JPH0746099Y2 - 農作業車における施肥装置 - Google Patents

農作業車における施肥装置

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JPH0746099Y2
JPH0746099Y2 JP757090U JP757090U JPH0746099Y2 JP H0746099 Y2 JPH0746099 Y2 JP H0746099Y2 JP 757090 U JP757090 U JP 757090U JP 757090 U JP757090 U JP 757090U JP H0746099 Y2 JPH0746099 Y2 JP H0746099Y2
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健一 近藤
博 平井
隆志 門脇
雅彦 松川
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、田植機,移植機,湛水直播機等において、苗
の植付または播種と並行して同時に施肥するようにした
施肥装置に関し、特に肥料タンク内の肥料の残量を的確
に知るようにした農作業車における施肥装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、田植機,移植機,湛水直播機等の農作業車におい
て、主としてペースト状又は液状の肥料を収容する肥料
タンクを乗用車体の車体前部両側に設け、この肥料タン
クから排出される肥料を肥料流路を介して施肥ポンプに
供給してここで加圧して施肥ノズルに送り出し、圃場に
施肥するようにした施肥装置が、例えば特開昭61-24930
7号公報に開示されている。この先行技術の肥料タンク
は、乗用車体を操縦する運転者から前方の目視できる位
置に設置されているので、肥料タンクを半透明の合成樹
油脂製にすることで肥料残量が確認でき、このため肥料
残量モニターは設けられていない。また、歩行型の施肥
田植機において、上記先行技術と同様の機能を有すると
共に、施肥ポンプの吐出側の肥料流路に施肥検出器を介
装し、また、肥料タンクに残量検出器を付設して、これ
ら両検出器の検出結果を同一のパネルに表示するように
構成したものが、例えば実開昭64-3518号公報により知
られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記前者の先行技術においては、肥料タンクが運転者か
ら目視できる位置に設置されているので肥料残量表示モ
ニターを設ける必要はないが、本出願人が近年提案して
いるような、肥料タンクを乗用車体のステップの下側に
設けて運転者から見えない状態にした場合には、肥料残
量表示センサーおよびモニターがどうしても必要にな
る。そして、この肥料残量表示センサーを左右の肥料タ
ンクの一方にのみ設けたときは、作業中に機体が左右に
傾斜したような場合に誤作動を生じる恐れがあった。
本考案は、上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、左右の肥料タンクのいずれにもセンサーを設
けて肥料の残量表示が正確に行われるようにした農作業
車における施肥装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、車体の左右両側
部に肥料タンクを設け、これら各肥料タンクから排出さ
れる肥料を合流して施肥ノズルに導いて圃場に施肥する
ようにした施肥装置において、上記各肥料タンクには、
残量表示センサー、残量警報センサー等からなる肥料セ
ンサーをそれぞれ振分けて配設し、上記残量表示センサ
ーが作動してから残量警報センサーが作動するように構
成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成によって、施肥作業中に機体が左右に傾斜し
た場合でも、左右のセンサーのいずれかが正常に働い
て、肥料残量を適正に検出し誤作動を防止する。また、
肥料残量表示と肥料切れ警報とが順序立って行われて、
肥料補給忘れが確実に防止される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図及び第2図において、符号1は乗用型田植機の乗
用車体で、この乗用車体1には、車体2前部に設けたボ
ンネット3内に、エンジン4が搭載され、左右一対の前
輪5及び後輪6を装備し、車体2の後部に昇降リンク7
を介して植付部8を装着している。植付部8はフロート
9、苗載せ台10、苗植付体11等を具備し、フロート9に
は後述する施肥ノズル23が取付けられている。
上記乗用車体1の前部にはボンネット3(エンジン4)
の左右両側に設けたボンネットステップ12,12の下側に
位置して肥料タンク13,13を設け、この肥料タンク13,13
の一方のものに肥料残量センサー14を、他方のものには
肥料切れ警報センサー16をそれぞれ振分けて設けている
(第3図参照)。ボンネット3の後部でハンドルポスト
の前側には燃料タンク15が設けられ、この燃料タンク15
内には図示しないが第3図に示す燃料残量センサー40が
設けられ、ハンドルポスト上面には表示パネル17が設け
られている。肥料タンク13,13はそれぞれの前部下方に
おいて連通管18により連通され、この連通管18をサクシ
ョンホース20に接続し、連通管18の上部に開閉可能の肥
料注入口19を設けている。
上記サクションホース20は施肥ポンプ21に接続され、施
肥ポンプ21から制御部22を介して上記施肥ノズル23を接
続している。
上記肥料残量センサー14は、第4図および第5図に示す
ように、ゲージ24を肥料タンク13内に突入させたバー25
およびフロート26により作動させるもので、ゲージ取付
け金具27をナット29,29で取付け、その一方にネジ30を
介してリード線を接続し、これらをカバー28で覆って肥
料タンク13の外側傾斜面に固着している。上記バー25
は、ストッパを兼ねる回動支点31位置で支持され、ホル
ダ32内でゴム薄膜33を貫通するようにして先端側を肥料
タンク13内に臨ませ、先端のフロート26をペースト状の
肥料面Fに接して肥料の増減により上下に回動するよう
になっており、フロート26は最下位に下降したとき肥料
タンク13の内面に接するようになっている。バー25の基
部側にはプレート34取付けられ、このプレート34により
アーム35を回動させてその回動量を電気信号として取出
してリード線を介して第3図の燃料および肥料の残量表
示メータ41に表示するようになっている。上記ゴム薄膜
33は、バー25を保持すると共に、肥料タンク13内の肥料
がカバー28内に侵入するのを防止する働きをするもので
ある。
上記肥料切れ警報センサー16は、第6図に示すように、
施肥タンク13内の最深部に向け突入させた支柱37の下端
部に、中心部に磁石を有するフロート36をリードスイッ
チ38に対し上下動可能に支持し、施肥タンク13内の肥料
が所定残量となってフロート36がその位置まで下ったと
きリードスイッチ38がオンしてリード線を介して第3図
に示すように警告ランプを点灯すると共に、警報ブザー
42を鳴らすようになっている。
そして、上記肥料残量センサー14と肥料切れ警報センサ
ー16とは、まず肥料残量センサー14が空(E)の状態を
示してから、次いで肥料切れ警報センサー16が警報を発
するように構成されている。なお、符号39,39はライト
である。
第3図に示す電気回路図には、上記の構成のほか施肥ポ
ンプ21から制御部22を介して上記各施肥ノズル23に至る
肥料流路に設けられるセンサーからの信号により作動す
る施肥モニター43、燃料と肥料とを切換える切換えスイ
ッチ44、警報回路を使用状態と非使用状態とに切換える
警報回路切換えスイッチ45、施肥時には接続せず、施肥
しないときは接続してバイパス回路を形成し、切換えス
イッチ44がどちらに投入されていても残量表示メータ41
に燃料残量を表示することになる接続端子46、警報停止
スイッチ47、ライトスイッチ48等を設けている。
上記表示パネル17には、第7図に示すように、上記肥料
タンク13の肥料残量センサー14と肥料切れ警報センサー
16が設けられた側とそれぞれ同じ側に残量表示メータ41
と警報デザー42をそれぞれ対応して配設している。その
他、施肥モニター43、切換えスイッチ44、警報停止スイ
ッチ47、ライトスイッチ48等が設けられている。
このような構成の乗用型田植機においては、作業時には
第1図および第2図に示すように乗用車体1に植付部8
を連結して田植作業および施肥作業を行うのに使用され
る。田植機が田植作業および施肥作業を行わずに路上走
行するようなときには、接続端子46を接続しておき、切
換えスイッチ44を燃料側に切換え、警報回路切換えスイ
ッチ45を非使用状態に切換えることで、残量表示メータ
41には燃料残量センサー40により検出された燃料残量が
表示される。
また、田植作業と同時に施肥作業を行うときは、肥料タ
ンク13の肥料残量センサー14および肥料切れ警報センサ
ー16、施肥モニター43等を使用状態に切換え、接続端子
46を開離しておき、切換えスイッチ44を肥料側に切換
え、警報回路切換えスイッチ45を使用状態に切換えて作
業する。すると、肥料タンク13,13に収容された肥料が
連通管18、サクションホース20を通って施肥ポンプ21に
供給され、施肥ポンプ21により加圧されて制御部22を経
て施肥ノズル23から圃場に施肥される。
この施肥作業時に、肥料残量センサー14においては、肥
料面Fに接して上下に移動するフロート26によってバー
25が回動し、ゲージ24を作動させてその移動量が信号と
なって残量表示メータ41に表示される。一方、肥料切れ
警報センサー16では、肥料残量センサー14が空(E)の
状態を示してから、なお肥料を補給せずに作業を続ける
と、フロート36がリードスイッチ38の下端まで移動して
電気信号を発し、警告ランプを点灯すると共に、警報ブ
ザー42を断続的に鳴らす。警報ブザー42の停止は警報停
止スイッチ47で行う。
また、肥料タンク13,13には、それぞれ肥料残量センサ
ー14と肥料切れ警報センサー16が振分けて設けられてい
るので、両タンク内の肥料が少なくなった状態で機体が
左右いずれかに傾斜して片側のタンクに肥料が集中した
ような場合でも、左右いずれかのセンサーが働いて表示
パネル17には肥料の残量が少ないことを表示するだけ
で、肥料残量が機体姿勢に関係なくモニターできる。ま
た肥料残量センサー14と肥料切れ警報センサー16が設け
られた側とそれぞれ同じ側に残量表示メータ41と警報ブ
ザー42をそれぞれ対応して配設しているので2つの肥料
タンクのうち、一方のタンクの肥料出口で肥料が詰った
ような場合に、いずれのタンクが詰ったか容易に判別で
きると共に、センサーが故障した場合でも、どちらのセ
ンサーが故障したか直ちに判断できる。
さらに、肥料残量センサー14には、フロート26が最下位
に下降したとき肥料タンク13の壁面に接するようになっ
ているので、タンク内に肥料がないとき、あるいは少な
くなったときに、バー25やゲージ24に無用の力が掛るこ
とがなく、損傷を防止することができる。また、肥料残
量センサー14は肥料タンク13の外側傾斜面に固着してい
るので、そのセットが容易となると共に、フロートを支
えるバーの有効長を長くとれ、肥料が満タンのときでも
センサー側への漏洩を少なくすることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の農作業車における施肥装
置によれば、機体の左右両側に設けた肥料タンクのそれ
ぞれに残量表示センサーまたは残量警報センサーを設け
たので、肥料残量が少なくなった状態で機体が左右に傾
斜して、肥料が片側の肥料タンクに集中したような場合
でも、左右いずれかのセンサーが残量を知らせて、肥料
の残量が機体姿勢に関係なくモニターできる。また、残
量表示センサーが作動してから残量警報センサーが作動
するので、肥料補給が必要なことをを2重に知らせて肥
料補給忘れを防止し、肥料切れを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した田植機の平面図、第2図は同
側面図、第3図は電気回路図、第4図ないし第6図は要
部の側面図、第7図は要部の平面図および部分拡大図で
ある。 1……乗用車体、2……車体、3……ボンネット、4…
…エンジン、5……前輪、6……後輪、7……昇降リン
ク、8……植付部、9……フロート、10……苗載せ台、
11……苗植付体、12……ボンネットステップ、13……肥
料タンク、14……肥料残量センサー、15……燃料タン
ク、16……肥料切れ警報センサー、17……表示パネル、
18……連通管、19……肥料注入口、20……サクションホ
ース、21……施肥ポンプ、22……制御部、23……施肥ノ
ズル、24……ゲージ、25……バー、26……フロート、27
……ゲージ取付け金具、28……カバー、29……ナット、
30……ネジ、31……回動支点、32……ホルダ、33……ゴ
ム薄膜、34……プレート、35……アーム、36……フロー
ト、37……支柱、38……リードスイッチ、39……ライ
ト、40……燃料残量センサー、41……残量表示メータ、
42……警報ブザー、43……施肥モニター、44……切換え
スイッチ、45……警報回路切換えスイッチ、46……接続
端子、47……警報停止スイッチ、48……ライトスイッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 森 正幸 (56)参考文献 実開 昭63−165117(JP,U) 実開 平2−131815(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の左右両側部に肥料タンクを設け、こ
    れら各肥料タンクから排出される肥料を合流して施肥ノ
    ズルに導いて圃場に施肥するようにした施肥装置におい
    て、 上記各肥料タンクには、残量表示センサー、残量警報セ
    ンサー等からなる肥料センサーをそれぞれ振分けて配設
    し、 上記残量表示センサーが作動してから残量警報センサー
    が作動するように構成したことを特徴とする農作業車に
    おける施肥装置。
JP757090U 1990-01-31 1990-01-31 農作業車における施肥装置 Expired - Fee Related JPH0746099Y2 (ja)

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