JPH0745588B2 - 皮革様シート材の製造方法 - Google Patents
皮革様シート材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0745588B2 JPH0745588B2 JP61243043A JP24304386A JPH0745588B2 JP H0745588 B2 JPH0745588 B2 JP H0745588B2 JP 61243043 A JP61243043 A JP 61243043A JP 24304386 A JP24304386 A JP 24304386A JP H0745588 B2 JPH0745588 B2 JP H0745588B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leather
- sheet material
- powder
- thermoplastic resin
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は乾燥状態の粒子状である皮革粉と、熱可塑性樹
脂とよりなる柔軟性のある皮革様シート材の製造方法に
関する。
脂とよりなる柔軟性のある皮革様シート材の製造方法に
関する。
(従来技術) 従来天然の皮革を粉砕して粉粒状にした皮革粉と塩化ビ
ニール等の熱可塑性樹脂とを混合し、カレンダーロール
等により加熱圧延して皮革粉が熱可塑性樹脂によって接
着連結された皮革様シート材があった。
ニール等の熱可塑性樹脂とを混合し、カレンダーロール
等により加熱圧延して皮革粉が熱可塑性樹脂によって接
着連結された皮革様シート材があった。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の皮革様シート材は天然の皮革粉が使用されている
ことから可成り天然皮革に近い性質のものであるが、熱
可塑性樹脂によって皮革粉が周囲を埋められた状態であ
るので天然皮革に対して柔らかさが不足しているという
問題点があった。
ことから可成り天然皮革に近い性質のものであるが、熱
可塑性樹脂によって皮革粉が周囲を埋められた状態であ
るので天然皮革に対して柔らかさが不足しているという
問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、皮革様シート材に柔軟性を持たせて上記の問
題点を解決するために、乾燥された皮革粉1と該皮革粉
1に対して重量比70乃至30%の熱可塑性樹脂コンパウン
ド(compound)と発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧
延して発泡シート4とする皮革様シート材の製造方法と
してある。
題点を解決するために、乾燥された皮革粉1と該皮革粉
1に対して重量比70乃至30%の熱可塑性樹脂コンパウン
ド(compound)と発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧
延して発泡シート4とする皮革様シート材の製造方法と
してある。
(実施例) 第1図は本発明によって製造された皮革様シート材の典
型的な一実施例を示すもので1は牛、馬等の皮革、その
加工屑等を乾燥状態において粉砕し、或はサンディング
等のようにして削られた50乃至250メッシュの粒子状の
乾燥皮革粉であり、2は塩化ビニール等の熱可塑性樹
脂、3は気泡である。
型的な一実施例を示すもので1は牛、馬等の皮革、その
加工屑等を乾燥状態において粉砕し、或はサンディング
等のようにして削られた50乃至250メッシュの粒子状の
乾燥皮革粉であり、2は塩化ビニール等の熱可塑性樹
脂、3は気泡である。
而して、前記の皮革粉1と該皮革粉1に対して重量比で
70乃至30%の熱可塑性樹脂2と各種の可塑材、安定材、
充填材、添加剤等を混入した熱可塑性樹脂コンパウンド
と、更に発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延するこ
とにより気泡3を内部に有する発泡シート4を形成す
る。
70乃至30%の熱可塑性樹脂2と各種の可塑材、安定材、
充填材、添加剤等を混入した熱可塑性樹脂コンパウンド
と、更に発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延するこ
とにより気泡3を内部に有する発泡シート4を形成す
る。
又、第2図は他の実施例であって、皮革粉1と共に綿、
麻、毛及び皮革繊維等の天然繊維、又はナイロン、ポリ
エステル等の合成繊維或はこの双方の繊維5を混入した
ものであり、繊維5を皮革粉1に絡ませた状態で前記熱
可塑性樹脂2で結着されるようにし、発泡シート4に引
張り、引裂等に対する強度を持たせるようにしたもので
ある。
麻、毛及び皮革繊維等の天然繊維、又はナイロン、ポリ
エステル等の合成繊維或はこの双方の繊維5を混入した
ものであり、繊維5を皮革粉1に絡ませた状態で前記熱
可塑性樹脂2で結着されるようにし、発泡シート4に引
張り、引裂等に対する強度を持たせるようにしたもので
ある。
第3図は更に他の実施例を示すものであって、先ず厚み
のある発泡シート4を形成し、これをスライスすること
により所望の厚さのシート4′としたものであり、発泡
シート4の形成時に出来るスキン層4a部分を含まないも
のである。
のある発泡シート4を形成し、これをスライスすること
により所望の厚さのシート4′としたものであり、発泡
シート4の形成時に出来るスキン層4a部分を含まないも
のである。
又、この他、発泡シート4の表面をサンディングして毛
羽面とする場合、或はシボロールによりシボ付けする場
合がある。
羽面とする場合、或はシボロールによりシボ付けする場
合がある。
第4図は更に他の実施例に係る皮革様シート材を示すも
のであり、発泡シート4に紙、布又は紙と布よりなる補
強シート6を圧融着又は接着して更に強度を高めるよう
にされたものである。
のであり、発泡シート4に紙、布又は紙と布よりなる補
強シート6を圧融着又は接着して更に強度を高めるよう
にされたものである。
(発明の効果) 本発明に係る皮革様シート材の製造方法は乾燥された皮
革粉と該皮革粉に対して重量比70乃至30%の熱可塑性樹
脂コンパウンドと発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧
延して発泡シートとしたので柔らかい感触を有する皮革
様シート材が得られるものであり、混入された天然皮革
粉及び気泡により吸湿性、透湿性、通気性を有し、又原
料の皮革粉には皮加工によって発生する削屑、裁断屑等
も利用できるのでコストの安いものとなる。
革粉と該皮革粉に対して重量比70乃至30%の熱可塑性樹
脂コンパウンドと発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧
延して発泡シートとしたので柔らかい感触を有する皮革
様シート材が得られるものであり、混入された天然皮革
粉及び気泡により吸湿性、透湿性、通気性を有し、又原
料の皮革粉には皮加工によって発生する削屑、裁断屑等
も利用できるのでコストの安いものとなる。
第1図は本発明に係る皮革様シート材の一実施例の拡大
断面図、第2図は他の実施例の皮革様シート材の拡大断
面図、第3図、第4図は更に他の実施例の皮革様シート
材の断面図である。 1……皮革粉、2……熱可塑性樹脂、3……気泡、4…
…シート、5……繊維、6……補強シート。
断面図、第2図は他の実施例の皮革様シート材の拡大断
面図、第3図、第4図は更に他の実施例の皮革様シート
材の断面図である。 1……皮革粉、2……熱可塑性樹脂、3……気泡、4…
…シート、5……繊維、6……補強シート。
Claims (1)
- 【請求項1】乾燥された皮革粉と該皮革粉に対して重量
比70乃至30%の熱可塑性樹脂コンパウンドと発泡剤とを
混合し、該混合物を加熱圧延して発泡シートとすること
を特徴とする皮革様シート材の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6736086 | 1986-03-27 | ||
JP61-67360 | 1986-03-27 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8132553A Division JP2631209B2 (ja) | 1986-03-27 | 1996-05-01 | 皮革様シート材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6310641A JPS6310641A (ja) | 1988-01-18 |
JPH0745588B2 true JPH0745588B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=13342768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61243043A Expired - Lifetime JPH0745588B2 (ja) | 1986-03-27 | 1986-10-15 | 皮革様シート材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745588B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60215878A (ja) * | 1984-04-04 | 1985-10-29 | Toray Ind Inc | 難燃性人工皮革状構造物 |
-
1986
- 1986-10-15 JP JP61243043A patent/JPH0745588B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60215878A (ja) * | 1984-04-04 | 1985-10-29 | Toray Ind Inc | 難燃性人工皮革状構造物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6310641A (ja) | 1988-01-18 |
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