ポストと中間チップとレーザチップを同時にボ
ンディングする半導体レーザのボンディング方法を提供
するものである。
作用 本発明は、上記した構成を有するので、レーザチップ先
端がステム表面に対して直接位置決めされ、ポストや中
間チップ等の寸法誤差が累積したり、中間チップの切断
面の垂直度によって誤差を生じたりすることがなく、ス
テム表面からレーザチップ先端までの寸法精度を向上さ
せることができ、さらに1工程のボンディングで済むの
で、レーザチップの装着を短時間で行え、能率が向上す
るとともに設備も軽減することができるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図を参照しな
がら説明する。
第1図において、銅から成り全表面に金メッキを施され
たポスト2が、ステム1から突設され、このポスト1の
一側に中間チップ3の装着面5が形成されている。中間
チップ3はシリコン小板から成り、その上下両面には錫
メッキが施されている。また、レーザチップ4の下面に
は金メッキが施されている。
第1図の工程Iにおいて、まずポスト2の装着面5上に
シャッタ3を供給する。この中間チップ3の供給は、多
数の中間チップ3を収容したトレイ(図示せず)からピ
ックアップ手段6にて吸着して1つづつ取り出し、ポス
ト2の装着面5上に移送し、チップ押え7にて中間チッ
プ3を上から押さえた後ピックアップ手段6を外ずして
上昇させることによって行なわれる。次に、工程IIにお
いて、中間チップ3の位置決めを行う。この位置決め
は、位置決め板8を前記ステム1の表面から所定距離の
ポスト2前方位置に突出させるとともに前記チップ押え
7を上昇させた後、中間チップ3の後端を押動杆9にて
前方に押して中間チップ3の前端を位置決め板8に当接
させて行なわれる。引き続いて、工程IIIにて前記チッ
プ押え7が下降し、位置決めされた中間チップ3が押圧
固定される。その後、工程IVにてレーザチップ4が中間
チップ3上の所定位置に正確に供給された後、ポスト2
が通電加熱される。前記レーザチップ4の供給は、多数
のレーザチップ4を収容したトレイ(図示せず)から第
2図に示すピックアップ手段10にて1つづつ吸着して取
り出し、途中で位置認識装置(図示せず)にてこのピッ
クアップ手段10の中心軸心に対する正確な位置及び中心
軸心まわりの回転姿勢等を検出し、それらの位置ずれ及
び姿の傾きを補正して正確に中間チップ3上の所定位置
に押し付けることによって行なわれる。また、ポスト2
の通電加熱は、第2図に示すように、ポスト2の両側面
に電極11、11を押し当て、電極間に電源12から電流を流
すことによって行なわれる。
こうして、ポスト2に対して中間チップ3とレーザチッ
プ4をそれぞれ正確に位置決めして押圧固定した状態で
ポスト2を通電加熱すると、ポスト2と中間チップ3と
レーザチップ4のそれぞれの接合面では金と錫が接触し
ているため、320℃で共晶結合を生じ、これらポスト2
と中間チップ3とレーザチップ4は同時に強固に結合
れ、一度にボンディングが完了するのである。
かくして、レーザチップ4はポスト2に対して直接位置
決めされるので、ステム1の表面から所定距離の位置に
精度よく配設され、またポスト2に対して中間チップ3
も正確に位置決めされているので、レーザチップ4の先
端と中間チップ3の先端との間に設けるべき寸法の精度
も高くなるのである。
なお、上記実施例ではポスト2は銅から成り、中間チッ
プ3はシリコンから成るものを例示したが、これらの材
質は任意に選定可能である。また、中間チップ3やレー
ザチップ4を位置決めして供給する具体的な手順等も種
々変更して実施することが可能であり、本発明は、要す
るにポストに対して中間チップ及びレーザチップを積層
状態で位置決めし、そのまま3者を同時にボンディング
することをその要旨とするものである。
発明の効果 本発明の半導体レーザのボンディング方法によれば、以
上のように、ポスト上に中間チップとレーザチップを積
層した状態で位置決めし、ポストを通電加熱することに
よって、ポストと中間チップとレーザチップを同時にボ
ンディングするようにしているので、ポストや中間チッ
プ等の寸法誤差が累積したり、中間チップの切断面の垂
直度によって誤差を生じたりすることがなく、ステム表
面からレーザチップ先端までの寸法精度が向上し、さら
に1工程のボンディングで済むので、レーザチップの装
着を短時間で行え、能率が向上するとともに設備も軽減
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例の工程図、第2図は通電
加熱時の状態を示す斜視図、第3図は半導体レーザの要
部の斜視図、第4図は寸法関係を示す側面図、第5図は
従来例の工程図、第6図及び第7図は従来例の問題点の
説明図である。 1……ステム 2……ポスト 3……中間チップ 4……レーザチップ 11……電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−24941(JP,A) 特開 昭60−177636(JP,A) 特開 昭58−70592(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステムから突出したポスト上に、前記ステ
    ムの表面から所定量離れた位置に設けられた位置決め板
    に当接するよう中間チップを載置する工程と、前記中間
    チップから所定量突出するようレーザチップを前記中間
    チップ上に載置する工程と、前記ポストに電極を接触さ
    せて通電することにより前記ポストを加熱し、前記ポス
    トと前記中間チップと前記レーザチップとを同時にボン
    ディングする工程とを備えてなる半導体レーザのボンデ
    ィング方法。
JP61046501A 1986-03-04 1986-03-04 半導体レーザのボンディング方法 Expired - Lifetime JPH0746743B2 (ja)

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JPS62203394A JPS62203394A (ja) 1987-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5624941A (en) * 1979-08-07 1981-03-10 Mitsubishi Electric Corp Manufacture of semiconductor device
JPS60177636A (ja) * 1984-02-23 1985-09-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体と金属の接合方法

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JPS62203394A (ja) 1987-09-08

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