JPH074633Y2 - 無音報知腕時計 - Google Patents

無音報知腕時計

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JPH074633Y2
JPH074633Y2 JP1989001957U JP195789U JPH074633Y2 JP H074633 Y2 JPH074633 Y2 JP H074633Y2 JP 1989001957 U JP1989001957 U JP 1989001957U JP 195789 U JP195789 U JP 195789U JP H074633 Y2 JPH074633 Y2 JP H074633Y2
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JP
Japan
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wristwatch
plate
silent notification
flexible ring
rotating plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989001957U
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English (en)
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JPH0293793U (ja
Inventor
雅章 石川
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TAMAPACK Co.,Ltd.
Original Assignee
TAMAPACK Co.,Ltd.
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、音響等を発することなく定刻に報知するよう
にした無音報知腕時計に関する。
〔従来の技術〕
予め設定した起床時刻になると鳴り出す時計として目覚
まし置時計が古くから知られている。また、近年は、前
もって設定しておいた時刻になると、その時刻になった
ことを音響的に知らせてくれるよう工夫された腕時計等
が種々利用されている。そして、忙しい現代社会で活躍
するビジネスマン等にとってそのような腕時計は必需品
となってきている。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、そのような従来の時計は音響を発生させ
て定刻になったことを知らせるようにしたものばかりで
あった。そのため、例えば、会議が佳境に入り口角泡を
飛ばす議論の場で、突如として腕時計が「ピッ、ピッ」
と鳴り出すと興が冷めてしまうといった問題があった。
また、電車の車中で隣人の腕時計が鳴り出すと、「あれ
?、自分の時計が鳴ったのかな?」と錯覚するようなこ
ともよくある。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来の欠点に鑑み、聴覚ではなく触覚で
定刻になったことを感知できるようにし、他人に迷惑を
かけることなく自分(使用者)だけにそれが分かるよう
にした無音報知腕時計を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
前記目的は本考案によれば、側体の裏面側に回動板を有
し、該回動板の内面に可撓輪体の櫛の歯状に形成された
一側面を圧接させ、一方、前記可撓輪体の他側面の近傍
に複数の振動体を輪状に配設し、且つ、これらの振動体
を駆動するための電子回路を設け、予め設定した時刻に
前記電子回路によって前記振動体の一つ一つを順次駆動
し、それに伴い前記回動板を皮膚に摺接しつつ回動させ
ることにより達成することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら実施例と共に説明する。
第1図は、本考案の無音報知腕時計の外観を示し、同図
(a)はその正面図、同図(b)はその裏面図である。
同図(a)、(b)において、無音報知腕時計1は側体
2を有し、該側体2の正面側にはガラス、プラスチック
等の透明体で作られた蓋体3を装着してあり、その内部
には長針、短針、秒針が文字盤のほぼ中心部で回転する
よう構成した時計装置を設けている。また該側体2の裏
面側にはねじ4で回動可能に支持した回転板5を設けて
いる。
第2図(a)は前記無音報知腕時計1のほぼ中央で切断
した概略拡大断面図であり、同図(b)は後記の可撓輪
体の外観を示す平面図である。第2図(a)において、
前記側体2の同図において下方には第一の穿設部6があ
り、該第一の穿設部6の内側壁には弧面に穿った係合溝
7を形成してある。該第一の穿設部6の上方には第二の
穿設部8を形成してあり、該第二の穿設部8の上方に前
記時計装置9を収納する収納部10を設けてある。
一方、前記回動板5は皿状に形成してあり、該回動板5
の上方に例えば燐青銅やはがね等の弾性材料の板材で下
端に鍔部11を有し残余の部分が断面略倒立凹字状且つ平
面円板状に形成した抑え板12を設けてある。該抑え板12
の側壁面には外方に突出し前記係合溝7の内曲面に相応
する曲面の凸面部13を設けてあり、実施例においては、
その曲面を弧面に形成している。前記抑え板12の中央部
には穿孔を設けてあり、該穿孔には軸受14を圧嵌め、熔
着、接着、鋲着、ねじ着等して固定してある。また、該
軸受14に形成された中央孔には、ねじ溝を切ってあり、
該ねじ溝と前記ねじ4に形成したねじ溝とが螺合するよ
うにしている。前記回動板5の内面と前記抑え板12の内
面との間には前記軸受14とほぼ同心状に配置した可撓輪
体15の片面を接着材等で前記抑え板12の内面に貼着して
あり、前記可撓輪体15の他面は前記回動板5の内面に圧
接するようにしている。そして、前記抑え板12の外面に
おいて、該抑え板12を介して対向し且つ前記可撓輪体15
の片面に沿うリング状の区域には複数の例えば6個のピ
エゾ素子、圧電セラミック素子の如き振動体16をほぼ等
間隔を空けて前記抑え板12の外面に鑞着若しくは導電性
の接着材で接着してある。前記可撓輪体15の前記回動板
5側を向く一側面は第2図(b)に示すように該一側面
側から他側面側即ち軸方向に向かう切込み17を多数設け
櫛の歯状に形成してある。
前記時計装置9は公知のように水晶発振回路、分周回
路、ステッピングモータ等を内蔵する所謂クォーツ時計
であるが、その他に第3図に示す如き前記振動体16を駆
動するための電子回路を有している。第3図において、
シフトレジスタ18の電源供給端子(Vcc)とクリア端子
(CLEAR)には図示を省略したがプラス側電源端子に接
続している。また、該シフトレジスタ18のクロック信号
(時計の意ではなく、タイミング制御信号で一般にクロ
ック信号といわれている)入力端子CKには予め設定した
時刻になると、例えば、ゲート回路等を組み合わせて前
記内蔵の分周回路の分周出力等を抽出して任意の周波数
例えば1Hzのパルス信号が一定時間例えば1分間入力す
るよう構成されている。そして、該シフトレジスタ18の
出力端子Qa乃至Qeはナンドゲート19とノットドライバ20
b乃至20fにそれぞれ接続され、前記ナンドゲート19の出
力はノットドライバ20aと前記シフトレジスタ18のシリ
アル入力端子へ共に供給している。一方、前記ノットド
ライバ20a乃至20fの出力は前記時計装置9より第2図に
おいて下方に延び出し各々の前記振動体16の片面に対接
するよう設けられた電極21を介して前記振動体に供給し
ている。なお、該振動体16における電流の帰路は前記抑
え板12、前記側体2を通り前記時計装置9内の電池のマ
イナス端子へ到るように構成してる。以上の構成によ
り、前記ノットドライバ20a乃至20fの出力端子からは位
相の異なる出力パルスを循環的に得ることができるよう
になる。
前記無音報知腕時計1を組み立てるには、前記側体2に
前記時計装置9を装着し、前記第2の穿設部8に防水の
ためOリング22を装着後第2図に示すように構成した前
記回転板5を前記側体2の下方に宛がって前記回転板5
を前記側体2側に圧接すると「パチン」と鳴って、前記
抑え板12の前記凸面部13が前記係合溝7に係合して前記
回転板5が前記側体2に固定される。その際、前記電極
21が前記振動体16に接触し該振動体16の電気的結線が為
される。
而して、公知の報知腕時計と同様に、予め所望の時刻を
セットしておき、やがてその時間がやつてくると、前記
クロック信号入力端子CKにパルス信号が入ってくる。す
ると、前記ノットドライバ20a乃至20fで前記振動体16が
順々に、恰も輪を描いてゆく如く駆動される。それに伴
って前記可撓輪体15の前記振動体16に対応する部位が叩
かれ、その叩かれる部位はリング状に推移してゆく。そ
の結果、前記可撓輪体15の前記切り込み17間の櫛の歯状
部が変移し該櫛の歯状部が恰も百足の足が動くが如く輪
状に順次前記回動板5の内底面を蹴り出す。それによ
り、前記回動板5が前記ねじ4の非ねじ部を枢軸にして
回転する。これは超音波モータの原理の応用であり、こ
の回転方向は前記振動体16の駆動方向とは逆方向になる
ことが知られている。従って、その回転方向は前記ねじ
4を締め付ける方向となるよう選択すれば、前記回動板
5の締め付けが緩み回転不良を起こす恐れもない。
以上の如く、予めセットしておいた定刻になると、前記
回動板5が回り出すので、この無音報知腕時計1を腕に
付けておけば、前記回動板5で腕の皮膚が摺擦されて、
それにより自分だけがその時刻に到ったことを知ること
ができる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案によれば、予め設定
した時刻になると、皮膚に摺接しつつ回わる回動板を設
けて無音報知腕時計を構成したから、触覚で定刻になっ
たことを感知でき、他人に迷惑をかけることなく自分だ
けにそれが分かる無音報知腕時計を得ることができ、極
めて便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本考案の無音報知腕時計の外観を示す
正面図、 第1図(b)は、本考案の無音報知腕時計の外観を示す
裏面図、 第2図(a)は、本考案の無音報知腕時計のほぼ中央で
切断した概略拡大断面図、 第2図(b)は、可撓輪体の外観を示す平面図、 第3図は、振動体を駆動するための電子回路のブロック
構成図である。 1……無音報知腕時計、4……ねじ、5……回転板、9
……時計装置、12……抑え板、15……可撓輪体、16……
振動体、17……切り込み、18……シフトレジスタ、19…
…ナンドゲート、20……ノットドライバ、21……電極.

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側体の裏面側に回動板を有し、該回動板の
    内面に可撓輪体の櫛の歯状に形成された一側面を圧接さ
    せ、一方、前記可撓輪体の他側面の近傍に複数の振動体
    を輪状に配設し、且つ、これらの振動体を駆動するため
    の電子回路を設け、予め設定した時刻に前記電子回路に
    よって前記振動体の一つ一つを順次駆動し、それに伴い
    前記回動板を皮膚に摺接しつつ回動させることを特徴と
    する無音報知腕時計。
JP1989001957U 1989-01-11 1989-01-11 無音報知腕時計 Expired - Lifetime JPH074633Y2 (ja)

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JPH0293793U JPH0293793U (ja) 1990-07-25
JPH074633Y2 true JPH074633Y2 (ja) 1995-02-01

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ID=31202303

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5382541A (en) * 1976-12-27 1978-07-21 Seiko Epson Corp Wrist watch
JPS5421568U (ja) * 1977-07-14 1979-02-13
JPS6089791A (ja) * 1983-10-24 1985-05-20 Seikosha Co Ltd アラ−ム腕時計
JPS63120277A (ja) * 1986-11-07 1988-05-24 Seiko Instr & Electronics Ltd 電子時計

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