JPH0746578Y2 - 自動車のトノボード - Google Patents

自動車のトノボード

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JPH0746578Y2
JPH0746578Y2 JP7488389U JP7488389U JPH0746578Y2 JP H0746578 Y2 JPH0746578 Y2 JP H0746578Y2 JP 7488389 U JP7488389 U JP 7488389U JP 7488389 U JP7488389 U JP 7488389U JP H0746578 Y2 JPH0746578 Y2 JP H0746578Y2
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JP
Japan
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plate portion
tonneau board
front plate
hinge pin
upper plate
Prior art date
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JP7488389U
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English (en)
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JPH0315235U (ja
Inventor
陽一 山本
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、自動車のラゲージルームに用いるトノボー
ドに関する。
(従来の技術) 例えばクーペタイプの自動車のラゲージルーム101とこ
れに使用される従来のトノボード103の側面図を第4図
に、このトノボード103の分解斜視図を第5図に夫々示
した。
ラゲージルーム101内の側部材として左右に設けられて
いるパーセルサイド105に、凹部107とヒンジ受109が設
けられている。
トノボード103は、前板部113と上板部115とからなり、
上板部115の前部にはヒンジ受109へ嵌合できるヒンジピ
ン117が、左右へ突設されている。
そして、第4図でわかるように、上板部115はリヤシー
ト121よりも上位にあって厚みのある荷物119等を収納す
ることができるようになっている。また、上板部115の
前端でリヤシート121との間に形成される隙間は前板部1
13によって塞がれ、車室内からラゲージルーム101内の
荷物が見えず、又後面衝突時等にラゲージルーム101内
の荷物が車室内へ飛び出さないようにすることができ
る。
そして、上板部115の後部に例えばひも123の一端を係止
し、バックドア125の後部にこのひも123の他端を係止し
て、バックドア125を開放したとき、ひも123によってヒ
ンジピン117を中心とした回動でトノボード103も開かれ
るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、バックドア125を開くと、ひも123によってト
ノボード103の後部は引き上げられ、ヒンジピン117を支
点として上方へ回動し、第4図の2点鎖線で示す開放位
置にバックドア125が移ると、トノボード103も2点鎖線
で示す開き位置に保たれる。
このため、前板部113は第4図2点鎖線のように後方へ
回動することになり、ラッゲージルーム101内の荷物119
に干渉することがあり、或いは、開き状態でラッゲージ
ルーム101の前部に突出しているこの前板部113のため
に、荷物119の積み込みスペースが制限されてしまうも
のとなっていた。
一方、ヒンジピン117を、仮りに前板部113の下端部に設
けてみると、上記のような前板部113の後方突出は無く
なるが、前板部113の前面がリヤシート121と干渉し、リ
ヤシート121の耐久性を損なうものとなる。
そこで、この考案は、前板部を有しながら荷物及びリヤ
シートの双方に干渉しないトノボードの提供を目的とす
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) リヤシート後方のラゲージルーム上方を前記リヤシート
よりも上位で覆う上板部と、この上板部の前端に設けら
れ下方へ突出して前記上板部とリヤシートとの間を塞ぐ
前板部とを有し、バックドアの開動作に連動して後部が
引上げられ前端部側を中心に開く自動車のトノボードに
おいて、前記前板部とラゲージルームの側部材との何れ
か一方に前板部を上方に案内する上下方向のガイドレー
ルを設け、他方にこのガイドレールに沿って移動自在に
回転嵌合するヒンジピンを設けたものである。
(作用) バックドアを開放すると、トノボードもこれに伴って開
かれる。
この開き動作のとき、トノボードの前板部は、ガイドレ
ールにヒンジピンがガイドされるのに伴って上方へ移動
しつつ、ヒンジピンを中心に回転する。
このように、トノボードの前板部は上方へ移動し、上板
部は開き動作をする。
(実施例) 次にこの考案の実施例を図に基いて説明する。トノボー
ドとパーセルサイドの夫々別な実施例における分解状態
での斜視図を第1図と第3図に、使用状態での側面図を
第2図に、夫々示した。
第1図の実施例では、ラゲージルーム1内の側部材とし
て左右に設けられているパーセルサイド3(第1図では
右側のみを図示)の前部5の内側に、前下り傾斜状のガ
イドレール7(上端は開口している)を設け、振動防止
用切込9をガイドレール7の下端部から前方へ延設して
いる。
トノボード11は、上板部13と、この上板部13の前端部か
ら前下りに傾斜する前板部15とからなり、前板部15の下
部にパーセルサイド3のガイドレール7及び振動防止用
切欠9に嵌合してスライド及び回転できるヒンジピン17
を左右外側に向けて突設している。
パーセルサイド3の上部19には、閉じ位置にあるトノボ
ード11を支承できる受け部21を設けている。
なお、美観を良くするため、閉じ位置では、トノボード
11はパーセルサイド3と略面一となるようにし、即ち、
前板部15と前部5、上板部13と上部19は、夫々面一とな
るように形成されている。また、トノボード11の厚さ
は、パーセルサイド3よりも薄く形成されている。
ヒンジピン17は、ガイドレール7の上端開口部からガイ
ドレール7へ嵌合され、上板部13の後部とバックドア23
の下部とに、折りたたみのできる部材、例えばひも25の
両端を係止し、バックドア23を開放したとき、このひも
25によってトノボード1の上板部13が引き上げられ、ヒ
ンジピン17は振動防止用切込9からガイドレール7内に
導かれてトノボード11は開かれるようになっている。
次に、開閉動作を第2図によって説明する。
バックドア23が閉じられているときは、上板部13はパー
セルサイド3の受け部材21によって支えられ、リヤシー
ト29よりも上位で実線のようにラゲージルーム1上方、
すなわち荷物27の上方を覆い、リヤシート29と上板部13
との間は、前板部15によって塞がれている。
この閉じ状態では、ヒンジピン17は振動防止用切欠29に
入り込んでいて、車体の上下振動に対して前板部15が上
下動することは無く、異音防止が図られている。
閉じられているバックドア23の下部を持上げると、ドア
ヒンジ26を中心としてバックドア23は開かれ、ひも25に
よってトノボード11の後部は引き上げられる。
第2図はこの引き上げ途中での夫々の位置を2点鎖線で
例示したものであり、閉じ位置でたるんでいるひも25
は、バックドア23が第2図の最も低い2点鎖線位置まで
開かれると緊張してトノボード11を斜め後上方へ引き始
める。
これにより、トノボード11は斜め後上方へ引かれてヒン
ジピン17は振動防止用切欠9内を後方へスライドしてガ
イドレール7の下端に入り込む。
バックドア23がさらに開かれると、トノボード11の後部
はさらに引き上げられてヒンジピン17を中心に回動し、
同時に、ガイドレール7に沿ってヒンジピン17は上方へ
移動するので、前板部15は第2図で左に少しづつ回りな
がら引き上げられる。
このように、前板部15は上方へ移動して回動角度はわず
かであるので、ラゲージルーム1内の荷物27、及びリヤ
シート29に接触、干渉せず、バックドア23が全開された
第2図の最上方位置では、前板部15は荷物27からかなり
上方に移動し、上板部13は充分に上動してトノボード11
は大きく開かれることになる。
このように前板部15が上方へ移動し、上板部13は大きく
開かれているので、ラゲージルーム1への荷物27の出し
入れは著しく容易となった。
バックドア23を下方へ回動して閉じるとひも25はゆる
み、トノボード11は下方へ回動し、ヒンジピン17はガイ
ドレール7に沿って下降して前板部15も下降し、ガイド
レール7の下端部に到達したヒンジピン17は、バックド
ア23が閉じられるときに振動防止用切欠9に入り込んむ
ことになる。
トノボード11がバックドア23の開閉動作に伴って前記第
2図のような移動動作と回動動作を行うようにするに
は、ガイドレール7及び振動防止用切欠9とヒンジピン
17の設置箇所を、第1図とは逆にしても良い。
即ち、第3図に示した第2実施例では、トノボード11の
前板部15の左右両側に側壁部16を設け、この側壁部16に
前記第1図のものと同等のガイドレール7を設け、この
ガイドレール7は下端が開口し振動防止用切欠9はガイ
ドレール7の上端に設けている。また、パーセルサイド
3の前部5の内側上部にヒンジピン17を設けている。
従って、トノボード11が閉じられている状態では、ヒン
ジピン17は振動防止用切欠9に嵌合し、トノボード11が
開き動作をするときはヒンジピン17をガイドとしてガイ
ドレール7を介し側壁部16が上方へ移動しながらヒンジ
ピン17の回りにわずかに回動することになり、上記同様
の作用効果が期待できる。又この実施例ではトノボード
11側にヒンジピンがないので、トノボードを取外したと
きに、ヒンジピンを他の箇所にぶつけて破損するといっ
たことがなくなる。
[考案の効果] 以上によって明らかなようにこの考案の構成によれば、
バックドアの開放動作に伴い、トノボードの前板部は上
方へ移動しつつわずかに回動することになって、前板部
の後方に位置する荷物や前方に位置するリヤシートに接
触する恐れは無くなった。
そして、このように前板部も上方へ移動するので、トノ
ボードは大きく開かれ、従来のものに比べて充分に大き
い開度が得られることになった。
【図面の簡単な説明】
第1図と第3図は、この考案の夫々の実施例におけるト
ノボードとパーセルサイドの分解状態斜視図、第2図は
第1図の実施例の使用状態での側面図、第4図は従来の
トノボードの使用状態での側面図、第5図は第4図の要
部分解状態斜視図である。 1……ラゲージルーム、3……側部材(パーセルサイ
ド)、7……ガイドレール、11……トノボード、13……
上板部、15……前板部、17……ヒンジピン、23……バッ
クドア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤシート後方のラゲージルーム上方を前
    記リヤシートよりも上位で覆う上板部と、この上板部の
    前端に設けられ下方へ突出して前記上板部とリヤシート
    との間を塞ぐ前板部とを有し、バックドアの開動作に連
    動して後部が引上げられ前端部側を中心に開く自動車の
    トノボードにおいて、前記前板部とラゲージルームの側
    部材との何れか一方に前板部を上方に案内する上下方向
    のガイドレールを設け、他方にこのガイドレールに沿っ
    て移動自在に回転嵌合するヒンジピンを設けたことを特
    徴とする自動車のトノボード。
JP7488389U 1989-06-28 1989-06-28 自動車のトノボード Expired - Lifetime JPH0746578Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7488389U JPH0746578Y2 (ja) 1989-06-28 1989-06-28 自動車のトノボード

Applications Claiming Priority (1)

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JP7488389U JPH0746578Y2 (ja) 1989-06-28 1989-06-28 自動車のトノボード

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Publication Number Publication Date
JPH0315235U JPH0315235U (ja) 1991-02-15
JPH0746578Y2 true JPH0746578Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=31614969

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JP7488389U Expired - Lifetime JPH0746578Y2 (ja) 1989-06-28 1989-06-28 自動車のトノボード

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