JP2631209B2 - 皮革様シート材の製造方法 - Google Patents
皮革様シート材の製造方法Info
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- JP2631209B2 JP2631209B2 JP8132553A JP13255396A JP2631209B2 JP 2631209 B2 JP2631209 B2 JP 2631209B2 JP 8132553 A JP8132553 A JP 8132553A JP 13255396 A JP13255396 A JP 13255396A JP 2631209 B2 JP2631209 B2 JP 2631209B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leather
- sheet material
- sheet
- powder
- thermoplastic resin
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- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は乾燥状態の粒子状
である皮革粉と、熱可塑性樹脂とよりなる柔軟性のある
皮革様シート材の製造方法に関する。
である皮革粉と、熱可塑性樹脂とよりなる柔軟性のある
皮革様シート材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天然の皮革を粉砕して粉粒状にし
た皮革粉と塩化ビニール等の熱可塑性樹脂とを混合し、
カレンダーロール等により加熱圧延することによって皮
革粉が熱可塑性樹脂によって接着連結された皮革様シー
ト材があった。
た皮革粉と塩化ビニール等の熱可塑性樹脂とを混合し、
カレンダーロール等により加熱圧延することによって皮
革粉が熱可塑性樹脂によって接着連結された皮革様シー
ト材があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる皮革様シート材
は天然の皮革粉が使用されていることから、かなり天然
皮革に近い性質のものであるが、熱可塑性樹脂によって
皮革粉が周囲を埋められた状態であるので天然皮革に比
較して柔らかさが不足しているという難があった。
は天然の皮革粉が使用されていることから、かなり天然
皮革に近い性質のものであるが、熱可塑性樹脂によって
皮革粉が周囲を埋められた状態であるので天然皮革に比
較して柔らかさが不足しているという難があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る皮革様シ−
ト材の製造方法は、皮革様シート材に柔軟性を持たせて
上記の課題を解決するために、乾燥された皮革粉1と熱
可塑性樹脂コンパウンド(compound) と発泡剤とを混合
し、該混合物を加熱圧延して発泡シート4とす構成とし
てある。
ト材の製造方法は、皮革様シート材に柔軟性を持たせて
上記の課題を解決するために、乾燥された皮革粉1と熱
可塑性樹脂コンパウンド(compound) と発泡剤とを混合
し、該混合物を加熱圧延して発泡シート4とす構成とし
てある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る典型的な各実
施の形態に係る皮革様シート材の製造方法について詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係る皮
革様シート材の製造方法により製造される皮革様シート
材の要部を拡大して、これを断面の状態で示している。
図2は、この発明の他の実施の形態に係る皮革様シート
材の製造方法により製造される皮革様シート材の要部を
拡大して、これを断面の状態で示している。図3及び図
4は、この発明の更に他の実施の形態に係る皮革様シー
ト材の製造方法により製造される皮革様シート材の要部
を断面の状態で示している。
施の形態に係る皮革様シート材の製造方法について詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係る皮
革様シート材の製造方法により製造される皮革様シート
材の要部を拡大して、これを断面の状態で示している。
図2は、この発明の他の実施の形態に係る皮革様シート
材の製造方法により製造される皮革様シート材の要部を
拡大して、これを断面の状態で示している。図3及び図
4は、この発明の更に他の実施の形態に係る皮革様シー
ト材の製造方法により製造される皮革様シート材の要部
を断面の状態で示している。
【0006】この実施の形態に係る皮革様シート材の製
造方法は、乾燥された皮革粉1と熱可塑性樹脂コンパウ
ンドと発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延して発泡
シート4とする皮革様シート材の製造方法として構成し
てあり、より具体的には、乾燥された皮革粉1と該皮革
粉1に対して重量比70%乃至30%の熱可塑性樹脂コ
ンパウンドと発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延し
て発泡シート4とする皮革様シート材の製造方法として
構成してある。
造方法は、乾燥された皮革粉1と熱可塑性樹脂コンパウ
ンドと発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延して発泡
シート4とする皮革様シート材の製造方法として構成し
てあり、より具体的には、乾燥された皮革粉1と該皮革
粉1に対して重量比70%乃至30%の熱可塑性樹脂コ
ンパウンドと発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延し
て発泡シート4とする皮革様シート材の製造方法として
構成してある。
【0007】図1は、本発明の一実施の形態に係る皮革
様シート材の製造方法により製造される皮革様シート材
であって、ここで用いられる皮革粉1は牛、馬等の皮
革、その加工屑等を絶乾状態において粉砕し、或は、サ
ンディング等のようにして削られた50乃至250メッ
シュの粒子状の乾燥皮革粉であり、2は塩化ビニール等
の熱可塑性樹脂、3は気泡である。而して、前記の皮革
粉1と該皮革粉1に対して重量比で30%〜70%の熱
可塑性樹脂2と各種の可塑剤、安定剤、充填剤、添加剤
等を混入した熱可塑性樹脂コンパウンドと、更に発泡剤
とを混合し、該混合物を加熱圧延することにより気泡3
を内部に有する発泡シート4を形成する。
様シート材の製造方法により製造される皮革様シート材
であって、ここで用いられる皮革粉1は牛、馬等の皮
革、その加工屑等を絶乾状態において粉砕し、或は、サ
ンディング等のようにして削られた50乃至250メッ
シュの粒子状の乾燥皮革粉であり、2は塩化ビニール等
の熱可塑性樹脂、3は気泡である。而して、前記の皮革
粉1と該皮革粉1に対して重量比で30%〜70%の熱
可塑性樹脂2と各種の可塑剤、安定剤、充填剤、添加剤
等を混入した熱可塑性樹脂コンパウンドと、更に発泡剤
とを混合し、該混合物を加熱圧延することにより気泡3
を内部に有する発泡シート4を形成する。
【0008】図2は、本発明の他の実施の形態に係る皮
革様シート材の製造方法により製造される皮革様シート
材であって、前記皮革粉1と共に綿、麻、毛及び皮革繊
維等の天然繊維、又はナイロン、ポリエステル等の合成
繊維、或はこの双方の繊維5を混入したものであり、繊
維5を皮革粉1に絡ませた状態で前記熱可塑性樹脂2で
結着されるようにし、発泡シート4に引張り、引裂等に
対する強度を持たせるようしたものである。
革様シート材の製造方法により製造される皮革様シート
材であって、前記皮革粉1と共に綿、麻、毛及び皮革繊
維等の天然繊維、又はナイロン、ポリエステル等の合成
繊維、或はこの双方の繊維5を混入したものであり、繊
維5を皮革粉1に絡ませた状態で前記熱可塑性樹脂2で
結着されるようにし、発泡シート4に引張り、引裂等に
対する強度を持たせるようしたものである。
【0009】図3は、本発明の更に他の実施の形態に係
る皮革様シート材の製造方法により製造される皮革様シ
ート材であって、先ず厚みのある発泡シート4を形成
し、これをスライスすることにより所望の厚さのシート
4’としたものであり、発泡シート4の形成時に出来る
スキン層4a部分を含まないものである。
る皮革様シート材の製造方法により製造される皮革様シ
ート材であって、先ず厚みのある発泡シート4を形成
し、これをスライスすることにより所望の厚さのシート
4’としたものであり、発泡シート4の形成時に出来る
スキン層4a部分を含まないものである。
【0010】又、この他、発泡シート4の表面をサンデ
ィングして毛羽面とする場合、或はシボロールによりシ
ボ付けする場合がある。
ィングして毛羽面とする場合、或はシボロールによりシ
ボ付けする場合がある。
【0011】図4は、本発明の更に他の実施の形態に係
る皮革様シート材の製造方法により製造される皮革様シ
ート材であって、発泡シート4に紙、布、又は紙と布よ
りなる補強シート6を圧融着、又は接着して更に強度を
高めるようにしたものである。
る皮革様シート材の製造方法により製造される皮革様シ
ート材であって、発泡シート4に紙、布、又は紙と布よ
りなる補強シート6を圧融着、又は接着して更に強度を
高めるようにしたものである。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る皮革様シート材の製造方法
は、乾燥された皮革粉と熱可塑性樹脂コンパウンドと発
泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延して発泡シートと
したことによって、柔らかい感触を有する皮革様シート
材が得られるものであり、混入された天然皮革粉、及び
気泡により吸湿性、透湿性、通気性を有し、また原料の
皮革粉には皮加工によって発生する削屑、裁断屑等も利
用できることから、コストの安い皮革様シ−ト材の製造
提供ができる特長を有している。
は、乾燥された皮革粉と熱可塑性樹脂コンパウンドと発
泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延して発泡シートと
したことによって、柔らかい感触を有する皮革様シート
材が得られるものであり、混入された天然皮革粉、及び
気泡により吸湿性、透湿性、通気性を有し、また原料の
皮革粉には皮加工によって発生する削屑、裁断屑等も利
用できることから、コストの安い皮革様シ−ト材の製造
提供ができる特長を有している。
【図1】本発明の典型的な一実施の形態に係る製造方法
によって成形された皮革様シート材の拡大断面図。
によって成形された皮革様シート材の拡大断面図。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る製造方法によっ
て成形された皮革様シート材の拡大断面図。
て成形された皮革様シート材の拡大断面図。
【図3】本発明の更に他の実施の形態に係る製造方法に
よって成形された皮革様シート材の断面図。
よって成形された皮革様シート材の断面図。
【図4】本発明の更に他の実施の形態に係る製造方法に
よって成形された皮革様シート材の断面図。
よって成形された皮革様シート材の断面図。
1 皮革粉 2 熱可塑性樹脂 3 気泡 4 シート 5 繊維 6 補強シート
Claims (1)
- 【請求項1】 乾燥された皮革粉と熱可塑性樹脂コンパ
ウンドと発泡剤とを混合し、該混合物を加熱圧延して発
泡シートとすることを特徴とする皮革様シート材の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8132553A JP2631209B2 (ja) | 1986-03-27 | 1996-05-01 | 皮革様シート材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61-67360 | 1986-03-27 | ||
JP6736086 | 1986-03-27 | ||
JP8132553A JP2631209B2 (ja) | 1986-03-27 | 1996-05-01 | 皮革様シート材の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61243043A Division JPH0745588B2 (ja) | 1986-03-27 | 1986-10-15 | 皮革様シート材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08269222A JPH08269222A (ja) | 1996-10-15 |
JP2631209B2 true JP2631209B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=26408557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8132553A Expired - Lifetime JP2631209B2 (ja) | 1986-03-27 | 1996-05-01 | 皮革様シート材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631209B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0745588A (ja) * | 1993-07-28 | 1995-02-14 | Matsushita Electron Corp | プラズマ発生装置の制御方法 |
-
1996
- 1996-05-01 JP JP8132553A patent/JP2631209B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08269222A (ja) | 1996-10-15 |
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