JPH074594Y2 - 抵抗測定用プローブ - Google Patents

抵抗測定用プローブ

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JPH074594Y2
JPH074594Y2 JP1987106943U JP10694387U JPH074594Y2 JP H074594 Y2 JPH074594 Y2 JP H074594Y2 JP 1987106943 U JP1987106943 U JP 1987106943U JP 10694387 U JP10694387 U JP 10694387U JP H074594 Y2 JPH074594 Y2 JP H074594Y2
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JP
Japan
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resistance
measured
curved surface
measurement
probe
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JP1987106943U
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JPS6415975U (ja
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英夫 円城寺
秀人 清水
祥司 山口
浩 栗原
Original Assignee
三菱油化株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、所定の曲率半径を有する曲面部分を有する
被検出体の抵抗を測定するための抵抗測定用プローブ、
特に被検出体の厚さ方向の抵抗を測定するための抵抗測
定用プローブに関する。
[従来の技術] 従来において、所定の曲率半径を有する曲面のロール抵
抗を測定する場合には、被検出体の検出面が平面でない
ために、例えば、周知の4探針法を用いることが出来ず
に、検出面に導電性ペーストを塗布して、この被検出体
を電極として機能させることにより、測定するようにし
ていた。
[考案が解決しようとする問題点] このように、導電性ペーストを塗布する測定方法におい
ては、 (1)この導電性ペーストの塗布作業が面倒であり、こ
の塗布に手間がかかる; (2)測定に使用した試料(被検出体)の表面は、導電
性ペーストの溶剤により、侵される虞がある; (3)測定に供された試料は、その後使用することが出
来なくなる等の問題点が指摘されている。
この考案は上述した問題点に鑑みてなされたもので、こ
の考案の目的は、作業性を向上することが出来、しか
も、測定後においても、その後の使用を許容することの
出来る抵抗測定用プローブを提供することである。
[問題点を解決するための手段] 上述した問題点を解決し、目的を達成するため、本考案
に係る抵抗測定用プローブは以下のような構成を備え
る。即ち、 所定の曲率半径の曲面部分を有する被測定体に通電して
厚さ方向の電気抵抗を測定するための抵抗測定用プロー
ブにおいて、この被測定体の曲面部分の曲率半径と同一
の曲率半径を有し、前記被測定体に接触する面に導電性
ゴムが添着された曲面を備え、前記被測定体の曲面部分
に面接触可能になされた導電性金属ブロックを具備す
る。
[作用] 以上の構成において、導電性金属ブロックは、被測定体
の曲面部分の曲率半径と同一の曲率半径を有し、被測定
体に接触する面に導電性ゴムが添着された曲面を備えて
いるので、被測定体の曲面部分に面接触が可能となり、
被測定体の厚み方向の電気抵抗を測定することができ
る。
[実施例] 以下に、この考案に係わるロール抵抗測定用プローブの
一実施例の構成を添付図面を参照して、詳細に説明す
る。
第1図に示すように、被検出体としてのロール体10は、
導電性金属としてのステンレスから直径18mm形成された
円柱状の本体12と、この本体12の外周面に被覆された樹
脂層14とから構成されている。このロール体10は、例え
ば、電子複写機における用紙のフイード用のフイードロ
ーラとして用いられるものである。このようなフイード
ローラの技術分野においては、フイードする際の用紙の
静電気を確実に除去するために、上述した樹脂層14は、
体積固有抵抗が1010Ω・cmのカーボン分散ポリオレフイ
ン樹脂を用いて厚さ1mmに設定されている。
換言すれば、この被検出体としてのロール体10は、直径
20mmに設定されており、全周に渡つて一定の曲率半径を
有するように形成されるいることになる。
このようなロール体10の樹脂層14のロール抵抗を測定す
る場合には、被検出面が曲面であるため、上述したよう
に、従来の4探針法を用いることが出来ないので、第1
図及、第2図に示すような、測定用プローブ16が用いら
れることになる。
この測定用プローブ16は、第2図に示すように、プラス
チツク等の絶縁材で形成されたケーシング17の内部に導
電性金属ブロツク18が上下動可能に遊嵌され、スプリン
グ19により下方に弾発されている。
金属ブロツク18の下端は、ケーシング17の下端より僅か
下方に突出せしめると共に、下面20は、被検出面である
樹脂層14の外周面に面接触可能に、この樹脂層14の曲率
半径と同一の曲率半径の凹状部が形成され、この下面に
は、導電性粘着剤又は導電性接着剤の層21を介して、導
電性ゴム22が添着され、被検出体の曲面部分に面接触可
能な検出面23を形成している。
この一実施例においては、検出面23は、一辺が10mmとな
るように形成されており、被検出体と100mm2の面積で接
触するように設定されている。
この金属ブロツク18からは、抵抗計24の一方の端子24a
に接続され一方のリード線25が導出しており、また、こ
の抵抗計24の他方の端子24bには、ロール体10の本体12
に接続される他方のリード線26が取付けられている。
以上のように構成されるロール抵抗測定用プローブ16を
用いて、上述したような曲面からなる検出面を有する被
検出体としてのロール体10の抵抗を測定する場合につ
き、以下に説明する。
被検出体としてのロール体10のロール抵抗を測定する場
合には、先ず、測定用プローブ16の、被検出面と同一の
曲率半径を有する検出面23を、樹脂層14の外周面に当接
させる。この当接により、検出面23と樹脂層14とは、互
いに面接触することになる。
そして、他方のリード線26を、ロール体10の本体12に接
続し、この後、抵抗計24において、図示しない電源スイ
ツチを投入することにより、電流が樹脂層14を通過する
ような電圧を印加する。このようにして、抵抗計24にお
いて、樹脂層14における厚さ方向の抵抗、換言すれば、
ロール抵抗が測定されることになる。
このように、この一実施例においては、従来のロール測
定において必要とされていた導電ペーストの塗布作業が
全く不要となり、作業性が著しく向上することになる。
また、導電ペーストを必要としないことから、このよう
な測定後においても、この測定に供したロール体10を、
そのまま用いることができ、経済性が向上することにな
る。
尚、以下に、この一実施例の測定用プローブ16を用いた
場合の測定結果と、この測定用プローブ16における樹脂
層14への接触面積と同じ塗布面積で銀ペーストを塗布し
た場合の測定結果とを示す。
一実施例の場合…2.5±0.1×1010(Ω・cm) 銀ペーストの場合…3.3±1.0×1010(Ω・cm) この測定結果からも明白なように、従来のように銀ペー
ストを用いて測定した場合と比較して、この一実施例の
測定用プローブ16を用いて測定した場合は、より正確
に、且つ、数値のばらつき無く、測定出来るようにな
り、測定結果に対する信頼性も向上することになる。
この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、検出面である曲
面を、金属ブロツクの一側面にのみ形成するように説明
したが、これに限定されることなく、種々の曲率半径を
有した状態で、それぞれの曲面を金属ブロツクの複数の
面に形成するように構成しても良い。
また、上述した一実施例においては、被検出体として、
カーボン分散ポリオレフインの樹脂層のロール抵抗を測
定するように説明したが、被検出体としては何でも良
く、絶縁性材料、半導体材料、導電性材料等、その種類
を問わないものである。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、従来必要であった
銀ペーストの塗布が不要になり、測定に必要な時間を大
幅に短縮でき、かつ経費の節減、被測定体の再使用が可
能になるという効果がある。
また、プローブの曲面と被測定体の曲面との密着度が向
上し、高精度に抵抗を測定できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わるロール抵抗測定用プローブの
一実施例を、被検出体としてのロール体と共に示す斜視
図;そして、 第2図は測定用プローブの構造を具体的に示す縦断面図
である。 図中、10……ロール体、12……本体、14……樹脂層、16
……測定用プローブ、18……金属ブロツク、20……下
面、21……接着剤の層、22……導電性ゴム、23……検出
面、24……抵抗計、24a;24b……端子、25……一方のリ
ード線、26……他方のリード線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 栗原 浩 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社新素材研究所内 (56)参考文献 実開 昭55−52377(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の曲率半径の曲面部分を有する被測定
    体に通電して厚さ方向の電気抵抗を測定するための抵抗
    測定用プローブにおいて、 この被測定体の曲面部分の曲率半径と同一の曲率半径を
    有し、前記被測定体に接触する面に導電性ゴムが添着さ
    れた曲面を備え、前記被測定体の曲面部分に面接触可能
    になされた導電性金属ブロツクを具備したことを特徴と
    する抵抗測定用プローブ。
JP1987106943U 1987-07-14 1987-07-14 抵抗測定用プローブ Expired - Lifetime JPH074594Y2 (ja)

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JPS6415975U JPS6415975U (ja) 1989-01-26
JPH074594Y2 true JPH074594Y2 (ja) 1995-02-01

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JPS5552377U (ja) * 1978-09-30 1980-04-07

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JPS6415975U (ja) 1989-01-26

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