JPH0746655Y2 - 軽量気泡コンクリート化粧柱 - Google Patents
軽量気泡コンクリート化粧柱Info
- Publication number
- JPH0746655Y2 JPH0746655Y2 JP1989076237U JP7623789U JPH0746655Y2 JP H0746655 Y2 JPH0746655 Y2 JP H0746655Y2 JP 1989076237 U JP1989076237 U JP 1989076237U JP 7623789 U JP7623789 U JP 7623789U JP H0746655 Y2 JPH0746655 Y2 JP H0746655Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alc
- pillar
- core material
- vanity
- cellular concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
本考案は、重厚で、意匠性に富み、軽量で、プレハブ性
が要求される構築物の支柱、住宅玄関のポーチ柱、ベラ
ンダ支柱等に関するものである。
が要求される構築物の支柱、住宅玄関のポーチ柱、ベラ
ンダ支柱等に関するものである。
建築物の構築用素材として広く利用されている軽量気泡
コンクリート（以下、「ALC」という。）には、無筋の
ブロックと、補強筋を埋設したパネルとがあり、何れも
外壁材、屋根材、床材、間仕切り材として利用されてい
る。 又、上記の利用方法に加えて、先ず材木や鋼材を柱とし
て組み立て、この柱の周囲にALCのパネルを配すること
によって、ALC材の表面感触を十分に生かした柱を構築
することも行なわれて来た。
コンクリート（以下、「ALC」という。）には、無筋の
ブロックと、補強筋を埋設したパネルとがあり、何れも
外壁材、屋根材、床材、間仕切り材として利用されてい
る。 又、上記の利用方法に加えて、先ず材木や鋼材を柱とし
て組み立て、この柱の周囲にALCのパネルを配すること
によって、ALC材の表面感触を十分に生かした柱を構築
することも行なわれて来た。
然し乍ら、材木や鋼材を支柱として組み立て、この支柱
の周囲にALCのパネルを配することによって得られたALC
被覆柱は、柱の取り付けに手間が掛かると共に、ALCパ
ネルの目地合わせ部の存在によって柱の表面に刻彫され
ている意匠の美観が損なわれることが多い為、市場では
必ずしも普及していないのが実情であり、その改善が望
まれていた。
の周囲にALCのパネルを配することによって得られたALC
被覆柱は、柱の取り付けに手間が掛かると共に、ALCパ
ネルの目地合わせ部の存在によって柱の表面に刻彫され
ている意匠の美観が損なわれることが多い為、市場では
必ずしも普及していないのが実情であり、その改善が望
まれていた。
本考案者等は、上記の課題を解決する為の方策を種々検
討の結果、表面に防錆処理の施されている形鋼が芯材と
して埋設されるように該芯材の周囲がALCにて構成され
ており、組立てのために該芯材の端部が露しているとと
もに、該ALCの表面が刻彫されているALC化粧柱を提供す
ることにより、課題が解決されることを見出だした。
討の結果、表面に防錆処理の施されている形鋼が芯材と
して埋設されるように該芯材の周囲がALCにて構成され
ており、組立てのために該芯材の端部が露しているとと
もに、該ALCの表面が刻彫されているALC化粧柱を提供す
ることにより、課題が解決されることを見出だした。
本考案は、埋設された支柱の周囲が一体のALCで構成さ
れている為、支柱の周囲にALCパネルを配して構築され
た柱の場合に見られる様な、パネルの合わせ目によって
刻彫された柱の意匠が損なわれることが無くなると共
に、支柱とALCとの結合度をより強固にすることと成っ
た。 支柱としては、種々な形の断面を有する形鋼を利用でき
る。 又、化粧柱の表面に刻彫しておくことによって柱の組み
立て時間を大幅に短縮することが容易になった。
れている為、支柱の周囲にALCパネルを配して構築され
た柱の場合に見られる様な、パネルの合わせ目によって
刻彫された柱の意匠が損なわれることが無くなると共
に、支柱とALCとの結合度をより強固にすることと成っ
た。 支柱としては、種々な形の断面を有する形鋼を利用でき
る。 又、化粧柱の表面に刻彫しておくことによって柱の組み
立て時間を大幅に短縮することが容易になった。
図面を参照しながら、本考案にかかるALC化粧柱の実施
例を以下に説明する。 図面に示されたALC化粧柱10は、表面に防錆処理の施さ
れているＨ形鋼の芯材12と、芯材12の周囲に設けられた
ALC部14とからなる。そして、ALC部14の表面には、表面
意匠すなわち刻彫16が施されている。 ALC化粧柱10の両端部において、ALC部14が削除されてお
り、芯材12が露出していて取り付け部として利用できる
ようになっている。 前記ALC化粧柱10の製法を以下に説明する。 表面に防錆処理被膜が施された、断面100mm×100mm、長
さ3mのＨ形鋼の両端を端部より300mmに亘って断面120mm
×120mmの発泡スチロールで覆った後、Ｈ形鋼の両端か
ら350mm離れた位置に置かれた、夫々、長さ100mm、幅10
0mm、厚さ50mmのALCブロックの上に乗せてALC製作用型
枠内に設置し、定常作業によるALC母液注入、発泡、硬
化、の工程を経た半製品から200mm×200mmの断面のALC
半製品としての角柱を切りだした後、通常のALC製造に
於けるオートクレーブ養生処理工程と同様な工程を経る
ことにより、長さ方向で中央部分2400mmではＨ形鋼が芯
材12となり、この芯材12の周囲をALC14が覆っていなが
ら、両端部では芯材12の周囲に発泡スチロールの形に相
当する空洞部があるALC柱10を製作し、この空洞部を形
成している周辺のALCを鋸で切り落とし、更に、ALC14の
表面を溝加工することにより表面に特定意匠16が表現さ
れたALC化粧柱10を製作した。 こうして、特定の表面意匠16を持ち乍ら目地が全くな
く、芯材12との接合強度も十分なALC化粧柱10が容易に
入手されると共に、ALC化粧柱10は組み立て時にも簡単
に取り付けることが出来た。 なお、表面意匠16は、溝加工によらずに、ALC製作用型
枠を利用して予め形成しても良い。
例を以下に説明する。 図面に示されたALC化粧柱10は、表面に防錆処理の施さ
れているＨ形鋼の芯材12と、芯材12の周囲に設けられた
ALC部14とからなる。そして、ALC部14の表面には、表面
意匠すなわち刻彫16が施されている。 ALC化粧柱10の両端部において、ALC部14が削除されてお
り、芯材12が露出していて取り付け部として利用できる
ようになっている。 前記ALC化粧柱10の製法を以下に説明する。 表面に防錆処理被膜が施された、断面100mm×100mm、長
さ3mのＨ形鋼の両端を端部より300mmに亘って断面120mm
×120mmの発泡スチロールで覆った後、Ｈ形鋼の両端か
ら350mm離れた位置に置かれた、夫々、長さ100mm、幅10
0mm、厚さ50mmのALCブロックの上に乗せてALC製作用型
枠内に設置し、定常作業によるALC母液注入、発泡、硬
化、の工程を経た半製品から200mm×200mmの断面のALC
半製品としての角柱を切りだした後、通常のALC製造に
於けるオートクレーブ養生処理工程と同様な工程を経る
ことにより、長さ方向で中央部分2400mmではＨ形鋼が芯
材12となり、この芯材12の周囲をALC14が覆っていなが
ら、両端部では芯材12の周囲に発泡スチロールの形に相
当する空洞部があるALC柱10を製作し、この空洞部を形
成している周辺のALCを鋸で切り落とし、更に、ALC14の
表面を溝加工することにより表面に特定意匠16が表現さ
れたALC化粧柱10を製作した。 こうして、特定の表面意匠16を持ち乍ら目地が全くな
く、芯材12との接合強度も十分なALC化粧柱10が容易に
入手されると共に、ALC化粧柱10は組み立て時にも簡単
に取り付けることが出来た。 なお、表面意匠16は、溝加工によらずに、ALC製作用型
枠を利用して予め形成しても良い。
本考案の実施により、特定の表面意匠を持ち乍ら目地が
全くなく、芯材とALCとの接合強度も十分で、柱の組み
立ても簡単なALC化粧柱が容易に入手されることにな
り、産業界に寄与するところ大なるものがある。
全くなく、芯材とALCとの接合強度も十分で、柱の組み
立ても簡単なALC化粧柱が容易に入手されることにな
り、産業界に寄与するところ大なるものがある。
図面は、本考案にかかるALC化粧柱の実施例の斜視図を
示す。 10……ALC化粧柱、12……芯材、14……ALC、16……表面
意匠。
示す。 10……ALC化粧柱、12……芯材、14……ALC、16……表面
意匠。
Claims (1)
- 【請求項１】表面に防錆処理の施されている形鋼が芯材
として埋設されるように該芯材の周囲が軽量気泡コンク
リートにて構成されており、組立てのために該芯材の端
部が露出しているとともに、該軽量気泡コンクリートの
表面が刻彫されていることを特徴とする軽量気泡コンク
リート化粧柱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989076237U JPH0746655Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 軽量気泡コンクリート化粧柱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989076237U JPH0746655Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 軽量気泡コンクリート化粧柱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0315917U JPH0315917U (ja) | 1991-02-18 |
| JPH0746655Y2 true JPH0746655Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31617519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989076237U Expired - Lifetime JPH0746655Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 軽量気泡コンクリート化粧柱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0746655Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60177217U (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-25 | 高田 富男 | 装飾柱 |
| JPS6232121U (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-26 |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP1989076237U patent/JPH0746655Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0315917U (ja) | 1991-02-18 |
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