JPH0746416Y2 - 剪断機 - Google Patents

剪断機

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JPH0746416Y2
JPH0746416Y2 JP1988051288U JP5128888U JPH0746416Y2 JP H0746416 Y2 JPH0746416 Y2 JP H0746416Y2 JP 1988051288 U JP1988051288 U JP 1988051288U JP 5128888 U JP5128888 U JP 5128888U JP H0746416 Y2 JPH0746416 Y2 JP H0746416Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
shearing
blade
upper blade
cutting
frame
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988051288U
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English (en)
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JPH01155114U (ja
Inventor
隆 益野
一之 丸岡
Original Assignee
富士車輌株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、鋼板や鋼塊等を剪断する剪断機に関するも
のである。
〔従来の技術〕
この種の剪断機として、従来、第7図に示す構造のもの
がある。この剪断機は、門形のフレーム1の開口8に、
下端に剪断上刃10′を取付けた切断スライド4を昇降可
能に設け、開口8の下部に設けた受け台14に、上刃10′
に摺接する剪断下刃15を取付けたもので、フレーム1の
後方に設けた材料供給手段より剪断材料を下刃15上に供
給し、その材料を上刃10′と下刃15との間で剪断する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、鋼塊等を剪断する場合、剪断刃には、剪断方
向の傾斜角、即ちシャー角が必要である。このため、従
来の剪断機においては、第7図に示すように上刃10′の
刃先形状を、幅方向に一方向に上向きに傾斜させて所定
のシャー角を得ている。
ところが、上記のように上刃10′の刃先を一方向に傾斜
させた場合、その剪断過程は、先ず、上刃10′の刃先の
下端が材料に喰い込み、その後連続して傾斜した刃先が
喰い込んでいくが、この場合、フレーム1には、刃先が
最初に喰い込む側の主柱1bに、剪断力による横方向の力
が集中して加わる。このような偏った横方向力は、フレ
ーム1と切断スライド4との間の摩擦力を大きくさせる
ことになり、この摩擦損失により上刃10′を昇降させる
駆動力が低下するという問題がある。
また、材料を剪断するには、上刃10′を材料の高さ分だ
け移動させる必要があるが、上刃10′が一方向に傾斜し
ているため、第8図に示すように切断までの移動ストロ
ークが長くなり、切断工程時間を長くする原因となって
いる。
この考案は、上記の課題を解決することを目的としてな
されたもので、剪断時の偏った横方向力を抑えると共
に、上刃の移動ストロークを小さくして作業時間の短縮
をはかった剪断機を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、上刃の刃先
を、幅方向の両端より中央に向かって上向きに傾斜させ
て、その傾斜した両側の刃先を上刃の中央で交叉するよ
うに形成し、門形フレームに、下刃上に供給される剪断
材料を上刃の中央に対して幅方向の端部側に偏位させ、
傾斜した片側の刃先を最初に剪断材料に喰い込ませる材
料偏位手段を設けたのである。
〔作用〕
上記の構成では、上刃の両側の刃先が、中央の交叉部に
対して反対向きに傾斜し、その両側の刃先が材料に喰い
込むため、両側の刃先に作用する横方向力が互いに打ち
消し合い、小さくなる。また、上刃の両側の刃先が材料
を剪断するために、同一刃幅、同一シャー角の場合、上
刃を一方向に傾斜させた従来構造に比べて、材料を剪断
するまでの上刃の移動距離が小さくなる。
なお、剪断工程において、刃先から材料に加えられる剪
断力は、本考案の場合、刃先が両側から材料に喰い込ん
で分散されるために、従来構造のように刃先の片側に集
中する場合に比べて、半分の大きさになり、このため、
剪断できるスクラップ寸法が小さくなる欠点がある。こ
れに対処するには、大形の材料を剪断する場合、材料偏
位手段により剪断材料を上刃の中央から幅方向に位置を
ずらしてセットする。これにより上刃の片側の刃先だけ
で剪断を開始することになり、剪断力は片側の刃先に集
中して、従来構造と同様に大きな剪断力を得ることがで
きる。
〔実施例〕
次に、この考案の実施例を添付第1図乃至第6図に基づ
いて説明する。
第1図乃至第3図に示すように、この実施例の剪断機
は、シャー本体を構成する門形フレーム1と、そのフレ
ーム1の後方に配置される材料供給手段2と、フレーム
1の側部に設けられる材料偏位手段3とから成ってい
る。
上記フレーム1の開口8には、第1図、第5図及び第6
図に示すように、切断スライド4と押えスライド5が昇
降自在に取付けられており、切断スライド4は、フレー
ム1の上部枠1aに取付けた1本又は2本以上の油圧式の
切断シリンダ6により、押えスライド5は、1本又は2
本以上の押えシリンダ7により、それぞれ駆動されるよ
うになっている。フレーム1の両支柱1a、1b内側には、
切断スライド4をガイドするギブが取付けられている。
上記切断スライド4の下端には、剪断用上刃10が取付け
られている。この上刃10の刃先は、第4図に示すよう
に、幅本体の両端から中央に向かって上向きに傾斜して
中央で交叉する山形状に形成されている。この両傾斜刃
先11、11は、同じ傾斜角度を持ち、交叉点に対して対称
形に配置されており、その傾斜角αを所望のシャー角に
設定する。上記上刃10は、ボルト12を用いて切断スライ
ド4に取付けられている。
また、フレーム1の開口8には、押えスライド5の下方
に位置させて受け台14が設けてあり、この受け台14の上
部前側に、上記上刃10に対向して剪断用下刃15が取付け
られている。この下刃15は幅方向に直線状に形成されて
おり、第5図に示すように、切断スライド4が下降した
際、上刃10の端面が摺接するようになっている。
前記材料供給手段2は、第2図及び第5図に示すよう
に、材料送りスライド16の摺動部の両側に材料案内のた
めのガイド板17を設け、材料送りスライド16を、ガイド
板の前後両端に掛け渡したチェーンにより駆動する構造
から成り、材料送りスライド16の下面は、受け台14の上
面に一致するように設定されている。鋼材等の剪断材料
は、ガイド板17の間に上方から投入され、材料送りスラ
イド16により、受け台14の上部に搬送される。
前記材料偏位手段3は、フレーム1に対して左右方向に
配置される油圧時の駆動シリンダ18と、その駆動シリン
ダ18の先端に取付けられる押圧板19とから成っており、
シリンダ18が伸縮すると、押圧板19が開口8内に出没
し、受け台14上を左右方向に移動するようになってい
る。
この実施例の剪断機は、上記のような構造で成り、材料
供給手段2により受け台14上に搬送された剪断材料が、
受け台14の前端から所定量突出した時点で、第5図に示
すように、押えスライド5を下降させて材料を押さえ、
ついで切断スライド4を下降させて、上刃10と下刃15の
間で材料を剪断する。
この剪断工程においては、第8図に示すように、上刃10
の両側傾斜刃先11、11が同時に材料に喰い込んで剪断し
ていく。この場合、両傾斜刃先11、11は交叉部に対して
反対向きに傾斜しているので、各刃先11、11にかかる剪
断時の横方向力は、第8図矢印で示すように逆向きに作
用し、互いに打ち消し合う。このため、切断スライド4
にかかる横方向の力は小さくなり、安定した昇降が可能
になる。
また、両側から同時に材料を切断するため、第8図に示
すように、同一刃幅及び同一シャー角の場合、従来構造
の上刃10′に比べて剪断のための上刃の移動ストローク
が小さくなり、サイクルタイムを短縮することができ
る。
一方、剪断材料が大形で大きな剪断力を必要とする場
合、又は、切断される材料の幅寸法を規制したい場合
は、第4図及び第6図に示すように、材料偏位手段3の
駆動シリンダ18を伸長させて、材料を受け台14の片側に
幅寄せし、上刃の中央から幅方向の一側に偏位さる。こ
の状態で切断スライド4を下降させると、上刃10の片側
の傾斜刃先11だけが材料に喰い込んで剪断する。このた
め、切断シリンダ6の駆動力は、片側の刃先だけに集中
することになり、大きな切断力で材料を剪断することが
できる。
なお、各傾斜刃先11、11の傾斜角αは、両方共同じにせ
ず、非対称形に形成してもよく、この場合でも横方向力
が打ち消し合う作用を得ることができる。
〔考案の効果〕 この考案は、以上のように剪断用上刃の刃先形状を構成
することにより、剪断時の横方向力を打ち消して安定し
た剪断作業を可能とすると共に、剪断時の上刃の移動ス
トロークを小さくして剪断のサイクルタイムを短縮化す
る効果がある。
また、門形フレームに供給される剪断材料を上刃の中央
に対して幅方向に偏位する材料偏位手段を設け、上刃の
片側の刃先だけで材料を剪断することを可能としたの
で、必要に応じて大きな剪断力を得ることができ、確実
な剪断作業を可能にする利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の剪断機の正面図、第2図は同上の平面
図、第3図は同上の一部切欠き背面図、第4図は同上の
要部を示す正面図、第5図は門形フレームの横断面図、
第6図は第5図のI−I線からみた断面図、第7図は従
来構造を示す正面図、第8図は剪断作用を示す図であ
る。 1……門形フレーム、2……材料供給手段、3……材料
偏位手段、4……切断スライド、8……開口、10……剪
断用上刃、11……傾斜刃先、14……受け台、15……剪断
用下刃、18……駆動シリンダ、19……押圧板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−196916(JP,A) 特開 昭62−290625(JP,A) 実開 昭54−63585(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】門形フレームに、昇降自在な剪断用上刃と
    固定の剪断用下刃とを対向して設け、その下刃上に、上
    記フレームの後方に設けた材料供給手段より剪断材料を
    供給し、この材料を上記上刃と下刃との間で剪断する剪
    断機において、上記上刃の刃先を、幅方向の両端より中
    央に向かって上向きに傾斜させて、その傾斜した両側の
    刃先を上刃の中央で交叉するように形成し、上記門形フ
    レームに、下刃上に供給される剪断材料を上刃の中央に
    対して幅方向の端部側に偏位させ、傾斜した片側の刃先
    を最初に剪断材料に喰い込ませる材料偏位手段を設けた
    ことを特徴とする剪断機。
JP1988051288U 1988-04-14 1988-04-14 剪断機 Expired - Lifetime JPH0746416Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988051288U JPH0746416Y2 (ja) 1988-04-14 1988-04-14 剪断機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988051288U JPH0746416Y2 (ja) 1988-04-14 1988-04-14 剪断機

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Publication Number Publication Date
JPH01155114U JPH01155114U (ja) 1989-10-25
JPH0746416Y2 true JPH0746416Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=31277317

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JP1988051288U Expired - Lifetime JPH0746416Y2 (ja) 1988-04-14 1988-04-14 剪断機

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