JPH0745871Y2 - 電線ヒューズ - Google Patents

電線ヒューズ

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JPH0745871Y2
JPH0745871Y2 JP1986102930U JP10293086U JPH0745871Y2 JP H0745871 Y2 JPH0745871 Y2 JP H0745871Y2 JP 1986102930 U JP1986102930 U JP 1986102930U JP 10293086 U JP10293086 U JP 10293086U JP H0745871 Y2 JPH0745871 Y2 JP H0745871Y2
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JP
Japan
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fuse
heat
sheet
fuse element
fusing
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JP1986102930U
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JPS639754U (ja
Inventor
仁 本間
Original Assignee
株式会社三英社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は溶断表示の視認性の向上を図るとともに製造を
容易にした電線ヒューズに関する。
〔従来の技術〕
従来の電線ヒューズとして、例えば、特公昭53-3065号
公報および実公昭59-6602号公報に示されるものがあ
る。この電線ヒューズはヒューズエレメントの外周に感
熱絶縁筒を設け、この感熱絶縁筒に抵抗線を巻回し、こ
の抵抗線をヒューズエレメントの両端あるいはヒューズ
端子に電気的に接続して構成されている。
この電線ヒューズは、例えば、配電線の引込線に挿入さ
れ、引込線に過電流が流れてヒューズエレメントが溶断
したとき、抵抗線に過電流が流れて溶断し、その部分で
感熱絶縁筒を変色させるものである。この変色を外部か
ら視認することによってヒューズ溶断を検出するように
している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の電線ヒューズによれば、抵抗線の溶断点
は予測することができず、そのため、例えば、点検方向
から見て絶縁筒の反対側の点で溶断が発生すると、視認
が困難になり、また、絶縁筒の外周に抵抗線を巻回して
構成しているため、製造が比較的困難であるという不都
合がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記に鑑みてなされたものであり、視認性を向
上してヒューズ溶断を確実に検出するため、複数本の表
示用抵抗線を間隔を有して配置し、かつ、製造を容易に
するため、表示用抵抗線(箔状導体、導電塗料層を含
む)を予め貼付、パターン形成等によって一体に設けた
感熱絶縁シートを巻き付けてヒューズ筒もしくはその一
部にするようにした電線ヒューズを提供するものであ
る。
以下、本考案による電線ヒューズを詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図(イ)は本考案の第1の実施例を示し、1は透明
シート1aと感熱シート1bより成る複合シートを両縁に予
め設けられた強力接着剤同志を接着させることにより形
成された外筒(後述するように感熱シート1bの裏面にニ
クロム線等の溶断表示線8を貼付している)、2は絶縁
内筒、3は弾性キャップ、4はストッパー、5はセパレ
ータ、6aは小電流溶断部を構成するヒューズエレメン
ト、6bは大電流遮断部を構成するヒューズエレメント、
7は一端においてヒューズエレメント6a,6bと溶断表示
線8の端部8aをかしめによって圧着し、他端において電
線導体(図示せず)と接続される端子、9は端子カバ
ー、10は大電流溶断部に充填された消弧砂である。
第1図(ロ)は第1図(イ)の外筒1を構成する複合シ
ートを示し、透明シート1aとテフロン、セロハン紙等の
感熱シート1bより成り、感熱シート1bの裏面に2本のニ
クロム線等の溶断表示線8を貼付して一体化したもので
あり、2本の溶断表示線8は端部8aにおいて撚り合わさ
れている。この複合シートを内筒2の外周に巻き付けて
両縁に予め設けられた強力接着剤を接着させるだけで水
密の外筒1を構成し、前述の端部8aがストッパー4の切
欠き部から端子7のヒューズエレメント挿入孔に伸びて
かしめられている。
以上の構成において、ヒューズエレメント6aあるいは6b
が溶断すると、溶断表示線8に電流が流れて発熱して溶
断する。この溶断表示線8の発熱溶断によって感熱シー
ト1bが変色するため、透明シート1aを介してそれを視認
することができ、ヒューズ溶断を検出することができ
る。尚、透明シート1aを省略し、感熱シート1Bを巻き付
けた後その上に透明パイプを設けるようにしても良い。
第2図は本考案の第2の実施例を示し、端子7にガイド
孔7aを設け、ここに溶断表示線8の撚り合せ端部8aを挿
入し、ヒューズエレメント6bの端部と一緒にかしめたも
のである。
第3図は本考案の第3の実施例を示し、端子7にピン12
を打ち込んで溶断表示線8の端部8aを固定したものであ
る。
第4図(イ)、(ロ)は本考案の第4の実施例を示し、
透明シート1aの両端より感熱シート1bが突出しており、
その端部両面に2本の溶断表示線8を一括して接続する
導電面1cが形成されている。この導電面1cが金属キャッ
プ13でかしめられると、感熱シート1bの裏面に貼付され
た2本の溶断表示線8が端子7に接続されることにな
る。
第5図(イ)、(ロ)は本考案の第5の実施例を示し、
感熱シート1bに白色の抵抗性導電パターン15を形成し、
その表面を透明シート1aで被ったものである。抵抗性導
電パターン15は感熱シート1bの両端において、15aで示
すように、裏側まで伸びるように形成されている。
この複合シートを巻き付けて第1図(イ)の内管2の位
置へ適用すると、弾性キャップ3によって圧縮されて抵
抗性導電パターン15の端部15aが端子7の一端に圧接さ
れて以上述べた実施例と同じ構成の溶断表示部を得るこ
とができる。この場合、抵抗性導電パターン15が白色で
あるため、感熱シート1bの変色が容易に認識できる。ま
た、黒色系の抵抗性導電パターンを使用するときは感熱
シートの裏面に形成すれば良い。
〔考案の効果〕
以上述べた通り、本考案の電線ヒューズによれば、複数
本の表示用抵抗線を間隔を有して配置したため、視認性
を向上してヒューズ溶断を確実に検出することができ、
表示用抵抗線を予め貼付、パターン形成等によって一体
に設けた感熱絶縁シートを巻き付けてヒューズ筒あるい
はその一部にしたため容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本考案の第1の実施例を示す説明図であ
り、第1図(ロ)は第1の実施例に使用される複合シー
トを示す説明図。第2図は本考案の第2の実施例を示す
説明図。第3図は本考案の第3の実施例を示す説明図。
第4図(イ)は本考案の第4の実施例を示す説明図であ
り、第4図(ロ)は第4の実施例に使用される複合シー
トを示す説明図。第5図(イ)、(ロ)は本考案の第5
の実施例に使用される複合シートを示す説明図。 符号の説明 1……複合シート、2……内管 3……弾性キャップ、4……ストッパー 5……セパレータ 6a、6b……ヒューズエレメント 7……端子、8……溶断表示線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒューズエレメントの溶断表示機能を備え
    た電線ヒューズにおいて、 外側の透明シートと、内側の感熱シートによって構成さ
    れ、前記ヒューズエレメントの外周に設けられた筒状部
    材と、 前記感熱シート上に貼布あるいはパターン形成によって
    設けられ、少くとも前記筒状部材の周面を一周するよう
    にその一端から他端にかけて伸びており、前記ヒューズ
    エレメントと電気的に並列に接続され、前記ヒューズエ
    レメントが溶断したとき通電を受けて発熱することによ
    り前記感熱シートを変色させる複数条の表示用抵抗導体
    を備えたことを特徴とする電線ヒューズ。
JP1986102930U 1986-07-04 1986-07-04 電線ヒューズ Expired - Lifetime JPH0745871Y2 (ja)

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JP1986102930U JPH0745871Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04 電線ヒューズ

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JP1986102930U JPH0745871Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04 電線ヒューズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS639754U JPS639754U (ja) 1988-01-22
JPH0745871Y2 true JPH0745871Y2 (ja) 1995-10-18

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ID=30975021

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JP1986102930U Expired - Lifetime JPH0745871Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04 電線ヒューズ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU4457785A (en) * 1984-07-25 1986-01-30 Westinghouse Electric Corporation High voltage fuse indicator
JPS6149949U (ja) * 1985-08-15 1986-04-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS639754U (ja) 1988-01-22

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