JPH0746243Y2 - 替刃式メスの捨刃ケース - Google Patents

替刃式メスの捨刃ケース

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JPH0746243Y2
JPH0746243Y2 JP1990400696U JP40069690U JPH0746243Y2 JP H0746243 Y2 JPH0746243 Y2 JP H0746243Y2 JP 1990400696 U JP1990400696 U JP 1990400696U JP 40069690 U JP40069690 U JP 40069690U JP H0746243 Y2 JPH0746243 Y2 JP H0746243Y2
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JP
Japan
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blade
hole
fitting
blade body
gripping
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JP1990400696U
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JPH0490311U (ja
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雅巳 山岸
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Kaijirushi Hamono Center KK
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Kaijirushi Hamono Center KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は手術や解剖等に利用さ
れる替刃式メスにおいて、使用後刃体を取り外して捨て
るための捨刃ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の捨刃ケースとしては、例
えば特開昭56−156148号公報に示すものがあ
る。この捨刃ケースは刃体を捨てるための収納空間を有
する把持体を備え、この把持体の一面に刃体挿入口部が
形成されている。ところが、この把持体においては刃体
挿入口部以外の部分が完全に閉塞されているため、一旦
刃体を挿入口部から把持体内に収納すると、その収納状
態で把持体内の刃体の枚数を数えることはできなかっ
た。従って、新しく使用した刃体の枚数をたとえ使用前
に確認したとしても、その枚数だけの刃体が把持体内に
実際に収納されているか否かが不明であった。例えば、
手術に使用した替刃式メスの刃体を人体内に残したまま
になっていることもあり、新しく使用した刃体の枚数を
使用の前後において確認することは重要である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように従来の問題
点は新しく使用した刃体の枚数を使用の前後において確
認できない点にあり、本考案はこのような確認を行い得
るように把持体の形状を改良することを目的の1つとし
ている。また、使用後の刃体を捨刃ケースの刃体挿入口
部からケース内に捨てる際の安全性を高めることを目的
の1つとしている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み本考案
は、例えば、後記する実施例の図面に示すように、替刃
式メス16の刃体17を捨てるための収納空間7を有す
る把持体2を備えた捨刃ケースを提供するものである。
この替刃式メス16において、その刃体17には幅広の
挿入孔19と、この挿入孔19の先端側に連続する幅狭
の係止孔20とからなる嵌着孔18が形成されている。
同メス16において、この刃体17が重合される刃体取
付部22には刃体17の嵌着孔18を嵌め込む嵌着突部
23が設けられ、この嵌着突部23の先端側には刃体1
7の係止孔20の縁部20aを係入する係止溝24が形
成されている。把持体2の前面には挿入口部6が形成さ
れ、この挿入口部6の外周には把持体2を把持する指を
保護する保護壁3が突設される。またこの挿入口部6が
連通する把持体2内の収納空間7には刃体17の嵌着孔
18の挿入孔19を刃体取付部22の嵌着突部23から
外すように刃体17に当てがわれる押圧部9a,11a
が設けられている。
【0005】特に、把持体2に刃体取出口部12が形成
され、この取出口部12を開閉する蓋14が設けられて
いる。
【0006】
【作用】使用済の刃体17を捨刃ケース内に捨てる際
に、刃体17が挿入口部6からそれたとしても挿入口部
6の外周の保護壁により把持した手指の方向に飛び出し
てしまうことがない。また、把持体2の収納空間7内に
収納された刃体17の枚数を確認する場合には、把持体
2の取出口部12から蓋14を開き、図6に示すように
この取出口部12を開放する。そして、この取出口部1
2から把持体2内の刃体17を取り出してその枚数を数
える。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。図2に示すように捨刃ケース1はほぼ同一構造を
なす一対の分割体1a,1bからなり、図1に示すよう
に両分割体1a,1bが互いに組付けられるようになっ
ている。
【0008】捨刃ケース1は把持体2を有し、この把持
体2の前端部には把持体2よりも幅広の保護壁3が四方
へ突設され、把持体2の外周と保護壁3との間に段差部
3aが形成されている。この保護壁3の前面には周壁4
により囲まれた凹所5が形成されている。前記保護壁3
の凹所5の中央部において把持体2の前面には断面コ字
形状の挿入口部6が突設されている。把持体2内には収
納空間7が形成され、挿入口部6に連通している。この
挿入口部6の内底面中央部には案内溝8が形成されてい
る。この挿入口部6よりも若干内側において収納空間7
内には把持体2の上壁2aに連続する第一突部9が下向
きに形成され、この突部9の下側に案内溝10が前記挿
入口部6の案内溝8に対応して形成されているととも
に、この案内溝10の両側において突部9に押圧部9a
が形成されている。この突部9の下方において収納空間
7内には把持体2の下壁2bに連続する第二突部11が
上向きに形成され、この突部11上に押圧部11aが形
成されている。
【0009】特に、捨刃ケース1の把持体2の後端部に
おいて両分割体1a,1bから半割ねじ筒部12a,1
2bが突設され、この半割ねじ筒部12a,12bが互
いに重合されて筒状の取出口部12になっている。この
取出口部12の外周には雄ねじ部13が形成されてい
る。この把持体2とは別に蓋14が設けられ、この蓋1
4内に雌ねじ部15が形成されている。この蓋14は把
持体2の取出口部12にそれらの雄ねじ部13及び雌ね
じ部15で螺合され、この蓋14を操作することにより
取出口部12を開閉できるようになっている。
【0010】この捨刃ケース1の収納空間7には図3及
び図4に示すメス16の刃体17が収納される。メス1
6の刃体17にはその基端部17a寄りにおいて細長い
嵌着孔18が形成されている。この嵌着孔18は幅広の
挿入孔19と、その先端側に連続する幅狭の係止孔20
とからなる。メス16の柄21の先端部にはこの刃体1
7が重合される刃体取付部22が形成され、この刃体取
付部22の表側には刃体17の嵌着孔18が嵌め込まれ
る嵌着突部23が形成されている。この嵌着突部23の
外周のうち先端側寄り両側面には係止溝24が形成され
ている。
【0011】そして、刃体17を取り付ける際には、刃
体17を刃体取付部22に重合して刃体17の嵌着孔1
8を刃体取付部22の嵌着突部23に当てがい、この状
態から刃体17を滑らせると、嵌着孔18の係止孔20
の両縁部20aが嵌着突部23の両係止溝24に係入さ
れて、嵌着孔18が嵌着突部23に嵌め込まれる。図
3,4図に示すメス16の刃体17はその表側を下向き
して図5に示すように把持体2の口部6に挿入される。
メス16の刃体17及び刃体取付部22の嵌着突部23
が挿入口部6の案内溝8及び第一突部9の案内溝10を
通して口部6から収納空間7内に挿入されると、第一突
部9の押圧部9aが刃体17の裏側に当てがわれるとと
もに、第二突部11の押圧部11aが嵌着突部23に当
てがわれ、刃体17の基端部17aが下方へ撓んで刃体
取付部22から離れる。そして、柄21をA矢印方向へ
持ち上げると、刃体17の嵌着孔18の挿入孔19が刃
体取付部22の嵌着突部23から外れる。その後、柄2
1をB矢印方向へ引くと、嵌着孔18の係止孔20の両
縁部20aは嵌着突部23の係止溝24から外れ、嵌着
突部23が嵌着孔18から抜けて刃体17が柄21から
分離し、刃体17のみが収納空間7内に残る。
【0012】このようにしてメス16の刃体17を把持
体2の口部6に挿入する場合、一方の手で把持体2を握
った状態で、他方の手で持ったメス16の刃体17を挿
入口部6に対し当てがうが、刃体17が挿入口部6に対
しずれることもある。しかし、刃体17は保護壁3の凹
所5内に当たるため、把持体2を握った手に刃体17が
当たることはなくなり、手にけがをすることなく安全性
が向上する。
【0013】また、保護壁3の外周に周壁4があるた
め、刃体13が保護壁3の凹所5内で滑ってもこの周壁
4に当たって保護壁3の外側へ突出せず、より一層安全
性が向上する。一方、把持体2の収納空間7内に収納さ
れた刃体17の枚数を確認する場合には、把持体2の取
出口部12から蓋14を離脱させ、図6に示すようにこ
の取出口部12を開放する。そして、この取出口部12
から把持体2内の刃体17を取り出してその枚数を数え
る。その後、把持体2の収納空間7を空にした状態で、
蓋14を取出口部12に螺合して取出口部12を閉塞す
る。
【0014】このようにして、新しく使った刃体17の
枚数を使用の前後において確認することができるので、
例えば手術においてメス16の刃体17を人体内に残す
おそれがなくなって安全性が向上する。なお、前記実施
例では蓋14を把持体2の取出口部12に対し分離させ
て螺合により着脱させたが、蓋をヒンジにより開閉可能
に連結してもよく、要は把持体2内を開放でき、刃体1
7を取り出してその枚数を数え得る構造であれば、蓋の
形状等は問わない。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、新たに使った刃体の枚
数を使用前後において確認することができる。また、使
用済の刃体を挿入口部から捨刃ケース内に廃棄する際
に、刃体が挿入口部からそれたとしても挿入口部の外周
の保護壁に当接するため捨刃ケースを把持した手指の方
向への刃体の飛び出しが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】捨刃ケースを組付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】この捨刃ケースを分解した状態を示す斜視図で
ある。
【図3】メスを示す正面図である。
【図4】同じく部分斜視図である。
【図5】メスを捨刃ケースの口部に挿入した状態を示す
縦断面図である。
【図6】捨刃ケースから蓋を取り外した状態を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 捨刃ケース、2 把持体、3 保護壁、3a 段差
部、4 周壁、5 凹所、6 挿入口部、7 収納空
間、9 第一突部、9a 押圧部、11 第二突部、1
1a 押圧部、12 取出口部、14 蓋、16 メ
ス、17 刃体、18嵌着孔、19 挿入孔、20 係
止孔、22 刃体取付部、23 嵌着突部、24 係止

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃体(17)には幅広の挿入孔(19)
    と、この挿入孔(19)の先端側に連続する幅狭の係止
    孔(20)とからなる嵌着孔(18)を形成し、この刃
    体(17)が重合される刃体取付部(22)には刃体
    (17)の嵌着孔(18)が嵌め込まれる嵌着突部(2
    3)を設けてこの嵌着凸部(23)の先端側には刃体
    (17)の係止孔(20)の縁部(20a)が係入され
    る係止溝(24)を形成した替刃式メス(16)にあっ
    て、 その刃体(17)を捨てるための収納空間(7)を有す
    る把持体(2)を備えた捨刃ケースにおいて、 把持体(2)の前面に挿入口部(6)を形成し、この挿
    入口部(6)の外周には把持体(2)を把持する指を保
    護する保護壁(3)を突設する一方、前記挿入口部
    (6)が連通する把持体(2)内の収納空間(7)には
    刃体(17)の嵌着孔(18)の挿入孔(19)を刃体
    取付部(22)の嵌着突部(23)から外すように刃体
    (17)に当てがわれる押圧部(9a,11a)を設
    け、 把持体(2)に刃体取出口部(12)を形成するととも
    に、この取出口部(12)を開閉する蓋(14)を設け
    たことを特徴とする替刃式メスの捨刃ケース。
JP1990400696U 1990-12-14 1990-12-14 替刃式メスの捨刃ケース Expired - Lifetime JPH0746243Y2 (ja)

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JPH0490311U JPH0490311U (ja) 1992-08-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55141237A (en) * 1979-04-20 1980-11-05 Jiyaamudo Ltd Device for removing edge which can freely be attached and detached
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